第１１週： に証拠を与える証人です。証しとは、あなたが何かをするのではなく、むしろキリス 五人と五人の法則 ことです。 ：証しによって導く五人 トがあなたの内に住み、彼の愛があなたを通して流れ出ることによって自然にできる イエスが地上を（肉の体を）去り、天の栄光へお戻りになる少し前に、弟子たちに偉 大な主張、偉大な命令、そして偉大な約束をなさいました。これらは、マタイによる 福音書２８：１８∼２０にあります。これは、あなたの新しい暗唱聖句です。週末に １日目：証し かけて暗唱を始めるようにしてありましたので、もうすでにこの箇所を覚えて、書け るようになっていると思います。まだできそうにないなら、あなたの聖書を開いて、 注意深くこの節を書いてみましょう。 使徒行伝１：８、ヨハネによる福音書１５：２６∼２７を読んでみましょう。 祈りによってキリストに導く５人！ 証しを通してキリストに導く５人！ これが、５人と５人の法則です。 これからは、両手の１０本の指を使って５人と５人の法則を実践しましょう。あなた マタイによる福音書２８：１８∼２０で、イエスがご自身についておっしゃった偉大 がキリストに仕えている限り、常に５人の人々のために祈り、また５人の人々に証し な主張の横の空欄に、○印をつけて下さい。先週、祈りの偉大な力について学んだと を続けて下さい。５人のために祈り、同時に５人に証しをすることは、片手間にでき きに、この主張についても勉強しましたね。 ることではありません。 マタイによる福音書２８：１８−２０の初めの部分に、イエスが述べた偉大な主張を 「証人」という言葉は、ギリシャ語では「マトリア」と言い、英語の「マーター」 （殉教者） 見つけましたか？この同じ部分の終わりに、イエスが述べた偉大な約束にも気づきま という言葉も、このギリシャ語に由来しています。初期にキリストの証人だった人々 したか？この２つの間には、イエスが弟子たちに与えた偉大な命令があります。これ の多くは殉教しています。しかし、「証人」という言葉の根本的な意味は、証拠を与え は偉大な宣教命令とも呼ばれます。 る人ということです。 イエスは地上での伝道の働きを終える前に、弟子たちに別の約束と命令を与えられま 証しは、説教でも、聖書を教えることでもなく、証拠を与えることです。あなたは、 した。これは使徒行伝１：８にあります。この節を、今読んで下さい。イエスによると、 あなたの主、救い主としてキリストを信じました。その結果、キリストはあなたの内 クリスチャンが証しを始めるにあたって、どのようなことが必要なのでしょう？ に住んでおられます。また、キリストの御霊が、あなたを満たして下さるよう祈り続 けてきました。その結果、あなたの人格には「加えられた要素」が認められます。こ れは、あなたの周囲の人々の目には、明白です。あなたは、あなたの周りにいる人々 116 なぜ、イエスに従う者たちは聖霊を受ける必要があるのでしょう？ ヨハネによる福音書１５：２６−２７を読んで下さい。ここでは、使徒行伝１：８で 述べられているように、あなたが証しを始める前にだれとどのような関係が必要であ ると言われていますか？ 使徒行伝１：８には、聖霊の力を受けて、弟子たちが証しをするべき土地の名があげ られています。それは、彼らが滞在していた町、エルサレムから始まり、周辺の地域 へと広がりました。下の左の４つの輪を見て下さい。一番真ん中の輪には、すでに地 使徒行伝１：８とヨハネによる福音書１５：２６∼２７に基づいて、キリストの証人 名が入れられています。使徒行伝１：８での証しに関するイエスの指示に従って、他 となるために最も重要なことは何であると思いますか？ の輪の中に地名を入れて下さい。 証しについてイエスが指示された原則は、今日も同じです。下の右の図の真ん中にあ 真の神である聖霊は今日、あなたの内に生きておられますか？ なたの町の名前を書いて下さい。その外側の輪にあなたの県の名前を、３番目の輪に 国の名前を書いて下さい。右の図の一番外側の輪には、左側の図の一番外側と同じ言 葉を入れて下さい。あなたは、このように広範囲にわたって証しをすることができる のです。 117 第１１週： あなたがすでによく知っている別の箇所も読みましょう。まずエペソ人への手紙５： 五人と五人の法則 れていますか？ ：証しによって導く五人 １８、次に使徒行伝２：１３−１８を読んで下さい。ここでは、どのような比較がさ エペソ人への手紙５：１８と使徒行伝２：１３∼１８は、酒に酔うことと、聖霊によっ て満たされることを比較しています。