持続可能な社会の実現を目指す小学校家庭科授業の創造

持続可能な社会の実現を目指す小学校家庭科授業の創造
-
主体的に生きる消費者の素地を養う消費者教育のプログラム開発 -
所
属
校
教科等教育
Ⅰ
1
菊陽町立武蔵ヶ丘北小学校
家庭
清永
康代
研究の概要
必要な枠組み(表1)が示されている。
研究主題設定の理由
表1 ESD の学習過程を構想し展開するために
2015年6月に公職選挙法が一部改正され,今
必要な枠組み
夏の参議院議員選挙から選挙権年齢が18歳へ引
ESD の要素(例)
Ⅰ 多様性
Ⅱ 相互性
Ⅲ 有限性
き下げられる。これは大きな話題となったが,
Ⅳ
公平性
Ⅴ
連携性
Ⅵ 責任性
実は「買物は社会的投票権」という言葉が示す
ESD
の視点に立った学習指導で重視する能
とおり,私たちは日々の生活の中で年齢を問わ
力・態度(例)
ず投票し,社会を動かしている。「商品を購入
①批判的に考える力【批判】
する」ことは,その「商品を生産・製造する会
②未来像を予測して計画を立てる力【未来】
社に一票を投じる」ことと同じだからである。
③多面的,総合的に考える力【多面】
これまでの消費者教育は「消費者の権利を守
④コミュニケーションを行う力【伝達】
る」ことを中心に,品質・価格・安全性などの
⑤他者と協力する態度【協力】
⑥つながりを尊重する態度【関連】
視点を重視してきた。しかし,これからの消費
⑦進んで参加する態度【参加】
者教育はこれに加え「消費者が責任を果たす」
また,消費者庁から出された「消費者教育の
ことが求められる。消費行動及びその優先順位
体系イメージマップ」では,消費者教育で育む
においても様々な価値基準がある中,特に先進
べき力の一つとして「消費者市民社会を構築す
国に住む私たちには「持続可能性」の視点を他
の視点と同じように重視することが求められる。 る力」(表2)が示された。
表2 消費者市民社会を構築する力
2012年に消費者教育の推進に関する法律が公
重点領域
小学生期で身に付けてほしい内容
布,2015年には熊本県消費者教育推進計画が策
消費が持つ
消費をめぐる物と金銭の流れを
定された。また,小学校学習指導要領解説家庭
影響力の理解
考えよう
編(2008)においては「主体的に生きる消費者
持続可能な
自分の生活と身近な環境とのか
をはぐくむ視点」が重視され,持続可能な社会
消費の実践
かわりに気付き,物の使い方な
の構築など社会の変化に対応し,内容「D身近
どを工夫しよう
な消費生活と環境」が新設された。次期学習指
消費者の
身近な消費者問題に目を向けよ
導要領に向け,2015年8月に出された「教育課
参画・協働
う
程企画特別部会論点整理」においても持続可能
さらに,熊本県消費者教育推進計画において
な社会の担い手を育む教育(ESD )について述
以下のような目指す消費者の姿が掲げられた。
べられており,ESD は今後ますます求められる。
以上のことから,小学校家庭科の授業をESD
自主的かつ合理的に「気づき,考え,行動
及び消費者教育の視点から捉え直すことが必要
する」消費者
であると考え,本研究主題を設定した。
ESD 及び消費者教育を構想する上で,表1,
2 研究主題の分析
表2及び県の目指す消費者の姿に示した内容は
「学校における持続可能な発展のための教育
「批判性・関連性・参画性」のESD の三つの視
(ESD )に関する教育〔最終報告書〕」(2012)
点でまとめることができると考えた(表3)。
には,ESD の学習過程を構想し展開するために
表3 本研究におけるESD の三つの視点との関連性
ESDの要素
ESDの視点に立った学習指導で
消費者市民社会を
県の目指す
本研究における
(例)
重視する能力・態度(例)
構築する力
消費者の姿
ESD の視点
Ⅲ有限性 Ⅳ公平性
①批判
身近な消費者問題
気づく
批判性
Ⅰ多様性
消費が持つ影響力の理解
Ⅱ相互性
③多面 ⑥関連
消費をめぐる金銭の流れ
考える
関連性
Ⅴ連携性
自分の生活と身近な環境とのかかわり
②未来 ④伝達
持続可能な消費の実践
Ⅵ責任性
行動する
参画性
⑥協力 ⑦参加
消費者の参画・協働
以上を踏まえ,本研究における「主体的に生
きる消費者の姿」を,「批判性・関連性・参画
性」のESD の三つの視点を基に設定した。その
素地となる具体的な姿と併せて,表4に示す。
表4 主体的に生きる消費者の姿
◆物事に対して多角的な見方で批判的に考えることがで
きる消費者【批判性】
・買物のときに商品の表示やマークを確認し購入の判断
