ITS Japanニュース№185(2010年7月号)

◆「第17回ITS世界会議釜山2010」最新情報 ◆「DSRC等応用サービス普及促進委員会」の
状況報告について
◆「第20回世界会議東京2013」開催準備情況
◆「次世代デジタル道路情報委員会」の活動報
について
告
◆J-Safety委員会の活動状況について
※写真、図等の著作権はITS Japan及び寄稿者に存するので、利用されたい場合は必ず承諾をとるようにしてください。
◆ 「第17回ITS世界会議釜山2010」最新情報
会議テーマ : “Ubiquitous Society with ITS”
「ITSで築くユビキタス社会」
会期
: 2010年10月25日(月)~29日(金)
会場
: BEXCO, Busan
所在地 : 釜山広域市海雲台区佑2洞12500地
(Bexco: http://www.bexco.co.kr/japanese/main/main.jsp)
公式ホームページ: http://www.itsworldcongress.kr/
Preliminary ProgrammePDF版が公式サイトで発行されました。
韓国では「第17回ITS世界会議釜山2010」の準備が進められています。アジアでの世界会議でもあり日本と
してもできるだけ組織委員会を支援し準備活動を進めています。今後、世界会議をより有益なものにしていくた
め、ご意見、ご要望をいただければ幸いです。関係行事への参加をお願い申し上げます。
主催:大韓民国国土海洋部(省)
運営:釜山ITS世界会議組織委員会
後援:韓国高速道路会社、釜山広域市
運営組織体制:
・ 組織委員会委員長:Mr. LIEU, Chullho韓国高速道路
会社社長/ITS Korea会長
・ 世界会議理事会議長:Prof. CHON, Kyung Soo ソウル
国立大学教授
・ 国際プログラム委員会:
議長:Dr. MOON, Young-Jun, 韓国交通研究院
共同議長:Prof. 池内 東京大学
開催規模:
・予定予算:10,000,000 USD
・参加者目標数:30,000人
・出展者規模目標:1,000コマ
・目標投稿論文数:1,000
・セッション:200コマ
主催者イベント:
1.開会式:10月25日(月) 16:30~18:00 (同時通訳あり)
ウェルカムレセプション 10月25日(月) 18:00~20:00
開会式では以下の登壇が予定されています。
開会宣言:
釜山世界会議組織委員会委員長 Mr. Chullho LIEU
開会式スピーチ:
韓国国土海洋部大臣 Mr. Jong-hwan Chung
釜山市市長 Mr. Nam-sik Hur
AP代表(日本政府代表-総務省と調整中)
米国運輸省RITA(研究・革新技術局)局長 ピーター・アペル
欧州委員会DG MOVE(モビリティー・運輸総局)ディレクター ジョナサン・スキール
*開会式の前に国土海洋部主催の閣僚ラウンドテーブルが企画されています(非公開セッションです)。
2. プレナリセッション:10月26日(火)の午前中に2つ連続で開催されます。 (同時通訳あり)
Plenary Session I : Integrated Goal for ITS Paradigm Shift –
Safe, Convenient and Green Mobility
モデレータ:調整中
スピーカ:
ERTICO-ITS Europe会長 ギュンター・ジマーメイヤー
ITS America会長・アン・フレーマー
中国ITS China会長 Zhongze Wu
Plenary Session II : Ubiquitous Society with ITS – Ubiquity, Transparency, Trustability
モデレータ:調整中
スピーカ:
Iteris社President & CEO アッバス・モハデス
欧州 TBD
ITS Japan会長 渡邉浩之
3. リボンカッティング
I 25日(月) : 開会式
II 26日(火): 展示会場開会式(Plenary I とIIの間)
4. 閉会式:10月29日(金) 14:00~15:30
セッションプログラム:
エグゼクティブセッション (12コマ)
官・民・学の有識者が安全・利便・環境・世界的関心事に関するITSの効果・問題・課題などを取り
