記 載 例 (製造事業者用) 品 質 管 理 の 説 明 書

記 載 例
(製造事業者用)
注)下線部分及び部署名(○○)、その他管理体制等は、自社の実態に合わせて記載する。
黒字は記載例を示す。
品
質
管
理
の
説
明
書
平成 年 月 日
〇〇〇〇株式会社 印
1
防炎製品の種類
注)防炎製品の種類及びその具体的用例を明記すること。
防炎製品を製造・販売している場合は、・・・の製造と販売 と記載する。
非常持出袋の製造と販売
2
品質管理組織
注)会社組織図によって図示する。(会社名、資本金、従業員数及び品質管理責任者とその代行者を職名で明
記する。)大企業等で、関連する事業部の数が多い場合は、当該部門を枠で囲み、その旨注記する。又は、
品質管理部門を要約した組織図を別紙にて作成する。
品質管理部門を特に定めていない企業や、会社組織図の図示による説明が困難な場合は、品質管理に関す
る責任者の職名を記載する。
別表「組織図」に示す。
品質管理責任者:生産管理部長
品質管理責任者不在時の代行者:○○工場管理センター長
品質管理責任者は品質管理のための体制、組織、運営管理が適正に維持されていることを
少なくとも年 1 回確認する。
3
検査基準等
注)資材及び製品の検査基準について記載する。又、検査結果の記録及び保存方法も明記する。
(1)
資材の受入検査基準
注)資材の受入検査基準とは、防炎製品に関連する資材(原材料及び副資材等をいう)を資材供給メーカー等
の他社より受入れる際の品質検査方法の基準をいう。又、資材の受入検査は、受入ロット毎に行うものとす
る。
受入れる際には、検査成績書又は他の試験機関の試験成績書を利用するか自社で受入検査を行うこと。自
社で受入検査をする場合は、所定の材質・織り・目付等を確認し受入れる方法等を明記する。
受入検査の記録は、10 年間保管すること。
原反へのポリ塩化ビニル(以下「PVC」)樹脂加工工程で、PVC樹脂に防炎剤として
三酸化アンチモン(以下「Sb2O3」)を添加して防炎性能を付与する方法を用いるので、
それぞれの受入検査基準を次のとおり定める。受入基準に適合していない場合の処置は、
返品とする。
① 原反
発注書と納品書を照合、所定の材質・織り・目付等であるかを確認し受入れる。
② PVC樹脂
1
受入ロット毎にPVC樹脂製造会社の試験成績書を入手し、純度 99%以上の合格
ロットのみを受入れる。
③ 防炎薬剤
受入ロット毎に防炎薬剤Sb2O3 の製造会社の試験成績書を入手し、純度 99%以
上の合格ロットのみを受入れる。
以上の検査の記録を 10 年間保管する。
防炎製品の検査基準等
(2)
注)防炎製品の検査基準とは、生産する防炎製品の品質を一定に保って生産するための品質検査方法の基準を
いう。防炎製品の検査基準には、最終製品の防炎性能を確保するために、少なくとも次に示す事項を定める
こと。
①
試験方法及び社内の合格基準
社内での、合格基準の数値を記載する。
②
検査用試料の抜取基準
生産工程でバラツキが大きい場合は、合格基準を安全値側に設定する方法や抜取数の頻度を多くする
方法等がある。
又、長尺ものはメートル、防災頭巾等詰物の中わたのように重さでロットを表示する場合はキログラ
ム、布張家具等は脚のように、ロットの単位は種類に合わせて記載する。
①
試験方法及び社内の合格基準
試験方法は、「防炎製品性能試験基準」により行い、合格基準は当該製品のバラツ
キを十分に考慮して設定し、同基準値の○○%以内とする。
② 検査用試料の抜取基準
抜取基準のロットの大きさ及び抜取数量は、○○m毎に1組とし、生産(輸入)実
績があった場合は、生産量が○○m以下の時も1ロットとして1組を採取し、自社
で防炎性能試験を行う。又は、(公財)日本防炎協会に依頼する。
他試験機関でも可:例(一財)カケンテストセンター
