前橋工科大学建築学科 第二回海外研修旅行(ドイツ・ミュンヘン) 2014年9月4日∼10日 39名の皆さんと、ドイツ、ミュンヘンの旅を楽しみたいと思います。 個人的なことですが、ドイツ・ミュンヘンに2年留学滞在したのは、もう20年以上前、1991−93年でした。その時のことをDAAD(ド イツ学術交流会)の30周年記念の冊子(ECHOS)に書いたものを、下に再掲します。当時知り合った建築家のパウル・ゲルハル ト・レーさんに、最終日、彼の設計した学校建築を案内してもらうことにしました。 また、8日には、この10数年、研究交流を深めているバウビオロギー・エコロジー研究所ノイボイエルン(IBN)の代表で建築家の ヴィンフリート・シュナイダーさんに一日おつきあいいただき、彼の設計した新研究所施設をはじめ、エコロジー、バウビオロ ギーの最先端の施設を案内してもらうことにしました。 7日のザルツブルクは、私にとっては32年前に当地の大学でドイツ語を学んだ、懐かしい街です。僅かな滞在期間ですが、ドイ ツ以外の国の、都市の雰囲気を感じてほしいと思ったのです。ザルツブルクはイタリア文化も混じり合った、世界遺産の街とし て知られていますし、時代時代の歴史的建造物に満ちています。 どうか、多くの建物、都市を見て、友と語らい、これからの学びの深まりにつながっていきますように。 前橋工科大学教授 石川恒夫 9月5日(金) 午前 5.Sep. vormittags 9時 ①ケーニックス(王の)広場 集合 ルートヴィッヒ一世による19世紀の都市計画 概要説明 ★ ② レンバッハハウス カンディンスキー、青い騎士グループの最大コレクション ★ ノーマン・フォスターによる改修2013年 必見! ③ ピナコテーク・デア・モデルネ シュテファン・ブラウンフェルス設計 ★ ミュンヘン工科大学建築博物館コレクション 必見! ④ アルテ・ピナコテーク (19世紀バイエルン国家、お抱え建築家クレンツェの設計) デューラー、ラファフェッロ、レンブラントの大作に出会う 月曜休 そのほか10:00∼18:00 常設4€(学割2€) ⑤ ノイエ・ピナコテーク 19世紀ドイツ等近代絵画コレクション ⑥ ブラントホルスト現代美術館 設計:ザウアーブルッフ・フットンの新作 外装デザインは必見 ⑦ エジプト博物館 設計:ペーター・ベーム 2011年6月竣工 素晴らしいエジプト・コレクション ⑧ グリプトテーク クレンツェ設計 ギリシャ・アエギナ島のアファイア神殿の彫刻品 ⑨ 音楽学校 ナチスの党本部の転用利用 ⑩ 中央美術史研究所 ナチスの党本部の転用利用 ⑪ ナチス記念碑 (もうできたかもしれない) ⑤ ミュンヘン工科大学 ⑫ ④ ② ⑥ ⑦ ⑧ ③ ⑨ ① ⑪ ⑩ 中央駅 (ホテル) マリーエン広場方向 (旧市街) ① ケーニックス・プラッツ(王の広場) Propylaen、 Leo von Klenze Architektur des 19. Jahrhunderts ⑧ Glypthothek Leo von Klenze Architektur des 19. Jahrhunderts ギリシャのアエギナ島、アファイア神殿の発掘品の展示 ルートヴィヒ一世の時 代のこと ② Lenbachhaus 改修 Norman Foster 2013 カンディンスキー、青い騎士グループの最大コレクション ③ Pinakothek der Moderne Stefan Braunfels設計 ミュンヘン工科大建築博物館併設 ④ Alte Pinakothek Leo von Klenze Architektur des 19. Jahrhunderts デューラー、レンブラント、ラファエッロの作品など。 現在一部改修中。 ⑥ Museum Brandhorst Sauerbruch Hutton ⑦ Aegyptisches Museum ペーター・ベーム 2011 外装の版築コンクリートがみもの ⑩ ミュンヘン中央美術史研究所 (隣はミュンヘン音楽学校) ナチス時代の建物、党本部として使われていたが、皮肉なことに爆撃にも 関わらず、残ってしまった 9月5日(金)午後 ① マリーエンプラッツ(広場) ミュンヘンの中心部 ★ ② ユダヤ博物館/教会(ヤコブス・プラッツ) ★ 解散・自由 5時半 マリーエンプラッツ 集合(徒歩) ★ 6時 アウグスティナーでウエルカム・ディナー ★ ③ 新市庁舎 ネオ・ゴシック様式 からくり時計がある ④ 聖母教会 戦争で破壊、戦後再建された ⑤ ヴィクトーリアン・マルクト(市場) ミュンヘンの胃袋 ⑥ ミュンヘン市立博物館 ミュンヘンの都市形成がわかる展示 ⑦ フュンフ・ホェーフェ(「5つの中庭」の意味) 歴史街区のなかの現代的な商業施設 ヘルツォーク・ド・ムロン設計 必見 ルートッヴィヒ通り ⑧ ザンクト・ネポムーク教会 アザム設計のバロック建築の至宝 ミュンヘン大学 シュヴァービング方向 中央駅へ ④ ⑦ ③ ① ⑧ ⑥ ⑤ ② かつての塩の道、 今はショッピング街 ⑤ヴィクトーリアン・マルクト(市場) ミュンヘンの胃袋 ②シナゴーグ ヤコブ広場 ユダヤの世界を知る。 設計:Wandel, Hoefer und Lorch. ①マリーエン・プラッツ(広場) ネオ・ルネサンス ③市庁舎(1865−1866)はドイツ・ルネサンスを再興してみせた、19世紀後半の 建物。建築の上では末期ゴシックからドイツ・ルネサンスのスタイルが国民的な意 味を新たにもつことになる。 設計ゲオルグ・フォン・ハウベリッサー。 ⑦Fuenf Hoefe フュンフ・ホエーフェ=五つの中庭 (ヘルツォーク・ド・ムロン) 商業施設 歴史とどう向き合うのか? 9月6日(土) 終日自由行動 ですが・・・ いくつかお薦めを その1 その2 その3 その4 少人数でまわったほうがよいので・・・ アリアンツ・ アリーナ・ツアー + BMWワールド+ミュンヘン市内美術館など アウグスブルク フッゲライなど + ミュンヘン市内美術館など ノイシュヴァンシュタイン城、ホーヘンシュヴァンガウ城(フュッセン) そのほか自由 アリアンツ・スタジアム ヘルツォーク・ド・ムロン 9時∼オープン アリーナ・ツアー60分 11時、13時、15時、16時半 学生9€ 地下鉄 BMWワールド&ミュージアム コープ・ヒンメルブラウ フッゲライ 世界最古のジードルンク(社会住宅) 添付パンフ参照 アウグスブルク ミュンヘンーアウグスブルク 電車で約30分 08:55−09:28 (IC) 17€ 09:05−09:36(ICE) 19€ 09:28−10:00(ICE) 19€ 中央駅−フッゲライ バスで10分 アウグスブルク 市庁舎 10:00∼18:00 見学2.5€(学生1€) 設計:エリアス・ホル 1615−20年 ドイツ・ルネサンスの至宝 オリンピック公園 1972年のオリンピック施設 ギュンター・ベーニッシュ+フライ・オットー(膜構造) エドアルド・リーデル+ゲオルグ・フォン・ドルマン ノイシュヴァンシュタイン城(1869−1886) ルートヴィヒ二世のロマン的夢想から生まれた王室の居城 敬愛したリヒャルト・ヴァーグナーの幻想的世界(ローエングリーン)が 風景と一体になって表現された。 ルートヴィヒ二世は1886年、ベルク城に面するシュタンベルグ湖で謎の死をとげる。 9月7日(日) 7:30発 オーストリア ザルツブルク モーツァルトの町 イタリア文化とゲルマン文化のせめぎあい 広場が街をつくる/歴史の蓄積 10時現地着予定 ① ムゼウム・デア・モデルネ(現代美術館) メェンヒスベルク ★ 旧市街を一望 全体説明 ② 大聖堂 イタリアバロック ③ レジデンツ(王宮) ④ モーツァルト生家 ゲトライデ・ガッセはショッピング街 (ガッセは小道の意味) ★入場は自由にして自由解散 ⑤ 大学教会(コレーギエン・キルヒェ) フィッシャー・フォン・エルラッハ設計(オーストリア・バロックの至宝) ⑥ フランシスコ会修道院教会 ゴシック様式が美しい ⑦ マカート・シュテーク(歩道橋) HALLE 1の設計 旧市街にこんな現代デザインの橋が! ⑧ ザンクト・ペーター 初期キリスト教建築、カタコンベ *教会内部は静かに。厳粛な祈りの空間です。 15時バス発 ⑦ ① ④ ⑤ ③ ⑥ ② ⑧ ホーヘン・ザルツブルク城(徒歩かケーブルカー) ① ムゼウム・デア・モデルネ(現代美術館) メェンヒスベルクから街を望む ④ ゲトライデ・ガッセ (ゲトライデは穀物の意。