刊旅行通信 - 航空新聞社

(1)
日刊旅行通信(毎週月−金曜発行、祝日休刊) 第4579号 2007年(平成19年)5月24日 (木曜日) 1983年(昭和58年)8月創刊
日
刊
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旅行通信
【トップニュース】
★ANAセールス、全日空営業部門を年内に全て受託
四十物社長、旅行会社とアライアンス強化強調
ANAセールスの四十物実(あいも
の・みのる=写真)社長は本紙のイン
タビューで、社長就任の抱負、2006年
度決算並びに07年度決算見通しなどに
ついて語った。四十物社長はANAグ
ループ旅行会社の統合、ANAフロント
セールスの受託を年内に完了して販売
体制が整うこと明らかにした。また、
ANAと楽天の提携によるダイナミック
パッケージ参入などの流通の変革期に新たな販売形態に取り組
むと同時に、「旅行会社と積極的にアライアンスを組んでいき
たい」と抱負を述べた。
同社は昨年4月から東京支店法人販売部門を除くANAのフロ
ントセールス部隊を受託した。四十物社長は、「今年の秋ぐら
いには東京支店法人販売部隊も受託する見通し」と述べ、年内
にはANAセールスがANAの営業部隊を全て受託することにな
る。四十物社長は旅行会社3社の統合、ANA、エアーニッポン
のフロントラインの受託と「5本の矢が1本の矢になったので、
これを強固なものしていきたい」と述べた。
四十物社長はANAセールスを核としてANAセールス北海
道、ANAセールス九州、ANAセールス沖縄の国内4社、さらに
海外法人を含む8社が「一枚岩で進んでいくグループにした
い」と述べた。
ANAセールスはANAグループの営業部門を担う一方で、国
内・海外のホールセーラーとして旅行商品の企画・造成業務を
強化していく。
四十物社長は、他社に先行する楽天トラベルと共同によるダ
イナミックパッケージの展開について、「JTB、KNT、日本旅
行はいずれ追いついていくる。お互いに競争していいものがで
きればいいと思う」と述べ、ダイナミックパッケージはこれか
ら本格的な競争が始まるとの見解を示した。
その一方で、ANAセールスはホールセーラーとしてJTBをは
じめ旅行会社と提携を強化していく意向を明らかにした。四十
物社長はJTBが分社化したことで、ANAセールスとJTBが地方
営業で提携しており、昨年は東京、大阪、名古屋でも代理店販
売を移管している。
とくに、四十物社長は、地方発東京商品について触れ、「以
前、JTBと一緒に『東京フライデー』という商品を共同で企画
したが、新しい「madeinTOKYO」をJTBと一緒に販売した
い」と述べた。ANAスカイホリデーの「madeinTOKYO」は
現在、JTBも販売しているが、全日空の裏便対策として宣伝を
含めて販売をさらに強化する。
ANAマイレージクラブ(AMC)会員向けの「旅達」は、
ANAによると反応が良く、50万人の会員目標が既に20万人に
Wing Travel Daily
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購読料半年33,600円年間63,000円(消費税含む)
到達しているという。AMCの会員で旅行の好きな人に対し
て、特別な旅行を提供していきたいとしている。6月1日発売か
らマイレージを旅行商品に充当できるようになるため、ANAマ
イレージクラブの会員が、「旅達」で旅行をしやすいクラブに
育てていく方針。
昨年6月から始めたダイナミックパッケージ「旅作」は、
ゴールデンウィーク明けに3万名に到達し、目標ベースに乗っ
ている。海外も堅調に推移している。
中国商品5割増目標、ANA就航20周年企画商品化
日中国交正常化35周年、19都市文化交流に協力
また、海外旅行商品の企画造成については、やはり中国商品
が主力となる。大連マラソン、北京マラソン、杭州ウォークな
ど中国開催のイベントに関連して送客しているが、今年は日中
国交正常化35周年、ANA就航20年ということでとくに力を入
れており、ANAハローツアーの「LIVE/中国/ANA」は九寨
溝など昨年から好調な売れ行きを示している。今年はこれに併
せて、ANA就航20周年企画を続々と打ち出していく。
ANAセールスの中国方面の取扱人数は50%増と設定してい
る。とくに、11月からは機材に余裕が出てくるため、ANA
チャーター便を買い取り、チャーター商品を企画造成したいと
している。一昨年はウルムチにチャーター便を飛ばした。今年
は日中国交正常化35周年で、19都市の文化交流なども計画さ
れ、四十物社長は「ぜひともこれに協力し、50%増の目標を達
成したい」と述べた。
中国以外の海外については、現在、ANAのヨーロッパとアメ
リカなどの供給席数が厳しい状況。このため、同じスターアラ
イアンス・パートナーのユナイテッド航空やルフトハンザを利
用した商品造成を検討しているが、現状は利用率が高く席数に
余裕がないため今後の課題となる。スターアライアンスについ
ては、アシアナ航空、タイ国際航空などを利用した商品も今後
は多く造成していく予定。
四十物社長は今後の方針として、「アライアンスの強化」を
打ち出している。斡旋に強い会社、地域に強い会社、山岳など
