ビジネスルール管理システム (BRMS) 2013年6月11日(火) 青山学院大学 社会情報学部 森田武史 2013年度 Webインテリジェンス論 1 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 2 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 3 ビジネスルール管理システム(BRMS) ▪ BRMS: Business Rule Management System ▪ 業務上の規則や条件、判断基準、経験的な対 処パターンをビジネスルールとして定義・登録し、 その組み合わせから複雑な業務判断を自動的 に行うコンピュータ・システムのこと ▪ ビジネスルールをアプリケーションから切り離し て管理可能 ▪ 参考URL – http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0803/ 18/news146.html 4 ES(エキスパートシステム)とBRMSの違い ▪ ill-definedなルール(専門家の暗黙知)から well-definedなルール(業務ルール)に対象を 変更 ▪ DSL(Domain Specific Language)を用いた 自然言語によるルール入力 – システム部門ではなく利用部門がルールを入力可能 になり,開発スピードが向上 ▪ 「業務ルール」をプログラム(Java言語など)に自 動変換 – Java言語からルールを実行可能 – Eclipseなどの開発環境との連携 5 BRMSの有無による開発期間の比較 新規開発 BRMSを 使わない 場合 要件定義/ 基本設計 BRMSを 使う場合 要件定義/ 基本設計 詳細設計 プログラミ ング 結合テスト 総合テスト 単体テスト 結合テスト 総合テスト 期間短縮 システム保守 BRMSを 使わない 場合 要件定義/ 基本設計 BRMSを 使う場合 要件定義/ 基本設計 影響分析 詳細設計 プログラミ ング 結合テスト 総合テスト 単体テスト 結合テスト 総合テスト 期間短縮 6 BRMS製品(ビジネスルール特化型) プログラムの自動生成に特化した製品 ▪ 韓国イノルールズの「innoRules」 – http://www.earnest-business.com/activity/innorules01.htm ▪ なうデータ研究所の「NaU DSP」 – http://www.nau.co.jp/product/dsp.html ▪ 米フェア・アイザックの「FICO Blaze Advisor」 – http://www.fico.com/jp/Solutions/DMTools/Pages/rules.aspx ▪ 米IBMの「IBM WebSphere Operational Decision Management (旧ILOG JRules) – http://www-06.ibm.com/software/jp/websphere/wodm/ ▪ 米スパークリング・ロジックの「Sparkling Logic SMARTS」 – http://my.sparklinglogic.com/index.php/smarts ▪ 米プログレス・ソフトウェアの「Progress Corticon」 – http://www.progress.com/en/corticon/index.html ▪ オープンソースソフトウェアの「JBoss Drools」 – http://www.jboss.org/drools/ ▪ など 7 BRMS製品(オール・イン・ワン型) 業務ルールの実行プログラムに加え,画面プログラムや データベースのスキーマも自動生成する ▪ GCT研究所の「iRYSHA(イェライシャ)」 – http://gcti.co.jp/achitecture/irysha.html ▪ NTTデータの「TERASOLUNA ViSC」 – http://www.terasoluna.jp/product/tool/visc.html ▪ アトリスの「PEXA(ペクサ)」 – http://www.atrris.com/tech/10 ▪ イスラエルのサピエンス・インターナショナルの「Sapiens(サピエンス)」 – http://www.sapiens.com ▪ ウルグアイのアルテッチの「GeneXus(ジェネクサス)」 – http://www.genexus.com/jp ▪ キャノンソフトウェアの「Web Performer」 – http://www.canon-soft.co.jp/product/web_performer/ ▪ ジャスミンソフトの「Wagby(ワグビィ)」 – http://wagby.com ▪ など 8 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 9 JBoss BRMS Platformとは ▪ ビジネスルールやビジネスプロセスの管理,格納,作成,変 更,デプロイを行うためのビジネスルール管理システム ▪ JBoss Enterprise BRMS Platformはレッドハットが提供 している製品版 – ユーザ登録を行うことにより30日間無料で利用可能 • https://access.redhat.com/downloads#eval ▪ JBoss Drools(ドゥルールズ)はコミュニティ版で無料で利 用可能 – http://www.jboss.org/drools 10 BRMSを利用するタイミング ▪ ルールのデプロイや変更の仕組みを管理す る必要がある ▪ 様々なスキルレベルを持つ複数のユーザー がルールにアクセスし編集する必要がある ▪ ルール管理に関する既存のインフラストラク チャーがない ▪ アプリケーションの一部となっている技術的な ルールではなく、「ビジネス」ルールを多数管 理する必要がある 11 BRMSの利用者 ▪ ▪ ▪ ▪ ビジネスアナリスト ルールのエキスパート 開発者 ルール管理者 12 BRMSの機能概要 ▪ BRMS の Web ユーザーインターフェースは、 現時点で米英語、日本語、簡体中国語など、複 数の言語に対応 ▪ ルールエディターの種類が豊富 (グラフィックお よびテキストベースの両方) ▪ バージョン管理 (過去のアセット) ▪ カテゴリー化 ▪ 構築およびデプロイ ▪ 複数のルール「アセット」を 1 つのパッケージに 格納 13 BRMSのアーキテクチャー 14 http://en.wikipedia.org/wiki/Apache_Jackrabbit 