講義資料

ビジネスルール管理システム
(BRMS)
2013年6月11日(火)
青山学院大学 社会情報学部
森田武史
2013年度 Webインテリジェンス論
1
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
2
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
3
ビジネスルール管理システム(BRMS)
▪ BRMS: Business Rule Management
System
▪ 業務上の規則や条件、判断基準、経験的な対
処パターンをビジネスルールとして定義・登録し、
その組み合わせから複雑な業務判断を自動的
に行うコンピュータ・システムのこと
▪ ビジネスルールをアプリケーションから切り離し
て管理可能
▪ 参考URL
– http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0803/
18/news146.html
4
ES(エキスパートシステム)とBRMSの違い
▪ ill-definedなルール(専門家の暗黙知)から
well-definedなルール(業務ルール)に対象を
変更
▪ DSL(Domain Specific Language)を用いた
自然言語によるルール入力
– システム部門ではなく利用部門がルールを入力可能
になり,開発スピードが向上
▪ 「業務ルール」をプログラム(Java言語など)に自
動変換
– Java言語からルールを実行可能
– Eclipseなどの開発環境との連携
5
BRMSの有無による開発期間の比較
新規開発
BRMSを
使わない
場合
要件定義/
基本設計
BRMSを
使う場合
要件定義/
基本設計
詳細設計
プログラミ
ング
結合テスト
総合テスト
単体テスト
結合テスト
総合テスト
期間短縮
システム保守
BRMSを
使わない
場合
要件定義/
基本設計
BRMSを
使う場合
要件定義/
基本設計
影響分析
詳細設計
プログラミ
ング
結合テスト
総合テスト
単体テスト
結合テスト
総合テスト
期間短縮
6
BRMS製品(ビジネスルール特化型)
プログラムの自動生成に特化した製品
▪ 韓国イノルールズの「innoRules」
– http://www.earnest-business.com/activity/innorules01.htm
▪ なうデータ研究所の「NaU DSP」
– http://www.nau.co.jp/product/dsp.html
▪ 米フェア・アイザックの「FICO Blaze Advisor」
– http://www.fico.com/jp/Solutions/DMTools/Pages/rules.aspx
▪ 米IBMの「IBM WebSphere Operational Decision Management
(旧ILOG JRules)
– http://www-06.ibm.com/software/jp/websphere/wodm/
▪ 米スパークリング・ロジックの「Sparkling Logic SMARTS」
– http://my.sparklinglogic.com/index.php/smarts
▪ 米プログレス・ソフトウェアの「Progress Corticon」
– http://www.progress.com/en/corticon/index.html
▪ オープンソースソフトウェアの「JBoss Drools」
– http://www.jboss.org/drools/
▪ など
7
BRMS製品(オール・イン・ワン型)
業務ルールの実行プログラムに加え,画面プログラムや
データベースのスキーマも自動生成する
▪ GCT研究所の「iRYSHA(イェライシャ)」
– http://gcti.co.jp/achitecture/irysha.html
▪ NTTデータの「TERASOLUNA ViSC」
– http://www.terasoluna.jp/product/tool/visc.html
▪ アトリスの「PEXA(ペクサ)」
– http://www.atrris.com/tech/10
▪ イスラエルのサピエンス・インターナショナルの「Sapiens(サピエンス)」
– http://www.sapiens.com
▪ ウルグアイのアルテッチの「GeneXus(ジェネクサス)」
– http://www.genexus.com/jp
▪ キャノンソフトウェアの「Web Performer」
– http://www.canon-soft.co.jp/product/web_performer/
▪ ジャスミンソフトの「Wagby(ワグビィ)」
– http://wagby.com
▪ など
8
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
9
JBoss BRMS Platformとは
▪ ビジネスルールやビジネスプロセスの管理,格納,作成,変
更,デプロイを行うためのビジネスルール管理システム
▪ JBoss Enterprise BRMS Platformはレッドハットが提供
している製品版
– ユーザ登録を行うことにより30日間無料で利用可能
• https://access.redhat.com/downloads#eval
▪ JBoss Drools(ドゥルールズ)はコミュニティ版で無料で利
用可能
– http://www.jboss.org/drools
10
BRMSを利用するタイミング
▪ ルールのデプロイや変更の仕組みを管理す
る必要がある
▪ 様々なスキルレベルを持つ複数のユーザー
がルールにアクセスし編集する必要がある
▪ ルール管理に関する既存のインフラストラク
チャーがない
▪ アプリケーションの一部となっている技術的な
ルールではなく、「ビジネス」ルールを多数管
理する必要がある
11
BRMSの利用者
▪
▪
▪
▪
ビジネスアナリスト
ルールのエキスパート
開発者
ルール管理者
12
BRMSの機能概要
▪ BRMS の Web ユーザーインターフェースは、
現時点で米英語、日本語、簡体中国語など、複
数の言語に対応
▪ ルールエディターの種類が豊富 (グラフィックお
よびテキストベースの両方)
▪ バージョン管理 (過去のアセット)
▪ カテゴリー化
▪ 構築およびデプロイ
▪ 複数のルール「アセット」を 1 つのパッケージに
格納
13
BRMSのアーキテクチャー
14
http://en.wikipedia.org/wiki/Apache_Jackrabbit
