3月号

平成26年(2014)年 3月25日 第12号(№354)
ニ小だより
ニセコ町立ニセコ小学校
教
育
目
標
羊蹄の大地に 豊かな心で
たくましく未来を拓く ニセコの子
℡44-2252
○つ よ く
○なかよく
○かしこく
「看る」ことを通して
校 長
新 井
融
2月後半から学校の裏に旗が立つようになりまし
健室に来て子どもの額に手を添えたり額をくっつけ
た。公務補の成田さんが校舎裏の雪割作業を兼ねて
たりする動作が見られなくなったとのことでした。
迷路を作成してくれました。休み時間や放課後には
体調も悪いし学校に迷惑をかけないように早く下校
その中をゴール目指して進む子どもたちであふれて
させるためとも考えられますが、人前で子どもに触
います。毎日コースの変化があり飽きることがあり
れる姿は確実に減っています。子どもたちの成長過
ません。
程で大切な温もりは触れ合いの中で生まれます。触
日差しの柔らかな3月20日(木)第108回ニ
れ合うためには、様子を「看」て、五感を通したわ
セコ町立ニセコ小学校卒業証書授与式を挙行し、4
ずかな変化を見逃さない敏感なアンテナが必要で
6名の子どもたち全員がこの富士見の丘を去って行
す。子どもたちの日々の成長のために、この1年間、
きました。また、1年生から5年生までは、4月か
「手をかけ」
「目をかけ」て、子どもたちを「看る」
らそれぞれが進級し、新1年生を迎える準備を行い
ことができたか反省をしています。
ます。平成25年度は「あいこ」をテーマに1年間
次年度も、保護者の皆さまから頂きました貴重な
を過ごしてきましたがまだまだと感じ、4月からの
学校へのご意見を踏まえ、学校改善を行っていきた
平成26年度も「あいこ」を引き継ぎます。
いと考えておりますので、引き続きご支援とご協力
さて、この1年間を通して感じた言葉に「触れる」
をお願いいたします。
と「みる」があります。中でも「みる」の字には、
終わりになりますが、本校職員も支援員を含め8名
見る、観る、診る、視る、看るがありますが、
「看」
の転出と退職があります。また、PTAの皆さまに
の字について考えることがあります。「看」の字は
も、今年度を限りに退会される方々がいらっしゃい
「手」と「目」に分解することができます。
ます。本校への教育活動に長らくご支援・ご協力を
携帯電話が全盛となり、
「どこでも」・「いつでも」
電話をかけたりメールをうったり見たりすることが
いただきましたことに、深甚なる敬意と感謝を申し
上げます。
できます。この10年前くらいから、授乳時にお母
さんが赤ちゃんを見ることなくメールを打ったり読
んだりする。そのため、アイコンコンタクトがとれ
ずに赤ん坊とのコミュニケーションが取れなくなっ
たという話題が増え始めました。時を同じくして「熱
が出ているのでお迎えをお願いします。」の学校か
らの電話に、迎えに来た親御さんに変化が見られる
ようになったと報告されるようになりました。先だ
って行われた「子どもたちのSOSに気づき耳を傾
けるための実践研修」【北海道および北海道教育委
員会】主催事業のおいても、学校に迎えに来る保護
者のことが話されていました。それは、保護者が保
教職員異動のお知らせ
板坂
鹿毛
森川
松林
石丸
是友
鈴木
田中
吉浩
貴之
信弘
準
翔太郎
雪七
温未
夕子
岩内町立岩内第二中学校へ
倶知安町立倶知安小学校へ
共和町立東陽小学校へ
共和町立西陵小学校へ
黒松内町立黒松内小学校へ
ご退職
ご退職
ご退職
楽しかったね ~6年生を送る会~
「6年生を送る会」が3月4日(火)に本校体育
館で行われました。1年生はメダルを、2年生は似
顔絵、3年生はペン立てと、6年生に手作りのプレ
ゼントを手渡し、4、5年生は一緒にゲームをした
り、運動したりと楽しい時間を過ごすことが出来
ました。また、先生方からはダンスが発表されま
した。6年生からは一人一人が自分の特技を発表し
ました。最後は、全校児童で合唱をして、6年生と
の最後のひとときを楽しみました。
第108回卒業証書授与式無事挙行
3月20日(木)9時15分より第108回卒業
証書授与式が本校体育館で挙行されました。
一端小康状態だったインフルエンザだけで、17日
(月)は、卒業生を含む18名が欠席となり、一時は卒
