映画「宇宙(そら)の約束∼いのちが紡ぐ愛の詩∼」について 「うれしい時も悲しい時も、宇宙は私を愛してくれる」 「どうして桜はちゃんと春に咲くんだろう?」 「どうして何もかもがうまくいくようになっているの?」 「私 が私として生まれてきたのはどうして?」かっこちゃんが小さい頃から知りたくてたまらなかった宇宙の 不思議。学校の子どもとの交流、世界を旅して、また最愛の父との別れを通して、その秘密がわかってき た。この宇宙がかなでている愛のハーモニーに、あなたも耳を澄ませてみませんか? ∼作品概要∼ ■ドキュメンタリー 約 96 分 ■字幕 日本語字幕 英語字幕あり ■映画祭実績 ロサンゼルス・ジャパンフィルムフェスティバル 2010 年 4 月 17 日上映 第 8 回桐生市有鄰館芸術祭「KIRYU・シネマ・フロンティア」2010 年 09 月 11 日上映 ∼ 出 演 者 山 元 加 津 子 プロフィール ∼ 石川県の元特別支援学校教諭。学校の子どもたちを「大切なお友達」と呼び、そ の愛のあふれる交流のお話は人々の心を打ち、国内外での講演、著作活動など多 方面で活躍。元同僚の宮田俊也さんが脳幹出血で倒れたことをきっかけに、病気 や事故で気持ちを伝える手段を失った人たちの存在を知る。現在は、宮田さんの リハビリを手伝いながら、たくさんの人が気持ちを伝える手段を取り戻せるよう にと、情報を集めたホームページ「白雪姫プロジェクト」を作ったり、イラスト で会話できる「おはなしノート」を制作したりして、精力的に活動中。 ∼ 監 督 メッセージ∼ 山元加津子さんの詩 宇宙の約束 に出会ったのは、損とか得とか嫉妬や妬みの感 情に自分が振り回されて苦しんでいた時でした。詩を聞くうちに涙が止まらなくなり ました。 ずるい自分 嫉妬する自分 がいてもいいんだと自分を許していました。 どうしてそんな風に思えたのか後で考えると、その詩に溢れているのは、すべての人 やものやことへの愛だったからだと思います。 人やものやことは、必要があってそこに存在し、存在するということ自体が宇宙に 愛されている証拠。そしてすべてが ひとつ命 を支える大切な仲間なんだ、つらいこと悲しいことも含 めて、すべてはつがなって、響きあっているんだ。 「広い宇宙の中で 長い時間の中で あなたと出会えたこと きっときっと宝物」詩の1節が頭の中にこ だましていました。ひとつ命から生まれ出て出会った私たちだとしたら、 出会う ということは、なんと いう奇跡でしょう。様々な個性を持って生まれたこの自分を生き、様々な人やものやことと出会い、影響 を与え合いながら響きあいながら生きていくことの輝きを、描き出せたらと思いました。映画を通じてた くさんの 響き愛 が生まれることを願っています。 岩崎靖子 <上映会主催者の想い> 『生きていくための力と気付きを惜しみなく与えてくれる映画です』 いのちは尊く、大切なもの・・・ 大矢志げ美さん 当り前のことですね。でも、頭では解っていても、 生きていく中では、様々な苦難があり、大切な事を見失ったり、生きることに疲れて しまうこともあります。 私も自分自身が余り好きになれず、生きることが苦しく、死ぬことばかりを想像している 時期がありました。そんな時、偶然か必然か、石川県の特別支援学校で養護教諭を されている山元加津子さん(かっこちゃん)を取り上げたドキュメンタリーや書籍と出会い、 関わって行く中で救われていったのでした。 私と同じように苦しんでいる方や、生きることに立ち止まってしまいがちな方に、 この映画に触れて頂き、また一歩明日に向って踏み出す勇気が湧き出てくれると 大変嬉しく思います。 『どんな人も必要だから生まれてくるんだ。私も必要だからここにいる!!』 この映画で、私が一番心に残った事の一つに「殺人犯や悪いことをするような人も 必要だから生まれて来るの?」という子供たちの疑問にかっこちゃんが出した答えです。 私事になりますが、私は小さい頃からクリスチャンで、イエズス様は 12 人の弟子の中の一人、 ユダに裏切られたのだけど、その裏切ったユダは永遠に救われない。彼は生まれてこない方が 良かった。そんな風に教えられてきました。でも、その考え方がどうもしっくりこなくて、 ずっと気になっていました。すると、その答えがこの映画の中にあることに気づきました。 かっこちゃんは言います。もしも、人間が生まれる前に自分の人生のストーリーを決めてから この世に生まれでるとしたら・・・最初から悪人になりたいと望んで生まれる人はいるかしら? きっといないでしょう。 でもね、どんな物語にも必ず悪役が必要。そんな時、もし神様がいたとしたら、一番優しい 魂の人に、今回はこんなテーマでみんなにこんな事に気づいて欲しいんだけど、それには こんな悪役が必要なんだ。 嫌だとは思うけど、何とか引き受けてくれないだろうか?