その試験結果は 1 年に 1 回以上(公財)日本防炎協会が定める所定の様式にて報
告する。
③ 検査結果の記録及び保存
防炎性能試験の記録は、管理センター(防炎性能検査部門)で管理し、10 年間保管
する。
4
品質管理の方法
注)一定水準以上の品質が確保された防炎製品を生産する為に、標準化した製造条件・製造方法・検査方法・
管理方法が必要である。
資材の受入検査から出荷販売(最終検査)までの流れを製造工程図等で明記する。
外注工場に、製造工程・ラベル管理を委託している場合も明記する。又、その場合は、自社の責任部署を
明記すること。
2
(1)
工程と品質管理実施責任部門
工程と品質管理実施責任部門は次のとおりである。
品質管理実施 生産管理部
繊維資材事業部 生産管理部
繊維資材事業部
責任部門
○○工場
○○工場
○○工場
生活資材
資材課
工 程
シート製造課 管理センター 販売管理部
資材の受入
受入検査
基布 樹脂・ ・試験成績書
入手
↓ 薬剤
↓
工程管理
ヒート 防炎剤
・Sb2O3
セット
添加
↓
樹脂加工
↓
外注工場*
添加量管理
・樹脂付着量
管理
・加工条件管理
(○○○法)
防炎性能試験
防炎性能試験
・サンプリング
・合否判定
製品の
識別と保管
・合否の識別
・識別後の
一時保管
縫製
ラベル表示
縫 製
ラベル表示
出
販
外注の場合
・外注管理
販売管理
ラベル管理
荷
売
* 外注工場:株式会社○○
縫製
ラベル表示
○○県○○市○○1-1-1
TEL○○○―○○○―○○○○
注)外注工場(下請工場・縫製工場)がある場合は、会社名・住所・電話番号を明記すること。
品質管理組織(品質管理の運営に関する各部門の役割)については、別表「組織図」
の下欄に示すが、総合管理責任は生産管理部が行う。
(2) 管理センターは防炎性能試験の合否判定結果をシート製造課(製造部門)へ連絡し、シ
ート製造課は合格、不合格を明示し生活資材販売管理部(販売部門)へ送付する。また不
合格品が生じた場合、シート製造課はその発生原因調査及び改善対策を実施する。
(3) 不合格品の処理方法
注)不合格が生じたときの責任の所在及び不合格品の処理方法、又、改善方法を明記する。又、不合格品と同
一ロット品を出荷した場合の対応策も記載すること。例えば、①再加工して、防炎品にする。②非防炎品の
為、一般品として販売する。③廃棄処分する。などと明確に記載する。
生活資材販売管理部は、不合格品は防炎製品でない一般製品として販売する。また万
3
一、不合格品又は不合格品と同一ロット品が防炎製品として出荷されていることが判明
した場合は、直ちに回収等の処置をとる。
(4) 記録の保存、ラベル管理及び(公財)日本防炎協会に対する報告等
注)品質管理全般に関する記録の方法及び責任部署を明記する。ラベル管理の方法及び協会に対する報告・受
払実績の責任部署を明記する。又、外注工場にラベルの縫製・表示を委託する場合も記載すること。
①
記録の保存
品質管理全般に関する記録の保存は管理センターが担当し、また製造に関する記録
の保存はシート製造課が担当し、必要な記録を10年間保管する。
② ラベル管理及び防炎協会に対する報告
ラベル管理は生活資材販売管理部が担当する。縫製・ラベル表示を外注工場に委託
する場合も生活資材販売管理部が外注管理を行う。
ラベルの受払実績について生活資材販売管理部が、(公財)日本防炎協会に対する
報告を毎月1回行い、報告書の控及び出荷明細等の記録は10年間保管する。
(5) 外注管理の方法
注)外注管理をする方法や責任部署を明記する。
生活資材販売管理部は、外注工場と契約書の締結及び品質管理会議を開催し、外注工
場の指導と管理を行う。
縫製・ラベル縫付を外注する場合は、ラベル管理の基準を、外注工場との契約書に明
記することとする。
5 設備・機器類の保有と管理の方法
