平成12年3月期 決算短信(連結) 上場会社 平成12年5月25日 兼 松 株 式 会 社 上場取引所 東 大 本社所在都道府県 東京都 コード番号 8020 問合せ先 責任者役職名 東京本社主計部長 氏 名 重 元 和 夫 決算取締役会開催日 平成12年5月25日 名 TEL(03)5440−8880 1. 平成12年3月期の連結業績( 平成11年4月1日 ∼ 平成12年3月31日 ) (1) 連結経営成績 (百万円未満切り捨て) 売 上 高 営 百万円 業 利 % 12年3月期 1,407,921 (△ 36.0 ) 11年3月期 2,198,359 (△ 32.4 ) 当 期 純 利 益 百万円 益 経 常 百万円 % 14,507 ( △ % 2,560 ( − ) 7,547 ( − ) 1株当たり 潜在株式調整後 株 主 資 本 総 当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 経常利益率 % % % 円 銭 円 銭 12年3月期 △12,446 ( − ) △ 47 61 − △ 201.5 11年3月期 △41,536 ( − ) △ 142 89 − △ 187.4 ②有価証券評価損益 益 百万円 381.1 ) 3,015 (△ 87.0 ) % (注)①持分法投資損益 12年3月期 利 39百万円 11年3月期 資 本 売 上 0.2 △ 0.2 0.5 △ 0.3 △4,275百万円 3,420百万円 デリバティブ取引の評価損益につきましては、現在作成中であります。 ③会計処理の方法の変更 無 ④売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率 (2) 連結財政状態 総 資 産 株 主 資 本 百万円 株主資本 比率 百万円 1株当たり株主資本 % 円 銭 12年3月期 884,504 11,542 1.3 44 16 11年3月期 1,244,204 808 0.1 2 78 (3) 連結キャッシュ・フローの状況 営業活動による 投資活動による 財務活動による キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 百万円 12年3月期 百万円 24,963 11年3月期 △ (5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況 連結(新規)14社 (除外)44社 高 百万円 121,673 − (4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項 連結子会社数 96社 持分法適用非連結子会社数 末 残 百万円 67,319 − 現金及び現金同等物 期 67,997 − 24社 − 持分法適用関連会社数 59社 持分法(新規)14社 (除外)35社 2. 平成13年3月期の連結業績予想( 平成12年4月1日 ∼ 平成13年3月31日 ) 売 上 高 経 百万円 中 通 間 常 利 益 百万円 当 期 純 利 益 百万円 期 580,000 3,000 200 期 1,200,000 10,000 1,500 (参考)1株当たり予想当期純利益(通期) 5 円 47 銭 高 企 業 集 団 の 状 況 兼 松 株 式 会 社 当企業集団は、当社を中心として、多種多様な商品の売買を国内及び海外で行うことに加え、取引に関連する商品の製造、 事業投資、各種サービスの提供などの事業を行っております。 かかる事業を推進する関係会社は、海外現地法人 15 社、海外関係会社 108 社、国内関係会社 112 社の合計 235 社で あり、事業の系統図は以下のとおりであります。 (主要な子会社・関連会社名) 食 糧 機 械 ・ ・ 食 電 品 19 社 Kai Enterprises, Inc. 兼松食品㈱、日本リカー㈱、兼松フルーツ㈱ 兼松アグリテック㈱ ㈱兼松ケージーケイ、日本オフィス・システム㈱ 兼松コンピューターシステム㈱ 兼松セミコンダクター㈱、兼松エレクトロニクス㈱ メモレックス・テレックス㈱、ユニダックス㈱ 子 67 社 化 学 品 ・ 紙 パ ル プ 11 社 燃 料 13 社 兼松石油販売㈱、兼松石油瓦斯㈱、兼松油槽㈱ ケージーベラウ石油開発㈱ ケージーウィリアガール石油開発㈱ 鉄 鋼 ・ 住 宅 建 材 41 社 兼松トレーディング㈱、兼松都市開発㈱ 都築コンクリート工業㈱ 兼松日産農林㈱、ホクシン㈱ 繊 維 38 社 P.T. Century Textile Industry 兼松繊維㈱、㈱クラブモナコ・ジャパン 兼松羊毛工業㈱ 他 31 社 Central Air & Sea Service (USA) Inc. ㈱ケーアイティ、㈱セントラルエクスプレス 兼松総合ファイナンス㈱ 人 15 社 Kanematsu USA Inc.、Kanematsu (Hong Kong) Ltd. Kanematsu GmbH、Kanematsu Europe Plc Kanematsu (Thailand) Ltd. Yokohama Tyre Australia Pty.Ltd. 