周忠和（Zhou, Zhonghe） 1965 年、中国江蘇省生まれ。中国科学院院士、古脊椎動物古人類研究所所長。 1986 年南京大学卒業。 1999 年カンザス大学で博士号を取得。中国科学院の「百人計画」に選出され帰国。 2010 年米国科学アカデミー海外会員に選出。 2011 年中国科学院院士に選出。中国古生物学会名誉理事、国際古生物学連合主席専門は、主に中生代の鳥類の分類および熱河生物群の復元。中国大陸の中生代鳥類を中心に、多数の鳥類を記載し、鳥類の起源や初期進化、鳥類の放散を研究している。南京大学教授、中国科学院研究生院教授を兼任。『古脊椎動物学報』『古生物学報』等の学術誌の編集委員でもある。 ○当館との関わり・平成２７年度特別展「南アジアの恐竜時代」の特別展講演会講師・本年度特別展「恐竜の大移動―ティラノサウルス類と角竜の起源と進化」への展示標本の出展に尽力徐星（Xu, Xing） 1969 年生まれ。中国科学院古脊椎動物古人類研究所教授。北京大学卒業、中国科学院古脊椎動物古人類研究所で博士号を取得。ロンドン地質学会の名誉会員と英国自然史博物館の名誉研究員。専門は中生代の中国産恐竜における系統分類や、獣脚類における飛行の起源。ジュラ紀から白亜紀の中国各地から発見された 40 種以上の新種恐竜を記載し、100 編以上の論文をネイチャーやサイエンスなどの科学雑誌に発表している。 ○当館との関わり・平成２５年度特別展「発掘！発見！１億年の時を越えて」の特別展講演会講師・平成２６年３月「アジア恐竜国際シンポジウム２０１４（福井）」の招待講演者・平成２８年２月に発表した新属新種の恐竜「フクイベナートル・パラドクサス（Fukuivenator paradoxas）」の論文共著者・平成２８年度特別展「恐竜の大移動―ティラノサウルス類と角竜の起源と進化」の特別展講演会講師尤海魯（You, Hailu） 1967 年中国山東省生まれ。中国科学院古脊椎動物古人類研究所教授。 1989 年華東師範大学を卒業。 2002 年ペンシルバニア大学にて博士号を取得。中国北西部・甘粛省の白亜紀前期の恐竜について、特に精力的に研究。これまでにネイチャー、サイエンスなどの国際的な学術雑誌を含め、約 80 編の論文を発表し、獣脚類・竜脚類・鳥脚類・角竜・ヨロイ竜・鳥類・魚竜など、研究対象は多岐にわたる。共著を含めると 20 種以上を命名。 ○当館との関わり・平成２６年度特別展「スペイン奇跡の恐竜たち」の特別展講演会講師・平成２７年１２月に発表したタイの新属新種の恐竜「シリントーナ・コラーテンシス（Sirindhorna khoratensis）」の論文共著者