序章 策定にあたり(PDF 499KB)

は じ め に
この度、加賀市では本市の都市計画の基本的な方針となる「加賀市都市計画マ
スタープラン」を策定致しました。このプランは、市政の基本方針であります「加
賀市総合計画」における都市づくり分野の指針となるものです。
今日、私たちは、少子高齢化社会の進行や地球環境問題をはじめ、高度情報化
の進展、産業構造の転換、地方分権の本格化など、時代の大きな転換期に直面し
ております。このような時代に対応するため、本市の多様な自然や温泉のみなら
ず、歴史的なまちなみや建物、伝統工芸、食などの個性ある地域資源を磨き、活
力と魅力ある都市づくりの方針を明らかにいたしました。また、生活者の視点を
踏まえ、きめ細かな都市づくりを推進していくための方策も示しております。
今後、この都市計画マスタープランを市民、事業者の皆様と共有しながら、
「住
んでよし、訪れてよし」の地域を築きあげることを目標に都市づくりに取組んで
まいりたいと考えておりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い
申し上げます。
最後に、本計画の策定にあたりまして、ご尽力をいただきました策定検討委員
会の委員の方々をはじめ、市民アンケートや地域別懇談会を通じて貴重なご意見
やご提案をお寄せいただきました多くの市民の皆様に心からお礼を申し上げま
す。
平成 23 年 4 月
加賀市長
寺 前 秀 一
目 次
序章
策定にあたり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1.目的
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1
2.役割
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1
3.マスタープランの位置づけ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4.マスタープランの策定体制
・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
5.対象範囲
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4
6.目標年次
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4
7.マスタープランの改定
8.策定の構成と手順
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4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
● 全体構想
第1章
現況と課題
1.加賀市の現況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.都市課題の整理
第2章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
めざすべき都市像
1.都市づくりの視点
2.将来都市像
第3章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
7
26
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
38
都市づくりの方針
1.土地利用の方針
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.自然環境保全及び都市環境形成の方針
3.市街地整備の方針
・・・・・・・・・・・・
49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
52
4.都市基盤施設整備の方針
5.景観整備の方針
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
77
6.都市の安全と安心の方針
7.市民協働の方針
45
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
82
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
87
37
43
● 地域別構想
第4章
地域区分の設定
1.地域区分の設定
第5章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地域別の方針
1.大聖寺地域
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.山代地域
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.片山津地域
91
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
93
107
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
121
4.動橋地域
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
135
5.作見地域
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
149
6.橋立地域
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
163
7.山中地域
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
