版画実技2

版画実技2
9回目
10回目
11∼13回目
エッチング、
リトグラフ、木版画の基礎実技
専門 / 実技 / 2単位
松岡徹(木版画担当) 片山浩(リトグラフ担当)
中田由絵(エッチング担当)
◆授業の到達目標およびテーマ
凹版腐蝕技法(エッチング)、平版(リトグラフ)、木版画のいずれか
の基礎技法の修得。
自由なスケッチ、ドローイング等をもとに、版材から得られる様々な
表現方法を探り、版画を楽しみながら、自己の表現の幅を広げる。
◆授業の概要
エッチング、リトグラフ、油性木版画の3つのクラスに分かれ、それ
ぞれの基本的な技術を用いた作品制作を理解し表現できるようにす
る。
規定の提出作品が完成するごとに講評を行い、到達目標に対して達成
度の確認を行う。
14回目
15回目
3点目・3版による作品制作。版計画、描画。
3点目の描画、製版。
3点目の摺り。描画、製版。(個々の進捗状況が異な
るため、個別指導)①∼③
3点目の摺り。
講評と作品提出。
【木版画を修得するクラス】[登録番号No.
11]
1回目
木版画の用具と材料、下絵と転写方法についての説
明。
2∼4回目 製版(彫り)。(個々の進捗状況が異なるため、個別
指導)①∼③
5,6回目
摺り。(個々の進捗状況が異なるため、個別指導)①
②
7回目
摺り。2点目課題についての説明。
8回目
多版多色の摺りについての説明。
9回目
製版。『見当』の考え方についての説明。
10∼14回目 製版、摺り。(個々の進捗状況が異なるため、個別指
導)①∼⑤
15回目
作品講評と提出。
◆履修にあたっての準備学習(事前学習)
◆授業計画と内容
凹版腐蝕技法(エッチング)
[登録番号No.
9]
、平版(リトグラフ)
[登録番号No.
10]、凸版(木版画)
[登録番号No.
11]を修得する
クラスに分かれて実習を行う。
木版画は油性インクを使い、プレス機で摺る。
受講生はエッチング、リトグラフ、木版画のいずれかのクラスを選
択する。
このクラスを含め、前期週3回開講する『版画実技1(版画実技)』
及び後期週3回開講する『版画実技2(版画実技)』は、いずれも、
美術学部1年生、デザイン学部2年生対象。
アートクリエイターコース1年生は『版画実技1』か後期開講の
『版画実技2』のいずれかの単位取得(2単位)が必修。
2年次より版画コースを専攻する予定の美術学部絵画コース(日本
画、洋画1、洋画2)1年生は、前・後期で開講する『版画実技1』
『版画実技2』いずれか1科目(2単位)の単位取得が必要。
各工房の機材の台数等の関係上、それぞれのクラスに定員を設け
る。
『エッチング』『リトグラフ』『木版画』のクラスの定員は各10名。
材料費2,
000円を徴収。
【登録日時・方法】
4月5日(火)9:4
0∼1
0:3
0にB大講義室で行う「版画実技1、2」
(美術学部1年)
、「版画実技」
(デザイン学部2年)についてのオ
リエンテーションに必ず出席し、その時に配布される所定の用紙
に、受講希望曜日・時限を記入し、その場で提出すること。
受講人数の調整が必要な場合は、抽選の上、各授業の初日に発表
し、他の曜日に移ってもらうことがある。
授業初日のオリエンテーションは、3つのクラス一斉に行うので、
K−1
03(エッチング工房)に集合。
【エッチングを修得するクラス】[登録番号No.9]
1回目
エッチング(腐蝕法)についての説明。ジンク板の準
備及び防腐液の塗布。
2回目
スケッチやドローイングをもとに下絵の制作。
3,4回目
1点目の描画、製版。(個々の進捗状況が異なるた
め、個別指導)①②
5,6回目
1点目の摺り。(個々の進捗状況が異なるため、個別
指導)①②
7回目
アクアチント技法の説明。2点目の版の準備。
8回目
スケッチやドローイングをもとに、下絵の制作。
9∼11回目 2点目の描画、製版。(個々の進捗状況が異なるた
め、個別指導)①∼③
12∼14回目 2点目の摺り。(個々の進捗状況が異なるため、個別
指導)①∼③
15回目
作品講評と提出。
【リトグラフを修得するクラス】[登録番号No.
10]
1回目
リトグラフについての説明。
2回目
1点目・1版単色による作品制作。描画、製版。
3回目
1点目の摺り。
4回目
2点目・2版による作品制作。版計画、描画。
5回目
2点目の描画、製版。
6∼8回目 2点目の摺り。(個々の進捗状況が異なるため、個別
指導)①∼③
多くの受講学生にとって技術的に初めての内容であると思われるの
で、授業の最初に行う説明に遅刻厳禁で臨むこと。
また、版画への関心を深めて制作に臨むこと。
◆成績評価の方法と基準
必ず技法等の説明を受けること。それぞれの版の特性を理解し、製
版、摺りを修得したとみなす作品を、規定の点数の作品を提出。平常
点と作品点で評価する。出席は授業開始5分以内、遅刻は30分以内。
30分以上の遅刻は欠席とする。遅刻、早退3回で欠席1回とカウント
する。
◆教科書
特に使用しない。
◆参考書・参考資料等
特になし。
◆その他
後期月曜日1,2限に開講。
美術学部アートクリエイターコース1年選択必修、デザイン学部2年
選択。