専門分野に強い会社などと連合、アライアンスを組みたいとし
ている。四十物社長は「一社で全部の地域を網羅しなくてもい
いのではないか。流通のホールセラーとして他社とアライアン
スを組むことにより、さらに専門化を進めることができると思
う」と述べた。
団塊世代向けゴージャス商品を年内に発売へ
団塊の世代のリタイア向けの商品造成について四十物社長
は、「ゆったりと行けるゴージャスな旅を今年中に発表したい
と考えている」述べた。既に、香港・北京・バンコクの「ザ・
ペニンシュラの休日」を販売しているが、これも団塊世代やシ
ニアをターゲットにした商品。今後は、「ファーストクラスで
行き、リムジンを用意し、気の利いた最高のガイドを付け、最
(2)
日刊旅行通信(毎週月−金曜発行、祝日休刊) 第4579号 2007年(平成19年)5月24日 (木曜日) 上級のホテル、オプションを用意し、面白い所に案内する豪華
なプランを矢継ぎ早に発表したい」と述べた。
一方で、ファーストクラスで行く高額商品、また一方で、手
頃な商品を団塊世代向けに提案していく方針を示した。
昨年までシニア向けに別パンフレットで販売していた「出か
けよう夫婦の旅」は、今期からはハロオーツアーの定番パンフ
レットに入れ込んだ。今期も引き続き、キャンペーンを展開
し、定着させていきたいとしている。
ジェットスター航空はカンタス・グループのローコストキャ
リア(LCC)として設立。本国オーストラリアではこれまでに
も破格なセール運賃を設定している。日本でも就航発表時など
に旅行会社経由で片道2万円の特別料金(サーチャージ、税金
等除く)を設定、発売後すぐに完売するなど、好評を得てい
る。
取扱高06年度2930億円、07年度3108億円も減益
システム投資ピーク、08年度から増収増益見通し
またジェットスター航空は、日本航空(JAL)とのコード
シェア運航を5月28日から開始する。対象は関空—シドニー線
(往路ブリスベン経由)で、フリーセール方式の販売となる。
なお、JALのコードシェア便として同路線を利用する場合は、
全ての食事と毛布が無料で提供される。
今回のコードシェアを受け、JALでは5月24日より座席販売
を開始、割引運賃として「AUスペシャル悟空14」(7万円
〜)、「AUスペシャルWeb悟空14」(6万8000円〜)、
「JALエコノミーセイバー」(17万円〜)、「エコノミーWeb
セイバー」(16万8000円)の計4種類を新たに設定した。
ANAセールスグループの2006年度取扱高は前年度比6%増の
2929億5700万円だった。内訳は、国内が5%増の2356億7600
万円、海外が10%増の572億8000万円と中国方面の回復が貢献
した。営業利益は25%減の22億5000万円と増収減益、取扱高
営業利益率は0.3ポイント下がって0.8%となった。この要因は
原価が上がったこともあるが、06年度から09年度までの4カ年
中期経営計画に織り込んだウェブを含むシステム投資が大きな
ファクターをしめており、これは07年度も変わらない。
07年度は取扱高が6%増の3107億5400万円、内訳は国内が6
%増の2505億9700万円、海外が5%増の605億5700万円。営業
利益は19%減の18億1600万円、取扱高営業利益率は0.2ポイン
ト減の0.6%まで下がると見込んでいる。
中期経営計画では07年度がシステム投資のピークに当たり、
08年度は取扱高4%増の3228億9400万円、営業利益67%増の
30億3300万円、取扱高営業利益率0.9%。最終年度の09年度は
取扱高3%増の3335億4200万円、営業利益6%増の32億2700万
円、取扱高営業利益率1.0%と2年連続増収増益、営業利益率も
1%を確保する目標を掲げている。
【四十物氏の略歴】四十物実(あいもの・みのる)1950年生
まれ、74年北海道大学卒、同年ANA入社、98年販売本部販売
推進室国内販売推進部長、99年BPR推進部長、2001年マーケ
ティング室ネットワーク戦略部長、02年ANK取締役、03年
ANA執行役員札幌支店長、04年ANAセールス北海道代表取締
役社長、06年ANA上席執行役員営業推進本部副本部長、ANA
セールス監査役を経て今年4月ANA上席執行役員営業推進本部
副本部長兼ANAセールス代表取締役社長に就任。
★豪で5月3-7日、日本路線など片道300円で販売
ジェットスター、創立3周年記念で破格運賃
ジェットスター航空(JST)は、本国オーストラリアにおい
て、5月25日の同社設立3周年を記念したセール運賃を期間限
定で設定、日本路線を含め1区間3豪ドル(約300円)の格安料
金で販売した。運賃には全てのサーチャージ及び税金等が含ま
れる。
セール運賃は、同社ウェブサイト限定で5月3日から7日まで
の期間限定で販売。対象は同社国内線・国際線全路線(デンパ
サール、シンガポール線は除く)で、セール運賃用に10万席以
上を用意、全ての路線を1区間3豪ドルで販売した。日本路線も
3月25日に就航したばかりの関空—シドニー線(往路ブリスベ
ン経由)、8・9月に運航を開始する関空、中部—ケアンズ線も
セール運賃の対象となった。また同社はメール会員用にも約3
万席を同じ3豪ドルで先行販売している。なお、セール運賃は
払い戻しや予約変更は一切不可能だ。