177
● 参考資料
参考資料1.課題整理表
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考資料2.課題重要度表
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考資料3.都市づくりのテーマの検討
参考資料4.策定経緯
193
203
・・・・・・・・・・・・
205
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
206
参考資料5.策定検討委員会名簿
・・・・・・・・・・・・・・・
91
207
92
序章
策定にあたり
序章 策 定に あた り
1.目的
旧加賀市では、平成 10 年 10 月に「加賀市都市計画マスタープラン」を策定し、将来都市像
やまちづくりに関する方針に基づき、様々なまちづくりを進めてきました。
平成 17 年 10 月 1 日には、旧加賀市と旧山中町が合併し新加賀市が誕生し、また今後、更に
進むと予想される人口減少や少子高齢化社会など、私たちの生活を取り巻く環境が大きく変化し
つつあります。
加賀市は、これら社会情勢の変化に対応し、都市づくりの方向性を見直すことが求められてお
り、新たな都市計画マスタープランを策定することで、誰もが安全に安心して暮らせ、地域個性
が輝く、魅力あるまちづくりをめざします。
2.役割
都市計画マスタープランは、長期的な視野に立ち、行政区域全体の将来像や土地利用を明らか
にするとともに、各地域のまちづくりの方針を定めることにより、加賀市の都市計画の総合的な
指針としての役割を果たします。
策定にあたっては、都市づくりの具体性のある将来ビジョンを確立するほか、都市計画の指針
として地域別の将来のあるべき姿をより詳しく明示し、地域における都市づくりの課題とこれに
対応した整備の方針を明らかにします。
- 1 -
序章
策定にあたり
3.マスタープランの位置づけ
都市計画マスタープランは、都市計画における総合的な指針となる位置づけにあります。
また、本マスタープランは、関連する個別計画と整合を図りつつ、具体的な都市計画を検討す
る際には、良好な都市の形成を図る上での上位計画として位置づけられます。
■
都市計画マスタープランの位置づけ
■
上位計画
加賀市総合計画
石川県都市計画マスタープラン※1
即す
即す
関連・個別計画
・加賀市住宅マスタ
ープラン
・加賀市景観計画
・加賀市農業農村総
合振興計画
・加賀市地域防災計
画
・越前加賀海岸国定
公園計画など
反映
住民参加
加賀市都市計画
マスタープラン
整合
・検討委員会
反映
全体構想
市全体の土地利用や都市基盤施
設の整備など、将来におけるまち
づくりの方針を示すものです。
・地域別懇談会
・アンケート
・パブリックコ
メント※2
地域別構想
町内会等の歴史的に形成された
まとまりがある地域に区分し、そ
れぞれの特性を活かしたまちづ
くりの方針を示すものです。
即す
加賀市の都市計画
・地域地区(用途地域、風致地区、臨港地区など)
・都市施設(道路、公園、下水道など)
・市街地開発事業(土地区画整理事業など)
・地区計画 など
※1
石川県都市計画マスタープラン:石川県における都市計画の基本的な考え方、今後の広域的な都市づくりの考え方、それぞ
れの都市における主要な都市計画の考え方を示した都市づくりの指針。
※2
パブリックコメント:行政が政策、制度などを決定する際に公衆(市民)の意見を聴取し、それを考慮しながら最終決定を
行う制度。
- 2 -
序章
策定にあたり
4.マスタープランの策定体制
本マスタープランは市民の意向を踏まえつつ、学識経験
者や各種団体の代表などからなる加賀市都市計画マスター
プラン策定検討委員会及び行政担当者からなる加賀市都市
計画マスタープラン調整会議等において検討し、加賀市議
会や加賀市都市計画審議会を経て市民に内容を公表します。
また、加賀市在住の 20 歳以上の男女のうち 3,000 人
を無作為抽出し、市民アンケート調査を実施するほか、パ
ブリックコメントや地域別懇談会を行い、市民の意見を反
都市計画マスタープラン策定検討委員会
映させます。
■
都市計画マスタープランの策定体制
都市計画審議会
■
市 議 会
説明
意見
説明
意見
市
長
諮問
答申
パブリックコメント
反映
加賀市都市計画
マスタープラン調整会議
幹 事 会
事 務 局
(加賀市建設部都市計画課)
- 3 -
反映
地域別懇談会
市民アンケート
加賀市都市計画
マスタープラン
策定検討委員会
序章
策定にあたり
5.対象範囲
加賀市全域(306.00k㎡)とします。
6.目標年次
おおむね 20 年後の平成 42 年(西暦 2030 年)を目標とします。
7.マスタープランの改定
1) 都市計画基礎調査に基づく改定
おおむね5年毎に行われる都市計画基礎調査に基づき、本マスタープランの前提となる諸
条件(人口フレーム(基本目標値)など)のチェックを行い、その変化に応じて柔軟に内容
を見直します。
2) 上位計画にあわせた改定
加賀市総合計画が改定される場合は、内容の調整を図り、本マスタープランも改定します。
8.策定の構成と手順
本マスタープランは、都市の現況を整理し上位計画の方向性を踏まえ課題を抽出します。この
課題と上位計画等を踏まえてめざすべき都市像を掲げ、都市づくりの方針を策定します。
■
策定の構成と手順
■
現況の整理
上位計画
加賀市総合計画
石川県都市計画マスタープラン
課題の抽出
めざすべき都市像
都市づくりの方針
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