新規試用医薬品(平成28年3月薬事検討委員会) イフェクサーSRカプセル37.5mg タケキャブ錠10mg 薬品名 劇○ 処 ○ ピートルチュアブル錠250mg ボルベン輸液6% イフェクサーSRカプセル 37.5mg effexor sr 37.5mg/cap 規格 メーカー ファイザー 申請科 精神科 一般名 ベンラファキシン塩酸塩 効能・効果 うつ病・うつ状態 用法・用量 通常、成人にはベンラファキシンとして1日37.5mgを初期用量とし、1週後より1日75mgを1日1回食後 に経口投与する。なお、年齢、症状に応じ1日225mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週 間以上の間隔をあけて1日用量として75mgずつ行うこと。 分類番号 使用目的 及び理由 1179 薬価 37.5mg/cap : 160.80 うつ病の原因であるセロトニン・ノルアドレナリンの低下に照準を合わせたセロトニン・ノルアドレナリン 再取り込み阻害剤(SNRI)は、うつ病の有効な治療薬としてこれまでも開発されてきた。しかし、再取り 込み受容体占拠率が不十分等のために効果が不十分な例が見られた。ベンラファキシンは、セロト ニン・ノルアドレナリン再取り込み受容体の占拠率が高く、治療効果が期待できる SNRI である。徐放 性カプセルという剤型から1日1回の内服でよく、服薬アドヒアランスも考慮されている。 その他 薬品名 規格 効能・効果 用法・用量 分類番号 使用目的 及び理由 処 ○ タケキャブ錠10mg takecab メーカー 武田薬品 申請科 内 科 10mg/錠 ボノプラザンフマル酸塩 一般名 ○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸 潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 ○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃 MALT リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 ○胃潰瘍、十二指腸潰瘍の場合 通常、成人にはボノプラザンとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍では8週間ま で、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 ○逆流性食道炎の場合 通常、成人にはボノプラザンとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常4週間までの投与と し、効果不十分の場合は8週間まで投与することができる。 さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10mgを1日1回経口投与す るが、効果不十分の場合は、1回20mgを1日1回経口投与することができる。 ○低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合 通常、成人にはボノプラザンとして1回10mgを1日1回経口投与する。 ○非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合 通常、成人にはボノプラザンとして1回10mgを1日1回経口投与する。 ○ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合 通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリ スロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイ シンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバク ター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはボノプラザンと して1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3 剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 2329 薬価 10mg/錠 : 160.10 これまで、胃瘻から注入できるPPIはランソプラゾールOD錠だけであったが、タケキャブ錠でも可能 になったこと、また、逆流性食道炎の維持療法に10mgしか適応がないため。 その他 - 1 - 薬品名 処 ○ ピートルチュアブル錠250mg p-tol メーカー キッセイ 申請科 内 科 一般名 スクロオキシ水酸化鉄 規格 250mg/錠 効能・効果 透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善 用法・用量 通常,成人には,鉄として1回250mgを開始用量とし, 1日3回食直前に経口投与する。以後,症状, 血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日3000mgとする。 分類番号 使用目的 及び理由 その他 薬品名 2190 薬価 250mg/錠 : 214.20 既存の鉄含有リン吸着薬であるリオナ錠に比して、鉄の体内への吸収量が少ないため、鉄過剰をき たす可能性がほとんどないこと、また、炭酸カルシウムのような血管石灰化のリスクとなるCaの過剰負 荷のリスクもない。ホスレノールのように非生理的微量金属であるランタンの長期的な蓄積を懸念する 必要がないことから、若年透析患者にも使用しやすい。 院外処方限定での使用 処 ○ ボルベン輸液6% volven 500mL/袋 規格 メーカー 大塚製薬工場 申請科 麻酔科 一般名 ヒドロキシエチルデンプン 効能・効果 循環血液量の維持 用法・用量 持続的に静脈内投与する。投与量及び投与速度は症状に応じ適宜調節するが、1日50mL/kgを上 限とする。 分類番号 使用目的 及び理由 3319 薬価 500mL/袋 : 970.00 出血量が比較的多い手術おける循環血液量の維持目的に使用する。 その他 規制区分:○ 毒 :毒薬、 ○ 劇 :劇薬、 ○ 麻 :麻薬、 ○ 向 :向精神薬、 ○ 処 :処方せん医薬品 規制区分:○ 習 :習慣性医薬品、○ 生 :生物由来製品、○ 特 :特定生物由来製品、○ 放 :放射性医薬品 - 2 -
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