予算決算委員会記録

平 成
28
年
3
月
定
例
会
予算決算委員会記録
平成28年3月11日
付託案件
議案第 1号
専決処分の承認を求めることについて
(平成 27 年度有田市一般会計補正予算第5号)
議案第 15 号 平成 27 年度有田市一般会計補正予算(第6号)
議案第 16 号 平成 27 年度有田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第 17 号 平成 27 年度有田市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第 18 号 平成 27 年度有田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第 19 号 平成 28 年度有田市一般会計予算
議案第 20 号
議案第 21 号
議案第 22 号
議案第 23 号
議案第 24 号
議案第 25 号
議案第 26 号
出
委
午前10時00分
全員協議会室
平成 28 年度有田市国民健康保険特別会計予算
平成 28 年度有田市初島財産区特別会計予算
平成 28 年度有田市漁業集落排水事業特別会計予算
平成 28 年度有田市介護保険特別会計予算
平成 28 年度有田市後期高齢者医療特別会計予算
平成 28 年度有田市上水道事業会計予算
平成 28 年度有田市立病院事業会計予算
席 者
員
玉木久登委員長・岡田行弘副委員長
浜口元司委員・西口正助委員・宇野博治委員・生駒三雄委員
堀川 明委員・辻本意典委員・中谷桂三委員・万賀幸雄委員
児嶋清秋委員・上山寿示委員・池田敦城委員・一ノ瀬敦子委員
福永広次議長
経営管理部
市民福祉部
辻川和希経営管理部長・嶋田博之経営管理部理事
喜多俊充参事・大松満至経営企画課長
御前一晃防災安全課長・鎌田利宏秘書広報課長
宮﨑三穂子総務課長・竹中春輝財政係長
石井滝称まちづくり係長・石井義人防災安全係長
若松伸行人事係長・吉野清誠総務係長
北野武亮管財係長
嶋田勇嗣市民福祉部長・大谷せつ子市民課長
馬倉三喜福祉課長・岩田吉広高齢介護課長
山﨑希恵健康課長・嶋田実明生活環境課長
福永康一市民課主幹・上野山猶哉人権啓発係主査
佐原直樹民生係長・土井万喜子子ども係長
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上田章二福祉係長・岩渕光邦生活環境係長
福田典久高齢者医療係長・田廣研作保健指導係長
経済建設部
出納室
総合行政委
員会事務局
教育委員会
林 慶造経済建設部長・貴志浩年参事
松村尚彦産業振興課長・北口敦夫有田みかん課長
脇村哲弘建設課主幹・溝上 博地籍調査課長
北野宏幸地籍調査課主幹・児嶋利樹商工観光係長
井本恵介水産係長・酒井宗博みかん農政係長
網谷彰洋庶務係長・泉泰朗建築住宅係長
栗山京三会計管理者
北野和徳局長
谷輪吉伸教育次長・伊藤正人教育総務課長
田中
議会事務局
境
聡生涯学習課長・筋原
章施設係長
正吉局長・森川直子次長・大谷真也書記
午前10時00分 開会
○玉木委員長: 皆さん、おはようございます。
ただいまから、予算決算委員会を開催いたします。
それでは、これより議事に入ります。
まず、当委員会に付託されました議案第 1 号、専決処分の承認を求めることについて
(平成 27 年度有田市一般会計補正予算第5号)についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
○宮﨑課長:専決処分の承認を求めることについて(平成 27 年度有田市一般会計補正予算
第5号)について説明
○玉木委員長:説明は終わりました。
次に、質疑を認めます。御質疑ありませんか。
○堀川委員:3ページ歳入の部分ですが、総務費寄付金、民生費寄付金、この区分けは、ふ
るさと納税をしてくれた方の希望により仕分けたものなのか、その振り分け方をお聞きした
い。
○宮﨑課長:寄付者の方の希望により振り分けてございます。
○堀川委員:噂では、箕島球友会の方たちがかなり頑張ってくれたと聞いていますが、球友
会にはプロ野球出身者もいて、現役のプロ野球選手に有田市に寄付をやってあげてほしいと
いうことで、かなり動いてくれたと聞いております。要は、その寄付をしてくれた方の希望
により振り分けたということでいいのですね。わかりました。
○玉木委員長: なければ、議案に対する質疑は終了いたします。
これより、採決をいたします。
議案第 1 号、専決処分の承認を求めることについて(平成 27 年度有田市一般会計補正
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予算第5号)については、承認することにご異議ありませんか。
○委員一同: なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 1 号については、承認すべきものと決しました。
次に、議案第 15 号、平成 27 年度有田市一般会計補正予算(第6号)についてを議題とい
たします。
当局の説明を求めます。
○大松課長:歳出
○宮﨑課長:歳出
○御前課長:歳出
○大谷課長:歳出
○馬倉課長:歳出
第2款
第2款
第2款
第2款
第3款
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
民生費の関係部分の説明
○山﨑課長:歳出 第4款 衛生費の関係部分の説明
○北口課長:歳出 第5款 農林費の関係部分の説明
○溝上課長:歳出 第5款 農林費の関係部分の説明
○松村課長:歳出 第6款 商工費の関係部分の説明
○貴志参事:歳出 第7款 土木費の関係部分の説明
○伊藤課長:歳出 第9款 教育費の関係部分の説明
○田中課長:歳出 第9款 教育費の関係部分の説明
○大松課長:歳入の関係部分、繰越明許費、債務負担行為の補正の説明
○玉木委員長: 説明は終わりました。
次に、質疑を認めます。御質疑ありませんか。
○池田委員:10 ページ企画費、協力謝礼、地域活性化アドバイザー謝礼。これについて詳し
く教えて下さい。
○大松課長:まず、協力謝礼の主なものは今回就職関係、市内の中小企業者の人材確保とい
う観点から、和歌山県内、若しくは都市圏での就職フェア等への参加を予定しておりまして、
その場合に司会等を雇いあげる場合の謝礼として予定しております。
地域アドバイザー謝礼は、有田市の「まち・ひと・しごと総合戦略」の中に記載しており
ます、武家屋敷等の活用方法の策定、及び地域での意識醸成のための講演会の開催などのた
めに必要な謝礼として計上しております。
○池田委員: 57 万 2,000 円。こんなにかかるものですか。
○大松課長:内訳を申し上げますと、有田市で今も開催しております婚活支援に関するサポ
ーターにかかるものとして 7 万 2,000 円。就職フェア等の開催に要するものとして 200,000
円。龍谷大学と縁側記事取材に関するものの謝礼として 99,000 円。観光施設等のアドバイ
ザーとして活用させていただくものが 20 万円。以上合計で 57 万 2,000 円となっております。
1,000 円合わないのは 1,000 円未満の端数処理によるものでございます。
○池田委員:司会等の謝礼。
○大松課長:司会等の謝礼となります。
○池田委員:1日ですか。
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○大松課長:1日のものもあれば、そうでないものもあります。
○池田委員:1日のものは。
○大松課長:例えば、仕事説明会謝礼で 20 万円持たせていただいておりますが、これは複
数回を予定しております。
○池田委員:何日ですか。
○大松課長:具体的にまだ何日するかまでは決まっておりません。
○池田委員:決まってなくてこの金額ですか。
○大松課長:枠として持たせていただきたいと思っておりまして、この程度の金額で国に申
請しております。
○池田委員:財源が特定財源ということですが、これも税金ですから、そこら辺りのことを
もっと考えていただきたいのですが。
アドバイザー謝礼、具体的にどんなアドバイスをするのですか。
○大松課長:今考えているのは、一般社団法人の地域活性化センターが発行しております、
地域づくりという資料で「平成 27 年度地域活性化事業事例集」。その中で、空き家、空き店
舗への特色ある対応づくりという中で紹介されていた、古民家再生の好事例として、徳島県
三好市の取組みをプロデュースされたNPO法人さんがございます。そういったところを適
当なところとして考えているところです。
○池田委員:そこがどのようなことをしてくれるんですか。
○大松課長:ここは、古民家を再生して、収益事業に結び付けていくことをプロデュースし
た法人になりますが、今回武家屋敷、古民家といったところを再生して活用して地域活性化
につなげていくためには、どういったところがいいのかといったところをいくつか事例とし
て研究していますが、その中の一つとして三好市さんの取組みがいいのかなと思いまして、
そういったところに計画の策定をお願いしたいと思っております。
○池田委員:三好市の成果はどうですか。
○大松課長:三好市では、市内にある古民家を借上げ、リニューアルし宿泊施設として活用
しております。宿泊施設で地域の方々が雇用され、収益事業を営んでいるという事例になり
ます。
○池田委員:収益は。
○大松課長:宿泊料で年間 2,000 万円程度と聞いております。
○池田委員:港町にある武家屋敷はどのように考えていますか。
○大松課長:「まち・ひと・しごと総合戦略」の中で武家屋敷だけではなく、市内の観光施
設の磨き上げというものを計画の中に落とし込んでおります。今回はその中の一つとして、
港町の武家屋敷ということですが、具体的な活用方法は、これから考えていきたいと思って
おりまして、加速化交付金を使えるこの機会に、具体的な計画をきちんと立てていきたいと
いうのが今回の趣旨でございます。
○池田委員:250 万円という高額なお金ですが、どこまで責任を持ってやってくれるんです
か。
○大松課長:今後の進め方にもよりますが、計画にも落とし込んでおりますので、何らかの
形で市内、市外からも来てもらえる施設として、あそこを甦らせていきたいということはし
っかり思っております。
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○池田委員:わかりました。次に、17 ページ、農業振興費。これも同じですが、委託料 500
万円。魅力発信委託料。もう少し詳しく説明願います。
○北口課長:国費を使って新規就農を行っていますが、それ以前に有田市の農業の環境を多
方面に発信して、興味を持ってもらうために冊子を作成していこうと思っております。中身
は市内にある農家企業の紹介や、2代、3代続いている農家の声を掲載して、高校や大学、
UIJターンの就農フェアの会場で見てもらい、有田市に少しでも興味を持ってもらえるよ
うなものを作成したいと思っております。
○池田委員:わかりました。19 ページ、商工振興費。商工振興事務事業 450 万円、これも詳
しく説明願います。
○松村課長:商工振興事務事業の中身でありますが、2つの補助金を考えておりまして、ひ
とつは事業所魅力発信事業費補助金で 150 万円でございます。事業所が人材を確保しようと
しても難しい事業所に対して補助するものでございます。会社説明会フェアといったところ
で使う事業所のプロモーション映像の費用、自社のWebサイトで流すプロモーション映像、
YouTubeなどを活用して流すプロモーション映像、こういった経費に対して2分の1
の補助をするものでございます。次に、創業支援補助金で、新たに有田市内で起業したい方
を対象に補助するものでございます。初期投資ということで、開業するための費用、例えば
店舗借上げ費用、初期投資の設備費用、PRに係る広報費等に対して4分の3の補助をする
ものでございます。以上でございます。
○池田委員:事業所というのは組合とかですか。
○松村課長:そういう団体も含めまして、法人等を想定しております。
○池田委員:例えば、どのような法人ですか。
○松村課長:有田市内で商売をされている事業所等を想定しております。
○池田委員:市内で、個人ではなく、法人化していればどこでもいいのですか。
○松村課長:法人ということでは縛っておりませんので、個人事業主さんでも人を雇いたい
というところも含めて考えていきたいと思っております。
○池田委員:観光費、観光資源情報拡散委託料 800 万円。ここももう少し明確にお答えくだ
さい。
○松村課長:有田市内の観光資源の掘り起こしを行いまして、観光スポットですとか、自然
や風景といったものを動画、または写真をどんどん発信をしていこうとするものでございま
す。1分間程度の動画 10 本の作成、写真も 100 点あまり投稿していただこうと考えており
ます。動画、写真を発信していきながら、併せて特に大切なのが地図情報で、その動画、写
真がどの場所で撮影されたかをしっかり示していく必要がありますので、地図情報と合わせ
た新たなデータベースのサイトを立ち上げていきたいと思っております。写真から入ってそ
の場所を示していくことで最終的には誘客につなげていきたいと考えているところでござ
います。以上でございます。
○池田委員:拡散していく広報の方法ですが、ネットとかで広めていくということですか。
○松村課長:正直申し上げまして、例えば、有田市のホームページに掲載をしても、やはり
注目度ということでいきますと低いかもしれません。そうした中で、市の方でもブログ、f
acebookを使った発信もしておりますので、こういったところでも合わせて発信をし
ていきたいところと、可能であれば委託を受けていただいた事業所のサイトからも発信をし
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ていただければ非常に力強いところであると考えているところでもあります。以上でござい
ます。
○池田委員:AR-ARIDAはどうだったのですか。
○松村課長:今回のこの事業は、新たなサイトの構築や、動画、写真、facebookを
通じて発信をしていただく業務でございまして、AR-ARIDAにつきましては、有田市
を広く知っていただくためのゲームを使ったアプリということで開発をしておりまして、こ
れにつきましても開設以降、最終的には 10 万ダウンロードしたというところで、10 万人の
方々に有田市を知っていただく効果があったと考えているところであります。以上でござい
ます。
○池田委員:AR-ARIDAに関してもそうですが、10 万ダウンロードしたから何なのか
ということ。3千何万のお金を使って、有田市をアピールしたわけじゃないですか。ARARIDAというものを活用してどれだけこの有田市に魅力をもっていただいて、来ていた
だいて、お金が落ちて、経済的に潤ったかということの検証なしにまたこういうことをする
んですか。これも特定財源で一般財源ではないので、そこは救われているのかなと思います
が。僕からみれば結局こんなのは、有田市のためではなく、委託する会社のためにするよう
なもの。どこまで覚悟を持って本気で取組んでいるのか、全く感じられない。
確かに行政が取組んでいく仕事なので、何もしないことより理解はできます。交付金、補
助金を活用して、有田市をアピールしていくということはわかりますが、前回AR-ARI
DAを3千何某というお金を使ってやって、今回貴重な血税を使ってするんですから、以前
よりもどういったらいいのかというところまで、きっちりと検証した上でしない限り…じゃ
あAR-ARIDAはもう終了でしょう。まだ続けるのですか。
○松村課長:AR-ARIDAにつきましては、現在も使えるアプリでございますので、引
き続き使ってもらいたいと思います。ただ、新たに大きなコストが発生して維持管理をする
ということは考えておりません。
○池田委員:AR-ARIDAの時は、自信をもってやったことでしょう。引き続きAR-A
RIDAに対して、お金をつぎ込んで引き続きやっていかないんですか。
○松村課長:AR-ARIDAを立ち上げた当時は、全国でも自治体がアプリを開発する初
めてのケースであったと思います。注目を浴びて今行政が作るアプリでは、そこまで注目さ
れるものは少ないと思います。
○池田委員:アプリを初めてすることで注目されることが目的であったのですか。
○松村課長:まず、大きくは有田市をアピールしていくことが大切だと思っております。
○池田委員:自信をもってやられたわけですよ。なぜ、引き続き自信のあるアプリをね、折
角3千何万というお金を使ってやったわけでしょ。途中で止めて行くような方向に持って行
くのかと思うんです。
○松村課長:この事業をすれば、必ず人が来るというものではないと思っております。やは
りいろんなところから事業を進めていく必要があると思っております。
○池田委員:それであれば、アプリとか、こういう拡散事務委託料で拡散したところで来る
とは限らないのと違う。
○松村課長:いろんな事業を発信していくことで、最終的に1本の矢ではなく、いろんな矢
を打っていくことも必要であると考えております。以上です。
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○池田委員:これ以上言ってもあれなので。とにかく、高額なお金を使ってやられるんです
から、有田市にとって本当の意味で有意義になるように真剣に考えて取組んでいっていただ
きたいと思います。次、水産振興費、謝礼、コーディネーター謝礼 150 万円。
○松村課長:直売所の常設の具現化に向けたコーディネーターに対する謝礼でございます。
委託料の方ではそういった基本構想を策定していきたいというところで予算を計上させて
いただいておりますけれども、策定をしていくにあたり、マーケティングであったり、本当
に成立するのかというところも必要であると思っておりますし、地域の中でいろんな漁業者
であったり、直売所の中で様々なものを扱うとなると、関係者とのつなぎ役でありますとか、
また、他の直売所での成功事例といったところで携わっておられる方をお招きして、最終的
にそういうところを含んだ中で策定をしていきたいと考えておりまして、そういった方々を
お招きするための謝礼というところで予算措置をさせていただいたところです。以上でござ
います。
○池田委員:それがコーディネーターですか。150 万円。
○松村課長:15 回程度有田市へ来ていただいて、アドバイスを受けていきたいと考えており
まして、1回あたり、謝金、交通費等も含めまして、10 万円程度を見込んでおります。
○池田委員:その方に来ていただいて、いろんなアドバイスをしていただいて、そのアドバ
イス的なことというのは、市が受けるのか、組合の方が受けるのですか。
○松村課長:現在行われております朝市につきましては、和歌山県有田市産地協議会を立ち
上げまして、漁協さん、和歌山県、有田市の三者で構成されておりますので、まず、現朝市
をどうするかということで、基本的にはその協議会の中で議論して話し合っていくべきこと
だと思っております。話を進めながら、最終的には策定に向けた委員会というものを立ち上
げていく必要があるのかなと思っているところでございます。以上でございます。
○池田委員:300 万円の委託料というのも、同じようなものと考えてよろしいんでしょうか。
○松村課長:委託料につきましては、基本構想ということでまとめていただく業務を予定し
てございます。
○池田委員:もう少し詳しく。
○松村課長:交流人口を増やしていく、地域経済を活性化していく、ということを目的にマ
ーケティングとしてどれくらいの規模が成り立つのかということであったり、基本的に場所
は箕島漁港を想定しておりますけども、果たして場所として招致して成り立つのかであった
り、どういったものが求められてくるのか、直売所であるのか、食事をとれるところである
のか、今後持続可能な経営をしていくには施設の運営はどうしていくのが望ましいか、とい
うことなどをこの委託料の中に盛り込んでいきたいと考えているところであります。
○池田委員:商売として成り立つか、成り立たないか。そういうことをこの方たちに求めて
答えを出していただくんですか。この方たちがあそこでは商売は成り立ちませんと言えば、
止めるのですか。
○松村課長:やはり、そういったところもしっかり考えていく必要があると思っております。
○池田委員:地域魅力発信委託料 500 万円。
○松村課長:漁師という職業の魅力を発信していこうとするものでございます。具体的には、
冊子にいたしまして発信していこうと考えてございます。即効的な取組みが必要であればW
ebや動画での発信が重要であると思いますが、現状では乗り子さんが不足していると聞い
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ております。
Webサイトで発信をして速やかに確保したいというよりも、地道な取組みが必要であると
いうふうに考えております。そういったところから、冊子を配布して、地元の高校生であっ
たり、就職フェア等で活用していきたいと考えております。以上でございます。
○池田委員:漁師としての魅力。非常にきれいな言葉だと思います。漁師の方もたくさん知
っていますし、私の家内の身内もたくさん漁師の方がいますが、もし漁師としての魅力は何
かと聞いたところで、「漁師はやめておけ」と言います。箕島漁港の漁師さんの中でも、ほ
んま一握りですよ。どのような魅力を発信していくかはこれから決めていくことなのかわか
りませんが、言い換えると、正直に、魅力、悪い所、収入はこれだけです。仕事とは、生計
を立てていく一つの手段です。生活をしていく手段に必要なものは何かと言えば、お金。漁
師に魅力があれば、漁師さんの子どもさんも後を継ぐと思います。いいことばかり発信して
来ていただいた若い子を騙すことになりますよ。
○松村課長:誤解を与えてしまったかもわかりませんが、きれいに伝える必要はないと思っ
ております。そういった現状も有田市にはあると聞いておりますので、そういう声を聴くた
びに寂しい思いをします。中には後継者も育って継がれている方もおられますので、そうい
った中で、子どもに継いで欲しいとか、親父みたいになりたいとか思ってもらえる町にして
いきたいと思っておりますし、そうした中でまず市内への情報発信も必要だと思っておりま
すので、加えて外部への発信ということも考えているところでございます。
○池田委員:魅力を市内へ発信するのですか。
○松村課長:市内へも発信をしていく必要があると思っております。そういった文化を作っ
ていくことも必要であると思っております。
○池田委員:言ってることもよくわかります。なかなか皆さん方が言うように事は進んで行
かない。皆さん方は公務員です。民間であれば、これだけのお金を使って、プロジェクトを
行って失敗すると降格等の制裁が下されます。あなた方は身分を保証されている。だから覚
悟が足りない。本当にこの漁師、漁業、水産をもっと発展させようと思うと、漁師に対する
誇りを持つ。先ほど言ったように文化、こういったものを教育していかなくてはならない。
そのためには学校も必要。関西でも有数の漁港です。和歌山県に水産科の誘致はしていま
すか。水産振興と言っているわりにね。三重県にしかない。誘致の声は上げ続けていますか。
そこでいろんなことを学ぶ。では一度漁師をやってみようか。では一度とる漁業より、育て
る漁業をやってみようか。何でもそうですけど、根底から考えていかなければ、変わること
はありません。こういうお金があるから、こんなことに使ってみようとか、これに使えるの
ではないかとか、だから文句が出る。だから議員も含め「お前ら何してるのかと言われる。
要は、どこまで覚悟を持って、どこまで本気で取組むかでしょ。やっぱり課長、幹部です
からね。こういうことをして結果が出なければ、私は課長を辞めますと言うくらいの気合を
もって取組んでください。皆さんそうですよ。こんな生意気な言い方をして、申し訳ないと
思います。市民の皆さんの付託を受けてここに押し上げていただいているので。今までの古
い体制での行政というものを、もう皆さん若い方に変わってきてるんですから、180 度考え
方を変えて行政の在り方というのをもう一度根底から根本から考え直してやっていってく
ださい。お願いします。以上です。
○玉木委員長:会議の途中ですが、休憩を入れたいと思います。11 時 25 分まで休憩いたし
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ます。
午前11時15分
休憩
午前11時25分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き会議を再開いたします。
質疑を継続いたします。質疑はございませんか。
○上山委員:18 ページ、地籍調査費、△631 万 4,000 円委託料で残っていますが、これは遅
れてるととらえればいいのですか。計画どおりに進んでいますか。
○溝上課長:減額の主なものは、ご指摘のとおり委託料でございます。昨年度の当初予算の
時点に置きましては、要望額で計上しております。
今回の補正につきましては、予定の工程を全て完了し、委託費などの請負差額などもあり、
ある意味精算額となっております。
○上山委員:精算額であるので、遅れていてこのお金が使えなかったということではないの
ですね。計画どおり調査は進んでいますか。
○溝上課長:予定の工程は済んでおります。実は、昨年度までは、要望額満額をいただいて
おり、翌年度の測量工程まで前倒しで行っていましたが、近年当市も 80 パーセント近くの
進捗になりまして、県内でも現在実施している市町村で4番目になり、県内調整で、満額の
交付金を受けられず、請負差額分程度を削減されております。
平成 23 年度ぐらいまでは、満額交付された請負差額などは全て国、県に返しておりまし
た。その後、議会の方でも返さずに有効な利用ができないかというご意見を賜り、平成 24
年度以降は残額を返さずに、次の測量工程などに利用してきました。残念ながら本年は、県
内の調整におきまして、満額交付を受けられませんでした。
○上山委員:今まで出来ていたことが出来なくなるということですか。
○溝上課長:予定の工程は、請負差額等もございますので、全て完了しておりますが、ここ
数年は前倒しで進んでいたのですが、先ほど申しましたように、23 市町村で実施している中
で上位になり、交付の割り振りから、進捗の悪い市町村から優先になりますので、満額交付
は受けられませんので、予定は年々前倒ししで早くなっていたのですが、平成 31 年という
完了予定は変わらず実施できる予定でございます。
○上山委員:平成 31 年までに完了すればいいということですけども、地区によっては、地
籍調査をいち早く行ってほしいと思っているところもあると思いますので、1日でも早く終
われるように努力して下さい。以上です。
○浜口委員:地方創生の事業によって交付金ということですが、行政として、この地方創生
の事業に対して、どのような取組みをして、実施する事業を決める会議を行いましたか。
例えば、地ノ島のトイレは 25 年以上前から何とかして欲しいと。使っていない。そのた
めに今、夏に地ノ島に遊びに来る方は、20 から 30 分の1に減少している。今回予算計上す
るのはいいのですが。今回のこれを見ると、今までお金がないという理由で先送りしてきた
ものに対して、計上しているように思います。そうしたものを今回この事業に乗せていこう
と見えて仕方がありません。この地方創生事業については各部署でどのような会議を行い、
有田市の活性化、交流人口が増加するというような議論はされましたか。
○大松課長:今回の国の地方創生に関する有田市の取組みをどのようにして検討してきたの
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かというご質問だったと思います。国から示されました地方創生。法律もできまして、その
法律に基づいて、45 年後の日本の人口がどのような形で推移していくか。それで地方の人口
がどのよう形になっていくのかということも含めて、その中では問われているところです。
そういったことを受けまして、有田市でも人口がどのように推移していくのかシミュレー
ションをしたものを確認しております。まず、人口ビジョンを見る中で、有田市は、2060
年には 14,000 人程度まで人口が減少するという推計が出ております。そういったところか
ら、まず、人口を概ね2万人を確保したまちづくりをしていく必要がある。そこが原点にな
りまして、有田市の「まち・ひと・しごと総合戦略」ということで平成 27 年から平成 31 年
の5年をかけビジョンを組立てましょうというのがスタートでありました。
この計画の策定にあたりましては、市庁内はもとより、産官学勤労ということで、各界の
代表者にもご参加いただきまして喧々諤々議論をいただきながら計画を作っていったとこ
ろです。庁内では各担当から政策に掲げていく有田市の向こう5年間の具体的な事業をどの
ような視点をもって取組むかということを提案いただき、まとめ上げたのが今回の「有田市
まち・ひと・しごと総合戦略」になります。重点施策としまして、子育ての支援。それから
子どもを産み育てることができるまち。それから有田市の地域資源を活用して創業等へのチ
ャレンジ意欲を促す。また、チャレンジする方を応援する風土を築いていきたい。
有田市には西、東にも様々な風光明媚なところもあります。そういったものを再度磨き上
げて活用することで、有田市へ人の流れを作っていきたいというところに主眼を置きまして、
それぞれの目標に応じた個々の事業を進めていきたいというのが、今回の総合戦略の趣旨で
あります。
その中には、こういうようなことをして、どういった指標をどこまで上げていくのかとい
うところも明記しておりますが、今回地方創生加速化交付金という国の交付金を活用して、
まず総合戦略の中で産官学勤労の方にご参画いただいたお話の中で、有田市の中小企業の人
材不足というところが議論されました。実際に働くところがないというふうに言われており
ますが、企業側からすれば、働き手がないという、需給のミスマッチが起きている。こうい
ったところの解消を図っていく必要があるとのご意見もいただく中で、市内の中小企業の就
労対策にまず何とか早急に取組む必要があるということで、国の加速化交付金に目をつけま
して、就労対策に取組むというのが一点であります。
次に、地域資源を磨き上げて、市内にはたくさんの特産品もありますし、あるいはミカン
をはじめタチウオもそうですが、もっとしっかりPRをして、経済活動に貢献できる資源が
ある。そこらあたりをいかに見せていくかということに関して、今回の加速化交付金を使う
必要があるというところで、地域資源の磨き上げというところをひとつの視点としました。
就労、地域資源の磨き上げ、観光というところにもつながっていきますが、そういった分野
に重点的に今回加速化交付金 4,800 万円程度使わせていただく計画で国に事業計画申請を行
っております。それぞれの事業をうまく連携させながら相乗効果を得られるような形では進
めていきたいと考えております。以上です。
○浜口委員:今回これを見ていると、前教育長、前任の学芸員さんの当時、私は、
「有田市に
は奈良の飛鳥に匹敵するものがあるから何とかしてこれを発掘しよう。」とご提言させても
らいましたが答弁ではお金がない。5年計画でもいいからやったらいいではないかと言って、
もうしびれをきらせたので、前任の学芸員さんと県の遺跡保存課へ行かせてもらって、県か
10
ら3年間、百数十万円ずつ予算がついて、初島町の東燃ゼネラルの中にある長屋王です。奈
良の飛鳥に匹敵する。歴史が変わると言われるもの。前方後円墳の離れた遺構を3年間発掘
しました。頂上に行くにはまだ6、7年かかるでしょう。それが全く教育委員会で、引き継
がれていない。大手新聞の一面に記事が掲載されていますよ。
しかし、お金がないから今のところどうしようもない。これが、もし7世紀の長屋王のお
墓であれば、奈良の飛鳥に匹敵するんですよ。もし、明治 41 年に地元の方が開けたので、
中の物は東京博物館に行ってしまっている。15 年程前にその遺跡を初島公民館へ運んでもら
って、有田市の方が見学に見えました。こんなものがあったのかとびっくりしていました。
それから何年も経過して、いつ予算計上されるのか、県は3年間で打ち切られました。こう
いうビックバンのところにお金を入れて発掘して、小中学校の教科書が変わるような有田市
にとっては大きな宝物です。そこに全く予算計上していない。大きなことには手掛けないの
か。こうした大きな仕掛けにも目を向けないといけない。私は大きな金額を入れよとは言い
ません。頂上まで行くには、これから7、8年、10 年かかるかも知れない。
これは教育委員会の管轄であるから知らないよと放っておくのか。どうも皆さん方のして
いることが、わかりづらい。しかし、大松課長の説明は百点満点であった。交流人口のこと
も大事。中小企業の育成、就労の問題、子どもの問題、人口減少を食い止めようこれらはわ
かる。しかし、今有田市でこのようなことだけで活性化になるのか。
東燃ゼネラルの中にある前方後円墳。私はこれを何度も提言している。今回、地方創生の
交付金が使えるとなっても会議の中で、古墳の発掘について再開しようということの議論は
なかったのか。この管轄は教育委員会か。教育委員会はこの話を知っているか。
○谷輪次長:大変申し訳ございません。存じ上げておりませんでした。先生がおっしゃられ
るような内容であれば、国の宝ということになるのでしょうか。県や国相談の上、今後、適
切に対応していきたいと思います。以上です。
○浜口委員:前任者があなたに言うべきであったと思うけれども言っていない。しかし、こ
ういったものがあるから、これを有田市のビックバンになるということも頭に入れて、これ
は恐らくなるでしょう。資料が必要であれば、揃えてあげます。
今から3年か4年前に3年間発掘しました。畳1枚の石棺がある。開けると何が出るかわ
からない。ただ、今から約 100 年前に少し開けて閉めてしまったということがある。出てき
たものについては国の重要文化財以上か。
長屋王のお墓であれば歴史が変わる。関西地方の考古学者がほとんど公言しています。し
かし、有田市は未だにお金がないということで開けられていない。今さら言ってもこの予算
に入っていないから、頭の中に、片隅ではなくど真ん中に入れておいてください。以上です。
○谷輪次長:その歴史的な価値でありますとかは、私は学芸員ではないのでわかりかねます
が、十分国や県と相談をさせていただいて、事業を進める必要があれば適切に対応してまい
りたいと思います。以上です。
○浜口委員:そうではない。有田市のものなので、お金があれば有田市で発掘できる。石棺
を開ける時は別として、国、県に相談というのは後の話。刷毛で発掘していくのはかまわな
い。県には届け出は必要。お金があるから、それで県は3年間見てくれました。600 万円か
700 万円。その後有田市が継続してはどうかと提言しましたが、お金がないということで、
前任者が退職してから終わっている。知らないから予算計上は出来ないな。これからよく勉
11
強してください。この件は結構です。
○万賀委員:13 ページ、年金生活者等支援臨時福祉給付金で説明では低所得者に国から1人
3万円の給付と聞きましたが、人数的には何人になりますか。
○馬倉課長:対象人数は 4,300 人を見込んでおります。平成 27 年度の臨時福祉給付金の支
給対象者に給付するものでございます。1人3万円でございます。
○万賀委員:4,300 人。それと、先ほどから色々問題となっていますが、スローガン的なも
のは上げているけれども、数値目標といいますか、交流人口にしろ、宿泊人口にしろ、今回
いろんな委託料をつけた。委託後何年後ぐらいにはそれぞれこれくらいに増やしたいという
中期的な数値目標が全く出てこなかったので、そこら辺りもきちんと考えて、こうこうやり
ますというので終わるのではなく、ここのところも考えているのであれば教えていただきた
い。
○大松課長:数値目標ですが、今回の総合戦略の中にも数値目標を定めてございまして、例
えば、雇用者数では、2020 年の目標値を 280 人で設定しております。これはあくまでも現在
の将来推計値からの増加数を予測するものでして、そのように設定してございます。
また、交流人口につきましては、いわゆる観光客の入込客数というところをひとつの目標
値と考えておりまして、2014 年の観光客数から 2019 年の直近の目標としまして、30 万人で
約3万人増やそうというのが、交流人口増に対する目標値となっております。ここで、宿泊
と、日帰り客の内訳のデータは持ち合わせておりません。よろしいでしょうか。
○万賀委員:説明する時にそこら辺りのことも組み込んで説明願えればね。これからは何を
するにしても数値目標がないと、言葉だけでは動きがわからないので、そこのところもきち
んと説明していただければと思います。
○浜口委員:先日議案質疑の中で、上山委員がいい質問をされていましたが、地ノ島のトイ
レのこと。374 万円。これを作ることで、観光客が増加すると思うが、現在は以前と比べて
20 から 30 分の 1 に減っている。後追いになるが、これから作るということだが、以前水道
の無いところは、私も見に行きました。友ヶ島ではバイオを利用している。簡易水洗という
ことでありますが、この際、簡易水洗でも気持ちのいいものを作って、また水があるのであ
れば、打ち抜きをして、海水浴客がシャワーを使えるような快適な施設をこの予算で出来る
かどうかはわからない。離島であるから工事費用がかかると思う。私は、600 万円でもいい
と思う。25 年遅れているのだから、わけのわからないトイレではなく、25 年分のことを考
えて、マクロな考え方を持っていただきたい。
○林 部長:地ノ島のトイレにつきましては、確かに以前から要望はたくさんございまして、
なんとか解消はしたいということで、担当部署としましては、今までもいろいろ検討してき
まして、先生が言われましたバイオとかも検討はしておりますが、費用的には 2,000 万円か
ら 3,000 万円という費用がかかります。そこまで膨大な費用をかけてまですることもないか
なということもありまして、私も何回か行きますが、現状の地ノ島のトイレの見栄えはいい
です。トイレ的には汲み取り式でそこら辺りが利用する方からは不評でありました。今回水
洗式にして、水も専門業者に現地に行っていただいて、ある程度打ち抜きで水はいけるかな
と確認はしてございます。金額は 370 万円程ですが、なんとかこれくらいで抑えて、良いト
イレを作り、今後の観光のためにも役立てていきたいと考えておりますので、ご理解のほう
よろしくお願いします。
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○浜口委員:了解。
○生駒委員:僕は現状のトイレは全く知りませんが、男性用、女性用がそれぞれどれだけで、
夏に大勢来られる時に、対応できるくらいの数はありますか。
○林 部長:現在は、男子用で小便器が2基、大便器が和式で1基、女子トイレは和式で2
基となっておりまして、私も2回程行きましたが、その状況で何とか足りているのかなと思
っております。ただ、今後うまくいって、人数的に増えてくれば、今後検討も必要ですが、
現状では十分かなと考えております。
○生駒委員:聞くところによるとトイレの管理がうまくいかなかったので、汚くてなかなか
利用しにくいということも聞いていますが、それはどうですか。今回リニューアルした時に
管理の事まで話は出来ていますか。
○林 部長:管理については、私も気になっておりまして、すぐに担当と話をして、契約し
ている業者にも直接話をしまして、今までの管理は不十分だったかなと、今回リニューアル
しますので、今後の管理は、きちんとするように指導はしております。以上です。
○生駒委員:それが、一番大事だと思うので、折角作っても管理がきちんとできなければ、
汚くなってなかなかそこへ行きにくいので、そこはきちんとしておいてください。先ほどの
観光の導線でくまの古道の辺りまで引っ張っていくという話の中で、観光の各所にある程度
のトイレの計画もしないと、トイレの必要なところは何か所でもあると思います。そこら辺
りの事もしっかり考えてこれからやってもらわなければ、これで終わるのではないというこ
とだけお願いしておきたいと思います。