兼松ウェルネス㈱、兼松化成品㈱ 兼 松 株 式 会 社 そ 海 の 外 現 地 法 (1) 兼 松 株 式 会 社 なお、当社「構造改革計画」に基づき、当社の強みが発揮できる得意分野への業務の絞り込みを行ったことにともない、 大幅な組織改編を行った結果、4月1日以降の事業の系統図は下記のとおりとなっております。 (主要な子会社・関連会社名) 食 料 I T 19 社 42 社 兼 Kai Enterprises, Inc. 兼松食品㈱、日本リカー㈱、兼松フルーツ㈱ ニッポン食品㈱、兼松アグリテック㈱ 日本オフィス・システム㈱、兼松セミコンダクター㈱ ㈱兼松コンピューターシステム 兼松エレクトロニクス㈱、ユニダックス㈱ メモレックス・テレックス㈱ 松 鉄 鋼 ・ プ ラ ン ト 45 社 株 Guam-Philippines Cable Company ㈱兼松ケージーケイ、兼松トレーディング㈱ 都築コンクリート工業㈱ 式 ライフサイエンス・エネルギー 24 社 会 兼松ウェルネス㈱、兼松石油販売㈱ 兼松石油瓦斯㈱、ケージーベラウ石油開発㈱ ケージーウィリアガール石油開発㈱ 社 繊 維 事 業 繊 そ 海 外 現 の 地 法 等 90 社 維 38 社 P.T. Century Textile Industry 兼松繊維㈱、㈱クラブモナコ・ジャパン 兼松羊毛工業㈱ 他 52 社 Central Air & Sea Service (USA) Inc. ㈱ケーアイティ、㈱セントラルエクスプレス 兼松総合ファイナンス㈱ 人 15 社 Kanematsu USA Inc.、Kanematsu (Hong Kong) Ltd. Kanematsu GmbH 、Kanematsu Europe Plc Kanematsu (Thailand) Ltd. (2) 経 営 方 針 兼 松 株 式 会 社 当社は良好な収益力、健全な財務内容及び成長力ある企業への転換を図るべく昨年5月に「構造改 革計画」を発表いたしました。本計画は、減資、債務免除、人員削減などを含んだ内容となっており、 株主、取引金融機関、当社従業員などに大きな痛みをお願いするものでありましたが、皆様のご理解 及び多大なご支援を頂き、確実且つ前倒しで実行することができ、「構造改革計画」の実質のスター トであった当期下期から、着実な成果をあげることが出来ました。一重に皆様方のご支援の賜物であ り厚く御礼申し上げます。 引き続き全社一丸となり、「構造改革計画」を達成、社会・市場から高い評価を受ける企業となる べく邁進する所存であります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は21世紀に向けた経営の基本方針として、株主価値の最大化を図り、「株主」「取引 先」「社会」「従業員」の全てのステークホルダーから価値ある企業として評価されることを 目指します。 この考えに基づき、従来の総花的事業展開とは訣別し、当社が付加価値を創造できる分野及 び成長性ある分野に於ける物流・投資に業務を絞込み、当社の強みが存分に発揮できるコア事 業に経営資源を投入することにより株主価値を高めてまいります。加えて、当社の専門性、機 能を更に高め、お取引先の様々なニーズに応え、高付加価値なサービスを提供してまいります。 以上によりバランスシートのスリム化を達成すると共に良好な収益力を確保してまいります。 また、これまで以上に連結経営を重視し、本社と子会社の機能分担をより明確にすることによ りグループ総合力を高めてまいります。また子会社各社の収益性を随時厳格に管理、当期にお いて大幅改善した黒字会社比率を更に高めることにより、今期大幅に増益となった連結収益を 更に増加させてまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社は付加価値創造企業の実現に向けて、昨年5月に3ヶ年の「構造改革計画」を策定いた しました。その骨子は以下のとおりであります。 Ⅰ 基本戦略 A.収益力の向上 B.財務体質の強化、時価会計への対応 C.損失金の処理ならびに資本回復策 D.事業の選択と経営資源の抜本的再配分 E.組織の簡素化 F.グループ会社の体質強化 Ⅱ 個別戦略の概要及び進捗状況 A.収益力の向上 選択と集中による経営資源の有効活用を図り、また、リスク・マネージメントの強化及び コスト管理を通じ、良質商権、安定収益を確保してまいります。 当期の収益については、構造改革計画に対するお取引先のご理解・ご支援もあり、懸念さ れていた重要な商権の散逸もなく、コア部門を中心に業績は順調に推移したことと、不採算 部門の思い切った整理、及び合理化効果や有利子負債削減効果により、当下半期の連結経常 利益は約 79 億円を達成、上半期の連結経常損失 53 億円に対し約 132 億円と大幅な収益力 の改善を図ることができました。 B.財務体質の強化、時価会計への対応 資金、資産の効率化を図りバランスシートのスリム化を目指すとともに、時価会計に対応 してまいります。 