それでは使徒行伝２：１−１８を読みましょう。 ２日目：キリストの権能 これらのクリスチャンの証しに必須な要素は何でしょう？ エペソ人への手紙５：１８、使徒行伝２：１−１８を読んでみましょう。 聖霊による満たしと書きましたか？では、下に記されている２つのことに注意して読 このテキストを使い始めてから、あなたは聖霊について、多くの聖句を暗唱してきま みましょう。もう一度、使徒行伝２：１−１８に書かれていることについて考えて下 した。ガラテヤ人への手紙５章の２つの部分は、あなたの新しい性質について述べて さい。次のどちらが正しいでしょう？ います。これらの箇所を書くことができますか？ ＿＿聖霊は、新しい内なる経験を与えたにすぎず、その経験を言葉で表現する必要は なく、ただ「静かな証人」であれば十分だったのです。 ＿＿聖霊は、人々を満たして、最初の働きをされました。それは、聖霊に満たされた人々 の証しにより、すべての人がキリストの福音を聞くためです。 （ガラテヤ人への手紙 5：16） この質問は簡単でしたね。では、次の問いに答えて下さい。お酒をたくさん飲んだ人 によく見られる現象は何でしょう？ ＿＿大変静かになる ＿＿大変雄弁になる （ガラテヤ人への手紙 5：22 ∼ 23） それでは、キリストの御霊に満たされた人に見られる現象は何でしょう？ あなたは、聖書は神の聖霊によって書かれたと述べている箇所も学びました。覚えて いますか？ここに引用してみましょう。 お酒に酔うことと、御霊に満たされることとを比較すると、わかりやすいですね。ど ちらの場合も、無口にならず、雄弁になります。あなたの内には、キリストが宿って おられ、あなたを支配しておられます。あなたの証しとは、いったいどのようなもの でしょう。 （ペテロの第 2 の手紙 1：20 ∼ 21） 118 ＿＿キリストについて語ることはないが、キリストのために生きる。 ＿＿キリストのために生きてはいないが、キリストについて語る。 価値あるものがあるのでしょうか？私はクリスチャン生活について、ほんの基本しか ＿＿キリストのために生き、また、キリストについて語る。 知りません。証しをするためには、しばらく待って、もっと聖書を学ばなくては」と。 そうではありません！ あなたがキリストについて語る方法の一つとして、あなた自身の経験で実証された聖 書の真理について語ることができます。ペテロの第１の手紙１：１８∼１９とエペソ あなたは死から生へと移されたのです。キリストの御霊はすでにあなたの内に住んで 人への手紙２：８∼１０は良い例です。この２つの箇所を覚えていますか？ここに書 おられ、あなたの祈りに応え、またあなたを常に満たして下さっています。証人とは いてみましょう。 証言を与える人であることを忘れないで下さい。キリストがあなたを通して生きてお られるのですから、あなたには証言すべきことがたくさんあるはずです。 あなたの友達のうち５人は、あなたの証しに心を開いていましたね。彼らは好奇心を 持っています。恐れてはいけません。あなたの人生に何が起こったか語ってごらんな さい。あなたが現在経験しているキリストとの歩みについて語ってごらんなさい。あ なたの証しに耳を傾ける５人の友達と話すとき、キリストについて語ってごらんなさ （ペテロの第 1 の手紙 1：18 − 19） い。さっそく今日から始めましょう。 （エペソ人への手紙 2：8 ∼ 10） ある人が、「世界一の偽善者でもなければだれも、『キリストについて他の人々に話す 必要はない。私の行為を観察すれば、私がクリスチャンであることがわかるだろう』 などとは言えないでしょう」と言いました。 話す必要がないとは、何といううぬぼれでしょう！このような人は、自尊心が傷つか ないように自衛しているのでしょう。だれでも本当に、キリストに王位を譲っている のであれば、自然とキリストについて語るはずです。 あなたは次のように反論するかもしれません。「でも、私の生活には、未信者にとって 119 第１１週： と２６：９−２０で、パウロは右の表の番号と同じ順番で４つの点について証しを述 五人と五人の法則 使徒行伝２２章を読んで、パウロの回心経験の４つの部分について述べている節の番 ：証しによって導く五人 べています。 号を正しい欄に書いて下さい。使徒行伝２６章にあるパウロの証しの記録についても 同様にして下さい。