超音波検査の新人教育について 高山赤十字病院 放射線科 ○川邊美穂 今井丈晴 田中知哲 山下光弘 山口忠夫 【はじめに】 超音波検査は新人を教育するのに時間を要するモダリティだと思われる,新人教育を行 うには各施設に合った教育カリキュラムを組むことが必要と考える,当院では新人教育 ツールとして当院の検査ルーチンのテキストを作成して活用している, 【研修の流れ】 初めに超音波装置に関することや院内ルール・ルーチン検査の流れといった基本的な教 育を行った後 数ヶ月ボランティアにて自己練習を行う その後半年間は講習会への参 加や参考図書を用い自分で知識を増やし 時間が許せば超音波検査室へ赴くことや常日 頃より意識的に超音波画像やレポートを近くの端末を用いて確認するように指導してい る。約10ヶ月後1人で検査を担当(フォロー必要)し、可能と判断されれば1年後に外 来検査の通常ローテーションに入る 【超音波検査の3段階】 当院では超音波検査を行う上で必要な段階として 1に解剖を理解していること 2に 病気・異常を理解していること 3に検査目的に合った適切な検査・報告(レポートの作 成)ができること 【まとめ】 新人教育に時間を要する超音波検査において 教育カリキュラムを組むことには、より 的確に安定した教育課程を遂行することができる。
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