滑川市建設部上下水道課

滑川市下水道事業公営企業会計移行支援業務委託
仕
様
書
平 成 27 年 11 月
滑川市建設部上下水道課
滑川市下水道事業公営企業会計移行支援業務委託仕様書
第1章 総則
(適用範囲)
第1条 本仕様書は、滑川市(以下「発注者」という。)が発注する「滑川市下水道事業公営企業会計
移行支援業務委託」(以下「本業務」という。)に適用する。
(目的)
第2条 本業務は、滑川市下水道事業(公共下水道事業及び農業集落排水事業)(以下「下水道事業」
という。)における経営の健全化、財政状況の明確化及び下水道施設の効率的な維持管理を図るため
に、地方公営企業法を適用(以下「法適用」という。)することを目的とする。
(業務委託期間)
第3条 契約締結日より平成30年3月31日までとする。
(業務の範囲及び内容)
第4条 本業務の範囲は、次のとおりとする。
(1) 企業会計システム、固定資産管理システムの検討・構築業務
(2) 固定資産調査・評価業務
(3) 移行事務支援業務
(準拠する法令、規則等)
第5条 本業務の実施にあたっては、業務委託契約書及び本仕様書によるほか、次の各号に掲げる最新
の関係法令及び施行規則等に準拠し実施するものとする。
(1) 地方公営企業法(同施行令、同施行規則)
(2) 地方公営企業資産再評価規則
(3) 地方公営企業法及び同法施行令に関する命令の実施についての依命通達
(4) 地方自治法(同施行令、同施行規則)
(5) 地方財政法(同施行令)
(6) 下水道法(同施行令、同施行規則)
(7) 個人情報の保護に関する法律
(8) 補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律
(9) 滑川市下水道条例(同施行規則)
(10)滑川市農業集落排水処理施設条例(同施行規則)
(11)滑川市個人情報保護条例(同施行規則)
(12)消費税法(同施行令、同施行規則)
(13)地方公営企業繰出基準及び同運用通知
(14)下水道事業における企業会計導入の手引き(社団法人日本下水道協会編)
(15)地方公営企業法の適用に関するマニュアル(総務省)
(16)地方公営企業法の適用に関する研究会報告書(総務省)
(17)国土交通省下水道工事積算基準
(18)下水道用設計積算要領(各編)
(19)下水道事業の手引(日本下水道新聞社)
(20)その他関係法令、規程、規則、関係図書等
(配置技術者)
第6条 受注者は、本業務における管理技術者、照査技術者及び担当技術者を定め、発注者に通知する
ものとし、秩序正しい業務を実施させるとともに、業務の特質を考慮し、企業会計移行業務及びシス
テム構築のそれぞれについて、専門的知識と経験を有する者を配置する。
(1) 管理技術者は、本業務全般の管理責任者として、地方公営企業会計への移行に精通し十分な技能
と経験を有する者でなければならない。また、管理技術者は、受注者の一切の権限を有するものと
され、発注者は管理技術者に指示等を行なえば足りるものとする。
なお、本業務の遂行に支障をきたすと認められたときには、発注者は、受注者に対し、管理技術
者の変更を求めることができる。
(2) 管理技術者は、平成24年度以降において管理技術者又は担当技術者として、下水道事業を対象と
した資産調査・評価、企業会計システム及び固定資産管理システムの導入並びに法適化移行事務支
援の一連の業務を行い、公営企業会計移行が完了した(同種業務)実績を有するものとする。
(3) 管理技術者は、技術士(上下水道部門-下水道)またはRCCM(下水道)の資格を有する正社
員でなければならない。
(4) 照査技術者は、下水道事業の固定資産及び地方公営企業会計への移行業務に精通し、十分な技能
と経験を有する者で、本仕様書に基づき、適正に業務を実施しなければならない。また、監督職員
の指示する業務の節目ごとにその成果の確認を行うとともに、成果の内容については、受注者の責
において照査技術者自身による照査を行わなければならない。
(5)照査技術者は、下水道事業を対象とした法適用に関する移行事務手続き支援、資産調査・評価の
いずれかの(類似業務)実績を有するものとし、業務の全般にわたり技術的照査を行わなければなら
ない。
(6) 照査技術者は、管理技術者との兼務をすることができない。
(7) 担当技術者は、下水道事業の固定資産及び地方公営企業会計への移行業務に精通し、十分な技能
と経験を有する者で、本仕様書に基づき、適正に業務を実施しなければならない。
(8) 主たる担当技術者は、下水道事業を対象とした法適用に関する移行事務手続き支援、資産調査・
評価のいずれかの(類似業務)実績を有するものとする。
(9) 同種及び類似業務の定義は次のとおりとする。
ア 同種業務
下水道関連事業の企業会計移行に伴う①資産整理・評価、②移行事務支援、③企業会計・固定
資産管理システムの導入、または企業会計システムの勘定科目の調整・カスタマイズ等の①から③
まですべての業務が含まれるものとする。
イ
類似業務
下水道関連事業の企業会計移行に伴う①資産整理・評価、②移行事務支援、③企業会計・固定資産
管理システムの導入、または企業会計システムの勘定科目の調整・カスタマイズ等の①~③のいずれ
かを含むものとする。
(業務計画)
第7条 受注者は、本業務の実施にあたり、十分な協議を行い、次の各号に掲げる書類を提出するとと
もに、発注者の承認を得なければならない。また、受注者はやむを得ず「業務委託実施計画書」の内
容を変更しなければならない場合は、「業務委託変更計画書」を提出し、発注者の承諾を得なければ
ならない。
(1) 業務委託実施計画書
(2) 着手届
(3) 管理技術者届(経歴書を添付すること。)
(4) その他発注者が指示する書類
(工程管理)
第8条 受注者は、作業工程に変更が生じる場合は、速やかに「業務委託変更計画書」を提出し発注者
と協議し承諾を得なければならない。
(資料の貸与)
第9条 受注者は、本業務の履行上必要な資料の収集を行う際は、発注者が保有する資料等を所定の手
続きを経て借用することができる。ただし、資料等は業務終了後速やかに返却をしなければならない。
また、データの形式を変換するために必要な費用等は受注者の負担とする。
(守秘義務)
第10条 受注者は、本業務の実施に関して知り得た発注者の秘密に属する事項について、これを第三者
に漏らしてはならない。
(転用の禁止)
第11条 受注者は、本業務の実施により得た各種情報について、これを発注者の承諾なく第三者に公表、
貸与、あるいは無断に使用してはならない。
(損害賠償)
第12条 本業務に伴い事故等が発生した場合、所要の措置を講ずるとともに、事故発生の原因、経過及
び内容等について、直ちに発注者へ報告しなければならない。
また、万が一損害が生じた場合は、すべて受注者の責任において解決するものとする。
(疑義の解釈)
第13条 本業務の実施について、本仕様書及び関係法令等に明示されていない事項又は疑義が生じた場
合は、発注者と受注者が協議する。
(折衝)
第14条 本業務の実施にあたり、もしくは実施中に本仕様書及び関係法令等に明示されていない事項又
は疑義が生じた場合は、発注者と受注者が協議する。
(打合せ及び報告)
第15条 受注者は、本業務の実施前及び実施中における主要な打合せにあたっては、必ず管理技術者を
