マイスターⅩ期通信 第16号 湖南アルプスの植生~太神山周辺

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20
01
13
3
((H
H2
25
5))年
年
9
9月
月 2211 日
日
1
16
6号
号
□湖南アルプスの植生 京都大学准教授 川北篤史先生
http://chishitsu-100kei.world.coocan.jp/page016.html
滋賀県南部の大津市,湖南市,甲
賀市にまたがる地域に,湖南アルプ
スと呼ばれる山並みがあります。標
高が 400-700mとさほどの高さでも
ないのに「アルプス」と呼ばれている
のは,花崗岩のゴツゴツとした岩塊が
尾根や山腹にむき出しになっている
荒々しい地形だからでしょう。湖南ア
ルプスは,竜王山,阿星山,鶏冠山を
主峰とする山地と,その南西にある
田上山(たのかみやま)(または太神
山)を主峰とする山地からなります。こ
の山地は,白亜紀後期,今から約
8,000 万年前にマグマから固結した田上花崗岩から形成されています。
湖南アルプスの荒々しい地形は,山地内にもうけられたハイキングコースから楽しむことができます。
例えば,竜王山の麓には金勝寺という古刹があり,車でここまでやってきた後は,竜王山方面へのハイ
キングコースに沿って歩けば山腹や尾根に花崗岩からなる奇岩,怪石,巨石が目に入ります(上の写
真)。このような景観をトア(tor)と呼んでいます。
トアは岩体に形成される組織地形の一種です。岩石の集まりから
なる岩体のあるものには多くの節理が発達します。火山岩や溶結凝
灰岩には柱状節理が見られます(→屏風岩と赤目四十八滝)。花崗
岩の場合には方丈節理です。できる方向もさまざまで,規模も大き
いもの小さいものがあり,密度も場所によってばらばらです。
トアができる理由は次のように考えられます。大小さまざまな方
向の節理が発達している大きな岩体を考えて見ます。節理が密集し
ている部分では,空気や雨水にさらされたりする面積が大きいので,
風化や侵食が速く進みます。これとは反対に,節理があまり発達し
ない部分では,逆に面積が狭いのでその部分の風化や侵食は進ま
ず,そのまま岩塊として残ることになります。こうして,でこぼこした
岩塊並んだり,積み重なったりしたようなトアができるというわけです
(右の写真)。花崗岩は同じ深成岩の閃緑岩や斑れい岩に比べると石英や長石が多いため風化に強く,
方丈節理が良く発達するので,トアができやすくなります。同じように石英の多い砂岩の岩体にもしばし
ばトアが見られます。
竜王山のトアのうち,独特の形をしたものには,天狗岩、耳岩、重ね岩と呼ばれています。上の写
真に紹介したトアは,竜王山山頂の北の小ピークのもので,特に愛称はないようですが,見た限りでは
造形美ではベストでした。ちなみにこのトアの向こうには富士山のような山が見えます(下の写真)。この
山は三上(みかみ)山(近江富士)と呼ばれています。ちなみに,麓の御上神社では秋に「ずいき祭り」が
行われます。
ところ
で,鉱物
コレクター
のあいだ
では田上
山は有名
な鉱物採
集地で,
麓には田
上鉱物博
物館があ
ります。ま
た金勝寺を中心とする一帯は,天台宗ゆかりの山岳仏教文化が栄えた地であり,狛坂磨崖仏などの
磨崖仏が,あちこちに彫られています。ハイキングではトアのほかにも,こういった磨崖仏を見学する
のも楽しみの一つです。トアは時には美しい景観を生み出し,岐阜県瑞浪市の鬼岩は国の天然記念
物に指摘されています。
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/shizenkankyo/furusato/field/24.html
田上山~禿げ山から美林への回復めざす田上山~
田上山は、大津市の南部、栗東市と信楽
町に接する田上地区の山地の総称です。標
高 599.7mの太神山(たなかみやま、別称・不
動山 )を 主峰に、堂山 (384.0m )、矢筈ヶ 岳
(562.0m)、笹間ヶ岳(433.0m)、猪背山(553.3
m)など、500m級の山々が連なり随所に風
化した花崗岩が露出しています。
田上山の地質は、チャートや頁岩からなる
矢筈ヶ岳以南をのぞき全域が花崗岩を主体
としています。田上山は巨晶花崗岩(ペグマ
タイト鉱物)の日本三大産地で、トパーズ、水晶、長