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
15
ESの構造
EF
KB
KA
IE
WS
DI
User
(Domain Expert)
16
ESの構造
骨格部
Knowledge Base
Inference Engine
Working Space
KB
KA
(Domain Expert)
EF
IE
WS
DI
User
周辺部
Knowledge Acquisition
Explanation Facility
Dialog Interface
17
略語の説明
▪
▪
▪
▪
▪
▪
KB:Knowledge Base:知識ベース
IE:Inference Engine:推論エンジン
EF:Explanation Facility:説明機能
DI:Dialog Interface:対話インタフェース
KA:Knowledge Acquisition:知識獲得
WS:Working Space:作業領域
18
認知-実行サイクル
第1サイクル:照合(Matching)
WM matching All LHS
照合したルール集合→競合ルール集合(Conflict Set)
第2サイクル:競合解消(Conflict
Resolution)
競合解消戦略に従って,一つのルールを選出
第3サイクル: 実行(Execution)
選択されたルールのRHSを実行
19
競合解消戦略
1.できるだけ新しいWM要素照合ルールを優先
2.1で競合解消されない場合,条件節数が多い
(複雑な)ルールを優先
3.2で競合解消されない場合,ルールの定義順
業務ルールの場合には,担当者が個々のルー
ルに対して,優先順位を指定することが多い
20
簡単なルールベースシステムの構
成
ルールベース
ユーザ
イ
ン
タ
フ
ェ
ー
ス
推論エンジン
ワーキング
メモリ
21
用語の説明
▪ ワーキングメモリ
– 複数のアサーション(本実験システムでは,変数=値)が保持されて
いる
▪ ルールベース
– 複数のルールを保持
– ルールは,条件部(IF部)と結論部(THEN部)から構成される
– ルールの条件部にはいくつかのパターン(1つ以上のアサーションに
マッチングさせることのできる文字列)が記述され,結論部は新たに
ワーキングメモリに加えるアサーションが記述される
▪ 推論エンジン
– ワーキングメモリの状態により起動可能なルールをルールベースか
ら選択し,解釈実行する
– ルールは,条件部におけるすべてのパターンがワーキングメモリに
おける要素との照合が成功した場合に起動可能となる
22
例:下記の条件で前向き推論を実行
ワーキングメモリ
ルールベース
Z=true
G=true
A=true
sample_rule1: IF A==true
THEN B=true
THEN C=true
sample_rule2: IF A==true
AND B==true
AND G==true
THEN D=true
sample_rule3: IF A==true
AND B==true
AND Z==true
THEN H=true
sample_rule4: IF A==true
AND C==true
THEN E=true
sample_rule5: IF A==true
AND B==true
AND C==true
THEN F=true
推論エンジン(IE)
競合解消戦略(戦略1→戦略2→戦略3)
但し,同じルールを2度適用しない
23
前向き推論実行1
更新
ワーキングメモリ
ルールベース
Z=true
G=true
A=true
sample_rule1: IF A==true
THEN B=true
THEN C=true
sample_rule2: IF A==true
AND B==true
AND G==true
THEN D=true
sample_rule3: IF A==true
AND B==true
AND Z==true
THEN H=true
sample_rule4: IF A==true
AND C==true
THEN E=true
sample_rule5: IF A==true
AND B==true
AND C==true
THEN F=true
照合: sample_rule1
解消: なし
ワーキングメモリ
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
追加
24
前向き推論実行2
更新
ワーキングメモリ
ルールベース
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
sample_rule1: IF A==true
THEN B=true
THEN C=true
sample_rule2: IF A==true
AND B==true
AND G==true
THEN D=true
sample_rule3: IF A==true
AND B==true
AND Z==true
THEN H=true
sample_rule4: IF A==true
AND C==true
THEN E=true
sample_rule5: IF A==true
AND B==true
AND C==true
THEN F=true
照合: sample_rule2,3,4,5
解消: sample_rule5
(戦略1+戦略2)
ワーキングメモリ
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
追加
25
前向き推論実行3
更新
ワーキングメモリ
ルールベース
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
sample_rule1: IF A==true
THEN B=true
THEN C=true
sample_rule2: IF A==true
AND B==true
AND G==true
THEN D=true
sample_rule3: IF A==true
AND B==true
AND Z==true
THEN H=true
sample_rule4: IF A==true
AND C==true
THEN E=true
sample_rule5: IF A==true
AND B==true
AND C==true
THEN F=true
照合: sample_rule2,3,4
解消: sample_rule4
(戦略1)
ワーキングメモリ
E=true