出席させ、発注者と十分に協議する。
また、協議内容について、受注者は「打合せ記録簿」をその都度作成し、発注者と受注者で確認の
上、双方1部を保有するものとする。
(検査)
第16条 受注者は、平成27・28年度に発注者の中間検査、平成29年度業務完了時に完了検査を受けるも
のとし、検査合格をもって業務の完了及び成果品の引渡しとする。ただし、本業務完了後であっても、
成果品に記入漏れ、不備、誤り、又は是正すべき事項等が発見された場合は、受注者は発注者の指示
に従い、責任を持って速やかに是正するものとする。なお、当該是正に係る費用は、すべて受注者の
負担とする。
(委託料の支払い)
第17条 発注者は、前条の検査を実施し、合格した場合は、委託契約書で定める委託料を支払うものと
する。
(成果品の帰属・著作権)
第18条 本業務の成果品やデータ等に関する所有権は発注者に属し、受注者は、発注者の承諾を得ずし
て他者に公表、貸与又は使用してはならない。ただし、システムのプログラムに関する著作権は除く
ものとする。
(契約変更)
第19条 発注者は、次の各号に掲げる場合において、本業務の委託契約の変更を行うものとする。
(1) 業務内容の変更により業務委託料に変更を生じる場合
(2) 履行期間の変更を行う場合
(3) 発注者と受注者が協議し、本業務の施行上必要があると認められる場合
(履行期間の変更)
第20条 発注者は、受注者に対し業務の変更の指示を行う場合には、履行期間変更協議の対象である
か否かを事前に通知しなければならない。
(1) 発注者は、履行期間変更協議の対象であると確認された事項であって、残履行期間及び残業務量
等から履行期間の変更が必要でないと判断した場合は、履行期間の変更を行なわない旨の協議に代
えることができるものとする。
(2) 受注者は、契約書の規定に基づき、履行期間の延長が必要と判断した場合には、履行期間の延長
理由、必要となる延長日数の算定根拠、変更工程表その他必要な資料を発注者に提供しなければな
らない。
(3) 契約書に基づき発注者の請求により履行期間を短縮した場合には、受注者は、速やかに業務工程
表を提出しなければならない。
(再委託の制限)
第21条 受注者は、再委託にあたっては、発注者の承諾を得なければならない。
ただし、コピー、ワープロ、印刷、製本、資料整理等の簡易な業務の再委託にあたっては、発注者
の承諾を必要としない。
また、業務を再委託に付する場合には、書面により協力者との契約関係を明確にしておくとともに、
協力者に対し業務の実施について適切な指導、管理のもとに業務を実施しなければならない。
第2章 企業会計システム、固定資産管理システムの検討・構築業務
(目的)
第22条 企業会計制度に的確に対応するとともに、下水道事業の会計事務が安定的かつ効率的に行える
よう、企業会計システム・固定資産管理システムの構築を行う。
(業務の内容)
第23条 本業務の内容は次のとおりとする。
(1) 企業会計システムの構築
(2) 固定資産管理システムの構築
(基本機能)
第24条 企業会計システム、固定資産管理システムとして、次に掲げる基本機能を有するシステムを導
入するものとし、機能要件については、別紙に示すとおりとする。ただし、契約前に協議のうえ変更
することができるものとする。
(1) 企業会計システム
ア
予算管理業務
当初予算、補正予算、繰越、流充用、予算書作成などに対応できること。
イ
執行管理業務
起票、勘定管理、月次統制、月例監査資料作成、資金管理機能などに対応できること。
ウ
決算管理業務
繰越処理、決算整理、消費税納税計算、決算書作成などに対応できること。
エ
固定資産管理業務
固定資産管理及び固定資産シミュレーションを行なえること。
オ
出力機能
帳票出力の他、プレビュー機能、CSV形式出力機能、PDF出力機能を備えていること。
カ
使用ライセンス数は、5つとする。
キ
稼動時期
平成28年10月1日までに導入し、試験稼動及び予算編成に対応できる状態にすること。
なお、本稼動については平成30年4月1日(予定)とする。
(2) 固定資産管理システム
ア 入力は極力マウスによる選択入力方式とするが、キーボードによる入力方式も兼ね備えること。
イ データの処理方式及び格納構造は、入出力作業における応答時間を極力短くし、作業の効率化
を図られるものであること。
ウ 日本語入力機能及び日本語辞書は、一般的にパーソナルコンピュータで使用されている日本語
入力システムであること。
エ
データ入力及び検索時において、関連した業務は、極力初期画面に戻ることなく操作が行える
こと。
カ
検索は各種属性データ(資産名称、取得年度、所在地、各種分類等)により可能とすること。
キ 各データは容易に出力が可能であること。また、テキスト形式による出力も可能であること。
ク データの不正処理や誤消去等を防止する為、本システムを管理または使用できるユーザー管
理機能を設け、各ユーザーのパスワード設定を可能としたセキュリティ機能を有すること。
ケ 使用ライセンス数は、5つとする。
コ
稼動時期
平成28年10月1日までに導入し、試験稼動及び予算編成に対応できる状態にすること。なお、本
稼動については平成30年4月1日(予定)とする。
(信頼性・安全性)
第25条 構築するシステムは、信頼性、安全性、導入の容易性の面から、多くの地方公営企業で導入実
績がある以下の要件を満足するシステムとする。
(1) 滑川市のセキュリティーポリシーを遵守すること。
(2) 高信頼性データベースによりデータ管理の安全性が確保されていること。
(3) 使用者の権限設定によるセキュリティが確保されていること。
(4) 入力方法及びメニュー等が直感的で分かりやすいこと。
(ハードウェア)
第26条 ハードウェアについては次のとおりとする。ただし、クラウド型サービスの利用も可能とする。
(1) 庁内サーバー設置型の場合に納入するハードウェアは次のとおりとする。ただし、システムが安
定して稼働する環境が確保できる場合には、既存機器を有効利用すること。
ア サーバー
イ バックアップ取得用LAN-Disk
ウ ネットワーク製品(HUB、LANケーブル)
エ メーカーのハードウェア保守サービス
(2) クライアントパソコンは、既存のパソコンを使用する。
(3) 基本仕様に記載されていないものでシステムを稼動させるために必要なものについては含めること。
(周辺機器)
第27条 周辺機器については次のとおりとする。
(1) プリンタ等は原則として既存環境を使用するものとする。ただし、既存環境において能力などに
問題がある場合は、発注者と受注者が協議して使用機器を決定する。
(2) 事故などにより、システム及びデータに損傷があった場合にも、迅速に復旧、復元が行なえるよ
う配慮すること。
(3) 非公開情報などの情報漏洩、改ざんなどに対する、セキュリティ機能を備えていること。
(ネットワーク)
第28条 原則として既存の回線を使用することとし、その他に提案するシステムを適切に使用するため
に新たな機器が必要な場合は、発注者と受注者が協議して使用機器を決定する。
また、サーバー機器を外部データセンター等に設置し、本市と外部のデータセンターを回線で接続
する場合は、LGWAN又はそれに準ずるセキュアな回線を用いることとする。