石など 41 種類にものぼる鉱物の産地として知られ
ています。
植生はほとんどが貧弱なアカマツの二次林です
が、秋にはサルトリイバラ、ミヤマガマズミ、ウメモド
キ、ソヨゴ、アオハダ、ヘビノボラズ、ナツハゼなど
多くの木の実が色づきます。不動寺のある太神山
の山頂付近にはアカガシ、ウラジロガシ、モミなど
からなる自然林が、また、笹間ヶ岳や矢筈ヶ岳の中
腹以上には低海抜地では珍しいヒメコマツの自生
が見られます。一方規模は小さいが、岩礫の隙間
から湧水がしみ出している砂地や花崗岩の岩肌を
流れ落ちている小河川、比較的規模の大きな河川
の砂の堆積地には湿性立地が形成されており、そ
こにはキンコウカ、カキラン、シライトソウ、モウセン
ゴケ、イシモチソウ、ヤマトキソウ、ノハナショウブな
どの貴重な植物を含めた湿生植物群落が生育して
います。また、動物では両生類のカジカガエル、モ
リアオガエル、カスミサンショウウオ、爬虫類のイシ
ガメ、タカチホヘビなどや昆虫類のヒゲナガハバチ、
ホソバセセリ、ツマグロキチョウなど、貴重な種類が
大変多く生息しています。
奈良時代には田上山付近はヒノキの大木がうっそ
うと茂っていましたが、時の都の造営や寺院の建立
のために伐採され、はげ山化が進みました。明治に
なってオランダ人技師ヨハネス・デリーケの指導に
よる砂防ダムの設置や植林などによる治山・治水
工事がすすめられ、巨額の経費と人々の懸命な努
力によってしだいに緑が回復してきています。
田上山一帯は、独特の景観と京阪神からの交通の
便もよいため、「湖南アルプス」の名でハイカーに親
しまれていて、主なものでも6つのハイキングコースがありますが、最も一般的なコースは東海自然歩
道の不動越コースです。また、鉱物の多くの種類が田上鉱物博物館[開館不定期(見学には電話による
事前申し込み必須)]TEL 077-546-1921]に展示されており、鉱物の採集や研究には必見の博物館で
す。
三上・田上・信楽県立自然公園 琵琶湖環境部 自然環境保全課
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/shizenkankyo/furusato/park/mikami.html
この県立自然公園は、湖南地域にあって 18,177ha
の規模をもって昭和 44 年 12 月 26 日に指定されて
いますが、田上山地地区、三上山・十二坊地区、富
川・大石地区、信楽地区、その他小規模な雪野山、
平松、大池寺などの多くの公園区域が点在してい
ます。
田上山地地区は、笹間ヶ岳、八筈ヶ岳、太神山、竜
王山、阿星山、大納言、飯道山を結ぶ山稜からなる
優れた山地・丘陵景観を呈しています。つまり、湖
南アルプスと呼ばれる花崗岩の風化・侵食景観の
地域一帯であり、貴重な植物資源や人文景観をもっているところに特徴があります。 三上山・十二坊
地区は、シンボリックな山体である三上山と集団施設地区としての希望ヶ丘文化公園から構成されて
いるエリアと、東側の鏡山から十二坊にかけてのエリアに分かれます。さらに、名神高速道路を介して
北側の鏡山地区と南側の十二坊地区に分かれるが、
方向が低いなだらかな丘陵地帯が発達しています。
信楽地区は、大戸川の中流域から上流域にかけて
の山地丘陵地区で西側の田代エリア、東側の岩尾
エリア、南側の笹ヶ岳エリアで構成され、信楽高原と
称される地域の一画をなしています。特に、岩尾山
から笹ヶ岳を結ぶ花崗岩の侵食の激しい山地・山
岳景観やヒミメコマツとコメツガの特徴ある森林景観、
生物資源にも優れています。
地形・地質
この県立自然公園は、湖南地域にあって、田上山
地地区、三上山・十二坊地区、富川・大石地区、信
楽地区、その他小規模な雪野山、平松、大池寺な
ど多くの公園区域が点在しています。
雪野山地区には、中生代に巨大なカルデラをつくっ
て噴出した火山の噴出物である湖東流紋岩類が分
布しています。この主体をなすのは、溶結凝灰岩で、
山の南東では花崗斑岩の岩脈に貫かれています。
旧水口町の大池寺地区は、古琵琶湖層群の砂・泥
互層が分布しています。これは、500 万年前頃に、
三重県伊賀地域の沈降にはじまった堆積盆が次第
に現琵琶湖域に向かって移動するなかで、約 200
万年前頃にこのあたりが沈降堆積域となった頃の
河川や池沼等の低湿地に堆積した砂泥の地層で