業式の開催も心配されましたが、当日は、卒業生46
名が全員出席。新井校長先生から一人ひとりが卒業証
書を受け取ることができました。呼びかけでは、各学
年ごとに6年生と過ごした学校生活の思い出が綴られ
ました。また、卒業生からは、小学校での6年間の行
事の思い出や保護者への感謝の言葉が呼びかけられま
した。卒業式後は、各クラスごと記念写真を撮りまし
た。写真は、卒業アルバムに載ることになります。
雑巾のご寄付ありがとうございました。
今回もたくさんのご寄付を頂きました。毎回
ながら、本当にありがとうございます。
また、時を同じくして、町在住の個人の方より
もたくさんのご寄付を頂戴いたしました。
早速、19日の大掃除で使わせて頂きました。
20日に46名の卒業生をお別れをし、同時に26家庭の保護者がこの学校を去りましたが、今年度も8名
の先生方がこの学校を去られます。お一人おひとりからお別れの言葉を頂きましたのでご紹介いたします。
板坂吉浩教頭
(岩内町立岩内第二中学校へ)
4月に、「宜しくお願いいたします。」とご挨拶を申し上げ
たばかりでしたが、この3月をもちましてニセコ小学校を去る
ことになりました。まだ何もお役に立つことができず申し訳な
く思いますが、新任地では、ここでの経験を生かしてがんばり
ます。ありがとうございました。
石丸翔太郎教諭
(黒松内町立黒松内小学校へ)
この度、住み慣れたニセコを離れ、黒松内町立黒松内小学
校へ異動となりました。ニセコで過ごした6年間、充実した
毎日を送ることができました。小学校の保護者、地域の皆様
には大変感謝をしています。どうもありがとうございまし
た。黒松内でもがんばります。
森川信弘教諭
(共和町立東陽小学校へ)
このたびの異動で、共和町立東陽小学校へ赴任することにな
りました。とても元気な子どもたちに囲まれて、毎日楽しく学
校生活を送らせていただきました。学級の子どもたちとのふれ
あいとともに、野球少年団での指導も心に残っています。ニセ
コ小学校で学んだことを心に刻み、新たな道を進みます。保護
者の皆様ならびに地域の方々に支えられた4年間でした。本当
にありがとうございました。
鈴木温未特別支援講師
(ご退職)
ニセコで過ごした1年間は、毎日が充実していてあっという
間に過ぎていきました。子どもたちの笑顔に力をもらいながら
毎日楽しく過ごすことができました。このようなすばらしい環
境で働くことができたことを嬉しく思っています。大変お世話
になりました。本当にありがとうございました。
鹿毛貴之教諭
(倶知安町立倶知安小学校へ)
ニセコ小学校では8年間、子どもたち、保護者の皆様、地域の
方々と共に充実した時間を過ごすことができました。ありがと
うございました。どこに行っても自慢できるニセコ小学校の子
どもたち。8年間のそれぞれの場面で経験したことを次の教育
活動の土台とし、指針としながら、また、倶知安の新しい風に
吹かれつつ自分を磨きたいと思っています。これまでお世話に
なった各方面の様々な方々に心から感謝申し上げます。ありが
とうございました。
松林純教諭
(共和町立西陵小学校へ)
ニセコでの8年間のうち、学校で過ごせた時間は多くありま
せんが、朗らかでまっすぐな子ども達との毎日はとても充実し
ていました。保護者・地域の皆様には、学校内外で支えて頂き
感謝しております。たいへんお世話になり、ありがとうござい
ました。
是友 雪七特別支援講師
(ご退職)
5月にニセコ小へ来てから11ヶ月。あっという間に過
ぎ、この地を離れることを寂しく思っています。毎日子ども
たちと過ごす中で、たくさんのパワーをもらい、勇気づけら
れました。また、多くのことを子どもたちから教わりまし
た。ここで過ごした時間とたくさんの思い出を胸に、前を向
いて更にがんばっていきたいと思います。本当にありがとう
ございました。
田中 夕子 特別支援講師
(ご退職)
社会人1年目ということで、期待と不安で始まったニセコ町
での生活も、あっという間に1年が過ぎてしまいました。この
1年は、明るく元気な子どもたちのおかげで、楽しく充実した
毎日を過ごすことができました。ニセコ町を離れるのは本当に
寂しいですが、この1年間で学んだことを新たな職場でも生か
したいと思います。保護者、地域の皆様にはたいへんお世話に
なりました。本当にありがとうございました。