１月の健康一口メモ甘い誘惑～お酒とお菓子のカロリーに注意! 年末年始は、なにかと食べたり、飲んだりする機会が多いですね。アルコールを飲みすぎたり、甘いものを食べ過ぎると健康を損ねることにつながります。それぞれのカロリーや糖分を知って、上手に健康状態を維持していきましょう。アルコールご飯軽く１杯（１６０kcal）と同じ量ご飯１杯と同じカロリー量目安量 400 280 200 140 100 60 約１缶ビール缶チューハイワイン日本酒焼酎２５度ウイスキーｍｌｍｌｍｌｍｌｍｌｍｌ１.４カップ１カップ約０．８合約１/２合約１/３合お菓子１個（箱、袋）のカロリーとご飯何杯分量大福１個ショートケーキ１個あんパン１箱　１２０ｇポッキーチョコ１箱　８２ｇポテトチップス１袋　１００ｇエネルギー 200 240 322 397 555 kcal kcal kcal kcal kcal ご飯何杯分 1.3 1.5 2 2.5 3.5 杯杯杯杯杯飲み物のカロリーと含まれる砂糖の量量缶コーヒー１缶　１９０ｇスポーツ飲料１本　５００ml コーラ１缶　３５０ml 100%オレンジジュース１本　４００ml エネルギー 57 125 158 204 kcal kcal kcal kcal 砂糖の量 13 31 40 48 ｇｇｇｇ食事で摂った脂質や糖質は小腸で吸収された後、肝臓に運ばれ分解され、中性脂肪などを合成しエネルギー源として血液中に放出されます。この時、脂質や糖質を摂り過ぎると、肝臓で合成される中性脂肪も増え過ぎ、肝臓に蓄積されます。またアルコールも肝臓での中性脂肪合成を促進するため、大量飲酒は脂肪肝の原因になります。さらに食事で糖質を摂ると血糖（血液中の糖分）が増えますが、インスリンの働きで肝臓にとりこんで血液中の糖分を一定に保とうとします。すなわち糖分をとり過ぎると、肝臓に取り込む糖分も増え、糖分は肝臓の中で中性脂肪に変換されてたまっていきます。こうして肝臓に中性脂肪がたまり、肝細胞の中の中性脂肪が３０％以上になると脂肪肝と判断されます。脂肪肝はメタボとも強い関わりがあります。肝臓に中性脂肪がたまり脂肪肝となり、そこにさらに中性脂肪がたまると、肝臓では処理できずに内臓周辺にたまります。すなわち内臓脂肪を蓄積させて、メタボリックシンドロームを招き、やがて狭心症や心筋梗塞へとつながっていきます。脂肪肝の人はそうでない人に比べ、狭心症では約２倍、心筋梗塞では約６倍も発生率が高いことが分かっています。非アルコール性脂肪肝（NASH）を招きやすい生活習慣は？糖質のとりすぎで、丼物、ラーメン、パスタなどの一品ものの食事に要注意。また、糖質の中でも、果物やジュース、お菓子に含まれる果糖や砂糖などの単糖類は速やかに体内に吸収されて中性脂肪に変わるため、摂りすぎに気をつけましょう。このように様々な原因で引き起こされる非アルコール性脂肪肝（NASH）ですが、男性は４０～５０歳代、女性は閉経後に増えます。そしてその多くは肥満や糖尿病、高血圧、脂質異常症などのメタボリックシンドロームを合併しています。脂肪組織と異なり、肝臓は短期的なエネルギーの貯蔵庫で、食事と食事の間にエネルギーを消費する時間がなければ、使われなかったエネルギーが脂肪肝を招くことになります。運動不足で、間食をよく摂っている人、お菓子を食べるよりヘルシーだと果物をたくさん摂っている女性に多くみられます。しかし、肝臓の脂肪は消費されやすく、生活習慣を改善することで効果があらわれやすと言われています。主食、主菜、副菜をそろえたバランスの良い食事を１日３食規則的に摂り、間食やアルコールの摂りすぎにならないようにこころがけましょう。