○松村課長:今観光施設ということで管理しているトイレは4ヶ所あったと思います。今の
御意見も踏まえて今後適宜考えていきたいと思っております。以上でございます。
○玉木委員長:会議の途中ではありますが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。
午後 0時 3分 休憩
午後 1時00分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き会議を再開いたします。
質疑を継続いたします。質疑はございませんか。
○中谷委員:この議案ではなく当初予算でもよかったのですが、ふるさと応援寄付記念品の
ことで、歳入は、7ページに寄付金でふるさと応援寄付金が入っているのと、歳出では9、
10 ページにまたがって事務管理費で内訳が記載されていますが、記念品選定の基準と、例え
ば、1万円寄付した場合に、どれくらいの品物を返して、それに係る経費と、逆に今度は、
有田市の他の自治体へすることによるマイナス面について、しめた時点でいいので、教えて
ください。
○宮﨑課長:ふるさと応援寄付金の記念品でございますが、選定に関しましては、会議所を
通じてお願いしてございます。認定ミカンに関しましては、市役所の方で農家の方にお願い
してございます。
○大松課長:記念品の金額と、ふるさと応援寄付をいただいて、あとどれだけの額が残るの
かというお話であったと思います。今回の予算上で説明させていただきますと、最終補正も
含めまして、NPOの補助金も含めますが、3億 9,500 万円を予算上では見込み計上するこ
とになります。
13
記念品につきましては、概ね半額程度の予算をもってお返しをするということを想定して
おりまして1億 9,700 万円程度の記念品。それ以外にも経費がかかります。例えば、楽天さ
んとかヤフーさんとかでPRをしております。そういったところを通じてふるさと納税をさ
れるケースがほとんどですので、そういったことに要するシステム利用料でも 2,380 万円程
度かかっております。そういった経費を差し引いたものが、最終的に残る金額です。以上で
す。
○中谷委員:3億 9,500 万円に対して記念品が1億 9,700 万円。経費はどれだけですか。
○大松課長:経費として、先ほど大きなものだけを述べさせていただきましたが、システム
利用料として、2,380 万円程度かかる形になります。これはまだ決算を打っていませんので、
あくまで予算上での数字として申し上げます。
○中谷委員:経費として記念品を入れると2億 1,500 万円くらいということで3億 9,500 万
円に対しての比率でと解釈していいですか。
○大松課長:はい、そうなります。
○中谷委員:了解です。この記念品についてなんですが、気になるところは、有田市の特産
品ということで認定ミカンはいいのですが、ウナギの蒲焼きを出しているところはかなりあ
ります。本来の有田市の産品として、一つ業者のところで、養殖をしたり、生産したりとい
うのが、商工会議所は認めているが、本来の有田市産の特産品として、商工会議所が判断し
ているからいいというのではなしに、それで、楽天でよく売れているからいいと評価するの
か。
その辺りが引っ掛かるのと、あとハチミツですがある業者のところのハチミツは、有田地
方の蜂蜜の会からは入っていなくて、昔は県の推薦にはなりましたが、自分のところで生産
はしていなくて、購入したものを、特産品として出している。有田市で作っている人から、
認定のところへ入れてもらえないのかという話があったが、可能であるのか。また選定基準
が甘いのではないかと思うのですが。
○宮﨑課長:記念品の選定につきましては、会議所で随時募集をしておりますので、記念品
として入れていただきたいという方は、応募していただければと考えておりますが。
○中谷委員:おかしいと思うのが、全て商工会議所に市から移管していると考えたらいいの
ですか。要するに、認定ミカン以外は商工会議所が窓口であるという形になっているのかな。
それは、初めて聞くので。そこら辺りの組織だった契約とかをきっちりしておいてもらわな
いと、結局件数が多いからいいということで片付けられてしまうと、市民に説明がつかない
ので、整理できている範囲で回答をお願いします。
○大松課長:今の段階で市の方で募集をかけずに公平性を期すというところも含めて、市内
の事業者の方の中からお礼の品を選別したいと思っております。選別に関しましては、市が
直接ではなく、最初のきっかけも商工会議所さんを通してということがありましたので、会
議所さんの中で適切な事業者を選定していただいているものだと思っております。
○中谷委員:そこで一番気になるのが、認定ミカンはかなり高額だし、例えば、1万円寄付
して半額の 5,000 円で5キロであっても認定されているミカンであるからいいと思うけども、
品物によっては自治体で重さであったり、個数であったりかなり差があるようです。商工会
議所を通じることで、商工会議所のメリットがあるのであればそれでいいし、その辺をあや
ふやにしないで、他の自治体も参考にしながら、今のままでいいのかということも確認しな
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がら進めていただきたい。
○辻川部長:ふるさと納税の御質問ですが、他市町村の例も拡充していく時に参考に調べた
ところなんかでいいますと、業者に委託をして、カタログやパンフレットなどの形で、自分
の市町村の事業所といったところの制限も付けずにやっているところもあります。
そういったところは節操がないかなと考えておりまして、あくまでも市内の事業者という
のがひとつの括りとしてかけているということで、まずは品物を選ぶときには、特に市内の
産品のPRであるとか、事業所に経済効果が出るようにとかを意識して選定にあたっている
というところはひとつ基準として設けています。先ほど商工会議所との連携のお話が出まし
たけれども、元々どういったところを産品として紹介するかというところの起こりのところ
で、商工会議所さんの特産品を認定というのをひとつの基準として設けていたところがあり
まして、今も商工会議所さんと連携をした産品の選定というのをやっています。
先ほど入りたいという声も多分額が多くなってくるとあると思いますけども、随時その見
直しの機会はシーズンごとでありますとかでリニューアルしていきたいと思っております
ので、そういった声を商工会議所さんでもいいですし、市の総務課の方でもそういった声を
お届けいただければ、リニューアルの際に、ご相談していくということは随時させていただ
きたいと考えております。以上です。
○中谷委員:現状で、例えば、商工会議所へ委託しているから、商工会議所さんへ、ふるさ
と納税の記念品にと届けをすれば、受けてもらえる可能性があると、そうなったときに、最
終決定するのは、商工会議所がするのか、市がするのかどちらですか。
○辻川部長:どういったものを出したいかという最初の希望は事業者さんのほうからいただ
いて、こちらもお支払する額の目安等もありますので、それに見合うものをということで、
ご相談を受けている形になります。そういった声を集めやすいということで、商工会議所さ
んにも窓口になってもらっているところもありますけども、最終的には市の制度でございま
すので、どういったものを載せる載せないというのは、最終は市の方での判断になってくる
かと思っています。
○中谷委員:わかりました。随時受け付けているということですが、逆に市民はそのことを
知りません。募集する気があるのであれば、商工会議所さんだけにお願いするのではなく、
このような需要があるのでどうですかという呼びかけをして、ただ困るのは認定ミカン以外
であれば、様々な業者があるから認定されたらどこの業者を使うかといういろんな問題があ
るので、そこら辺りはクリアできるようにしておいてほしいのと、そういったPRを毎月と
は言いませんが、広報誌を通じてやってもらえると有難いと思います。よろしくお願いしま
す。
○辻川部長:今、呼びかけのほうは、おっしゃるとおり商工会議所を通じた、例えば、商工
ニュース等での呼びかけに留まっているところでございまして、あとは、個別に受け付けて
いるという形になっています。市もリニューアルを図る上で拡充していくというのは、非常
に有難いことですので、周知の方法等は、少し考えていきたいと思います。ご指摘の部分も
十分踏まえながら検討していきたいと考えております。以上です。
○中谷委員:了解です。
○児嶋委員:10 ページ、企画費の中の 19 節特定非営利活動法人支援補助金 300 万円。この
非営利法人というのは、どのような活動をされて、地方創生ですか、どのような役割を果た
15
されているのかをお願いします。
○大松課長:これはNPO法人が自発的に行う特定非営利活動に対して補助金を交付するこ
とによりまして、その活動の推進を図って、市民協働によるまちづくりの推進、また地域の
活性化を図ることを目的とした補助金でありまして、ふるさと応援寄付金を財源としており
ます。中身は寄付者が、支援したいと思う有田市内のNPO法人さんを指定して寄付をする
ことによりまして、その寄付金により指定されたNPO法人さんを補助する制度になってい
ます。NPO法人なので、それぞれの特定非営利活動に準じされていると思いますが、その
補助金でもって、それぞれの団体が実施する特定非営利活動に活用していただくという趣旨
でございます。
○児嶋委員:今の説明でわかりましたが、本当に市のためにこれから役立つであろうという
ふうに寄付された方も思っているやろし、市も思ってられますか。
○大松課長:活動されているNPO法人さんの非営利活動の中にいろいろありますけども、
市民のために資する事業として、様々な活動を行っていただいている。その財源として活用
していただいておりますので、市としましても非常に有難いと思っております。
○児嶋委員:もう一点。20 ページ、水産振興費。箕島漁港で第三土曜日ですか朝市をされて
いるのは。これをさらに発展させていくことかと私自身感じておりますが、新しい施設を建
設するということを考えられているのですか。
○松村課長:朝市の常設化を目指していくということでございます。
○児嶋委員:大きさは別として新たな建物を建てることも考えられているのですか。
○松村課長:その通りでございまして、そういった施設も含めた構想を今後作っていきたい
と考えているところでございます。
○一ノ瀬委員:先ほどの企画費の 19 節のNPO法人ですけども、球友会とさくらんぼさん
とあとはどちらですか。
○大松課長:市内で把握しているNPO法人さんは9法人ございます。その中でこの制度に
登録していただいているのは、和歌山箕島球友会さん、さくらんぼさん、豊龍山戦没者互礼
奉仕会さんの以上3法人が登録いただいております。
○一ノ瀬委員:残りのNPO法人さんも登録の意向があれば、登録できますか。
○大松課長:NPO法人さんで今回の制度の趣旨に合致する対象法人であれば、申請をいた
だければ、当然、登録して、この中に載せていきます。
○一ノ瀬委員:わかりました。
○堀川委員:10 ページ、防災減災の項ですが、補正にかかわらず、28 年度の予算でもそう
ですが、津波避難道で予算計上されていますが、保田でいうと辻堂、糸我、宮原とか、あま
り津波にかかわらなくても、水害の怖さは昭和 28 年の経験がありますので、そういう地区
での高台への避難というのを、辻堂であれば、避難道の要望が上がっていると思いますが、
見る限り津波避難ばかりで、防災と言えば水害も含まれるので、要望が上がってきた時に、
津波避難道と同じような形態で、やはり水害の部分も考えて、予算をみてあげてほしいと。
それはどうですか。
○御前課長:有田市におきましては、災害と言えば津波だけではなく、以前被災しておりま
すので洪水は大きな課題であると考えてございます。今現在、津波の避難道、避難地等を行
っておりますのは、災害が発生して、30 分から 40 分で津波が到達するという時間的な制約
16
が津波の方は大きいところがございまして、いち早く逃げる場所を確保するという意味で今
事業を進めさせていただいております。
洪水につきましては、平成 23 年にもありましたが、台風の進路、大雨等のある程度予測
の精度上がっておりますので、早い目の避難情報を市のほうとしましては発信させていただ
いております。平成 23 年は遅くてお叱りを受けましたが。今では早い段階で発信していち
早く避難できるような形を考えておりまして、避難路とか避難場所の整備というよりか、時
間的な余裕を持って避難していただけるような対策を考えております。
委員おっしゃるように、洪水の避難に関しましても、地区より要望をいただいております。
実例で言いますと辻堂地区からのものにつきましては、自主防災の補助金等を活用していた
だいて、整備の方向で、今一緒に考えさせていただいているところでございます。洪水につ
いて考えないということはありませんので、大きな課題であると考えてございますのでご理
解いただければと思います。
○堀川委員:水害のほうも、よろしく頼んでおきます。あと一点。補正だけではないのです
が、予算でもそうですけども、この項目の中にいろんな委託料がありますが、これは今年度
と同じ金額で来年度も予算計上していくとなると、競争も何もなく随意契約でやっているの
か、それとも、委託するのであっても複数社集めて、競争させているのか。僕の目から見て
ほとんどが随意契約でやっているとしか見えない。
一対一で交渉するのではなく、複数として、その選別の仕方というのか、契約の仕方とい
うのを、精一杯考えていただきたいと思います。これは僕の要望です。ある程度は職員に講
習などを受ける機会を与えて、今まで委託していたものを職員で出来るようになったなど成
果を取り入れて行ってもらえればありがたいと思いますので、よろしくお願いします。
○嶋田理事:今職員数もだいぶ減り、限られた職員で、いろんな施策に取組む必要があると
いう中で、専門性の高いものでありますとか、職員がするよりも効率的にできるものにつき
ましては、委託をしているという現状がございます。
その中で、契約方法につきましては、基本的には、入札と考えておりますが、内容により
ましては、競争などになじまないものがございますので、随意契約する場合も、これは地方
自治法に照らして、随意契約をしているものもございます。職員で出来るだけ対応できるも
のについては、対応するというのは大事なことでございますし、委託した場合でも、丸投げ
にせずに、職員がかかわって進めていくとも大事であると思っておりますので、これを踏ま
えて引き続き対応していきたいと思ってございます。以上でございます。
○宇野委員:防災費の件について、委託料で、379 万 6,000 円。全部で 691 万 2,000 円あり
ますが、防災マップ、また最近では洪水マップも作成していただいているのは承知している
ところですが、辻堂地区とか宮原地区のほうからでも洪水に対する危険性とか、危惧を訴え
てきて、避難の事においても十分に満足できるようにやっていただきたいという話も出てき
ているだろうと思います。
その中でこれだけの不用額が出るということは、住民の要望に対して、それを満たしてい
ると解釈すればいいのか、あるいは、まだそこまで手が付けられず3月末までに使いきれな
かったのか、そうであれば、仕事のほうにきちんとした見通しが立っていないと思えますが。
○御前課長:今回減額させていただいております事業につきましては、県の補助金等を活用
させていただいて行っている事業となっておりますので、その分におきましては事業が確定
17
したものとして、使い道が委託料であったり、避難誘導灯の整備と決められたものになって
おりますので、他の事業にというのは難しいものがございまして、減額させていただいたと
ころでございます。
○宇野委員:県の補助対象しか使えなかったということですか。市では事業に対する他の試
みなど、新たな発想は持たなかったのですか。
○御前課長:そういうことではございません。今回、減額させていただいている事業がそう
いうことでありまして、これ以外にも防災としては、様々な事業のほうへ取組んで、住民の
啓発であったり、安心、安全を守れるために事業をしておりますし、していきたいとも考え
てございますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。
○宇野委員:安心、安全のために努力しているということですが、要望については、確実に
そういった方向に向かっていけるように頑張っていけると受け取ってよろしいですね。
○御前課長:そういう方向で進んで行きたいと考えております。
○宇野委員:ぜひそのように頑張っていただきたい。かなりいろんな情報が入ってきますの
で、期待に添えるように、安心、安全を提供できるように頑張っていただきたいと思います。
結構です。
○玉木委員長:ほかございませんか。ではひとつだけ。今の関連で、県で色の付いたものに
しか使えなくて、余剰金ができるということですが、そこの精度を上げていかないと、そこ
の部分で余ってというのではなく、足らない部分は一般財源で例えば補うという格好にして
いかないと、このような余剰金が出てきてしまうので、そこはきっちりしていただきたいと
思いますので、よろしくお願いいたします。
ほか、ご質疑ございませんか。なければ、議案に対する質疑は終結いたします。
これより、採決に入ります。
議案第 15 号、平成 27 年度有田市一般会計補正予算(第6号)については、原案のとおり可
決することに御異議ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 15 号については、原案のとおり可決すべきもの
と決しました。
次に、議案第 16 号、平成 27 年度有田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につい
てを議題といたします。
当局の説明を求めます。
○山﨑課長:平成 27 年度有田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。
質疑を認めます。御質疑ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、議案に対する質疑は終結いたします。
これより、採決に入ります。
議案第 16 号、平成 27 年度有田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、
原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
18
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 16 号については、原案のとおり可決すべきもの
と決しました。
次に、議案第 17 号、平成 27 年度有田市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてを
議題といたします。
当局の説明を求めます。
○岩田課長:平成 27 年度有田市介護保険特別会計補正予算(第3号)の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。
次に、質疑を認めます。御質疑ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、議案に対する質疑は終結いたします。
これより、採決をいたします。
議案第 17 号、平成 27 年度有田市介護保険特別会計補正予算(第3号)については、原案
のとおり可決することに御異議ございませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 17 号については、原案のとおり可決すべきもの
と決しました。
次に、議案第 18 号、平成 27 年度有田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につ
いてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
○山﨑課長:平成 27 年度有田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。
次に、質疑を認めます。御質疑ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、議案に対する質疑は終了いたしました。
これより、採決をいたします。
議案第 18 号、平成 27 年度有田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、
原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 18 号については、原案のとおり可決すべきもの
と決しました。
会議の途中ですが、午後2時まで休憩いたします。
午後 1時46分 休憩
午後 2時00分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き会議を継続いたします。
19
次に、議案第 19 号、平成 28 年度有田市一般会計予算についてを議題といたします。
まず、歳出の部分、説明は、款別に行いたいと思います。
第2款総務費について、当局の説明を求めます。(予算説明書P22~P48)
○宮﨑課長:
歳出
○大松課長:
歳出
○御前課長:
歳出
○喜多参事:
歳出
○大谷課長:
歳出
○北野事務局長:歳出
第2款
第2款
第2款
第2款
第2款
第2款
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
総務費の関係部分の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。
次に、質疑を認めます。御質疑ありませんか。
○池田委員:24 ページ、官庁速報閲覧料 64 万 8,000 円。これはどういったものですか。
○鎌田課長:庁内LANで各部長、部下に官庁速報等々が毎朝送られてきますので、そのお
知らせ費です。
○池田委員:これは、そういう専門的な業者があり、業者から送られてくるものなのか、官
庁から直接届くものですか。
○辻川部長:詳しくご説明を申し上げますと、官庁速報閲覧料ですけども、「iJUMP」
というサイトがございまして、特に国、都道府県の行政情報に特化した時事通信社が配信を
している情報サイトがございます。こちらは登録しないと見られないサイトでございまして、
主に庁内の部長級の人数分の登録料の年間費用を計上しているものでございます。
○池田委員:閲覧料というのは、国に支払うお金ですか。
○辻川部長:これは時事通信社が配信しているサイトへの登録料ですので、時事通信社との
契約になります。
○池田委員:今おっしゃったところしか、こういうことはされていないのですか。
○辻川部長:私が知る限りでは、時事通信社の「iJUMP」という情報提供が一番国の官
庁系の情報でありますとか、都道府県の情報については早くて詳しいという優位性があると
思います。他のところ、例えば、新聞社も同じようなネットでの配信は行っておりますけれ
ども、行政官庁に特化したという意味では「iJUMP」が一番使い易いと思っております。
○池田委員:わかりました。25 ページ、財産管理費、ハチの巣撤去手数料 45,000 円。これ
は、1 回分の手数料ですか。
○宮﨑課長:1回1万 5,000 円ということで、3回分でございます。
○池田委員:わかりました。26 ページ 13 節委託料、枯木伐採委託料 100 万円。場所はどこ
ですか。
○宮﨑課長:今のところ、指定はございません。市有地内でそのような事案が発生した場合
に対応するためのものでございます。
○池田委員:同ページの下段の庁舎管理事業の中にある委託料 1,637 万 5,000 円。これはだ
いたい毎年同じ金額ですか。
○宮﨑課長:ほぼ同じですが、今年度は空調設備保守点検委託料のみ、見積額でいただいて
20
おります2番目のところを計上させていただいております。
○池田委員:29 ページ、14 使用料及び賃借料、ふるさと応援寄付金クレジット決済システ
ム利用料 1,606 万 9,000 円。こんなに必要ですか。
○宮﨑課長:「ふるさとチョイス」は寄付金額の1パーセント、「楽天」は寄付金額の約 10
パーセントが利用料となってございます。
○池田委員:29 ページ下段、職員研修委託料 176 万 4,000 円。詳しい内容の説明を願います。
○宮﨑課長:今回特に増額してございますのは、課長級の意識改革、マネージメント能力を
向上させるための研修費を追加しているものでございます。課長級は 50 数名おります。そ
の半数程度を、人材育成を行っている会社の方にお願いをして、半年間で6回程度の研修を
と考えております。
○池田委員:場所はここで行うのですか。
○辻川部長:講師をお招きしまして、単発ですとフォローアップが出来ませんので、6回の
講座で回を重ねて行うことで、より効果を出すことを目的にして6回分をひとつの研修とし
て行おう思っております。
○池田委員:効果が上がることを期待しております。30 ページ、14 使用料及び賃借料、自
治体クラウドシステムサービス利用料をもう少し詳しく教えてください。
○宮﨑課長:自治体クラウドシステムとは大規模災害の発生時に情報システムの稼働を確保
したり、共同でシステムを導入したことによる経費の削減等のため、自治体が共同利用する
システムです。昨年度から御坊市、美浜町、由良町、印南町、上富田町とひとつになってク
ラウドに登録しておりまして、その利用料でございます。
○池田委員:いい値段ですね。32 ページ、報酬で交通指導員 30 人の活動内容を教えてくだ
さい。
○御前課長:主なものは、毎月1日、15 日に朝の交通安全指導を行ってもらっております。
あとは紀文まつり、みかん海道マラソン、その他の行事で交通安全のために各要所に制服を
着用の上、立っていただいて、交通事故の抑止ということで活動していただいております。
○池田委員:毎回、欠かさず 30 人きて、活動してくれているのですね。
○御前課長:活動につきましては、個人さんでありますので、用事でいけない場合もありま
すけども、活動報告は半期に一度、防災安全課で集めておりまして、活動内容については把
握しております。30 人で計上させていただいておりますが、指導員さんの高齢化、また後継
者不足ということがございまして、3名ほど欠員状態が続いております。今年度新たに5名
の方がお辞めになられます。2名の新任は決まっております。指導員の確保については課題
がございまして、30 名になるように努力していきたいと考えております。
○池田委員:現在は何人ですか。
○御前課長:今年度は 27 名でございます。
○池田委員:33 ページ、用地購入費の詳しい説明を願います。
○御前課長:宮原地区、糸我地区、保田地区に駐在所がありますが、県警本部より3駐在所
の廃止の意向がありまして、それに対して有田署は治安維持の観点から交番の誘致を県警に
対して行っておりまして、有田署として建設用地の確保ということで動いていたそうです。
ただ、県の方針としまして、借地が基本ということで、場所的に糸我町の国道 42 号線沿い
で借地交渉をしておりましたが、近隣は商業用地で大型施設と借地料を比べたところ、県の
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借地料よりも安かったようです。それで難航していたということがございまして、有田署か
ら市に対して、用地の確保について協力の申し出がございまして、市有地、水道用地ではど
うかと提案をさせていただきましたが、国道沿いではない、広さが足りないの理由で難しい
ものがございました。このことに関しまして、地区住民の方も同様の話を聞かれたようで、
市に対して、建設に向けて協力の要望がございました。それを受けまして、市では、用地の
提供を考えましたが、ひとつは、用地を市で購入して、警察に借りていただくことで用地を
提供できないかということで、今回予算計上させていただいております。以上でございます。
○池田委員:わかりました。34 ページ、津波避難計画作成業務委託料と図上訓練業務委託料
のさらに詳しい説明を願います。
○御前課長:津波避難計画作成業務委託料につきましては、津波避難に関しましては、平成
23 年度大震災以降有田市の各地区で自治会、住民の方と一緒になって、どうすればいち早く
避難できるかということで取組んでまいりました。それをまとめ上げるということがござい
まして、住民一人一人が迅速に且つ主体的に避難行動ができるように計画を作ろうとするも
のでございます。また、ハザードマップを平成 25 年に作成してございます。
その後の計画の中には、避難目標地点、避難路を掲載しておりますが、その後、新たに避
難路の整備を行ったところ、避難目標地点も追加されておりますので、この計画と合わせて、
地区別でA1の用紙サイズのハザードマップにしまして、新たな避難先、防災倉庫も新たに
設置しておりますのでそれらを掲載する。また、詳しい地区別の津波到達時間も掲載して、
より住民の方が活用し易いものにしていきたいと考えております。
次に、図上訓練ですが、これは職員向けの訓練です。昨年度、一昨年度から防災計画見直
しの際には、それを検証するために訓練を行っております。自前でもできますが、災害時に
は様々なことが考えられますので、職員の中で被災経験者が少ないので、経験者の実例を交
えながら訓練を行いたいということで委託料として計上させていただいております。以上で
す。
○池田委員:職員向けの訓練のもう少し詳しい内容を説明願います。
○御前課長:状況を付与することになります。発災の日、時間、場所、天候状況等を配付し
て、その後起こってくる事象、電話でどんな問い合わせがあった等、災害時に起こり得るよ
うなことをどんどん加えていって、それを職員がどう処理していくか。地域防災計画ではど
う対応するということはありますが、それをシミュレーション形式で行う訓練になります。
以上です。
○池田委員:有事の際に、公務員ですから自分の事は顧みず、市民のために尽くすというふ
うな、電話でいろんなことも言ってくるであろうし、市役所へも避難してくるであろう。そ
れ以外のことの訓練も考えられていますか。
○御前課長:災害時には何が起こるかわからないので、訓練上ですけれども職員が出来るだ
け多くのケースを経験できるようにシナリオを作っていただく、視野の広い方のシナリオで、
模擬体験をさせていくということで考えております。以上です。
○池田委員:わかりました。35 ページ、避難誘導灯整備工事費 9,031 万円。もう少し詳しく
説明願います。
○御前課長:こちらは3年目の事業になります。幹線市道におきまして、夜間の地震発生時
には停電が起き、真っ暗になってしまいます。基本的には、懐中電灯の常備を啓発しており
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ますが、せめて幹線市道だけでも、3基に1基程度バックアップ付防犯灯を設置しまして、
8時間程度照らせるものを、順次整備しております。以上です。
○池田委員:水害などの時でも照らせるのですか。
○御前課長:水害時には降雨があり、雷による停電でもバッテリーで稼働します。
○玉木委員長:ここで、休憩を入れたいと思います。3時 10 分まで休憩を入れます。
午後 2時56分 休憩
午後 3時10分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き会議を再開いたします。池田委員どうぞ。
○池田委員:48 ページの自治振興委託料、800 万円を詳しく教えてください。
○御前課長:自治振興委託料につきましては、住民自治の促進、市行政の推進に協力し、市
民への迅速かつ適切な広報活動を行っていただくことを目的に連合自治会に対して委託料
として支出しているものになります。
○池田委員:各自治会の内訳はわかりますか。
○御前課長:内訳につきましては連合自治会の中で、振り分けを考えていただいております
ので…ただ、一件あたりいくらで連合自治会の中で配分をしております。
○池田委員:主に使い道というのは、各自治会の方でどのように使えるのですか。
○御前課長:連合自治会の中で総会の費用であったり、そういった研修会の費用であったり
というふうに使った他の部分については、各自治会に対して振り分けていますので、あとの
用途は各自治会でそれぞれ広報を配っていただいている方を自治会の中で決めていただい
て、そこにお支払いしている分であったりとか、使い道は様々あると思います。
○池田委員: 25 ページの財政管理費、13 の委託料の公共施設総合管理計画等策定業務委託
料 1,014 万 2,000 円。
○大松課長:この公共施設総合管理計画等策定業務委託料につきましては、平成 27 年 28 年
の2ヶ年にわたって、取り組んでいる事業でして、地方公共団体において過去に建設された
公共施設がたくさんあると、それらが更新を迎える時期にきているというのが各自治体共通
の課題であります。こうした中で、財政状況も厳しい、また人口も減少していくという今の
状況を鑑みて、今後の公共施設の利用あるいは需要、そういった変化が見込まれるこの時期
に、地方公共団体において公共施設全体を把握して長期的な視点で、更新や統廃合また長寿
命化、そういった計画をきっちりつくっていきましょうという趣旨でもって、有田市はこの
2ヶ年で計画をつくるということになっております。
○池田委員:委託しなくてもある程度、何年に建っているとかわかるでしょう。それでもや
はりこういう委託をして…ちなみにこれはどこの業者さんに委託を。
○大松課長:受託業者はパスコさんという業者で、契約に至るのはプロポーザル方式で、業
者を選定させていただいております。
○池田委員:パスコ。
○大松課長:すいません、説明の追加をさせていただきます。今私は計画づくりのことを申
し上げたのですが、それプラス固定資産台帳の作成業務の委託も同時にこの中に含まれてお
りまして、いわゆる国の方で、公会計制度ということでこれまでの単式簿記から複式簿記の
財務諸表というものも管理していきましょうというところの流れがあります。その前段で市
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の固定資産としてどれだけの資産があるのかということを、もう一度この調査も含めて今回
の委託の中でしていく必要がある、そういった事業も含まれております。
○池田委員:わかりました。
○上山委員:公共施設とは一体…各公民館や保育所、小学校というのなら教育の場はもう全
部できていると思うのですが、あとは公民館の統合や耐震化なども全部チェックしている場
ですか。
○大松課長:今回の計画の中ではそういう、いわゆる箱物だけではなくて、たとえば道路で
あったりとか、そういうものを含めて、市で作ってきたものすべてを洗い出して、それの最
初の投資額、今後それを維持していこうと思えば、何年間でどれくらいの経費がかかってき
ます、というものも含めて、計画を作ることになります。
○上山委員:橋なども調査が別のところであったというものあるのですけども、これはもう
箱物に限らずといったら広く道路とかそういうのも含むのですか。
○大松課長:道路等も含みます。道路、それから橋も当然です。
○上山委員:ざっくりで構いませんので、ピックアップして説明を願います。
○大松課長:市の所有で、建ててきたきたこれまでのすべての資産になります。ですから水
道あるいは病院といった公営企業のものまで含めて調査の対象となっております。
○上山委員:平成 27 年度、28 年度の2ヶ年でそのすべてを把握できるような計画になって
いるのですか。
○大松課長:そうです。2ヶ年でするということです。
○上山委員:しっかりと精査してください。いいです。
○万賀委員:関連してですが、たとえば今言われた病院、水道それから箱物、道路、橋これ
くらいですか。今回固定資産で見るというのは。だけどそれぞれで大体自分のところはこれ
くらいというのは病院なら病院であるし、水道なら水道でもあるし、企業会計はもちろんだ
ろうけれども、それでなくてもたとえば橋もこの間検査もしたし、それでどれくらいの値段
かというのも、道路にしても箱物にしても大体見当はつくのではないですか。
○大松課長:これまでの行政の財務管理の中で、確かにそれぞれ建設した段階での建設コス
トというのは出ているのですが、それをきっちりとこれまで管理してきているかというとそ
ういうことにはなってございません。今回それらを含めて一括して固定資産台帳を作成しま
して、まずそれをつくったときのコスト、それから先ほどおっしゃっていただいた減価償却
していって現状どれだけの資産価値があるのかということも含めて、すべて精査していくと
いうことになります。
公営企業につきましてはそのあたりのところは減価償却含めて、これまでもずっとしてき
ておりますので、ある程度の資料は持っておりますが、一般会計で作ってきたものは、そう
いう考え方に立っておりませんでしたので、そのあたりの資料としては不足する部分もあり
ますので、今回これできっちりしていきたいという、そういうものです。
○万賀委員:病院、水道はきちっと持っていると、あとはどれくらいの価値があるのかとい
うことまでは市としても持ちきれてないということで、ここのパスコさんですか。ここの会
社はたとえば我が市だけではなくて、どこの市町村も大体こういうことをしろということで
国から通達がきていて、平成 27、28 年くらいにどこの市もしていることなのですか。
○大松課長:おっしゃるとおり各市町村で取組みを進めている事業です。
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○万賀委員:各市町村でそういうところへお願いし、委託してやっているということなので
すが、独自に委託せずにしているところはないのですか。みんな委託しているのですか。
○大松課長:全部の自治体を調べたわけではないので、何とも言えませんが、それなりの職
員が配置されていてちゃんとできる、大規模な自治体でひょっとしたらそういう取組みを独
自でされているところがあるかもしれませんけれども、知る限りでは大半は委託でこの事業
を進めていっているというふうに理解しています。
○万賀委員:大半はこういうふうにする。それはそれできちっとつかんでしてもらいたいで
す。それはそれとして、これは業務委託を、例えば箱物の場合であれば 40 年 50 年経って、
保育所なんかでもそうですが、建て替えないといけないというのは、統合などという話もこ
こに頼むのですか。それはある程度自分のところで、有田市はこの教育行政は、中学校はど
うで、小学校、保育所はどうで、公民館にしても8館をどの規模にしたいということは、自
分ところの希望で出すのですか。それともここにみんな任せるのですか。
○大松課長:今おっしゃった公共施設の統廃合につきましては、単に民間企業側が有田市に
最適なものがどうか、という判断はしかねると思います。その判断につきましては、この資
料をもとにやはり各関係者の皆さんと協議をして、施設の統廃合については検討していくこ
とになると思います。
○万賀委員:もう一度念を押すけれど、ここに頼むときに僕がさっき出した、特に教育関係
などもそうだけれど、こちらの希望は全然言わずにその人に全部いったん任せて、その人で
この有田市の状況を見てもらってするということですか。有田市は何年後にこんなにしたい
のだ、ということは全然言わないのですか。
○大松課長:今回のこの調査では、方向性まですべて決めてしまうというものではなくて、
公共施設の各施設の現状をきっちり把握して、それを維持管理していくためにはどれくらい
のコストがかかるのか。
また、その施設を現在利用している人数がどれくらいなのか。費用対効果と言いますか、
そういったところもデータとして出してもらい、そのデータを用いて施設をどうしていくか
ということにつきましては、市の方で考えていくものだと思っております。
○万賀委員:わかりました。
○西口委員:今いろいろ聞いてわかったけれども、やはり基本的には、大きなもので人が配
置されていると言って、町づくりということになってくれば、本来それを達成していこうと
思ったら、そういう今の状況をきっちりとつかんでなければ、できないと思います。だから