前期末において連結総資産は約 1 兆 2,400 億円、有利子負債は約 9,000 億円でありまし たが、事業の選択の実施や資産の流動化と整理、及び主要取引金融機関3行庫による債務免 除などにより、当期末は連結総資産で約 8,800 億円、有利子負債は約 6,300 億円まで圧縮 されております。 (3) 兼 松 株 式 会 社 C.損失金の処理ならびに資本回復策 当上半期において株主総会ご承認のもと資本準備金の取り崩しと無償減資を実施させてい ただいた上で、第三者割当増資 208 億円を実施、資本の回復を図ることができました。 さらに、主要取引金融機関3行庫によりご了解いただいている総額 1,550 億円の債務免 除については、損失処理の太宗を完了した結果、当期において 1,550 億円のうち、 1,450 億円を実施いただきました。 D.事業の選択と経営資源の抜本的再配分 当期において経営方針に基づく事業ポートフォリオの再構築は完了しております。その内 容については下記の通りであります。 本社においては、食料、IT、鉄鋼・プラント、ライフサイエンス・エネルギーを今後の コア事業とするとともに、繊維部門は兼松繊維㈱及び兼松羊毛工業㈱に営業譲渡を行い、グ ループ経営としての事業展開を図ることとしました。これにより伝統ある当社の繊維部門は、 より市場に密着した機動的な経営を行っております。また、エネルギーの国内直売部門や機 械の設備機械部門、鉄鋼の国内部門も、それぞれグループ会社へ事業を移管、統合いたしま した。 一方、紙パルプ事業は同業他社へ営業譲渡を行い、また住宅建材事業については新規の取 り組みを中止し、事業撤退しております。 E.組織の簡素化 不採算部門の整理は概ね完了し、現在のビジネスが全て当社のコアビジネスであること、 また環境変化に対応できるフラットな組織体制とすることを目的として、本社においては従 来の本部制を廃止し、「食料部門」「IT部門」「鉄鋼・プラント部門」「ライフサイエン ス・エネルギー部門」の4つの部門からなる組織の改編を実施いたしました。 なお、事業の選択と集中に合わせて行った希望退職者の募集などにより、本社人員は前期 末 1,938 名から当期末 785 名まで減少いたしました。 人員の削減はほぼ完了いたしましたので、今後は新生兼松の将来を担う人材確保を目的と して、来年度から通年ベースの新規採用を再開いたします。 F.グループ会社の体質強化 連結経営を強化するため、事業目的や役割、将来性などを勘案して当社の経営方針に則さ ないグループ会社の清算・売却を進めるとともに、戦略的重要性のあるグループ会社につい ても事業統合を行うなど、更なる収益力の強化を図ります。 当期においては、当社の連結対象会社は前期の 230 社から 179 社までスリム化しており ます。また黒字会社比率は前期末の 60 % から当期末は約 70 % まで改善しております。 (3)会社の利益配分に関する基本方針 当社は株主に対する利益還元を経営の重要政策とし、業績に裏付けられた成果配分として安 定した利益配当を継続することが基本であると考えております。しかしながら、構造改革計画 期間中につきましては、資本の充実を図ることが優先課題であり、計画達成まで配当は見送る こととさせていただきます。 (4) 平成12年3月期 経 営 成 績 兼 松 株 式 会 社 1.連結売上高 構造改革計画に基づく取引の見直しや、関係会社の売却・清算などを前倒しで実行してまいり ました結果、当期の売上高は前期比 36.0 % 減少し 1 兆 4,079 億円となりました。 取引形態別では、輸出取引は円高及び機械部門の東南アジア取引が不振であったことなどによ り、前期比 25.8 % 減少の 1,848 億円となりました。輸入取引では原油・石油製品のトレーディ ング取引の縮小などにより 61.5 % 減少の 2,070 億円となりました。海外取引では海外の燃料子 会社の清算や円高の影響もあり 39.5 % 減少の 3,406 億円となりました。国内取引では鉄鋼・住 宅建材部門の取引見直し縮小などもあり 20.4 % 減少し 6,756 億円となりました。 2.連結利益 売上総利益は金額では前期比 15.3 % 減少の 923 億円となりましたが、構造改革の推進による 不採算取引の見直しや赤字関係会社の整理などにより利益率は前年度より 1.6 % 改善し 6.6 % となりました。人員の減少や物件費の大幅削減により販売費及び一般管理費は前期比で 282 億円 減少し、営業利益は前期比で 115 億円良化の 145 億円となりました。 さらに、営業利益の大幅な改善により、経常利益は前年の赤字から 101 億円改善し 26 億円の 黒字となりました。 特別損益は、特別利益として債務免除益 1,450 億円を計上しましたが、構造改革計画で策定し た損失処理を前倒しで実行したこともあり 124 億円の損失となりました。 結果、当期におきましては、法人税等を差し引いた当期純損益は 124 億円の損失となりました。 (5) 連 結 売 上 高 内 訳 兼 松 株 式 会 社 1.