関空―シドニー線、JALとコードシェア
★2006年度の弁済認証額、JATAは再び1億円超え
W杯問題で破産のマックスエアに7000万円などで
旅行業者の倒産等による2006年度(2006年4月〜2007年3
月)の弁済認証額は、日本旅行業協会(JATA)が前年度比
13.3倍の1億1621万4000円と再び増加した一方で、全国旅行業
協会(ANTA)は77.2%減の2393万6000円と大幅に減少した
ことがわかった。JATAは、マックスエアサービスに限度額一
杯の7000万円を弁済還付したことなどから認証額が増大、一
方のANTAは、弁済還付対象の消費者限定措置が奏功して認証
額が縮小、ここ10年間では過去最少額に抑えられた。
なお、JATA、ANTAともに、正式には6月に開催される通常
総会で、弁済認証額等を含めた2006年度事業報告・収支決算
案等が決議される。
まず、JATAは2006年度に、4社(前年度は3社)について計
994件(同17件)、1億1621万4000円(同873万1700円)を弁
済認証した。前年の2005年度は、ここ10年間で例を見ない
1000万円以下の認証額に留まったが、再び1億円台に達した。
それでも、ここ数年2〜3億円台で推移していたのに比べれば、
低額に抑えられている。2005年4月1日から施行された改正旅
行業法で、弁済還付対象が消費者に限定されたことが奏功して
いる。
2006年度は、ドイツワールドカップサッカー大会の観戦ツ
アーを中止し、その後破産した第1種旅行業のマックスエア
サービスについて、限度額一杯の7000万円を弁済。また、同
じく第1種旅行業の日観サービス新宿について、3976万円を認
証したのも大きかった。さらに、第3種では、2005年12月に倒
産したトラベル遊の弁済認証が2006年度に行われ、限度額一
杯の450万円が認証されたほか、他1社も認証を受けた。
ANTAは77%減の2393万円、過去10年で最も低く
弁済還付の消費者限定奏功、消費者の申出増加
一方、ANTAは2006年度に、12社(前年度は29社)につい
て計192件(同153件)、2393万6555円(同1億491万1153
円)を弁済認証した。前年の2005年度は、認証額全体の実に
97%が事業者に対する弁済だったが、これが消費者限定となっ
(3)
日刊旅行通信(毎週月−金曜発行、祝日休刊) 第4579号 2007年(平成19年)5月24日 (木曜日) たことで、2006年度は大幅に減少した。ただし、消費者から
の認証申出件数は増加しており、05年度の13件から06年度に
は203件へと大幅に増加した。
ANTAの2006年度弁済認証額の内訳は、第1種は引き続きゼ
ロ、第2種は4社(前年度比71.4%減)に対して34件(同62.6%
減)、957万2445円(同88.0%減)、第3種は8社(同46.7%
減)に対して158件(同約2.5倍)、1436万4110円(同43.5%
減)。
なお、JATAおよびANTAのここ10年間の弁済認証額の推移
は以下の通り。被申出会員数/認証件数/認証額(前年比)─
─の順に記載。
【日本旅行業協会(JATA)】
▼1997年度=24社/992件/5億9434万1502円
▼1998年度=28社/1万1196件/10億6407万5845円(79.0%
増)
▼1999年度=11社/77件/1億2904万525円(87.9%減)
▼2000年度=13社/296件/1億5027万9674円(16.5%増)
▼2001年度=17社/1390件/2億6071万5351円(73.5%増)
▼2002年度=18社/1490件/3億178万3688円(15.8%増)
▼2003年度=20社/819件/3億8346万7845円(27.1%増)
▼2004年度=12社/493件/2億2828万6945円(40.5%減)
▼2005年度=3社/17件/873万1700円(96.2%減)
▼2006年度=4社/994件/1億1621万3910円(13.3倍増)
【全国旅行業協会(ANTA)】
▼1996年度=62社/874件/2億6289万0866円(31.5%増)
▼1997年度=51社/1151件/2億5467万5695円(3.1%減)
▼1998年度=74社/1043件/3億4198万1782円(34.3%増)
▼1999年度=66社/406件/2億1061万9515円(38.4%減)
▼2000年度=83社/569件/2億9008万9249円(37.7%増)
▼2001年度=69社/485件/2億6700万9672円(8.0%減)
▼2002年度=79社/885件/2億7713万9653円(3.8%増)
▼2003年度=77社/818件/2億4992万5815円(9.8%減)
▼2004年度=42社/160件/9817万1602円(60.7%減)
▼2005年度=29社/153件/1億491万1153円(6.9%増)
▼2006年度=12社/192件/2393万6555円(77.2%減)
【旅行関連】
★6月より当日VOID導入で、顧客向け案内書面作成
JATA、顧客都合の変更は払い戻し手数料必要に
既報の通り、国際航空券のVOID(無効)を発券当日のみに
限定する「SAMEDAYVOID」が、来る6月1日より日本でも導