基本的には理念とコストの問題とは、別に考え動かさなければ、駄目だと思う。この部分で
も財源の云々があったと思うけれども、どうも説明を聞いていたら相互性に合わないと思い
ます。というのはこの財源の内訳を見ると、1,000 万円と 500 万円。これを2年でやると。
委託先の選定についてはプロポーザル方式でやると言っているが、プロポーザルとはどのよ
うなものか。建設のものとは違うだろう。私は反対しない。こういう部分も必要かもしれな
い。万賀委員も池田委員も質問したけれど、そういうことだと思います。基本で言いたいの
は町づくりを自分たちでしようと。今一番の目玉でしょう。
そして長期総合計画にしても古い建物を何年で耐久年数がくるので、例えば今建てている
市民交流センター、これでも一つの町づくりですよ。例えば、市営住宅、この前取り壊すよ
うな予算が上がっていたと思う。しかし、壊したそのあとにどうするか、耐震のためにと壊
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すのはいいけれども、市民が生活をしている。住宅であったとしたら家賃も払い住んでいる。
そして税金も納めてくれている。にもかかわらず、我々はこれでいったら市民会館は私の知
っている限りで、同じくらいの年度で建てて、壊してもらって立て替えたところは県下で有
田市しかないです。それより古いところでも改修して、やっています。だから優先順位の問
題がある。やはりそうならば、住宅など誰が見ても浜の入り口の前、耐震なんてしなくても
わかるでしょう。それでもその計画すら載っていません。
今日の朝からの池田委員の質問などで考え方の趣旨についてはわかったが、やはりそのあ
たりをあなた方が指摘されているわけだと思います。極論を言えば、各担当が把握している。
それをあわせてどんなになっているとやっていけばある意味ではできるのではないですか。
費用については協議し…だから長期総合計画をつくるときにそういうのも含めた計画をつ
くらなければ、町づくりや何だとできることがない。立て替えるのについては財源まで出し
てこない。耐久年数、これは年数がきているので、今の人口規模からいくと公民館が二つあ
るもの一つにしなければならないとかというような提言くらいのものでしょう。
やはり最終的には一般財源も使っているので、そういう金の使い方など、自分たちのまち
は自分たちで考えて作っていこうという趣旨からいくと、いろいろやっているけども答弁は
しんどいと思います。考えて一度やっていってほしいです。
○嶋田理事:西口議員がおっしゃるように、まちづくりを自分たちで考えていこうというの
は当然基本の基本だと思います。今回の計画作成の委託をしている部分というのは先ほども
大松課長が申し上げましたように、それぞれの部署でそれぞれの施設を確かに管理しており
ます。しかし統一的な基準で固定資産台帳というようなかたちで同じ基準のもとで全体を網
羅するようなそういう整備の仕方、管理の仕方ができておりませんので、客観的なデータを
まずきちっと整備していこうじゃないかというところが一番基本です。
これからのまちづくりを考えていく上で、感覚だけで議論するのではなしに、そういう客
観的なデータに基づいてこれからどうしていくかということを考えていく、その一番基本に
なるところの整備を今回やっていきたいということで、その中でさらにまちづくりを踏まえ
た今後の施設のあり方、そういったことを考えていって計画へ落とし込んでいけたらなと、
そういう計画ですので、ご理解いただけたらと思います。
○西口委員:基本はそうだと思うが、各担当が資料を基にこれからやっていきたいというの
であれば、あなた方は毎日何をしているんよ。管財は管理する仕事やろ。雨漏りしている、
橋が壊れている、道であれば、危険な所がないかパトロールに行くんとちがうのか。あそこ
が悪いのは以前整備してから 20 年経過しているのが原因で早急に対応しないといけないと
判断しながら、日々行政をやっているのと違うのか。
一番大事なことは、計画策定はいい、出てきたデータを基に、議員が、議会、委員会でい
ろいろ提言したことを肝に銘じて参考にしながら聞き入れて、これについてはこういう理由
で出来なかったとか、そういうきちんとした動かし方をしないと、2,000 万円もかけて策定
しても何にもならない。
これはこれで今の問題は置いといて、今度は御前君よ。以前に減災防災自主組織等々の
様々な組織があるが本来の組織として機能しているのか。地域住民に協力してもらって、知
識を共有し、みんなで防災についての研修をしてもらうように募って、かかる費用は市が負
担し、各地域の実情にあった計画を立てるように協力してもらえる方を育成すべきというこ
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とで、補助金を出してもかまわない。こうお願いしていたはずですが、予算の隅から隅まで
見てみても研修費は計上されていない。防災士の計上はしているのか。
○御前課長:防災士につきましては、以前より西口委員からご提言をいただいておりまして、
この件に関しましては、自主防災育成事業補助金の中で、県の方で行っていますので、そこ
へ通う交通費であったり、資料代を全額補助することとしております。
○西口委員:どこにある。
○御前課長:自主防災の要綱の中に。
○西口委員:この前の補助金の自主防災育成事業補助金の使い道よ。どこに載ってんのよ。
○御前課長:防災士ということで、山地と野井のほうで行っていただいております。
○西口委員:何人行ったんよ。
○御前課長:初めは4名でありましたが、最終的に防災士になっていただいたのは3名です。
○西口委員:市職員、議員等々を含めて各種団体、新聞によると各団体で募集して人数を増
やしている。自主防災組織であれば、先に逃げるとかの減災のために体制をとろうと思うと、
各種団体の協力が必要である。その組織を作るには、知識がなければ協力できないので言っ
ている。そういう予算の使い方をしていただきたい。
○児嶋委員:34 ページ下段。防災井戸設置工事費 59 万 2,000 円。小中学校で井戸を掘ると
いうことですか。
○御前課長:現在、飲料水につきましては、ペットボトルや、給水車による確保を考えてお
りますが、生活用水が必要になりますので、主にトイレで使う水ですが、それをペットボト
ルで使えませんので、拠点避難所となる小中学校に打ち抜き井戸を掘りまして、平時は電動
ポンプでくみ上げ、停電時でも手押しポンプで対応できるものを組み合わせて、災害時食器
洗い等に使える水を確保していきたいと思い計上させていただいております。
○児嶋委員:何ヶ所ですか。
○御前課長:2ヶ所です。これは順次進めていく計画で、今回は2ヶ所を考えております。
○児嶋委員:どこですか。
○御前課長:宮原、糸我小学校等を考えております。ただ、学校との協議もありますので、
校長会でこのお話はさせていただいております。
○児嶋委員:少ないように思いますが、予算はこれでまかなえるのですか。
○御前課長:見積りをとりまして、計上させていただいております。
○児嶋委員:了解です。
○宇野委員:31 ページ、9目、企画費、企画事務事業の報酬。新市民会館がどこかに建つの
か。新市民会館建設会委員。これはどういうことですか。
○大松課長:今回ここで新市民会館建設会委員報酬ということで計上させていただいており
ますのは、地域交流センターを建設していく中で、今後新しい施設の管理、運営等について
の審議会委員の皆さんの御意見をお伺いしていく必要があるということで、引き続き報酬を
持たせていただいております。
○宇野委員:新市民会館では市の単独事業でしなければならなかったので建設は無理であっ
たわけでしたよね。交付金等をいただくために、図書館等を併設させて規模を大きくしたと
いうことで伺っています。だからこれは(仮称)地域交流センター建設委員会委員という名
称に何故ならないのですか。一貫性が全くない。下の方には地域交流センターで記載されて
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います。
○嶋田理事:この委員会はもともと旧市民会館を撤去したのち、消防庁舎と新しい文化施設、
文化ホールということで、消防庁舎等建設委員会ということで立ち上げました。その後消防
庁舎の目途が立ったということで、その時点で、新市民会館建設委員会に名称変更をしまし
て、新しい市民会館に特化した委員会ということでやってきました。その要綱でも「建物が
できるまで」ということの中で、委員さんに役割を担っていただいておりまして、建物につ
いては設計も済んでおりますが、これからこれを実際にどのように運営していくか、使いや
すい施設にしていくかといったことを引き続き検討していただく役割を担っていただきた
いということで予算計上させていただいております。
名称については途中で一度変更して、その時点で「建物ができるまで」と要綱もなってお
りますので、その名称を引き続き使わせていただいているということになります。
○宇野委員:それであれば、この上に印刷した紙を貼れば変わることであるので、はじめに
できた建設委員会がこうであったから、完成するまでこの名称でいきたいといえば、後で出
てくる地域交流センターという名前との兼ね合いもあるやろうし、交付金の問題もあるやろ
うし、そこできちんとしたほうがいいのではないかと思い今投げかけています。立ち上げた
時がこの名称でこのままでいくと言われれば、立つ瀬がない。
○嶋田理事:宇野委員さんのおっしゃることもよくわかりますが、会の中で名称の変更とな
りますと、そのことを議題にしてということになるかとも思いますので、このままで、最後
まで委員さんにお願いをしたいと思っております。
○宇野委員:(仮称)地域交流センターということでやっているから、そのうち名前も決ま
るということでやっているのだから、言っていることに一貫性が全くない。このままでいけ
なければ何か不都合でもあるのですか。
○嶋田理事:名称を変更してはいけないということはありませんが、今申し上げた経過で来
ておりますし、補助事業としては地域交流センターという名称が使われておりますので、建
設費などの予算については、(仮称)地域交流センターということで上げさせていただいて
おりますが、この会は先行するかたちで、市民にはなじみの深い市民会館という名称で立ち
上げた経緯がございますので、このままでいかせてもらえればと思います。また、正式な名
称についてはこの会の中でも議論いただくことになりますが、公募等も含めて検討してまい
りたいと思っております。
○宇野委員:今いわれたように、市民の皆さんへの周知の程度もあるやろうし、親しみ、な
じみ方があるというのは十分わかります。後々出てくる債務負担行為でも、地域交流センタ
ー新築工事と記載されていますね。それでいくというのであれば、かまわないけど、これで
何かあった場合は、あなた方がきちんと対処してくれればそれでかまわないし、一石投じて
おきます。
○一ノ瀬委員:さっきの新市民会館建設委員会委員の関連で、できあがったときに立ち上が
った委員会で、今現在は図書館も併設してのものになっていますよね。この委員会の方々は
図書館のことに関してもそういう知識がある方ですか。運営、管理もできるような。
○嶋田理事:図書館についても知見を有している方もいらっしゃると思っておりますし、場
合によっては新しいメンバーなども、今後の議論の中では可能性としてはあるかと思ってお
りますが、今のところは今のメンバーで検討していきたいと思っております。図書館につい
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ては、場合によってまた別途検討する場が必要になる可能性もあるかもしれません。
それは教育委員会の方とも相談しながらということになるかと思いますが、今のところは
このメンバーで新しい市民会館、交流センターの管理運営の議論をしていきたいと思ってお
ります。
○一ノ瀬委員:市民交流センターと図書館というのは全く別物だと思うのです。8人の方々
の肩書きに図書館の司書をもっている方がいるとか、元々こういった公民館運営をされてい
て、それに特化された人がいたとか、そういう人もこの8人の中にいらっしゃるのですか。
○嶋田理事:ここに書いている8人というのは、民間の方でございます。委員の中には関係
する市の部長であるとか文化福祉センターの館長さんであるとか、そういった方もおりまし
て、いわゆる公務員については、報酬をあげていないということですので、そういう意味で
は、今も図書館に関わっている担当の部長さんがいらっしゃるということですし、今のメン
バーでも議論をしていけると思っております。
○一ノ瀬委員:関係している方と資格を持っている方とでは、管理運営というのでは全く違
うと思います。運営していくというのと管理していく、図書館は図書館でまた別で、やはり
新たに編成し直すというのが筋ではないかと私は思います。
○嶋田理事:今、私が申し上げたように教育委員会の関係の職員も入っており、またその傘
下には、市民の意見を吸い上げてということも当然しております。そういうことで、その会
の中で図書館も含めた新しい施設の一体的な運営の仕方を議論できるのではないかと。あと
図書館の細部については、別途この会以外の部分でも検討していかなければならないことも
当然出てくるとは思っております。
○一ノ瀬委員:先ほど嶋田理事は、最終的に公募をして決めていきたいとおっしゃっていま
したが、この委員会でいって最終建設されたときには、公募して交流センターの館長、図書
館の館長というのを決められるのですか。
○嶋田理事:私が先ほど公募という言葉をふれたのは、名称の関係で公募ということも考え
られるということで、申し上げたところです。
○一ノ瀬委員:腑に落ちないので、考えをまとめてからお話しさせていただきます。
○池田委員:御前課長、さっきの井戸は 59 万円ほどで、これは本当に有事の際使えるので
すか。
○御前課長:今、県の方でも打ち込み井戸などそういう井戸のある場所を探しておりまして、
それを登録していこうという動きもあります。ですから災害時に使えるという認識で取組ん
でおります。
○池田委員:使えますか。
○御前課長:生活用水として使うことで考えているのですが…
○池田委員:たとえば川が氾濫して、土砂が入ったり、地震でくみ上げる中のパイプが何か
なったりということもあり得るのではないですか。
○御前課長:そういうことはあり得ると思います。水害で土砂が入るというか、鋼管を打ち
込んでしますので、入り込むということはないと思います。ただ、水害に浸かったら自信は
ありません。これを各小学校に増やしていって、浸かったところは使えないことになるとは
思います。地震の時も配管がと言われたら弱いところがありますけれども、阪神淡路の時も
井戸が有効に使えたという事例がありますので、そういう面で進めていきたいと考えており
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ます。
○池田委員:使えることを願いますけど、生駒議員もよく言っていますが、たとえ少額でも
使えなければこの 59 万円は捨てるお金になってしまうので、設置する場所もそうですけど、
皆さんの血税でさせてもらうのですから、ただ県がこんなことをしているから選んでここに
井戸をつけたらいいとかではなく、目的は何かということでしょう。
生活用水に有事の時、井戸が使える。では本当に有効で、100 パーセント使えるのか。有
事の際は 100 パーセント使える何か他の方法はないのかというあたりを真剣に考えて取組ん
でくれなければ。
○生駒委員:今の話の関連で、50 何万のお金で、小学校2校に設置する。これを全部の小中
学校 11 校に設置するということ。これは今言ったように水害や津波がきたら、11 本打った
何本か残るかわからないが、あの大きな水害のことを考えてみたら、そんなに簡単に動かせ
るものではないと思うけど…それだけのことを考えているのだったら数があった方がいい
ですよね。市民の方に打って生活用水が使えるようにしてくれないかと。昔はみんな打って
いたのだから、補助金を出してみんなに、学校というのではなしに、みんなに打ってもらっ
た方がいいのでは。何十本か助かるでしょう。100 本打ったら 30 本か 40 本助かってきたら
あとで使える。そんな考え方はできないのか課長さんの見解をお聞きしたい。
○御前課長:各家庭で昔は井戸があって、今現在もあるところもあると思います。先ほど県
のと言ったのは、今現在残っているところを洗い出して、災害時には使わせてもらえるよう
に働きかけていこうということで、県がそういう動きをしているというような内容になりま
す。今の段階で個人さんに対して井戸を打つ補助金を出して、井戸を増やしていくという考
えまではないのですけれども、現段階では災害時に人が多く集まるであろう拠点避難所の生
活用水のトイレの問題を解消させるという意味で、各学校に井戸を打ちたいという考えで進
めております。今後そういうふうな広がりをもって考えていけたらと思います。
○生駒委員:わかりました。
○浜口委員:31 ページの企画費のところで説明欄にまち・ひと・しごと創生総合戦略審議会
委員ということで、6万 3,000 円の金額については問いません。特に各地区をまわって市民
の方にパンフレットを出したときには、まち・ひと・しごとの市の説明がありました。この
審議会の位置づけ、重要性はどのような認識をしているのか説明いただけますか。
○大松課長:まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会委員の報酬として6万 3,000 円計上さ
せていただいておりますが、平成 27 年の 10 月で有田市のまち・ひと・しごと総合戦略を策
定していただきました。28 年度につきましても同じようなかたちでこの審議委員のみなさま
にご参画いただく予定にしているところなのですが、今回作成した計画の中で、いわゆる目
標値を定めてございます。各事業を実施し、その定められた目標値の達成状況というものを
明らかにして、毎年その評価をしていくという必要が出てきます。いろんな国の交付金を活
用してこの計画に掲げた事業を実施していく際にも、その成果というものを問う機関をきっ
ちりつくって、その機関の中で、市でつくった計画の方向性が間違っていないのか、あるい
は実施している計画が達成できているのか、逐一確認しながら進めていくという性格の計画
でございます。したがいまして昨年計画の策定に関わっていただいた審議委員のみなさまに
は、今後ともその重要評価指標といったものの成果の確認にずっと関わっていただくという
ことで、28 年度につきましても審議会の委員のみなさまの報酬ということで予算を取らせて
30
いるという趣旨になります。
○浜口委員:先ほど一ノ瀬議員からも図書館があれば専門性はというような質問がありまし
たが、有田市は今までを見ていると、時の連合会長や婦人会長といった面々でやられている
ことが多い。たぶん市民会館も建設前に入っていた審議会の人は、昨年、有田市全体の連合
会長は辞められて人がかわっています。大体そういうかたちで審議会というものをつくり、
そこで審議された、と我々には報告をいただくけれども、このまち・ひと・しごとというの
は有田市にとって最重要課題であると思います。それだけにある程度の有力者、知識者を選
んでなっていただくのか、それとも婦人会から2人、自治会から3人、民生委員から2人と
いうようなかたちで、12 名を一括りにするのか、知識者を選ぶのかいわゆる公募制にするの
か、従来のように充て職にするつもりであるのか、そのあたりをどう考えていますか。6万
3,000 円はもっと上げてもいい、これからの有田市をどういう羅針盤によって進めていくの
かという最重要課題であると私は思います。
審議会の方で審議してこうなったといえば、議会の方としてもやはり発言がしにくくなっ
てきます。先ほど宇野議員も言われたように市民会館の時もそうで、そのときの審議会の議
事録をいただきました。議会としては幅広い各団体のひとを入れているから十分議論された
のか聞いてみると、何もしない、市の担当に、寄ってくれと言ったら寄ってきたと聞かされ
るわけです。有田市の今後の羅針盤を決める、まち・ひと・しごとをどう考えていますか。
○大松課長:今浜口委員がおっしゃられたとおり、まち・ひと・しごとというのはこの名称
で有田市の方向性あるいは有田市の取組みというものを決めていくという段階で、今回の総
合戦略策定の審議委員のメンバーを決定させていただいておりますが、メンバーの選定にあ
たってはいろいろと市内部でも議論がありました。12 名の委員のみなさまにつきましては、
もちろん各団体の代表者というところで市内の各団体の代表者になっていただいていると
ころもありますが、たとえば金融に関する知識、ノウハウというのも今回の計画の中では必
要になってくる、新しい仕事を立ち上げるにしてもお金を金融機関から借りて仕事をしてい
く必要がある、という視点もあります。そういったところからいろんな関係の方に参画いた
だいております。
例えば、金融であれば日本政策金融公庫の支店長さんでありますとか、紀陽銀行の支店長
さん、それから企業立地に関しては県のそういったノウハウを提供いただくために、県の企
業立地課の班長さんに入っていただいたり、子育ての観点からは市民の代表ということで行
政パートナーの方、いわゆる今子どもを産み実際に育てられ、市行政に行政パートナーとし
て協力いただいている方でありますとか、あるいは有田市のことを表にしっかり広報してい
くために必要な宣伝部門といったところには、大手マスメディアの方に参画いただいたりし
ております。また学識経験者、いろんな知識それから今の方向性、流れというものも取り入
れて計画をつくっていきたいという思いもありまして、大学の教授、あるいは子育て専門の
関係の大学の教授に参画いただくというようなかたちで、市内の各団体の代表者で固めたと
いう協議会ではございません。本当にこの戦略をつくっていく上で必要な知見をいただける
ような方々にメンバーになっていただいております。
○浜口委員:その会議を開くときに取りまとめる、キャッシングボールを握っているのは…
誰が市の担当者でするのですか。会議があるから寄ってくれとか資料などの提供とか会の運
営についての話はどう考えていますか。
31
○大松課長:28 年度以降、この計画の中に上がっている事業を進めていくわけなのですけれ
ども、目処といたしましては半年もしくは一年を見た中で、事業がある程度進んだ中での成
果の確認ということになりますので、そういったサイクルでこの審議会を運営していきたい
と思っております。
○浜口委員:金融関係であれ、県の方からの企業立地、行政パートナーなど、聞きやすいメ
ンバーからの話でした。12 名のうち6名ほど話しをしました。後ろの方にはやはり有田市の
団体の人も入っていると思います。それはいいとして、これからの有田市はいろいろな分野
があると思います。それを審議していく上においては、会議の頻度も多くして、議論をして
いい方向に導いていくのがやはり一番大事ですよ。大松課長のところは担当部署でこれから
始めるということであるので、大きな期待を寄せています。
○玉木委員長:大松課長にお願いいたします。差し支えなければ、審議委員会メンバーを出
していただきたいと思います。
○一ノ瀬委員:もうひとつ新市民会館建設委員会のメンバーも出していただきたいです。
○玉木委員長:そういう申し入れがありますので、提出お願いいたします。10 分休憩いたし
ます。
午後 4時13分 休憩
午後 4時25分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き会議を開きます。お手元に提出依頼ありました書類を配付さ
せていただいております。質疑を継続いたします。質疑はございませんか。
○浜口委員:まち・ひと・しごとということで重点的にお伺いさせていただきました。ただ
一点だけ申し上げたいのは、市の職員が中心となって、審議会さえ開催すればいいという理
論にならないように、熱のある会議を希望しておきます。6万 3,000 円しかないので1回で
終ることなく、頻度を上げて開催していただきたい。後日、時系列でいつ開催し、内容はど
うであったかをお聞きするかも知れません。まち・ひと・しごとという大きな課題を2、3
時間で終われるものではないと私は思っています。
○一ノ瀬委員:先ほど話をさせていただいたように、図書館の方に意見を聞きながら、それ
を吸い上げて運営していくというお話でしたけれども、餅は餅屋という言葉があるように、
図書館はきちんと司書を持った方が入るのが、妥当だと思います。なってくださいとお願い
した方かもしれませんし、または立候補してくださった方かもしれませんが。そこにそのよ
うな方お1人を新たに加えていただくことは可能だと私は思いますが。今後検討していただ
きたいと思います。
○西口委員:新市民会館建設委員の名簿の 12 番の方、肩書きが県外の建築士の名誉会長と
ありますが、どのような経緯で委員になってもらったのですか。
○嶋田理事:この方ですが、有田市出身の方でございまして、今回地域交流センターの設計
業者を決める際に、プロポーザル方式で業者を選定いたしました。その際に、有田市出身の
方で、市に貢献したいという方がいるというお話をあるところから聞きまして、そのような
方がおられるのであれば、ぜひとも専門的なところから、様々なアドバイスをいただけると
いうことで、選定にあたってのプロポーザルの委員として、入っていただくことになりまし
た。引続き地域に貢献していただけるということでありましたので、建設委員会に入ってい
32
ただいて、今後のことも協力いただきたいということでお願いをしたという経過でございま
す。
○西口委員:県外となっているので、県内にもありますね。そういう話であれば、和歌山県
は地元になります。この方は、私の知人です。有田市出身者であっても、県外へ出て行って、
年に2回も帰ってこない。委員の任命権は市長にあるのだが、有田市の実情をわかっていな
かったら、国を基準にして今のふるさと創生の流れの中で、テレビの座談会で言っているよ
うな答えの方向でいってしまう。それで今度は充て職にすると知識がないので、理解できな
いまま賛成してしまうと思います。ひとつ聞きますが、この有田市まち・ひと・しごと創生
総合戦略審議会委員名簿で、和歌山県庁企業立地課長はどこの方ですか。
○大松課長:こちらの方は県庁企業立地課の班長さんで、お住まいは有田市ではない方でご
ざいます。
○西口委員:有田市ではない。私は有田市の方かなと思ったので聞かせてもらいました。
もうひとつ、じゃらんリサーチセンターの方とこのセンターは何ですか。
○大松課長:じゃらんリサーチセンターは株式会社リクルート社で、旅行雑誌の媒体などの
広報宣伝事業に参画されている企業さんで、そこの社員さんで、この方も有田市の方ではな
いです。専門的なご知見をいただく人選でこのお2人については選定をさせていただいてお
ります。
○西口委員:この人はだからゲームでダウンロードや何やとつくっているのですか。関係な
いのですか。こんなことをしなさいとこの人が言うのですか。
○大松課長:AR-ARIDAということですか。それとは関係ありません。
○西口委員:ないのですね。これを読んで、こうしていったら、任命するのはいいけれど難
しいですよ。お金のことに戻りますが、12 人で6万 3,000 円、1人 5,000 円ほど。1回出て
きたらいくらですか。
○大松課長:一回の費用としましては 3,000 円となります。
○西口委員:3,000 円でこんな大事なことをしているけれども、2回以上したら補正しなけ
ればいけないのですよ。予算の概要にも書いています。有田市の一番の仕事ですよと。きち
っとしたことで対応していかなければ単なる評論家的なもので終わってしまいますよ。機会
があれば、市民会館の時に先ほど言った会議録の中間的なものを、そこまでで一度出してほ
しい。
○大松課長:会議録の方を出させていただきます。
○中谷委員:名簿で新有田市民会館建設委員会の委員といっているけども、こんな日付のな
い名簿なんか出しても駄目です。というのも7番目の教育委員長というのはいつの話ですか。
今現在は役職が変わっています。こんなのを出すときに当局は少なくともその時点の日付を
入れないと 10 年前だと言われてもわかりません。出した時点で訂正しなければいけません。
誤解するような資料を出しては駄目です。
○大松課長:恐れ入ります。今、委員の名簿の準備をしていなかったもので、申し訳ござい
ません。7番目の教育委員長という職は今ありませんので、そのあたりを少し訂正させてい
ただきます。
○嶋田理事:教育委員長として在任中ずっと委員をしていただきましたが、今教育委員長と
いう職自体がなくなったということですので、こちらとしては引き続きお願いできたらと思
33
っておりますが、本人さんとその後そのあたりの話ができていないので、この場でどうする
ということは控えさせていただきたいと思います。
○浜口委員:48 ページの振興費、説明欄 19 節に地区集会所等施設整備費補助金とあるので
すが、これは各地区の公民館とは違って、集会所のリフォームなどすることだと思うのだけ
ど、今教育委員会でどれくらい公民館の補修についての申し入れがあるのですか。
○御前課長:これは議員がおっしゃるとおり集会所というかたちになりますので、自治会所
有のものであり、防災安全課の方で所管しております。今年度に関しましてはトイレ改修が
2 件、エアコンの取り替えが1件、あとは有線放送のスピーカーの増設というのが3件要望
がありまして予算計上させていただいているものになります。
○浜口委員:では、御前課長のところに集会所をもっている自治会から、畳を直してほしい、
ふすまも替えてほしい、屋根の瓦が悪くなったので…という申し入れはきていますか。
○御前課長:申し入れのあったものを今回の予算に計上させていただいているものになりま
す。
○浜口委員:まだ他にも申し入れはきているのですか。以前は教育委員会が窓口でした。だ
から道を間違えて教育委員会の方へ言ってあることもあるかもしれません。そちらで予算を
計上しているけれど、これ以外に出てきているところがあるのかないのかをお聞きしたいの
です。
○御前課長:現在のところございません。
○浜口委員:この集会所に対する申し入れがあって、申し入れた自治会が負担しなければな
らないパーセントがあるでしょう。全額ではなく地元自治会が負担しなければならないので
すよ。この割合は今どうなっていますか。
○御前課長:基本的に市の方で 40 パーセントの補助ということになっております。
○浜口委員:あとの 60 パーセントはその自治会でもってくれということで、今のところは
申し入れがないと言いましたね。それを聞いておかないと、言ったけれどひとつも…という
ような声を聞くので。一般の人というのはわかりませんからね。集会所にどこか傷んだらこ
こに言って下さい、という看板でもあがっていれば別ですが。以前は教育委員会の方に言っ
たように記憶しています。そのあたりの手違いがあったらいけないので、集会所の管轄は御
前課長のところですね。わかりました。
○西口委員:集会所の管轄は全部が全部、御前課長のところになっているのですか。
○御前課長:基本的に自治会が所有する集会所などの補助金制度というのがうちの方で所管
しておりまして自治会の事務局ももっておりますので、それを通じてお話しいただいたり、
そういう場合は要望書というかたちでいただいて、次年度予算化させていただくというかた
ちをとっております。
○大松課長:今ご議論いただいている中で、集会所というもののことについて少し食い違い
があるように思います。御前課長の方で所管している集会所の説明は、各自治会さんが所有
している建物で市の方で建てたのではございません。地区が建てて地区が管理している集会
所の予算を持たせていただいております。その修繕にかかる費用、事業自体は地域で取組む
ものに対しての市からの補助というようなものになります。
先ほどご議論いただいた中でおっしゃられている集会所というのは、教育集会所と言いま
すか北原の集会所、本地の集会所そういったところの中身をお話しいただいているのかと思
34
っております。そこの部分の修繕費につきましては別の項のところで…
○西口委員:私はそんなことは言っていません。集会所は今御前課長のところでしていて、
先ほど出たように以前は違ったように思うので、いつからそんなになったのかと思ったから
聞いています。そういう提言があるのであれば言ってきているのだからしたらいいけれど、
防災費や自治振興費の部分であったら自治会担当でしょう。防災ではなくて。自治会が運営
しているから自治振興費で金を出しているのですよね。そうしたら今言うように北原などに
ついては教育委員会。
○辻本委員:あれとこれとは別です。各地域の中で教育集会所ということで建っています。
○西口委員:そう判断したらいいですよね。
○大松課長:北原集会所の予算については、教育ということではなくて住宅のところで計上
させていただいております。
○玉木委員長:それはそのときでいいですか。
○西口委員:わかりました。
○玉木委員長:ほかご質疑ございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第2款に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。会議の途中ですがこの程度に留め延会にしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
○委員一同:なし。
御異議なしと認めます。次の予算委員会の開催日ですが、3月 14 日、月曜日、午前 10 時よ
り開催いたします。本日はこれにて延会いたします。お疲れ様でした。
午後 4時49分 延会
35
平成28年3月14日
出
委
午前10時00分
全員協議会室
席 者
員
玉木久登委員長・岡田行弘副委員長
浜口元司委員・西口正助委員・宇野博治委員・生駒三雄委員
堀川 明委員・辻本意典委員・中谷桂三委員・万賀幸雄委員
児嶋清秋委員・上山寿示委員・池田敦城委員・一ノ瀬敦子委員
福永広次議長
経営管理部
市民福祉部
議会事務局
辻川和希経営管理部長・嶋田博之経営管理部理事
大松満至経営企画課長・竹中春輝財政係長
石井滝称まちづくり係長
嶋田勇嗣市民福祉部長・大谷せつ子市民課長
馬倉三喜福祉課長・岩田吉広高齢介護課長
山﨑希恵健康課長・嶋田実明生活環境課長
福永康一市民課主幹・上野山猶哉人権啓発係主査
佐原直樹民生係長・土井万喜子子ども係長
上田章二福祉係長・桑原伸浩介護保険係長
上野山慎二高齢者支援係長・岩渕光邦生活環境係長
福田典久高齢者医療係長・田廣研作保健指導係長
境
正吉局長・森川直子次長・大谷真也書記
午前10時00分 開議
○玉木委員長:おはようございます。
ただいまから、予算決算委員会を再開いたします。
第2款までを終結しておりますので、本日は、第3款民生費について、当局の説明を求め
たいと思います。よろしくお願いいたします。(予算説明書P49 ~P72 )
○馬倉課長:歳出
第3款
民生費の関係部分の説明
○岩田課長:歳出
○大谷課長:歳出
第3款
第3款
民生費の関係部分の説明
民生費の関係部分の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。
次に、質疑に入ります。御質疑ありませんか。
○池田委員:49 ページ下段の地域福祉計画策定委託料の詳しい説明をお願いします。
○馬倉課長:地域福祉計画は、平成 24 年度から 28 年度までの計画期間となっておりまして、
36
29 年度に新しい計画を立てることになっております。この計画の位置づけは、長期総合計画
の「共に支えあい、健康で安心して暮らせる福祉のまち」を具体化することになっておりま
して、アンケートを実施し、ニーズ調査を行った上で、現状と課題を分析し、高齢者、児童、
教育、防災、障害者、医療、保険といった市役所を横断的に網羅する形の計画となりますの
で、しっかり作り上げたいので委託料で計上させていただいております。
○池田委員:これはアンケート形式ですか。
○馬倉課長:アンケートをとり、クロス計算し現状と課題を分析したものと、成果品として
製本した計画書を作成していただきます。以上です。
○池田委員:全世帯にアンケートを実施するのですか。
○馬倉課長:全世帯は考えておりません。サンプリングしてアンケートを使用可能な世帯数
で、任意に実施することになると思います。以上です。
○池田委員:どれくらいですか。
○馬倉課長:3 万人の人口規模でありますと、どれだけというサンプリング数は定められて
いると思いますが、今、きちんとした数字は、わかりません。以上です。
○池田委員:50 ページ、民生児童委員活動委託料の詳しい活動内容を説明願います。
○佐原係長:民生児童委員活動委託料でございますが、内訳といたしまして、各委員の活動
費及び各部会の活動費、また研修会出席のための旅費、全国及び県民児協負担金等の委託料
になります。以上です。
○池田委員:今の説明は委託料の中身だと思いますが、どういった活動をどれくらいの頻度
で行っているかをお答えください。人数もお願いします。
○佐原係長:各委員の活動でございますが、日常的に地域住民の方々の、様々な相談及び支
援の活動をしてくださっておりまして、昨年度におきましては、68 名の委員さんがおりまし
て、活動延べ日数は 9,299 日でそのうち 8,202 回は家庭訪問活動で様々な相談にのってくだ
さっております。また部会の活動でございますが、高齢者部会、児童部会等の各部会を年に
数回開催してございまして、福祉施設の訪問でありますとか、長寿荘交流会、愛宕苑交流会
等の福祉施設の活動に充ててございます。以上です。
○池田委員:地域見守り協力員は何名ですか。
○馬倉課長:現在 96 名です。
○池田委員:主な活動内容は。
○佐原係長:各民生児童委員さんの補助的な役割を担っていただくということで、民生児童
委員さん1人につき1人ないし2人の見守り協力員さんがおります。活動は、民生児童委員
さんの担当地区で頻繁に訪問できない高齢者や障害者の見守りをしてくださっています。
○池田委員:民生児童委員さんは大変ご苦労だと思いますが、これだけ活動をしていて、家
庭の実状がわかると思いますが、それぞれの情報を持ち寄って活かせていますか。
○佐原係長:年に2回各地区で、地区民生委員会を開催しておりまして、そこで、それぞれ
の委員さんがケースを持ち寄って検討会を開いております。
○池田委員:民生児童委員は非常に重要な役割だと思います。一番の目的は何ですか。
○馬倉課長:委員の皆さんには地域の福祉を最優先に、個々が置かれている状況を把握しな
がら、その方々が幸せに暮らしていけるように見守りを念頭に置いて日々活動してくださっ
ていると思います。
37
○池田委員:福祉の向上ということですから、ぜひ皆さんを幸せに導いていただけるように、
しっかりと取組んでいただきたいと思います。次に、51 ページ賃金、相談支援員 179 万 9,000
円。詳しく説明願います。
○佐原係長:昨年度から始まりました生活困窮者自立支援法に基づく相談支援員でありまし
て、全国すべての福祉事務所に相談支援員を配置し、生活が困窮する恐れがある方の相談を
受けるというのが、主な業務でございます。
○池田委員:何名いますか。
○佐原係長:人口規模の関係で当市では1名でございます。
○池田委員:相談をして、その後はどうされますか。
○佐原係長:生活困窮者自立支援は、給付型の事業ではなく、伴走型の事業でございますの
で、例えば、失業されている場合は、就労支援でハローワークに同行する。また引きこもり
の場合は、社会復帰できるように、各関係機関とコンタクトをとっていくというような内容
でございます。
○池田委員:特別な資格を持っておられる方ですか。
○佐原係長:国の定めには特段の資格は定められておりませんが、現在雇用している相談員
につきましては、高校の進路相談をかつてされていた方です。
○池田委員:大変失礼な言い方ですが、適切な方だと思っておりますか。
○佐原係長:私は適切だと思っております。
○堀川委員:49 ページ、社会福祉事務事業の中の地域福祉計画策定委員会委員(15 人)18
万円。これは、委員に対する手当ですか。
○馬倉課長:委員会を開催した際の報酬になります。