取引形態別内訳 (単位:百万円) 平成12年3月期 (平成11/4∼ 平成12/3) 構成比 平成11年3月期 (平成10/4∼ 平成11/3) 構成比 % % 前 期 増 減 額 比 増減率 % 輸 出 184,837 13.1 248,972 11.3 △ 64,135 △ 25.8 輸 入 206,951 14.7 537,449 24.5 △ 330,498 △ 61.5 海 外 340,550 24.2 563,013 25.6 △ 222,463 △ 39.5 国 内 675,581 48.0 848,923 38.6 △ 173,342 △ 20.4 合 計 1,407,921 △ 790,438 △ 36.0 100 2,198,359 100 2.商 品 別 内 訳 (単位:百万円) 平成12年3月期 (平成11/4∼ 平成12/3) 構成比 平成11年3月期 (平成10/4∼ 平成11/3) 構成比 % % 前 期 増 減 額 比 増減率 % 食 糧 ・ 食 品 178,386 12.7 282,633 12.8 △ 104,247 △ 36.9 機 械 ・ 電 子 440,717 31.3 582,581 26.5 △ 141,864 △ 24.4 化学品・紙パルプ 122,542 8.7 162,369 7.4 △ 39,827 △ 24.5 燃 料 282,694 20.1 552,969 25.2 △ 270,275 △ 48.9 鉄鋼・住宅建材 175,349 12.4 297,196 13.5 △ 121,847 △ 41.0 繊 維 208,231 14.8 320,608 14.6 △ 112,377 △ 35.1 合 計 1,407,921 △ 790,438 △ 36.0 100 2,198,359 100 (注)消費税等の会計処理は税抜方式によっており、上記には消費税等の額は含まれておりません。 (6) 連 結 損 益 計 算 書 兼 松 株 式 会 社 科 目 平成12年3月期 (平成11/4∼ 平成12/3) 比 率 % Ⅰ 売 Ⅱ 売 上 (単位:百万円) 前 期 比 平成11年3月期 (平成10/4∼ 平成11/3) 比 率 増 減 額 % 高 価 利 益 1,407,921 1,315,622 92,299 100 93.44 6.56 2,198,359 2,089,385 108,973 100 95.04 4.96 Ⅲ 販売費及び一般管理費 営 業 利 益 77,792 14,507 5.53 1.03 105,957 3,015 Ⅳ 営 業 外 収 益 受 取 利 息 受 取 配 当 金 有 価 証 券 売 却 益 連結調整勘定償却額 持分法による投資利益 その他の営業外収益 16,837 10,641 845 1,204 278 39 3,827 1.19 業 外 費 用 支払利息及び割引料 コマーシャルペーパー利息 持分法による投資損失 その他の営業外費用 経 常 損 益 28,784 25,274 264 − 3,245 2,560 2.04 別 利 益 有形固定資産等売却益 投資有価証券売却益 貸 倒 引当金 戻入 額 債 務 免 除 益 そ の 他 の 特 別 利 益 150,557 2,257 2,876 − 145,000 423 10.70 別 損 失 有形固定資産等処分損 投資有価証券売却損 投資有価証券評価損 有 価 証 券 売 却 損 有 価 証 券 評 価 損 関 係 会社等 整理 損 事 業 構 造 改 革 損 特 別 退 職 金 162,994 4,437 5,897 4,271 1,024 1,374 − 122,017 23,972 税金等調整前当期純損失 法人税、住民税及び事業税 法 人 税 等 調 整 額 少 数 株主持 分損 益 当 期 純 損 失 9,877 3,908 805 533 12,446 売 Ⅴ 営 Ⅵ 特 Ⅶ 特 上 上 原 総 △ 増減率 % △ 790,438 △ 773,763 △ 16,674 △ 36.0 △ 37.0 △ 15.3 4.82 0.14 △ 28,165 11,492 △ 26.6 381.2 33,976 15,712 1,647 8,427 120 − 8,069 1.55 △ △ △ △ 17,139 5,071 802 7,223 158 39 4,242 △ 50.4 44,540 29,720 1,554 4,275 8,990 7,547 2.03 15,756 4,446 1,290 4,275 5,745 10,107 △ 35.4 4,847 2,630 1,897 319 − − 0.22 145,710 373 979 319 145,000 423 − 11.58 36,012 933 334 2,562 831 10,770 279 20,299 − 1.64 126,982 3,504 5,563 1,709 193 △ 9,396 △ 279 101,718 23,972 352.6 0.70 0.28 0.06 0.04 0.88 38,712 2,775 − 49 41,536 1.76 0.13 − 0.00 1.89 △ 0.18 (7) △ △ △ △ △ △ △ △ 0.34 △ △ △ △ △ 28,835 1,133 805 582 29,090 − − 40.8 − − − 連 結 貸 借 対 照 表 兼 松 株 式 