入されるが、日本旅行業協会(JATA)は5月23日、JATA名で
の顧客向け案内書面を作成し、会員向けに通知した。
これは、「SAMEDAYVOID」の導入によって、正規運賃お
よび正規割引運賃を利用する業務渡航でとくに影響が大きいこ
とから、業務渡航を主に取り扱う旅行会社向けに作成したも
の。JATA名での案内書面を作成することで、会員会社が顧客
企業等への説明を行いやすくし、発券当日以降に顧客都合で予
約変更する場合には、払い戻し手数料が必要になる今回の制度
改正への理解を求めやすいようにした。
同書面では、業界用語の「SAMEDAYVOID」という言葉は
使わず、「国際航空券の予約・発券取扱い変更に伴う取り扱い
方式」が6月1日より変更されると説明。その内容は、予約・発
券した国際航空券の取消は、発券当日のみ可能で、発券当日以
降にお客様都合による予約変更(搭乗者氏名、航空会社名・便
名、搭乗日など)を行う場合、再発券が必要になると説明。こ
のため、「既に発券した航空券はrefund(払い戻し扱い)とな
り、払い戻し手数料が必要になります」と理解を求めた。
また、同書面では併せて、2007年末までに国際航空券は原
則全てeチケットに変更されるとして、理解と協力を求めた。
★KNT、スルガ銀行と「KNT Travel Cash」発行へ
海外ATMで現地通貨引き出し、デビット決済も
近畿日本ツーリスト(KNT)はスルガ銀行と共同で、外貨両
替機能とショッピング機能が一つになった国際デビットカード
「KNTTravelCash(KNTトラベルキャッシュ)」を開発、6
月15日から募集・発行を開始する。今回の業務提携によって、
スルガ銀行がカード発行業務を担当、KNTは全国店舗および
ウェブサイトで商品の案内をするほか、団体旅行や留学生向け
のカード説明会、セミナーなどを共同開催していく。
「KNTTravelCash」は、海外ATMを利用して現地通貨で預
金の引き出しができるインターナショナルキャッシュカード機
能と、VISAマークのある店舗でデビットカードとして利用で
きるショッピング機能を有する。また、同カードには、決済口
座となるスルガ銀行の普通預金口座がセットされており、口座
の残高範囲内での利用が可能。
カード保有者は、事前にコンビニエンスストア等のATMで
入金しておくことで、旅行前の外貨やトラベラーズ・チェック
への両替を行うことなく、渡航先で必要なだけ現地通貨を引き
出すことなどが可能となる。また、留学生等については、留学
先で銀行口座を開設したり、海外送金などを行う必要もなくな
る。同カードは与信商品ではないため、15才以上の未成年(中
学生を除く)も保有できるVISAカードとなっている。
また、カードを利用する度に、利用確認メールを送付するこ
とによって、カードの安全性も高めた。利用明細の詳細はウェ
ブサイトで確認可能で、24時間電話で問い合わせが可能なサー
ビスも提供する。
「KNTTravelCash」の詳細は以下の通り。
▼入会金・年会費=無料▼申込み可能年齢=15才以上(中学
生を除く)▼現地通貨引き出しが可能な海外ATM=VISAグ
ローバルATMネットワーク、PLUSシステムATM(2006年12
月現在、172カ国・110万台)▼利用可能な国内ATM=普通預
金口座への入出金はセブン銀行、E-net、タウンネットワー
ク、郵便局のATM、スルガ銀行のATMが利用可能。全国の提
携金融機関で出金可能▼ショッピングの利用可能なVISA加盟
店=国内200万店、海外2400万店以上▼利用可能額=普通預金
口座(円預金)の残高範囲内(利用金額は原則即時決済で口座
から引き落とし)▼キャッシュバック=年間利用金額の0.2%
(現地通貨引き出しとVISAデビット機能によるショッピング
が対象)▼お買物安心サービス=購入した商品の破損・盗難な
どによる損害を補償(年間30万円まで、VISAデビット機能に
よるショッピングが対象)▼申込方法=KNT各店舗にある郵送
用申込書、またはホームページの専用フォームから申込み
(http://www.surugabank.co.jp/my/knt/=サイトオープン
は6月15日)
★06年度の「旅行収支」、赤字幅が16.8%縮小
「輸送収支」は航空貨物が黒字拡大、旅客は赤字
財務省がこのほど発表した2006年度(2006年4月〜2007年3
月)の国際収支状況(速報)によると、「旅行収支」は2兆
(4)
日刊旅行通信(毎週月−金曜発行、祝日休刊) 第4579号 2007年(平成19年)5月24日 (木曜日) 1479億円の赤字となり、前年度より赤字幅は16.8%縮小した。
対前年度比で入国者数、出国者数がともに増加する中、旅行収
支全体としては赤字幅が縮小した。
また、「輸送収支」は6316億円の赤字で、前年度より赤字
幅は53.6%拡大した。このうち、航空輸送は5052億円の赤字
で、貨物は575億円へと黒字を拡大、旅客は9044億円へと赤
字を拡大した。
★VISA、観光需要促進でマカオ政観と協力
ビザ・インターナショナルは、観光需要促進を目的にマカ
オ政府観光局と協力、VISAカード会員向けに特典を提供する
キャンペーン「ExperienceMacauwithVISA」を今年の9月