○堀川委員:平成 27 年度予算では9万円。平成 26 年度決算では1万 2,000 円。この上がっ
た理由は。
○馬倉課長:計画の策定年度となりますので、委員会を複数回開催する予定です。そのため
に増額をお願いしてございます。
○堀川委員:了解しました。
○池田委員:54 ページ、賃金、相談支援専門員、177 万 1,000 円。詳しい活動内容を説明願
います。
○上田係長:障害者のあらゆる相談にのるために福祉課に1名配置しております。
障害者にはあらゆる種別、程度がございます。その方々にあわせた様々な相談がございます。
窓口での手続きもそうですし、そのようなことに年数を重ねた相談員を配置しておりまして、
特に窓口業務はスムーズに行えるように配置してございます。
○池田委員:この方が窓口にいることで毎日相談に来てスムーズに業務を進められています
か。
○上田係長:障害福祉につきましては、制度もかなり複雑ですし、サービスも多くの種別が
あり、また様々な制度に基づいた割引制度があり各種手続きに来られます。また相談の電話
もかかってきます。もちろん職員での対応が基本ですが、年数を重ねなければ、相談に適正
に対応というのは非常に難しい状態であります。そのために、経験を積んだ相談員を1名配
置しまして、対応しております。
○池田委員:確かに必要だとは思いますが、相談支援専門員。何をもって専門員とされるの
38
ですか。
○上田係長:これは、県が主管する研修を受講していただいて、相談支援専門員という位置
づけになります。以前から事務で雇用している方ですが、専門的に相談を受けていただく位
置づけにするために研修を受講していただいて、相談支援専門員として配置しております。
○池田委員:先ほどおっしゃったように職員がその研修を受講して、県の講習会のようなも
のだと思いますが、僕も受講したことがありますが、おそらく数時間講習を受けると、資格
証が交付されるものだと思うのですが、違いますか。
○上田係長:まず、2日間の研修、プラス3日の研修、内容の濃い研修を長時間受講する内
容となっております。
○池田委員:様々な相談とは、どんな相談ですか。専門員でなければ答えられない内容であ
るのですか。
○上田係長:法改正で、障害者の方にも、障害者の方の生活を将来的に考え、計画相談を立
てるために相談支援専門員ができました。介護保険でいうところのケアマネジャー的な位置
づけで、障害者の方のサービス利用計画を作成し、様々な制度を使いながら総合的にその方
をケアしていくことが出来ることになります。具体的な相談内容につきましては、手帳を取
得するための相談から、家族内の問題でありますとか、そのような内容が主であります。
○池田委員:わかりました。もう一点。その下、相談支援事業委託料、1,020 万 2,000 円。
詳しい説明を願います。
○馬倉課長:基幹支援相談センターの位置づけについて少し触れさせていただきます。障害
者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律において、市が実施する地域生活
支援事業の中で相談支援を特に力を入れて実施するようにとなってございます。その中でそ
の相談支援の機能を強化して専門員を配置して、困難ケースにも対応できるような枠組みと
して基幹支援相談センターの設置というのが国で推進されております。1市3町で協議をし
て、合同で基幹支援相談センターを立ち上げ、そこで困難ケースの相談を受けたり、事業所
の相談員の研修を行ったりする役割を担うセンターになっておりまして、そこへ委託するた
めの委託料の増額をお願いしております。
○池田委員:基幹支援相談センターはどこにありますか。
○馬倉課長:平成 28 年度に立ち上げますが、有田川町の保健センター内を予定しておりま
す。
○池田委員:そのための予算計上だと思いますが、1,020 万 2,000 円。
○馬倉課長:現在、一般相談支援事業で2事業者と委託契約しておりまして、その事業者に
加えて、今回の基幹支援相談センターへの委託料となります。
○池田委員:その内訳は。
○馬倉課長:県福祉事業団 137 万 8,585 円、有田つくし福祉会 193 万 19 円。これは一般相
談支援として2事業者に委託しておりまして、今回新たに基幹支援相談センターに委託をす
る委託料は 689 万 2,925 円で計上させていただいております。
○池田委員:今ので 1,020 万 2,000 円になりますか。
○馬倉課長:千円未満の端数は切り上げになりますが合計は 1,020 万 2,000 円になります。
○池田委員:もう一度、基幹支援相談センターの目的と役割を教えてください。
○馬倉課長:特に専門的な職員を配置することになっております。社会福祉士、精神保健福
39
祉士、保健師等を配置することで、総合的、専門的な相談支援業務、特に困難事例に対応す
るということになります。また、相談支援事業所の人材育成のための研修会等も行っていく
ことになります。
○池田委員:1市3町で行いますよね。今年度から相談支援センターを立ち上げていくわけ
ですから、今後は継続して予算計上されますね。毎年どれくらいの予算が計上されますか。
○馬倉課長:今の状況を考えますと、立ち上げ時の加算金額はございませんので、継続して
いく限りはこの金額が必要になると思います。
○池田委員:3町はどれくらいの予算計上をしていますか。
○上田係長:基幹相談支援センターは、これも2事業者に委託します。湯浅町で 305 万円程
度、もう一つは 76 万円程度。広川町は、230 万円程度と 57 万円程度。有田川町は 515 万円
程度と 128 万円程度の委託料になる見込みです。
○池田委員:湯浅町と広川町は安いですね。
○上田係長:委託料の算出につきましては、委託金額の3分の1を均等割として支払いまし
て、残りの3分の2につきましては人口割で算出しております。
○池田委員:1市3町でやっていくということですね。広域に移行される予定はないのです
か。
○上田係長:予定はございません。専門的な知識を有する人材が必要になりますので、常に
相談支援専門員を配置している事業所に委託することになります。
○池田委員:わかりました。もう一点。54 ページ、講師謝礼、9万円と成年後見人等報奨金
21 万 6,000 円。成年後見人は毎年計上されていますか。
○上田係長:これも障害者総合支援法の中の地域生活支援事業で、障害者に対する成年後見
を事業としてのせていくようにということがございますので、予算は計上させていただいて
おります。まだ該当するケースはございません。
○池田委員:障害者にも後見人制度を実施していきなさいという法律的なものがあるので、
計上しているのですか。
○上田係長:その通りでございます。
○池田委員:講師謝礼は。
○上田係長:これは、手話教室を開催しておりまして、その講師に対する謝礼でございます。
○池田委員:何回ですか。
○馬倉課長:年間 18 回で、1回 5,000 円です。
○池田委員:了解です。
○上山委員:55 ページ、障害者施設入所事業費、3億 8,500 万円。増加見込みのために増額
ということですが、詳しい内容をお願いします。
○上田係長:名称は施設入所となっておりますが、障害者に対する日中支援、夜間支援等あ
らゆるサービスがここに含まれております。特にB型作業所、市内ではひまわりさんが行っ
ている事業とか、生活介護、特に障害の重い方に対する日中支援、こちらの費用が増額の見
込みであるためです。
○上山委員:入所者が増加するのではないのですか。
○上田係長:これは個別給付になりますので、利用者さんが何日作業所に通所したとかで計
算されます。
40
○上山委員:今年は入所者が増加するということではなく、通所の日数等が増えるというこ
とで理解すればいいですか。
○上田係長:障害者の方にもケアマネージメント、計画相談と言いますが、計画を立ててそ
の方の将来的にサービスを入れていくというのが、浸透してまいりまして、しっかりと一人
一人にサービスを提供できるようになっていくということで、1人あたりの扶助費の額が増
加していると理解していただければと思います。
○上山委員:わかりました。
○宇野委員:53 ページ、13 節委託料、福祉タクシー委託料について詳しく説明願います。
○馬倉課長:初乗り運賃 580 円分を負担するものです。該当される方は、身体障害者手帳1
級、2級、知的障害者手帳A1、A2、精神保健手帳1級の方が対象になります。
○宇野委員:等級によってタクシー券の枚数も違ってきますか。
○上田係長:等級によって枚数の差はございません。
○宇野委員:利用の頻度はどうですか。また利用人数は何人ですか。
○馬倉課長:年間 28 枚つづりの物を1冊交付しています。373 冊交付いたしまして、その内
70 パーセントの利用を見込んでおります。
○宇野委員:373 名おられるということですか。
○馬倉課長:対象者が全て申請に来られているわけではないと思います。対象者のうち 373
冊の交付を見込むということになります。
○宇野委員:利用者の方からの苦情はないですか。
○馬倉課長:今のところ不足するという声は届いておりません。
○宇野委員:了解です。
○生駒委員:参考に聞きますが、54 ページ、後見人には認知症も対象になりますか。
○馬倉課長:ここの予算で計上しているのは障害者の方を対象としております。認知症で 65
歳以上の方であれば、高齢介護課が担当になります。
○生駒委員:ありがとうございます。
○池田委員:先ほどの障害者施設入所事業費、3億 8,500 万円。これはひまわり作業所だけ
の分ですか。
○上田係長:有田市でサービスの支給決定を受けておられる方が、市外の作業所や、入所施
設に入所されている方の給付費も全て含んでおります。
○池田委員:B型だけですか。
○上田係長:B型だけではありません。介護給付に位置づけられるサービスの給付費を全て
含んでおります。主なものは、施設入所費、生活介護費、就労移行、就労支援のA型、B型、
療養介護費等ありとあらゆるサービスとなっております。
○池田委員:54 ページ上段、障害者計画相談支援給付費、1,180 万 3,000 円。障害者計画相
談支援について詳しく説明願います。
○上田係長:障害者のための将来的な計画を作成するための個別給付費になります。介護保
険で言いますとケアマネさんが作成する計画のための給付費になります。
○池田委員:わかりました。
○玉木委員長:会議の途中ですが、11 時 15 分まで休憩いたします。
午前11時 4分 休憩
41
午前11時15分
再開
○玉木委員長:休憩前に引続き会議を再開いたします。
○浜口委員:57 ページの説明欄の 10、老人ホーム管理事業は直接管理から委託となったの
はいつからですか。山地の老人ホームの管理を委託に変えたのはいつからでしたか。
○岩田課長:26 年度からです。
○浜口委員:26、27 この予算で3年目ですか。
○岩田課長:はい。そうです。
○浜口委員:この委託についての委託期間、契約期間はどれくらいになっていますか。
○岩田課長:3年間になっております。
○浜口委員:26、27、28 で今年度が一応最終年度ということですか。3年であれば。
○岩田課長:来年度、28 年度で最終でございます。
○浜口委員:昨年、老人ホームの管理委託料ということで、27 年は 8,664 万 6,000 円、今年
も 8,667 万 5,000 円でほぼイーブンであり、これはいいのですが、昨年の予算では備品費と
して 265 万 7,000 ほどを計上している。この委託はあくまでも入所者に対するケア、面倒を
見るというだけの契約になっているのですか。一部小さな小物くらいは入れての契約になっ
ているのですか。そのあたりどうですか。
○岩田課長:予算の策定に当たりましては 42 名の方の1年間の指定管理料としまして、い
わゆる食費でありますとか、お世話をすることなどの金額で算定しておりますが、契約の内
容では少額の修繕などはその中でやっていただく、その人数で算定された契約の中で負担し
ていただくというような取り決めもございます。
○浜口委員:入所している人の数、42 名を対象として、少額のものはその中に入れての契約
で昨年は 8,664 万 6,000 円、今年は 8,667 万 5,000 円ということで今予算が上がっているわ
けですね。
○岩田課長:そのとおりでございます。
○浜口委員:少額というのはどの範囲までいくのですか。
○岩田課長:単価で 50 万円までと取り決められております。
○浜口委員:平成 26 年や 27 年の入所者の数、今現在入所している人数というのは、私の知
っている範囲ではやや減っていると聞いていますが、減っているでしょう。
○上野山係長:日々の入院等によって増減はございますが、最近またひとり入所されまして、
今日現在では 40 名となってございます。
○浜口委員:40 名ということを基準にして、3月 15 日現在 37 名。ここの定員は何名ですか。
○岩田課長:50 名でございます。
○浜口委員:たとえばマンパワーで 50 名になったら、この今期 28 年度予算で計上している
8,667 万 5,000 円はおのずから上がるということですか。
○岩田課長:近年の実績等を鑑みて 42 名の予算見込みで足りると思っております。今現在
40 名ですので、もし年度途中で、大幅に見込み違いで増えるということであればまた、補正
等をお願いすることになるかもしれませんが、近年の実績では 42 名で十分足りるのではな
いかと予測させていただいております。
○浜口委員:そんなに大きな増減というのはないように思うけれども、また 50 名に増える
42
かもしれないし、また事情によっては 30 名になるかもしれない。その委託料については上
限が十分機能するという考え方でいいですか。増えた場合は 42 名をベースにしてマックス
50、そして最小 30 というように入る人の増減によっては委託料の金額も変動する、変動制
契約であるのか、あくまでも 42 名を基準にしたものであるのか、そのあたりをはっきりし
ていただきたいです。
○岩田課長:入所者の実績日割りですけれども、その実績でお支払いするという契約でござ
います。
○浜口委員:実績…
○岩田課長:現在何人入っているので、いくら、というふうに毎月もらっております。
○浜口委員:たとえば4月1日からの4月に 40 名で、5月になったら 38 名、6月では 41
名となったというように1年間の中で変動制があるわけです。それは毎月でここに入ってい
る方の人数によって多少動いているのですか。
○岩田課長:入所者が退所されたり、新たに入所されるということがありますので、毎月動
きます。
○浜口委員:それはわかります。この委託料に反映させる契約になっているのか、それとも
あまり委託料に変動しないようになっているのですか。
○嶋田部長:これは基本的な積算根拠としては 42 名となっているのですけれども、一応 42
名で今年ならば、8千なにがしの金額をお支払いする予定でおいております。毎月実績報告
をいただきます。その中で現時点であれば 40 名という入所者がいるのですが、この中で誰
かがたとえばどこかの病院へ入院をしまして、その日数はお支払いする予定の金額からその
分が減額されることになっております。通常の委託料でありましたら、全体額を 12 等分し
てお支払いするということになると思うのですけれども、その1ヶ月分の均等割をした部分
から入所している人数によっての増減というのが差し引かれたりすることがあります。
○浜口委員:山地の老人ホームで今 37 名ということであるけれど、長期、10 年 15 年以上と
いうように長期的に長いスパンの人と短いスパンの人がいますが、そのあたりの 37 名の内
訳というのは、たとえば 10 年をベースにして、10 年以上の人、10 年以下の人とするとどの
ような入所者の年数比率になりますか。
○上野山係長:すぐにお答えできる資料を今のところ持ち合わせていません。申し訳ないで
す。
○浜口委員:資料はまた後日もらうとして、山地の老人ホームが建設されたのは今から何年
前になりますか。
○上野山係長:昭和 61 年と認識しております。
○浜口委員:建設が終わってから約 30 年ですね。一般的な構造物というのは 30 年くらいが
大きなリフォームの時です。これを平成 26 年に委託管理をするときに約 900 万円の金額を
市がかけて、雨漏りなどそういった一部を補修した。今年2年、来年で3年、建物がそろそ
ろという時期ですよ。そして山地の老人ホームは昔のままだから大きな部屋で複数名が寝起
きをしている老人ホームです。ここ7、8年前からできている最近の老人ホームは完全な個
室になっています。そういった面でこの老人ホームも何らかの考え方を変えていかなければ
いけないかと。というのは、山地の老人ホームはトラブルばかりです。入っている人同士で
トラブルになる。問題なければ委託は委託でいいのですが、構造的にこの建物自体が昔のま
43
まの 30 年前の大きな部屋で一日中同じ部屋で過ごさなければならない中で、老人の方同士
のバッティングがよく起こっています。一週間に何回か人が出て部屋を入れ替えている。合
わない人同士はいられませんから医療法人がすべてを委託されているのだから責任を持っ
て、ということにもなりにくいので、担当課においてはやはり時々老人ホームに行って、そ
ういった面の相談、ケアというのか…またあの建物を建て替えるといえば、また数十億いる
ので今のままいくのであればそのあたりを十分に、委託業者との相談を密にしてうまく運営
してもらいたいと思います。
○玉木委員長:現状の浜口委員からの質疑に対して把握している内容等で答弁があればよろ
しくお願いします。
○岩田課長:個室でないという問題は委託業者からも頻繁に聞いております。いろんなこと、
ことあるごとに長寿荘に足を運びまして、修繕の問題であるとか個室でないこと、運営で不
具合があるところなど日々聞いておりますので、長寿荘、養護老人ホームのあり方について
は研究を重ねているところでございます。
○堀川委員:老人ホームに関連してですけれども、42 名で積算しているといいますが、修繕
費としていくらみていますか。
○岩田課長:予算の根拠としては 42 名の計算で、それだけのことです。今現在 40 名ですの
で、増減があれば…委託料は修繕をみていませんが、いろいろ聞いておりますけれども大き
な修繕というのは今回予算的には計上しておりません。また緊急を要する場合などに考えて
いかなければならないことも起こるかもしれませんが、今 50 万円以上の大きな修繕という
のは予定しておりません。
○堀川委員:修繕費は予定していない。8,668 万 4,000 円、今年度の予算を見ているのです
が、26 年度の決算額とあるのは 8 千万なにがしですよ。600 万円上がっています。これはや
はり古くなっているからその修繕費というのがどんどん上がっているのかなと僕は解釈し
ています。ちなみに 8,600 万円で3年ならば2億 4,000 万。それくらい先に出してもらえば、
あそこをもう建て替えて一人部屋にしてやっていきたいのだ、という話はこちらにきていま
すか。
○岩田課長:以前にこの3年間の契約のプロポーザル、提案の中でも現在受けている法人が
新築したい意向がある、というような提案も受けたところでございますが、先ほど申しまし
たように総合的に見て長寿荘、養護老人ホームをどのようなかたちで更新していくのかとい
うことについて現在研究しているところであります。
○堀川委員:その修繕費というのはどんどん上がってくると思います。今言ったようにもう
30 年たっているのだから、同部屋であるとか2階にしかないとかいろんな問題があって、今
予算で 8,600 万円だけどこれもまた上がっていく可能性があるので、じっくりと一度今後の
あり方について検討していただきたいです。
○万賀委員:55 ページの説明欄 13 委託料のところで訪問理容サービス事業委託料と高齢者
日常生活実態把握調査委託料というのがあがっています。あとの配食サービスや生きがい対
策というのは 26 年度でもあがっておりますけれど、これは今年度からですか。昨年度もあ
りましたか。
○岩田課長:訪問理容サービスは現在も行っている事業でございます。それと高齢者日常生
活実態把握調査委託料は先ほどの説明でも申し上げたとおりでございまして、平成 30 年度
44
から始まる第7期の有田市介護保険事業計画及び老人福祉計画を策定するための基本的な
ニーズの実態の調査としまして来年度に実施したいということで、計上させてもらっている
ものです。
○万賀委員:訪問理容サービス事業委託料、これは前年度、27 年度から予算であがっていま
したか。
○岩田課長:27 年度から始まった事業でございます。
○万賀委員:決算でまだ見ていないので、実績はどうですか。
○上野山係長:2月末時点で延べ 31 人の実績となってございます。
○万賀委員:これは今年度の予算では 16 万円この中身は。たとえば散髪へ行けないから訪
問してやってもらうということについて、市から料金のうち何パーセントから補填するとい
うことですか。
○上野山係長:このサービスにつきましては、寝たきり等、たとえば介護4以上の方であり
ますとか障害者手帳1級2級をお持ちの方などを対象にしまして、理髪店の方に各利用者の
方宅にいっていただきまして、その理髪料の費用につきまして 2,000 円を補助することにな
ってございます。
○万賀委員:介護でいえばほとんど寝たきりの方、障害でいえば1級2級でこれも外へなか
なか出られないという方で 2,000 円。2,000 円といえば丸々ではないのですか。それとも一
部個人負担があるのですか。本人からもらわずにその 2,000 円でいくということですか。
○上野山係長:寝たきりの方が対象になりますが、2,000 円の利用券というものを発行させ
ていただいております。理髪店が理髪を行った際に、そのサービス券をお渡しいただきまし
て、残りの費用については自己負担ということになります。
理髪店によって料金は違うと思いますので、そのうちの 2,000 円を負担させていただいて
いるということになります。
○万賀委員:利用券と言ったけれど1人に対して年間何枚くらいをお渡ししているのですか。
○上野山係長:基本的に2ヶ月に一度、利用券をお渡しするというかたちで4月、5月に申
請いただいた場合は6枚の交付、6月に申請いただいた場合は5枚の交付ということで支給
の方をさせていただいております。
○万賀委員:2月までで 31 人ということは金額的には 2,000 円の 31 人で、予算は 16 万円
上げているけれど、なかなかそこまで使われていないということですか。
○上野山係長:この事業につきましては 27 年度から始まりまして、まだご存じでない方等
もいらっしゃると思いますので、広報等でもっと情報を出していくことで、利用者は今後増
えていくと予測されますので、今現在は延べで 31 人利用ですけれども予算的に多く取らせ
ていただいております。
○万賀委員:理容師さんというのはどういう範囲で入られていますか。
○上野山係長:有田市の理容組合というのに加盟していただいている理髪店になっておりま
す。
○万賀委員:何軒くらいですか。
○上野山係長:今加盟店の資料を持ってきていないのですけれども、16 店舗程度でございま
す。
○万賀委員:今その中に入ってくれているのは 16 店ということでいいですか。入られてい
45
ない方もかなりいるということですか。
○上野山係長:組合の中で入っていただいておりまして、この事業を実施していただいてい
る理髪店が 16 店舗程度となっております。
○万賀委員:介護度の4、5、それから障害者の1級2級とかなり重たい方ということでし
ているけれども、もう少し下げて介護度を3とか予算的にこれからそういうことはできない
のですか。そこで線を引いているのだとは思うけれど、そこだけ一点聞かせて下さい。
○上野山係長:この訪問理容というのは、家族の介助がありましても自力で理髪店に出向く
ことができない方を対象にさせていただいておりますので、基本的に障害の程度の重い方、
また介護度の重い方というのを対象とさせていただいておりまして、寝たきりの方を前提に
させていただいております。
○池田委員:関連なのですが、委託料のところで訪問理容サービスはわかるのですが、あと
その下の生きがいや配食、高齢者日常生活把握、これをもう少し詳しく聞きたいです。
○上野山係長:まず、配食サービスの部分でありますけれども 80 歳以上の高齢者のみの世
帯、また一人暮らしの重度身体障害者1、2級をお持ちの方等を対象にさせていただきまし
て、月4回ご家庭の方にお弁当を配食させていただいております。利用者負担の方が 300 円
で、市からの補助は 150 円となってございます。それと生きがい対策事業委託料ですが、長
寿祭の実行に対する委託料となってございます。
○池田委員:生きがい対策は簡単に言うと長寿祭のための費用でいいのでしょうか。
○岩田課長:生きがい対策事業委託料、90 万円は長寿祭に要する実費と言いますか、出演者
の方の記念品や長寿祭に参加されたお年寄りの方にお配りしているパン、牛乳でありますと
か、音響設備の費用でありますとか、長寿祭の実費と言ったらいい費用だと思います。
○池田委員:経費ですね。
○岩田課長:はい。
○池田委員:日常生活実態とはどういったことを把握する調査なのですか。
○岩田課長:日常生活実態把握調査委託料ですが、アンケートを実施しまして、前回行った
ときはアンケートの対象者を 65 歳以上の方、要支援、要介護認定の方、要支援1から要介
護5の認定を受けている市内在住の方ということで、調査の中身につきましては日常で困っ
ていることやどのようなサービスを希望されているかなど、今後の介護保険事業、または老
人福祉を進めていくにあたって、必要とされているサービスを調査するものでございます。
○池田委員:計画を立てる上で、こういったアンケートを把握しなさいという取り決めのも
とで行うものなのですか。
○岩田課長:法律的には、老人福祉法 20 条の8及び介護保険 117 条の規定を根拠とする、
ということで計画を立てなければならないということはあります。その計画を立てるにあた
っては、策定委員さんを委嘱しまして、策定委員会というのを開きます。それを平成 29 年
度に行うにあたり、28 年度中に詳しい有田市の今現在の老人のニーズを調査していくという
ものでございます。
○池田委員:これは専門業者によって行われるのですか。
○岩田課長:はい。今までにそういった調査に実績のある業者の中から選定していくという
ことでございます。
○池田委員:理解はできるのですが、たとえば民生委員さんや地域見守り協力員などいると
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思いますけども、そんな方にお願いしたら、この 275 万 4,000 円は必要でしょうか。
○岩田課長:270 万円の主な費用としましては、調査票はおうちの方へ送付してアンケート
に答えていただくことになるのですけれども、調査票の設計でありますとか、返ってきたア
ンケート調査を集計、分類、分析、報告書を作成するという専門的な政策を決定するための
調査の専門的な業務を行っている業者を想定しております。
○池田委員:ちなみにこういった調査会社というのは有田市にあるのですか。
○岩田課長:今までの実績では有田市の業者ではないです。全国的な規模でそういう専門の
調査を行っている専門業者の数社のうちから選定する、ということになると思います。
○池田委員:アンケートの目的もわかりますが、そのアンケートを郵送するのか直接持って
いかれるのか、そしてアンケートは 100 パーセント返ってくるのかというところも含めても
う少し…こういうのはどうなのかというところが非常にあるのですけども。たとえば家族の
方にいろんな実情、状況を聞くとか、一人暮らしの方で字の書けない状態の方もいるだろう
し、そういうところはどのように考えているのですか。
○岩田課長:前回の実績で申しますと、調査票による本人記入方式でアンケートを実施して
おりますが、本人が記入困難の場合は家族の代筆も可能というかたちでアンケートを実施し
ております。1,500 名の方に配布しまして 1,074 名の方、71.6 パーセントの回答率が出てい
ます。
○池田委員:本当に高齢者を老人福祉という観点から見ると、こういう実態把握調査なんて
しなくても、我々でも十分こういうことで理解できると思うのですが。老人の方がどういう
ことを求めているとか、前回もそういった調査をしているわけですから、それをもとに考え
て作成するということも可能だと思うし、無駄遣いのような気がして仕方ないのですが、そ
のあたりどう考えていますか。
○岩田課長:介護保険事業計画及び老人福祉計画は3年に一回策定しておりまして、介護保
険の法律や制度もどんどん変わっていく中、また社会のニーズも変化していく中で、今現在
の直近の有田市の介護を必要とされる方、老人福祉を必要とされる方の意見を反映させたも
ので計画を策定していきたいということになっておりますので、3年に一回の調査は必ず必
要なのではないかと思っております。
○池田委員:私が言ったところで、この予算は議員反対多数にならなければ、通ってします
わけですけれども、僕的にはこういったことをなくして…必要なことは必要だと思うのです
が、できる限り自分たちでできることは自分たちでやっていただく方が私はいいと思うので、
この調査を無駄にしないように一生懸命考えていただいて、取り組んでいっていただけたら
と思います。結構です。
○玉木委員長:会議の途中ではございますが、昼食を取りたいと思います。1時に再開いた
します。よろしくお願いします。
午後
0時00分
休憩
午後 1時00分 再開
○玉木委員長:それでは休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
ご質疑ございませんか。
○浜口委員:なごみの建物全体について聞きたいのですが、これは確か平成 13 年になごみ
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館ができたと思います。ここに載っている電気、空調、消防、エレベーターというような委
託点検業務で、150 万円ほど計上されているのですけども、こういうものについては有田市
の他の施設との対比はしていますか。たとえばエレベーターとして、有田市の庁舎はじめ文
化福祉センターなどのエレベーターの年に一度の点検の金額と比較していますか。なごみの
場合エレベーターは1基です。そして2階までです。
市役所の本庁舎ならば2基あって、地下から5階までです。そういうものと比較するとな
ごみの点検料が物凄く高いです。たとえば市立病院とかも含めて、他の建物と比較、エレベ
ーターの階数や、市庁舎の電気関係というものと比較するのか、それともなごみ独自で業者
から上がってきた金額でいいですよと…今度のこの予算は去年、27 年度予算を見て計上する
のか。その点はどうですか。同じものであればわかるのだけれど、規模が小さくても点検費
用が大きなところもあるし、小さいところもあります。一元管理がなされていないと思うの
ですが、どうでしょうか。
○岩田課長:項目によっては市全体で契約の方でやってもらっている項目なのですけども、
エレベーターについては各施設で、見積もり合わせなどを行って金額を決定しております。
なごみについては担当で入札をしております。
○浜口委員:たとえば、今予算でこの庁舎のエレベーターについては 104 万円上がっていま
す。地下から5階まで2基あります。なごみは2階建てですから。それでも 30 何万で出て
います。そしたら市役所の3分の1か、と言ったら延長にしたら市役所の方が物凄く長い。
一つの部署でエレベーター会社が出てきたら、いいよと、28 年度予算は 27 年度予算をスラ
イドしてというようなかたちに予算作成しているのか。たとえば商工会議所、これは民間で
すよ。二つのエレベーターがあって5階か6階までです。市役所のエレベーターと変わらな
い。金額を聞いたらびっくりしますよ。これは民間でやはりしっかりしています。
しかし市役所の場合はそういったかたちで業者に見積もりを出してもらったら、それがベ
ースになってしまいます。先ほどいろいろな面で池田議員からも指摘があったけれど、我々
議員はそうして少しでも支出の部分を減らして効率の良い税金の運用を考えています。その
反面、職員さんはそこまで、意識改革があるのかないのか不思議に思ったのでお聞きしたの
です。
○岩田課長:担当としましてはできるだけ安くていいものをしたいと思っておりますので、
市の他の施設の連携ということでやっていただければ、大変ありがたいというふうに思って
いるのですが、現在の市の事務のあり方が縦割りと言いますか、現場をもっているところで
みるのが一番適当だというような方針でやっているところです。修繕などについても日頃建
物を常時みている職員が行っていくのが適当な部分もあると思いますけども、議員がおっし
ゃるように法定の点検など集約できるものは、集約するようなかたちで他の部署とも協議し
ていきたいというふうに思っております。
○浜口委員:担当部の岩田課長は正直であるから縦割りだと、これは私も感じております。
同規模のものがあれば同規模のところと比較をして、というようにしないと1年に1回の点
検であれば、平成 26 年を 27 年にスライド、また 27 年を 28 年にスライド、2年か3年経っ
たらまた 15 パーセントのアップ、というような予算作成をしているから、固定費を下げる
という方向にも考えていかないと、今の市の方針は新たなものはなるべくやらない現状維持
であると、現状維持の中で絞れば絞れるところがあるのではないかと思って質問させてもら
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いました。今後の予算作成にはそういったことを加味してやっていただきたいと思います。
○児嶋委員:なごみの件なのですけれども、説明欄の 12 節のテレビの協同受信料、2,000
円これは年間ですか。
○岩田課長:宮原町東地区のいわゆる共聴というものの 2,000 円というふうに認識しており
ます。
○児嶋委員:私は NHK の受信料だと思いました。いかにも安い、確か年払いで 13,000 円、
14,000 円いると思っていたので、それで質問させていただきました。了解しました。
○池田委員:59 ページ、説明欄1、8、13 と順番に詳細に教えて下さい。
○大谷課長:順番が前後してしまうのですけれども、13、委託料からでもよろしいですか。
○池田委員:はい。
○大谷課長:人権施策推進行動計画等策定業務委託料とということで、等という文字がつい
ているのですれども、これは二つの計画を策定予定しております。一つは人権啓発推進基本
計画。もう一つは男女共同参画プラン。この二つの計画を一緒に委託しようとするものでご
ざいます。期間は2年間を予定しておりますけれども、二つの計画策定については市民意識
調査等を行う予定ですので、一緒に策定する、委託することで、調査における分析、集計等
重複する内容があることから経費的に削減が見込まれ、また、郵券料についても半分で済み
ますし、市民の方にも各 1,000 通ずつの市民意識調査を予定しておりますので、ご協力の分
でも半分で済むということで、両方一緒に委託をする予定でございます。これにつきまして
は、策定懇話会を設置いたしますので、男女共同参画プラン、人権啓発推進基本策定委員会、
各 12 名ずつで年3回、1回につき 3,000 円の報酬を予定してございます。
その次、第8節報償費ですが、講師謝礼のほうは地区別学習会を毎年予定しておりますが、
この中で映画等を上映する地区が多いのですけれども、講師謝礼を一応予算化して、そちら
の方も選択できるようにということで計上させていただいております。その下、協力謝礼に
ついてですが、こちらは人権啓発市民の集いでは、一時保育も対応できるようにしておりま
して、一時保育をする際の保育士さん2名、謝礼 3,000 円×2名分で 6,000 円を計上してお
ります。もう一つ表彰記念品他、とございますが人権啓発市民の集いの中に、人権啓発の標
語を掲示させていただいております。小学校、中学校各 10 名ずつ計 20 人の方の分を啓発標
語として掲示させていただいておりますので、そちらの児童の方々に1人 2,000 円×20 名、
4万円分の表彰記念品ということで、予算計上させていただいております。以上でございま
す。
○池田委員:説明はよくわかったのですが、この人権啓発、いかにも人権。僕はいつもここ
の部分に関してはいつも言わせてもらうのですが、財源も、国の方からもきているというこ
とで、これもよその自治体だったら人権啓発活動というか、有田市では公民館を借りて映画
を見たり、そういうこともやっていますけれど、よそならば止めているところもありますよ
ね。有田市はずっとこういうことで、何年も同じようなかたちできているのですか。
○大谷課長:今回予算を上げさせていただいております、策定業務の中の人権の方なのです
けれども、もうこれは法律の方で謳われておりまして、地方公共団体は基本理念に則り国と
の連携を図りつつその地域の実情を踏まえ、人権教育及び人権啓発に関する施策を策定し…
とこういうふうに謳われております。
実は県下9市のうち、この施策が策定されておりませんのが、有田市だけでございまして、
49
このたび県の方から是非に、という要望もございました。また、男女共同参画の方の第三次
の改定がありましたので、抱き合わせというかたちでいろいろ費用面を考慮して今回載せさ
せていただいております。
○池田委員:こういうことを市の方で言っても始まらないと思うのですけど、もっと人権啓
発のやり方自体を、できれば有田市独自で…人権ということは大事なことだと思うのですが、
ちょっと違うかたちでもっと考えてもらえればと思うのですけれど、いかかでしょうか。勇
気を持って。
○大谷課長:独自で、と言われるとちょっと答えに悩んでしまうのですけれども、地道な活
動になってくるかと思います。大きなものとしては人権啓発市民の集いなのですが、あとは
街頭啓発、企業訪問の方もさせていただいております。
また、それ以外に小学生を対象とした人権教室、箕島高校生へのデートDVについての啓
発活動等も行っておりまして、いろんな方面から地道な活動を行っているというのが現実で
ございます。
○池田委員:それ以上のことは言えないと思うのですけれども、いつも言うのですが、こう
いうものに税金を投入してもみなさん文句を言わないのですよ。いじめとか人権とか。そこ
には物凄く利権があるのですよね。僕から言わせれば。だから本当に人権、こういう大事な
ことを教えるためには、やはり若いときからきっちり教えていただいて、是非人権啓発にな
る活動を独自で考えて下さい。よろしくお願いします。結構です。
○児嶋委員:62 ページの 18 節、備品購入費 140 万円、これは確か、説明ではマッサージ機
などと言われましたか。
○上野山主査:はい。各デイサービスセンターへのマッサージ機の購入と、老朽化した冷暖
房機の購入を計上させていただいております。
○児嶋委員:ちなみにマッサージ機は何台。
○上野山主査:今回は各4館にデイサービスセンターを設置しているのですけれども、その
中でマッサージ機の使用頻度の高いものがかなり老朽化している状態でございまして、各館
に1台ずつ計4台の購入を計上させていただいております。
○池田委員:61 の7、8と 62 の 13…
○上野山主査:7、8と言いますと、賃金、報償の方でよろしいでしょうか。この賃金につ
きましては、事務補助員として今現在、港会館と須谷会館に事務補助員を1名ずつ配置して
ございますけれども、その2名分を計上させていただいております。また、デイサービスセ
ンター臨時職員で計上させていただいている分につきましては、先ほどお話しさせていただ
いた、各隣保館に設置しているデイサービスセンターに1名ずつ臨時職員を配置してござい
まして、この4名分を計上させていただいております。
次に報償費ですけれども、講師謝礼のほうですが、これは各会館で例えば、生け花教室で
あったり、日舞の教室であったり、茶道の教室等、いろんな教室を開催させていただいてお
りますが、その講師先生に対する謝礼を計上させていただいております。またこの協力謝礼
でございますけども、こちらの方は須谷会館のふれあい祭りの時に、音響照明施設をある方
にお願いして、設置していただいたり、その操作のほうをお願いしております。そのことに
