海外留学だより 目次 - 公益財団法人 内藤記念科学振興財団

海外留学だより 目次
ロサンゼルス留学記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・赤池 徹 ・・・・・・86
海外研究留学という異文化体験 ・・・・・・・・・・・・・・・小野 昌弘 ・・・・・・87
ダラス研究留学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水野 正樹 ・・・・・・88
ボストン留学便り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水沼 正樹 ・・・・・・89
女性研究者として ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吉田 三穂 ・・・・・・90
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海外留学だより
ロサンゼルス留学記
Department of Anesthesiology,
University of California, Los Angeles
博士研究員 赤池 徹
この度私の海外研究留学に助成して頂き、誠
にありがとうございました。
私は、横浜市立大学大学院医学研究科循環制
御医学(石川義弘教授)で博士号を取得後、2009
年 4 月からアメリカ カリフォルニア州ロサンゼ
ルスにあるカリフォルニア大学ロサンゼルス校
のYibin Wang 教授の研究室に留学しています。
こちらに来て1年が経過し、ようやく生活に慣れ
てきたところです。
ロサンゼルスはニューヨークに次ぐ、アメリカ
第二の都市で、様々な人種、文化が入り乱れてお
り、多様性に溢れています。また、1年を通して
温暖な気候に恵まれ、大変過ごしやすい場所で
す。大学周辺には多くの観光名所があり、休日の
予定には全く困りません。西に行けばサンタモニ
カ、マリブ等の風光明媚なビーチが、東に行けば
高級住宅街のビバリーヒルズ、映画産業のメッカ
であるハリウッドが、さらに東に行けばリトル東
京、チャイナタウン、コリアンタウンが、北に行け
ばゲティ・センター、ゲティ・ビラ等の美術館が
あります。またユニバーサルスタジオやディズ
ニーランド等のテーマパークや、ハイキングやス
キーを楽しめる場所もあり、インドア、アウトド
アすべてのアクティビティが揃っているといって
も過言ではありません。
私が本研究室にお世話になることになった
きっかけは、大学院時代の指導教官であった現
早稲田大学大学院生命医科学科生命理工学部の
南沢 享教授から同門であったWang 教授を紹介
していただいたからです。本研究室のトピックは
心不全の分子機序を様々な視点から解明するこ
とであり、私にとって大変興味深い研究分野で
した。なぜなら、私は小児循環器医として、多く
の心不全患者の診療に従事してきたからです。そ
の後私は大学院で先天性心疾患の病態に大切な
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動脈管と呼ばれる胎生血管の研究を行い、生理
的な心臓や血管の収縮に重要な役割を果たして
いるカルシウムチャンネルや生体内の様々な調
節を担う物質であるcAMP と動脈管との関係に
ついて調べてきました。そこで、これらの研究で
培った知識や技術を生かすことができると考え
たからです。ただ、研究内容だけではなく、インタ
ビューをかねて研究室を見学しに行った時の
Wang 教授を含め研究室のメンバーがフレンド
リーで、研究室の雰囲気が大変良かったことが最
終的な決め手でした。
現在私はWang 教授らが同定した心筋に特異
的 な 脱 リ ン 酸 化 酵 素 で あ る protein phosphatase2Ce の機能解析を行っています。この酵
素は細胞内のカルシウム貯留に関わる筋小胞体
に存在し、細胞内のカルシウム調節に重要な役
割を持っています。またこの酵素はcAMP のシグ
ナル伝達とも深く関与しており、私が本研究を遂
行するにあたり、これまでの経験が大変役に立っ
ております。さらに新しい技術を習得したり、第
一線で活躍されている方々の講演を拝聴したり
する機会も多く、充実した研究生活を過ごして
おります。
最後に、内藤記念科学振興財団からこのよう
な有意義な研究留学に多大なご支援を頂き、心
より御礼申し上げるとともに貴財団の益々のご
発展をお祈り申し上げます。
(2008 年度 海外研究留学助成金)
前列左が筆者
海外留学だより
海外研究留学という異文化体験
University College London,Institute of Child Health