(作業項目)
第29条 企業会計システム・固定資産管理システム導入支援については次のとおりとする。
(1) 運用方針の検討
ア
運用方針の検討
会計処理においてシステムに求める機能要件の検討を行い、水道会計システムの運用を踏まえた
要件整理を行う。システム機能仕様、システム構成仕様、各種出力帳票、導入後の運用サポート等
の整理を行う。
イ
システムの運用支援
導入したシステムについて、法適用開始までのシステム運用等の支援を行う。
事務を担当する職員を対象とした操作研修、操作に関する質問等への対応、障害等発生時の対応
を行う。
(1) 固定資産管理システム構築に係る検討項目
ア
画面構成に関すること。
イ
データの入力方法に関すること。
ウ
処理手順、機能に関すること。
エ
各データの記憶媒体及び格納方法に関すること。
オ
出力帳票の様式に関すること。
カ
パーソナルコンピュータへのシステムインストールに関すること。
キ
システムの操作説明に関すること。
(保守)
第30条 試験運転期間中は、信頼性の高いサポート体制により保守、運用支援等、システムが正常に稼
動するために必要な保守作業を行う。システムで障害が発生した場合には、速やかに対応するものと
する。障害回復時、保守作業の前後にその作業内容や障害原因等を文書にて報告すること。
(その他)
第31条 システム本稼動までに、関連法令及び依命通達等により発生した仕様変更は受注者が対応する
こと。
第3章 固定資産調査及び評価業務
(目的)
第 32 条 本業務は、下水道事業が官公庁会計から公営企業会計へ移行するに当たり、下水道資産である
固定資産を調査・整理・評価することを目的とする。
(業務の内容)
第 33 条 業務対象施設の現状を把握し、資産の調査と整理を行い資産評価(減価償却)を行う。
なお、資産の整理と評価はいずれも電算処理(パソコン処理)にて行うものとする。
(1) 資料収集及び調査・検討
(2) データ検討整理(コンバートデータ作成)
ア 工事情報の検討整理
イ 固定資産情報の検討整理
ウ 間接費の検討整理
エ 財源の検討整理
(資料収集及び調査・検討)
第 34 条 本業務は、次のとおりに実施するものとする。
(1) 資料収集及び調査・検討
ア 既存資料を収集し、資料調査・検討を行い、固定資産データ登録における資産分類の体系、工
事設計書登録番号の体系、及び各種調書の種類等を決定する。
イ 固定資産分類基準の下記項目等について決定する。
・資産分類方針と分類
(管路施設:標準分類手法、処理場・ポンプ場施設:詳細分類手法)
・資産分類毎の耐用年数
・取得価額計算方法
・減価償却計算方法
(固定資産数量)
第 35 条 滑川市の公共下水道事業は昭和 54 年度、特定環境保全公共下水道事業は昭和 59 年度、農業集
落排水事業は平成4年度より建設事業を開始し現在に至っている。この間に整備された施設で「法適
用時点における取得資産を把握する資産の概要は次のとおりである。
(1) 資産整理対象期間
事業開始より平成 29 年度取得資産まで
(2) 固定資産整理数量(平成 27 年3月現在)
ア 管路施設
事業名
区分
延長(km)
マンホールポンプ
汚水
117.1
4か所
雨水
2.1
-
特定環境保全公共下水道
汚水
96.3
5か所
農業集落排水
汚水
62.4
13 か所
公共下水道
イ ポンプ場施設
事業名
施設名称
ポンプ能力
(m3/秒)
供用開始年月
第2中継ポンプ場
9.8
平成5年4月
第3中継ポンプ場
13.0
平成2年3月
特定環境保全
公共下水道
高塚ポンプ場
1.6
平成2年3月
事業名
施設名称
公共下水道
滑川市浄化センター
農業集落排水
早月川東部地区農業
集落排水処理施設
東加積地区農業集落
排水処理施設
公共下水道
ウ 処理場施設
エ 受贈資産・除却資産・不明資産・・・・・・・・・・・・ 一式
オ 土地、車両、工具・備品・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一式
処理能力
(m3/日)
供用開始年月
11,750.0
平成2年3月
257.4
平成7年6月
429.0
平成 13 年4月
カ 無形固定資産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一式
(データ検討整理)
第 36 条 本業務は、次のとおり実施するものとする。
(1) 工事情報の検討整理
既存の工事台帳又は工事設計書相当資料等に基づき工事の基礎的情報を検討し、工事一覧表とし
て整理する。
(2) 固定資産情報の検討整理
工事設計書又は工事設計書相当資料より固定資産の内訳を整理するものである。
また、整理された情報は、請負額相当の固定資産の基本データとする。
(3) 間接費及び財源の検討整理と計算
間接費や財源、消費税等の各年度額データの検討整理を決算書等より算出するものである。また、
整理された情報は、資産取得価額や帳簿価額算出の基本データとする。
第4章 移行事務支援業務
(目的)
第 37 条 本業務は、公営企業会計移行支援業務のうち、下記業務に対し事務支援を行うものとする。
なお、内容、時期等については、発注者と受注者が協議のうえ決定する。
(業務の内容)
第 38 条 本業務の内容は次のとおりとする。
(1) 予算編成支援
公営企業会計移行年度予算の編成事務支援を行う。平成 30 年度から企業会計方式による予算編
成を行うことになり、平成 29 年 10 月頃から編成に取りかかり、前々年度の決算の数値を基礎にし、
見込みとしての「予定開始貸借対照表」を作成する。
(2) 打切決算支援
打切決算及び開始貸借対照表の作成事務支援を行う。
「法適用」にあたり従来の官庁会計を精算し、
新たに公営企業として特別会計を引きつぐ必要があるため、法適用日の前日をもって従前の特別会計
の会計年度を終了する打切決算の支援を行う。
(3) 経営予測
法適用に伴い下水道経営状況が明確になることから、短期(5年間)の経営予測を行う。
短期経営予測は、発注者が作成する建設計画とシステム及び財務会計システムで計算される費用を
基に、損益計算書(営業収益・費用と営業外収益・費用により経常利益・損失を計算)により予測す
るものとする。
(4) 職員研修会(3回を予定)
公営企業会計の基礎知識習得及び職員の経営意識向上を目的として研修会を行う。テーマ(内容)
及び回数に関しては発注者と受注者が協議のうえ実施し、講師の選任・研修用資料の作成等について
は、発注者の確認のもと受注者が行うものとする。
(5) その他支援
その他支援については次のとおりとする。
ア 税務署届け(事業開始、廃止、異動届出書類作成等)
イ 総務省報告(報告書作成等)
ウ 事務引継ぎ(一般事務引継書作成等)
第5章 成果品
(成果品)
第39条 本業務の成果品は次のとおりとする。
(1) 業務報告書(A4規格版チューブファイル)
2部
(2) 企業会計システム、固定資産管理システムの検討・構築業務
ア
企業会計システム
5クライアント
イ
固定資産管理システム
5クライアント
ウ
ハードウェア及び周辺機器
一式
エ
操作説明書
2部
(3) 固定資産台帳作成業務
ア
資産検討・整理・処理成果品(A4規格版チューブファイル) 2部
別紙