対する協力謝礼として計上させていただいております。
また、運営委員会の委員報酬につきましては、各会館の運営委員さんに、会館の運営につ
50
いていろんな意見をいただく場をもっていますが、その運営委員会を開催した際に、報酬を
お支払いさせていただいております。次に 13、委託料、特殊建築物定期報告調査委託料です
が、こちらの方は建築基準法である一定以上の集会場等に関しては定期的に、県にその建築
設備であったり建築物の構造等についての調査と報告をしなければならないということに
なってございまして、今回、港会館と砂浜会館の建築設備の調査報告業務を委託するために、
予算を計上させていただいております。
○池田委員:よくわかりました。でも、今の特殊建築物定期報告委託料、こんなのはそんな
専門性がいるのですか。
○上野山主査:こちらが建築基準法では、一級建築士もしくは二級建築士の資格を有するも
のということになってございまして、和歌山県建築住宅防災センターというところに委託し
て、そちらから建築士さんの方へお願いして、調査していただくというかたちをとってござ
います。
○池田委員:それはもう決まりですか。
○上野山主査:法律の定めはございませんが、今現在そういうかたちをとらせていただいて
おります。
○池田委員:うちの職員さんで二級建築士かなにかをもたれている方はいないのですか。
○上野山主査:いるにはいます。
○池田委員:その方はできないのですか。しては駄目なのですか。
○上野山主査:してはいけないということではないと思います。
○池田委員:ならばいいのではないですか。
○嶋田部長:建築士の資格がなければできないということなので、今のかたちを取らせてい
ただいているのですけれども、今池田議員がおっしゃるように市の職員の中でそういう資格
があれば、対応するというのはごく当たり前の考えかというふうには思います。ただ、現実
のところ、各部署に配置している職員はその部署の職務で手一杯という実情もありますので、
今のかたちで推移しているというふうに思っております。
○池田委員:部長に綺麗にまとめていただいたので結構です。
○浜口委員:嶋田部長、しっかり答弁をしてください。今まで市の職員さんでどなたかがし
ているのではないですか。去年まで。一部だけを一級建築士にしているけれど、公共物の点
検にまわっている職員さんがいるでしょう。やっていませんか。知らない人には通っても、
知っている人はおかしいと思いますよ。
○嶋田部長:僕は一部というところの、パーツというかここの部分、というところをちょっ
と把握しきれておりませんので、今の説明になったのですけれども…
○浜口委員:ある部分においては有田市の職員さんでそういうことができる人がいるものも
ある。そのあたりは1回発注するともうそれが流れになってしますわけです。それで先ほど
言ったように、一元管理ができていればいいのだけれど、部署部署によって違うからバラつ
きが起こるという話をしているのですよ。1回よく点検してみてください。きちっと把握し
た答弁をしないと、この予算委員会で通ればもうそれでいいとその場しのぎにしてしまうか
ら、いつまで経っても改善的なものができていないというのが現状なのです。
○玉木委員長:13 節、委託料特殊建築物定期報告調査委託料なのですが、これに限らず、こ
れから市内の公共施設への建物定期報告調査これについて、後日で結構ですので、検査内容、
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職員でやっているものやっていないもの、それを精査いただいて、提出の方よろしくお願い
いたします。引き続き質疑を認めます。ご質疑ございませんか。
○池田委員:先ほどから医療審査手数料といくつか出てきているのですが、詳しく教えてく
ださい。戻るのですけれども、要所要所に出てきているのですよ。
○馬倉課長:医療審査手数料と言いますのは、障害で言いますと、障害サービスを受けたと
きに国保連合会を通じてそのサービスの請求が来ます、国保連合会で審査するための審査手
数料で、一件いくらという単価がありまして、それ掛ける件数ということになります。
○池田委員:63 ページの家庭児童青少年相談員(1人)118 万 8,000 円の詳しい説明を願い
ます。
○土井係長:家庭児童青少年相談員ですけれども、家庭や児童あるいは青少年のことで、悩
みや相談がある場合に相談できるようにということで、去年までは文化福祉センターの方へ
場所を設置しておりまして、電話相談や実際に来ていただいて相談を受ける者を置いており
ましたが、今年度からはこちらの本庁の方へ場所を移しまして、その相談を受ける者を置い
ております。月額9万 9,000 円で来ていただいております。
○池田委員:どれくらいの相談件数がありますか。
○土井係長:そんなに多くはないのですけれども、電話や直にということで月2、3件実際
に来られて…同じ方が何度も来ていただく場合もありますし、またこちらの福祉課の方で母
子の相談や一人親でということ、DV やそういった児童虐待の件で相談があった場合も、この
相談員の方にも一緒に聞いていただいて、一緒に検討していくということをしております。
○池田委員:相談員の方はそういう専門性をもたれた方なのですか。
○土井係長:今、来ていただいている方は教員免許をもたれている方です。実際に去年まで
は学校の支援員等も何年もされていた方に来ていただいております。
○池田委員:3件の相談で 118 万 8,000 円、この方は他の業務、仕事も兼任されている方で
すか。
○土井係長:他の業務とはここの庁内でということでしょうか。
○池田委員:わかりやすく言うと、電話が月に2件か3件でしょう。その対応のためだけに
座っているのですか。
○土井係長:今年度から家庭訪問支援という事業も始まりまして、そのリーダー役としても
務めていただいております。
○池田委員:家庭訪問支援員というここの部分ですか。
○土井係長:はい。そうです。
○池田委員:相談をされる、その相談をされた結果、この方はおっしゃるように専門性とい
うか学校支援員という経験もされてきた中で、いろんな相談事を解決されているのですか。
○土井係長:その場で返答できるものは返答させていただきますけれども、相談内容によっ
てはこの相談はどこへしたらいいかわからないけれども、まずはこの家庭児童青少年の相談
室に相談してくるという方も、たくさんいらっしゃいますので、その関連部署、保健センタ
ーなり福祉課なり、あるいは教育委員会というようなところへその内容によって、こういう
相談があったのですけれども、とつないでいく役割もしております。
○池田委員:アドバイス的な事ですね。これは臨時職員さんになるのですか。
○土井係長:報酬というかたちで来ていただいている方になりますので、賃金で雇う臨時職
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員さんではないということになります。
○池田委員:この方はこの要職に就いてかなり年数は長いのですか。
○土井係長:今現在の方は 27 年4月からこの任に就いていただいた方です。
○池田委員:今、子ども虐待などいろんな問題が頻繁に起こっているのですけれど、そうい
うことを未然に防いでいただけるように、きちっとした対応をとっていただいて、この有田
市でそういった悲しい事態が起きないように、全力で覚悟をもって取り組んでいただけるよ
うにお願いしておきます。
○上山委員:63 ページの上段、第三子以上育児支援補助金と第三子以降保育料補助金、これ
は保育料を無料にするというものだと思うのですけれども、対象人数など、この施策をする
ことによって第三子を産んでもらえる、どれくらい増えるかというような予測はありますか。
○馬倉課長:第三子以上育児支援補助金7万 5,000 円というのは、一時預かりや病児病後児
を利用する際、第三子以降のお子さんが利用したときに、助成するもので、今のところ 23
名程度が該当になるという予測で計上させていただいております。第三子以降保育料補助金
というのは新しい補助制度でございます。国の保育料の利用負担軽減措置によりまして、収
入 360 万円未満の世帯で第二子半額、第三子以降無償化。一人親世帯においては収入 360 万
円未満で第一子半額、第二子無償化ということが国の制度で 28 年度から行われます。その
国制度を優先した上で、発生する保育料を県の3人っ子政策の補助金を活用して、有田市の
方で第三子以降の児童の保育料を無償化しようとするものでございます。保育料の無償化で
すので、保育料については収入の方の減額になりまして、歳出の 153 万 6,000 円については、
保育所や幼稚園以外の児童発達支援センターや院内保育、企業内保育、認可外保育などの施
設もすべて対象として、第三子以降の児童について就学前まで年齢を引き上げて当該施設に
おける保育料を助成しようとするものです。効果等というところになりますと、すぐに検証
を行うというのはなかなか困難だと思いますけれども、今県内で第三子のいる家庭の率が
17.9 パーセントと言われていまして、有田市の方で今年度保育所に入る児童の中で第三子を
聞き取り調査で行ったところ、24 パーセントあるということで、有田市では第三子を希望す
る家庭が多くあるというふうに思っておりまして、そこに経済的な助成をするということで、
少子化をここでストップさせたいという思いで計上させていただいております。
○上山委員:153 万円とは少なくないですか。
○馬倉課長:保育料については収入減ということで、保育料の収入のところから減額で、収
入見込みが減額していることになっておりまして、153 万円については、児童発達支援セン
ター等を利用される方であったりというところを見込んで計上させていただいております。
今の聞き取りの範囲では病院内保育や企業内保育の利用者は、県内の施設何ヶ所か聞き取り
をしたところ、有田市の方での利用者がないということも踏まえて 153 万 6,000 円となって
ございます。
○上山委員:公立の保育所は、保育料の方から減額になっているから、その差額という意味
ですか。それ以外の分ととらえたらいいのですか。
○馬倉課長:はい。保育料以外の分を助成するかたちになります。その方たちについては1
回支払ったものを領収書か何かを持ってきてもらい、それを支払うというような方法になる
予定になります。
○上山委員:人数的にはどれくらいですか。先ほど 24 パーセントとパーセンテージではあ
53
りましたけれども、予算を組むにあたって大体何人くらいの…
○馬倉課長:第三子以降で 360 万円以上、未満も全部ひっくるめて保育所を利用している児
童のうち 145 名が第三子であるというふうに試算しております。
○万賀委員:64 ページの学童保育ですけれども、今有田市内で4ヶ所ですか、やられている
のは。全体の人数はどれくらいですか。
○馬倉課長:現在定員 150 名、4ヶ所施設で運営しております。
○万賀委員:4ヶ所で今現在は 150 名在籍しているとっていいのですか。
○馬倉課長:定員は 150 名で登録人数は 122 名でございます。
○万賀委員:有田市は今も1学年から3学年までですか。全国的には6学年までというよう
なこともだんだんと学童保育の中に取り入れていると思うのですが、そのあたりをあわせて
ご答弁願えますか。
○馬倉課長:平成 27 年度から有田市の方でも小学校6年生までの児童を対象としておりま
す。
○万賀委員:その前までは確か3学年までだと思ったので、兄弟のある家であれば小学校5
年生、6年生で下の子が行っているのに、上の子は行けないというような問題もあって今は
27 年度から6年生まで入るようになったと。この 122 名の中で高学年というのはどれくら
い入っていますか。参考のために。
○馬倉課長:はっきりした数字は…
○万賀委員:4、5、6年でいいですよ。大体でいいです。
○馬倉課長:おそらく 20 名は満たないと思います。と言いますのが、高学年になりますと
習い事等もございまして、学童保育へ行くというのもまわりの友達との関係性からすると少
し児童の中でも抵抗感があるようなこともあって、高学年の利用率は低くはなっております。
○万賀委員:高学年のそういう要望があったけれども、やってみたらそんなに、いろんな諸
条件で増えていないということで、今4ヶ所で、だいたい1ヶ所でどれくらい…平均とはい
かないと思うけれども、多いところで何名、少ないところで何名かそれだけ教えてください。
○馬倉課長:多いところで登録人数 40 名、少ないところで 22 名になります。
○池田委員:63 ページの子育て会議委員や訪問支援員、地域協議会委員などというのは、11、
20、10 人とあるので、これはどういう方がどういうふうなことでなっているのですか。
○土井係長:まず、子ども子育て会議の方は、昨年から会議をもちしまして、メンバーは学
校長や福祉部局、教育委員会等も含まれておりますけれども、この報酬にあげさせてもらっ
ているのは、一般から委員になっていただいている方で、学識経験者の方や子育て経験者、
そういった方になっていただいている会議でございます。
次に子育て家庭支援員の方は、今年度から始めました事業で、就学前までの家庭、全世帯
にまわる事業になっております。そういう家庭へチラシや情報誌等を持っていって、普段は
口に出せなかったけれども相談があるということを聞き出し、悩みを解決できるように持っ
ていけるようにということで、支援員を設置してまわるようにしている事業ですけれども、
それはふさわしい方をこちらの方で、いろんな方からも情報収集してなっていただけないか
ということで、依頼もしまして一般の方から 20 名なっていただいております。要保護児童
対策地域協議会は民生委員の主任児童委員さんや…これは児童虐待等に対応していく地域
協議会なのですけれども、代表者会と実務者会がございまして、警察関連、教育関連、福祉
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部局、そういう機関の代表者の方から代表者会が成り立ち、また実務者会の方は実際にそう
いう児童虐待等があった場合に対応していけるようなメンバーで保健師、各地区の民生委員
さん等もなっていただいているといったことで、会議に出てきてもらった際の報酬になって
おります。
○池田委員:家庭訪問支援員、これはどれくらいの頻度で家庭訪問するのですか。
○土井係長:委員さんたちを集め、始めるのが今年度の後半からになってしまったのですけ
れども、まずは、各学期に1回は各家庭にまわるというような頻度でいこうということにな
っておりまして、3ヶ月に一度は各家庭、就学前全世帯にまわるということにしております。
○池田委員:3ヶ月に一度確実に行くと、そのメンバーですが、たとえば、そういう役職が
あるじゃないですか。教育委員会であったりとか、教師であったりとかいろんな肩書きを持
った方がいいのか。こんなのは入っているメンバーによって、まるっきり方向が変わってく
るのですよ。そういう役職などにこだわらず、やはりきちっとした方を選んでもらわなけれ
ば、金額的にはそう高くはないのですけれど、こんなのは無駄なお金ですよ。学校の先生を
やっていたからといってみんな素晴らしい人かといえばそうでもないし、こんな素晴らしい
資格を持っているからといってもそういうふうなことに、長けている人かといえばそうでも
ない。このメンバーを選ぶのは責任がありますよ。会議をして、協議をして、その協議内容
を僕はチェックしますよ。ただ単にやったらいいとか…これだけ子どもが少なくなってきて
いるのですよ。その中でこういうところに携わる人というのは、やはりそれだけ真剣に考え
てもらわなければ困るので、人選はきちっとしていただきたいと思います。結構です。
○一ノ瀬委員:池田委員の関連なのですけれども、大体、ひとつの家庭あたりどれくらいの
時間を割かれているのですか。
○玉木委員長:どの部分ですか。
○一ノ瀬委員:子育て家庭訪問支援員です。
○馬倉課長:今年 27 年度から開始し始めまして、先ほども説明がありましたように年度の
後半から今まさにまわっていただいている状態で、実績の方はまだ集約できていない状況で
す。ただ、その家庭訪問支援員の方々に市としてもお願いしているのは、あまりこちらから
攻めるのではなくて、やはり相手方から話が聞き出せるような、相手が心を開いてくれてか
ら聞くような体制でということで、まだまだ浸透していないのでそんなに何分もかけて…心
を開いてくれれば聞く耳はもつのですが、今のところはこういう支援員はいるよ、私たちは
地域で見守っているよ、ということを周知するという段階になっております。
○中谷委員:62 ページの児童福祉事務事業の中で報酬のところの指定管理者選定委員1万
8,000 円あるのですが、これについて設けている理由と何名必要としているのか、去年予算
書になかったので、説明お願いします。
○土井係長:児童通所支援事業のさくらんぼの方を 26 年度から指定管理にしていますけれ
ども、26、27、28 の3年間でまず、最初の契約の契約が終わりますので、次の選定委員会を
28 年度に開きたいと思っておりますので、2名の選定委員さんで3度の委員会を開いて、一
回につき 3,000 円の委員報酬と考えおります。
○中谷委員:ということは、契約の度に選定委員さんが選ばれてというかたちになるのか、
そして前回選ばれた人が対象になるのかまた違う人になるのか、契約としては1年契約にす
るのか2年にするのかそれもわかればお願いしたいです。
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○土井係長:選定委員の方は前回と同じになるか、また今回選び直すかというのは、まだ検
討段階でありますのでまだ決まっておりません。前回委員さんになっていただいた方は、何
年契約ということではなっていただいておりませんので、また改めて検討します。
○中谷委員:結構です。
○池田委員:65 ページの病児病後保育事業、これはどうですか。利用度というか、もう何年
目になりますか。
○土井係長:25 年の9月末から初めましたので約2年半行っております。利用の方ですけれ
ども、最初の年は半年しかなかった上に、周知もまだ少なかったのでかなり少なかったので
すが、去年、今年の方も病気のお子さんをおじいちゃんおばあちゃんにみていただける家庭
が多いのか、実績としましては去年も 50 人満たない数で、今年度も4月から2月の今まで
で一応 32 件の利用となっております。
○池田委員:大体毎回これくらいの予算計上ですか。
○土井係長:委託料が業者の方からも検討した結果、少し値上げをということで、去年より
は金額が上がっております。
○池田委員:値上げ。
○土井係長:委託料というか、保育士さんの賃金の方のベースアップということが向こうに
ありますので、それに伴ってこの委託料が上がっております。
○池田委員:地域少子化対策。これは強化事業であり強化するのですよね。予算 618,000 円。
これで強化できるのですか。
○馬倉課長:地域少子化対策強化事業は主に行政パートナーとして活躍いただいている、わ
いがや娘さんがままカフェ等を実施して、子育て世帯の方々が今有田市でどんなふうな子育
てをしているか、またどういうことを求めているかというような生の声を聞いて、それを自
分たちの施策にも活かせていけたらというふうなことで、強化事業というのはネーミングと
してはふさわしいかどうかはちょっとあれなのですけれど、中身としてはそういうことでや
ってございます。
○池田委員:この中の講師謝礼 10 万円は。
○馬倉課長:具体的な講師先生をどなたにというのことはまだ検討中なのですけれども、今
若いお母様方の話を聞くと、子育てについて知識だったり、情報だったりというのを有田市
のお母さんはすごく欲っしているというようなことが見受けられます。そういう中で、お母
さんたちの日々の子育ての琴線に触れるような、講師先生をお呼びできたらということで計
上させていただいております。
○池田委員:これは僕の個人的な意見なのですが、講師先生がどういう方かそれも大事なの
ですけれども、子どもを増やすとか子どもの医療とかいろんな問題があると思いますが、今
は有田市立病院には出産できるところはないですが、昔のことを思うとはるかに今の方が医
療も発達しているわけじゃないですか。その中でこの少子化問題をどのようにとらえられて
いるのかというところがものすごく気になっていて、子どもを本当に増やすには僕は経済、
それともう一点、教育だと思うのです。女性が子どもを身ごもることがどれだけ素晴らしい
ことであるか、家族をもつことはどれだけ素晴らしいか、家族や兄弟の存在意義などそうい
ったものを小さいうちにどれだけ教育するかで変わってきます。
そういう根本的なことを理解せずにこんなのをいくらやっても無駄遣いです。強化事業で
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しょう。地域少子化対策強化事業。行政ですから市民にどれだけ行政サービスをできるかが
問題なのですけれども、やはりサービスの方向性というのを間違えたら駄目だろうし、保護
はしてもいいけれど過保護は駄目だと思うのですよ。例えばさっきの子どもに対することで
もそうですけれども、どこまでその子どもさんに対してこの方々は理解されているのかと思
うのですよ。前にも言ったけれど、子ども目線で考えていたらこんなもの、子どもは成長し
ないわけですよね。だからそういったことも考えて人材もこういった事業もそうですが、適
材適所のところにお金を入れていく、改革をしていく、正直に言ってこんな予算は認められ
ない。少なくとも僕は。でも我々議員がそこまで腹をくくって、議決権を執行しない限り、
僕はこの有田市は変わっていかないと思っています。
だからそこまであなた方当局は、きちっと公費の使い方というものを考えていただいて、
やっていっていただきたいと思います。結構です。
○上山委員:64 ページ、説明欄の 13、学童保育のことですが、場所によって学校でやって
いるところとか、よその施設でやっているところとか、いろんな声を聞く中で、やはり学校
でできないのかと。今は子どもが少なくなってきていて、空き教室を利用したらそういった
施設の利用料なども減って、こういう予算はちょっとずつ改善されるのではないかという声
と、学校からそのままどこかへ行くことによって、学校内にいれば安心できるというような
声をよく聞くのですが、今後子どもが減っていく中で、空き教室が出てくる可能性などある
と思うのですけども、今後の考え、そういう声を聞かれませんか。
○馬倉課長:上山委員がおっしゃるとおり、私たちも余裕教室を使って、各小学校内に学童
保育が開設できればいいと思っております。ただ、余裕教室がなかったり、という学校もあ
りまして、それが今は実現できていない状況ですけれども、今後は教育委員会とも十分議論
し、連携して各学校内に1ヶ所ずつというところを目指していきたいと思っております。
○上山委員:一日でも早くできれば親御さんは安心できると思うのですよ。今世の中でいろ
んなことが起こっていますので、学校内でできるように最善の努力をお願いします。
○西口委員:今のですけども、法律では学校を使って各校区でするのがよろしいですよと2
年前か、法律ができて変わったわけです。その中で、うちも箕島小学校で途絶えていました
が、去年から再開になって教室を使っているわけです。そのあたりで教育委員会と市全体で
とらえていかないと…やはりそういう部分が大事だと思うので、相談して、今は箕島小学校
でもやれているけれども、そういうような関係の中では、なかなか施設の利用と法律ではこ
うなるのと、先ほどいろいろ出ているけれども、ひとつの行政でしている中では、やはり国
からの独自の分と、予算案のここを見てもらえばわかるように、金額がついて、倍ついて、
3分の1は地元のを大体起用しているから、向こうから言ってきたものについては、こうな
るのでなかなか予算の配分と、そして動かしていき方、これは本当に難しいところであると
思います。だからやはり一度全体で、正直あなたのところだけではいくら信念をもっていた
としても解決できないと思います。
そのあたりを全体で一番大事なのは何か、最終的にはあなたのところだけを責めているの
とはないと思います。全体でこう考えて、たとえば議会で、今日みたいな委員会で意見が出
たものを話してもらって、そして改善で一歩でも進むようなことにしないとなかなか…だか
らいろんな委員の報酬の単価は別として、各委員の選定はいろいろあると思うけども、これ
については自分のところで、選定しているのでしょう。議員は、今は審議会などは入ってい
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ないけれど、有識者になってみたり、市会議員になってみたり、教育関係者とかそのあたり
がどうしても充て職で、なり手がなかなかお願いしても、受けてくれなかったりという中で
大変だと思うので、これは一回全部で、部長、今ここで聞いたものは持って帰って、そうし
てやらないと全体が動かないようになると思います。
福祉の場合は余計そうです。いろいろ努力してしてくれていますが、たとえば交流センタ
ーを建てるといったら、こんな建物を建ったから、どうしても市長たちに市当局はダウンロ
ードだなんだというところには平気で金を使うけど、こんなところの福祉については節約す
る。そのあたりを一度して全体の庁舎の政策会議などで意見を言って、ここで聞いたことは
反映するように、議会の意向は池田議員が言ったような内容の気持ちはみんな持っています。
だからあなたたちのところは仕事をしているとかしていないとかそういう部分ではなく、一
度全体でしてもらわなければ、金の、成果とかこうだとなったらやりにくい。建物なら建っ
たらわかる。そういう部分があるので、部長、みんなに言われているのだから、言われたこ
とは一気にはなりにくいですけど、徐々に改善していかなければ、部下がかわいそうです。
○浜口委員:62 ページの児童福祉総務費の本当に小さいことです。この説明欄の児童福祉事
業の指定管理者の説明をただいま聞きました。26、27、28 でさくらんぼのほうもしなければ
ならない、また医療法人の方も山地の老人ホームの審査もしなければならないと。児童福祉
総務費の指定管理業者の選定委員については 18,000 円と上がっているのですよ。ただし、
山地の老人ホームの選定委員が 9,000 円で半分です。どっちか重いかどっちが軽いか知りま
せん。
例えば、これを 900 万円と 1,800 万円に置き換えたら莫大な金額です。これもひとつ矛盾
があるのではないかと思うのです。指定管理者選定委員が同じ人だとして、片方については
倍で、片方については半分です。どこでどう違うのか。気がつかないのかと思うのですが。
○岩田課長:大変大きな委託で、老人ホーム契約するにあたって選定するのですけれども、
十何人いるのですが、ほとんどの方が公職の方でして、報酬が発生されるのが1人ではない
かということで、予算計上させていただいております。
○浜口委員:山地の方は報酬が要らないところが多いのですか。
○岩田課長:報酬が要る人が1人ではないかなというような…
○浜口委員:山地の方が1人か。
○岩田課長:はい。他はいろんな公職にあたっている方にお願いするので、報酬が発生しな
いというふうに…
○浜口委員:もう一つの児童の方については公職に就いている人が少ないのか。
○馬倉課長:さくらんぼの選定は報酬が必要な選定委員さんが2人と見込んでおります。
○浜口委員:お金を渡さなければならない人が2人、さくらんぼの方は。向こうは1人で2
分の1になっているわけですね。私とすれば、もっと重たい方のところには 9,000 円しか出
さないで、軽い方には1万 8,000 円、たかが 9,000 円されど1万 8,000 円だけど、聞いてお
いたのです。そんなところまで詰めたことをしてくれていたわけですね。百点満点の答弁で
す。
○玉木委員長:会議の途中ですが休憩を入れたいと思います。2時 35 分まで休憩いたしま
す。
午後 2時21分 休憩
58
午後
2時35分
再開
○玉木委員長:それでは、休憩前に引続き委員会を継続いたします。ご質疑ございませんか。
○池田委員:67 ページの最上段、母子家庭自立支援費。27 年度予算と比べると減っていま
すよね。ということは自立されているということですか。
○馬倉課長:母子家庭自立支援費は、母子家庭高等技能訓練促進費や自立支援訓練給付費、
ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業の3つを積算して、計上させていただ
いております。現状、支援している人があり、その人が巣立ったために減額になったという
ことではなく、対象となる人数が、実績に応じて少し積算をするのに対象を1人にしたとい
うようなところで減額になっております。
○池田委員:これによって母子家庭が救われているといいますか、当局的にはどうですか。
○馬倉課長:ひとり親家庭の所得が少なく、子どもにも負のスパイラルというのが懸念され
るところでして、この支援は大事なものであると感じております。去年、保育士の資格をと
るということで、支援したケースもございます。
○池田委員:先ほどの説明で、高校卒業の資格、そういった支援。だいたい何人くらいの方
が支援を受けて、何名くらいにどれくらいのお金の支援をされているかわかりますか。
○土井係長:自立支援費には、何種類かありまして、自立支援訓練給付費というものがあり
ますが、パソコンを習いに行ったりとかの場合には 10 万円に対して上限 2 万円までのテキ
スト代とかの補助をする給付費の場合もありまして、それは近年利用する方がいらっしゃら
なくて社会保険を以前お持ちであった方であれば、ハローワークのほうからそれが給付でき
て、それに該当しない場合は、市のほうから給付する制度でございます。
一番市で促進しているパターンが多いのが、母子家庭高等技能訓練促進費でございまして、
課税世帯でございましたら1ヶ月7万 500 円を給付しまして、保育士や看護師のような資格
を取得するために2年か3年学校へ通っている場合、経済的に働く時間がないということで、
給付を行っておりますが、過去に多いときでは年に2名の利用もございまして、今年度は一
昨年から利用されておりまして、3年間保育士の学校に通っておりまして、9月で終了され
た方もございます。現在、利用者はございません。
○池田委員:現在は利用されていないということですが、以前にこの制度を利用して、途中
でおやめになられたとか、申し込みだけをして、すぐにやめてしまったとかというケースは
ありますか。
○土井係長:私も 24 年度からこの事業に関わっておりますが、その間に途中でやめられた
方はおられません。毎月在学証明書の提出を受けて給付をしますので、その際話をしたとき
には、しんどいよ、たいへんなんやということも聞きますが、頑張ってねということで相談
しながら、続けていただいて、頑張って資格を取得していただいて、正職員になっていただ
くということを目標にしていただいております。
○池田委員:こういった制度を利用して、いろんな資格を取得していただいて、自立をして
いただければいいのですが、こういったものを利用して、逆にお金だけを搾取してというよ
うなパターンも過去にはありましたか。
○土井係長:毎月在学証明書もいただいておりますし、半期ごとに試験の結果も提出いただ
いて、試験をクリアしていってるかということも確認しておりますので、なかなか不正とい
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うのは難しいと思います。
○池田委員:途中で問題があった場合は打ち切れるのですか。在学証明書は在学していれば
誰でも持ってくるではないですか。試験結果等で確認されていると思いますが、最終的に合
格できずに資格取得できなかった場合はどのような対処をされるのですか。これは返済して
もらわなくてもいいものですよね。
○土井係長:これは給付費ですので、返済は不要です。これまではほとんど取得できて、就
職もできております。最終的に取得できなかったパターンは経験しておりませんのでわから
ないですけども。
○池田委員:はい、OKです。
○西口委員:保育士さんの賃金で、同じくらい上がっています。正職員は 50 名で上がって
金額が同じくらいです。同じくらいの人数で、正職員と、アルバイトであまりにも待遇に差
がありすぎるという意見があるので、待遇の改善というのかな、少しずつでも、3年勤務し
たらこうやとか。1年目より2年目、2年目より3年目の勤続年数での改善を、議会もある
団体から話があるので、とりあえず意見として、以前から何とか今の状況の中では改善の方
向で、財政の問題もあるけども、やっていってほしいという要望もしているので、もう予算
が計上されているけども、考えていくような方向を部長、財政当局なりに話をしてよ。担当
の人に聞いても、答えにくいと思うので、これだけこの場で申し添えておきます。
○一ノ瀬委員:67 ページの 11 の修繕料ですが、どこの修繕ですか。340 万円。
○土井係長:1ヶ所2ヶ所ではないのですが、全ての保育所において、修繕費が老朽化等に
伴って必要になってきておりますが、大きいものは保田保育所の教室のシロアリ被害による
床下修繕に約 130 万円見込んでおります。他の保育所も床の剥がれ等の修繕工事が必要な箇
所が多々ございまして、合計しますと 340 万円程になるかと思われます。
○一ノ瀬委員:漠然と見て修繕費にかけるお金は少ないと思います。床下も然りですが、保
田は台風の時期で強風になると壁が剥がれて近隣の住宅へ飛んでいく可能性もありますの
で、そういうところの気配りも入っていますか。
○馬倉課長:おそらくそれは積算には入っていないと思います。保育所も子どもの安全を優
先に、順位をつけて福祉課へ要求していただいて、それを担当課から財政へ要求した結果 340
万 9,000 円ということで計上させていただいております。これ以外のものにつきましては、
必要に応じて補正で対応することがあり得るかも知れません。
○一ノ瀬委員:わかりました。補正予算で計上されれば、この件あると判断します。以上で
す。
○池田委員:今の関連で、修繕費 340 万円。今の説明では保田の床下のシロアリ。次のペー
ジに害虫駆除委託料が毎回ありますが、これとは別ですか。
○土井係長:この害虫駆除は、調理室のゴキブリとかの害虫駆除を上げております。
○池田委員:その 340 万円の修繕費。ある程度の予算ですから、この金額を算出した内訳は。
○馬倉課長:保育所ごとの積算内訳はございます。
○池田委員:あるのですか。ちょっと答えてくれますか。
○馬倉課長:主だったものを申し上げます。箕島保育所はトイレの仕切り板。運動場総合遊
具の腐食箇所の修繕。宮崎保育所はトイレの小便器前の修繕。保田保育所はすみれ教室の床
修繕。宮原保育所は北側園舎の天井張替え。古江見保育所はチューリップ組入口の修繕、糸
60
我保育所は床張替え修繕。そと浜保育所はトイレ入口扉の取り付け等でございます。
○池田委員:だいたい内容はわかりましたが、以前、委員会視察で保育所を回らせていただ
きました。その後、委員会からの要望を出したと思いますが、そういったことは全く無視さ
れて、それとも考えられて予算計上されたのか。
○馬倉課長:あのときにご指摘のありました宮原保育所の天井でありますとか、保田保育所
の床というのは含み計上させていただいております。
○池田委員:まだ、あったと思いますが。
○馬倉課長:もれていたら申し訳ないです。すみません。
○池田委員:わかりました。それと、67 ページの講師謝礼。これは何の講師謝礼ですか。
○土井係長:ここでとっております講師謝礼は、保育士が研修するために講師を呼ぶための
講師謝礼でございます。
○池田委員:どういったことをされるのですか。
○土井係長:子ども達にティーボールを教えていただくための講師謝礼も含んでおりますし、
アレルギーの対応のときのエピペンの使い方等の話で北出病院の先生に来ていただいたと
きの講師謝礼と、また年少時から子どもの体力をつけることが大切ということで、そういう
ことに関する講師も呼んでおりますので、その場合の講師謝礼でございます。
○池田委員:OKです。
○上山委員:69 ページ、説明欄 19、インフルエンザワクチン接種費助成金9万円とありま
すが、この対象は先生ですか。
○馬倉課長:そうです。臨時職員が接種した場合の助成金です。
○上山委員:臨時職員さんのみですか。
○馬倉課長:正職員は共済の助成がございます。社会保険にはそのような助成がないという
ことで、それを補足する為の助成金でございます。
○上山委員:まちづくり懇談会で、児童へのインフルエンザ予防接種の補助について意見が
ありましたが、そのとき部長が答えられていましたが、今後、子どもに対する助成はないで
すか。
○嶋田部長:インフルエンザの予防接種に対する助成は、今よく縦割りと言われていますが、
子どもさんに関しては、他の部署が対応ということになりますが、ここでの考え方としては、
保育士に対する考え方で、子どもさんの助成に関しては、厚労省からのいろんな考え方の中
で、補償も含めた判断を加味しつつ、今、有田市としては 65 歳以上の高齢者への補助のみ
に留まっているのが現状であります。
○上山委員:わかりました。ここ保育所ですからね。
○生駒委員:今、保育士さんの定員は満たされていますか。
○馬倉課長:4月からの入所希望児童については、臨時職員さんを含め保育士は配置できて
おります。
○生駒委員:聞いた話ですが、所長されていて、退職されて、再雇用されている方もおられ
るということですが、そういうことはありますか。
○土井係長:所長をされていて、退職されて、後に現在、ある保育所では、早出や延長の部
分を勤めていただいている先生はございます。
○生駒委員:ボランティアではないですね。
61
○土井係長:賃金をお支払いしております。
○生駒委員:その人たちを含んで定員が満たされているということですか。
○土井係長:本来、子どもの数に対しての、置かなければならない保育士の数は、その方た
ちを除いても満たしております。
○生駒委員:わかりました。
○宇野委員:69 ページ、3の 13 節、広域入所保育事業についてお伺いします。1,020 万円
の予算がついていますが、親御さんが働く場所によって、子どもさんをその近くの保育所に
預けたりとか、また通勤途中の保育所に預けたりとかだろうと思いますが、この事業を利用
している子どもさんは何名おられますか。
○馬倉課長:28 年度の予算で計上させていただいているのは、委託で 12 名を見込んでおり
ます。26 年度の実績は、委託で 17 名です。12 名は今現在、福祉課に申し出のある人数にな
ります。人数が減少したことによる減額でございます。
○宇野委員:受入れはどんなものですか。
○馬倉課長:28 年度で 11 名を見込んでおります。
○宇野委員:先ほどから学童保育のことも話が出ておりましたが、今は、12 名ということで、
年によっては受け入れ態勢も変わってくるだろうと思いますが、今度はそれが新たに学童保
育に加わってくるということは十分予見されて、拡張の事業に対する方針はとっておられる
と思いますが、その辺はどうですか。小学校になると有田市にいることになります。
○馬倉課長:この方たちが学童保育を希望されるかという予測は難しいところですが、また、
学童保育に申し込みをいただいて利用していただくことになると思います。それは、学童保
育利用定員内で受け入れていくことになります。
○宇野委員:それはおかしいのと違う。結局、家で保育できないから、職場近くの保育所に
預ける。もしくは通勤途中の保育所に預ける。有田川町であったり、湯浅町であったり。そ
の子どもさん達が小学校へ入学したときに、小学校は地元になると思います。そうなったと
きに、仕事は変われないからそのままだと思うので、そのときの予定はしていますかという
ことでお尋ねしたのですが。
○馬倉課長:希望のことですので、予測しがたい部分がありますが、その方が希望されれば
学童保育は利用していただけると思います。
○宇野委員:そう答えてくれたらいい。そのときになれば、預けなくてもいいようになって
いるかもしれないし、学童保育の待機者が多いということも耳にしますので、そのときはど
うするのかと思ったので、1,020 万円という大きな金額もかかっているので。では、そのと
きは、そのときで、絵を描いていくということですね。