基準にする
・判断する視点を複数持つ
・思い込みや過度の単純化で,物事を判断しない
・与えられた情報(テレビやインターネットの情報も含
む)をうのみにしない
・日常の消費行動を問い直す
◆自分の消費行動から,社会・世界・未来に及ぼす影響
を想像することができる消費者【関連性】
・自分の身の回りの「人・もの・こと」のつながりを想
像する
・「未来の社会はこんなふうになればいいな」と考える
・子どもであっても「家族や社会の一員として果たすべ
き責任がある」と考える
◆持続可能な社会の実現につながる物の選び方や買い方
ができる消費者【参画性1】
・地産地消を心掛ける
・簡易包装の商品を選ぶ
・必要な分だけ購入する
・寄付や社会貢献につながる商品を選ぶ
・安さを求めず,長く使える商品を選ぶ
・すぐに消費するならば,賞味(消費)期限の短い商品
を選ぶ
・買物のときにはマイバッグを持参する
◆自分の意見を伝え行動することで,社会や未来は変え
られるという思いを持ち,持続可能な社会の実現につ
ながる消費行動を,周りの人々や社会に示すことがで
きる消費者【参画性2】
・友達や家族と「消費」について話をする
・学んだことを学校・家族・地域に伝える
・家族と一緒に買物に行き,学んだ知識を生かし,家族
の消費行動に影響を与える
Ⅱ
研究の目的
小学校家庭科の授業において,主体的に生き
る消費者の素地を養うという視点を持った消費
者教育のプログラム開発が,持続可能な社会の
実現に有効であるか,実践を通して検証するこ
とにより,授業改善を図る。また,主体的に生
きる消費者の素地を養う消費者教育のプログラ
ムを開発する。
Ⅲ
研究の仮説
小学校家庭科の授業において,ESD の視点を
持った消費者教育のプログラムを開発し,その
プログラムに基づいた授業実践を行えば,主体
的に生きる消費者の素地を養うことができ,持
続可能な社会づくりのための実践力を育むこと
ができるであろう。
Ⅳ
消費者教育のプログラム作成
本研究で開発する消費者教育のプログラムの
コンセプト及びイメージ図(図1)を示す。
消費者教育のプログラムのコンセプト
◆主体的に生きる消費者の素地を養う小学校家庭科の2
年間の実践プログラム
◆「D身近な消費生活と環境」からESD へのアプローチ
◆「批判性・関連性・参画性」に焦点化したESD の視点
図1
1
消費者教育のプログラムのイメージ図
ESD の視点を継続させる題材構成
渡邉(2012)の先行研究から,小学校家庭科
の授業においても,持続可能な社会の実現への
「意識」とそれにつながる「行動」を一致させ
るため,以下の2点が必要であると考えた。
①早期に行う ESD を強く意識させる授業
②ESD の視点を取り入れた継続した学び
①については,内容「D身近な消費生活と環
境」を単独で学習する題材を,第5学年の1学
期に配置し,本題材で学んだESD の視点を他の
題材でも意識させることができると考えた。
②については,「批判性・関連性・参画性」
の三つのESD の視点を持たせ,学習内容を設定
することが有効ではないかと考えた。
2 「批判→関連→参画」の能力・態度を重視
した問題解決的な学習過程
批判性を持ち,自分自身の生活を見直す
↓
「人・もの・こと」の関連性を想像し,
問題を認識する
↓
問題解決に向けた計画を立て,実践し,
参画の意識を高める
以上を踏まえ,小学校家庭科2年分の年間指
導計画として,主体的に生きる消費者の素地を
養う消費者教育のプログラムを作成した。本プ
ログラムは,家庭科の授業をESD 及び消費者教
育の視点から総合的に捉え直した実践プログラ
ムである。その一部を抜粋し,表5に示す。
表5 第5学年「じょうずに使おうお金と物」における消費者教育のプログラム(一部抜粋)
ESDの視点を持たせた学習内容
時間
主な活動(☆)と指導(●)
批判性
関連性
参画性
☆ 家ではどのようなことにお金を使っているのか,お金の使
い方について話し合う。
☆1000円の使い方を考える。
● 生活の様々な場面でお金を使っていることやお金を大切
に使う意識を持たせ,「寄付」という使い方があると知らせる。
◆チョコレート製造にかかわ ◆お金は社会を動かす力になる ◆「寄付」というお金
る子どもたちの実態
の使い方
◆お金の使い方は人それぞ
れ
☆食品ロスの事実を知り,自分の消費行動を振り返る。
問題を見いださせる。
◆賞味(消費)期限の長い商 ◆「個人→家庭→社会→世界や未 ◆食品ロスの現実
◆買物は人気投票
なのか?