（一番上の部分は、あなたのために、あらかじめ答えを入れてあり ます） ３日目：あなたの証し ローマ人への手紙１：１６、使徒行伝２２：１∼１５、２６：９−２０を読んでみましょ う。 証しという言葉の意味を覚えていますか？それは証拠を与える人でしたね。 キリストによって変えられた人生、内に宿ってすべてを支配しておられるキリストが あなたの証拠です。その証しを口にする必要があります。 キリストがどのような方であり、何をされた方なのか、また、あなたにとって、どれ ほど大きな意味がある方なのかを人々に語る必要があります。 使徒パウロは、どのように証しをしたらよいのかを知っていました。また彼は、あら ゆる機会に、聞く意志のあるすべての人に語りました。パウロが書いた次の文章を、 声を出して読んで下さい。「わたしは福音を恥としない。それは、すべて信じる者に、 多くの未信者たちは、パウロが証しの中で語ったような内容をだれからも聞いたこと 救を得させる神の力である。」正直なところ、あなたは、パウロと同じように言うこと がないという事実に、驚かれるでしょう！それぞれ回心の経験は異なります。ですから、 ができますか？これは、このテキストの中の最後の暗唱聖句です。ただ覚えるだけで あなたがどのようにしてキリストを知ったかという証しは、個人的で独自なものです。 なく、そのように生きましょう！ あなた以外のだれにもできない証しです。だれも、そのまねをすることはできません。 聖書の中に、パウロの証しの記録が記されています。使徒行伝２２：１−１５と２６： あなたの回心の経験は独特なものでありますが、たぶんパウロの証しと同じ方法で要 ９−２０を今、読んで下さい。それぞれの場合に、パウロは彼自身の回心の経験を証 約できるでしょう。パウロの証言とあなたの証言は、だいぶ異なっているでしょうが、 拠として語っています。いずれの場合にも彼は、証しの中の４つの点について述べて あなたもパウロがしたように４つの点を含む証しをするとよいでしょう。あなたの右 います。これら４つのことは、次の表にあげられています。使徒行伝２２：１−１５ 120 手の指で数えた５人の友達を覚えていますか？彼らは、キリストについての話に耳を 貸してくれる人たちです。下の欄に、この５人の友達と分かち合うべき４つの点を書 4．クリスチャンであるということは、私にとって何を意味するか いてみましょう。 「説教をするために、十分な資料を集めなくてはならない」などと考えないで下さい。 １．キリストに従う前の私の生活と態度 証しは説教ではありません。証しは証拠を与えることです。あなた自身が回心の経験 を２−３分で話すことができれば、証しをする機会は、いくらでもあります。 だれかにあなたの経験を話してみませんか？ 2．神が自分に語りかけていることを、どのようにして知ったか 3．どのようにして私はクリスチャンになったか 121 第１１週： 五人と五人の法則 ：証しによって導く五人 ＿＿Ａ．私がだれとつきあおうと勝手です。 ＿＿Ｂ．その時点で、たまたま一緒だった人なら、だれとでもつきあいます。 ＿＿Ｃ．私は、あらゆる種類の人々と親しくなろうと思います。 パウロの友達に対する態度は、Ｃの文章に述べられているとおりです。 なぜパウロは、そのような生き方が必要であると感じたのでしょう。答える前にコリ ４日目：個人的な接触 ント人への第１の手紙９：２２−２３を読んで下さい。 マタイによる福音書９：１０∼１３、コリント人への第１の手紙９：１９∼２３、ヨ ハネによる福音書４：４０∼４１を読んでみましょう。 パウロは、すべてのことを福音−良い知らせ−のためにしました。 本当の現実主義者と言われる人がいるとしたら、パウロはその一人でしょう。彼は友 あなたも、以前はクリスチャンではありませんでした。あなたの人生をキリストにお 情を結んだ人がすべてキリストを受け入れるわけではないことを知っていました。「何 委ねしようと考えたとき、何が−また、だれが−あなたに大きな影響を与えましたか？ とかして幾人かを救うため」（コリント人への第１の手紙９：２２）にパウロは、あら マタイによる福音書９：１０∼１１を読んで下さい。人々はイエスについてどのよう ゆる種類の人々と接しました。パウロが、神の力は信じる者をすべて救うという、こ な批判をしましたか？ の真理について述べた句を覚えていますか？ここに書くことができますか？ イエスは、罪人たちと個人的に接触すれば、批判を受けることはわかっていたのに、 （ローマ人への手紙 1：16） なぜあえて罪人たちの間に入ったのでしょう。