「地域密着型金融推進計画」の進捗状況 1.

第3次「地域密着型金融推進計画」の進捗状況
(平成 24 年度)
会津信用金庫
1.顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮
項
目
(1)創業・新事業支援機能等
の強化
具体的取組策
①営業店における創業・新事業案件相談受付のPR
進捗状況
●店頭にパンフレットを備付け、相談受付をPR
強化
②経営支援室による創業・新事業案件の分析及び助
言
③外部団体(商工会・商工会議所)、政府関係機関と
の連携強化による創業支援
●創業・新事業支援融資実績
実行件数 5 件、実行金額 105 百万円
●会津若松商工会議所、喜多方商工会議所を訪問し、
創業・新事業案件の相談等のPRと中小企業支援
ネットワーク強化事業の取次ぎ等を依頼
(2)経営改善支援
④内部研修の実施
●目利き力養成研修会(H25.2)
①経営改善支援先の支援方法の決定
●24 年度の経営支援先 13 先を選定
②経営改善支援先の進捗状況把握と助言の実施
●実態把握と経営改善に向けたアドバイス等を実施
(要注意先 12 先、破綻懸念先 1 先)
(上期 3 先、下期 10 先)
●経営相談、企業財務分析を実施
(上期 2 先、下期 10 先)
③貸付条件変更先の経営改善計画進捗管理と経営改
善助言の実施
④経営改善支援等(コンサルティング・目利き力)
にかかる内部研修会の実施
⑤業界団体主催の「目利き力養成講座」等への派遣
●金融円滑化法に基づく貸付条件変更 219 先の経営
改善策に関して、営業店へアドバイスを実施
●企業分析研修会(H24.7)
●目利き力養成研修会(H25.2)
●東北地区信用金庫協会主催
「融資推進研修」2 名派遣(H24.6)
「目利き力養成研修」2 名派遣(H24.9)
●福島県信用金庫協会主催
「目利き融資推進講座」2 名派遣(H24.7)
(3)事業再生支援
⑥経営改善支援取組実績公表
●ホームページにて経営改善実績公表
①再生支援協議会との連携による再生支援
●条件変更先の中で再生支援協議会との連携による
②再生支援対象先の選定と同協議会への斡旋
●福島県中小企業再生支援協議会 6 先
再生支援候補先として 19 先をリストアップ
●福島産業復興機構 1 先
③東日本大震災にかかる復興支援機構、復興支援フ
●㈱東日本大震災事業者再生支援機構 1 先
ァンドに関する相談受付の周知と対応
④再生支援先の進捗状況管理
(4)事業承継支援
(5)事業承継支援
①経営相談の拡充及びPR強化
●計画成立 2 先、協議継続中 6 先
●会津若松商工会議所、喜多方商工会議所を訪問し、
事業継承相談等のPRと斡旋を依頼。
②事業承継相談の実施
●相談件数 0 件
①「流動資産担保融資保証制度」融資の推進
●今年度取扱なし
②各種信用保証協会付融資の推進
●24 年度実行額 2,847 百万円
(前期比▲4,482 百万円)
●25 年 3 月末残高 13,983 百万円
(前期比▲1,261 百万円)
③信用金庫関係団体等斡旋による販路支援の推進
●経済産業省 地域経済産業活性化事業(ハンズオン
支援事業)への参加斡旋(工業品製造企業 3 社)
3 社合計で 12 社訪問、1 社で取引成約
●城南信金主催のビジネスフェアへの参加を斡旋
(H24.11 東京ドーム開催、2 企業出展、成約 3 件)
④業界関係団体主催による「ビジネスマッチング」
への参加斡旋
●「ビジネスマッチ東北 2012 秋」
(H24.11 仙台市開催、7 企業 1 大学出展、成約 4
件)
2.地域の面的再生への積極的な参加
項
目
(1) 地域の面的再生
具体的取組策
①地元大学短期大学部地域活性化センタ-運営推進
進捗状況
●会津短大地域活性化センター運営推進会議参加