滑川市下水道事業会計導入システム機能要件
【共通】
№
1
分類
項目
全般
機能
「地方公営企業法」等の関係諸法令に基づいて開発されたシステムであること。
2
提案するシステムは、貴社のオリジナル(自社開発、所有)のパッケ-ジソフトであること。
3
公営企業会計システムの導入実績が豊富で、下水道事業の企業会計移行支援業務にお
ける実績も多数持っていること。
4
5
滑川市と同規模程度の公営企業団体への導入実績があること。
セキュリティ
使用者ごとにパスワードが設定でき、ID とパスワードで特定された担当者のみが操作でき
ること。
6
パスワードには有効期限が設定でき、有効期限までに変更を行わないとログイン拒否する
ことができること。
7
パスワードの有効期限に達する前の一定時期から変更を督促するメッセージを出し利用
者にパスワード変更を促せること。
8
設定可能なパスワードは、最低桁数を指定し、また、英数の混在登録の要否を管理者が
制御できること。
9
担当者(担当部署)ごとに、操作可能な処理(登録、削除、参照)、プログラムが制御できる
こと。
10
システム管理者がログイン者の操作履歴を確認できること。
11
システム管理者が、現在システムにログインをしている職員とそのログイン時間について
モニタリングできること。
12
操作性
メニュー
メニュー画面は、処理の流れがわかりやすいフローメニューであること。
13
一度のログインで、処理可能な全てのメニューに展開できること。
14
関連する処理を続けて行う場合に、各メニュー間の画面移動が容易に行えるような工夫
がされていること。
15
16
使用しない処理画面には展開できないよう、制御がかけられること。
入力操作
全ての操作について、キーボード入力のみでの処理が可能であること。
17
日付項目は、カレンダー画面、手入力での入力が可能であること。
18
設定により、土日祝日の日付入力ができないよう、制御がかけられること。
19
カレンダーについて、指定金融機関のカレンダーを別に設定できること。
20
各画面において、検索可能な項目や必須項目が一目でわかるよう工夫が施されているこ
と。
21
必須入力もれがあった場合のチェック機能を設けてあること。また、入力もれ箇所が一目
でわかるよう工夫されていること。
22
検索画面については、日本語名称による部分一致検索が可能であること。
23
科目
予算科目、勘定科目については、節の下に「細節」、細節の下に「明細」が設定できるこ
と。
24
3 条予算について、原則、予算科目と異なる勘定科目を登録できないよう制御しているこ
と。
25
3 条予算のうち、例外的なケースでは、予算科目と勘定科目が一致しない場合があるた
め、システム設定により一致しない勘定科目を許可するよう制御できること。
26
消費税
期中税抜処理であること。
27
税区分(課税・非課税・不課税・不課税(特定収入))については、伝票入力時にその都度
操作者が判断するのではなく、予め予算科目(明細)に設定ができること。
28
将来の法改正を考慮し、課税科目の消費税率は、予算科目ごとに設定できること。また、
法改正時には、適用日の判断により自動的に税率の切替が可能なこと。
29
税率改正時の経過措置に対応できるよう、自動的に税率を切り替えた後に入力者が適用
税率を変更することができること。
30
各入力画面では、税込または税抜額を入力することにより、消費税率に応じて消費税額
が自動計算されること。また、端数調整のため、手入力も可能であること。
31
32
総額表示に対応できていること。
データ
33
保存データ
5 年分以上のデータ保存が可能であり、過年度データの参照ができること。
マスタ
変更が見込まれる各項目については、マスタによる設定が可能であり、稼動後も容易にメ
ンテナンスができるよう保守プログラムが準備されていること。
34
科目追加等によるレイアウト(項目)変更が見込まれる各種帳票(試算表、貸借対照表等)
については、マスタによる設定変更が可能であること。
35
マスタ設定内容については、マスタリストにより設定内容が容易に確認できること。
36
業者情報については、社名・代表者・住所等の変更が頻繁に起こることに配慮し、日付に
よりそれらの情報の変更を判定できるよう工夫がなされていること。また、変更情報はその
内容が適用される前に入力することが可能なこと。
37
年号については、マスタ管理されており元号切替時にシステム設定で変更に対応できるこ
と。
38
セグメント情報を登録できること。また、セグメント情報のメンテナンスを行えること。
39
データ加工
版下作成等、二次利用が必要な帳票については、帳票出力項目のとおりに、CSV データ
へ抽出が可能であること。
40
41
印刷・プレビ
システムから出力される帳票については、全て、プレビュー画面にて印刷せずに確認がで
ュー
きること。
プレビュー画面では、表示の拡大縮小、ページの前後移動、先頭最終ページへの移動が
容易に行えること。
42
帳票出力時、印刷頁、部数の指定が可能であること。
43
出力帳票のサイズはA4判であること。
44
システムから出力される帳票については、全て、PDFによる出力が容易に行えること。
【企業会計システム】
№
分類
項目
45
予算編成・予
予算要求・査
算書作成
定
46
機能
前年度予算要求内容が複写でき、本年度のデータとして利用できること。
積算基礎入力について、登録済みの全データより、当年度・過年度、当初・補正を問わず
参照して登録ができること。
47
マスタにて予算単価が設定でき、予算要求入力時に利用できること。
48
予算積算基礎入力は、数式による計算方式と名称項目記入方式のどちらでも混在して入
力できること。
49
予算積算基礎入力は、税込み、税抜きの選択が、予算科目別に可能であること。
50
予算編成時に、月別の執行計画を登録できること。
51
月別の執行計画は、個別設定することも、保留率に基づき残額を均等に配分することも可
能であること。
52
所属別予算配当を行うことができ、所属別に予算要求入力、一覧表の作成ができること。
53
他課(係)の予算入力、確認ができないよう制御が可能なこと。また、権限により、全所属
分の予算確認、出力が可能であること。
54
予算見積要求書(記入用、予算要求用、査定用)への前年度当初予算額の印字が可能で
あること。
55
予算見積要求書(記入用、予算要求用、査定用)への前年度現計予算額の印字が可能で
あること。
56
予算編成時に、予算科目の追加ができること。また、予算科目は、年度ごとに新規科目の
追加、訂正、削除が可能であり、各帳票へも反映できること。
57
予算科目について、経常、臨時、新規の区別ができ、臨時科目については、次年度予算
編成時には、自動的に次年度科目体系から外すことができること。
58
予算査定が5回まで行えること。
59
査定開始時には、各課(係)単位での要求入力制限が可能なこと。
60
予算査定の一覧が、各課(係)ごとに作成できること。
61
予算査定が複数回行われた場合、査定回数分の履歴管理ができること。
62
予算要求額と査定額(各回)については、それぞれ別々に管理できること。
63
予算要求段階、各査定段階での消費税計算書の作成が可能であること。
64
補正予算は、99 回まで入力可能であり、当初予算と同様の処理ができること。