答えを書く前に、マタイによる福音書９： １２−１３を読んで下さい。 それでは、ヨハネによる福音書４：４０∼４１を読んで下さい。イエスの時代にユダ ヤ人とサマリヤ人とはお互いに軽蔑し、憎み合っていました。そしてイエスは、人間 的な家系によればユダヤ人でした。しかし、サマリヤ人がイエスを招いたとき、イエ スの反応、はどうだったでしょう？ イエスは罪人を悔い改めに導くために、この世に来られました。彼は、霊的に病んで いる人々に対して、あわれみと愛とを持っておられました。それでは、コリント人へ イエスがサマリア人とともに 2 日間過ごした結果はどうでしたか？ の第１の手紙９：１９−２１で、使徒パウロは何と言っているか読んで下さい。次の どれが、パウロの意図だったのでしょう？ 122 それでは、あなたの右手の５本の指を見て下さい。ヨハネによる福音書４：４０∼４１ に書かれているサマリヤ人と異なって、あなたの５人の友達はイエス・キリストを主 あなたが祈るとき、どれほど大きな力が働くかを教えている聖書の箇所は、どこでし として受け入れる決心をしてはいません。彼らは、キリストがもたらす生活の変化を たか 恐れていたり、あるいは古い居心地のよい生活を捨て、全く新しい生き方、愛し方を 取り人れることが、少々気恥ずしいのかもしれません。（あなたはいかがでしたか？） 興味深いことに、使徒行伝はクリスチャンの助けなしに、キリストを知るようになっ た人の例は全くあげていません！キリストは、ペテロをローマ兵のもとに送りました。 またピリポをエチオピアの高官のもとへ送りました。キリストはパウロをルデアとい う友人のもとへ、ピリピの看守の所へ、そして他の多くの人々の所へ送りました。そ して、それぞれ個人的に接触する機会がありました。 もう一度、あなたの右手を見て下さい。これらの５人は、キリストの話を聞こうとす る人たちです。あなたは彼らのために時間をかけなければなりません。あなたの生活 を彼らに見せてあげましょう。彼らが頼ることのできる愛の源は、あなたの他にはな いのです。あなたの生活を彼らと分かち合うなら、彼らは、あなたの言葉や、生活や、 考えの中にキリストを見るでしょう。あなたの内に住んでおられるキリストを外に示 すことで、彼らに大変な影響を与えることでしょう。 （マタイによる福音書 28：18 ∼ 20） 再び申しますが、生活における優先順位は、きちんと保たれなければなりません。あ なたの１週間の予定を、もう一度見て下さい。５人のお友達のための時間はあります か？もしなければ、彼らのために時間を作るように、あなたの予定を変更することが できますか？静聴の時に、このために祈って下さい。 次に、あなたの左手を見て下さい。現在はあなたの証しを聞いてくれないこの５人の 友達のために、今でも祈っていますか？祈るときに、３つの具体的な方法で祈るよう に勧めている聖書の箇所はどこでしたか？ここに書いてみましょう。 （マタイによる福音書 7：7 − 8） 123 第１１週： にとって、どういうことでしょう？ 五人と五人の法則 今、あなたが思いついた一５人と５人の救われていない友達のために祈ってくれる人 ：証しによって導く五人 5 日目：祈りと証し −は、キリストの証人としてのあなたの生活の、他の必要をも満たしてくれると思い ませんか？ はい いいえ 前に述べたとおり、クリスチャン生活についての多くのことは、教わるよりも自ら体 得するほうが効果的です。クリスチャンとしてのあなたの成長は、あなたよりも長い マタイによる福音書１８：１９∼２０、使徒行伝２：４１∼４７を読んでみましょう。 成長の過程を経てきた人との交わりのうちに、強められるでしょう。あなたが数週間 前にキリストの一つのからだ、教会について勉強したときに読んだ聖書の箇所、使徒 クリスチャン生活についてのほとんどのことは、教わるより、むしろ自分で体得する 行伝２：４１−４７を読んでみましょう。これらの初期のクリスチャンは、１人で事 ものです。マタイによる福音書１８：１９∼２０を読んで下さい。２０節では、何人 をなそうとはしませんでしたね。彼らは所有物のすべてを分かち合い、生活そのものも、 の人がキリストの名によって集まると言っていますか？ キリストのからだである他の信者たちと分かち合いました。 この「キリストのからだの生活」は、遠くから見ている未信者に、どんな影響を与え １９節には、イエスによってなされた偉大な祈りの約束が含まれていますが、どのよ ているか考えてみましょう。