第16回 こころの健康電話相談 ―報告 平成27年3月1日(日)に全国35都道府県の臨床心理士会との共催で、第16回『全国こころの健康電話 相談』を実施しました。各県別の実施結果は省略しますが、着電総数361件で、地区別に集計したものが、 図-1 です。そのうち初めて相談された方は6%、すでに1~3回の相談歴(他機関も含む)のある方が83% でした。相談経路は、新聞が最も多く49%、次にインターネット6%、でした。相談者の85%が女性でし た。年齢別は図-2をご覧ください。 相談者 年齢別 地区別 着電件数 80 70 60 50 40 30 20 10 0 75 90 69 79 80 57 49 39 70 46 60 26 50 40 40 ( 6 士 会 ) 東 北 ・ 北 海 道 地 区 関 東 地 + 区 本 ( 部 6 士 会 ) 中 部 地 区 ( 5 士 会 ) 76 68 近 畿 地 区 ( 4 士 会 ) 中 国 地 区 ( 4 士 会 ) 四 国 地 区 ( 4 士 会 ) ( 6 士 会 ) 39 30 30 九 州 ・ 沖 縄 地 区 16 20 10 11 2 0 10 20 図-1 30 40 50 60 70 80 不明 図-2 相談内容大分類別を図-3に示しました。3月は内閣府の定める自殺対策強化月間ですので、今回初めて 大分類に自死関連を加えています。相談の多かった10項目を取り出したものが図-4です。 相談内容 大分類 (マルチチェック) 0 50 100 個人の問題 150 200 相談の多かった10項目 250 300 0 20 40 60 親子関係 277 263 家族への対応 学校や社会の問題 83 不調や病気の問題 災害の問題 対人関係 夫婦関係 101 相談/治療への疑問 孤独感 自身の性格 2 将来に関して 自死関連 17 経済苦 図-3 100 83 病苦(精神・身体) 家庭の問題 80 74 55 49 47 41 37 31 27 23 図-4 ご相談項目の傾向については、1位、2位は昨年と同様でしたが、昨年5位だった対人関係が3位になっ ています。大分類の自死関連も17件ありました。 ご協力いただいた35都道府県臨床心理士会の皆様に、改めて御礼申し上げます。
© Copyright 2024 Paperzz