す。また、ウツクシマツの自生地の平松地区は、そ
の数 10 万年後に礫を主体とする堆積物が供給され
るようになった時代の礫層が分布しています。
三上山・十二坊地区には、古生代末から中生代中
頃にかけてプレート運動により移動し、寄せ集めら
れて大陸縁に付け加えられたチャート、泥岩・砂岩
の岩体に、中生代末になって貫入したマグマが冷
却固結した花崗岩が広く分布しています。三上山付
近の狭い範囲には花崗岩の貫入を受けたチャート
も見られます。花崗岩は風化して真砂化し侵食され
やすく、チャートはマグマの熱で焼き固められて侵
食されにくいため、三上山は高い山頂をそびえさせ、
花崗岩地帯は低く丸みをもった高まりとなっていま
す。
田上山地地区と信楽地区は大部分が花崗岩地帯
となっていますが、鶏冠山から竜王山の北側に掛
けての地域や、猪背山周辺から西側一帯はチャート、泥岩・砂岩
が分布しています。この地域の花崗岩も風化がよく進み、古くから
森林伐採が行われていたこともあって、広大な露岩地が生じてしま
い、土砂の流出が激しく治山・治水に苦労した地域です。信楽では
古くから陶器がつくられてきましたが、原料となった粘土にはこの
風化花崗岩が混入して独特の蛙目粘土となり、信楽焼に趣を醸し
ています。この花
崗岩地帯から産
す る 窯 業 原 料と
しての長石質資源は日本有数のもので、いくつかの
採掘地が見られます。また、田上地域が荒れた露岩
地帯であった頃は、トパーズなどのペグマタイと鉱物
の産地として世界的に有名でした。現在は、治山・治
水の結果植生が回復して鉱物採取は容易ではあり
ません。
生物
1)植物
花崗岩の風化地帯が大部分を占めるこの地域一
帯の植生は、ほとんどがアカマツ林によって占められ、
尾根筋にアカマツとヒメコマツの混生林が分布してい
ます。また、山麓部の土壌が堆積し、安定した立地に
は、シイやカシの常緑広葉樹林が小面積ながら点在
しています。谷筋にはミズゴケの生育する小さな湿原
が点在しています。谷筋に点在する小さな湿原や水
が流れ落ちているような花崗岩の岩場の湿地には、
ミズゴケ類やサギソウ、トキソウなど多くの貴重種が
生育し、サギスゲやミカヅキグサ、シラヒゲソウ、キン
コウカ、ヤチスギランなど氷河期の生き残りと考えら
れる遺存植物が生育しているところも見られます。こ
のほか植物分布の特徴としては、キンコウカは当地
が南限とされており、また三上地域にヒメユズリハや
ヤマモモなど海岸性の植物が、田上地域の南部にビ
ロードイチゴやクロバイなど太平洋側の植物が生育し
ています。
また、『滋賀県レッドデータブック 2005 年版』に記載さ
れている絶滅危惧種のイトトリゲモ、オトコゼリ、クロ
ホシクサ、ヒキヨモギ、ヒモヅル、マメヅタランなどや、
絶滅危機増大種のオギノツメ、コシンジュガヤ、スブタ、
ヒトツボクロ、ヒメタヌキモ、ミカワシンジュガヤ、ヤマ
イバラ、ヤマジソ、ヤマトキソウなどの貴重植物も多く
見られます。
2)動物
この公園の哺乳類は、コキクガシラコウモリ、キクガシ
ラコウモリ、モモジロコウモリなどの絶滅危惧種が確認
されているのが特徴で、ほかに希少種のムササビ、カ
ヤネズミなどやジネズミ、コウベモグラ、ヒミズ、yニホ
ンザル、アカネズミ、ヒメネズミ、タヌキ、キツネ、テン、
アナグマ、イノシシなども確認されています。また、外
来種のアライグマ、チョウセンイタチも確認されていま
す。
鳥類は、留鳥ではカイツブリ、オシドリ、ミサゴ、オオタ
カ、ツミ、ハイタカ、ノスリ、クマタカ、ヤマドリ、イカルチ
ドリ、アオバト、フクロウ、ヤマセミ、カワセミ、アオゲラ、
アカゲラ、オオアカゲラ、カワガラス、ミソサザイ、トラ
ツグミ、セッカ、コガラ、アオジ、クロジ、コジュケイ、夏
鳥ではササゴイ、チュウサギ、ハチクマ、サシバ、コチ
ドリ、ツツドリ、ホトトギス、アオバズク、ヨタカ、コシア
カツバメ、サンショウクイ、コルリ、クロツグミ、ヤブサ
メ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、サンコウチ
ョウ、春と秋の渡りの途中に立ち寄る旅鳥ではキアシ
シギ、メボソムシクイ、冬鳥ではカヤクグリ、ルリビタ
キ、キクイタダキ、ゴジュウカラ、ウソ、ベニマシコ、シ
メなどが見られます。
両生類はイモリ、ニホンヒキガエル、アマガエル、タゴ