上げ、政策や戦略を議論します。日本からも関係省庁・産業界の方々を中心に登壇者を調整してい
ます。
日本政府からの登壇予定者は以下の通りです:
ES01
ES02
ES04
ES06
ES09
“Cooperation on Co-operative Mobility Services "Telecom serving transport"”
大庭 孝之 国土交通省道路局 道路交通管理課ITS推進室長
“ITS Initiatives in Environmental Issues”
辻本 圭助 経済産業省製造産業局 自動車課 電池・次世代技術・ITS室長
“The Role of ITS in Decarbonisation of Transport”
加藤 晃久 警察庁長官官房 参事官
“Information and Communications Technology enabling Ubiquitous ITS Society”
坂中 靖志 総務省総合通信基盤局電波部移動通信課新世代移動通信シス
テム推進室長
“Global Safety”
島 雅之
国土交通省自動車交通局 技術安全部国際業務室長
スペシャルセッション
各地域の専門家が研究・実用段階のITSに関する個別のテーマについて深く掘り下げ、最新の技術
や施策を議論します。全部で約70セッション、日本からは13のセッションが開催される予定です。全73セ
ッションのうち日本からは次の13のセッションが提案されています。
SS2
Imminent Traffic Challenges in Asia Pacific
Megacities vol. 1
アジア開発銀行研究所/ITS Japan
SS7
Technical trend of new ITS wireless system
総務省
SS12
Energy ITS
経済産業省
SS13
Imminent Traffic Challenges in Asia Pacific
Megacities vol. 2
アジア開発銀行研究所/ITS Japan
SS14
Global environmental challenges by utilizing
Cooperative Systems
国土交通省道路局
SS18
“GOTO EV & ITS Island” Driving Tours of the
Future
長崎県
SS25
Application of an Image Recording Type Drive
Recorder for Preventive Safety in Road Traffic
パナソニック
SS26
City mobility project
ITSJapan
SS29
Stakeholder views and examples on Co-operative
systems in rural environment.
日産自動車
SS38
Verification to practical use of VehicleInfrastructure Cooperation Systems
警察庁
SS47
New Market Generation Through Utilization of
"Internet ITS"
インターネット協議会
SS54
Grass-roots ITS - Regional ITS through grass-root 高知工科大学
movement
SS59
Quality Improvement for Next-Generation Car
Telematics
パナソニック
論文:
投稿数 1169編
採用数 1042編
Scientific論文 137編 -AP 89編(韓国36、日本12)、EU 27編、AM 21編
Technical論文 905編 -AP 665編(韓国412、日本101)、EU 165編、AM 75編
展示会: 10月26日(火)~29日(金)
<展示会場レイアウト図(5月14日版)> 次図を参照ください。
・出展者名が記入されているスペースはすでに販売予約済みです。
総面積約26,500平米の展示会場ではブースの予約を受け付けています。
<会場>
BEXCO展示ホール
展示会場は、現在までに全スペースの約90%に予約が入っている状況となっています。日本からは以下の
表のとおり、26企業(日本館は15企業・団体が参加)が参加し、10ブースが構築される予定です。ITS