○万賀委員:私もそこのところを聞きたかったので。27 年度は 1,500 万円で 28 年度は 1,020
万円。1人あたりの負担金は。保育所によって差違はありますか。
○土井係長:各保育所によって施設管理費等換算する料金も違いますので、多少のずれはあ
りますけども、1人につき年間 90 万円から 100 万円といったような金額になっております。
○万賀委員:了解。もう1つ。68 ページの 12 節のところで配信手数料 16 万 4,000 円計上さ
れていますが、中身を教えて、どんな配信をしていますか。
○馬倉課長:配信手数料ですが、緊急用地震速報受信回線 1,944 円の 7 ヶ所の 12 ヶ月分で
ございます。
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○万賀委員:了解です。
○堀川委員:保育所費の部分だけではないですが、職員給与と臨時職員の賃金で、ここが極
端にわかるので言いますが、職員給与3億 2,769 万 7,000 円、臨時職員のほうが人数は多く
て、賃金が1億 5,405 万 1,000 円で職員の半分。賃金の格差以外に、福利の面、有給休暇の
日数、年休取得時間等いろんなことを考えると、ものすごく差がある。ましてや職員は退職
金もある。そこで僕は一般質問で、15 年以上勤める人、10 年以上勤める人、何らかの面で
改善してあげてほしいと投げかけたことはありますが、ここの保育士さんだけの話ではなく、
市民サービスについては、臨時職員で支えているというくらいの人数があるので、そこのと
ころの見直しは、この場で言ってもどうにもならないと思うので、嶋田部長が、会議で臨時
職員の待遇についての提言をしていただきたい。頼んでおきます。
○児嶋委員:69 ページ、2地域子育て支援センター事業について、どれくらいの方が利用さ
れていますか。
○馬倉課長:26 年度の実績ですが、利用者数は 6,303 人となってございます。
○児嶋委員:少し前から開設されたと思いますが、利用者は増えていますか。
○土井係長:24 年度からそとはま保育所へ支援センターを新たに設置しましたけれども、当
初は 5,000 人程度の利用者であったのが、年々500 人程度増えまして、今は 6,000 人を越え
る利用者となっております。
○児嶋委員:利用者が増えているのは喜ばしいことです。以上です。
○池田委員:70 ページ、ひとり親家庭の医療費は、父親、母親に限らずひとり親家庭に対す
る医療費と理解していいのでしょうか。
○土井係長:父子家庭、母子家庭の両方に適用しております。所得制限はございます。
○池田委員:所得制限額は。
○土井係長:ただいまその表を持ち合わせておりませんが、扶養者によって、所得制限の金
額も変わってございます。後ほど提出でもよろしいでしょうか。
○池田委員:それはそれでいいんですけど、先ほどの保育所3人目 360 万円やったかな、所
得制限。これも所得制限を設けているわけですよね。それはいいと思います。医療費は今中
学生まで無料ですよね、ひとり親と違いがあるのですか。所得制限は設けていなかったと思
いますが。
○馬倉課長:ひとり親家庭医療費は、県の制度で、事業費の半分が県補助金でまかなわれま
す。ひとり親家庭医療に該当する場合は、ひとり親家庭医療を持っていただき、非該当の場
合は中学3年までこども医療を持っていただくことになります。
○池田委員:ひとり親家庭医療について子どもは 18 歳まで無料。中学生まではこども医療
は使えるのですか。
○馬倉課長:ひとり親家庭医療に該当する子であれば、優先してひとり親家庭医療を持って
いただくということになります。
○池田委員:わかりました。70 ページ、児童厚生員は何をするのですか。
○馬倉課長:児童館に置かなければならないと位置づけされておりまして、どういう方かと
言いますと、保育士、幼稚園の教諭、小学校の教諭の免許や、児童福祉施設で2年以上の勤
務経験がある方が児童厚生員という総称になります。役割としましては、子どもの遊びを通
じて子どもの成長を促していくという役割と位置づけられております。
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○池田委員:何名おられますか。
○馬倉課長:現在は、港町児童館と砂浜児童館に2名ずつおります。
○池田委員:4名で 565 万 8,000 円。これは常勤ですか。
○馬倉課長:8時 30 分から 17 時 15 分までで、常勤です。
○池田委員:置かなければばらないとなっているわけですよね。公募されるのですか。
○馬倉課長:他の保育士さんと同様に更新はありますけども、6ヶ月間の契約期間で契約を
結んでおります。
○池田委員:まずは公募で。
○馬倉課長:欠員が出れば募集してということで行っております。
○池田委員:この4名はおいくつくらいの方ですか。
○土井係長:ほぼ 30 歳前後のものが勤務しております。
○池田委員:結構長い期間されていますか。
○土井係長:約5年勤務している者が2名と2年勤務している者が1名、今年度からの者が
1名おります。
○池田委員:児童厚生員ということなので、目的があって置かれているのでしょうけど、職
責をきちんと果たして職務に専念していただけるように、是非指導も忘れずにお願いいたし
ます。
○一ノ瀬委員:70 ページ、児童館管理運営事業の食糧費の説明をお願いします。
○土井係長:夏まつりを行う際のジュースや、お菓子を購入する費用であったり、児童館で
子ども達とクッキングの会を開くときがありますので、そのときの食材費となってございま
す。
○一ノ瀬委員:わかりました。
○池田委員:71 ページ、就労支援員と預貯金状況調査手数料の説明願います。
○佐原係長:就労支援員でございますが、これは平成 27 年度より義務付けられたものでご
ざいまして、全ての福祉事務所で、被保護者に対して就労支援を行うということで、配置を
義務付けられたものでございまして、有田市の福祉事務所におきましては、ハローワークに
勤められていた方を1名雇用してございます。預貯金状況調査手数料でございますが、紀陽
銀行等の金融機関に対する預金調査の手数料でございます。
○池田委員:生活保護を受給される方の預金調査のための。保護の申請が上がってくれば、
簡単に金融機関等も開示してくれるわけですか。
○佐原係長:生活保護法第 29 条による調査でございまして、現在、厚労省のほうから、全
銀連等にも協力要請しておりますので、ほとんどの金融機関及び郵便局等は協力してくださ
っています。
○池田委員:わかりました。次のページ、医療費支払審査委託料とレセプト点検業務委託料
は別々にするのですか。
○佐原係長:医療費支払審査委託料でございますが、各医療機関が社会保険基金に請求しま
して、それの支払基金に対する支払委託でございます。レセプト点検業務委託料は、各医療
機関が提出したレセプトで重複受診がないか等の福祉事務所としての点検委託でございま
す。
○上山委員:72 ページの生活保護扶助事業で前年度より 2,580 万円の増額となっていますが、
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増えた要因とか、世代年齢別とかは把握していますか。何人くらい増えましたか。
○佐原係長:要因でございますが、生活保護法が 25 年、26 年、27 年と3ヶ年かけて、国の
ほうで扶助費の総額を減らすという、通常は物価スライドをするのですが、この施策が今年
度で終わりまして、来年度からは、物価スライドに変動していきますので、基準改定も含ん
でおります。また、医療費につきましては、診療報酬の改定で本体部分の増額となりますの
で、その分も見込んでおります。
○上山委員:基準改定と医療費の改定によるもので、人数的に増えたから一気に増額したと
いうことではないのですか。
○佐原係長:昨年度と比べまして、この2月末の被保護者数ですが、それほど増減はござい
ません。
○上山委員:増える見込みもなしに、横ばい状態が続いているということですか。
○佐原係長:被保護者でございますが、平成 24 年、25 年、26 年に一度に急激に増加しまし
たが、今年度はほぼ横ばいの状態でございまして、来年度につきましてもほぼ横ばいだと推
定をしております。
○上山委員:過去3年間の増えた要因の把握はされていますか。
○佐原係長:過去3年につきましては、高齢者の介護施設への入所による相談等が大きく占
めておりまして、介護扶助、医療扶助の増で金額は増えております。
○上山委員:高齢化がどんどん進んでいますが、その面については大丈夫であるという予測
ですね。
○佐原係長:介護保険制度につきましては、低所得の方の制度が充実してきておりますので、
それでカバーできると見込んでおります。
○上山委員:わかりました。
○宇野委員:医療扶助について説明してください。2億 4,400 万円。
○佐原係長:2月末現在におきまして、入院の医療扶助を受けている世帯は、9世帯となっ
ておりまして、長期入院の方が多くなってございます。入院外の医療扶助につきましても 209
世帯ございまして、ほぼ生活保護を受給している方はすべて医療にかかっているという状況
でございまして、また、非常に高額なC型肝炎の特効薬が保険適用になりましたので、それ
を服用されている方もおりますので、その分の増額も見込んでおります。
○宇野委員:各家庭への保険証の配付はどうなっていますか。
○佐原係長:生活保護につきましては、医療保険には加入できませんので、保険証はありま
せん。
○宇野委員:実費だから、より高くつくということですか。
○佐原係長:そういうわけではございませんが、10 割生活保護で負担するということであり
ます。
○宇野委員:209 世帯が通院と9世帯が長期入院。またC型肝炎の特効薬とそれらを含めて
これくらい必要になってくる。わかりました。
○池田委員:生活保護の問題もいろいろあり、改めて佐原係長のところに全部出してもらい
に行きますが、適正に実施してくれているのだろうと思いますが、生活保護で保護されてい
るほうが、お得的な、日本人としてあるまじき考えの方、またそうでない諸外国の方もいる
と思いますが、これをなくしていくには、やはり昔は保護をもらうと恥ずかしいと思って皆
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一生懸命に働いたわけです。そこら辺のことも考えて、教育委員会と連携してきちっとした
教育を是非行っていってください。不正は断じて許さない。よろしくお願いします。
○浜口委員:今生活保護、一つ目は既得権という話があって、既に生活保護を受けている人
は、長期スパンになっている。本当に困っているという人が、地域の民生委員さんを通して、
生活保護の申請をする。各金融機関に対して、預貯金がないかを調べる。生命保険まで調査
する。そして、少しでも援助してもらえないかということで、申請者の親、兄弟、子まで封
書を送る。そういった厳しい査定をしているが、最近生活保護をもらっている、しかし生活
は改善した。この際自立してよとなった事例がありますか。
○佐原係長:平成 27 年度におきまして、就労により自立をされた方もございまして、現在
も就労で生活していると聞いてございます。
○浜口委員:生活保護が、ものすごく市民の間で、語られています。あそこの家は結構やの
に、なぜもらってるんよ。うちももらいたいよという人が多い。あなた方の耳にも入ってい
ると思う。それが既得権。
二つ目は有田市の窓口は厳しい。海南でもらえたよという人もある。それは各自治体で決
めることやから。しかし、私に知っている範囲でみると、有田市は1度もらった人は、しぶ
とい。子どもの時にもらって、成人してもまだもらっている。有田市の場合は事情をよく調
べて、もうあなたの家庭は生活保護なしでやっていけるのではないですか。という声掛けが
少ない。海南市はかなり中身を洗っているんよ。景気が悪くなって、生活保護申請するずる
い人、もらうほうが得だという人、中には本当に困っていて申請を願い出る人もいる。この
見分けは大変だと思います。特に有田市の場合は8つの自治会で特に人口比率的に多い地区
に固まっている。生活保護から自立させることも視野に入れてもらわないと、今民生委員の
人で、地区地区の民生委員さんから書類を上げるわけ。何回行っても駄目なので、議員先生
行ってよとこちらにふってくる。困っている人には生活保護をしてあげればいい。そろそろ
自立をしてもらったらいい人もいると思う。その点よく見極めて、進めておくれよ。有田市
の保護者は人口的にみても、そんなに多くない。もっとも少ないのは下津町。保護者は有田
市の半分くらい。その役職に就いているのだから、メリハリをつけた行政を考えてほしい。
以上で終わります。
○西口委員:1市3町の保護率はわかりますか。
○佐原係長:一番保護率が高いのは湯浅町でございまして、20 パーミルを越えてございます。
次は広川町で正確な数字は忘れましたが、15 パーミルを越えてございます。次が有田市でご
ざいまして、8.41 パーミルでございまして、ほぼ県平均でございます。一番低いのは有田川
町でございまして、3パーミルでございまして、県下で下から2番目となってございます。
○西口委員:これは政策です。有田川町については合併しているけども、吉備、金屋、清水
でありました。私の記憶が正しければ、昔、清水町は1件、金屋は5件。経済力は有田郡市
であれば同じようなもの。地域性とか歴史とかの部分もあると思うけども、そこら辺りをみ
て、改善、改革に進めていただきたいと思います。
○玉木委員長:教育扶助 70 万円。これは義務教育にかかる扶助ですか。就学援助というこ
とかな。
○佐原係長:義務教育にかかる扶助でございます。
○玉木委員長:了解です。義務教育ですね。
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○宇野委員:生活保護のほうが、年金受給者よりも多い。一生懸命絞って絞って年金かけて
きてきているのに、もらうようになったら生活保護のほうが多くて暮らしが楽。そういう話
も聞きます。お願いというか、希望的ですが、職員の皆さんにも聞いたことあると思います
が、改善の余地があれば、県の策か、国策かわからないけど、部長、発言できる場面があれ
ば、ぜひしていただきたいと思いますがいかがですか。
○嶋田部長:生活保護受給者と年金のみの受給生活者の方との比較というのは往々にしてさ
れますが、生活保護の受給者というのは、1人の人が一律で幾らという形ではありません。
障害があったりですとか、いろんな付加されるものはある人ない人は確かにあって、ここで、
同じ1人でも金額が違うということはあり得ます。一方年金受給者というのは、年金で月額、
年額で幾らでこれだけと。これと生活保護の受給資格を審査すると、年金受給者の全体額が、
オーバーするという現実もあります。すれすれの分ですけども、確かなオーバーであれば問
題はないですけど、すれすれの部分がありますので、その部分の方と、加算が付く方が若干
上回る可能性がないこともないです。全て上回るということではないんですが、そういう実
状がありますので、これはいろんな会議の中でも、当然、法律の決まりごとの中で対応して
いくべきというところに置いているのですが、国のほうでもいろんな意見を踏まえた考え方
で、生活保護制度の、支給率を調整したりとかは現実としてありますので、そこら辺での対
応になるかなというふうに考えております。もし、そういうことがあれば、意見として出さ
せてもらうことには努力させてもらいます。
○宇野委員:時の経済情勢もいろいろあるし、もらうにあたっても、今部長が言ってくれた
ように、いろんなパターンもあるやろし、年金受給者はだいたい決まってしまっているから
な。その辺のところで多く聞くので、是非発言できる場面があれば、お願いしておきます。
○玉木委員長:ほかご質疑ございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第3款に対する質疑を終結いたします。
4時5分まで休憩いたします。
午後 3時53分 休憩
午後 4時 5分 再開
○玉木委員長:それでは休憩前に引き続き会議を開きます。
今日6時まで延長ということで皆様にご理解いただいておりますが、第4款の衛生費で
終わりたいと思います。議事進行へのご協力よろしくお願いしたいと思います。
それでは、第4款衛生費について当局の説明を求めます。
(予算説明書P73 ~P82 )
○山﨑課長:歳出
○嶋田課長:歳出
第4款
第4款
衛生費の関係部分の説明
衛生費の関係部分の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。
ご質疑ございませんか。
○万賀委員:75 ページ、病院事業会計繰出事業。前年度と大差はないのですが、26 年度の
決算でもこの倍くらいのお金が要ったと思いますが、当初の予算ではこういうことで上げて
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きております。これはあくまでも予算であって、また今後病院の先生が来てたくさんの収入
があれば、この範囲に収まるということであるのだろうと、今後の見通しということを聞け
ば答えられますか。
○大松課長:病院事業への繰出ということで、今年度予算、26 年度決算と比べて減少してい
る中で、今後の見通しということでよろしいでしょうか。26 年度は9億 7,000 万円という繰
出しをすることで病院事業を立て直す。27 年度につきましては、病院のほうで、動向につき
ましては逐一議会にご報告させていただいていると思います。26 年度に比べまして 27 年度
は、回復基調にはございます。万全の態勢かと言いますと、まだまだ医師数に関しましては
平成 24 年当時のことを思えば、少ない状況ですが、その辺のところ、医大をはじめ全国に
医師を求め、また先般の議会では要望書の提出といったご支援をいただく中で、一生懸命に
取り組みを進めているところでございまして、改革改善に向けて、病院のほうで頑張ってお
ります。27 年につきましては、26 年のような赤字とまではならないまでも、黒字に転換で
きるのかというと、今の見通しでは、まだまだ、厳しい状況が続いているということで承知
しております。28 年度につきましても、はじめから繰出し金を多く考えるというのは、とん
でもないことで、今までも議会においていろいろご議論いただいている中で、公営企業の独
立採算ということをしっかり考えて、繰出しの予算を持ちなさいということも言われており
ました。そういったところもしっかり勘案しながら、当初予算では、5億 1,800 万円という
繰出しの額を予算として計上させていただいているところです。
○万賀委員:充分答弁をいただいたと思います。27 年度の決算見通しはまだ全然わかりませ
んか。
○嶋田理事:今日は病院の担当がおりませんので、具体的な数字を申し上げられませんが、
依然として厳しい状況で、一定の赤字は出そうであるというところは、この場でも報告でき
ることでございます。具体的な数字というのは、もう少し精査した上で議会にも報告させて
いただくことになると思いますので、数字はこの場では差し控えさせてください。
○万賀委員:はい。
○上山委員:75 ページ、委託料の母子保健推進事業委託料 35 万円。27 年度に発達障害の委
託で 725 万 2,000 円とあったのが、もう委託していないから減ったと聞きましたが、発達障
害への支援というのは他のかたちで予算計上はしていないのですか。
○山﨑課長:緊急雇用事業という県の補助事業がありましたので、実施しておりましたが、
当初から 27 年度までということでありました。
○上山委員:それにかかっていた親御さんとかが、発達障害を持っておられる人はもう、委
託先は有田市にはないと、市外の施設にいっていることに対しても補助ということも、もう
緊急雇用が終わったからないということですか。
○山﨑課長:27 年度まで実施しておりました事業は、人材育成のための、さくらんぼにおい
て、発達障害の方の保育をする保育士さんを育てるための育成事業で、そのために導入とし
て補助金を使いましたが、28 年度からは、さくらんぼさんが直接雇用ということになってお
ります。
○上山委員:わかりました。
○西口委員:病院への繰出しやけども、その答弁でいいのか。今日は 14 日やで。今年度は
31 日までやろが。経営は改善しているのか。それとこの予算だけでいくと5億円程でやって
68
いるけども、昨年度と数字は変わらないと言っているが、いつも言っているように、繰出し
基準の上から内訳を教えてくれよ。病院事業会計負担金と投資及び出資金の。そして、万賀
委員の質問にあったように、倍以上の繰出しがされているという質問に対して、答えたやろ
がよ。
○大松課長:申し上げます。病院事業会計繰出事業の中で、負担金、補助金、それから出資
金ということで内訳がございます。各項目の 28 年度の額を申し上げます。負担金の内訳は、
救急医療分で 6,178 万 9,000 円。起業債の利子負担分ということで、2,951 万 7,000 円。高
度医療分ということで、1億 1,869 万 2,000 円。不採算診療科ということで、合計 6,618 万
4,000 円。感染病床の維持分ということで、1,642 万 8,000 円。それだけが、負担金の内訳
になります。補助金は、職員の共済の追加費用負担分ということで、952 万 9,000 円。共済
基礎年金分ということで、2,972 万 4,000 円。医師、看護師等の研究、研修分ということで、
3,178 万 9,000 円。児童手当負担分で 717 万 5,000 円。院内保育分で、112 万 9,000 円とい
うことになっております。出資につきましては、起業債の元金部分の負担に対する出資金と
して、1億 4,229 万円。建設改良分ということで、備蓄の交付金を活用させていただいて、
病院の災害用機器購入のために 432 万円。これが内訳となっております。
○西口委員:その通りだと思うけども、そうすると先ほど質問があったように、去年が5億
1,700 万何がしであって繰出しが合計で 10 億円くらいになったと言っているのだから、この
中でどの部分が増えたので、10 億円になったんよ。
○大松課長:26 年度の決算の9億 7,000 万円となっているところは、4億円の一般会計から
の特別繰入を行ったことによる部分が大きな要因であります。
○西口委員:特別繰出しは何が要因よ。
○大松課長:病院の収益状況に鑑みて、繰出しをさせていただいた分であります。
○万賀委員:77 ページ、健康診査委託料 5,221 万 8,000 円。これは無料化にしたからという
説明でしたけども、人数的にはどんなものですか。
○山﨑課長:28 年度の予算の見込みでしょうか。
○万賀委員:28 年度の予算でこれだけ受診するであろうということで 2,400 万円のアップに
なったということでいいのかな。27 年度と同じくらいの人数でということ。それであればそ
の人数を教えて。
○山﨑課長:1月末までの実績で、昨年度は各種がん検診をトータルしまして、4,692 人受
診のところを今年度は 7,784 人となっておりますので、それくらいの人数で 28 年度予算を
計上してございます。
○万賀委員:2,400 万円は無料化により増えたのですか。4,692 人というのは 27 年度の人数。
7,784 人は今年度上げている人数。
○山﨑課長:4,692 人は平成 27 年1月末までの人数、26 年度です。比較しまして、今年度
4月から 28 年1月末までの受診者数が 7,784 人です。
○万賀委員:7,784 人をもとに今年の予算を計上したということですか。
○山﨑課長:はい。
○万賀委員:わかりました。無料にしたことで、実質的に人数も増えてくる。これからまだ
増えてくると思っておいていいですかね。
○山﨑課長:その予定で 28 年度予算を計上してございます。
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○万賀委員:増加の予測のもとに計上しているということで、わかりました。
○玉木委員長:関連で健康診査委託料。がん検診の無料化ですが、有田市のがん検診のがん
の種別。近辺、有田川町にはプラスで他の種別がついているとか、その差はないのですか。
○山﨑課長:有田市で実施しておりますのは、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮が
んの検診となっております。他市はこれ以外に御坊市、田辺市では、前立腺がんの検診を実
施してございます。
○玉木委員長:有田市の検診プラス前立腺がんもあるということですね。非常に大事な前立
腺がんですが、追加として今後はどうですか。
○田廣保健指導係長:前立腺がんに関しましては、厚労省で推奨されておりません。と言い
ますのは進行が遅くて、受診されることで逆に治療にかかる期間が長くなるということで、
医療的にも費用がかかりますし、受診者にとっても不利益が生じる恐れがあるということで、
死亡率の逓減につながらないという理由から、厚労省はあまり勧めておりません。県下でも、
実施されているところは、15 自治体ほどあると思いますが、県の担当者に聞きましても、あ
まり好ましくないというような…
○玉木委員長:好ましいか、好ましくないかは本人しかわからないところがあると思います
が、聞いた話では、検診で見つかったからよかった。有田市にはなさそうということを聞い
たので、どういう基準で実施しているのかと思ったのでお聞きしたのですが。治療費がかか
るというのは、命には別条はないけれども、見つかれば治療が必要であるからということで
すか。
○田廣保健指導係長:本人にとって、がんが発見されたということは、非常に心配なことで
あると思いますが、それが悪性のもので、死亡につながるというようなことが比較的少ない
というところからもきている。
○玉木委員長:少し理解に苦しむ説明ではありますが、前立腺がんが末期的で命を落とすこ
とがないからというイメージに聞こえてきますが、早期発見で治療費も当然安くなると思う
し、基準がセンター長の説明では納得いかないので。
○田廣保健指導係長:他の胃がんでありますとか、肺がんは進行がとても速くて、1、2年
の間に死亡につながるようなものですが、前立腺がんに関しましては、そういったところが
ないので、毎年検査をしてもそれほど効果がない。国が認める対策型検診という基準があり
ますが、それには前立腺がんの検査は含まれておりません。
○玉木委員長:中谷委員。お願いします。
○中谷委員:体験者ですので。26 年6月に脳ドックの健診を受診して、その時に引っ掛かっ
たのは、脳に潜血があるのと、血液検査で貧血があると、それから1ヶ月くらいできました。
その時の指導は、3ヶ月後くらいに検診をしなさいということだったのですが、2つも引っ
掛かったのは初めてだったので、すぐに市立病院の泌尿器科を受診しました。先生も潜血と
貧血であれば前立腺がんは大丈夫であろうということでありましたが、念のために血液検査
をした結果、数値が正常値より少し高かった。それも大丈夫であろうと言われましたが、精
検をするために1ヶ月間薬を飲みました。
それで7月末に精検をして、8月に結果がわかりました。精検したら完全に悪性の前立腺
がんと言われて、すぐに医大へ紹介されて、ロボットアームでの手術を受けることになりま
したが、3ヶ月先しか予約できないということでいろいろ検査した結果、悪性やけども、骨
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やリンパには転移していないので、手術か、放射線治療かと言われたので、僕は手術を選ん
で 11 月の末にやりました。今の話からいくと確かに進行は遅いですが、僕の体験からいく
と、男性しかないですが、血液検査で量も少なく、判定ができるので、健康診断の中で有田
川町がされていることを聞くと、男性だけの適用で検査項目へ入れてもらった方が、早期発
見につながるし、僕の体験からいくと有難いと思います。当局にお願いにいっても、血液検
査の項目が男女で違うと単価が変わると無理だと言われているけども、女性は乳がん、子宮
がんの検査があるから、男性用の血液検査でその項目を入れてもらった方が将来的には、早
期発見に十分つながると思いますので、参考に話をさせていただきます。
○玉木委員長:以上でよろしくお願いします。ほかご質疑ございませんか。
○堀川委員:78 ページ最上段、環境関係分析検査料。誰がどんな検査をするのですか。
○嶋田課長:毎年水質検査等しておりますが、今年ですと、分析できる業者は6社による入
札で、和歌山アナライズさんが水質調査の検査を実施しておりまして、今年度につきまして
は、通常有田川を含め7河川の水質調査の予算ですが、プラス悪臭等大気関係で突発的な調
査をする場合も考えまして、増額している部分もあります。通常専門業者さんにお願いする
ことになります。
○堀川委員:この予算ですけども、26 年度予算では、10 万 4,000 円。27 年度予算も 10 万
4,000 円。今回は 60 万 4,000 円。約6倍程度。26 年度決算では8万 3,000 円。検査する場
所が増えたのですか。
○嶋田課長:毎年行っている水質検査につきましては、同じ箇所でやっております。今年も
8万 2,000 円、8万 3,000 円程で、決算額が出ると思います。50 万円の増額分は、突発的な
悪臭であったり、大気関係の調査が必要な場合の予算措置として、50 万円持たせていただい
ております。
○堀川委員:了解。
○浜口委員:79 ページ、8報償費、ごみ減量化等推進協力報償、149 万円計上して、80 ペー
ジに、8報償費、資源ごみ集団回収奨励金、300 万円とこれはどう違うのですか。今各自治
体で、PTAであれ、地元の方が各地区で、ごみの減量化、資源化ということで、かなり頻
度多くやってくれているけども、同じ報償費の中で、これはどう違うのですか。
○嶋田課長:まず、ごみ減量化等推進協力報償ですが、主にごみの減量化に対して、実際の
ごみの集積場等を各自治体なり班長さんなりが管理していることに対する部分と、婦人会や
老人クラブ等が、ゴミの減量化に協力してもらう中で、報償費を出しております。資源ごみ
集団回収奨励金につきましては、PTA、こども会等の自主的な団体が、各地域で新聞、雑
誌、段ボール、アルミ缶等を集団回収で行っている部分に対する奨励金として1キロ3円で
出している部分の報償費でございます。
○浜口委員:前段のごみ減量化等推進という人たちの報償 149 万円出してるけど、この効果
というのはどれだけ現れていますか。例えば、この 300 万円については、PTAやこども会
という団体が実施してスケールに計って、これだけ回収したということで、各地区とも積極
的に行っている。減量化、資源化という中で、減量的にはどのように把握していますか。
○嶋田課長:資源ごみにつきましては、先ほど浜口委員がおっしゃられたとおり、数量を計
った中で市からキロあたり3円を団体へお渡ししております。
減量化等の報償ですが、これについて、数字でとなりますと難しい部分もありますが、平
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成6年から分別を始める中で、現在はごみの集積場の管理でシールを貼るなりして、自治会
からいろいろ言われることは少なくなってきているというのは、こうした自治会さんが市か
らお願いしている報償費の中で、なんとかみなさん頑張っていただけているのではないかと。
ごみの全体量につきましては、ここのところは減少傾向でありますが、各自治会、婦人会、
老人会を含め協力いただいている中で減量化が図られていると認識しております。
○浜口委員:ごみの量が減ったときちんとわかることからいくと、資源ごみ集団回収奨励金
のところがごみの減量化に一番貢献しているということですね。
○嶋田課長:直接的に目に見えやすいのは、資源ごみ回収でございますが、減量化等の報償
につきましては、分別のマナー、徹底というのは市役所だけで推し進めても結局うまくいか
ないところもありますので、地元でシールを貼って出すことで誰が出したかということがあ
る程度分かった中で、分別していただいているのが現状だと思います。最終的に市に連絡が
入る場合もありますが、実際自治会さん、班長さんなりに分別をお願いしている中で、かな
り件数は減っていると認識してございます。
○浜口委員:資源ごみについては、玉置市長が在任当時、しっかり取組みたいので、まずモ
デル地区を箕島に置く、もう1ヶ所糸我に置くということでスタートしました。それが今は
8つの自治会で実施されかなり進んできた。今現在は相当進んで頻度が多くなった。その割
に回収に対する奨励金は、回収量によって多くもなり、少なくもなる。この金額については
あまり変わっていないのかなと。ある団体の人に聞くと、「そんなのは関係ない、だいたい
こんなものである。」20 数団体に対して同じような金額で奨励金を出しているようなことで
はないのかな。多い少ないでメリハリはつけていますか。
○嶋田課長:資源ごみの集団回収につきましては、1キロ3円で、1団体に幾らということ
ではなく、純粋に重量で計算しております。
○浜口委員:300 万円1キロ3円で、数量的にどれだけの量が資源ごみとして回収されたと
いう数量ベースがありますか。
○嶋田課長:26 年の実績ですと、約 906 トンです。
○浜口委員:以前にもこれを聞いたことがある。約 1,000 トン内外よ。集団回収するところ
が以前に比べて増えている。増えているにもかかわらず回収量が 906 トンということである。
そしたら集める団体が、小さいところが増えてきているのに、資源として回収されている量
は 900 トンであれば、そんなに大きく減量化されている、資源化されているというものでは
ないのですか。
○嶋田課長:数量的には確かに年々資源ごみの集団回収におけるごみの回収量は少なくなっ
ております。この原因というのが、そこを分析するために、市のごみの総重量と比較をしま
したところ、いいときでありますと、その 10 パーセント程度が回収できておりまして、26
年度では全体の 9.2 パーセント程度です。それは平成7年あたりとかも8パーセント、9パ
ーセントでありまして、ゴミの総量が減っている中での、資源ごみの集団回収での量が減っ
ている部分もあります。その資源ごみの集団回収している品目を見ると、新聞、雑誌等の落
ち込みが多い。段ボールやアルミ缶についてはそれほどパーセンテージが落ちていない状況
でありまして、若い人の新聞離れ等の複数の要因があるのかと思っております。
○浜口委員:玉置市長当時に、箕島、糸我をモデル地区にして、なかなか思い切った資源ご
みの回収であると。本当にやれるのかなと思ったけど、今この 300 万円払っている集団回収
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奨励金の団体は 30 程度、25 以上あるのかな。
○嶋田課長:26 年度登録していただいている団体は 47 団体でございます。
○浜口委員:団体は増えているけど、回収量が以前とあまり変わらない。もっと資源化、減
量化にならないのかな。というのは、家庭ごみは無料で回収してくれている。それを環境セ
ンターで焼却するのに1トンあたり2万 8,000 円程度かかっている。1キロ3円でどんどん
環境センターに行かなくても、資源として回収してもらえれば、市の環境センターの負担金
がどんどん下がる。今、有田川町と有田市で市が 60 ちょっとの全体にかかる負担金を持っ
ている。それを資源として回収してもらえれば、1トン2万 7,000 円、8,000 円のお金が浮
いてくる。そうすれば、80 ページにある、ごみ収集運搬業務委託料 8,100 万円が減ってくる
わけよ。収集業者が集めるごみが減れば、8,100 万円が 7,000 万円になるかもわからない。
こういうところに響いてくるから、できるだけ、資源ごみや減量化を進めているのかな。有
田市にとっては非常に財政的に重要な課題であると思いますがね。
○嶋田課長:浜口委員がおっしゃられることは、充分承知しております。その中で資源ごみ
を常時出せる場所ということで、スーパーとかにお願いはしていますが、今のところ結果と
して集積場所が、増えたということはないですが、常時そういうお願いとかというかたちで
出しやすい環境づくりとかは考えておりまして、結果として結びついていない部分は、時間
をいただきたいところはありますが、十分認識しております。
○浜口委員:数学が弱いので聞きますが、1キロ3円と言えば、1トンは幾らになりますか。
○嶋田課長:3,000 円です。
○浜口委員:3,000 円の奨励金で、1トン買取ってくれる。1トンを環境センターに持って
いくと 28,000 円必要になる。3,000 円と2万 8,000 円といえば、3,000 円でごみの量を少な
くしてもらえたら、有難い。PTAにとっては学校のいろんなことに使える。そのところを
40 何団体の皆さんに集まってもらって周知して、この分母を大きくする考えはあるのか。こ
の前ある団体の人に「これをやってもらうと有田市は助かるよ。」と言っても何のことかさ
っぱりわかっていない。ただ資源ごみの回収を学校から言ってきたので集めているだけ。環
境センターでは2万 8,000 円必要という理論がわかれば、婦人会、地域の子ども会なりにど
んどん集めてもらって、3円が 10 円でも構わない。その点を充分考えて、できるだけ環境
センターへ持っていくごみを少なくするんだと、その意味を 40 何団体の人にきちっと伝え
れば、有田市は大きなごみに対する焼却費用がどおんと下がることは間違いない。3円とい
うのは旧態以前の金額よ。もっとごみを減らすにはどうしたらいいんやということを充分認
識して、ごみの意味を説明してあげてほしいと思います。
○嶋田課長:浜口委員がおっしゃられることは、充分承知しておりますので、回収していた
だいている団体さんは認識を持たれているとは思いますが、実際に出してくれる人にアピー
ルして、それが資源として活かす部分で、ごみの焼却費用は必要なく浮いてくるという認識
を出してもらえるような形でアピールしていきたいと思います。
○浜口委員:どのような方法であれ、実りのある方法をとってくれればいい。少しでも資源
化できるように推進していただきたいと、これだけ申し上げておきます。
○堀川委員:今の関連で、3円旧態以前と言っていましたが、もともとキロ5円でありまし
た。アルミ缶は8円か。それをわざわざ3円に下げた。今言うようにせめてもとの5円くら
いにはもどしていただければと、これも予算の関係がありますので、また検討していただけ
73
たらと思います。それで 79 ページの役務費、適正処理困難物処分手数料。これ2年程前に
大きな問題になって、病院の注射針が混ざっているとかの不適切ごみですが、これ 26 年度
の決算で8万 3,000 円しか要ってない。今回の予算で 50 万円計上しているというのは、ま
た元へ戻すということか。去年の予算は 100 万円計上して、今回は 50 万円よ。この違いと
いうか、増えると予想しているのか、そこら辺りの見通しは。
○嶋田課長:決して増える見込みはしてございません。突発的、環境センターで処分できな
いごみが出た場合に持っておかなければならない予算であるかと。前年度が 100 万円であっ
たのを、50 万円あれは十分対応できるかなという中で 50 万円にさせていただいております。
実際は、8 万円、9 万円の決算額で収まっております。
○堀川委員:了解。
○生駒委員:先ほどのごみのステーション化の話で、検討中でなかなか進展せず3年になる
かな。我々富士宮市へ視察に行った時に、いいシステムであるということで提言させてもら
いましたが、ごみを出してくれているのはいいのですが、ひとつ教えてもらいたい。農村部
は倉庫の隅にでも新聞、段ボールは積み重ねて置いておける。マンション住まいの人とか、
アパート住まいの人とかは1月分も置いておく場所は恐らくないと思うので、ごみとして処
分していると思います。そのようなことを推測で、埋もれている資源がどれくらいあるかた
たいてみてくれませんか。
今出している 900 トンと、ごみを出してない家庭が何軒あって、だいたいわかるやろ。今
日でなくていいので、一度推測で調べてもらえる。保管できないがためにごみとして処理さ
れている量がわかる?
