タスクベースの日本語教育 内容: タスクベースの言語教育とは意味伝達を 重視し、目標言語でのコミュニケーション 能力向上を目的としています。学習者には 彼らのニーズや興味、レベルに合わせたタ スクを与え、目標言語を使わせながら、そ のタスクを遂行することでその言語の実践 的運用力を促進するものです。 スイスで日本語を勉強している学習者と いっても、学習者の背景やレベル、目標は 様々です。また、どんなベテラン教師であ っても、自分の興味や能力、それに授業準 備に割ける時間には限界がありますし、さ らに、日本語学校などで教えている場合 は、授業で使える設備や教科書、資料など の選択にも制約があります。 このような身近な問題点を参加者同士で 共有し、学習者のニーズやレベルに合わせ た教授方法や教材作成のアイデアを、ミュ ンヘン大学やチューリヒ大学で行った授業 の実例を紹介しながら、参加者と一緒に考 えていきたいと思います。 使用するもの: PC(持参可能の方のみ) 今、現在使っている教科書など(持参可 能の方のみ) 目標: 自分のクラスや学習者に合った授業プラ ンや教材をタスクベースで作れるようにす ること 方法: 主にグループワークとディスカッション 自身の授業を振り返り、内省する機会とし て、また他の機関の方々との情報交換の場 としても役立ててもらいたいと思います。 村田裕美子(ミュンヘン大学) h
© Copyright 2024 Paperzz