Japanでは入り口を入ったすぐそば、”A-4-1及びA-4-2”の200㎡に、昨年と同様日本館ブースを設営しま
す。
<お問合せ・お申込み>
下記担当窓口あてにお願いします。
ピコ インターナショナル株式会社
アンリン・レイ(Ms. Anne-Line Rey)
Tel 03-3808-0091 Fax 03-3808-0897 Email [email protected]
出展意向表明済みの日系企業:
・*印は初めての出展
ショーケース:
会場や海雲台ヘウンデ地区にて通信を使ったドライバーへの情報提供や、旅行者の携帯電話などへの情報
提供システムなどのショーケースを検討しています。
テクニカルツアー:
TV1 釜山交通管理センター
TV2 釜山-巨済(コジェ)リンクプロジェクト
TV3 HANJIN新港
TV4 ルノーサムスン自動車釜山工場
TV5 通信サービスデモ
TV6 釜山メトロライン4
TV7 蔚山(ウルサン)交通管理センター
プレ/ポストコングレスツアー:
宿泊を伴う視察ツアーにはソウル市・仁川などに加えて、福岡・長崎(EV&ITS)を視察するツアーも用意
されています。
Galaディナー:10月27日(水) 19:00~21:00 (別料金)
会場:Lotte Hotel Busan
スポンサーシップ:
会議登録費:
フル会議登録
8月1日登録分まで
US$1000
8月2日以降
US$1300
スピーカ・モデレータ登録
US$ 900
学生登録(フル)
US$ 300
展示見学(事前登録)
無料
展示見学(現地登録)
US$ 30
出展者会議登録(フル) US$ 900
*オンライン会議登録締め切りは9月30日です。
今後の予定:
・ 10年7月30日
・ 10年8月1日
・ 10年8月
・ 10月8月中旬
・ 10年9月30日
・ 10年10月25日
ファイナルペーパー提出期限
会議登録早期割引締め切り
「セッションの概要」発売
登壇者登録締め切り
オンライン会議登録締め切り
釜山ITS世界会議
(担当:国際グループ)
【関連行事】
「ITS世界会議釜山2010 説明会」の開催について
(2010年度 第4回 ITS Japanコミュニティプラザ)
「ITS世界会議釜山2010説明会」を、下記内容で行います。参加希望の方は、ITS Japanホームページのイ
ベント情報の「第4回ITS Japanコミュニティプラザ」申し込み欄から、7月15日(水)迄に申し込んでください。
説明会 次第
■期日: 2009年7月16日(木) 16:00~17:30
■場所: ITS Japan A・B会議室
■プログラム:
1) ITS Japan 国際G
「ITS世界会議 概要説明」
2) ITS Japan 国際G
「ITS世界会議釜山2010 概要説明」
3) JTB
「韓国情報」
■参加料: IITS Japan会員は無料。定員40名。
(定員になり次第、締め切らせていただきます)
■申し込み: ITS Japanホームページ(http://www.its-jp.org/)のイベント情報の
「2010年第4回 ITS Japanコミュニティプラザ」申し込み欄から、
7月15日(木)迄に申し込んでください。
※ID・パスワードが必要です。
ご不明な場合は、[email protected]までお問い合わせ下さい。
(担当:総務グループ 廣井)
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◆ 「第20回世界会議東京2013」開催準備情況について
「第20回世界会議東京2013」の準備状況を以下に報告します。
1.準備会議状況
第4回準備会議を6/3に開催、4月の常任理事会後の進展状況を報告し、①10月の組織委員会に向
けての体制とスケジュール、②企画・運営委員会メンバー案、③日本組織委員会メンバー案、④開催基
本計画(第1次原案)のレビューと理念についてのセッション・展示・テクニカルツアーなどの企画への具体的
展開、⑤収支計画原案などの議論を行いました。
2.開催計画基本計画(第1次原案)概要
本計画は、今後、準備活動の進展を踏まえて、その内容を充実・具体化し、順次、必要な改訂を行い
ます。企画・運営委員会で議論・審議を行い、10月開催の第1回日本組織委員会に提案し、計画書の
内容を正式に決定します。第1次原案の概要は以下の通りです。