65
当初予算、補正予算ともに、予算確定処理により、最終査定額が予算額として反映するこ
と。
66
月別に作成した予算執行計画に基づいて予算配当が可能であること。その際、任意の期
間を月単位で選択して配当できること。
67
68
予算書
予算実施計画書(目レベル)の作成が可能であること。
予算実施計画明細書、予算事項別明細書が、節レベル(細節・明細印字可)で作成可能
であること。
69
予定キャッシュ・フロー計算書を作成できること。
70
決算見込、当初予算の仕訳を作成することにより、予定貸借対照表(当年度分)の作成が
可能であること。
71
決算見込の仕訳を作成することにより、予定損益計算書(前年度分)の作成が可能である
こと。
72
決算見込の仕訳を作成することにより、予定貸借対照表(前年度分)の作成が可能である
こと。
73
予算貸借対照表、予定損益計算書については、千円まるめ処理ができ、円単位だけでな
く千円単位でも出力が可能であること。
74
予算対前年度比較表の出力ができ、比較値に対する増減、伸率の確認が可能であるこ
と。
75
損益計算書、貸借対照表、資金計画書、実施計画書、事項別明細書を CSV データに出
力することができ、版下としても利用可能であること。
76
繰越予算
事故繰越、建設改良繰越の支出負担行為データを抽出し、翌年度へ繰り越すことができ
ること。
77
支払
伝票処理
予定処理(例:起工伺、物品購入伺)、負担処理(契約時)、決定処理(債務発生時)のどの
段階からでも入力が可能であること。
78
工事関係、物品関係、経常経費関係、資金前渡関係、預り金関係等、決裁伝票は、処理
に応じた個々のレイアウトでの出力が可能であること。
79
リース料支払時に利息と元本相当部分を 1 回の伝票入力で支払処理ができること。
80
予定支出負担、支出負担、支出決定の各入力では、過去に作成した伝票を検索して呼び
出し、必要なところだけを修正して新たに伝票作成ができること。
81
金額と予算科目により、決裁区分を自動的に判断できること。ただし、入力時に修正もでき
ること。
82
決裁帳票の決裁欄には、設定により、「※」、「/」、「専決」等の印字ができること。
83
予定支出負担行為(起工伺、物品購入伺)処理機能を有しており、予定(設計)レベルでの
予算残管理が可能であること。
84
予定支出負担行為伝票については予定価格情報の漏出を防ぐため、予定価格を印字せ
ずに出力することが可能であること。
85
変更予定支出負担行為処理機能を有していること。
86
支出負担行為処理機能を有していること。
87
変更支出負担行為処理機能を有していること。また、請負率から変更支出負担行為金額
を自動計算できること。
88
支出決定行為(支出調書)処理機能を有していること。
89
支出負担行為兼支出調書(兼票)処理機能を有していること。
90
予算執行を伴わない支出(B/S 科目支出)処理機能を有していること。
91
1支出負担行為に対して、複数回の支出決定(支払い)が可能であること。
92
工事関係処理として、1 入力で複数予算科目(例:3 条予算と 4 条予算)の入力が可能で
あること。
93
経常経費関係処理として、1伝票で複数予算科目の入力が可能であること。
94
予定支出負担行為、支出負担行為で止まっているデータのチェックが可能であること。
95
予定支出負担番号を入力することにより、予定データと関連付けて、支出負担入力が行え
ること。
96
予定支出負担データの支出負担入力への取り込みが、バーコードリーダーを使用して行
えること。
97
支出負担番号を入力することにより、負担データと関連付けて、決定入力が行えること。
98
支出負担データの決定入力への取り込みが、バーコードリーダーを使用して行えること。
99
工事前払・資
工事前払い処理(工事前払金で支払、精算後に予算科目に振り替え)を有していること。
金前渡
100
工事前払未振替データをチェックする機能を有していること。
101
工事前払振替結果が確認できる一覧表が作成できること。
102
資金前渡処理(前渡科目で支払、精算後に予算科目に振り替え)を有していること。
103
資金前渡振替の前後で、資金前渡精算書の作成ができること。
104
資金前渡未振替データをチェックする機能を有していること。
105
資金前渡振替結果が確認できる一覧表が作成できること。
106
資金前渡精算時、精算額が前渡額を下回った場合、納入通知書を自動発行し、戻入処理
を行うことができること。
107
予算執行
108
予算残のチェックが、節、細節、明細、所属別・節、所属別・細節から選択できること。
予算残がマイナスの場合、予算執行を制限できること。また、予算残マイナスのメッセージ
後、執行することも可能な設定ができること。
109
予算科目にあらかじめ税区分(課税、非課税、不課税・不課税(特定収入))が設定でき、
執行時の選択が容易にできること。
110
仕訳
仕訳を意識せずに、伝票処理が行えること。また、必要時には、作成仕訳を画面にて確認
できること。
111
予算科目に事前設定することにより、支出処理時に、予算科目を選択すると、発生予定の
仕訳が自動的に作成できること。
112
未払計上方法について、予算科目及び勘定科目ごとに事前設定できること。また、その方
法は、通常未払い、半期未払い、年度末未払いから選択できること。
113
通常は未払計上しない科目でも、処理日と支払日が年度をまたぐ場合には、自動的に
未払の振替伝票が作成されること。
114
支出決定伝票については、発生予定仕訳を印字する・印字しないを選択可能であるこ
と。
115
支払管理、作
支払予定日、支払方法及びセグメントごとに、支払予定表が作成できること。
表
116
伝票入力時に、債権者のスポット入力ができること。
117
契約先、支払先の入力時に、郵便番号検索による住所入力ができること。
118
契約先と支払先が異なる場合にも区別して入力できること。
119
支払先口座情報の入力時に、銀行・支店コードの文字検索ができること。
120
1つの債権者に対して、複数の口座情報が登録できること。
121
前払用口座情報を設定することにより、前払決定入力時に、前払用口座情報が自動的に
指定できること。
122
支払審査を開始するための「出納受渡処理」ができること。また、処理後に、伝票
データの修正、削除が制限できること。
123
出納受渡処理は、支出伝票に印字されたバーコードを用いて受渡処理を行うことが
できること。
124
口座振込の場合、1 支払入力で複数債権者への支払いが可能であること。
125
予算執行額と実支払額が異なる場合、振込用データ作成前に、振込金額を変更すること
ができること。
126
複数債権者への支払があるデータについて、一覧表にて確認ができること。
127
複数債権者への支払があるデータについて、一覧表にて支払先口座情報が確認ができる
こと。
128
口座振込依頼書(受領書)が作成できること。また、口座振込データ未作成分のみの出力
が可能であること。
129
口座振込データ(全銀協フォーマット)により、口座振込処理が可能であること。
130
口座振込データについて、同一支払日、相手先、口座番号の情報を、設定により、1 件に
取りまとめることができること。