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
追加
26
前向き推論実行4
ワーキングメモリ
ルールベース
E=true
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
更新
照合: sample_rule2,3
解消: sample_rule2
(戦略3)
ワーキングメモリ
D=true
E=true
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
追加
sample_rule1: IF A==true
THEN B=true
THEN C=true
sample_rule2: IF A==true
AND B==true
AND G==true
THEN D=true
sample_rule3: IF A==true
AND B==true
AND Z==true
THEN H=true
sample_rule4: IF A==true
AND C==true
THEN E=true
sample_rule5: IF A==true
AND B==true
AND C==true
THEN F=true
27
前向き推論実行5
ワーキングメモリ
ルールベース
D=true
E=true
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
更新
照合: sample_rule3
解消: なし
ワーキングメモリ
H=true
D=true
E=true
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
追加
sample_rule1: IF A==true
THEN B=true
THEN C=true
sample_rule2: IF A==true
AND B==true
AND G==true
THEN D=true
sample_rule3: IF A==true
AND B==true
AND Z==true
THEN H=true
sample_rule4: IF A==true
AND C==true
THEN E=true
sample_rule5: IF A==true
AND B==true
AND C==true
THEN F=true
28
前向き推論実行6
ワーキングメモリ
H=true
D=true
E=true
F=true
C=true
B=true
Z=true
G=true
A=true
照合: なし
解消: なし
終了
ルールベース
sample_rule1: IF A==true
THEN B=true
THEN C=true
sample_rule2: IF A==true
AND B==true
AND G==true
THEN D=true
sample_rule3: IF A==true
AND B==true
AND Z==true
THEN H=true
sample_rule4: IF A==true
AND C==true
THEN E=true
sample_rule5: IF A==true
AND B==true
AND C==true
THEN F=true
29
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
30
BRMSのインストール方法
▪ Webインテリジェンス講義Webページの
「BRMS_install.docx」を参照
▪ TomcatまたはJBoss AS
▪ GuvnorまたはJBoss Enterprise BRMS
▪ Eclipseと連携する場合
– Eclipse
– drools-distribution
• ライブラリ
– droolsjbpm-tools
• Eclipseプラグイン
31
ログイン方法(JBoss Enterprise BRMSの場合)
BRMS Consoleを選択
32
ログイン方法(JBoss Enterprise BRMSの場合)
brms-users.propertiesで
有効にしたIDとパスワードを入力
33
初期画面
34
用語の説明
▪ アセット
– リポジトリにバージョンとして格納できるものすべて
– ルール,決定表,モデル,テスト,DSL
▪ カテゴリ
– ルール(アセット)を分類するためにユーザが付与可能なラベル
– 1つのルールに複数のカテゴリを設定可能
▪ アセットエディター(Guided Editor)
– ルールを編集可能なエディタ
– 条件,制約,アクション,フィールド,オプションの追加・削除など
が可能
– ルールの検証と確認,ルールソースの参照などが可能
– Business Rules Language (BRL) 形式でルールを編集
35
カテゴリの作成
初期状態ではHome Mortgageと
Commercial Mortgageなどのカテゴリ
が作成されている
36
Knowledge Bases
37
Knowledge Bases
▪ Business rule assets
– ビジネルルールを定義
– Guided Editorを利用して作成するルールと決定表
▪ Technical rule assets
▪ DSL configurations
– DSL(Domain Specific Language)の設定
▪ Model
– データ構造を定義
▪ Enumerations
– データ列挙(ドロップダウンリストの設定)
▪ Test Scenarios
– ルールが正しく動作するかどうかのテストシナリオの作成と実行
▪ Other assets, documentation
38
Model
クラスとそのフィールド
データベースのテーブルとカラム
39
のようなもの
Business rule assets
スプレッドシート形式
BRL(Business Rule Language)形式
40
ルールの構成
▪ When
– ルールの満たすべき条件を入れる
– 例:申請者が21歳未満の場合
▪ Then
– ルールの条件部分が満たされた場合に実行すべ
きアクションが入る
– 例:申請者は年齢制限に達していないため、ロー
ンは却下
41
CreditApprovalルール
ソースコード
mvel:
http://mvel.codehaus.org/
Model: Applicant
42
DSL configurations
Enumerationsで定義
ルールを作成する際に,WhenとThenで選択可能なテンプレートを作成.