末まで実施する。カード会員向けの特典としては、割引やス
ピードくじ、無料ギフトなどを用意。マカオ域内の30店舗が
キャンペーンに協力する。
★日本風景街道シンポジウム、5月31日に開催
国土交通省は来る5月31日、都内で日本風景街道シンポジ
ウムを開催する。既報の通り、日本風景街道戦略会議(委員
長=奥田碩日本経団連名誉会長)は、「日本風景街道の実現
に向けて〜美しい国土景観の形成を目指した国民的な運動を
〜」と題する提言としてまとめ、去る4月20日に奥田委員長
から冬柴国交相に提言を手交している。
この提言では、NPO、住民、企業、行政等により、景観、
自然、歴史、文化等の地域資源を活かし、道路を核とした美
しい国土景観をつくる国民的な運動を展開、地域活性化や観
光振興に結びつけることを提言している。シンポジウムは、
全国的な国民運動への発展を促す目的で開催する。
開催日時は、5月31日14時15分〜17時、会場は浜離宮朝日
ホール(東京都中央区築地5-3-2)。
★国交省、能登有料道路等の復旧で65億円補助
去る3月25日の能登半島地震で被害を受けた「能登有料道
路」は、4月27日から全線2車線で供用を開始したが、その復
旧等のための事業費約98億円のうち、約65億円を石川県道路
公社に対して一般会計予備費として使用することが5月22日
閣議決定された。
能登半島地震では、能登有料道路等が路面崩落などによっ
て53カ所被災したが、柳田IC〜徳田大津IC間が3月29日に、
徳田大津IC〜横田IC間が4月20日に、横田IC〜穴水IC間が4月
27日にそれぞれ開通、能登有料道路は全線開通している。
【航空関連】
★委員側、外資規制撤廃で資金・経営ノウハウ獲得を
規制改革会議公開討論、国交省は必要性なし
既報の通り(本紙5月22日号)規制改革会議重点項目推進
委員会(議長・草刈隆郎日本郵船会長)の国土交通省との公
開討論会が21日にひらかれたが、その中で、委員会側は議題
として航空会社および空港会社に対する外資規制のあり方の
検討と、客室乗務員の責任者とパイロットなど運航乗務員が
同一会社でならなければならないとする、いわゆる運客一体
化の規則の撤廃を求めた。
委員会側は航空会社に対する外資規制の撤廃について、利
用者と航空会社にとって望ましい外資規制のありかたについ
て検討すべき、として現在、3分の1未満に制限されている外
国資本制限の見直しを求めた。それによると、世界の資本市
場からの幅広い大量の資金調達や新たな経営ノウハウ移入な
どが制約されているなどとし、さらに安全保障や危機管理へ
の対応を資本構成規制により担保することは効果的ではな
い、としている。むしろ、航空会社に対する直接的な行為規
制によるべきで、外資規制を維持する必要性はみとめられな
いと主張した。
また、成田空港など国際拠点空港の完全民営化について
も、委員等は空港会社に外資規制を設けるべきではなく、安
全保障や危機管理への対応は空港会社に対する直接的な行為
規制によるべきとした。さらに、民営化にあたり政府の関与
を最小化すべきこと、非航空系事業と航空系事業のいずれも
競争原理に委ね、経済規制は原則設けるべきではないことな
ど主張した。
これに対して、航空局側は「外国の航空会社の運航(カボ
タージュ※)を認めてしまうことになる。カボタージュを留
保していても、海外資本の参入をみとめては意味がない。そ
こで各国とも外資規制をやっている」と反論。しかし、委員
も海外エアラインが日本で営業すれば日本のエアラインの不
利益に繋がるからなのか、競争原理が望ましくないという
前提があるのか、と討論を展開した。
また、国際拠点空港に対する外資規制について航空局はこ
れから民営化移行に取り組むことであり、「成田、中部、関
空の制度設計をどうしたらいいか、分科会などで議論する」
としている。ただ、「外資に大切な玄関口を外資に支配され
てしまって良いかというと、経済学の議論だけで済む話では
ない」と述べている。
委員会側、コスト面からも運客一体規制撤廃を
客室乗務員責任者とパイロットが同一会社でなければなら
ない、とする運客一体規則の撤廃では、外国航空会社の従業
員の活用を自由にすべきと主張。この規則があるため、外国
資源の自由な活用を阻害しているとした。安全を担保した上
でコスト削減ため海外の会社への委託や、客室乗務員の保安
係としての要素を重視するならば、客室乗務員責任者と一般
の客室乗務員が同一会社であるほうが効果があるのではない
か、などと意見を述べている。
それに対して航空局は安全運航が第一であり、パイロット
はハイジャックなどの場合に備え、コクピットは閉鎖されて
いることをあげ、客室の責任者とパイロットが互いに気脈が
通じていること、客室乗務員は定期的に訓練を受けているこ
となど、互いに信頼関係があることをあげて反論。「仲間意
識ではなく、連絡体制などの問題。互いの言葉遣いなども含
め、連携がどうやったらうまくいくかということ、簡単にい
くことではない」とした。委員側は「安全の担保や研修がで
きているということが判断されれば、いいのではないか」と
述べており、議論は平行線を辿った。
※カボタージュ(cabotage)=他国内における国内あるいは
海外領土間の航空運送。シカゴ条約7条で、各国が外国航空
会社の国内営業を禁止することができると定められている。