131
口座振込の場合に、伝票金額とは別に、実支払額での支払いが可能であること。
132
指定金融機関が所属別に異なる口座で管理できること。
133
金融機関統廃合に伴い、債権者マスタのメンテナンスを行うにあたり、金融機関毎に債権
者情報を出力することが可能であること。
134
債権者別の支払通知明細書が作成できること。
135
債権者マスタリスト、支払通知ハガキ等で、個人情報の漏洩を防ぐために、個人情報をマ
スキングする機能を有していること。
136
個人情報をマスキングする場合、全債権者についてマスキングするか、マスキング対象の
相手先を個別に設定するかをシステム管理者が選択できること。
137
支払日、支払方法ごとに、支払先、支払額、支払先口座情報が確認できる支払明細一覧
が作成できること。
138
未払金について、未払科目別に確認できる一覧表が作成できること。
139
未払金について、予算科目別に確認できる一覧表が作成できること。
140
未払金について、債権者別に確認できる一覧表が作成できること。
141
工事請負、委託、物品等、契約分類ごとに、指定した契約金額以上の重要契約の一覧を
出力できること。
142
予算科目、契約方法別に、指定した契約金額以上の、契約内容の一覧表を作成できるこ
と。
143
振替日締後、複数伝票を取りまとめた一覧表形式の振替伝票が作成できること。
144
振替日締後、1 伝票ごとの単票形式の振替伝票が作成できること。
145
支払確定後、複数伝票を取りまとめた一覧表形式の支払伝票が作成できること。
146
支払確定後、1 伝票ごとの単票形式の支払伝票が作成できること。
147
銀行、支店別に、口座振込金額を集計する一覧表が作成できること。
148
予算科目(節、細節、明細)ごとに、支出負担行為以降の支出予算差引簿が作成できるこ
と。
149
所属別に、予算科目(節、細節、明細)ごとに、支出負担行為以降の支出予算差引簿が作
成できること。
150
予算科目(節、細節、明細)ごとに、支出負担行為以降の支出予算差引簿が作成できるこ
と。また、所属の印字も行えること。
151
予算科目(節、細節、明細)ごとに、予定支出負担行為以降の支出予算差引簿が作成でき
ること。
152
所属別に、予算科目(節、細節、明細)ごとに、予定支出負担行為以降の支出予算差引簿
が作成できること。
153
予算科目(節、細節、明細)ごとに、予定支出負担行為以降の支出予算差引簿が作成でき
ること。また、所属の印字も行えること。
154
照会
予定支出負担行為データについて、処理日、所属、予算科目の指定により、負担行為未
入力の予定情報の一覧が照会できること。
155
支出決定入力済のデータについて、支払先、支払予定日、支出科目の指定により、支払
情報の一覧が照会できること。
156
処理年月、所属、予算科目を入力することにより、予算執行状況・予定額も含めた内訳が
照会できること。
157
処理年月、所属、予算科目を入力することにより、予算執行状況・負担以降の内訳が照会
できること。
158
支払済のデータについて、支払先、支払金額、支払予定日、科目コードの指定により、支
払済情報の一覧が照会できること。
159
年度、負担番号を入力することにより、支払先情報・設計変更情報・支払情報が照会でき
ること。
160
決定処理日、支払日、所属、種別、支払金額、伝票番号等で伝票を絞り込みそれぞれの
締め処理状況を確認できること。また、締め処理状況は印刷することができること。
161
給与管理シス
給与管理システムにて作成された連携データを取り込むことができること。
テム連携
162
連携データに基づき、支給額より控除額を差し引いた費目別の仕訳を作成し、振替伝票と
支払伝票を作成できること。
163
控除分については自動で仕訳を作成し、振替伝票と支払伝票を作成できること。
164
調定・収納
調定
165
工事負担金、手数料等、1 件単位の個別調定が可能であること。
下水道使用料、受益者負担金等、複数調定を取りまとめた集合的な調定処理が可能であ
ること。事前に未収金計上する場合、入金時に調定する場合どちらにも対応ができるこ
と。
166
前受処理に係る個別調定処理が可能であること。
167
個別調定及び個別収納では、過去に作成した伝票を検索して呼び出し、摘要、債務者を
参照して新たに伝票作成ができること。
168
集合調定及び集合収納では、過去に作成した伝票を検索して呼び出し、摘要を参照して
新たに伝票作成ができること。
169
個別調定の場合、複数科目の取りまとめ調定ができること。また、納入通知書に調定科目
を複数列記することが可能であること。
170
個別調定の場合(前受処理含む)には、納付書の発行及び再発行が可能であること。
171
納入通知書は、未収計上の場合だけでなく、現金調定(未収計上無し)の場合でも作成が
可能であること。
172
納入通知書発行後は、未収計上の有無に関わらず、画面、帳票の両方で未納の管理が
できること。
173
個別調定の場合には、調定伝票に対して、当該調定の増減入力が行えること。その際、
納入通知書を発行できること。
174
個別調定の場合で調定増入力を行った場合に発行される納入通知書について、印字金
額を今回調定増分の金額とするか総調定額(ただし、既納分を除く)とするか、システム管
理者が選択可能であること。
175
個別調定の場合には、当該調定に対する収納登録を分割して登録することもできること。
176
個別調定について、その調定増減履歴及び収納履歴を「個別調定履歴一覧表」として出
力し確認できること。
177
調定、調定減等の仕訳パターンを事前に登録することができ、伝票作成時に検索して選
択利用が可能であること。
178
調定の振替伝票データは、日締処理により反映すること。
179
調定日締処理は、処理権限により、解除することも可能であること。
180
予算科目や未収科目を誤って入力した場合に、更正伝票の入力が可能であること。
181
収納
下水道使用料等、複数収納を取りまとめた集合的な収納処理が可能であること。
182
集合収納時、調定年度別に、件数及び金額が入力できること。
183
個別処理の場合、調定番号を入力することにより、収納(消込)処理が行えること。
184
同時調定(未収計上無し)に対する収納処理が可能であること。
185
予算執行を伴わない収納(B/S 科目収納)処理機能を有していること。
186
収入伝票データは、日締処理により反映すること。
187
収納日締処理は、処理権限により、解除することも可能であること。
188
前受金
前受処理に係る個別調定処理を行った場合、前受金入金後、調定番号を入力することに
より、予算科目への振替処理が可能であること。
189
前受振替のデータは、日締処理により反映すること。
190
前受日締処理は、処理権限により、解除することも可能であること。
191
前受金については、調定科目への振替予定、振替結果を確認できる帳票を有すること。
192
前受金の精算登録時、前受金精算書及び調定伺書が出力できること。
193
作表
194
調定日締後、複数伝票を取りまとめた一覧表形式の振替伝票が作成できること。
調定日締後、複数伝票を取りまとめた一覧表形式の振替伝票が所属別に作成できるこ
と。
195