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 15 ESの構造 EF KB KA IE WS DI User (Domain Expert) 16 ESの構造 骨格部 Knowledge Base Inference Engine Working Space KB KA (Domain Expert) EF IE WS DI User 周辺部 Knowledge Acquisition Explanation Facility Dialog Interface 17 略語の説明 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ KB:Knowledge Base:知識ベース IE:Inference Engine:推論エンジン EF:Explanation Facility:説明機能 DI:Dialog Interface:対話インタフェース KA:Knowledge Acquisition:知識獲得 WS:Working Space:作業領域 18 認知-実行サイクル 第1サイクル:照合(Matching) WM matching All LHS 照合したルール集合→競合ルール集合(Conflict Set) 第2サイクル:競合解消(Conflict Resolution) 競合解消戦略に従って,一つのルールを選出 第3サイクル: 実行(Execution) 選択されたルールのRHSを実行 19 競合解消戦略 1.できるだけ新しいWM要素照合ルールを優先 2.1で競合解消されない場合,条件節数が多い (複雑な)ルールを優先 3.2で競合解消されない場合,ルールの定義順 業務ルールの場合には,担当者が個々のルー ルに対して,優先順位を指定することが多い 20 簡単なルールベースシステムの構 成 ルールベース ユーザ イ ン タ フ ェ ー ス 推論エンジン ワーキング メモリ 21 用語の説明 ▪ ワーキングメモリ – 複数のアサーション(本実験システムでは,変数=値)が保持されて いる ▪ ルールベース – 複数のルールを保持 – ルールは,条件部(IF部)と結論部(THEN部)から構成される – ルールの条件部にはいくつかのパターン(1つ以上のアサーションに マッチングさせることのできる文字列)が記述され,結論部は新たに ワーキングメモリに加えるアサーションが記述される ▪ 推論エンジン – ワーキングメモリの状態により起動可能なルールをルールベースか ら選択し,解釈実行する – ルールは,条件部におけるすべてのパターンがワーキングメモリに おける要素との照合が成功した場合に起動可能となる 22 例:下記の条件で前向き推論を実行 ワーキングメモリ ルールベース Z=true G=true A=true sample_rule1: IF A==true THEN B=true THEN C=true sample_rule2: IF A==true AND B==true AND G==true THEN D=true sample_rule3: IF A==true AND B==true AND Z==true THEN H=true sample_rule4: IF A==true AND C==true THEN E=true sample_rule5: IF A==true AND B==true AND C==true THEN F=true 推論エンジン(IE) 競合解消戦略(戦略1→戦略2→戦略3) 但し,同じルールを2度適用しない 23 前向き推論実行1 更新 ワーキングメモリ ルールベース Z=true G=true A=true sample_rule1: IF A==true THEN B=true THEN C=true sample_rule2: IF A==true AND B==true AND G==true THEN D=true sample_rule3: IF A==true AND B==true AND Z==true THEN H=true sample_rule4: IF A==true AND C==true THEN E=true sample_rule5: IF A==true AND B==true AND C==true THEN F=true 照合: sample_rule1 解消: なし ワーキングメモリ C=true B=true Z=true G=true A=true 追加 24 前向き推論実行2 更新 ワーキングメモリ ルールベース C=true B=true Z=true G=true A=true sample_rule1: IF A==true THEN B=true THEN C=true sample_rule2: IF A==true AND B==true AND G==true THEN D=true sample_rule3: IF A==true AND B==true AND Z==true THEN H=true sample_rule4: IF A==true AND C==true THEN E=true sample_rule5: IF A==true AND B==true AND C==true THEN F=true 照合: sample_rule2,3,4,5 解消: sample_rule5 (戦略1+戦略2) ワーキングメモリ F=true C=true B=true Z=true G=true A=true 追加 25 前向き推論実行3 更新 ワーキングメモリ ルールベース F=true C=true B=true Z=true G=true A=true sample_rule1: IF A==true THEN B=true THEN C=true sample_rule2: IF A==true AND B==true AND G==true THEN D=true sample_rule3: IF A==true AND B==true AND Z==true THEN H=true sample_rule4: IF A==true AND C==true THEN E=true sample_rule5: IF A==true AND B==true AND C==true THEN F=true 照合: sample_rule2,3,4 解消: sample_rule4 (戦略1) ワーキングメモリ E=true F=true C=true B=true Z=true G=true A=true 追加 26 前向き推論実行4 ワーキングメモリ ルールベース E=true F=true