博士研究員
小野 昌弘
私はいま、イギリス、ロンドンの中心部にある
University College London で研究しています。
ロンドンで生活してみると、イギリス人の感覚
は、思ったより日本人に近いように感じます。日
本人の欧米のイメージの源泉であるアメリカ人
像とは違って、イギリス人たちに表面的な陽気さ
はなく、概して控えめで内気です。普段の会話で
も、お互いの考えている事を慮り、相手が思うと
ころを汲み取ってくれることを期待して話しま
すので、昔の日本に住んでいるようにさえ感じま
す。
そんなことを考えながら地図を眺めてみると、
ユーラシア大陸を真ん中においてイギリスは日
本と好対照をなす島であることに気づきます。両
国間に感じる共通点の源泉は、こうした地理的
な特徴にあるのかもしれません。なぜなら、地理
的な制約は、他国(他者)との交流の歴史をある
程度規定するからです。
ロンドンは賑やかな大都市で、想像以上に多
国籍社会です。研究所にも、欧州各地から研究者
が集まっており、EU の経済的・文化的首都であ
ることを実感します。次に多い外国人は、インド
人であり、
東アジア人は思ったよりも少ないです。
最近日本人の海外留学生が減っていることが話
題になりましたが、確かに中国、韓国に比しても
日本人の存在感は随分低いです。
日本とイギリスの違いで最も大きいと感じる
ことは、外国人に対する関係です。歴史的経緯も
あるのでしょうが、イギリス人たちは外国人に対
して寛容です。ごく普通の街の人たちが、外国人
を等しく人間として扱おうと意識して実践して
いることを、日本人は素直に見習うべきだと思い
ます。それは、違いがあっても違いを異文化とし
て一定の敬意を払い、相手を人間として交流す
るということです。そういう中で初めて、相手の
立場の認容しつつ、自分の立場を適切に主張す
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るという、人間関係と外交の基本が身に付いて
来るのだと思います。
大学人は、こうした異文化受容の度量を学問
の場でも実践しています。むしろ、異なる考え方
の土台に良質の研究をすることが理想のようで
あり、違う文化・言葉をもつことは強みです。私
自身の研究も、日本ではあまり理解されませんで
したが、こちらでは方々で大変評価が高く、その
落差に戸惑うほどです。こうした異文化受容の度
量と、個人を尊重する文化のよい面が、若手の創
造性を尊重することで、新しい科学を創り出す土
壌を用意しているのでしょう。実際、ロンドンで
は、学際的研究などの新しく意欲的な試みをし
ているひとたちが多いです。このような新しい試
みは、日米中心の『最先端』の研究とは違い、まだ
有名雑誌には載っておらず、地味ですが、内容は
多様で裾野が広く、歴史に根ざした欧州の底力
を感じます。こうして日本人が知らないうちに、
欧州では新しい科学にむけた独自の土台作りが
着々となされています。一方日本は、過去の成功
体験と北米的な価値観に囚われて、先進国であ
ると錯覚しているあいだに、その実情は絶望的な
までに立ち後れてしまったように思います。これ
は昨今の経済状況と重なってみえます。
そのような中で、この地で研究する機会を得ら
れたことを感謝しております。海外研究留学助成
の恩に報いるべく、新しい創造的な研究を進めて
行きたいと思います。ありがとうございました。
(2008 年度 海外研究留学助成金)
海外留学だより
ダラス研究留学
Departments of Physical Therapy and Internal Medicine,
University of Texas Southwestern Medical Center at Dallas
博士研究員 水野 正樹
私はこのたびアメリカ テキサス州ダラスに
あるテキサス大学サウスウェスタンメディカル
センターへ留学する機会に恵まれました。テキ
サスと聞いて思い浮かべるのは、カウボーイ、
荒野でしょうか?残念ながら、普段の生活では
これらのイメージと遭遇することはありませ
ん。ダラス(周辺都市を含む)は、人口 500 万
人を超える全米でもトップクラスの大都市で
す。一方で、ダラスから1時間も車を走らせれ
ば、起伏に富んだ日本とは対照的に、牧場、綿
畑、石油採掘を中心とした広大な大地が広がり
ます。
私が所属するサウスウェスタンメディカルセ
ンターはテキサス大学システムに属し、これま
で4人のノーベル賞受賞者を輩出する全米でも
有数の大学です。驚くべきはその大きさで、付
属する病院施設等を含めると東京ドーム約 20 個
分の広さのキャンパスを保有しております。そ
の広大なキャンパスにおいて、私は Dr. Jere H.