ガッセは小道) ⑤ 大学教会 オーストリアバロックの至宝 ② 大聖堂 ⑥ フランシスコ会修道院教会 ⑦ マカート・シュテーク(歩道橋) • 9月8日(月) 8.Sep. mon. nach Rosenheim エコとビオの空間体験へ 案内:ヴィンフリート・シュナイダー(IBN代表) • • 7:30 - 8:30 バス出発 ローゼンハイムへ ①8:30 - 10:00 IBN(バウビオロギー・エコロジー研究所ノイボイエルン)新研究所施設へ ほぼ完成状態, Erlenaustraße 24 (Ecke Pernauerstraße 30) 10:00 - 10:30 ラウブリングの建材ショールームへWerkhaus Raubling ② 10:30 - 11:30 見学 木造円形のショールーム! 11:30 - 12:30 施設内で昼食 (ご招待!) 12:30 - 13:00 バート・アイブリングへBad Aibling ③ 13:00 - 14:15 ゼロ・エネルギー・ジードルンク見学Nullenergiesiedlung Bad Aibling 14:15 - 14:30 バス移動 14:30 - 15:30 公衆温泉(保養) Therme Bad Aibling 15:30 - 16:00 バス移動 ④ 16:00 - 18:30 ヘルマンスドルフの農場へHermannsdorfer Landwerkstätten, 見学(2時間 10€)、休憩(お茶休憩 約6€) 18:30 ミュンヘンへ 到着19:30予定 • • • • • • • • • • ④ ③ ① ② 9月8日 ①IBN新研究所施設 ローゼンハイム (別記事参照) ②ヴェルクハウス (建材ショールーム) ラウブリング http://www.das-werkhaus.de/das-werkhaus.html ③ゼロ・エネルギー・ジードルンク バート・アイブリング ③テルメ(サウナ、温泉) バート・アイブリング 設計 ベーニッシュ・ジュニア http://www.therme-bad-aibling.de/ ④ヘルマンスドルフの農場 シュヴァイスフルト財団 管理棟 設計:ヨアヒム・エブレ コーヒータイム 約6€ +見学 ヴェルクハウスには建築、改修に関する15の専門店がはいり、 住まいづくりのアドバイスにあたっている。2013年10月にオープン。 •bulthaup - willi bruckbauer im werkhaus キッチン •Schönauer - textile Raumgestaltung テキスタイル •Markus Kurz - Parkett Leuthe im werkhaus パーケット(床材) •badenixe - Bäder mit Leidenschaft 浴室 •plankooperation - Architektur 建築 •Benedikt Adolff - Licht im werkhaus 光/照明 •cbo - Büro-, Objekt- und Wohneinrichtung オフィス、インテリア •Betten Auer - richtig gut schlafen 寝室/寝具 •Chiemsee Öfen オーブン •Franz Kriechbaum - Malerfachbetrieb 塗装 •Robert Grundner - Edle Küchen キッチン •Rinser Naturstein & Treppen Schmidmayer 自然石、階段 •Swen Philipp - Cafe & Feinkost カフェテリア •werkhaus küchenideen キッチン •Niedermaier Türen und Fenster ドア、窓 •Fliesen Reitberger タイル •Singhammer Bodensysteme 床システム 9月9日(火) 午前 9.,9. diens. Nach Ismaning 9時-11時 自由ヴァルドルフ学校 イスマニング ★ Freie Waldorfschule Ismaning, Dorfstrasse, Ismaning 設計者 パウル・ゲルハルト・レー(Paul Gerhard Reeh) の案内のもとで 2000-2001年にパウル・ゲルハルト・ レーの設計により第一期工事。 3.6ヘクタールの敷地に2008-09年に 増築。 多様な形態の調和的アンサンブル
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