C=true B=true Z=true G=true A=true 更新 照合: sample_rule2,3 解消: sample_rule2 (戦略3) ワーキングメモリ D=true E=true F=true C=true B=true Z=true G=true A=true 追加 sample_rule1: IF A==true THEN B=true THEN C=true sample_rule2: IF A==true AND B==true AND G==true THEN D=true sample_rule3: IF A==true AND B==true AND Z==true THEN H=true sample_rule4: IF A==true AND C==true THEN E=true sample_rule5: IF A==true AND B==true AND C==true THEN F=true 27 前向き推論実行5 ワーキングメモリ ルールベース D=true E=true F=true C=true B=true Z=true G=true A=true 更新 照合: sample_rule3 解消: なし ワーキングメモリ H=true D=true E=true F=true C=true B=true Z=true G=true A=true 追加 sample_rule1: IF A==true THEN B=true THEN C=true sample_rule2: IF A==true AND B==true AND G==true THEN D=true sample_rule3: IF A==true AND B==true AND Z==true THEN H=true sample_rule4: IF A==true AND C==true THEN E=true sample_rule5: IF A==true AND B==true AND C==true THEN F=true 28 前向き推論実行6 ワーキングメモリ H=true D=true E=true F=true C=true B=true Z=true G=true A=true 照合: なし 解消: なし 終了 ルールベース sample_rule1: IF A==true THEN B=true THEN C=true sample_rule2: IF A==true AND B==true AND G==true THEN D=true sample_rule3: IF A==true AND B==true AND Z==true THEN H=true sample_rule4: IF A==true AND C==true THEN E=true sample_rule5: IF A==true AND B==true AND C==true THEN F=true 29 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 30 BRMSのインストール方法 ▪ Webインテリジェンス講義Webページの 「BRMS_install.docx」を参照 ▪ TomcatまたはJBoss AS ▪ GuvnorまたはJBoss Enterprise BRMS ▪ Eclipseと連携する場合 – Eclipse – drools-distribution • ライブラリ – droolsjbpm-tools • Eclipseプラグイン 31 ログイン方法(JBoss Enterprise BRMSの場合) BRMS Consoleを選択 32 ログイン方法(JBoss Enterprise BRMSの場合) brms-users.propertiesで 有効にしたIDとパスワードを入力 33 初期画面 34 用語の説明 ▪ アセット – リポジトリにバージョンとして格納できるものすべて – ルール,決定表,モデル,テスト,DSL ▪ カテゴリ – ルール(アセット)を分類するためにユーザが付与可能なラベル – 1つのルールに複数のカテゴリを設定可能 ▪ アセットエディター(Guided Editor) – ルールを編集可能なエディタ – 条件,制約,アクション,フィールド,オプションの追加・削除など が可能 – ルールの検証と確認,ルールソースの参照などが可能 – Business Rules Language (BRL) 形式でルールを編集 35 カテゴリの作成 初期状態ではHome Mortgageと Commercial Mortgageなどのカテゴリ が作成されている 36 Knowledge Bases 37 Knowledge Bases ▪ Business rule assets – ビジネルルールを定義 – Guided Editorを利用して作成するルールと決定表 ▪ Technical rule assets ▪ DSL configurations – DSL(Domain Specific Language)の設定 ▪ Model – データ構造を定義 ▪ Enumerations – データ列挙(ドロップダウンリストの設定) ▪ Test Scenarios – ルールが正しく動作するかどうかのテストシナリオの作成と実行 ▪ Other assets, documentation 38 Model クラスとそのフィールド データベースのテーブルとカラム 39 のようなもの Business rule assets スプレッドシート形式 BRL(Business Rule Language)形式 40 ルールの構成 ▪ When – ルールの満たすべき条件を入れる – 例:申請者が21歳未満の場合 ▪ Then – ルールの条件部分が満たされた場合に実行すべ きアクションが入る – 例:申請者は年齢制限に達していないため、ロー ンは却下 41 CreditApprovalルール ソースコード mvel: http://mvel.codehaus.org/ Model: Applicant 42 DSL configurations Enumerationsで定義 ルールを作成する際に,WhenとThenで選択可能なテンプレートを作成. 