(1) 開催理念
日米欧3極及びアジア・太平洋(AP)諸国のITS関連トレンドから、3極等が抱えているITS関連の
諸課題の中で、日米欧とAP諸国が協力して取り組むべき課題を抽出し、それらに対して2013年東
京会議がどのような貢献ができるかという視点から、下記の4つが開催理念の候補として挙げられてい
ます。
①世界の移動・交通問題に対し具体的解決策を提示する世界会議
②次世代の持続可能な交通社会の実現を目指す世界会議
③世界のITS組織の連携と発展を促進する世界会議
④ITSの活用による世界のメガシティーの将来像を提示する世界会議
今後も準備会議等で内容の検討を進め、必要に応じて追加・修正を行っていきます。
(2) 基本骨格
今まで準備会議で提示した設定条件を盛り込んだものです。
①開催期間: 2013年10月14日(月)~18日(金) 5日間
②開催会場: 第1日目(10月14日):東京国際フォーラム(予定)
開会式を行う。
第2日目以降(10月15日~18日):東京ビッグサイト(予定)
各種セッション、展示会(屋外試乗等含み)、閉会式等を行う。
③開催規模: 会議登録4,000名以上 全参加者8,000名以上
出展小間数700小間以上
④開催内容: 開会式、各種会議、展示会、テクニカルツアー、ゲストツアー、
Socialイベンント(ウェルカムレセプション、Galaディナー、VIPディナー)、
閉会式等の主旨と概要を紹介
(3) 活動分野別の準備計画
プログラム関係/運営・展示関係/テクニカルツアー関係/ロジスティックス関係/渉外・広報・宣伝関係/
総務・財務・営業企画関係の具体的な業務や運営について、6WGでのこれまでの議論の内容を盛
り込んだものです。(今後も必要に応じて追加・修正します)
(4) 開催準備体制
日本組織委員会構成として、理事会、企画・運営委員会、6部会、ITS Japan内に日本組織委員
会事務局を置きます。理事会は承認機関とし、企画・運営委員会は実質的な議論を行う場とし、世
界会議に関わる企画・立案、審議・承認を行います。
(5) 全体スケジュール
企画・広報・対外活動に大きく関わる時期を念頭に入れ、2013年までに日本組織委員会は4回(1
回/年)開催します。毎年開催される世界会議で進捗状況や企画をPRします。
3.今後の準備スケジュール
第1回企画・運営委員会を、7/15(木)に開催し、開催理念・テーマの紹介と展開、収支計画の妥当
性、本格的体制作り等の審議を行います。今後、企画・運営委員会は、日本組織委員会までに、2回開
催(予定)で、開催基本計画をまとめます。
尚、第1回日本組織委員会は、10月12日(火)15:00~16:30 メルパルク東京(東京都港区芝公園 25-20)で開催します。
(担当:産官学連携プロジェクト 日野/小出)
◆ J-Safety委員会の活動状況について
-2010年度の取組み-
2010年度のJ-Safetyプロジェクトの取組みは、IT新改革戦略の最後のマイルストーンでもある実用化展開へ
の重要なフェーズであると共に、安全のみならず環境・利便なども対象とする次世代協調型システムプロジェクト
へと発展させる年です。このために、下記項目を重点的に実施、展開していきます。
(1) 2010年以降、全国展開/普及促進の道筋の具体化
・ DSSSの運用仕組みづくりと機能確認含むフォロー
・ DSSS・スマートウェイの広報(立上げイベント及びWeb PR等)
・ ASV実用化に必要な課題・外部環境の整理とシナリオ作り
(2) 次世代協調型システム構想の確立
2011年度以降の次世代システムとして、安全のみでなく環境・利便等にも対応したシステムの開発・展
開を目指した新たなプロジェクトおよびその体制を検討します。
① 次世代協調型システム検討
・ 前年度検討した中期次世代システム(~2015、環境・利便含む)をベースに各省庁やITS議連等へ
の提言へ向けた具体化と総合戦略への反映
・ 長期次世代システム(2016~2030、環境、利便含む)の検討とロードマップ作成
② 新体制の検討
・ 次世代協調型システムの開発・展開を目指した新たなプロジェクト体制を検討
-次世代協調型システムプロジェクト検討WG(仮称)の設置
-政官民連携プロジェクトの検討(新IT戦略)
-2013年ITS世界会議に向けたショーケースの検討
③ 国への理解活動推進(要望書等ITS全体の理解活動の一部)