(5)
日刊旅行通信(毎週月−金曜発行、祝日休刊) 第4579号 2007年(平成19年)5月24日 (木曜日) ★口答注意を省略し命令書交付可能
航空局、機長が安全阻害行為で悪質者に
航空局は23日、安全阻害行為に対する運用方法の一部見直
し、関係航空会社等に周知を図った。機内等で、悪質者や常
習犯に対し、これまでの口答注意を省略して、機長は命令書
を手交できるようにした。
これは機内での暴力やトイレなどにおける喫煙の行為に
は、命令書を交付し、その防止を迅速に処理できるようにす
るもの。また、新しいサービスへの対応として、離着陸時の
使用制限にレッグレストを追加する。
なお、航空機内の安全阻害行為は施行後3年経過したた
め、有識者で構成する懇談会を開き、今後の対応する措置の
提言を受けているが、できる事項から実施したもの。
成田空港(6月4日-5日)に飛来。それからオーストラリア
のシドニー(6月6日-8日)に寄航し、最後に台湾の台北(6
月8日-10日)に飛行する。
A380は今回の飛行ツアーに先立ち、5月にインドへ初飛
来。まずニューデリー(5月6日-8日)に飛行し、それから
インドにおけるA380の初の顧客であるキングフィッシャーの
本社があるムンバイ(5月9日-10日)に寄航。初めてのイン
ドへの飛行ツアーを成功裏に終了させている。
なお、エアバスでは10月に予定されるシンガポール航空へ
のA380の初号機の引き渡し準備も着々と進めているとのこと
で、すでに客室装備の取り付けが完了、5月2日には独ハンブ
ルクで塗装作業も終了させた。またシンガポール航空向けの
2号機、エミレーツ航空、カンタス航空の初号機引き渡しの
準備も順調とのことだ。
★SFJ、12次第三者割当増資を実施
★アジア・ゲートウェイへ羽田D滑走路着工式挙行
冬柴大臣、喜び表すと共に建設「喫緊の課題」
スターフライヤーは23日、第12次第三者割当増資を完了し
た。今回の増資は苅田町、鈴与、羽田タートルサービスから
計2億3千万円の出資を受けた。
このうち、1億1千3百万円を資本準備金に積み立て、これ
により資本金は55億9千1百万円となった。
アジアゲートウェイ構想の核となる羽田空港4本目の滑走
路、D滑走路(2500m×60m)の着工を記念する「東京国際
空港D滑走路着工記念式典」が5月20日午前、JAL西ライン整
備ハンガーで開催された。式典には国土交通省から冬柴鐡三
大臣、梶山弘志大臣政務官、安富正文事務次官、鈴木久泰航
空局長らが出席。2010年10月末の供用開始に向けて着工を祝
した。D滑走路の着工は去る3月30日に既に開始されが、その
時は工事の安全祈願祭のみで、今回が着工記念式典となっ
た。
式典に参加した冬柴大臣は、D滑走路建設は首都圏の航空
需要に応えるとともに、日本の国際競争力や経済の発展と促
進に応える「喫緊の課題」とし、さらに常々述べているよう
に国際拠点の成田空港の補完として、成田と羽田の一体運用
を強調。また、着工記念式典を迎えたことを「この上ない喜
び」と述べた。
D滑走路が完成すれば、年間発着回数は現行の29.6万回/年
から1.4倍の40.7万回に、1時間あたりの発着便数は30便/時
間から40便/時間に増強されることになる。また、昼間時間
帯(6時〜23時)には、近距離国際旅客定期便が3万回程度振
り分けられ、年間旅客数は700万人、年間貨物取扱量は25万
トンを予定。深夜早朝時間帯(23時〜6時)では騒音に配慮
しつつ国際旅客便および国際貨物便を就航させる計画。同時
間帯の年間貨物取扱量は約25万トン程度を見込んでいる。
★AXESS、ガルフエアと共同で発券キャンペーン
アクセス国際ネットワークは、ガルフエア(GFA)との
ジョイント発券キャンペーンを実施する。期間は6月1日から
7月31日まで。期間中、GFAのファーストクラス(予約クラ
ス:F/A)及びビジネスクラス(予約クラス:C/J)を2セグ
メント以上含んだPNRをAXESSで予約・発券し、指定のエ
ントリーを入力した店舗に全国共通VISAギフト券をプレゼン
トする。同キャンペーンについて詳しくは、AXESS情報
Webまで。
★エアバス、A380が成田に6月4日再飛来
「ワールド・ツアー2007」でアジアを巡る
エアバスはこのほど、A380のMSN007が「ワールド・ツ
アー2007」の一環として成田空港に再び飛来すると発表し
た。成田空港に飛来するのは6月4日のことで、5日は成田空
港に滞在、6日にシドニーに向けて離陸する予定だ。今回の
ワールド・ツアーは今年1年かけて行なわれる計画で、既に
インドへのツアーが実施されており、成田空港に飛来するの
は2回目の飛行ツアーにおいて。その後、北米や中東、中国
への飛行ツアーも予定されている。
今回の飛行ツアーは、A380のスムーズな就航に向けて、各
航空会社が行なう通常の営業運航と同じ状況下で実施。空港
での運用が問題なく行なわれることを実証するもの。各空港
では機体のメンテナンス方式、運用状況、空港設備の適合性
などをチェックし、A380就航に向けた習熟性を高めることが
目的。エアバスによると、A380はすでに45以上の空港に飛
来し、2011年までには70以上の空港でA380の運航が可能に
なるという。
アジア太平洋地域における飛行ツアーはA380 MSN007