ガエル、アカガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、
ダルマガエル、ウシガエル、ツチガエル、シュレーゲ
ルアオガエル、モリアオガエル、カジカガエルなどが、
爬虫類はスッポン、クサガメ、イシガメ、トカゲ、ジム
グリ、シロマダラ、ヒバカリ、ヤマカガシ、マムシなど
が生息しています。
昆虫類は、絶滅危機増大種のキノボリトタテグモなど
や、希少種のオオイトトンボ、ネアカヨシヤンマ、オグ
マサナエ、コノシメトンボ、オビジガバチグモなど、分
布上重要種のシガラキオサムシ、オオセンチコガネ
などの貴重種が確認されています。
魚類は、田上山南麓を流れる信楽川ではアユ、アマ
ゴ、カワムツ、オイカワ、タカハヤ、カマツカ、シマドジ
ョウ、アジメドジョウ、アカザ、ヨシノボリ、カワヨシノボ
リ、カジカなどが、大戸川ではスナヤツメ、ギンブナ、
コイ、ヌマムツ、タカハヤ、ムギツク、シマドジョウ、ド
ジョウ、ギギ、ナマズ、アカザ、アユ、アマゴ、ドンコ、
カワヨシノボリ、カジカ、メダカなどの生息が確認され
ています。
菌根菌(きんこんきん、mycorrhizal fungi)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8C%E6%A0%B9%E8%8F%8C
菌根を作って植物と共生する菌類のことである。土壌中の
糸状菌が、植物の根の表面または内部に着生したものを菌
根と言う。共生の形態から植物の根を包み込み鞘状の菌糸
を形成する外生菌根菌と、根の内部で伸長する内生菌根菌
に大別される。いつから共生が始まったのかは不明だが、4
億年前の化石から発見されたとの報告がある。
菌根菌は、土壌中に張り巡らした菌糸から、主にリン酸や
窒素を吸収して宿主植物に供給し、代わりにエネルギー源と
して共生主となる植物が光合成により生産した炭素化合物を
得ることで、菌自身が成長する。多くの菌根菌は共生植物に
対し明確な成長促進効果があり、実際に、菌根菌を取り除い
た土壌で栽培した植物は生育が悪くなる傾向にある。
特定の植物とのみ共生をする種もいれば、アーバスキュラ
ー菌根の様に多くの植物と共生を行う種もいる。森林の地上
に発生するキノコは、多くが菌根菌である。主なものは、マツ
タケ、アミタケ、ショウロ等がある。これらの例は宿主がすべて
マツだが、コナラやシラカバが宿主のものもいるし、様々な木
と菌根を作るものもある。なお、高級食材として知られるトリュ
フやホンシメジも菌根菌である。腐生菌と比べて、人工栽培
が難しい。
ダイズなどのマメ科植物では、1888 年に根粒菌との共生関
係が証明されている。ラン(蘭)の人工栽培においては、菌根
菌の人工接種を行い増殖速度向上に好成績を得ている。植
物から発せられる共生菌を引き寄せる物質の解明も進んで
いる。
一口メモ
1.川北先生による太神山の植物観察は天候にも
めぐれ楽しかったです。
2.今日は余裕ある行程で、時にはこんな行事も
よいと思います。
3.先生の解説は植木以外にもキノコや虫など幅
広く、興味深いお話ばかりでした。植物と菌の
共生はいつも不思議でおどろかされます。
4.手術後 1 週間で皆に付いて行けるか心配して
いたが、キノコを始め草木について楽しく説明
を聞くことが出来ました。川を渡れなかったの
が少し残念。
5.太神山の自然観察は二回目でしたが、毎回楽
しく参加させて頂いています。来年の夜叉ヶ池
の観察を楽しみにしています。
6.バスの中にて、マイスターの方々の物知りに
感心しきり。今日はウメモドキを覚えます。
7.バス降りてから、2年前来た事を思い出した。
モウセンゴケは流されてなかったが、ミミカキ
グサは残っていた。キノコの学習も久し振り。
植物観察しながらゆっくり散策できてよかった。
8.ブラシの木からはじまって、ツバキの実まで
先生の話に引き込まれました。
9.植物が生き残る為、菌との共生はなくてはな
らないこと。それぞれに自分に合った菌を選び、
又菌にとっても大事なこと、色々知りました。
若い先生の情熱が伝わってきました。ありがと
うございました。
10.ハイイロチョッキリ、ミミカキグサ、モウセ
ンゴケの食虫植物、キノコ類他、好天気のもと
共生関係の植物観察が出来良かった。夜叉ヶ池
については来年度、再度挑戦することにします。
11.お天気も良く、川北先生もよく、若がえる気
分にさせていただいて本当良い観察会でした!
