セルフメディケーション時代における、生活者の良きパートナーとなるために。

ヘルスケア事業(一般用医薬品・医薬部外品)
業績概況
セルフメディケーション時代における、生活者の良きパートナーとなるために。
タケダでは、医薬事業の一翼を
主要ブランドにおける取り組みを加速
担う一般用医薬品( OTC 医薬品)
を、将来のセルフメディケーション
時代を見据えた重要なカテゴリー
であると考え、ヘルスケア事業を
です。アリナミン」をキーワードとしたブランド広告ととも
2010 年度の OTC 市場は、夏
でいただくことをテーマに各製品コンセプトを展開して
のプラス要因があったものの、景
気の足踏み状態が続くなかで個人消費が上向かず厳し
い状況となりました。長期的に見ると、今後さらに高齢化
いきます。お客様のより多くのニーズにお応えするため、
錠剤の「アリナミンA」
・
「アリナミンEXプラス」、
ドリンク剤
の「アリナミンV」
・
「アリナミンR」などの商品ラインを取り
揃え、より幅広い層のお客様の生き生きとした毎日の生
活に貢献できるよう努めていきます。
「ベンザ」ブランドでは、
「 ベンザブロックS 」
「ベンザブ
が進むに従い、OTC 医薬品の社会的役割の重要性が増
ロックL 」
「ベンザブロックIP 」の 3 ラインを中心に、
「カゼ
すとともに、人々の健康に対する意識も高まることが考え
のタイプに合わせて選べるカゼ薬シリーズ」
としての認知
られます。このような市場環境においては、有効かつ安全
度をさらに高めていきます。
で良質な製品を供給することに加え、医薬品の情報提供
を確実に行うことが、
ますます重要になってきます。
医 薬 事 業 を 通じた 貢 献
Masashi Sugimoto
ション活動を展開します。マスコミ宣伝は、
「おつかれさま
に、お客様それぞれの「疲れ」に合ったアリナミンを選ん
要の増加、花粉飛散量の増加など
杉本 雅史
「疲れ対策の代名詞」となるべく、積極的なコミュニケー
推進しています。
の猛暑・タバコ増税による禁煙需
ヘルスケアカンパニープレジデント
「アリナミン」ブランドでは、
「 アリナミン」がお客様の
「ニコレット」シリーズでは、社会問題ともなっている禁
煙ニーズにお応えするOTC 禁煙補助剤ブランドとして、
さらなる市場浸透を推進します。
現代社会にマッチした新たな活動の展開
関節痛・神経痛に効く
「アクテージAN 錠」、肩・首すじのこ
億円(対前年3.5%増)
となりました。
りや痛みに効く
「アクテージSN錠」、外用鎮痛消炎貼付剤
2010年度は、iPhone※ 向けに肩こりや頭痛などの気に
「ハイシー ドリンク」
局所の悩みに対応できる「アクテージ」シリーズでは、
2010年度のタケダの一般用医薬品の売上高は、603
なる自覚症状の原因と対処方法を分かりやすく紹介するア
「貼るアクテージミニ」
「貼るアクテージL」を販売し、体の
内側からと外側からとで対処法を選べるシリーズとして、
お客様のニーズにお応えしていきます。
プリの無料配信や、
これらの対処方法・解決手段を発見でき
る売り場づくりの提案など、お客様のニーズが多様化する
状況のなかで、現代社会にマッチした新しい切り口による情
報提供・提案活動を展開しました。
「ストレージタイプ H」
※iPhoneは、
Apple Inc.の商標です。
「ハイシーブランド」シリーズでは、2011年7月に発売
した「ハイシードリンク
(販売名:ポリタンC )」を製品ライ
ンに加え、
「きれいな肌と元気な体でいつも輝いていられ
る私に」をコンセプトに、多様なライフコースのなか、美容
も健康も仕事もプライベートも充実させたい女性を応援
するブランドとして存在価値を高めていきます。
生活者の良きパートナーに
タケダは今後も「アリナミン」や「ベンザ」
といった基幹
「アリナミン V」「アリナミン R」
「アリナミンA」 「アリナミンEXプラス」
「アクテージSN錠」 「アクテージAN錠」
ブランドを中心に据えながら、タケダの強みである研究・
製造・販売の総合力を生かし、従来から取り組んでいるお
客様への適切な情報提供活動をさらに進化させ、健やか
な毎日の暮らしを願う生活者の良きパートナーとして、
「ベンザブロックS」 「ベンザブロックL」
「ベンザブロックIP」
「貼るアクテージ ミニ」 「貼るアクテージ L」
事業活動の充実に努めていきます。
Takeda Annual Report 2011
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