(製造者連番7)によって行なわれる。まず、パリのシャル
ル・ド・ゴール空港(6月1日-3日)にてエールフランス航
空、空港当局と共同で一連の空港適合性テスト行なった後、
※画像=羽田D滑走路着工式
(6)
日刊旅行通信(毎週月−金曜発行、祝日休刊) 第4579号 2007年(平成19年)5月24日 (木曜日) 挙行式前、D滑走路のテーマソングが会場に響く
関東地方整備局職員の作品、ダウンロード可能
今回の式典が始まる前、会場にはD滑走路建設事業のテー
マソングが流れていた。このテーマソングは関東地方整備局
の職員・佐瀬浩一さんが作詞・作曲・編曲を手掛け、自ら
歌っている。テーマソングのタイトルはズバリ「D
runway」。サブタイトルは「羽田空港再拡張事業のテー
マ」。この曲からも工事を請け負う関東地方整備局のD滑走
路建設に対する熱い思いが伝わってくる。
「Drunway」のダウンロードは以下のURLで。
※URL:「Drunway」
http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/haneda/haneda/
haneda_saikaku/song/index_contents.html
【観光統計】
スドーム・アトリウムの天窓から陽光が差し込む明るい空間
が特徴。またスイートを含む295室は現代風のデザインを取
り入れ、全室にプライベート・バルコニー、フラットTV、
CDとアラーム付きMP3などの最新設備を備える。
料飲施設としては、メキシコ料理を提供する「O
(オー)」や炭火焼きをメインとする「ザ・グリル」などを
用意。スパ施設やWiFi設備を備えた宴会・会議施設も併設。
また同ホテルの近くにはカンクンコンベンションセンター
もあり、MICE需要にも対応する。
★リッツ、インドに進出、10年にホテルをオープン
ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーは、インド
初のホテルとして、IT産業の中心地バンガロールに「ザ・
リッツ・カールトン・バンガロール」を2010年初頭を目処に
オープンすると発表した。客室数は205で、市内のビジネス
地区の中心に建つ予定。レストランや大規模な会議施設、豪
華なスパ施設や屋外プール、さらにワンフロア全体を高級ブ
ティック街とする計画だ。
★スイス3月日本人、3.2%減に、宿泊数は6.0%減
【組織・人事】
スイス政府観光局によると、2007年3月の日本人訪問者数
は、宿泊施設への到着ベースで、前年同月比3.2%減となる1
万869人を記録した。また宿泊数は同6.0%減の1万2896泊。
平均滞在泊数は2.1泊となった。なお、1-3月の累計は訪問者
数で2.4%減の2万4397人、宿泊者数は5.5%減の5万4068
泊、平均滞在泊数は2.2泊となっている。
【デスティネーション】
★オアフ島の観光施設で子供無料キャンペーン
ポリネシアセンターとウォーターズアドベンチャー
ハワイ・オアフ島にあるハワイアン・ウォーターズ・アド
ベンチャー・パークと、ポリネシア・カルチャー・センター
は、今年7月1日〜10月5日までの期間中、子供無料キャン
ペーンを実施する。
ハワイアン・ウォーターズ・アドベンチャー・パークの対
象プランはビッグ・スプラッシュ・パッケージで、同パッ
ケージを大人2名が購入すると、同伴する3〜11歳の子供が無
料となる。
また、ポリネシア・カルチャー・センターの対象プランは
ファミリー・パッケージ。大人1名の購入で、同伴する3〜11
歳の子供が何名でも無料(通常34ドル)。大人料金は一人68
ドル。
詳細に関する問い合わせは、日本地区販売総代理店のパシ
フィックリゾート(電話=0120-080-170)まで。
【ホテル】
★カンクンのハイアット・リージェンシーがリニューアル
メキシコのカンクンにあるハイアットリージェンシーカ
ンクンが総工費2000億米ドル・工期1年半に渡る改装工事を
終了し、4月14日にリニューアルオープンした。モダンかつ
シックな内装を取り入れ、ロビーエリアは14階まで続くグラ
★中国国家観光局(東京)に范副首席代表が着任
中国国家観光局(東京)にこのほど、范巨レイ(レイはヨ
の下に火)氏が副首席代表として着任した。范氏は張西龍首
席代表とともに、日中観光交流の拡大に努める。范氏は以前
1990年代に中国国家観光局(東京)に首席代行兼副首席代表
として勤務しており、再任となる。
■為替市況(23日)
(円)
USD(米ドル) .................................................................................... 122.70
GBP(イギリスポンド) ..................................................................... 244.32
CAD(カナダドル) ............................................................................ 113.56
CHF(スイスフラン) ........................................................................... 99.89