○嶋田課長:本来資源ごみとして出せるものが、ごみとして処分されている割合というのは、
ちょっと出しにくいのかな、推測でもということですが、全体量とかを比較するなかで、決
して集団回収で、回収できているごみが、5円が3円になった時もそれほどパーセントは極
端に落ちていないのは事実で、意識を持って出してもらえる、あるいは高齢で集積場所まで
持っていけない等の対策はしていきたいと思っております。
○生駒委員:推測できないということですが、アバウトでいいので推測してよ。それによっ
てこちらからも、いいアイデアを出すので。それだけひとつ勉強しておいてください。
○玉木委員長:今、私の住んでいるところはスーパーに持っていくとカードにポイントを入
れてくれて、おかずが安くなる。また、別のところではトイレットペーパーに換えてくれる。
車に乗れる人であれば、溜まる前に買い物ついでに持っていくとポイントが付いて料金が安
くなる。そういうこともあるから、減っていることもあると把握されていると思うので、そ
こら辺も考慮に入れてよろしくお願いします。ほかございませんか。
○堀川委員:81 ページ、し尿処理事業にある薬剤費は何ですか。
○嶋田課長:塩酸、苛性ソーダとかといった薬剤になります。
○堀川委員:どういう時に使用するのですか。
○嶋田課長:清掃センターのし尿の貯留漕の関係の薬剤とかの部分でございます。公共施設
の浄化槽の点検管理をしておりまして、その薬剤を購入するための費用でございます。
○堀川委員:公共施設の薬剤の取替え。公共施設は何ヶ所で、毎年決まった数量の箇所しか
ないんと違うのかな。年によってころころ変わるものであるのかな。
○嶋田課長:市内の公共施設のうち 500 人漕以下の部分で、66 施設の管理を行っております。
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○堀川委員:66 施設については年に1回とか、個人宅であれば月に1回点検にまわってくる。
○嶋田課長:一番頻繁に行く場合は2週間に一度行く施設もありますし、2ヶ月に1回であ
るとか、施設によって、または浄化槽の種類によって若干違いがあると思います。
○堀川委員:同じような点検槽であれば、薬剤に必要な金額は同じだと思うが、年によって
多くなったり、少なくなったりするのは何故かなと思ったので。
○嶋田課長:今年度の予算計上をしている額は、昨年度と同額でございます。
○堀川委員:今年度の予算は 79 万 6,000 円であることはわかっております。決算ではそれ
だけ出ていませんね。急に増えたのかと思って。
○嶋田課長:実際の必要量というのが、その時々で若干上下する時もあります。予算として
はある程度同額を見込んで、その中で調整していきたいということで、同額を計上しており
ます。
○堀川委員:結構です。
○西口委員:82 ページ、浄化槽設置事業補助金、4,348 万円の内訳を説明してよ。
○嶋田課長:5人槽を 75 基、7人槽を 35 基、8人槽以上を5基、それと今年度につきまし
ては、みなし浄化槽撤去費用ということで、15 基見込んで合計が、4,348 万円を計上してお
ります。
○西口委員:合計 130 になる。
○嶋田課長:115 基と単独浄化槽から合併に代わるもともとある部分の撤去で 15 基をみた分
となっております。
○西口委員:5人槽で幾らいる。
○嶋田課長:補助金は5人槽で 33 万 2,000 円、7人槽で 41 万 4,000 円8人槽以上で 54 万
8,000 円を補助金として出させていただいていますが、実際の設置費用につきましては、家
の形状とか、品物によって若干差があるようです。5人槽ですと 80 万から 100 万の間くら
いかなというところでございます。
○西口委員:90 万円としたら補助率は約 30 パーセントよ。
○嶋田課長:パーセントでは言いにくいですけども、実際だいたいそれくらいの割合になる
のかなというところです。
○西口委員:聞かれたらこれくらいの補助があるので、市へ申請するように言えるので、新
築して知らんとそのままいく人もいる。わかった。ありがとう。
○玉木委員長:ほかご質疑ございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第4款に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。会議の途中ですがこの程度に留め延会にしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
○委員一同:なし。
御異議なしと認め延会いたします。次の予算委員会の開催日ですが、3月 15 日、火曜日、
午前 10 時より開催いたします。本日はこれにて延会いたします。お疲れ様です。
午後 5時43分 延会
75
平成28年3月15日
出
委
午前10時00分
全員協議会室
席 者
員
欠席委員
玉木久登委員長・岡田行弘副委員長
浜口元司委員・西口正助委員・宇野博治委員・生駒三雄委員
堀川 明委員・辻本意典委員・中谷桂三委員・万賀幸雄委員
上山寿示委員・池田敦城委員・一ノ瀬敦子委員
児嶋清秋委員
福永広次議長
経営管理部
経済建設部
辻川和希経営管理部長・嶋田博之経営管理部理事
大松満至経営企画課長・御前一晃防災安全課長
竹中春輝財政係長・石井滝称まちづくり係長
石井義人防災安全係長
林 慶造経済建設部長・貴志浩年参事
松村尚彦産業振興課長・北口敦夫有田みかん課長
脇村哲弘建設課主幹・溝上 博地籍調査課長
北野宏幸地籍調査課主幹・児嶋利樹商工観光係長
吉野有美ブランド推進係長・井本恵介水産係長
酒井宗博みかん農政係長・網谷彰洋庶務係長
教育委員会
泉泰朗建築住宅係長
谷輪吉伸教育次長・田中
南村尚史社会体育係長
議会事務局
境
聡生涯学習課長
正吉局長・森川直子次長・大谷真也書記
午前10時00分 開議
○玉木委員長:おはようございます。
本日の予算決算委員会を早速ですけども始めたいと思います。本日もよろしくお願いいた
します。
それでは、第5款農林費から入りたいと思います。
当局の説明を求めます。(予算説明書P82 ~P90 )
○北口課長:歳出
○貴志参事:歳出
○溝上課長:歳出
第5款
第5款
第5款
農林費の関係部分の説明
農林費の関係部分の説明
農林費の関係部分の説明
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○玉木委員長:説明は終わりました。
それでは、質疑に入ります。御質疑ございませんか。
○浜口委員:85 ページ、19 節、有田みかん消費拡大対策事業費補助金ということで、農協
とタイアップをして宣伝活動をされていると思いますが、有田市と農協でどのくらいの割合
のコマーシャルをやっているのですか。農協はかなり大々的にやっています。有田市は 279
万円の予算を計上されていますが。
○北口課長:JAありだ共撰協議会というところへ補助金を出しておりまして、そこで、昨
年 12 月頃から、関東のテレビ局とか、関西のテレビ局であるとかで 10 秒CMをしている事
業で委託料は 4,000 万円程度の事業費をかけて宣伝をしているところです。
○浜口委員:以前、私は有田みかんのブランドを多くコマーシャルをするために、新幹線の
駅に有田みかんの看板を張り出してはどうかと、柿とかミカンを県は出しています。もう一
点は、楽天の球場にセンターの一番よく見えるところにたたみ 20 畳くらいの広告を出して
みて、東北地方に有田みかんの宣伝をしてはどうかと提言したことがある。最終的にはお金
がないということで終わってしまった。
今、聞いておりますと農協に補助金として出しているということ。農協のコマーシャルも
悪いとは言いませんが、有田市独自で有田みかんを拡大できるように、下津みかんは東京ド
ームの入り口にたたみ5枚程度の広さのブースを借りて、下津みかんの宣伝をしている。有
田みかんの販売を少しでも拡大できるように、知恵を絞ってはどうかと思います。今、温暖
化の影響でミカンを生産するところが増えてきている。これから競争は大変であると思う。
有田みかんは基幹産業であるので、やはりこれを発展させないといけない。1市3町くらい
で行政のほうでも独自に消費を拡大してもらえるように知恵を絞っておくれよ。有田市はミ
カンで栄えているところであるので。小さいことでは消費の拡大にはつながらないので、
大々的に宣伝をして、消費拡大につながるように努力してください。後継者がいないのでミ
カン農家は減少するばかりです。収入がないので親が子に継がせないのが現状。廃園も、放
棄地も増加している。このままではミカンの生産量は減る一方。予算は別にして、個人的に
よい考えはないのか。思い切ってやってみたいことはないのか。
○北口課長:出来るだけ荒廃農地を防ぐためには、有田市の農業に興味を持ってもらえるよ
うに、どれだけPRできるかだと思います。とにかく有田市でできる農業を周知して、まず、
認識してもらうことが大事なので、そこら辺りを少しずつ進めて、それで、興味を持ってい
ただければ、新規就農、体験農業をしてもらったりなどをアピールできればと個人的に思っ
ております。
○浜口委員:以前、三ヶ日町に行ったことがあります。農家のミカンの年間収穫量は少ない。
しかし、飛び上がるような値段であった。少量で糖度の高い品質の良いミカンを作っている
ので、ミカンの値がよく後継者が幾らでもあると聞きました。やはり値が張るいいミカンを
作れば、小規模であっても生計を立てることはできる。有田みかんは基幹産業として後継者
が育つように、また販路を拡大し消費拡大に努めていただきたいと思います。
○池田委員:84 ページ、経営所得安定対策推進委員謝礼。これは毎年予算計上されています
が、何をされる方ですか。
○北口課長:市内に 200 ある対象農家の田んぼで今年は何を作るのかを調査していただく委
員さんです。
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○池田委員:必要なのですか。
○北口課長:この委員さんは、中部共済というところから任命されまして、そのまま有田市
の委員さんになっていただいており、必要であると思っています。
○池田委員:85 ページ、有田みかんの里づくり事業委託料、20 万円。昨年度も計上されて
いますが、詳しい説明と、成果があれば教えてください。
○北口課長:毎年5月に開催してございまして、今年で 15 回目になる花街道ウォーク。
昨年の参加者は約 170 名、今年は 200 名程度を見込んでおりまして、農業士会であるとか4
Hクラブさんであるとか、一昨年から観光議連さんにもお願いいたしまして、市内、市外県
外各地から花の香りを楽しんでいただくために開催しているイベントです。
○池田委員:成果としてはなかなか見えづらい趣旨でやっているのかなと思うのですが、農
業振興費は農業振興のための予算です。平成 27 年度予算は、前年度比で増えていますが、
今年度について比較すると減っています。有田市の農業を振興していくにあたって、ここは
もっと予算要求をして、農業振興のために覚悟を持ってやっていくべき項目だと思います。
そこにみかん課としてのやる気が感じられない。
当初予算ではそういうところを見るので、もう少し考えていただいて、お金の分配等もあ
ると思いますが、せっかく有田みかん課という部署がありそれだけ重きを置いている、もち
ろん市長も理解されていると思いますので、そこら辺りを検討していただければと思います。
○上山委員:84 ページ、説明欄 19 新規就農総合支援事業費補助金、今回 187 万円の増額で、
4名と夫婦1組とありますが、これはこの6名分の予算ですか。新規というのは初めて農業
をする人で、後継者等はあてはまらないとかの詳しい説明をお願いします。
○北口課長:新規就農総合支援事業は、独立経営が基本でありまして、親のをそのまま引継
ぐことは継承ということになりまして、この事業の対象にはなりません。ただ、父親と経営
を別にする。例えば、出荷先が共撰さんでありましても、親、子それぞれが組合員であって
というのであれば対象になりますが、引継ぐだけでは対象になりません。今回計上しており
ます 825 万円ですが、平成 25 年度からの夫婦1組と個人1名の対象者分でありまして、残
りの3名は今年度の見込みの分で計上させていただいております。
○上山委員:5年計画の残りの継続分の予算と新規3名分の予算計上ということですか。
○北口課長:おっしゃるとおりです。
○上山委員:この事業は後継者を呼び戻すためのものではないということですか。後継者不
足は深刻な問題になっていますが、基本は新規就農でやるのですか。
○北口課長:この事業は国費 100 パーセントで、国の要綱で独立経営の農業生産者の戸数を
増やすというのが目的で、継承では増加しませんので、適用されません。
○上山委員:例えば、畑が 10 反あります。その中で、生産者をふたつに分けます。農地の
名義まで分けなければならないですか。
○北口課長:この事業の中では、基本的には第三者から借りて行うのが一番明確であると聞
いております。
○上山委員:新規は新規でいいと思いますが、後継者を育てる補助を、また考えてもらえれ
ば、帰ってくる人も増えると思うので、次年度の予算に盛り込めるように頑張ってください。
○生駒委員:関連で聞きますが、子どもであっても新しい土地を借りてやっていくと思うの
で、補助金は何に使ったのか教えてください。
78
○北口課長:新規就農者は、はじめは農業での収入が少ないので、生活を維持するための補
助金で、年間に個人で 150 万円、夫婦で 225 万円です。用途は生活費ですので何を買っても
補助対象になる事業です。
○生駒委員:農業資材とか、機材等を親から借りることはできるのですか。
○北口課長:借りる時は使用契約交わしていただかないと補助対象にはなりません。
○生駒委員:テレビを見ていると都会から就農してもらう時は住居等を提供していますが、
そういうことではないのですね。
○北口課長:住宅を提供するとかではございません。アパートの場合の家賃は対象になりま
す。
○生駒委員:対象にしているのは、恐らく子どもが帰ってくるときに別世帯にして、新しく
農地を借りてそこで営んでもらうような考え方ですか。
○北口課長:こちらに来ていただいて、農業を営んでもらうのですが、すぐに生活の安定に
はつながらないので、それを支援する事業です。
○生駒委員:わかりました。
○万賀委員:関連で、未経験者ということですが、今の夫婦1組と個人1名は未経験者か、
それとも、親から独立しているのですか。
○北口課長:現在の対象者は、以前農協で勤務されていたり、若干なりとも農業のことを知
っている人であるとか、親から独立して始めた方です。全くの未経験者がミカン農家をでき
るのかというと恐らくできないと思います。その人たちのために今行っているのが、経営開
始型というものでありまして、それ以前の準備型というのもありまして、全くの未経験者が
希望される場合は、準備型にしてもらって、御坊にある農業学校に通学するなど前段でその
ようなことがあって、その後経営開始型に移行する2段階の事業です。
○万賀委員:農地の貸し借りについては、個人探すのか、お見合いのようなことをするので
すか。
○北口課長:この事業の対象者になれるかどうかは、市職員と県職員との三者面談で農地の
事も確認して対象にしますが、農地を希望する場合は、みかん課で農地銀行がありまして、
そこで優先的に借れるようにしています。貸し手が少ない状況ではあります。
○万賀委員:ミカンの場合、独立でするとしても、専業農家でも最低2町は必要と聞きます
が、5年間で生計を維持できるようにならないといけませんが、2町も借りることは可能で
すか。ただ単に補助しているのではなく、5年後もきちんと就労できるようになってもらい
たいと思うので、そこら辺り答弁願えますか。
○北口課長:5年後に安定しているかどうかは瀬戸際だと思いますが、この事業の対象者に
安定した経営規模になれるように紹介はしていきたいと思っております。
○万賀委員:わかりました。
○浜口委員:予算金額の計上は別として、北口課長に聞きたい。市内でミカン畑の放棄、廃
園がかなり進んでいます。新規就農と、放棄、廃園のバランスはどんなものですか。
○北口課長:正確な数字までは把握できておりませんが、貸し借りの状況で言えば、若干バ
ランスは保てているとは思いますが、それでも荒廃農地は少しずつですが増えています。
○浜口委員:増えているということは、ミカンの生産量が… 表、裏があり豊作、不作があ
りますが耕地面積的には減っているということですね。
79
○北口課長:少しずつですが、そのように認識しております。
○浜口委員:愛媛県は、ミカンは全て農協単位で販売されていますが、有田地方は、農協と
個人でミカンを販売する人の比率というのは、半々かな。個選が少し少ないかなという程度
で、だいたい比率はどれくらいですか。
○北口課長:だいたいで、4割が個選で6割が共選であるとか、3割が個選で7割が協選で
あるとか、その程度でしか認識しておりません。
○酒井係長:だいたいの軒数でお話させていただきますけれども、北口課長からも話があり
ましたが、約 1,000 軒くらいが農家の方ということで認識してございます。そのうち 650 軒
から 700 軒程度が共同選果場に入っていらっしゃる方であると認識しております。残り 350
軒ないし 300 軒が個人出荷されている農家さんであると認識しております。
○浜口委員:個選の方が、共選に流れる傾向があるのか、逆の傾向があるのか、というのが、
個選の話で去年マルケイが倒産して、大きな被害が出て売掛金がなくなってしまった。しか
し、共選を通していれば補償してくれるということであったので、共選のほうが有利である
といったが、個選で続けるという方がいたから、売掛金の被害があったにもかかわらず、ま
だ個選にこだわっている理由がわからないので聞きますが、個選、共選それぞれの有利な点
はどこですか。
○酒井係長:共選の有利なところは、計画出荷が大きくできる。たとえば、スーパーではイ
オンさん等にロットで納入できるメリットがあります。個人出荷されている方は、小回りが
利くといいますか、そういった意味では、出荷のところで個人出荷さんはかなり押されてい
る現実がございます。
これはTPPの話にもなってきますが、海外から珍しい果物入ってきて、売り場面積が減
少していくとなれば、個人出荷されている方、小さなスーパーで販売されている方は、販売
面積が減少してしまう恐れが出てきます。そういったところも含めまして、今は、個人出荷
から共同選果場へ入られる方のほうが少し多くなってきている状況であるかとの認識でご
ざいます。ただ、有田市の原産地呼称制度を活用していただいている個人農家さんもおりま
して、数字では出ていませんが、この制度を活用して良かったと言ってくれている個人農家
さんが少しずつ聞こえてきているのも事実であります。
○浜口委員:有田市の場合は、共選、農協、そして個人というように、1枚岩ではなく、少
し難しいのでやりにくいところがあると思いますが、共選、個選含めての話であるが、行政
の方で要はミカンの就農者をとめる。新規に就農してもらう。ミカンの生産量は落とせない
から。行政がある程度ミカンについての指導といいますか、補助対象にしていかないと有田
みかんが衰えていくのではないかとの心配があるので、作ることも売ることも大事という両
面で頑張っていただきたいと思います。
○中谷委員:84 ページの農作物鳥獣害防止対策事業費補助金。昨年の予算 1,499 万 6,000
円の約 200 万円減額したということですが、宮原地区の知り合いの方もかなり事前に申し込
んだが、予算がとれなかったという話を聞きますが、何故減額になったかと、財源内訳を教
えてください。
○北口課長:農作物鳥獣害防止対策事業費ですが、財源内訳は。県が3分の1、市が3分の
1、実費3分の1の事業です。減額の理由は、28 年度の事業実施につき 27 年9月頃に要望
の申請をしていただいて、それでメーター数を決定しますが、27 年度は 35 キロメートルの
80
柵を張る事業でありました。28 年度分は 25 キロメートルの要望でありましたのでその差分
の減額となります。
○中谷委員:28 年度予算分は、今からではもう間に合わないということ。今回の 25 キロと
いうのは去年のいつごろまでに募集した分が反映されるのですか。予算にゆとりがあれば、
28 年度に申請しても受けられるのですか。
○北口課長:この予算については、27 年の7月から9月まで受付けをしておりまして、県に
も事前に要望書を提出しておりますので、これから申し込みをされても 28 年度ではできま
せん。
○中谷委員:毎年そのようなことでされているのかの確認と 28 年の7月から9月に申請を
受け付けるという説明を各家庭に知らせることの徹底はされているのですか。
○酒井係長:広報誌で毎年掲載してございます。28 年度分につきましては昨年の7月号で周
知してございます。他の自治体では概算で要求しております。県費もすぐに取り合いになり
ます。有田市は可能な限り早くこの数字を固めて、県に予算どりをお願いしているところで
す。
○中谷委員:了解です。
○玉木委員長:一点だけ、85 ページ、中山間等直接支払事業が減額になっていますが、内訳
をお願いします。
○北口課長:年度が第4次の計画の年であり、少し多く予算計上しておりまして、27 年度で
5年間継続する計画を持つ事業団体が確定したことによる減額です。
○玉木委員長:わかりました。
○堀川委員:農業を振興しよう、ミカンでも良品質なものを生産しようと思えば、他市町村
では、増やしたいミカンの品種の苗木を無料で配布する施策を実施しているところがありま
す。有田市で一軒に優良な苗木1本 2,000 円の苗木を 50 本であれば、10 万円。それで 4,000
万円の予算を見ておけば、400 軒の農家に補助できる。良品質に変えるのであれば、市から
無料で苗木を提供するくらいの施策を打っていかないと、そのためには予算がないと言うだ
けだはなく、このために使う 4,000 万円の予算が必要というくらいの意気込みであたってい
ただきたい。
○玉木委員長:今の建設的な意見をよく考慮いただきたいと思います。
ここで、15 分まで休憩いたします。
午前11時 1分 休憩
午後11時15分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き会議を継続いたします。ご質疑ございませんか。
○上山委員:88 ページ、地籍調査推進委員(120 人)で今回 259 万 9,000 円計上されていま
すが、27 年度は 357 万円ですけども、同じ 120 人で 100 万円も減額になる理由は。
○溝上課長:1日 7,400 円で出席していただいております。延べ日数で計算いたしますと来
年度の予定地区につきましては、山間部が多いので日数が減るかということでございます。
○上山委員:延べ日数が減るので予算が減る。予算が減り延べ日数が少なくなると、予定の
仕事がこなせるか心配ですが。山間部は日数が減るものですか。
○溝上課長:あくまでも計算式で、係数等をかけてそういうことになっております。行程的
81
に遅くなるとかには連動しないと思います。
○上山委員:遅れるのを心配していたので、そういうことはないと安心していればいいです
ね。
○溝上課長:新年度ですので県から予算の配分などで要望額をいただければ進捗については
間違いないかと思います。心配なのは東日本の震災後、行っていなかったところも、最近は
多くなってきているという状況がございまして、和歌山県はここ数年全国の 10 パーセント
以上の予算を地籍調査でいただけておりましたが、今までどおりいただけるかを心配してお
ります。
○上山委員:そのことも計算の上での予算計上だと思いますので、遅れにないようによろし
くお願いします。
○玉木委員長:ほかご質疑ございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第5款に対する質疑を終結いたします。
次に、第6款商工水産費について、当局の説明を求めます。
(予算説明書P90
○松村課長:歳出
第6款
~P98
)
商工水産費の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。ご質疑ございませんか。
○一ノ瀬委員:財源のふるさと納税の分はどこに充当されていますか。
○松村課長:この 150 万円につきましては、紀文まつりの補助金に充当してございます。
○池田委員:それは紀文まつりに使ってほしいということで充当しているのですか。
○大松課長:ふるさと応援寄付金の充当に関するご質問でありますので、財政から答弁をさ
せていただきます。紀文まつりに関する補助ということで活用させていただいておりますの
は、9項目の中ですと「産業、環境及び交流に関する事業」の項目で、寄付者からいただい
た分を紀文まつりへ充当させていただいております。
○池田委員:了解です。矢櫃地区魅力ある観光地づくり委託料はどういったことをされる予
定ですか。
○松村課長:矢櫃地区に委託しておりまして、矢櫃地区の観光振興、矢櫃地区の認知拡大を
図ることを目的に行っているものでございます。内容は、矢櫃から荒越、船越といったとこ
ろの観光地の保全、またウォーキングコースとしてご利用もいただいておりまして、ガイド
等もしていただいているところです。
○池田委員:矢櫃の方がどのように魅力を発信していくかにもよると思いますが、魅力は出
てきましたか。
○松村課長:ウォーキングでツアーとして参加される方もおられます。昨年は和歌山市から
も来られたと聞いておりますし、また、三重県、奈良県からツアーでの来客があったと聞い
ております。そういった意味では徐々にではありますが、認知の拡大につながっているので
はないかと考えているところでございます。
○池田委員:OKです。
○一ノ瀬委員:鵜飼サミット負担金ですが、有田市では、今、鵜飼はされていませんね。こ
のサミットには参加されているということですか。
82
○松村課長:平成 26 年度まで実績として参加してございます。27 年度につきましては、予
算計上をさせていただきましたが、参加しておりません。28 年度も鵜飼の中止は聞いており
ますが、そういったこともありますので、予算計上をさせていただいているところです。こ
れにつきましては、毎年定額を支払うということではなく、鵜飼サミットは年に1回、鵜飼
を実施しているところを中心として開催されておりまして、そこへの参加負担金ということ
で計上させていただいております。
○一ノ瀬委員:鵜飼の再開は予定されていますか。
○松村課長:鵜飼の事業自体を有田市として実施しているものではございませんので、市と
して再開できると保証はできませんが、昨年から組合さんとも話をして意見交換を行ってい
るところでございますが、今のところ目に見える形で再開するということは聞いてございま
せん。
○一ノ瀬委員:わかりました。
○上山委員:93 ページ上段、説明欄7、賃金で公衆便所便水汲取り作業員。これはどこの公
衆便所ですか。
○松村課長:地ノ島と津井の浜の2ヶ所です。
○上山委員:汲取り分だけで、管理は関係ないですか。
○松村課長:汲取り分のみでございます。
○上山委員:わかりました。
○万賀委員:観光行政推進のために、380 万 5,000 円。中身は観光行政推進というよりも、
維持にかかる費用ととれます。観光行政推進というのですから、もう少し夢のある金額を盛
り込んでもいいと思います。市長も常々観光と言っていますので、いろんなことを仕掛ける
ようなことを考えて、予算計上は出来ないのかと考えています。現状維持だけの予算計上に
思えて仕方ないのですが。
○松村課長:当初予算につきましては、維持管理費用などが中心になっております。今回補
正予算で、観光への情報発信等で計上させていただいておりますので、28 年度につきまして
は、27 年度の補正も含めた中で、具体的に事業を展開させていただきたいと思っております。
○万賀委員:外国人が、和歌山市また白浜辺りに観光に来ていることはニュースでもよく耳
にしますが、有田市への呼び込みは全く考えられていませんか。
○松村課長:正確な数字は把握しておりませんが、海外からの宿泊者は去年1年間で 100 名
あまりあったと思います。それ以前は 10 名に満たなかったところでありまして、そういう
意味では、有田市も増えてきているというところでございます。そうした中で、インバウン
ドのお客に対する情報発信が重要であると認識しているところであります。
○万賀委員:ここは維持管理だけの予算を計上するのではなく、どのようにして有田市へ呼
び込むか。そういうことを踏まえたことを考えてもらうことが重要だと思いますので、人口
減でやはりそういう方にも来てもらって、有田市を何とか活気づかせることも考えた予算と
いうことも考えていただきたいと思います。以上です。
○上山委員:先ほどの清掃の件ですが、今回地ノ島のトイレは改修するわけで、きちんと維
持管理していくという中で、清掃委託などの項目が見当たりませんが、どのように管理して
いくのですか。
○松村課長:基本的に汲取りの方式といいますと、今までと変わらないということになりま
83
すので、汲取りを渡船企業組合へお願いすることを考えて、関係者と協議をしておりまして、
管理はしっかりしていくと聞いております。予算につきましては地ノ島の関係でいいますと
14 万円計上させていただいております。その中で、今は作業員ということで、予算措置して
おりますが、委託契約を締結するほうがいいということであれば、そのことも踏まえて対応
していきたいと考えてございます。
○上山委員:今までが今までなので、長い間使ってもらえるように、委託なりで責任をもっ
て管理してもらえるようにお願いします。以上です。
○浜口委員:議員になって十数年前の話ですが、男浦、矢櫃、広浦、高田に観光旅館があり
ました。その当時は、有田市に来る観光客で宿泊する人、日帰りの人の実態がよく見えまし
た。観光行政を行おうと思えば、まずは実態をきちんと把握して、滞留人口を増やすことが
原点であると思います。今は、実態把握はやりづらいのですか。
○松村課長:現在も観光客の動態調査ということで数値は把握しております。平成 26 年の
数字で言いますと、日帰り、宿泊客を合わせまして、約 27 万 6,000 人程度の観光客が有田
市を訪れております。宿泊客が約2万 1,000 人。日帰り客が 25 万 5,000 人ということで把
握してございます。
○浜口委員:これがやはり基本です。日帰りはあまりお金を落とさないという人。宿泊はお
金を落とす人。約 25 万人が日帰り、宿泊が約 2 万人で約 27 万人。私の頭の中の数字でいく
と、平成 10 年頃は 42 万人。経済的なことも含めて、また有田市を素通りして南紀へ行く人
も多い。27 万人を 365 日で割ると、数のうちに入らない。この人たちは有田市が連れてきて
いるのではない。国道 42 号線を見ると、旅館のバスが高齢者を大阪方面から連れてきてい
る。この努力をしている方のことを思うと、もっと観光行政に力を入れて、滞留人口を増や
すようにしないと、有田市に観光客が来てくれるような施策を打たないと、ただ観光の項目
があるからこれに合わせておけばいいという考えでは発展はない。観光旅館が増えるくらい
であればいい。現在までに何軒減っているか実態はわかっていますか。その点も十分踏まえ
た上で施策を打っていかないと、観光旅館の人は死にもの狂いで頑張っている。やる気のあ
るところを聞かせておくれよ。
○松村課長:
「もっとしっかりせえ。」との叱咤激励と受け止めさせていただきまして、しっ
かり観光推進に取組んでまいりたいと思います。
○玉木委員長:会議の途中ではございますが、昼食のため休憩します。1時に再開いたしま
す。
午後 0時 2分 休憩
午後
1時00分
再開
○玉木委員長:休憩前に引続き委員会を再開いたします。
質疑はございませんか。
○中谷委員:93 ページ、19 負担金、補助及び交付金の中で、日本自動車連盟法人会員年会
費 6,000 円。去年はないので、多分JAFの会費だと思いますが、登録することで、法人と
して、全ての課がOKになるのか、指定された車だけになるのか教えてほしいのですが。
○松村課長:これは1台分でございます。あと市にとってのメリットを申し上げますと、市
町村の観光振興ということで、JAFの会員向けサービスで、JAFナビでドライブコース
84
の紹介であったり、会報誌で紹介していただけるということも聞いております。
○中谷委員:わかりました。
○堀川委員:観光振興で一つ案を提案します。ミカンの形をしたアド直径 30 センチほどの
アドバルーン。辰ヶ浜ならタチウオ。市内の全世帯の1つ 1,000 円程度で購入してもらう。
全部の家で揚げる。高台から写真に撮って全国に発信する。そういうアピールをすることで、
1回どんなところかいってみようかということで必ず来る。そのような発想を持たないと駄
目。情報提供しておきます。
○玉木委員長:今の堀川委員の意見に対して何かございますか。
○松村課長:ミカンやタチウオの地域資源のPRに加えて、そういった目線で尚且つ後で見
に来ていただくことにつながるということで、提案をいただきました。夢のある内容だと思
っておりますので、踏まえて検討してまいりたいと思います。
○西口委員:言われて検討するって簡単にしないで、現実的に、ミカンのことを言っている
ので、補助金出してやっているのに、シーズンになったら道の駅でミカンくらい売ったらど
うですか。ミカンが有田市をPRする最大の物産であるのに、観光客が来てミカンを買える
ところがない。地に着いたものの考え方を、やはりいろいろ検討して、検証して動かさない
と駄目。ついでに言うと2月にやっているみかん海道マラソンを、ミカンの花が咲いている
頃にやるほうがよっぽどいい。同じことを繰り返さずに、少し見方を変えてやってみてはど
うか。
○生駒委員:宮原のミカン狩りの農園をやめてしまった。観光でミカンをPRして誘客して
いくなら、ミカン狩りのできるところが全くないというのもおかしいので、観光協会の皆さ
んに声掛けして、バス 20 台、30 台でも来てもらえて、ミカン狩りができるように考えても