(第 1 回 H24.7、第 2 回 H24.12)
会議への参加
②会津若松市「八重の桜」プロジェクト協議会への
参加と会津観光PR支援
●新島八重や会津の魅力をPRする「街角ハンサム
ウーマン」に市内 7 店舗の女性職員 7 名が決定
●各地公体(会津若松市・北塩原村)と連携し、歓
迎セレモニーを 4 回実施(観光客数 1,782 名)
③商店街活性化運動の推進
●「㈱まちづくり猪苗代」代表と面談、今後の商店
街活性化策について協議することを合意
④ホームページ企業紹介の推進
●2社掲載(宮下支店、亀賀支店)
⑤地域貢献活動助成金制度の運営
●第 6 回地域貢献活動助成金交付式を開催(H25.9)
(応募総数 51 団体、交付先 27 団体、交付金額 3,030
千円)
3.地域利用者に対する積極的な情報発信
項
目
(1)地域活性化につながる多
様なサ-ビスの提供
具体的取組策
進捗状況
①資産運用セミナーの開催
●1 回開催
②経営塾セミナーの開催
●6 回開催(上期 3 回、下期 3 回)
③景況レポ-トの発行
●4 回発行(№23~№26)
④マネースクール(金融出前講座)の実施
●本郷一小 5 学年 2 クラス 48 名(H24.12)
●高田小 5 学年 2 クラス 61 名(H25.2)
4.利便性の向上
項
目
(1)地域の利用者の満足度を
重視した金融機関経営の
確立
具体的取組策
①モニターアンケートの実施
②お客様満足度アンケートの実施と結果の開示
進捗状況
●3 回実施(7 月・10 月・2 月)
●アンケート実施(H24.11)
●アンケート結果をホームにて開示(H25.3)
③苦情処理事例及び防止策の還元
●苦情処理事例および防止策を営業店に還元。
(上期 2 件、下期 2 件)
④障がい者等に配慮した金融サービスの提供
●「融資取引における署名代行取扱要領」について
の研修会を実施。
(H24.11)
(2)ITの活用
①ATM増設及び稼働時間延長の検討・実施
●猪苗代支店新築オープン時にATM1台増設
②インターネットバンキングにおける電子証明書方
●今年度 27 先発行(上期 11 先、下期 16 先)
、累計
式の推進
発行先 66 先
5.経営力の強化
項
目
(1)収益管理態勢の強化
具体的取組策
①適正金利設定の検証
進捗状況
●適用金利達成比率 70%を目標とし、毎月適用金利
達成状況を営業店毎に管理指導
(H25.3.31 現在 45.03%、未達成 12 店舗)
②顧客別収益管理の徹底
●貸出金利引下げ時、特別融資、セレクトローン等
先の提出を指示徹底。
(2)リスク管理態勢の充実
①大口与信管理先、業況悪化先の状況把握(隔月実
施)
●大口与信上位 20 先の業況管理を四半期ごとに管理
●与信 50 百万円以上先及び業況悪化先は、隔月毎に
業況管理。
(163 先)
②野村証券システム(アイ・ポート)によるリスク
量計測とストレス・テストの実施、及びその検証
●リスク量の計測とストレステストを 2 回実施
・H24. 9(リスク量Var 331 百万円、ストレステ
スト 839 百万円)
・H24.12(リスク量Var
297 百万円、ストレステ
スト 723 百万円)
③フロント・ミドル・バック部門の相互管理態勢の
検証
④統合的リスク限度額の設定と運用実績の検証
●フロント・バック部門(資金証券課)
、ミドル部門
(経営企画課)で相互検証を実施
●24 年度リスク限度額 4,500 百万円(信用リスク
1,000 百万円、金利 2,000 百万円、価格変動 500
百万円、為替 500 百万円、オペレーショナル・リ
スク 500 百万円)
●四半期毎にリスク管理委員会で協議・検証
(3)コンプライアンス態勢の
⑤リスク管理委員会開催
●4 回開催(5 月・8 月・11 月・2 月)
①コンプライアンスに関する臨店指導の実施