調定日締後、1 伝票ごとの単票形式の振替伝票が作成できること。
196
収納日締後、複数伝票を取りまとめた一覧表形式の収入伝票が作成でき
ること。
197
収納日締後、1 伝票ごとの単票形式の収入伝票が作成できること。
198
予算科目ごとに調定額が把握できる調定額集計表が作成できること。
199
所属別に、予算科目ごとに調定額が把握できる所属別調定額集計表が作成できること。
200
調定日ごとに、調定伝票の明細が確認できる調定明細表が作成できること。
201
調定日ごとに、所属別に、調定伝票の明細が確認できる所属別調定明細表が作成できる
こと。
202
収納科目ごとに収納件数、収納額が把握できる収納日計表が作成できること。
203
所属別に、収納科目ごとに収納件数、収納額が把握できる所属別収納日計表が作成でき
ること。
204
収納科目ごとに収納件数、収納額が把握できる収納月計表が作成できること。
205
収納日ごとに、収入伝票の明細が確認できる収納明細表が作成できること。
206
収納日ごとに、所属別に、収納伝票の明細が確認できる所属別収納明細表が作成できる
こと。
207
収入予算差引簿が出力できること。また、画面でも照会できること。
208
調定年度別、予算科目別に、「調定額・件数、収納額・件数、未納額・件数」が確認できる
未収残高確認帳票が月次レベルで出力できること。
209
未収金については、未収科目別、予算科目別、所属別予算科目別に未収額を確認できる
帳票を有すること。
210
未収計上していない個別調定についても、納付書発行後の未入金状況を、未入金一覧表
にて確認できること。
211
各一覧表には、設定により、決裁欄を印字することが可能であること。
212
照会
個別に調定処理を行った伝票については、科目や調定日から検索し、照会画面にて、未
収、入金、精算状況及び伝票内容が確認できること。
213
日次・月次処
振替
現預金支出、収入を伴わない振替伝票の作成が可能であること。
理
214
振替伝票入力時に、過去に作成した伝票を検索して呼び出し、摘要を参照して新たに伝
票作成ができること。
215
振替処理は、期中仕訳と決算仕訳を区別して入力でき、合計残高試算表作成時に反映で
きること。
216
決算整理仕訳等の仕訳パターンを事前に登録することができ、伝票作成時に検索して選
択利用が可能であること。
217
続けて入力する仕訳については、1 件入力後、自動的に表示する機能を有していること。
218
振替伝票データは、日締処理により反映すること。
219
振替日締処理は、処理権限により、解除することも可能であること。
220
振替日締後、複数伝票を取りまとめた一覧表形式の振替伝票が作成できること。
221
振替日締後、複数伝票を取りまとめた一覧表形式の振替伝票が所属別に作成できるこ
と。
222
223
振替日締後、1 伝票ごとの単票形式の振替伝票が作成できること。
予算流用充
予算流用が可能であること。また、予備費の予算充用が可能であること。
用
224
同一科目で、所属間の予算の組替が可能であること。
225
予算科目に流用できるグループの設定、流用禁止の設定ができること。
226
1 対複数、複数対 1 の予算科目にて、予算流用充用処理が可能であること。
227
予算流用充用データは、入力時に予算額に反映するのでははく、確定処理により、予算
現額に反映すること。
228
確定処理は、処理権限により、解除することも可能であること。
229
予算流用戻し処理が可能であること。
230
予算流用充用の明細表が、流用充用日順、予算科目順それぞれで作成できること。
231
日次・月次
232
現預金残高の集計表が、銀行別、預金種別ごとに、日次、月次単位で作成できること。
入出金の明細表が、銀行別、預金種別ごとに、日単位を明細として一覧形式で作成でき
ること。
233
勘定科目別に、現金預金、振替額、合計を集計する会計日計・月計表の作成ができるこ
と。
234
縦列、横列それぞれに任意の予算、勘定科目(款~明細)を設定できるマトリクス表が月
単位で作成可能であること。
235
236
各種帳票はセグメント別に集計し出力することができること。
監査資料
勘定科目別に、「日付、伝票種類、伝票№、相手科目、摘要、金額、相手先」を出力項目と
する総勘定元帳及び補助元帳の作成が行えること。
237
勘定科目別に、「日付、伝票種類、伝票№、相手科目、摘要、金額、相手先」を出力項目と
する総勘定内訳簿の作成が行えること。
238
勘定科目別、月別に「当月借方・貸方金額、累計借方・貸方金額、残額」を出力項目とする
総勘定合計表の作成が行えること。
239
月次合計残高試算表が作成できること。月次合計残高試算表は、セグメント別・セグメント
合計ともに出力できること。
240
3 月分の試算表については、例月の試算表と決算整理仕訳を含んだ試算表の 2 種類が
出力可能であること。
241
資金予算表が作成できること。
242
資金予算表に、翌月、翌々月の予定金額の入力が可能であること。
243
下水道使用料収納時に、水道料金に含めて収納した場合、収納後に預り金に振り替えた
場合でも、資金予算表の各項目(例:事業収益、預り金)に集計されること。
244
現預金出納簿が作成できること。また、現預金出納簿をセグメント別に作成することもでき
ること。
245
月次損益計算書の作成ができること。セグメント別・セグメント合計ともに出力できること。
246
月次貸借対照表の作成ができること。セグメント別・セグメント合計ともに出力できること。
247
総勘定元帳、補助元帳、総勘定合計表、総勘定内訳簿についてセグメント別に出力できる
こと。
248
予算管理
予定、負担、執行各レベルで、当月金額、累計金額、予算残額、執行率が確認できる予算
執行状況表が作成できること。
249
予算執行状況表にて、未執行負担額が確認できること。
250
予算執行状況表にて、執行額の内訳として、現金収入・支払、振替充当額が確認できるこ
と。
251
予算執行状況表は、目、節、細節、明細それぞれのレベルで出力が可能であること。
252
当初予算、補正予算、流用・充用の内訳が確認できる予算額内訳表が出力できること。
253
予算額内訳表は、目、節、細節、明細それぞれのレベルで出力が可能であること。また、
所属別にも予算額内訳表が確認できること。
254
予算残額がマイナスの予算科目について、チェックリストが出力できること。
255
その他
256
257
監査終了後、終了月の処理ができないよう、入力制御する機能があること。
各必要帳票について、メニューから簡単に CSV データとして出力できること。
決算・決算統
計
消費税計算
予算科目別に、税込額、消費税額、税抜額、課税標準額、非課税額、不課税額、特定収
入額の確認できる月次・年次消費税計算書の作成が行えること。
258
月次・年次消費税計算書は、節、細節、明細それぞれのレベルで出力が可能であること。
259
予算科目別に、伝票ごとの消費税内訳が確認できる消費税計算明細書が作成できるこ
と。
260
調定入力時に、特定収入額の入力ができ、納税計算に反映できること。また、年度末に、
特定収入額の調整が可能であること。
261
個別対応方式における課税仕入に対応する収入区分について、①伝票起票時に設定で
