作品名 ミシン用糸通し 教科等 家庭科 作 者 三島 恵利子 所 属 広島県立

作品名
教科等
作 者
所 属
記入日
目 的
対 象
ミシン用糸通し
家庭科
三島 恵利子
広島県立広島中央特別支援学校幼小学
部
平成20年12月5日
視覚を使用しなくても
容易にミシンの糸通しができること
ミシンを使用する
全盲・弱視の児童・生徒
指導の
①拡大模型を用いて,ミシンの針と押さえホルダーの位置関係,針穴の向きを確
ス テ ッ 認する。
プ
②拡大模型を用いて,針に糸通しを通す向きを確認する。
③「ミシン用糸通し」をミシンの針穴に通す。
④「ミシン用糸通し」を用いて,ミシン糸をミシンの針穴に通す。
留意点
ミシンの針穴には,糸通しを「後ろ」から「前」に通す必要がある。
しかし,針の後ろに押さえホルダーがあるため,普通のミシン用糸通し(針金の太
いもの)を通すのが大変難しい。特に全盲の児童にとって。そこで,次の 3 点を工
夫した。
①細く丈夫な鍼灸用「鍼」を利用し,針金部分を短くした
②持ち手と針金に角度をつけた
③持ち手を細長くし,握りやすくした
効 果
○「縫い針」と「ミシン針」の糸通しの方法の違いは理解しやすい。
○練習に時間を要するが,どうにか糸を通すことができた(改善の余地あり)
。
課 題
地域の小学校で多数の児童とともに学ぶ全盲の児童にとって,自分で「糸通し」
ができること」は,必然性がある。
では,盲学校の小学部家庭科の盲児のミシン学習において,
「糸通し」をどう捉
えるか? 糸通しの附属したミシンの使用,援助依頼 等も含めて。
「糸通し」に限らず,どこまで自分でできることを求めるのか,経験することで
良しとするのか?
材 料
ワイヤー(鍼程度の太さ)
袋の口止め
竹箸
参考資
下関南総合特別支援学校 濱本先生の経験談
料
本川小学校通級指導教室 樋口先生の意見
所 在
直観室
木材
木製フック(100 均)