●実地監査(臨店指導)
(上期 1 店舗、下期 17 店舗及び本部)
強化
②臨店研修、階層別研修の実施
●臨店研修全店舗実施
●階層別研修 8 回実施
③信頼される信用金庫人の育成・強化
●臨店研修、階層別研修を通じて実施
④コンプライアンスチェックリストによる法令等遵
●コンプライアンス自己チェックシート、コンプラ
守の徹底
イアンスチェックリストにより全部店で実施(上
期 1 回、下期 1 回)
⑤顧客情報保管管理態勢の検証・強化
●臨店指導を全店舗実施(上期 1 店舗、下期 17 店舗)
●営業店に対し顧客情報管理に関してのアンケート
調査を実施(上期 1 店舗、下期 17 店舗)
⑥金融商品販売法、金融商品取引法等の研修強化
●5 回開催
⑦コンプライアンス・マニュアルの見直し
●コンプライアンス・マニュアルの見直しを実施(不
祥事件再発防止策、反社会的勢力対応マニュアル)
(4)人財育成
①経営改善支援等にかかる外部派遣研修への参加や
金庫内研修会の開催
●外部研修への派遣
・東北地区信用金庫
「地域密着研修」1 名派遣(H24.5)
・東北経済産業局
「支援機関指導員等連携研修会」1 名派遣
(H24.10)
・中小企業基盤整備機構
「経営改善・事業再生研修」1 名派遣(H25.2)
●金庫内研修会の開催
・
「企業分析研修会」18 名受講(H24.7)
●通信講座の受講
・
「課題発見・解決力講座」29 名受講
経営改善支援の取組み実績
【24年4月~25年3月)】
(単位:先数)
要
注
意
先
期初債務
者数
うち
経営改善
支援取組
み先数
A
α
正常先
①
1,763
0
うちその他
要注意先
②
351
11
うち
要管理先
③
2
破綻懸念先
④
実質破綻先
破綻先
αのうち期
末に債務
者区分が
変化しな
かった先
γ
αのうち再 経営改善 ランクアッ
支援取組
生計画を
プ率
み率
策定した先
数
δ
α/A
0
0
0.0%
0
9
0
3.1%
1
0
1
0
0.0%
53
1
0
1
0
1.9%
⑤
44
0
0
0
0
0.0%
⑥
9
0
0
0
0
0.0%
459
13
0
11
0
2,222
13
0
11
0
小計(②~⑥の計)
合計
αのうち期
末に債務
者区分が
ランクアッ
プした先数
β
(単位:%)
β/α
再生計画
策定率
δ/α
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
2.8%
0.0%
0.0%
0.6%
0.0%
0.0%
(注) ・期初債務者数及び債務者区分は23年4月当初時点で整理。
・債務者数、経営改善支援取組み先は、取引先企業(個人事業主を含む。)であり、個人ローン、住宅ローンのみの先を含まない。
※経営改善支援取組み先の定義については、これまでと同様ですが、詳細については別紙「経営改善支援取組み先の定義につい
て」を参照。
・βには、当期末の債務者区分が期初よりランクアップした先数を記載。
なお、経営改善支援取組み先で期中に完済した債務者はαに含めるもののβに含めない。
・期初の債務者区分が「うち要管理先」であった先が期末に債務者区分が「うちその他要注意先」にランクアップした場合はβに含める
・期初に存在した債務者で期中に新たに「経営改善支援取組み先」に選定した債務者については(仮に選定時の債務者区分が期初
の債務者区分と異なっていたとしても)期初の債務者区分に従って整理すること。
・期中に新たに取引を開始した取引先については本表に含めない。
・γには、期末の債務者区分が期初と変化しなかった先数を記載。
・みなし正常先については正常先の債務者数に計上のこと。
・「再生計画を策定した先数δ」=「中小企業再生支援協議会の再生計画策定先」+「RCCの支援決定先」+「金融機関独自の再生
計画策定先」