きること、②消費税計算時に任意の範囲を指定して一括修正できること、③消費税計算時
に、任意の範囲を指定して一括修正できること。
262
消費税計算整理表(1)(2)が作成できること。
263
消費税計算書が作成できること。
264
消費税納税計算書が作成できること。
265
国税庁様式の「確定申告書」及び「付表2」の作成が行えること。
266
消費税に関して入力必要な仕訳が確認できる消費税仕訳表が作成できること。
267
消費税計算は、一括計算と積上げ計算のいずれにも対応していること。
268
決算資料
決算報告書の作成が行えること。
269
決算損益計算書の作成が行えること。
270
決算貸借対照表の作成が行えること。
271
キャッシュ・フロー計算書が作成できること。
272
剰余金計算書又は欠損金計算書の作成が行えること。また、これらは平成 24 年 4 月 1
日現在の法令に基づいた様式であること。
273
剰余金処分計算書(案)又は欠損金処理計算書(案)の作成が行えること。また、これらは
平成 24 年 4 月 1 日現在の法令に基づいた様式であること。
274
収益費用明細書の作成が行えること。
275
精算書の作成が行えること。
276
過去 4 年分の金額と構成比率を算出した比較損益計算書が作成できること。
277
過去 4 年分の金額と構成比率を算出した比較貸借対照表が作成できること。
278
過去 4 年分の金額と構成比率を算出した予算執行額比較表が作成できること。
279
資産及び資本構成比率、回転率、損益に関する比率等、必要データを抽出かつ任意入力
により、経営分析表の作成が行えること。
280
各必要帳票について、メニューから簡単に CSV データに出力することができ、版下として
も利用可能であること。
281
決算統計
千円単位の端数処理を自動的に行い、損益計算書(20表)が作成できること。
282
千円単位の端数処理を自動的に行い、費用構成表(21表)が作成できること。
283
千円単位の端数処理を自動的に行い、貸借対照表(22表)が作成できること。
284
千円単位の端数処理を自動的に行い、資本的収支に関する調べ(23表)が作成できるこ
と。
285
縦列、横列それぞれに任意の予算、勘定科目(款~明細)を設定できるマトリクス表が作
成可能であること。
286
「電子調査票」と連携して決算統計データが作成できること。
【固定資産管理システム】
№
287
288
分類
項目
固定資産管
登録・異動処
理
理
機能
有形固定資産、無形固定資産の管理ができること。
所有権移転ファイナンスリース及び所有権移転外ファイナンスリースに該当する資産をリ
ース資産として管理できること。
289
償却方法は、「定額法」「定率法」が選択可能であること。また、特定の資産は、「取替法」
ができるとともに所有権移転外ファイナンスリース資産については「リース期間定額法」で
償却できること。
290
償却資産の登録時、システムから耐用年数表を参照し、耐用年数を登録できること。な
お、耐用年数表には種類・分類による検索機能および部分一致検索機能を備えているこ
と。
291
無形固定資産は直接法による償却が可能であること。
292
科目、取得金額、耐用年数を入力することにより自動的に減価償却の計算ができること。
293
減価償却の開始は、取得年度の翌年度から行う場合と、取得月の翌月(月割り)の選択が
可能であること。
294
1 円まで償却可能な資産も管理できること。
295
一台帳中に複数財源の登録が可能であること。
296
管種口径別の延長管理ができること。また、管種口径単位で数量、金額の管理ができるこ
と。
297
1資産番号で複数の管種口径を登録できること。
298
構造別(材料別)の明細管理ができること。
299
部門や事業別管理ができ、その集計表が作成できること。
300
一部除却、全除却、改良処理が可能であること。
301
総合償却法(耐用年数の異なる複数の資産を 1 資産として総合償却における耐用年
数を設定して償却)に対応可能なこと。
302
過去に取得した資産の科目更正ができること。
303
法令、省令などにより固定資産の償却年数が変更になった場合も、異動処理で対応可
能であること。
304
耐用年数変更による「年間償却費」の変更ができ、これまでの償却累計額を「修正益
又は損」で更正できること。
305
過去に取得した1資産を、複数に分割し、一部科目更正、耐用年数更正が行えるこ
と。
306
減損処理が可能であること。
307
償却計算処理は対象となる資産全ての償却を行えること。処理後の結果として、更
新した資産件数をシステム画面上に表示すること。また、償却計算時に財源の収益
化についても同時に処理できること。
308
309
償却計算を解除してやり直すことも自由にできること。
集計・作表
固定資産台帳の作成ができること。
310
リース資産については固定資産台帳上に契約期間及び契約方法を印字できること。
311
土地台帳の管理が可能であること。土地台帳には、地番、地目、登記年月日、公図面積、
実測面積、元所有者の登録でき、台帳に出力できること。
312
固定資産明細表の作成が可能であること。また、部門別、財源別にも作成できること。
313
管延長の調べの作成が可能であること。また、部門別、施設別にも作成できること。
314
管種別、施設別、財源別の固定資産一覧表が作成できること。
315
除却一覧、改良一覧、減損一覧等、異動履歴を一覧表として出力できること。
316
資産ごとに、財源別の償却(収益化)履歴が分かるよう「財源内訳固定資産台帳」を出力
できること。
317
計算方法
除却、改良時に再計算される情報は、四捨五入、切捨、切上からシステム管理者が選択
できること。また、システム利用者は入力時に自動計算結果を任意に修正できること。
318
残存価額、年間償却額、償却限度額の算出にあたって、四捨五入、切捨、切上からシステ
ム管理者が選択できること。また、システム利用者は入力時に自動計算結果を任意に修
正できること。
319
リース資産
システムにリース資産として登録されていない科目でリース資産登録ができないよう制御
されていること。
320
所有権移転ファイナンスリースを選択時は償却方法にリース期間定額法を選択するとエラ
ーメッセージを返すこと。
321
所有権移転外ファイナンスリースを選択時は償却方法に自動的にリース期間定額法を選
択すること。
322
リース期間満了後、所有権の移転が行われた場合には、システム上別の資産データを新
規に登録するのではなく、元のリース資産の科目更正により異動登録をすることができる
ようにしていること。
323
検索・照会
科目、取得年度、現在価格、資産名称、リース期間等により検索し、固定資産台帳データ
を照会することができること。
324
シミュレーショ
取得予測、異動予測資産の登録により、シミュレーション処理ができること。また、取得予
ン
測、異動予測情報に財源情報を登録し、減価償却シミュレーション及び長期前受金収益
化シミュレーションに反映させることができること。
325
予測固定資産明細表、予測管種明細表が出力できること。また、部門別、財源別にも作成
できること。
326
システム連携
固定資産の償却デ-タ及び除却データを、会計基本システムに取り込むことができるこ
と。