◆自分の家庭の食品ロス調べ
☆模擬買物を体験し,購入しようとする物の情報を集め,整
理する。
● いろいろな物の情報を知ることにより,物を選ぶ視点は多
様であることを理解させる。
◆商品を選ぶための視点は ◆容器・包装ごみへの視点
複数ある
◆リサイクルできる物は,ど
んどん買ってもいいのか
①わたしたちの
生活とお金
1
②お金や物の
使い方を考えよう
1 ●食品ロスの事実と自分の消費行動との関連に気付かせ, 品を選ぶことは「いい買物」 来」のつながり
③買物のしかたを
考えよう
④自分ができる
ことを考えよう
1
1
☆持続可能な社会づくりのために,自分ができることを考え,
計画を立てる。
●自分たちの行動で世界や未来は変えることができるという
メッセージを伝える。
Ⅴ
実践研究
検証授業は,プログラムの中から三つの題材
(図2に示すA,B’,C)において実施した。
1 A:ESD の視点を強く意識させる題材
◆第5学年「じょうずに使おうお金と物」
(1) ESD の視点を持たせた学習内容(表5)
(2) 授業の実際
第2時では,普段の買物の仕方を振り返る視
点として,牛乳の買い方について考えさせた。
賞味期限の長い牛乳を奥から取る映像を視聴さ
せ,当たり前に行っている自分や家族の消費行
動を確認させた。その上で「食品ロス」の問題
に出会わせた。児童は,食品ロスが発生する場
面を具体的に想像したり,自分の家の食品ロス
を調べたりしたことで,自分たちもその原因を
つくっていると実感することができた。
第4時では,自分の消費行動と世界・未来と
のつながりを意識させるために,寄付につなが
るチョコレート購入後のお金の流れを,図2を
用いて可視化させた。
図2 寄付につながるチョコレート購入後のお金の流れ
2 B’:従来の内容にESD の視点を持たせた題材
◆第5学年「『和食』のよさ再発見!-持続可
能な食の継承者に-」
◆正しい知識を持っ
て商品選び
◆お金は社会を動かす力になる ◆買物は人気投票
◆寄付につながるチョコレート購入 ◆持続可能な社会に
後のお金の流れ
つながる行動計画
◆「個人→家庭→社会→世界や未
来」 のつながり
(1) ESD の視点を持たせた学習内容(一部抜粋)
【批判性】
・和食が世界に評価されているのはなぜ?
・米は何回洗えばいいのか?
【関連性】
・旬の食べ物のよさ
・地産地消(フードマイレージ)
・米の消費量減少➡水田の涵養効果
・必要量の購入➡ばら売りの利用
【参画性】
・一人一人が食文化の継承者に
・エコクッキング
・買物にはマイバッグを持参
(2) 授業の実際
第6時では1回目のご飯とみそ汁の実習(第
3~5時)を「もったいない」と感じる場面の
写真や映像を基に振り返らせた。児童は自分た
ちの実習を客観的に振り返り,食材や水を無駄
にしていたと気付くことができた。この気付き
を生かし,2回目の実習に向け「『もったいな
い』を減らすために自分たちができること」を
考えさせた。また,みそ汁の材料を購入する計
画では「買物を通して自分たちができること」
を考えさせ,行動計画として意見表明させた。
第7・8時では,実際にみそ汁の材料を購入
した。児童は,前時に立てた行動計画を基に,
旬,産地,賞味期限,必要な量,及び容器・包
装などに注目して商品を選ぶことができた。
第9・10時では,1回目の実習の反省を生か
し,節水,ごみの分別及び食べられる食材を無
駄にしないなど,エコクッキングを意識し,ご
飯とみそ汁の実習に取り組む姿が見られた。
3 C:プログラムのまとめとして設定した題材
◆第6学年「みんなうれしい!修学旅行のお土
産選び」
(1) ESD の視点を持たせた学習内容(一部抜粋)
【批判性】
・同じような商品なのに値段が違うのはなぜ?