会 社 (単位:百万円) 資 科 Ⅰ 流 産 目 平成12年 平成11年 3 3 末 月 末 増 減 額 科 3 月 末 △312,925 651,536 952,108 △300,572 支払手形及び買掛金 179,887 269,246 △ 89,359 受取手形及び売掛金 306,379 446,606 △140,227 短 金 425,391 522,937 △ 97,546 券 41,665 74,415 △ 32,750 コマーシャルペーパー − 76,900 △ 76,900 借 入 資 産 75,441 110,641 △ 35,200 社債(1年内償還) 5,835 27,404 短期繰延税金資産 1,509 − 1,509 未 払 法 人 税 等 1,457 2,248 その他の流動資産 91,383 175,918 △ 84,535 その他の流動負債 38,965 53,371 6,995 745 貸 倒 Ⅱ 固 定 卸 債 増 減 額 △ 22,465 期 負 平成11年 3 月 末 908,751 な 動 平成12年 108,163 証 Ⅰ 流 目 85,698 価 産 月 負債、少数株主持分及び資本の部 595,826 た 資 部 現 金 及 び 預 金 有 動 の 引 資 当 金 △ 産 6,250 △ 265,047 315,872 △ 50,825 Ⅱ 固 215,594 287,825 有 形固 定 資 産 106,295 110,526 △ 4,231 社 定 負 債 債 24,357 33,775 無 形固 定 資 産 3,194 3,667 △ 473 長 期 借 入 金 173,956 238,181 投資その他の資産 △ 21,569 △ 791 △ 14,406 △ 72,231 △ 9,418 △ 64,225 155,557 201,678 △ 46,121 退職給与引当金 3,365 4,367 投 資 有 価 証 券 68,649 56,182 12,467 債務保証損失引当金 1,689 0 1,689 長 55,840 82,763 △ 26,923 その他の固定負債 12,226 11,501 725 867,131 1,239,934 △372,803 5,830 3,462 2,368 金 17,722 41,016 △ 23,294 Ⅱ 資 本 準 備 金 16,258 22,525 △ 期 貸 付 金 長期繰延税金資産 そ 貸 倒 の 他 引 当 金 △ 514 − 514 76,340 103,792 △ 27,452 45,787 △ 41,060 △ 少 数 株 主 持 分 Ⅰ 資 本 Ⅲ 欠 資 産 合 計 23,630 884,504 19,580 1,244,204 1,002 4,727 負 債 合 計 Ⅲ 為替換算調整勘定 △ 4,050 △359,700 Ⅳ 自 損 己 株 金 △ 22,437 △ 62,734 式 △ △ 1 0 6,267 40,297 △ 1 資 本 合 計 11,542 808 10,734 負債、少数株主持分 及び資本合計 884,504 1,244,204 △359,700 (8) 連 結 剰 余 金 計 算 書 兼 松 株 式 会 社 科 目 平成12年3月期 (平成11/4∼平成12/3) Ⅰ 欠 損 金 期 首 残 高 欠 損 金 期 首 残 高 利 益 準 備 金 期 首 残 高 過 年 度 税 効 果 調 整 額 △ △ 62,196 62,734 − 537 (単位:百万円) 平成11年3月期 (平成10/4∼平成11/3) △ △ 20,028 20,309 280 − Ⅱ 欠 損 金 減 少 高 資 本 準 備 金 取 崩 額 無 償 減 資 に よ る 増 加 額 新規連結適用会社の期首残高 新規持分法適用会社の期首残高 連結適用除外による減少高 持分法適用除外による減少高 未 実 現 有 価 証 券 評 価 益 55,461 22,525 27,817 − 2,356 317 2,444 − 2,679 − − 167 111 1,060 926 411 Ⅲ 欠 損 金 増 加 高 配 当 金 取 締 役 賞 与 新規連結適用会社の期首残高 新規持分法適用会社の期首残高 連結適用除外による増加高 持分法適用除外による増加高 未 実 現 有 価 証 券 評 価 損 3,256 − 44 54 2,163 577 46 369 3,847 872 93 − 1,060 1,565 257 − 12,446 41,536 Ⅳ 当 期 純 損 失 Ⅴ 欠損金期末残高 △ (9) 22,437 △ 62,734 連結キャッシュ・フロー計算書 兼 松 株 式 会 社 (単位:百万円) 科 Ⅰ 平成12年3月期 (平成11/4∼平成12/3) 目 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純損失 減価償却費 受取利息及び受取配当金 支払利息 有形固定資産等売却損益 有価証券売却損益 有価証券評価損 債務免除益 事業構造改革損 特別退職金 売上債権の減少額 たな卸資産の減少額 仕入債務の減少額 その他 小 計 △ △ △ △ △ 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 訴訟和解金の支払額 特別退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ △ △ △ △ 投資活動によるキャッシュ・フロー 定期預金の預入による支出 定期預金の払戻による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 投資有価証券の取得による支出 投資有価証券の売却による収入 有形固定資産の取得による支出 有形固定資産の売却による収入 貸付による支出 貸付金回収による収入 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー △ △ △ △ △ 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の純増加額 コマーシャルペーパーの純減少額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 株式の発行による収入 その他 財務活動によるキャッシュ・フロー △ △ △ △ 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の減少額 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の期末残高 △ △ 9,877 6,393 11,487 25,539 2,180 2,861 5,688 145,000 122,017 23,972 104,101 32,613 51,569 37,415 70,018 13,508 27,260 4,706 22,601 3,994 24,963 25,829 16,844 12,832 19,648 6,183 13,699 7,099 10,795 152,367 207,078 3,566 67,319 7,947 76,900 74,111 117,908 29,710 20,782 4 121,673 3,627 33,017 101,015 67,997 (注)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 現金及び預金勘定 85,698 預入期間が 3カ月を超える定期預金 △ 17,700 現金及び現金同等物 67,997 (10) 連結財務諸表作成の基本となる事項 兼 松 株 式 会 社 1.連結の範囲に関する事項 (1) 連結子会社数 96 社 (海外)40社 主要会社名: Kanematsu USA Inc.、Kanematsu (Hong Kong) Ltd.、Guam-Philippines Cable Company (国内)56社 主要会社名: ㈱兼松ケージーケイ、日本オフィス・システム㈱、㈱兼松コンピューターシステム、 兼松繊維㈱ (2) 持分法適用会社 83 社 (海外)40社 主要会社名: P.T. Century Textile Industry、Aries Power Equipment Ltd. (国内)43社 主要会社名: 兼松エレクトロニクス㈱、ホクシン㈱、兼松日産農林㈱、メモレックス・テレックス㈱ ユニダックス㈱、兼松羊毛工業㈱ 2.会計処理基準に関する事項 (1) 重要な資産の評価基準及び評価方法 ・有価証券 主として移動平均法に基づく原価法により評価しておりますが、一部評価減を行ったものがあります。 ・たな卸資産 主として移動平均法に基づく原価法により評価しておりますが、一部の在外連結子会社では、個別法に基づく 低価法により評価しております。 (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法 ・有形固定資産 主として定率法を採用しております。なお、建物(附属設備を除く)及び賃貸用固定資産は定額法を採用して おります。 (3) 重要な引当金の計上基準 ・貸倒引当金 債権の貸倒による損失に備えるため、債権の内容を勘案し、その所要額を計上しております。 ・退職給与引当金 当社及び連結子会社の一部は、従業員の退職により支給する退職給与に充てるため、期末要支給額の 40 % を計上することとしております。 なお、当社及び連結子会社の一部は、退職金制度の一部として適格退職年金制度を採用しております。 ・債務保証損失引当金は、関係会社等に対する債務保証に関して生じる損失に備えるため、相手先の財政状態等 を勘案して個別に設定した損失見積額を計上しております。 (4) 外貨建資産・負債の換算基準 外貨建取引等会計処理基準を採用しております。なお、商品売買に係る為替差損益は、売上損益として処理し ております。 (5) リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引については、通常の 賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。 (6) その他 ・売上収益の計上基準 連結子会社のうち、一部については延払販売基準(延払代金の回収期限到来時に売上収益を計上する方法)を 採用しております。 ・消費税等の会計処理基準 消費税及び地方消費税の会計処理基準は、税抜方式によっております。 (11) 3.連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項 連結子会社の資本連結手続における資産及び負債の評価については、全面時価評価法を採用しております。 4.連結調整勘定の償却に関する事項 連結調整勘定は、発生年度より実質的判断による年数の見積りが可能なものはその見積り年数で、その他については 5 年間で定額法により償却しております。 5.利益処分項目等の取扱いに関する事項 連結剰余金計算書は、連結会社の利益処分について連結会計年度中に確定した利益処分に基づいて作成しております。 6.連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び 容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から 3 カ月以内に償還期限の 到来する短期投資からなっております。 (追加情報) 税効果会計 連結財務諸表規則の改正にともない、当期より税効果会計を適用しております。 注 記 事 項 (連結貸借対照表注記) 平成12年3月期 平成11年3月期 1.有形固定資産の減価償却累計額 52,145 百万円 43,927 百万円 2.偶発債務 28,076 百万円 117,454 百万円 3.受取手形割引高 17,872 百万円 24,876 百万円 4.受取手形裏書譲渡高 691 百万円 887 百万円 5. 米国子会社の米国財務会計基準 第115号「債券及び株式投資の会計」適用による有価証券の未実現評価損益は 連結剰余金に含めて表示しております。 (連結損益計算書注記) 特別損失中、事業構造改革損は「構造改革計画」の遂行にともない、不採算事業・取引などの縮小・撤退を行う ことにより発生した損失及び金額が合理的に見積もれる損失について処理したものであります。 (増 減 資) 当期中に下記のとおり減資及び増資を行っております。 (1) 減 資 ① 減資の方法 : 無償減資 (a) 額面金額を超えて資本に組み入れられた部分 26,482,024,725 円の資本を減少。 (b) 期初発行済株式総数 290,692,791 株について 1 株の額面金額 50 円の株式 2 株 を無償併合して、1 株の額面金額 50 円の株式 1 株とする。 ② 減資の金額 : 33,749,344,525 円 ③ 減資の効力発生日 : 平成 11年 8月 7日 (2) 増 資 ① ② ③ ④ ⑤ 増資の方法 発行株式数 発行価格 資本組入額 増資の効力発生日 : : : : : 有償、第三者割当増資 129,082,000 株 161 円 10,455,642,000 円 平成 11年 9月 29日 (12) セ グ メ ン ト 情 報 兼 松 株 式 会 社 1.事業の種類別セグメント情報 当企業集団は、当社を中心として、多種多様な商品の売買を国内及び海外で行うことに加え、取引に関連する商品の製造、事業投資、 各種サービスの提供などの事業を行っております。 従来、事業の種類別セグメントについては、総合商社という総じて単一の事業分野としておりましたが、当期より、商品・サービス 別の経営管理区分にしたがって記載しております。 平成12年3月期(平成11年4月1日∼平成12年3月31日) 食糧・ 機械・ 化学品・ 燃 料 食品 電子 紙パルプ Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1)外部顧客に対する売上高 178,386 419,667 122,542 282,694 (2)セグメント間の内部売上高 63,374 68,390 17,547 40,689 又は振替高 計 241,760 488,058 140,090 323,384 営業費用 236,088 483,150 138,596 322,521 営業利益 5,671 4,907 1,493 862 Ⅱ 資 産 35,916 285,450 37,365 51,651 鉄鋼・ 繊 維 住宅建材 175,349 208,231 44,303 その他 21,049 45,717 5,194 219,652 253,948 219,950 252,563 △ 298 1,385 166,379 73,278 26,244 24,834 1,409 332,162 (単位:百万円) 消 去 連 結 又は全社 計 1,407,921 − 285,217 ( 285,217) 1,693,139 1,677,706 15,432 982,203 1,407,921 − ( 285,217) 1,407,921 ( 284,292) 1,393,414 ( 925) 14,507 ( 97,699) 884,504 2.