キノコと樹木の共生、不思議な関係も勉強にな
りました。
12.植物と昆虫などとの共生について、先生の熱
心な説明を聞き、生物界の図り知れない不思議
さに感動した。
13.初秋の森の散策はとても気持良かったです。
草木、キノコ、石 etc、新しい発見がありました。
14.楽しみにしていた夜叉ヶ池が変更になり、太
神山(たなかみやま)大津市に行き、川北先生
の案内で山中行きました。つい菌類に片寄り勝
ちな私でしたが、多くの植物も教えて頂き、実
りの多い日でした。ありがとうございます。
15.川北先生の可愛いさに、みとれての楽しい自
然観察でした。梅もどきあり、ブラシの木、ミヤ
マママコナ、ムラサキミミカキグサやきのこの菌
糸について等々、いろいろ教わりました。オラン
ダ砂防ダムの記念撮影は思い出の一枚です。あり
がとうございました。
16.川北先生の学者ぶりがとてもおもしろかったで
す。
17.自分の息子と同世代の若い先生の説明も解かり
やすく良かったです。来年はぜひ夜叉ヶ池に・・・
楽しみにしています。
18.植物と菌類の共生について実物を見てよくわ
かりました。植物の生き残る為の進化に感心しま
した。
19.天神川の川沿い歩きはすばらしい。オランダ
堰堤から流れ落ちる水が気持ち良かった。
20.今日は秋晴れの中、瀬田川の上流=天神川に
沿って自然観察を楽しみました。道端で出会う、
草花を川北先生にていねいに説明して戴きまし
た。ありがとうございました。
21.教室内の講座と異なり、屋外での観察は歩き
乍らの会話もあって親睦になった。川北先生のお
話も良かった。
22.観察で廻る時間が短いようで物足りなかった。
内容は興味深かった。そこでしか見ることので
きないようなポイントがなかった。
23.行き先変更になり、時間も短く少々消化不良
です。
24.植物の根子とキノコの菌根とが共生している
とは、土の中の世界もふしぎなことばかり。
25.台風の影響で観察地が変更になりましたが、
沢山のきのこやミミカキグサ、ママコナ等を見る
事が出来ました。次回、夜叉ヶ池を楽しみにして
います。
26.前回の講義をベースとして、今回は花崗岩の貧
栄養土壌に生きる、きのこ、植物などが観察でき、
大いに参考となりました。
27.花崗岩質で貧栄養の太神山周辺に生える植生を
教えていただきました。樹木と菌類の共生関係や
食虫植物のミミカキグサの穂虫網の観察、他の植
物に寄生して養分を吸収するミヤマママコナな
ど興味深かったです。
28.前回は JR と路線バスを乗り継いで来た太神山
でしたが、今回は観光バスの自然観察。台風大雨
の痕跡があちこちに見られる中、菌類の生態の復
習をして、根粒菌と植物とが共生し合う生命力を
改めて感心した。食後は少しサボってドングリ拾
いに興じてしまいました。楽しい一日でした。あ
りがとうございました。
29.台風 18 号のつめ跡の残る川沿いの道をゆった
りと散策することができた。今回は特に植物と菌
類の共生関係について学んだ。未知の世界でとて
も興味深かった。きのこの学習を今後とりあげて
ほしいと思います。講師の先生は若くてさわやか
でとてもわかりやすかった。
30.イグチ、ベニタケなど、樹木との根粒菌によ
る共生、ミヤマママコナの半寄生根など、植物と
菌 類
の 不
思 議
な 関
係 を
学びました。大変興味深かった!
31.太神山の花崗岩からなる土壌に生える植物を中
心に説明して頂いた。いつもながら植物の生命力
に感心します。モウセンゴケ、ミミカキグサ、ム
ラサキミミカキグサ、ママコナには初めて出会っ
た。