どんな小さなサインも見逃さずに 報道等でご承知のことと思いますが、小・中学生が自ら命を絶つという痛ましい事件が連続して発 生しています。亡くした命を重く受け止め、児童生徒のいじめ等の問題行動の未然防止や早期発見・ 早期対応を徹底するとともに、改めて大切な命を守りきる指導を全ての学校、全ての教職員が一丸と なり、全力で行っていきます。 (1)心配していることを言葉に出した声かけを行います。 ・「死ぬ」「殺す」などの言葉は絶対に使わせません。子どもたちは、ゲームやネットなど の仮想空間における表現をよく使います。また、心配事があったりして使うこともあるで しょう。自他の命の大切さ・かけがえのなさや、人を傷つけることは許されないなど、人 間としての倫理観について、全ての教育活動を通して伝えていきます。 (2)誰でもいいから話しやすい大人に相談するように伝えます。 ・一人で悩まず、自分の周りにいる大人や友人に相談することが、自分の命を守ることにつ ながることだと理解できるようにします。 (3)教師側からも積極的に声をかけるなど、教育相談を充実します。 ・授業はもちろん、登下校、休み時間、給食・掃除など、様々な場において子どもとともに 活動し、声をかけていきます。小さな心の変化をつかみ、教育相談を行います。 また、家庭・地域の皆様とも連携して、子どもたちを見守っていきたいと思います。 家庭においてもお子さんの変化についてきめ細かく捉え、どんな小さなサインも見逃さないように していきます。以下に示しましたチェック項目を参考にしていただき、気になる姿がありましたら、 すかさず子どもに声を掛け、学校にもお知らせください。よろしくお願いいたします。 家庭でいじめを見つけるサイン □口数が少なくなり、元気がないとき がある。 □表情がさえず、おどおどした様子が 見られる。 □食欲がなくなってきた。 □けがをして帰ってくることがある。 □衣服に汚れや破れが見られる。 □持ち物をひんぱんになくしてくる。 □ノートや連絡帳の文字が乱雑になっ てきた。 □押しつけられたと思われる物をもっ ている。 □学校へ行きたくないなどと言い出す ことがある。 □朝、起きた時や登校時になると具合 が悪くなったり、異常を訴えたりす ることがある。 □友だちの話をしなくなった。 □遊びの中でからかわれたり、いつも 同じことをやらされたり、命令され たりする。 □不審な電話がかかってきて、親が出 ると切れてしまうことがある。 □学校から帰ってきても、外出しない ようになる。 □部屋に閉じこもったり、一人でぽつ んと過ごしたりすることが多い。 □家族のささいな言葉にイライラした り、反抗したりする。 □家族との接触を避け、何か隠してい るような気配が感じられる。 □家庭から品物やお金を持ち出すよう になった。
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