チェーホフさん、 こんにちは

県民参加型演劇
「チェーホフさん、
こんにちは」
概
要
書
青森県立美術館
青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会
〒038-0021
青森市安田字近野185
青森県立美術館内
Tel,017-783-5243(直通)Fax.017-783-5244
事務局
濱野有希
工藤奈央子
県民参加型演劇とは?
美術をはじめとして、映画、演劇、音楽など様々な文化芸術活動を活発に展開し、県民が驚きや
感動を体感するとともに、新しい価値観と出会う場を積極的に創ることを目指している青森県立美
術館。
青森県立美術館では、出演者を県民から募り、ともに一本の舞台を作り上げる「県民参加型演劇」
を制作しています。
出来上がった舞台を観覧するだけでない演劇との出会い・感動を体験してもらい、演劇のすばら
しさを体感してもらうこと、そして、それを観客のみなさんに、もっと身近な気持ちで観覧しても
らおうということを主な目的としています。
2005 年 12 月、開館プレイベントとして太宰治の小説をベースとした「津軽」を上演しました。
以降、新しい寺山修司を発見することをテーマとした「戯曲寺山修司論」、宮沢賢治を題材とした
「MIYAZAWA」を上演してきました。
4 年目となる今年は、ロシアの偉大な劇作家であり、小説家でもある「アントン・チェーホフ」
を題材にした演劇を制作します。
今年は、新たな試みとして、出演者だけではなく、劇の台本を執筆する劇作家も県民から募るこ
ととしました。
また、この事業は、地元の若手演劇人の育成といった側面も持っています。次代の青森県の文化・
芸術を担っていく若者たちが本事業に参加し、レベルアップするとともに、将来的に文化芸術活動
を活発に展開してほしい、といった願いを込めて制作していきます。
県民参加型演劇「チェーホフさん、こんにちは」とは?
ロシアの偉大な劇作家であり小説家でもあるアントン・チェーホフの 4 大戯曲の一つ「かもめ」。
この「かもめ」という作品を上演しようとしている地域劇団の稽古場を舞台に、一つの演劇作品を
創る「過程」を見せる演劇です。
長谷川孝治青森県立美術館舞台芸術総監督と、劇作家オーディションの合格者が各々台本を執
筆します。
(執筆段階で長谷川孝治青森県立美術館舞台芸術総監督が指導します。
)その執筆台本を
長谷川孝治青森県立美術館舞台芸術総監督が加筆・編集していき、こちらもオーディションを通過
した俳優達が演じます。
「かもめ」
(アントン・チェーホフ作)あらすじ
19 世紀末、帝政社会崩壊前夜のロシア。前衛的な劇の創作に自身の不満の発露を見出そうと
している青年トレープレフ。彼は美しい湖のほとりにある伯父ソーリンの田舎屋敷に住んでい
る。そこへ、著名な作家トリゴーリンを連れ、モスクワから有名女優である母アルカージナが
帰ってくる。
湖の向うに住む女優を夢見る娘ニーナに恋をしているトレープレフは、自作の劇にニーナを
主演させ、母らの前で上演するのだが、彼女は茶化すばかりで真剣に取り合わない。怒ったト
レープレフは劇を中止する。医者のドールンはトレープレフの才能を評価し、励ます。
一方、ソーリン家の執事シャムラーエフとポリーナの娘マーシャはトレープレフを愛してい
る。が、その想いは届かない。さえない教師メドベジェンコはマーシャを愛しているが、マー
シャは無視している。ニーナはトレープレフの想いに気付いているが、女優として大きく成長
しなくてはならないという野心に溢れている。ニーナの気持ちを受け止めたのは、トリゴーリ
ンであった。
そんな中、トレープレフは、自殺未遂をおこす…。
実
施
概
要
名
称
県民参加型演劇「チェーホフさん、こんにちは」
引
用
アントン・チェーホフ作「かもめ」
「タバコの害について」
(松下裕
訳
2004 年水声社発行「チェーホフ戯曲選」より。)
潤色・脚本・演出
長谷川孝治青森県立美術館舞台芸術総監督
部分劇作
劇作ワークショップ合格者(参加者の欄参照)
開催期間
弘前公演:2009 年 3 月 15 日(日)
青森公演:2009 年 3 月 20 日(金・祝)・3 月 21 日(土)
開催場所
弘前公演:弘前大学創立 50 周年記念会館
青森公演:青森県立美術館
収容人員
シアター
弘前公演:280 人
青森公演:360 人(180 人×2 回公演)
主
催
青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会・青森県立美術館
助
成
財団法人
後
援
国立大学法人
県民参加者
地域創造
弘前大学
<劇作家の部>
長尾
オーディション合格者 2 名
秋人・平間
<俳優の部>
宏忠
オーディション合格者 7 名
齊藤
知代子・本間
三浦
成喜・三明
正子・太田
歩・佐藤
玲奈・藤島
和弘
智顕
・演出家が指名した俳優
公演日程
<弘前公演>
2009 年 3 月 15 日(日)
受付開始
午後 1 時 00 分
開場:午後 1 時 30 分
開演
午後 2 時 00 分
終演:午後 3 時 30 分(予定)
:
<青森公演>
2009 年 3 月 20 日(金・祝)21 日(土)
受付開始
午後 1 時 00 分
開場:午後 1 時 30 分
開演
午後 2 時 00 分
終演:午後 3 時 30 分(予定)
:
入場料金
一般ペア
3,600 円(当日 4,500 円)※2 人用の券です。
一般
2,000 円(当日 2,500 円)
学生
1,000 円(当日 1,500 円)
※全席自由・消費税込み
販売開始
2009 年 2 月 10 日(予定)
販売場所
青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会
事務局(電話・メール・FAX)
・ 青森
サンロード青森/成田本店しんまち店/さくら野青森店/青森県立美術館ミュー
ジアムショップ/青森演劇鑑賞協会
・ 弘前
紀伊國屋書店/日弘楽器/弘前大学生協/弘前市民劇場
・ 八戸
三春屋
・ その他
・ ローソンチケット(全国)
(L コード 22015)
制作スケジュール
劇作家オーディション
2008 年 11 月 30 日(日)青森県立美術館シアター
出演俳優オーディション
2008 年 12 月 6 日(土)
・7 日(日)青森県立美術館シアター
劇作家ミーティング
2008 年 12 月 7 日(日)以降随時
稽古
2009 年 1 月 18 日(日)弘前市民会館
以降随時(別添の稽古スケジュール参考)
リハーサル
2009 年 3 月 14 日(土)弘前大学創立 50 周年記念会館
弘前公演
2009 年 3 月 15 日(日)弘前大学創立 50 周年記念会館
青森公演
2009 年 3 月 20 日(金・祝)
・21 日(土)青森県立美術館シアター
※青森公演ともに、記録写真・記録 DVD 撮影有り
※弘前公演・青森公演ともに、初日は、プレス取材有り