マンモグラフィー診断支援ソフトウェア 画像診断支援プログラムのご紹介 生活習慣の変化により、女性の乳癌罹患率、死亡率とも年々大きな増加傾向にあります。 乳房X線画像である「マンモグラフィー」は乳癌の早期発見に有効な手段ですが、その診断にあたっては 僅かな輝度の違いを判断する、独特の読影技術を必要とします。そのため、特別に訓練を受けた医師で なければ正しく診断することはできません。しかしながら、集団検診の増加などで、医師の診断量も激増し 診断現場では、見落としや拾いすぎによる誤診が問題視されています。 本提案においては、滋賀医科大学・立命館大学共同研究による、コンピュータ画像処理を用いた診断支援 システム(CAD)の製品概要をご紹介いたします。 マンモグラフィー原画像 乳癌罹患率の推移 乳癌 資料:厚生労働省 この画像から二大所見である腫瘤陰影/石灰化陰影を判断します。 マンモグラフィー診断支援ソフトウェア 画像診断支援プログラムのご紹介 ★画像診断支援ソフトウェア(ライブラリ)の機能 以下の3つの機能を有し、医師の乳癌診断を強力に支援します。 (1)マンモグラフィー画像の鮮明化・特徴化 (2)石灰化陰影のマーキング (3)腫瘤候補領域のマーキング 従来、この分野の技術は、モルフォロジー演算、集中度計算、高コントラスト化など 一般的な画像処理に限られており、医師の診断を支援するには不十分でした。 の診断支援ソフトウェアでは、開発した様々な新技術を用いており、 実用性を飛躍的に高めています。 ・石灰化はカルシウム を主成分とした数百 ミクロン程度の微細粒 ・背景に比べて明るい、 点状の特徴を持つ。 ・腫瘤は乳房組織内の 癌組織が発達したもの。 ・中心部へ向かうに つれて明るくなる 画像の特徴を持つ。 画像診断ソフトウェアGUI構築例 マンモグラフィー診断支援ソフトウェア 画像診断支援プログラムのご紹介 ■マンモグラフィー画像の鮮明化・特徴化 複雑な乳腺構造と癌部位とを見分けられやすいように、種々の画像処理を行い、 それらを、マンモグラフィー原画像と同時表示することで、医師の診断を支援します。 原画像と4種類の画像処理を同時表示した例を示します。 本技術は、特許出願しています。 原画像 手法1 手法2 手法3 手法4 マンモグラフィー診断支援ソフトウェア 画像診断支援プログラムのご紹介 ■石灰化陰影のマーキング 石灰化部位を見落とすことなくマーキングする手法として、従来のモルフォロジー手法に加えて、 新たな2手法を開発しました(手法1、手法2)。これら、3つの手法による結果を同時に表示する ことで、未検出を防ぐことが出来ます。 石灰化集団が乳頭に向かって三角形状になっている部位をマーキングした例を示します。 の手法では、誤検出と未検出は殆どありません。 原画像 手法1 手法2 モルフォロジー処理 マンモグラフィー診断支援ソフトウェア 画像診断支援プログラムのご紹介 ■腫瘤候補領域のマーキング 3つの手法を開発しました。それぞれ異なったアルゴリズムですので、これらの結果を 医師が総合的に判断することで、診断の精度と効率を高めることができます。 手法1:左より原画像、中間処理、マーキング 手法2:左より原画像、中間処理、マーキング 手法3:左より原画像、中間処理、マーキング マンモグラフィー診断支援ソフトウェア マンモグラフィー医療診断支援の開発背景 滋賀医科大学・外科学講座と立命館大学・マルチメディア集積システム研究室による共同研究内容を、 立命館大発ベンチャー 社が製品として開発を行っています。最新の画像処理技術と アルゴリズム開発により、コンピュータによる画像診断支援の精度が大幅に高まりました。 Takumi Visionのその他の製品 画像処理の専門的開発会社の では、マンモグラフィー診断支援ソフトのほかにも 数多くの画像処理ソリューションを取り揃えております。 一例として、高解像度化やノイズ低減を行う「SuperVision」、画像明瞭化の「OwlEye」、顔検出や 顔認証システムなどございます。各種の産業・民生用画像機器や知能ロボットに利用されています。 詳しくは弊社ウェブサイトをご覧ください。 高解像化 Super Vision お問い合わせ先 滋賀県草津市野路1-5-15-605 TEL: 077-567-2286 http://www.takumivision.co.jp/
© Copyright 2024 Paperzz