SEK(スウェーデン・クローネ) ......................................................... 18.22
EUR(ユーロ) .................................................................................... 165.16
DKK(デンマーク・クローネ) ............................................................ 22.26
IDR(インドネシア・ルピア) ................................................................. 1.54
NOK(ノルウェー・クローネ) ............................................................ 20.42
PKR(パキスタン・ルピー) .................................................................. 2.17
PHP(フィリピン・ペソ) ...................................................................... 2.80
QAR(カタール・リアル) ................................................................... 34.17
THB(タイ・バーツ) ............................................................................. 3.81
AED(UAE・ディルハム) ................................................................ 33.87
AUD(オーストラリアドル) .............................................................. 101.92
HKD(香港ドル) .................................................................................. 15.99
INR(インド・ルピー) ........................................................................... 3.19
SAR(サウジアラビア・リアル) ......................................................... 33.30
KWD(クウェート・ディナール) ...................................................... 430.86
KRW(韓国ウォン) .............................................................................. 13.31
SGD(シンガポール・ドル ................................................................. 80.34
NZD(ニュージーランド・ドル) ......................................................... 90.49
ZAR(南アフリカ・ランド) ................................................................ 18.77
CZK(チェコ・コルナ) .......................................................................... 5.91
MXN(メキシコ・ヌエボ・ペソ) ........................................................ 12.29
RUB(ロシア・ルーブル) ...................................................................... 4.97
HUF(ハンガリー・フォリント) ........................................................... 0.68
PLN(ポーランド・ズロチ) ................................................................ 44.52
SKK(スロバキア・コルナ) .................................................................. 5.06
※IDR、KRWは100通貨単位当たり
東京外国為替相場/T.T.Selling(三菱東京UFJ銀行調べ)