-ITS関連の議員連盟への理解活動
-関連省庁への理解活動
(3) 海外との連携の強化
欧米、アジアとの連携・協調作りと国際標準化支援を行っていきます。
-海外の協調型プロジェクト等との交流・連携
-共通化/規格化すべき項目の洗い出しと標準化機関への提案
(4) 国民/国際理解に向けた国内外への情報発信(総務・国際グループとの連携)
ITS Japan内の活動資産を活かした下記の取組みを進めます。
-日本ITS推進フォーラム、国内シンポジウム等での発表
-ITS世界会議、国際会議等の活用
-インターネット、ホームページ等の活用
(担当:企画グループ 立松)
◆ 「DSRC等応用サービス普及促進委員会」の状況報告について
第26回(2010年度最初)委員会を5/28に開催し、ロードマップWGと普及促進WGから2010年度の活動状
況報告を行いました。結果は下記の通りです。
1.ロードマップWG
(1) ITS車載器の普及方策検討
・今年度1,630基の路側機配備が完了することを受けて、前年度から進めてきたITS車載器の普及促
進を加速すべく、以下の重点項目について取り組んでいます。
①広報活動:講演会・シンポジウム
②展示・実験イベント:車載器の展示、実車を使用した体験デモ
③教育、普及促進:量販店(セットアップ店、販売店等)を対象にした講習会
④HPを利用した啓蒙活動:関係企業間でのリンク連携など
⑤モニター調査支援:省庁・関係団体との連携したITSスポットサービスの効果検証
⑥渉外活動:関係機関への提言活動
(2) 新委員の増強について
・委員会への参加承認をいただいた日本無線、パイオニア、富士通テン、古野電気は、5/28の委員会
から参画していただいています。
2.普及促進WG
3000万台超のETC車載器、ならびに、今後普及段階を迎えるITS車載器を利活用した民間サービスの
普及促進を目的として活動を行います。
(1) ETC多目的利用サービスの普及促進
・前年度に分析を行った「ETC多目的利用サービス普及の課題」に対する解決策を検討します。具体
的には、サービス事業者やサービス利用者の負担軽減、技術やビジネス面など、普及に向けて対策
が必要と考えられる課題に対する解決策を検討し、関連する会員企業や団体、省庁と相談します。
尚、本項の成果は(2)項の検討作業にも活用します。
(2) スマートウェイにおける多目的利用サービスの普及促進
・ETC多目的利用サービスを展開している高速道路会社や、サービス事業者との情報交換を通じて、
ITSスポットサービスの可能性や、普及促進に向けた方策等を検討する機会を設けます。
※ITSスポット:高速道路上などで広域な道路交通情報や安全運転支援情報などのサービス
情報を提供する場所
(担当:普及促進グループ 鈴木)
◆ 「次世代デジタル道路情報委員会」の活動報告
本委員会は、安全・環境に資する走行支援サービスの実現に向け、走行支援サービスが必要とする道路情
報を明らかにし、その道路情報を流通させる仕組みを検討しています。
今年度は、これまで提案してきた道路情報流通の仕組みの検証を具体事例に基づいて行い、メリット・インセ
ンティブを示し、来年度以降の情報流通の実現化につなげることを目標に活動しています。
1.次世代デジタル道路情報委員会 公開シンポジウム開催
今年度は、東大との共催で、会場、時間を昨年より拡大して実施します。
日時: 7月27日(火) 10:00~17:30
場所: 東京大学駒場第Ⅱキャンパス(生産技術研究所内)
※東京大学空間情報科学研究センター(東大CSIS)と共催
収容数: 250名
趣旨: 地理空間情報は、様々な目的で整備され、様々なシーンで利用されるようになったがその利用
は効率的ではない。そこで、東大CSISでは、国・地方自治等の管理者の保有情報を有効利
用する仕組みの検討を行う。一方、ITS Japanでは、安全・環境に資する走行支援サービスを
具体化するために必要となる道路情報には、精度、鮮度、網羅性が必要であり、道路管理者
が管理する道路情報の流通の仕組みの検討を行う。
今回のシンポジウムでは最新状況を報告すると同時に、安全で環境に優しい社会の実現に
向けた産官学の連携を確認し、具体化に向けた各役割を明らかにする。
プログラム:
下記案内による(正式な案内は、下記の東大CSISホームページに掲載)
案内および申し込み方法:
東京大学空間情報科学研究センターWebサイト(イベント掲載欄)