Mitchell と Dr. Scott A. Smith が主催する研究
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キサン(テキサス人の意)の技官2名、ガーナ
人の秘書1名と、年齢から国籍までバラエティ
に富んだアメリカらしいメンバー達に囲まれて
います。
私の研究内容は、心不全や高血圧等の循環器
疾患に観察される運動時における循環調節異常
です。循環器疾患ですから、心臓や血管の異常
が関与していると考えられてきました。しかし
ながら、近年では循環を制御する中枢、すなわ
ち脳における機能異常が関与している可能性が
示唆されており、そのメカニズムを明らかにし、
新しい治療戦略の開発に向けて研究を行ってお
ります。ダラスでの研究生活も 1 年が経とうと
しておりますが、実験も軌道に乗り始め、論文
投稿に充分なデータを得ることが出来ました。
未だ言葉の壁を感じる事が少なくありません
が、大変有意義な時間を過ごすことが出来てお
ります。
このような貴重な研究留学をサポートして頂
きました内藤記念科学振興財団に心より感謝申
し上げると共に、貴財団の益々のご発展を祈念
致します。
(2008 年度 海外研究留学助成金)
室に所属しております。Dr. Mitchell
は運動時における神経性循環調節分野
における世界的権威であり、80 歳を過
ぎた現在でも、意欲的に研究に取り組
んでおられます。Dr. Smith は、当該
分野を牽引する新進気鋭の若手研究者
の1人であります。非常に陽気な性格
で、話し始めると止まりません。毎週
金曜日に行われる昼食を取りながらの
研究室ミーティングでは、Dr. Smith
以外のメンバーが食べ終わっても、彼
の皿の上には殆ど手がつけられていな
い食事が残っている程です。その他の
研究室の構成員は、私を含む博士研究
員2名、メキシコ人と御歳 73 歳のテ
Dr. Smith の家族とともに、後列右から4人目が筆者
88
海外留学だより
ボストン留学便り
Joslin Diabetes Center,
Harvard Medical School
Visiting Scientist
水沼 正樹
私は 2009 年3月よりアメリカ マサチュー
セッツ州ボストンにあるハーバードメディカル
スクール・ジョスリン糖尿病センター、K.
Blackwell 教授のもとで研究をする機会に恵ま
れました。
ボストンは、米国の東北部に位置し、ニュー
イングランド地方最大の都市です。冬が大変厳
しいことと高い家賃であることを除けば、古都
京都を思い出すような歴史のある綺麗な町並み
が広がり、治安も大変よく住みやすい町です。
また、ボストンには MLB(レッドソックス)、
NBA(セルティックス)などのアメリカンプ
ロスポーツが一通りそろっており、ボストン美
術館、ボストン交響楽団、ボストンバレーなど
数多くのエンターテイメントも楽しめます。
ジョスリン糖尿病センター周辺にはハーバー
ドメディカルスクールの本校をはじめ数多くの
外郭機関が集まっており、ロングウッドメディ
カルエリアと呼ばれています。本センターでは、
ランチタイムに週3度の公開セミナーが開催さ
れ、最先端の情報を入手することが可能です。
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Blackwell 研究室は、現在ポスドク4名、学生
3名、ラボマネージャー1名、秘書1名とボス
の 10 名で構成されており、7割が女性という
こともあってか、とてもアットホームな雰囲気
なラボです。私は線虫を用いた老化・寿命研究
に従事しております。日本では、広島大学にて
酵母を用いて解析を行ってきましたが、その研
究過程から老化・寿命という問題に到達しまし
た。これを契機に、酵母で見出された事象が多
細胞生物でも普遍性があるのか試してみたい、
また多細胞生物を用いて老化・寿命研究をした
いと思い、多細胞動物としての基本的体制を備
え、実験動物としての様々な利点がある線虫を
実験系に用いることにしました。ボスや同僚に
恵まれたため、線虫研究初心者である私ですが、
比較的短期間で一通りの技術を習得することが
できました。さらに、酸化ストレス応答や寿命
制御に重要な機能を持つ転写因子 SKN-1 の制
御に関わる新規因子を同定することに成功しま