43
Enumerations
DSL configurations
Business rules assets
44
BankruptcyHistoryルール
Model
ルールの優先順位を示す数値
45
BankruptchyHistoryルールの
作成手順
46
BankruptchyHistoryルールの
作成手順
47
BankruptchyHistoryルールの
作成手順
変数名の設定が必要
48
BankruptchyHistoryルールの
作成手順
デモで説明
49
BankruptchyHistoryルールの
作成手順
50
Pricing loans決定表
条件
結論
1行に1つのルールが定義可能
51
Pricing loans決定表の
作成手順
52
Pricing loans決定表の
作成手順
53
Test Scenarios
21歳よりも若い場合にはローンできないルールがある.
ある志願者が17歳の場合にローンできないことを
期待するテストシナリオを作成して,実行が正しくできて
54
いることが確認できる.
Package snapshots
パッケージのスナップショットを
保存できる.
55
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
56
Eclipse Guvnor Tools (EGT)
▪ JBoss BRMS(Guvnor)からアセットの参照
や実行を可能にするEclipseプラグイン
▪ Eclipse Guvnor Tools (EGT)
– https://github.com/droolsjbpm/droolsjb
pm-tools/tree/master/drools-eclipse
– http://www.jboss.org/drools/downloads
• droolsjbpm-tools-distribution-5.5.0.Final.zip
▪ インストール方法は「BRMS_install.docx」
を参照
57
EGTの設定
▪ EclipseのWindow->Open Perspective->Otherから
「Guvnor Repository Exploring」を選択
▪ 画面左側の「Guvnor Repositories」の「Add a guvnor
repository connection」を選択し,以下を入力し,
「Finish」ボタンを押す
Tomcatの場合: Repository
/guvnor-5.5.0.Final-tomcat-6.0/org.drools.guvnor.Guvnor/webdav/
58
EGTの設定
59
REST API
▪
パッケージの取得
▪
アセットの取得
▪
BankruptchyHistoryルールのソースの取得
▪
ドキュメント
– http://localhost:8080/jboss-brms/rest/packages/
– http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-tomcat-6.0/rest/packages/
– http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as-7.0/rest/packages/
– http://localhost:8080/jboss-brms/rest/packages/mortgages/assets/
– http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-tomcat6.0/rest/packages/mortgages/assets/
– http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as7.0/rest/packages/mortgages/assets/
– http://localhost:8080/jbossbrms/rest/packages/mortgages/assets/No%20bankruptcies/source
– http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-tomcat6.0/rest/packages/mortgages/assets/No%20bankruptcies/source
– http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as7.0/rest/packages/mortgages/assets/No%20bankruptcies/source
– http://docs.jboss.org/drools/release/5.5.0.Final/drools-guvnordocs/html_single/index.html#d0e3485
60
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
61
演習問題
▪ 旅費規程
–
–
–
–
–
パッケージの作成
モデルの作成
ルールの作成
テストシナリオの作成と実行
Package snapshotの作成
▪ Eclipseとの連携
▪ 参考ページ
– ビジネスルールの館
• http://www.iluminado.jp/drools/drools-50mainmenu-76.html
62
旅費規程
▪ 旅費規程
–
–
–
–
1日の出張時間が4時間未満のとき 日当なし
4時間以上,8時間未満のとき日当Cで1000円
8時間以上,12時間未満のとき日当Bで2000円
12時間以上のとき日当Aで3000円
▪ if-thenルール
– if 1日の出張時間 < 4.0時間 then 日当なし
– if 4.0時間 <= 1日の出張時間 < 8.0時間
then 日当C:1000円
– if 8.0時間 <= 1日の出張時間 < 12.0時間
then 日当B:2000円
– 12.0時間 <= 1日の出張時間 then 日当A:
3000円
63
パッケージの作成
▪ Knowledge BasesのCreate New->New
Packageから「businessTrip」パッケージを作成
64
モデルの作成
▪ Knowledge BasesのCreate New->New
Declarative Modelから「BusinessTrip」モデルを作成
65
モデルの作成
▪
▪
Add new fact typeから「BusinessTrip」を追加
フィールドに,name(Text),hour(Decimal number),dailyAllowance
(Decimal number)を追加
66
モデルの作成
▪ File -> save changesを選択し保存する