http://i.csis.u-tokyo.ac.jp/news/20100727/
2.委員会活動
以下の二つのワーキングを設置し、検討をさらに進めます。6/15に第1回WG実施しました。
WG1:道路情報流通の検証WG
阪神高速道路㈱、首都高速道路㈱に参加と道路管理データの提示をいただき、モデルケースとし
て、道路情報流通の事例検証を行う。
WG2:移動支援サービス(マルチモーダルサービス)への対応検討WG
㈱ナビタイムジャパンにリーダーをお願いし、海外の標準化動向の調査も含め、自動車と公共交通
等との結節点の情報流通を中心に検討を行う。
平成22年6月吉日
関係者各位
東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)
寄付研究部門「空間情報社会研究イニシアティブ(CSIS-i)」
第10回公開シンポジウム
「真の流通を目指せ~サービスイノベーションを支える社会基盤情報の流通」のご案内
(ITS Japan「次世代デジタル道路情報委員会」シンポジウムとの共同主催)
長雨の候、皆様におかれましては益々ご健勝のほどお慶び申し上げます。
東京大学空間情報科学研究センターでは、平成20年4月より、持続安定的な空間情報社会を実現す
るための総合的かつ実践的な研究を行うことを目的として、寄付研究部門「空間情報社会研究イニシアテ
ィブ」を設立し、鋭意活動を進めております。当部門では、技術開発、学術研究にとどまらず、空間情報の
視点から社会のイノベーションを推進することを目指しています(詳細は掲載の関連URLをご覧ください)。
今回のシンポジウムでは、様々な国土や公共施設等、社会基盤に関する情報の流通を促進し、安全・
安心を支えるサービスの高度化を目指す様々な取り組みをテーマとして行います。また今回はとくに、ITS
Japan「次世代デジタル道路情報委員会」と共同主催で、ITS・道路分野についても、産官学の第一線で
御活躍されている方々をお招きし、取り組みや事例について御講演をしていただくとともに、パネルディスカッ
ションを通じて、御参加の皆様との議論を深める良い機会となることを期待しております。多くの皆様が御参
会いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
記
1.日時 平成22年7月27日(火) 10:00~17:30
2.場所 東京大学駒場第Ⅱキャンパス(生産技術研究所内)An棟2階コンベンションホール
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html(駒場第Ⅱキャンパスへのアクセス)
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/campusmap.html(キャンパス内配置図)
3.主催 東京大学空間情報科学研究センター寄付研究部門「空間情報社会研究イニシアティブ」 特
定非営利活動法人 ITS Japan
4.次第
(司会)東京大学空間情報科学研究センター 特任教授 山田晴利
10:00-10:10 主催挨拶
東京大学空間情報科学研究センター長・教授 浅見泰司
ITS Japan 常務理事 大月誠
10:10-10:35 来賓挨拶
国土交通省大臣官房技術調査課 環境安全・地理空間情報技術調整官 溝口宏樹
経済産業省製造産業局自動車課 ITS推進室長 辻本圭助
警察庁交通局交通規制課 交通管制技術室長 彦坂正人
国土交通省国土技術政策総合研究所 高度情報化研究センター長 藤本聡
【Ⅰ.空間情報の流通に関するセッション】
10:35-11:05 講演
「地理空間情報流通実験コンソーシアムの活動について」
東京大学空間情報科学研究センター 特任准教授 関本義秀
11:05-11:35 講演
「ITSに関わる地図更新について」 株式会社ゼンリン 取締役 津留義信
11:35-12:05 講演
「GIS活用の今・昔」
東京ガス株式会社 導管企画部 導管技術企画G 小坪宏則
(昼休み65分)
【Ⅱ.次世代デジタル道路情報に関するセッション】
13:10-13:40 講演
「次世代デジタル道路情報委員会の活動について」
ITS Japan 次世代デジタル道路情報委員会 委員長 浜田隆彦
13:40-13:55 講演
「道路共通位置参照方式と道路基盤地図情報について」