あなたが属している教会、キリストのからだは、未信者 うなことでしょう？ に対して証しをしていますか？ ２∼３人の人々がイエスの名によって集まるとき、イエスは彼らと共にいて下さると 約束されました。２人がイエスの名によって祈り求めるとき、彼はその折りにこたえ て下さると約束されました。あなたの両手を見て、救い主であるイエス・キリストを あなたは他のクリスチャンたちと共にいるとき、パウロがローマ人への手紙１：１６ まだ知らない５人と５人の友達を思うとき、この約束はあなたに何を教えますか？だ で述べているような大胆な発言を、自分もできそうだと思いますか？それとも躊躇し れか、あなたより信仰生活の長いクリスチャンとか、あなたと一緒に、この５人と５ ますか？その節を声を出して言ってみましょう。あなたの友達にキリストの愛を分か 人の救いのために祈ろうというような人に出会いましたか？ ち合うために新たな勇気が必要なときには、静かにこの節を繰り返してみましょう。 はい いいえ それは、だれでしょう？ あなたが祈る５人！ もしそのクリスチャンが、あなたが右手で数えた５人の友達との友情を深め、彼らに キリストを証しする方法をあなたと一緒に祈り求めてくれるとしたら、それはあなた 124 あなたが証しする５人！ もしすべてのクリスチャンが、５人と５人の法則を用いて常に１０人の人々に証しす 活様式を完全に組み替え、キリストがあなたに与える豊かな生活へと進んで下さい。 る時間をとったなら、どのような影響がこの地上に及ぶでしょうか？考えてみて下さ あなたのうちで、またあなたのために、キリストがしたいと願っておられることは、 い。 キリストのからだ、教会との関係の中にあります。あなたの個人的な祈りや証しでさえ、 あなたも、そういった人々の一人になれない理由はありません。しかし、あなたが繰 キリストのからだの働きと関係させるべきなのです。あなたがキリストの愛をもって り返し見てきたように、本当にイエス・キリストに従って、彼の愛の「河床」となる 触れる人々も、もしキリストを受け人れたなら、キリストのからだの一部分となるの ためには、あなたの生活はもう一度、組み立て直されなければならないのです。 です。キリストのからだの中では、生活のすべてが愛の関係によって結ばれます。あ なたがキリストに、生活の支配権を委ねるとき、この事実についても考えて下さい。 あなたはクリスチャンです。キリストはあなたの人生を彼の目的のために用いること を望まれます。キリストはあなたの賜物を拡大しようと願っておられます。それは、 より速い速度で、彼の愛がこの迷える混乱した世界へ流れ出るためです。 あなたの旅は始まったばかりです。あなたが学んだ聖書の箇所、あなたが暗記した節、 これらは、あなたの学びの始まりにすぎません。神の子としてのあなたの相続権、権 5 人と 5 人の法則の最も重要なことは、あなたの人生に対する価値感を、もう１度建て 利と特権について発見することは、まだまだたくさんあります。これから先も、キリ 直すことです！もはや、あなたは願望のおもむくままに、好きなところを歩き、それ ストにならう者として、日々の静聴の時を守っていって下さい！ と同時に、キリストに従うことはできません。 これは明白なことです。母親が子供を育てるとき、子供を無理に自分のスケジュール に合わせようとはしません。男の人が結婚すると、彼は花嫁を自分の独身時代の生活 にあてはめようとはしません。あなたがクリスチャンになったとき、母親の子供に対 するやり方や夫の妻に対する方法より、さらに大きく生活様式を組み替えなければな りません。 これまでの 11 週間、あなたは新しい生活様式を身につけようと努力してきました。あ なたは、このテキストを学ぶことをあなたの日課に加えました。しかし、それは単な る始まりにすぎません。キリストはあなたに豊かないのちを与えるために来られまし た。ですから、キリストがあなたの生活を支配する権利を持っておられます。キリス トの偉大な支配のもとでは、あなたが必須だと思っていたことも優先権を失うかもし れません。 そうする価値があるでしょうか？あなた自身で答えて下さい。あなたはクリスチャン になる前の生活に満足していましたか？いいえ、あなたの人生をキリストに委ねる決 心に導いたのは、その不満ではなかったのですか？ここで投げ出さないで下さい！生 125 126
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