– 保存をしないとルールの作成時にモデルが参照できないので注意
67
ルールの作成
rule "日当なし"
when
BusinessTrip ( h:hour < 4.0B , n:name)
then
System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なので、日当はあり
ません。 (ルール:日当なし)");
bt.setDailyAllowance( 0B );
retract( bt );
end
rule "日当C"
when
BusinessTrip ( h:hour >= 4.0B , hour < 8.0B ,n:name)
then
System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なの
で、日当は1000円です。 (ルール:日当C)");
bt.setDailyAllowance( 1000B );
retract( bt );
end
rule "日当B"
when
BusinessTrip ( h:hour >= 8.0B , hour < 12.0B, n:name )
then
System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間な
ので、日当は2000円です。 (ルール:日当B)");
bt.setDailyAllowance( 2000B );
retract( bt );
end
rule "日当A"
when
BusinessTrip ( h:hour >= 12.0B ,n:name)
then
System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なので、日当は
3000円です。 (ルール:日当A)");
bt.setDailyAllowance( 3000B );
retract( bt );
end
68
ルールの作成
▪ Knowledge BasesのCreate New->New Ruleから「日当な
し」,「日当A」,「日当B」,「日当C」の4つのルールを作成
日当A,B,Cについても
同様
69
「日当なし」ルールの作成
▪ ルール
▪ 1日の出張時間が4時間未満のとき 日当なし
70
「日当なし」ルールの作成
▪ ルール
▪ 1日の出張時間が4時間未満のとき 日当なし
71
「日当なし」ルールの作成
72
「日当なし」ルールの作成
System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なので、日当はありません。 (ルール:日当なし)");
73
「日当なし」ルールの作成
74
「日当なし」ルールの作成
75
「日当なし」ルールの作成
76
「日当なし」ルールの作成
77
ルールの作成
▪ 日当A,B,Cについてもほぼ同様の手順で作
成していく
日当A
日当B
日当C
78
テストシナリオの作成
▪ Knowledge BasesのCreate New->New Test
Scenarioから「BusinessTripTest」テストシナリオを作成
名前
(name)
出張時間
(hour)
野中
3.5h
大前
5.0h
米倉
8.0h
嶋口
10.0h
伊丹
13.0h
79
テストシナリオの作成と実行
実行結果
GIVENボタンを押して以下を追加
Add a fieldからnameとhourを追加
EXPECTボタンを押して,Fact valueの
Addボタンを押す
More...ボタンを押して,繰り返し入力
Run scenarioボタンを押す
80
テストシナリオの実行(失敗例)
0とすべきところを
1000に変更すると
テストが通らない
81
Package snapshotの作成
82
Package snapshotの作成
リンクのURLをコピー
http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as7.0/org.drools.guvnor.Guvnor/package/businessTrip/TEST
83
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール
実行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
84
BRMS(Guvnor)のパッケージを
Eclipse上で実行する方法
Guvnorを利用している場合には,drools-distributionを
解凍したフォルダの中のbinariesフォルダを指定.
JBoss Enterprise BRMSを利用している場合には,
brms-standalone-5.3.1/jboss-as/client/droolsを指定.
85
Droolsプロジェクトの作成
86
演習問題で作成したBRMS上のルールをJavaアプリケーションから
呼び出して実行するサンプルプログラム
Package snapshots
で保存したURLを指定
ビジネスルール名を
取得して表示
87
ワーキングメモリに
データ(インスタンス)を追加
ルールを実行
ルール実行時に
保存されたdailyAllowance
変数の値を表示
88
Eclipse上でのBusinessTripルール実行結果
89
概要
ビジネルルール管理システム(BRMS)
JBoss BRMS(Drools,Guvnor)
ES・ルールベースシステム
BRMSの利用方法
EclipseとBRMSの連携方法
演習問題
JavaアプリケーションからのBRMSルール実
行方法
▪ 参考文献
▪
▪
▪
▪
▪
▪
▪
90
参考文献
▪ 日経コンピュータ 2012年3月15日号
– 特集 「超高速開発」 が日本を救う
– http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/NC0804.
html
▪ JBoss Enterprise BRMS Platformドキュメント
– https://access.redhat.com/site/documentation
/JBoss_Enterprise_BRMS_Platform/?locale=jaJP
▪ Guvnor User Guide
– http://docs.jboss.org/drools/release/5.5.0.Fina
l/drools-guvnor-docs/html_single/index.html
▪ ビジネスルールの館
– http://www.iluminado.jp/home-mainmenu1.html
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