国土技術政策総合研究所 高度情報化研究センター情報基盤研究室長 遠藤和重
13:55-14:10 講演
「デジタル道路地図協会の取り組み」
日本デジタル道路地図協会 企画調査部長 石田稔
(休憩10分)
【Ⅲ.次世代カーナビの標準化動向に関するセッション】
14:20-14:40 講演
「KIWI4.0研究会の活動について」
Kiwi-Wコンソーシアム KIWI4.0研究会 リーダー 浜田隆彦
14:40-15:00 講演
「ISO/TC204/WG3の国際標準化活動について」
ISO/TC204/WG3 SWG3.2 コンビーナ 田中英男
15:00-15:20 講演
「i フォーラムの取り組み:
道路空間上の移動体に対する防災・災害情報の伝達手法に関する研究」
i フォーラム会長 須藤三十三
(コーヒーブレーク20分)
【Ⅳ.パネルディスカッション】
15:40-16:00 話題提供「道路管理者保有データの活用」
阪神高速道路株式会社 保全交通部保全企画課 課長 加賀山 泰一
16:00-16:20 話題提供「必要な人に必要な情報の提供を目指して ~きめ細かい防災情報~」
気象庁 総務部民間事業振興課 課長補佐 板井 秀泰
16:20-17:20 パネルディスカション
コーディネータ:東京大学空間情報科学研究センター 教授 柴崎 亮介
パネラー:講演者
17:20-17:25 閉会挨拶
17:30- 懇談会(会場:An棟 2階 ホワイエ )
※講演内容は急の事態等で変更になることがあります。
5.お申込み:下記「お申し込みフォーム」よりお願いいたします。
お申し込みフォームURL:http://i.csis.u-tokyo.ac.jp/form/index.php?event_id=csisi_10
※ 定員(250名程度)になり次第締め切ります。その場合、立ち見の可能性があります。
※ シンポジウムは無料、懇談会費用は2000 円を予定しております。
※ お申し込み以外のお問い合わせにつきましては、下記事務局までお願いいたします。
寄付研究部門事務局:[email protected]
6.関連URL
東京大学空間情報科学研究センターWebサイト(イベント掲載欄)
http://i.csis.u-tokyo.ac.jp/news/20100727/
東京大学空間情報科学研究センター「空間情報社会研究イニシアティブ」寄付研究部門
http://i.csis.u-tokyo.ac.jp/index.html
以上
(担当:普及促進グループ 東條)
世界の風景
世界的な観光地や世界遺産を多数抱えるイタリアは、20数世紀前のローマ帝国の匂いや
中世ルネッサンスの香りを漂わせながら、現在の文化が同居する世界有数の歴史と文化の国
です。花の都フィオレンツィアの隆盛と衰退、メディチ家の台頭と衰退を描いた小説、『春の戴
冠』(辻邦生 著)のまま、今もその面影を残しながら訪れる観光客の心を魅了して止みません。
写真下は、シエナの街
写真下は、ピサ・ドォモとピサの斜塔
写真下は、フィレンツェ・
ミケランジェロ広場から旧市街を望む
写真下は、フィレンツェ・ベッキオ橋
写真下は、ミラノ・
ビットリオ・エマヌエーレ2世アーケード
写真下は、ヴェネチア・ゴンドラ乗り場
写真下は、ローマ・コロッセオ
写真下は、ローマ・スペイン広場
日本の風景
写真下は、梓川SAから望む北アルプス
写真下は、早朝の里山(山梨)房
写真下は、昔ながらの田植え風景(山梨)
5.花壇の花々
7月の風景がスライドショーでご覧いただけます。
◆編集後記
「2010サッカー FIFAワールドカップ 南アフリカ大会」での日本チームは戦前の予想を大きく覆し、強豪ひ
しめく予選E組を2位で通過して、決勝トーナメントへとコマを進めました。ベスト8をかけた対パラグアイ戦で
も鉄壁のディフェンスで得点を与えませんでした。延長戦でも決着がつかずPK戦で惜敗したものの日本中
に感動を与えてくれたことは記憶に新しいところです。
感動と共に頂いた寝不足による体調を回復させて、ますます暑さが増す季節を健康に留意しエンジョイし
ていきたいものです。
(H.Y)
編集・発行 ITS Japan
〒105-0011 東京都港区芝公園2-6-8 日本女子会館ビル3階
TEL:03-5777-1012 FAX:03-3434-1755
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