ハインリッヒの法則 vol

ハインリッヒの法則
vol.037
H22/4/16
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1:29:300の法則と呼ばれたり、ヒヤリハットの法則とも言われていますので、聞いたこ
「忙しくてバタバタしていて、ウッカリしてしまいました。これから気をつけます。」
それでは、いつか取り返しのつかない大失敗になるのです。
それを、ハインリッヒの法則から学んでほしいのです。
とがあるかもしれません。
アメリカの技師ハインリッヒが労働災害の発生確率を分析したものです。
数字の意味は、重大災害を1とすると、軽傷の事故が29、そして無傷災害は300にな
るというもので、これをもとに「1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件の
大事にならないうちに、300件のヒヤリハットを大きな事故を防ぐためのチャンスと捉え
て対策を立ててみませんか。
気をつける、がんばる、一生懸命では、解決しないものです。
軽傷事故と300件のヒヤリ・ハットがある。」という警告として、よく安全活動の中で出てく
る言葉です。
この法則から、災害を未然に防ぐために、ヒヤリ・ハットの段階で対策を考え、実行し
ていくことが重要だと言われています。
近年は、ハインリッヒの法則を労働災害の発生のみならず、ビジネスにおける失敗発
生率としても活用されています。
例えば1件の大失敗の裏には29件の顧客から寄せられたクレーム、苦情で明らかに
なった失敗がある。さらにその裏には、300件の社員が「しまった」と思っているが外部
の苦情がないため見逃しているケースあると分析するのです。
1件の大失敗に繋がる、300件の潜在的失敗が存在し、さらに、その失敗は、必ず誰
忙しい時季ですから、ウッカリもするでしょう、仕事の疲れでボンヤリしたり、集中力が
途切れてしまうこともあるでしょう。
たとえば、普段は覚えている締切を忘れてしまうのも、この時季の疲れによるものな
のかもしれません。
だとしたら、例月の報告でも、今月に限っては、締切日を事務室の行事予定表に書く
というのはどうでしょうか。
ウッカリを防ぐことにもなりますし、もしあなたがウッカリしてしまいそうになっても周り
が気づきます。
これが「誰かが認識した失敗を、組織で共有し対策を立てること」なのです。
かが認識しているというのです。
誰かが認識した失敗を、組織で共有し対策を立てることが、1件の大失敗を防ぐため
に必要なのです。
体にたまった疲れが、ミスを誘発してしまいます。
今年の年度末から年度初めの忙しさを記録しておいてください。
毎日、何を、どこまでやったかを記録しておいてください。
「ふーん、あ、そう」で済ませないでください。
そして来年は、あらかじめ準備しておけるものを、1月から始めるのです。
疲れてるからウッカリミスが出るのなら、疲れないように仕事を平準化することも考え
年度末からずっと忙しい日々を過ごしていますね。
電話があって「昨日締切の調査物がまだなんですけど。」というのもありましたね。
ほしいのです。
体力と精神力の続く限りがんばるという姿勢は、すばらしい・・・・と自分に酔っていま
細かなミスは、いくつかありましたね。
せんか。上司のわたしはあなたのがんばりを労る気持ちになりますが、あなたに後輩が
ミスを責めるつもりはありません。
できた時に、あなたは後輩にとっては迷惑な存在になります。
しかし、そのミスを教訓にする手だてを考えてほしいのです。
あなたには、早く帰れる工夫をしてくれる先輩になってほしいのです。