・表示やマークを確認し,購入の判断基準にする
【関連性】
・物の値段が決まる仕組み
・人とのつながりを意識した買物
【参画性】
・お金は自分らしさを表現する手段
・社会や未来につながる買物
(2) 授業の実際
第3時では,商品を選んだ理由を交流させ,
「賞味期限が長い商品を選ぶ=いい買物」では
ないと気付かせることができた。また「買物は
社会的投票権」という考えをイメージさせるた
め,国産小麦に関連する「人・もの・こと」を
想像させた。これらの正の循環が続き,社会や
未来がよりよくなると感じさせることができた。
第4時では,模擬店舗において購入計画書を
作成させた。児童は「自分なりのこだわり」を
出し合うことで,「お金は自分らしさを表現す
る手段である」と実感することができた。
第5時ではお土産購入を振り返り,よりよい
買物の仕方を考えさせた。児童は「国産の物を
必要なだけ」「社会や未来を考えて」など持続
可能な社会づくりにつながる消費行動を示した。
4 研究の結果と考察
第5・6学年児童 119人に対し,検証授業前
後で,消費者としての「批判性・関連性・参画
性」に関する意識の変容を比較した結果の一部
を表6に示す。以下の項目において平均値にプ
ラス傾向が見られた。また,t-検定を行った結
果,以下の項目において有意な差が見られた。
表6 児童の消費者としての意識の変容(N=119)
項目
平均値
(■は逆転項目)
事前 事後
■すぐ飲む牛乳でも賞味期限の長い 3.63 2.66**
物を買った方がよい【批】
■きれいな水や空気などの自然や食べ物 2.39 2.09*
はこれから先もなくなることはない【批】
買物のときに「どこの国(地域)」で「誰 2.53 2.95**
が」つくっているのかを考える【関】
買物のときに商品が入っている容器包装 2.40 2.73**
を見て,捨てるときのことを考える【関】
私たちの住む社会は,たくさんの人やいろい 3.38 3.56**
ろな「もの」がつながり合っている【関】
レジ袋がいらないときは断っている【参】 3.40 3.62**
地域や社会で起こっている問題や出 3.02 3.15**
来事に関心がある【参】
自分の意見を伝え,行動することで社 2.75 3.07**
会を変えることができると思う【参】
(4件法 有意確率 **:p<0.01 *:p<0.05)
(1) 批判性について
導入では「問題の気付き」が児童自身の発見
となるよう,意識と行動の矛盾点を示した。こ
れにより「日常の消費行動を問い直す」ように
なり,物事に対して多角的な見方で批判的に考
える消費者の素地を養うことができたと考えた。
(2) 関連性について
身近な教材を用いて,自分の行動と社会・世
界・未来とのつながりを具体的に想像させた。
これにより,自分の消費行動から社会・世界・
未来に及ぼす影響を想像する消費者の素地を養
うことができたと考えた。また,「どこか遠く
の問題」を「身近な問題」に変え,その問題を
解決したいという思いにつながったと考えた。
(3) 参画性について
持続可能な社会づくりにつながる物選びの視
点を,繰り返し扱った。これにより,持続可能
な社会づくりにつながる物の選び方や買い方が
できる消費者の素地を養うことができたと考え
た。また「買物は社会的投票権」という新たな
価値に出会わせた。これにより,持続可能な社
会づくりにつながる消費行動を周りの人々や社
会に示すことができる消費者の素地を養うこと
ができたと考えた。
Ⅵ 研究のまとめ
1 研究の成果
○ESD の視点を継続させる題材構成及び「批判
→関連→参画」の能力・態度を重視した問題
解決的な学習過程により作成した消費者教育
のプログラムは,主体的に生きる消費者の素
地を養うことに有効であると分かった。
○主体的に生きる消費者の素地を養うために,
ESD の視点を「批判性・関連性・参画性」に
焦点化することが有効であると分かった。
○検証授業後の社会科の授業において,食料自
給率やTPP の問題を扱った際に「持続可能な
社会」を意識した発言や,今後の日本の在り
方を考え,解決策を提案する児童の姿が見ら
れた。このことから「持続可能な社会」を意
識して学習に取り組んだ児童は,教科の枠組
みを超え,学び取った内容を汎用的に活用し
ていると分かった。
2 研究の課題
○2年間継続して本プログラムを実践し,成果
と課題を明らかにし,修正する必要がある。
○ESD の視点は多岐にわたる。授業者は,児童
の興味・関心や社会問題を常に把握し,提示
する題材を更新するなど意識する必要がある。
○他教科とも連携し,汎用的な能力の育成につ
ながるESD の研究を進める必要がある。
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