っていうんじゃないかな? かっこちゃんのその考え方がわたしにとって目から鱗という感じでした。 その時、あらためて思いました。 どんな人も必要だから生まれてくるんだ。私も必要だからここにいる!! そう思うと、心の底から感謝の気持ちが溢れ出してきて、「生まれてきて良かった!!」 「ありがとう」と涙が止まりませんでした。(藤野未央さん) <鑑賞者の感想> 「 争 う こ と を 捨 て ら れ る 」 たくさんの人に伝えたい映画です。皆が自分を大好きになって宇宙のひとつにつながっていること ひとつから生まれて 今があることを知ったなら、争うことを捨てられる・・・・・・ 自分を愛することが、他の生命を愛することにつながっていることを教えてくれたこと この映画に関わる全ての人にありがとう!(齊藤紀興美さん) 「 自 分 に 自 信 が な か っ た け れ ど 」 今、自分に自信がなかったり、うまく生きていけているのか不安に過ごしていました。 この映画を見て、 これでいいんだ と前向きに、自分に対して優しい気持ちになりました。 (Y.H.さん) 「 優 し さ を 配 れ る 人 生 に し た い 」 みんなそのままでいいんだと思います。 生きているうちは、気が付かないけれど、自分が生きていく中で、 ほんの小さな小さな影響かもしれないけど、それが大きな変化に繋がって、 宇宙の力になっているんじゃないかなと思えました。 それが宇宙の中の一つということですよね。 今までは自分を責めることも、沢山あったけど、自分のだめなところも弱いところも 全部それでいいと認めて、心を込めて感謝して生きたいと思いました。 自分も人もすべてのものを認めて、そのすべてに優しさを配れる人生にしたいです。(Y.I.さん) 「 愛 お し く な り ま し た 」 私たちは宇宙に愛されているんだねぇ。今の苦しみも今の悲しみも、いつかいい日のためにある。 たった一つの細胞から、60兆個の細胞に増える。それだけでもすごいよね。 60兆個の粒々ちゃんが、もっともっと愛おしくなりました。温かい映画をありがとう(大川実音吏さん) 「 自 分 を 愛 す る こ と は 人 を 愛 す る こ と 」 宇宙はすべてつながっている。自分を愛することは人を愛すること、 すべてを愛することなのだとまた確信することができました。 自分がすべてを愛しているということは、自分もすべてから愛されているという気がして、 とても安心できますね。このことを未来を担う子どもたちに伝えていきたいと思います。(K.O.さん) 「 改 め て 感 動 」 ひさしぶりにみて、改めて感動しました。 一人でも多くの方に観てほしい映画なので、また、周りの人に宣伝しようと思います。 そして、私の宇宙の約束に想いをはせてみようと思います。(佐藤恵さん) 「 つ な が っ た よ う な 感 覚 」 今まで自分の中にあった点がつながったような感覚がありました。 今日拝見することができて、本当にうれしいです。 この映画をお伝えする側に、今度は関わることができれば、すてきだな∼と感じました。 今日来ることができなかったお仲間に、まず伝えたいと思います。 ありがとうございます。(真木有紀さん) 「 心 の 深 く に 小 さ な し ず く が 」 心の深くに小さなしずくが落とされた気持ちがします。 少しずつ輪が広がっていく予感がして、嬉しく思います。(久保田さん) 「 感 謝 い っ ぱ い 」 今まで何となく感じていた、すべてがみんな繋がっているんだということを、しっかり確信しました。 とても大きな愛の中に私たちはひとりひとりあるのだと思いました。 今日はとても素晴らしい時をすごさせていただき、感謝でいっぱいです。(T.O.さん) 「 全 て 受 け 止 め て い い ん だ よ 」 これで宇宙の約束を見るのは 5 回目です。 宇宙の約束は私達が一番近いところにある生と死をみつめているんじゃないかな?って 何度もみるうちに思えてきました。 そしていつも私が思っていること、「全て受け止めていいんだよ」がたくさんです。 これからも何度も見たいと思います。(あかねさん) 「 安 心 し て ゆ け る 」 苦しい時、神に背負われている自分を思い浮かべることができて、安心してゆけると深く思い、 私は私の設計図の中で生きてゆこうと思えました。 自然界に敏感になりたいと心が命じました。感謝。(Y.A.さん) 【メディア掲載実績】 2009 年 1 月 16 日 CS デジタル放送「読売ザ KANSAI」ニュースとして取り上げられました。 2010 年 8 月 18 日 UTB(ロスアンジェルスのケーブルテレビ会社 United Television Broadcasting Systems)にて映画が放映されました。 ほか
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