情報サービス会社向けExchange/Lync連携事例

情報サービス会社向けExchange/Lync連携
課題・背景
お客様はOffice Communications Server 2007(以下OCS 2007)からLync Server 2010への移行を計画していました。
計画の中には3つ要望がありました。
①内部公開用に構築するLync Server 2010の一部機能を、インターネット環境でも使用したい。
②移行後も現在と同じ使用感を維持したい。
③可能な限り低コストで実現したい。
しかし①を実現するためには、課題がありました。
・予算が決まっており、Lync Server 2010の外部公開環境を導入するためのハードウェア、ソフトウェアは追加で準備できない。
ご提案内容
お客様は既にExchange Serverの外部公開が計画されていました。そこでExchange
弊社担当範囲
Serverが持つOutlook Web Appsを利用して、インスタントメッセージ(以下IM)、プレゼン
要件定義
ス(在席確認)を行う方式を提案しました。
基本設計
Exchange Server 2010との連携により、Lync Server 2010の外部公開用サーバーを
詳細設計
新たに設置しなくてもIM、プレゼンス機能を利用できるようにしました。
構築/動作確認
結合/負荷テスト
プレゼンス
※緑色の場合、在席を示す。
チャット:IM
運用マニュアル作成
OS
Window Server 2008 R2
Lync
Lync Server 2010
Outlook Web Appsを利用することで
IM送受信、プレゼンス機能が使用できる
iDC
Internet
Exchange Server 2010
Lyncクライアントを使用し、IM送受信、
プレゼンスが行える
連
携
Lync Server 2010
システム導入効果
Lync Server 2010とExchange Server 2010 を連携させる事で、ユーザーはインターネット経由からでもIMやプレゼンス機能
が利用可能となり、社外のユーザーと社内のユーザーとのリアルタイムコミュニケーションが可能となりました。
また、外部公開用サーバーを必要としないシステム構成のため、システム導入のコストを抑える事ができました。
OCS 2007で使用していた機能をLync Server 2010とマッピングさせることにより、お客様からは、「新システムでも同じ使用感を
維持できた」という評価を頂きました。
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