43 Enumerations DSL configurations Business rules assets 44 BankruptcyHistoryルール Model ルールの優先順位を示す数値 45 BankruptchyHistoryルールの 作成手順 46 BankruptchyHistoryルールの 作成手順 47 BankruptchyHistoryルールの 作成手順 変数名の設定が必要 48 BankruptchyHistoryルールの 作成手順 デモで説明 49 BankruptchyHistoryルールの 作成手順 50 Pricing loans決定表 条件 結論 1行に1つのルールが定義可能 51 Pricing loans決定表の 作成手順 52 Pricing loans決定表の 作成手順 53 Test Scenarios 21歳よりも若い場合にはローンできないルールがある. ある志願者が17歳の場合にローンできないことを 期待するテストシナリオを作成して,実行が正しくできて 54 いることが確認できる. Package snapshots パッケージのスナップショットを 保存できる. 55 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 56 Eclipse Guvnor Tools (EGT) ▪ JBoss BRMS(Guvnor)からアセットの参照 や実行を可能にするEclipseプラグイン ▪ Eclipse Guvnor Tools (EGT) – https://github.com/droolsjbpm/droolsjb pm-tools/tree/master/drools-eclipse – http://www.jboss.org/drools/downloads • droolsjbpm-tools-distribution-5.5.0.Final.zip ▪ インストール方法は「BRMS_install.docx」 を参照 57 EGTの設定 ▪ EclipseのWindow->Open Perspective->Otherから 「Guvnor Repository Exploring」を選択 ▪ 画面左側の「Guvnor Repositories」の「Add a guvnor repository connection」を選択し,以下を入力し, 「Finish」ボタンを押す Tomcatの場合: Repository /guvnor-5.5.0.Final-tomcat-6.0/org.drools.guvnor.Guvnor/webdav/ 58 EGTの設定 59 REST API ▪ パッケージの取得 ▪ アセットの取得 ▪ BankruptchyHistoryルールのソースの取得 ▪ ドキュメント – http://localhost:8080/jboss-brms/rest/packages/ – http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-tomcat-6.0/rest/packages/ – http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as-7.0/rest/packages/ – http://localhost:8080/jboss-brms/rest/packages/mortgages/assets/ – http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-tomcat6.0/rest/packages/mortgages/assets/ – http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as7.0/rest/packages/mortgages/assets/ – http://localhost:8080/jbossbrms/rest/packages/mortgages/assets/No%20bankruptcies/source – http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-tomcat6.0/rest/packages/mortgages/assets/No%20bankruptcies/source – http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as7.0/rest/packages/mortgages/assets/No%20bankruptcies/source – http://docs.jboss.org/drools/release/5.5.0.Final/drools-guvnordocs/html_single/index.html#d0e3485 60 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 61 演習問題 ▪ 旅費規程 – – – – – パッケージの作成 モデルの作成 ルールの作成 テストシナリオの作成と実行 Package snapshotの作成 ▪ Eclipseとの連携 ▪ 参考ページ – ビジネスルールの館 • http://www.iluminado.jp/drools/drools-50mainmenu-76.html 62 旅費規程 ▪ 旅費規程 – – – – 1日の出張時間が4時間未満のとき 日当なし 4時間以上,8時間未満のとき日当Cで1000円 8時間以上,12時間未満のとき日当Bで2000円 12時間以上のとき日当Aで3000円 ▪ if-thenルール – if 1日の出張時間 < 4.0時間 then 日当なし – if 4.0時間 <= 1日の出張時間 < 8.0時間 then 日当C:1000円 – if 8.0時間 <= 1日の出張時間 < 12.0時間 then 日当B:2000円 – 12.0時間 <= 1日の出張時間 then 日当A: 3000円 63 パッケージの作成 ▪ Knowledge BasesのCreate New->New Packageから「businessTrip」パッケージを作成 64 モデルの作成 ▪ Knowledge BasesのCreate New->New Declarative Modelから「BusinessTrip」モデルを作成 65 モデルの作成 ▪ ▪ Add new fact typeから「BusinessTrip」を追加 フィールドに,name(Text),hour(Decimal number),dailyAllowance (Decimal number)を追加 66 モデルの作成 ▪ File -> save changesを選択し保存する – 保存をしないとルールの作成時にモデルが参照できないので注意 67 ルールの作成 rule "日当なし" when BusinessTrip ( h:hour < 4.0B , n:name) then System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なので、日当はあり ません。 (ルール:日当なし)"); bt.setDailyAllowance( 0B ); retract( bt ); end rule "日当C" when BusinessTrip ( h:hour >= 4.0B , hour < 8.0B ,n:name) then System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なの で、日当は1000円です。 (ルール:日当C)"); bt.setDailyAllowance( 1000B ); retract( bt ); end rule "日当B" when BusinessTrip ( h:hour >= 8.0B , hour < 12.0B, n:name ) then System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間な ので、日当は2000円です。 (ルール:日当B)"); bt.setDailyAllowance( 2000B ); retract( bt ); end rule "日当A" when BusinessTrip ( h:hour >= 12.0B ,n:name) then System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なので、日当は 3000円です。 (ルール:日当A)"); bt.setDailyAllowance( 3000B ); retract( bt ); end 68 ルールの作成 ▪ Knowledge BasesのCreate New->New Ruleから「日当な し」,「日当A」,「日当B」,「日当C」の4つのルールを作成 日当A,B,Cについても 同様 69 「日当なし」ルールの作成 ▪ ルール ▪ 1日の出張時間が4時間未満のとき 日当なし 70 「日当なし」ルールの作成 ▪ ルール ▪ 1日の出張時間が4時間未満のとき 日当なし 71 「日当なし」ルールの作成 72 「日当なし」ルールの作成 System.out.println(n+"さんの出張時間は、"+h+"時間なので、日当はありません。 (ルール:日当なし)"); 73 「日当なし」ルールの作成 74 「日当なし」ルールの作成 75 「日当なし」ルールの作成 76 「日当なし」ルールの作成 77 ルールの作成 ▪ 日当A,B,Cについてもほぼ同様の手順で作 成していく 日当A 日当B 日当C 78 テストシナリオの作成 ▪ Knowledge BasesのCreate New->New Test Scenarioから「BusinessTripTest」テストシナリオを作成 名前 (name) 出張時間 (hour) 野中 3.5h 大前 5.0h 米倉 8.0h 嶋口 10.0h 伊丹 13.0h 79 テストシナリオの作成と実行 実行結果 GIVENボタンを押して以下を追加 Add a fieldからnameとhourを追加 EXPECTボタンを押して,Fact valueの Addボタンを押す More...ボタンを押して,繰り返し入力 Run scenarioボタンを押す 80 テストシナリオの実行(失敗例) 0とすべきところを 1000に変更すると テストが通らない 81 Package snapshotの作成 82 Package snapshotの作成 リンクのURLをコピー http://localhost:8080/guvnor-5.5.0.Final-jboss-as7.0/org.drools.guvnor.Guvnor/package/businessTrip/TEST 83 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール 実行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 84 BRMS(Guvnor)のパッケージを Eclipse上で実行する方法 Guvnorを利用している場合には,drools-distributionを 解凍したフォルダの中のbinariesフォルダを指定. JBoss Enterprise BRMSを利用している場合には, brms-standalone-5.3.1/jboss-as/client/droolsを指定. 85 Droolsプロジェクトの作成 86 演習問題で作成したBRMS上のルールをJavaアプリケーションから 呼び出して実行するサンプルプログラム Package snapshots で保存したURLを指定 ビジネスルール名を 取得して表示 87 ワーキングメモリに データ(インスタンス)を追加 ルールを実行 ルール実行時に 保存されたdailyAllowance 変数の値を表示 88 Eclipse上でのBusinessTripルール実行結果 89 概要 ビジネルルール管理システム(BRMS) JBoss BRMS(Drools,Guvnor) ES・ルールベースシステム BRMSの利用方法 EclipseとBRMSの連携方法 演習問題 JavaアプリケーションからのBRMSルール実 行方法 ▪ 参考文献 ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ ▪ 90 参考文献 ▪ 日経コンピュータ 2012年3月15日号 – 特集 「超高速開発」 が日本を救う – http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/NC0804. html ▪ JBoss Enterprise BRMS Platformドキュメント – https://access.redhat.com/site/documentation /JBoss_Enterprise_BRMS_Platform/?locale=jaJP ▪ Guvnor User Guide – http://docs.jboss.org/drools/release/5.5.0.Fina l/drools-guvnor-docs/html_single/index.html ▪ ビジネスルールの館 – http://www.iluminado.jp/home-mainmenu1.html 91
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