した。今後、寿命制御における新規因子の機能
が明らかにされることが期待されます。
最後になりましたが、このような素晴らしい
環境で研究に没頭できる機会を与えてください
ました内藤記念科学振興財団のご支援に心より
感謝申し上げると共に貴財団のますますのご発
展を祈念致します。
(2008 年度 海外研究留学助成金)
ラボの同僚の婚約パーティにて、最後列の中央が筆者
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海外留学だより
女性研究者として
Department of Neurobiology and Physiology,
Northwestern University
博士研究員 吉田 三穂
まず始めに、私の海外研究留学に対し、内藤記
念科学振興財団から助成をして頂き深く感謝の
辞を申し上げます。
私は2009 年の春からアメリカのイリノイ州に
あるノースウエスタン大学に留学しております。
私が働いているキャンパスはシカゴ市中心から
20 キロほど北に位置するエバンストンという市
にあり、近代的な建築が立ち並ぶシカゴとは対照
的に、閑静な住宅地には緑が溢れており野生の
リスやウサギなども多く見かけます。冬になると
キャンパス沿いにあるミシガン湖が凍り付き気
温がマイナス20 度近く下がる事もありましたが、
無事厳しい冬を越すことができ、お陰さまで今は
新たな気持ちで2年目を向かえております。
私の専門分野は脳神経科学ですが、ノースウ
エスタン大学には神経生物・生理学に特化した
学科があり、30 以上もの研究グループが存在し
ます。学科主催のセミナーも週1回と頻繁に開
かれており、共同研究や実験機器の共有など他
研究グループとの壁は薄いように感じられます。
私が所属している研究グループは直属のボスで
ある Xiaorong Liu 博士を含め4人と少数です
が、さらに大きな研究グループの一部でもありま
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幅広い視野、海外での研究者のつながりの獲得
は留学目的の1つ1つでしたが、私にとってさら
に貴重な体験をこの度の留学で得ることができ
ました。それは、女性研究者として今後どのよう
にあるべきかを深く考えさせられる出来事でし
た。Liu 博士は既婚の女性研究者ですが、私が留
学をしてから数ヶ月後に彼女のお腹に新しい生
命が宿っている事を知りました。身重な体で研究
室に顔を出し、私の研究の進み具合や論文の執
筆具合の確認も怠らず、気づけば出産の数日前
まで研究室に足を運んでおり、秋の終わり頃には
無事赤ちゃんが産まれました。出産後しばらくの
間はメールで研究についてのやりとりをしまし
たが、約1ヶ月後には研究室に復帰されました。
私のもう1人のボスにあたり、Liu 博士の旦那さ
んでもあるJianhua Cang 博士と交代で赤ちゃん
の面倒を見たり、自国から両親を呼んで両親の
助けも借りたりしながら子育てと研究を両立し
ている姿を目の当たりにしました。結婚後も出産
後も可能であれば研究を続けていきたいと思う
私にとっては勇気づけられる出来事でした。その
ような中、留学後に行ってきた研究の1つがまと
まりつつあり、2010 年5月にはアメリカの視覚眼
科学会で発表することができました。
このような貴重な経験の全てが、皆様のご援助
のお陰だと感謝の気持ちでいっぱいです。重ね重
ね、厚く御礼申し上げます。最後になりましたが、
皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
(2008 年度 海外研究留学助成金)
すのでボスが2 人いるようなものです。
そのような環境の中、私は神経活動や
神経栄養因子が視覚情報を処理する神経
回路の発達にどのように影響を与えるか
について、遺伝子改変マウスを用いて研究
を行っています。私が関係しているグルー
プは私が今までに行った事が無い実験技
術を多く持っており、一つ一つの神経細胞
の活動を記録することから、マウスの視力
の測定まで幅広い解析が可能です。そのよ
うな新たな実験技術の習得や世界中の研
究者と満足に討論できる語学力の習得、
左から3人目が筆者
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