(1) 試験設備
注)品質管理のために適正な試験設備が保有され、保守・点検管理の計画・方法のマニュアルが作成されてい
ること。又、定期的に保守・点検の内容を明記する。保守・点検記録は、10年以上保存すること。
自社に試験設備がある場合は、試験装置の種類や名称、設置場所を記載する。
区 分
性能試験設備
(2)
名称(型式)等
設置場所
備考
防炎性能試験装置一式
○○工場
(○○○製)
① 日常点検の方法:自社の設備管理手順書に基づき試験実施前に正常に測定できる
ことを確認する。異常が認められるときは直ちに修理等を実施し、正確な測定値が
求められる状態になるまで試験を行わない。
② 定期点検・保守は2年毎に実施する。
③ 点検の記録は10年間保管する。
製造・処理設備
注)製造・処理設備が定期的に保守・点検が行われ管理されていることを明記する。
管理記録等は、10年以上保存すること。
区分
樹脂混練装置
樹脂塗付装置
プレス機
縫製用ミシン
名称(型式)
、能力、寸法等
原材料計量機、攪拌機、混練
機一式
コーティング機、乾燥機一式
設置場所
備考
他に重量計、比重計、
温度計等を含む
○○工場
○○工場
1台
2台
外注工場
2台
① 日常点検の方法:自社の設備管理手順書に基づき生産の都度、各設備が正常に稼
動することを確認する。
4
② 毎年、定期点検を実施する。
③ 各設備につき管理台帳を作成し、点検実施結果等を記録する。点検の記録は10
年間保管する。
以 上
5
別表
「組 織 図」
社 長
会
資
従
社
本
業
員
名 :○○○○株式会社
金 :5億円
数 :500人
社 長 室
常 務 会
品 質 管 理 責 任 者 :生産管理部長
品質管理責任者不在時の代行者:○ ○工 場管 理セ ンタ ー長
経 営 会 議
生産販売担当
繊
維
資
材
事
業
部
△
△
事
業
部
生
活
資
材
販
売
管
理
部
生産管理部長
○○工場資材課
○○工場管理センター
生活資材販売管理部○○販売担当
○○工場シート製造課
④
外
注
工
場
△
△
工
場
①
○
管○
理工
セ場
ン
タ
③
△
△
工
場
資
材
課
○
○
工
場
資
材
課
×
技×
術工
セ場
ン
タ
△
技△
術工
セ場
ン
タ
○
技○
術工
セ場
ン
タ
Q
C
担
当
人
事
担
当
ー
品質管理組織
①
②
③
④
⑤
○
○
販
売
担
当
財
務
部
門
商
品
開
発
部
生
産
管
理
部
ー
⑤
イ
ン
テ
リ
ア
販
売
部
企
画
管
理
部
門
開
発
部
門
ー
△
△
販
売
担
当
○
○
事
業
部
ー
○
ビ○
ニ工
場
ル
製
造
課
ー
△
ビ△
ニ工
場
ル
製
造
課
ー
ー
○
シ○
工
ト場
製
造
課
企画管理担当
②
全社の品質管理計画の策定と推進(別紙)、各部門に対する指導調整
-6資材の受入検査
工場の品質管理計画の策定と推進、工場内への指導調整、防炎性能試験、試験設備管理、製品検査(合否判定)
ラベル表示、販売管理、ラベル管理、外注管理、不合格品の処理
工程管理、製造設備管理
○
○
工
場
組織図の記載例②
注)会社の組織図は、下記の会社のように簡略して記載してもかまわない。
ただし、品質管理実施責任部門は記載すること。
別表
「組
織
図」
会
社
名:◯◯◯◯株式会社
資
本
金:20,000千円
従 業 員 数:40人
品質管理責任者:管理部長
品質管理責任者不在時の代行者:管理部課長
社
縫製部
②
③
① 管理部
②
販売部
出力部
管理部
①
長
④
全社の品質管理及び同教育の計画作成と進捗管理(別紙)、
資材の受入検査、防炎性能試験依頼、不合格品の処理
出力部 工程管理、製造設備管理
③ 縫製部 縫製工程管理、ラベル表示
④ 販売部 販売管理、ラベル管理、外注管理
7
外
注
工
場