VENUE MADI Option Card - akmedia.[bleep]digidesign.[bleep]

VENUE MADI
Option Card
FOH RackおよびMix Rackベースの
VENUEシステム用MADIソリューション
VENUE ライブ・サウンド・ワークフローを MADI(Multichannel Audio Digital Interface)環境に導入しましょう。それぞれの VENUE
MADI オプション・カードで、最大 64 オーディオ・チャンネルを VENUE システムから他の MADI デバイス(ルーター、デジタル・ミキシング・
コンソール、携帯レコーディング機器など)に送ることができ、またその逆も可能です。お使いのシステムの FOH Rack または Mix Rack に
MADI オプション・カードをインストールするだけで、業界標準の MADI の接続性が VENUE に加わります。
ワークフローをよりオープンに
特長
MADI はオープン・プロトコルであるため、VENUE MADI カードを使えば、これまで以上のアプリケーショ
• VENUE D-Show システム、Profile システム、
®
Mix Rack システムに、業 界 標準の MADI の接
続性を追加
• FOH Rack または Mix Rack にインストールさ
ンを手軽に VENUE に統合することができます。また、光接続および同軸接続と、56 チャンネルおよび
64 チャンネル・モードのいずれにも対応し、数多のベンダーから発売されている広範な MADI デバイスを、
フォーマット変換なしに VENUE システムに接続できます。
手軽な柔軟性
れ た 1 枚の MADI カード で、最 大 64 チャンネ
デジタル・パッチベイを使った複雑なシグナル・ルーティングはもはや無用です。いずれの MADI デバイ
ルの 24-bit/48kHz クオリティのオーディオを送
スにもルーティングできるオーディオ・スプリットが効率よく作成され、ステージ入力はすべて自動的に
受信(すべてのステージ入力を含む)
MADI カードの出力 1 ∼ 48 にルーティングされます。ステージ入力に加えて、コンソール内からさらに
• FOH Rack に 2 枚目の MADI カードを 追 加す
ることにより、伝送できる最大チャンネル数が 2
倍の 128 に
• 入力シグナルの自動検知と光ケーブルおよび同軸
16 チャンネルを割り当てることで、合計 64 のオーディオ・チャンネルに拡張することができます。
長距離の伝送に最適
光ファイバー・ケーブルを用いれば、MADI は、オーディオ・シグナルの品質を落とすことなく、最長 2km(1.24
マイル)伝送できます。屋外のブロードキャスト・アプリケーションや大規模なコンサートに理想的です。
ケーブルの同時出力による冗長接続で、設定が簡単
• 光ケーブルで最長 2km(1.24 マイル)、同軸ケー
ブルで最長 100m(328 フィート)の距離を、シ
グナルの品質を維持してオーディオを伝送可能
• シグナル・プレゼンスおよびオプティカル・ソース
LED で、接続の確認とトラブルシューティング
簡単なインストール、強固な信頼性
MADI カードは FOH Rack や Mix Rack の拡張スロットにぴったり収まります。FOH Rack ラックに
MADI カードを最大 2 枚インストールすることで、128 オーディオ・チャンネルを送受信できます(デュア
ル Stage Rack システムからの入力をキャプチャするのに最適です)。FOH Rack や Mix Rack にカー
ドを 1 枚だけインストールした場合は、最大 64 オーディオ・チャンネルを送受信できます。さらに、入力
シグナル自動検知機能と Optical Priority モード機能を備え、光ケーブルと同軸ケーブル両方の入出力を
接続すれば、自動切替の冗長接続が可能になります。
詳細は www.avid.com/venuemadicard をご覧ください。
VENUE MADI Option Card̶VENUE システム用の MADI ソリューション
新しいソフトウェア入力モード
VENUE 2.8.5 以降のソフトウェアには、「MADI 入力」および「MADI バーチャル・サウンドチェック」の 2 つの入力モードが追加され、MADI ワークフローが強化
されています。MADI を主な入力ソースとして使う際は、MADI 入力モードをオンにすると、すべての MADI シグナルは入力処理チャンネルに送られます。スナップショッ
ト機能がサポートされているので、デジタル・ゲインの設定やその他のコンソール・パラメーターを格納したり呼出したりすることができます。
また、MADI バーチャル・サウンドチェック・モードをオンにすると、すべてのステージ・マイク入力が、一時的にプレイバック・ソースからの MADI 入力に置き換えられ、
バーチャル・サウンドチェックが可能になります。このモード中にゲインを変更すると、その変更は本番のステージ入力に反映されます。
ソフトウェア入力モード
MADI カード出力のオーディオ・シグナル
MADI カード入力のオーディオ・シグナル
ステージ
チャンネル 1 ∼ 48: ステージ・マイク入力 1 ∼ 48(ポスト
ADC、プリ HPF およびチャンネル・プロセッシング)
チャンネル 1 ∼ 48: N/A
チャンネル 49 ∼ 64: パッチベイ割当可能出力 49 ∼ 64
MADI 入力または
MADI バーチャル ・ サウンドチェック
チャンネル 49 ∼ 64: パッチベイ割当可能入力 49 ∼ 64
チャンネル 1 ∼ 48: N/A
チャンネル 1 ∼ 48: MADI 入力 1 ∼ 48
チャンネル 49 ∼ 64: パッチベイ割当可能出力 49 ∼ 64
チャンネル 49 ∼ 64: パッチベイ 割当可能入力 49 ∼ 64
MADI の適用
VENUE MADI Option Card により、多チャンネルのオーディオを遠隔地まで簡単に伝送し、VENUE システムをさまざまな MADI デバイスに直接接続できます。
MADI カードの応用例を以下に示します。
シナリオ 1:ステージ入力を数台のコンソールで共有
1 本の光ケーブルまたは同軸ケーブルがあれば、VENUE システム間で最大 64 オーディオ・チャンネルを伝送できます。この接続は、アナログからデジタルへの変換
直後の最も純粋な状態でキャプチャされた、チャンネル・プロセッシング前の全 48 のステージ入力と、必要に応じて加えられる 16 のオーディオ・チャンネルで構成
されています。
FOH やモニター、そして VENUE システムと MADI を装備する他のミキシング・コンソール間など、VENUE D-Show、VENUE Profile、VENUE Mix Rack シ
ステムの自由な組み合わせにおいて、このワークフローを適用することができます。また、VENUE システム内に 2 基の Stage Rack があれば、FOH Rack に 2 枚
目の MADI カードを加えるだけで、全 96 のステージ入力に加えて任意の 32 チャンネル、合計 128 オーディオ・チャンネルを伝送することができます。
MADI-equipped Mixing
Console/Recorder
VENUE System at FOH or Monitors
Send/receive 64 channels of MADI—up to 100 m over coaxial cable
or up to 2 km over optical fiber
シナリオ 2:常設でのオーディオ配信
コンサート・ホールやスタジアムなどの多くは、施設間でオーディオを伝送するために、すでに MADI インフラに多大なる投資をしています。VENUE MADI カード
を用いれば、こうしたインフラと VENUE システムを容易に統合できます。
VENUE System at FOH
VENUE System at Monitors
MADI-equipped Mixing Console/
Recorder in a Different Location
64-ch MADI
MADI Router
64-ch MADI, up to 2 km
over optical fiber
詳細は www.avid.com/venuemadicard をご覧ください。
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