所在地別セグメント情報 平成12年3月期(平成11年4月1日∼平成12年3月31日) 日 Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1)外部顧客に対する売上高 (2)セグメント間の内部売上高 又は振替高 計 営業費用 営業利益 Ⅱ 資 産 本 アジア 北 米 ヨーロッパ その他 の地域 計 1,407,921 1,215,566 84,917 80,950 14,570 11,917 77,235 16,979 49,074 8,501 8,681 160,472 ( 160,472) − 1,292,801 1,280,311 12,490 764,763 101,897 100,492 1,404 64,307 130,024 129,531 492 80,827 23,071 22,957 114 83,270 20,599 20,627 △ 28 12,967 1,568,394 ( 160,472) 1,553,920 ( 160,506) 14,473 33 1,006,137 ( 121,632) 1,407,921 1,393,414 14,507 884,504 平成11年3月期(平成10年4月1日∼平成11年3月31日) 日 Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1)外部顧客に対する売上高 (2)セグメント間の内部売上高 又は振替高 計 営業費用 営業利益 Ⅱ 資 産 (単位:百万円) 消 去 連 結 又は全社 本 アジア 北 米 132,361 ヨーロッパ 25,625 その他 の地域 1,919,647 106,224 14,500 181,578 222,120 78,720 30,670 9,578 2,101,225 328,345 2,095,810 333,758 5,414 △ 5,412 1,038,122 94,957 211,081 209,029 2,052 94,329 56,296 55,352 943 108,684 24,079 23,943 136 24,950 計 2,198,359 − (単位:百万円) 消 去 連 結 又は全社 − 522,669 ( 522,669) 2,721,028 2,717,894 3,133 1,361,045 1,407,921 ( 522,669) ( 522,551) ( 118) ( 116,840) 2,198,359 − 2,198,359 2,195,343 3,015 1,244,204 (注)資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産は、在外子会社の資産・負債を換算した結果生じた為替換算調整勘定であり、 金額は、平成12年3月期 23,630 百万円、平成11年3月期 19,580 百万円であります。 (13) 3.海外売上高 平成12年3月期( 平成11年4月1日 ∼ 平成12年3月31日) ① ② ③ 海外売上高 連結売上高 連結売上高に占める 海外売上高の割合 ア ジ ア 306,438 北 21.8% 米 104,677 ヨーロッパ 43,100 その他の地域 71,172 7.4% 3.1% 5.0% 米 211,277 ヨーロッパ 270,625 その他の地域 119,271 9.6% 12.3% 5.4% (単位:百万円) 計 525,388 1,407,921 37.3% 平成11年3月期( 平成10年4月1日 ∼ 平成11年3月31日) ① ② ③ 海外売上高 連結売上高 連結売上高に占める 海外売上高の割合 ア ジ ア 210,811 9.6% 北 (注)海外売上高は、当社及び連結子会社の本邦以外の国または地域における売上高であります。 (14) (単位:百万円) 計 811,985 2,198,359 36.9% 有 価 証 券 の 時 価 等 兼 松 株 式 会 社 (単位:百万円) 平成12年3月末 種 類 連結貸借対照表 計 上 時 額 価 評 価 損 益 流動資産に属するもの 株 式 40,383 45,496 5,113 債 券 1,276 1,276 0 他 5 2 41,665 46,775 そ の 小 計 △ 3 5,110 固定資産に属するもの 株 式 13,290 12,283 △ 1,007 債 券 3,261 2,579 △ 682 他 − − そ の 小 計 16,552 14,862 合 計 58,217 61,638 − △ 1,689 3,420 (注)1. 時価の算定方法 (1) 上場有価証券 : 主に東京証券取引所の最終価格 (2) 店頭売買有価証券 : 主に日本証券業協会が公表する売買価格等 (3) 非上場の証券投資信託の受益証券: 基準価格 (4) 上記以外の債券(時価の算定が困難なものを除く) : 日本証券業協会が発表する公社債店頭基準気配銘柄の の利回り、残存償還期間等を勘案して算定した価格 2. 開示の対象から除いた主な有価証券の連結貸借対照表計上額 固定資産に属するもの 非上場株式(店頭売買有価証券を除く) 37,684 百万円 非上場外国債券 250 百万円 (15)
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