らった方がいいと思う。駐車場がないというのであれば、それは市で協力してあげてもいい
と思う。
○辻本委員:私は道の駅を建設するように何回言ったかわかりません。観光バスが停まれる
施設が有田市にはありません。小さくても道の駅を建設して観光客を呼べるようにしないと。
有田川町へ皆行かれてしまう。先ほど苗木の話がありましたが、また有田市のミカンには進
歩が見えない。糖度を増すために品種改良を考えていかなければなりません。ひとつよろし
くお願いします。
地域ブランドのスイーツの問題ですが、原産地呼称管理制度委員とありますね。何人ですか。
○松村課長:少し複雑でありますが、全体を総括する管理委員会がありまして、その下に品
目別委員会ということでみかん委員会またみかんジュース委員会ということで2つの委員
会がございます。それと官能審査ということで、食味をしていただく審査会がございますの
で、みかんの官能審査委員会、みかんジュースの官能審査委員会ということで、合計5つの
委員会がございます。管理委員会につきましては6名の委員がございます。みかん委員会に
つきましては7名、みかんジュース委員会は7名、みかんの官能審査委員会は8名、みかん
ジュースの官能審査委員会は9名。合計で、37 名の委員がございます。中には重複されてい
る方もございます。
○辻本委員:わかりました。次に、スイーツコンテストですが、和歌山のイオンで開催して
いる。毎年開催していますが、どのようなことで経費が使われているか知りませんので、教
えてください。
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○松村課長:有田みかんスイーツコンテスト事業補助金の中身についてということでよろし
かったでしょうか。
○辻本委員:はい。
○松村課長:毎年 12 月に有田みかんを使ったスイーツのコンテストを、和歌山のイオンで
開催しております。それに先駆けまして、有田みかんを使ったスイーツを全国的に募集しま
して、平成 27 年度は 97 件の応募がございました。書類審査を経まして 10 作品に絞ります。
10 作品をもとに、当日のコンテストで、官能審査委員さんに審査をしていただくことで、最
優秀賞、また優秀賞等を決めていただきます。以上のような中身になってございます。
○辻本委員:その最優秀作品の商品化はやっていますか。
○松村課長:時期は限定されていますが、クリスマスの時期を中心に商品化をしていただい
ておりまして、有田郡市で4ヶ所、和歌山市で1ヶ所、鎧塚さんのお店で1ヶ所で商品化を
していただいております。平成 27 年度の最優秀賞につきましては、滋賀県の方で、京都市
の抹茶専門店でパティシエをされている方で、そちらのお店でも商品化されてございます。
○辻本委員:商品化をしていると言っても、そんなにミカンのケーキは売れていません。ミ
カンとケーキは絶対にあいません。素人が見てもわかる。ミカンと餅もあわなかった。売上
げについては調べましたか。
○松村課長:実際どの程度販売につながったかということで、個数とかは把握できておりま
せん。
○辻本委員:この会場が有田市で、この参加者がここまで来てくれたら、今有田市の旅館は
どれだけ暇よ。有田みかんをPRするのはいいことだが、せめてお金は有田市内で使ったら
と言っている。それくらいのことはわかりませんか。市外でやる理由は何ですか。有田市の
ことを全く考えていない。これは市長がやりたいようですが、市長に地元でやるようにとの
声があったと十分言っておいてください。
○松村課長:この件につきましては、開催する場所につきましても、地元開催がいいのでは
ないかというご意見もいただいておりますし、一方でよりPRするためには、多くの方の目
に留まるところでPRしたほうがいいのではないかというご意見もいただいているところ
でございまして、開始当初は有田市で、見学者数は 150 から 200 人と聞いておりまして、昨
年度からイオンモール和歌山へ出て行ったということもありますので、今の段階では市外で
PRさせていただきたいと思っているところでございます。最終的に大きな誘客につながる
ところになりますと、有田市に戻ってきてということも考えてまいりたいと思ってございま
す。
○辻本委員:この 14 番の肖像権使用許諾料 60 万円。これはどういうお金ですか。
○松村課長:鎧塚寿彦さんに関するものでございまして、鎧塚さんにつきましては、ミカン
の官能審査委員とみかんジュースの官能審査委員として制度の構築、運営に携わっていただ
いておりまして、それぞれの官能審査委員の肖像権使用許諾料として 30 万円ということで、
予算計上をさせていただいております。
○辻本委員:これは鎧塚さん1人に渡すのですね。
○松村課長:契約先は、㈱ハントベルカーということで、そこの代表取締役を鎧塚さんがさ
れており、そこと締結しているところでございます。
○辻本委員:要するに顧問料ですか。
86
○松村課長:あくまで肖像権でして、市の広報用のチラシ等に、写真であったり、紹介をさ
せていただく意味で、特産品の宣伝、広告に使用させていただくというところでございます。
○辻本委員:この人が作ったケーキを売るのであれば、肖像権はいるけれども、審査に来て
もらうだけであれば、来てもらわなくてもいいのではないですか。そうすれば顧問料 60 万
円要らない。こんなにミカンが不景気やといっているのに。全く研究をしないで、昔のまま
ですね。農家の家庭訪問をやったことはありますか。もう少しミカンの事、農業の事を充分
に考えてもらいたい。そういうことを考えると、この 60 万円は非常に大きい。
新しい苗木の無料配布についてはどうなとかを今考えないと、有田みかんは終わってしま
います。今後十分どうしていけば、みかん課が躍進するかということも十分に考え、農業の
事も考えて、よろしくお願いしておきます。
そこでコンテストは来年からイオンはやめて有田市でお願いします。市長に言いにくけれ
ば私も言いに行きます。終わります。
○西口委員:地域ブランド振興費ということで、毎年約 1,000 万円計上されている。目的は
地域ブランドを上げるということで、やっていると思います。いつからいつまでやるつもり
か、永遠にやるつもりかということと、地域ブランドを上げるために、ケーキとコラボした
と思うけども、この成果、投資効率の問題、どうもそこら辺りがきちんとした運用とかみ合
っていないような気がするので、毎年同じような金額と内容と、場所はこうこうと工夫して、
やったらいいけれども、そこら辺りをもう一度きちんとしないと。これは地域ブランドでミ
カンのイメージを上げるためにやっている。ケーキの販売を伸ばす目的ではやっていない。
消費拡大を図るととってつけたようなことを言っても、ケーキの上にミカンをのせたところ
で、消費拡大につながらないと思います。
ただ、ケーキにのっている有田みかんを見ておいしそうというイメージよ。期限を考えな
いとこの 1,000 万円が…それと全体の金額の中身を見ると、かみ合わないところがいくらも
ある。肖像権の問題で 60 万円。広告料で2百何某が上っている、これは何を広告するので
すか。ミカンの広告と違って、コンテスト開催の広告でしょう。それから見ると金額が大き
い。ついでにその下に 180 万円の国内外販路開拓等々。これはまた外国に売りに行くとか、
そこら辺りを、今回はこうして計上して、例年通りやっているけども、やっぱり税金で運用
しているので、そこらをもう一度協議して、ミカンの販売戦略ないしイメージアップの一つ
として地域ブランドを作って、販売等あるわけよ。有田みかんということが前面にあるけど
も、気候の変化に伴い、味の品質の云々やと、品質改良をしないで、温州ミカン一筋でして
いると疲弊してくる。品質改良、技術革新をしないで、県の農業試験場等と協議して進めな
いと有田市だけで今後のミカンをやっていくのは無理だと思う。このイメージのために
1,000 万円であれば、もっと福祉に予算をかけてほしいという考え方もある。税金で行事を
させてもらっているということを忘れずに、やっていっていただきたい。
○生駒委員:地域ブランドの振興策で、鎧塚さんの名前を前面で使うとなると、60 万円の肖
像権料を払っているのだから、使うのであれば、東京のど真ん中で、鎧塚さんの店が6店舗
ほどあるということは聞いているので、イオンでの開催について否定はしませんが、ケーキ
の販売目的ではないと自分は思っている。
有田みかんをもう少しブランド化するための一つの施策であると思っているので、するの
であれば、東京の鎧塚さんのお店で、鎧塚さんが開発したケーキを作ってもらって、販売し
87
てもらったら全国発信できると自分は思っている。一般応募ではなく鎧塚さんに作ってもら
って、全国発信してもらったらそれで一つは成功すると思うので、それをやるのは東京でや
ってもらって。もっと大きなアピールができると思う。もう一つ、肖像権で 60 万円払って
いるが、女優の大桃美代子さんと、ソムリエの高野さんの分はどこで計上しているのですか。
○松村課長:ワインソムリエの高野さんも、大桃美代子さんも官能審査委員になっていただ
いておりまして、肖像権は発生しておりませんで、委員会開催時に1回あたり 3 万円の報酬
としてお支払いをさせていただいております。
○生駒委員:報酬には交通費も含んでですか。
○松村課長:交通費は別途でございます。
○生駒委員:大桃さんは女優さんよな。その金額でやってくれるなら、鎧塚さんは高くはな
いですか。3 万円と 60 万円ですよ。
○松村課長:鎧塚さんについては、官能審査の委員長ということで、今回スイーツコンテス
トの主を担っていただいておりますので、そういったところから肖像権ということでの支出
が必要と考えているところでございます。
○生駒委員:逆に言ったら、大桃さんとか高野さんはここに入ってもらう必要性はあるので
すか。
○松村課長:私の認識ですと、これまでも委員報酬ということでお願いしておりますので、
引続きお願いしていくのではないかと思っているところでございます。
○生駒委員:大桃さんに限ったら、入ってもらわないといけない必要性があるのですか。
○松村課長:大桃美代子さんは女優の肩書もありますが、ジュニア野菜ソムリエという肩書
もお持ちです。どちらかと言えばそのソムリエの方で力を発揮していただいているのではな
いかと思っております。
○生駒委員:はい。もうこれでいいです。わかりました。
○西口委員:大桃さんは、文化人としてなら3万円は妥当です。テレビ出演しても文化人の
枠で出るとギャラをあまりもらえない。
今の答弁は正しいと思います。
○万賀委員:高野さんの名前が出たのでお聞きしたい。ミカンワインということで、市内で
はこれからはワイン、ミカンとつながっていくのかなとその頃はそういう感じでとっていま
したが、最近はその話を聞かないので、それは今どうなっていますか。
○松村課長:共同研究ということで高野さんにもかかわっていただいて、市内の花野食品さ
んでそういったワインを作っていただきまして、引続き製造していただいております。
○万賀委員:花野食品さんにリキュール類を販売しているのは知っていますが、高野さん自
身も向こうでされていたのではないのですか。
○松村課長:高野さんのお店でも作られて、引続き販売されております。
○万賀委員:最近その発信が全くないように思うので、入ってもらっているのであればミカ
ンワインももう少し出して、ミカンが本当にワインになるか私はわかりません。販売実績も
わかりません。そのようなことは把握していますか。
○松村課長:販売実績は把握してございません。
○万賀委員:取組んで始めました。一時は騒がれた。イベントがあるときは参加した。今に
なると言われたようにワイン、ミカンと合わせて、どういう全国で発信してくれているのか、
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どれくらい売れているのかが全く見えないので、あえてこの場で聞かせてもらっています。
尻すぼみの感じがするので、そこらのところも、これから地域ブランドということで毎年
1,000 万円。もう何年になるかな。5年か。いわゆる費用対効果はどうとか聞かれる。5年
もとなるとそれを聞かざるを得ない。
毎年計上されても、そこのところはどうですかと聞きたい。ミカンワインをやったけども、
販売実績すら把握していないのであれば、費用対効果は出せることはない。この事業を継続
していくのであればそこら辺りを抑えていかないと、ではその結果はと聞かれた時に把握し
てなければ、いつまでも、いくら市長がやりたいと言ってあなた方が事業化しても、3年ま
では動向を見守る。5年となると費用対効果をきちんと出してもらわないと、いろんなこと
が波及すると思いますので、よろしく。
○辻本委員:ミカンワインが発売された時に買ったわけです。ワインにはいろいろあります
が、ミカンとワインは絶対につながりません。何かを入れれば別ですよ。あわないものを何
度考えてもあいません。そういうことでよろしくお願いします。
○岡田副委員長:コンテストを有田市で開催すれば効果があると考えている1人ですけども、
昨年上山議員と会場で見させていただいて、関係者ばかりが輪になってお客さんがあまり見
ていなかったことが感想として残っています。有田市で開催すれば、有田市の観光になりま
すし、また「あさが来た」がここで撮影されたとか、ドラマに出てきた綺麗なミカンがこれ
なんやとか、ものすごくインパクトがあると思います。
先ほど生駒議員が言われたように販路でいけば、東京でやったりして、各年で交互にする
とかやっていけばどうかなと思います。酒を飲んだり焼酎を飲んだりいろんなものをと思い
ます。失敗をしないようにとイオンばかりで開催していると思いますが、池田議員が初日に
言われたように、行政は様々なことに挑戦してみて、ためになる方向でPDCAを回して、
やっていただきたいと思います。
○浜口委員:原産地呼称管理事業。先ほどミカン農家が約 1,000、そして、700 くらいは共
選、300 くらいが個選であろうということ。その個選の中で、これは個選だけでしょう。
○松村課長:これにつきましては共選さんも3共選さんも参加いただいております。
○浜口委員:共選に入っている農家の人もこの事業についてはミカンを試供品に出してくれ
ているのですか。
○松村課長:共選として、参画をいただいておりますので、共選に参画している農家さんが
自分とこのミカンが使われているとかそういうことではないと思いますが、共選として、参
画いただいているのは事実です。
○浜口委員:例えば、700、300 の中の 300 の 20、30 の個人出荷、グループ出荷の人につい
ては、ほとんどされていないという。共選は、5、6年前に6、7億かけたセンサーがある
から、全て糖度を量っている。20、30 の個人出荷、グループ出荷の人については、味につい
ては自信があるので個選のグループで出荷している。原産地呼称は、1人で大きな反別を持
ってる人で個人出荷している人がこのネーミングを欲しがっている。そういう傾向でしょう。
○松村課長:傾向ということでは答えにくいのですが、現状 300 軒程度の個選農家さんのう
ち、参画をいただいているのが、33 農家とか 30 軒といったところでございます。
○浜口委員:呼称制度で何か広報ありだに誰が良い賞を貰ったと掲載されていますが、他の
方はこの制度によって、恩恵を受けていることになるのですか。
89
○松村課長:この制度が始まりまして、6年を迎えますが、徐々にではありますが、個選農
家さんが増えてきていることからしますと、市場での信頼性等が評価されていると考えてい
るところでございます。
○浜口委員:今年から共選は、今までの出荷体制はなしにして、共選に持って来る人の、畑
に農協の方が行って、枝付ミカンのをつついて糖度等が基準値を上回っていることを確認し
てから、出荷させる方向に変更した。今までは割当で入っていた。完熟に近づけようという
ことで、共選さんはそのような制度に変更した。それであまりこの原産地呼称には関知しな
い。共選としての責任があるという方向に転換した。この原産地呼称によりグレードが上が
るのでそれをどこまで普及させるかということ。また共選ともタイアップをして、底上げを
考えないといけない。有田みかんを基幹産業とするならば、少しは突出した考え方で進まな
いと、今のままでは衰退方向に進むというのは私の実感でありますので努力してください。
玉木委員長:会議の途中ではございますが、2時 10 分まで休憩いたします。
午後
1時55分
休憩
午後 2時10分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き委員会を再開いたします。
質疑はございませんか。
○堀川委員:ブランド振興費に約 1,000 万円計上されていますが、いろいろ意見もあると思
います。この金額でミカンを買うと、キロ 200 円として 50 トンのミカンが買えます。10 ト
ントラックで5台分。1人2キロずつ配ると2万 5,000 人の方に提供できます。
例えば、大阪駅前で配って有田市の宣伝をする。1,000 万円の使い道としてこういうこと
もできるという発想も考えてもらって、今やっていることばかりで、去年これだけ予算計上
しているから、今年もこれだけ計上しようかということではなしに、目先を変えたミカンP
Rの底上げにつながるような施策を考えていただきたい。要望して終わります。
○池田委員:2点、委託料ですが、漁業後継者対策調査委託料7万 4,000 円と水域環境保全
創造事業委託料の説明を願います。
○松村課長:まず、漁業後継者対策調査委託料につきましては、目的は漁業後継者を支援す
るために委託をしております。委託先は、有田市漁業後継者対策会議でメンバーは、漁協の
役員さん6名の方に委嘱をしております。中身につきましては、調査と言いますよりも、後
継者対策のために実働していただいております。例えば、田鶴、港、初島小学校で水産教室
等を開催していただいております。そうした中で、漁法や漁師についても話をしていただく
ことで、漁師に対する親しみを抱いていただこうということで行っております。
会議につきましても、26 年度は、後継者を支援することについて議論いただきまして、新
規就業者の家賃の補助をしてはどうか等の提案、提言をしていただいております。それと、
水域環境保全創造事業委託料につきましては、掃海事業でありまして、毎年実施をしており
ます。約 50 隻の船に出ていただきまして、海の掃除をしていただいております。
○池田委員:この点については了解ですが、先ほどから皆さんの様々なご意見で大変なのは
よくわかりますが、ここについても振興費なので、予算が減額になっている。何故減額にな
っているのですか。
○松村課長:大きな減額の要因は、昨年度は委託料で、水産業で人材育成支援事業委託料 800
90
万円程度の予算措置しておりました。28 年度につきましては、実施をしないということでそ
の分の減額でございます。
○池田委員:その事業は、県の補助金を利用したものですか。
○松村課長:全額補助金を活用した事業でございます。
○池田委員:今年はこういった補助金等を申請してできなかったのですか。
○松村課長:28 年度の当初予算では、減額となってございますが、一方で今回補正予算で、
お願いをしておりして、漁業、漁港の活性化ということでそれも含めまして、28 年度に繰越
しをさせていただいて、当初予算と補正の事業と一体となって進めていきたいと考えており
ます。
○池田委員:また補正でそういったものを計上してくるということですか。違うのですか。
○松村課長:今回の補正予算の箕島漁港の活性化ということで、上程させていただいており
ますので、今後補正をお願いするということではございません。
○池田委員:商工水産それぞれその経済的なものが、直接かかわってくることなので、皆さ
んから様々な意見が出てくると思いますが、これもどれだけ真剣に取組むかだと思います。
先ほども、「産業振興、交流に関する事業に使ってください」これを紀文まつりに充当して
いる。予算を減額するというのは、例えば、水産業、農業が少しずつでもよくなってきたと
いうのであれば、理解できますが、そこにあなた方がどこに重きを置いて予算を計上してい
るかが全く見えてこない。財政もそう。去年のとおり。農業、漁業は良くなってきています
か。
○松村課長:漁業で言いますと、国勢調査の結果を見ますと、漁業の従事者もどんどん減少
しておりますし、そういう意味では、決して活性化しているという状況ではないと認識して
おります。
○池田委員:そういう認識を持たれているのであれば、振興費を削減すること自体あなた方
のやる気が見えない。国、県の補助金も活用していますが、これも減額するのではなく、昨
年以上に取ってくることも考えないと、補正もあれですけど、やはり1年間の予算ですから、
商工水産費だけではありません。全てにおいて、全く重きを置いているところが…これね平
成 28 年度予算編成方針について、各所属長「本市ではこれまで活力あふれる明るい未来の
まちの実現に向け、市民が安全・安心やまちづくりを担うひとづくり、まちの強みを生かし
たしごとづくりなど、予算編成の重点施策として推進してきたが、さらに、一歩踏み込んで
まち・ひと・しごとの創生の好循環を生むために、これまで取組んできた施策を磨き上げる
とともに、有田市独自の地域資源を掘り起こし、新たな事業にチャレンジする魅力ある有田
市をつくることを目指すものである。」実にきれいな文章で、素晴らしい理念だと思います。
次に重点施策「2.アクティブなまち有田市につながる施策、地域産業の振興」トップに
これですよ。地域産業の振興と謳っていながら振興費を削減する。行政は結果を求められる。
以前にも言いましたが、「動く度胸と引く勇気」これができないなら我々議員で否決するし
かない。でなければこういった委員会を開催している意味がない。
○林 部長:池田議員のおっしゃることはもっともですが、補正で計上したということです
が、あれは地方創生の加速化交付金ということで、1自治体に 4,000 万円から 8,000 万円の
交付金ということで国からありまして、自治体が日頃から考えていることを2ヶ月から3ヶ
月の間に案を上げるようにと、それで内容が良ければ、採択しますということで、その中で、
91
私の知る限り、みかん課であり、産業振興課が、人口減少であるとか、漁業、農業の関係は
日頃から担当部署で話し合いは行っております。
その中でまとめ上げまして、今回期間のない中で、産業振興課とみかん課で 3,800 万円で
ほぼこの二つの課で抑えています。他の課はほとんどない状況で、やはり日頃からそのよう
な話をして、次に補助金があったら、上げようという状況でして、今回も手を挙げました。
それがほとんど補正で計上していますので、当初では新しいメニューの分は入っていません
が、補正ではあるだけの案を提案して、ついたということで、観光費であれば、1,200 万円、
水産であれば、1,400 万円を補正で計上していますが、そのような状況ですので、ある程度
は考えてやっていると私も認識しておりますので、そこら辺りは理解していただければ有難
いと思います。
○池田委員:理解はしています。していますが、やはり農業のことにしてもそうですが、結
果を伴うわけですから、予算措置をするイコール結果を求める。結果が出ないから議員から
意見が出る。それに対して、何年も同じことの繰り返しをする。議員から出た意見が、反映
されないのであれば、予算を通すということは、これは我々の責任ですから、否決をしない
と仕方がない。スイーツコンテストにしても、目的は有田みかんのPRじゃないですか。誘
客とかが目的ではないはずです。今も補正で補助金をとってきてくれていることはよくわか
りますが、それ以上に当初でも、振興するためにはお金が要るということを見せてもらわな
いと、補正でとってきたからもういいよと、状況が良くなってきているのであればそれでい
い。全くよくなっていない。となってくるとやはり、そこら辺りも考えていただいて、予算
措置をしていただかないと、納得できない。
だから 60 万円がもったいないだの言われるわけです。僕もまさしくそのとおりで、僕は
常にいつまでするのかと言っています。これは税金ですから、市民の皆さんにどれだけ公平
にやっていただけるか、市民の代わりになって市長をはじめ皆さん方が、執行されるわけで
すから、そのことを考えてこれからやっていっていただかなければ、我々としては、このま
ま同じことが続くのであれば、否決をせざる得ません。それだけ僕らは責任がありますから、
それだけ来年覚悟をもって行動してください。お願いします。以上です。
○西口委員:池田委員とものの考え方は同じですが、最終的には部としての方向性。それに
ついては予算とか財源の問題もあると思うけども、先ほど読んでくれたように予算編成方針
にもきちんと謳われている。それとこの案件がマッチするように部としてはしたという理念
を持っておいてもらっていれば、答弁でも全て答えられると思う。どうしても予算主義にな
るのでこういうことが起こってくると思う。
例えば、水産振興費にしても、箕島漁港はタチウオ日本一の漁獲高やと、県下でも有数の
漁港である。そうしたことで補正は別として、この数字を見て、まちづくりをいうのであれ
ば、漁港の整備、市場建替えの計画、観光という面で考えるとあの市場の中を歩くのは格好
が悪い。納屋について、あれを各店舗のブースにしたらいろいろ販売できる。
そういうことも含めて指導していくことも行政の仕事だと思います。漁協が建替えを計画
しても、国、県の補助金はなかなかつきにくい。そういうのもこのまちづくりに引っ張って
きて、交流センターが図書館を併設して補助金をもらうように、何か知恵を働かせて提言し
てあげてほしいと思います。漁協の建替えは、環境整備になるだけでなく、観光の目玉にな
ると思います。頼んでおきます。
92
○生駒委員:水産資源増殖振興補助金 57 万 2,000 円。これはどんなことをするのですか。
○松村課長:天然の鮎、アワビ等を増殖するための支援をすることを目的に行っておりまし
て、具体的には箕島漁協にアワビの養殖のための補助でありますとか、稚鮎の放流というこ
とで、有田川漁協へ補助をさせていただいております。
○生駒委員:勘違いをしていて、箕島のお魚のほうへするために稚魚の放流をするのかと思
っていいましたが、そうではないな。タチウオの漁獲高日本一とモニュメントまであげてや
っているので、タチウオがとれないとか、韓国なら高く売れるとかと話を聞くけども、稚魚
を放流するくらいの水産研究の指導実績はあるのですか。
○松村課長:和歌山県下の漁業の状況を調べてみますと、増殖のための補助はアワビ、真鯛、
ヒラメ、イサキであったりとかというあたりと把握をしておりまして、タチウオについての
状況は把握できておりませんけども、県下の状況は以上でございます。
○生駒委員:15 年くらい前に近大の水産でタチウオの稚魚は出来るのかと聞くと、できます
ということでありました。養殖では共食いとかでよろしくないと聞いたので、稚魚の放流を
すれば、回遊魚であるので戻ってくる。その方向で安定収入をとれるように、行政も勉強し
てもらって、建替えという話もあるけども、漁獲高の安定のために、その方向の研究につい
ても考えていったほうが、漁師さんにとってもいいのではないかと思います。
○浜口委員:有田市の人口からいくと、600 人、300 人と減少しつつある。いいものであれ
ば、漁業に携わる人が増えてくる。しかし、増えないというところはよくないということ。
有田市にはミカンと漁業に代わるものはない。これを継続していくには、抜本的な方法を考
えてあげないと、後継者もいないし、これから先細りになっていくというか、その点を充分
考えて、漁業の振興にも力を入れて、予算編成方針に従ってしっかりと担保して頑張っても
らわないと衰退する。よろしく頼んでおきます。
○池田委員:漁業後継者支援事業費補助金 27 万円。漁業新規就業者住居支援補助金 186 万
円。詳しく説明願います。
○松村課長:まず、漁業後継者支援事業費補助金 27 万円でございますが、漁業の後継者、
新規の就業者を支援するために行っているものでございまして、中身でいいますと、小型船
舶免許、海上の特殊無線免許の取得にかかる費用の2分の1を補助しようとするものでござ
います。漁業新規就業者住居支援補助金ということで、新規就業者に対する住居の支援とい
うことでございまして、新たに漁業に就業される方を対象といたしまして、家賃の2分の1
を補助しようとするものでございます。ただし上限がございまして、2万 5,000 円と定めて
おります。こういった制度でございます。
○池田委員:利用はどうですか。27 年度で 150 万円。今年度は少し増えていますが。
○松村課長:27 年度から新たに創設いたしまして、現状ですが、新たに2名の方が就業して
いただいておりまして、2人ともお若い方で 18 歳、19 歳でして、大阪堺市の方と奈良の桜
井市の方が新たにこちらに来ていただいて就業していただいております。
○池田委員:期限は。
○松村課長:2年以内ということで補助をさせていただく計画にしております。
○池田委員:免許の補助。これも毎年利用されて取得されている方は結構おられますか。
○松村課長:26 年度の実績になりますが、小型船舶免許取得者は8名ございます。
○池田委員:ミカンとタチウオの位置づけを考えると、漁師の方にみかん課はあるのに何故
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水産課はないのかと聞かれますが、答えに困ります。そこら辺りが基幹産業として、最も重
点を置くべき漁業、農業というものの位置づけを、そもそも行政として、ちょっと違うのか
なという感じは持っています。そこら辺りも考えていただいて、農業と水産業ここをもっと
重点的に考えてほしいのと、男浦の埋立地に例えば、県の水産の研究所を誘致できれば面白
いと思うし、そういった努力もしていただきたいと思いますけど、どうですか。
○松村課長:正直申し上げますと、あの土地をどうするかについて具体的な案を持っており
ません。皆さん方の御意見を踏まえますと、いかにして漁業を盛り上げていくことか思いま
すので、いろんな方面から考えさせていただきたいと思っております。
○池田委員:辰ヶ浜の箕島漁協に関しては不可能ではないと思います。関西でも屈指の港町
で、水産研究所のようなものを持ってこれるだけの港だと思っています。政治力が必要にな
ってくると思います。残念ながら有田市には県の施設が一つもない。そういったことも考え
て力を入れていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。以上です。
○西口委員:先ほど売上げが 17 億ほどと言っていましたが、これはタチウオだけですか。
他も含んでいる。
○松村課長:全てを含んでおります。
○西口委員:しらすの内訳はどう思っているのか。17 億にしらすも含んでいるから割合はど
うなっている。
○松村課長:17 億のうちしらすは3億 2,000 万円ということで把握してございます。
○西口委員:しらすが3億 2,000 万円。残りがタチウオ。
○松村課長:タチウオにつきましては、7億円でございます。鯛が1億 7,000 万円。
○一ノ瀬委員:男浦グリーンベルト剪定委託料の説明をお願いします。
○林 部長:漁協の埋立との間に生垣がありまして、その管理を建設課がしています。そこ
を年間 60 万円で1回伐採等を造園屋さんにお願いして剪定している委託料です。
○池田委員:そこって埋立の植木。
○林 部長:名前を出して悪いですが松源の社長さんの家の海側に生垣があるのですがその
部分です。
○池田委員:何メーターくらいありますか。
○林 部長:200 メートルくらいだと思います。
○万賀委員:初島漁港浮桟橋管理委託料は今誰に委託されていますか。
○松村課長:有田箕島漁協に委託をしてございまして、初島漁港に和歌山県が設置した浮桟
橋がございまして、プレジャーボート対策ということで、今、市で管理していますのが 40
隻係留できる施設でございます。その内使用料ということで、係留している方からは、市に
収入ということで入ってきます。その2分の1を漁協へ支払うことにしております。使用料
は1日1メートルあたり 40 円でして、7メートル程度ですと年間 11 万円の市の収入になり
ます。
○万賀委員:使用料の集金は。
○松村課長:一度漁協で集金していただいたものを市に払い込んでいただいております。
○万賀委員:箕島漁協の人が集金もしてくれて、半分を市に納めるということですか。
○井本係長:一度、市に全額納めていただいて、半額をお返しする手続きでやっております。
○万賀委員:県には納めなくていいのですか。
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○井本係長:納めておりません。
○万賀委員:了解です。
○西口委員:県から委託を受けているからお金をとっている。
○松村課長:施設はもともと県のものでございまして、その委託を市が無償で受けておりま
して、それを漁協へお願いしております。
○一ノ瀬委員:備品購入費の防犯カメラですが、今も何基か設置されていますか。
○松村課長:現在箕島漁港に5ヶ所設置しておりまして、更にもう1台設置しようとするも
のでございます。
○一ノ瀬委員:防犯カメラを設置することで不法投棄の数は減少しましたか。
○松村課長:撮影される範囲につきましては見違えるほどきれいになっております。
○堀川委員:漁業集落排水特別会計繰出事業の予算の比較で約 150 万円増額になっているの
は、管理費用の増と説明をいただきましたが、何故管理費用が上がったのか説明してくださ
い。
○松村課長:修繕料の増加でございまして、矢櫃の漁業集落排水施設でありますが、汚泥の
掻き寄せ機の1台が修理を必要としておりまして、100 万円程度の費用が必要ということで、
その分を見込んでおります。
○堀川委員:了解。
○玉木委員長:ほかにご質疑はございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第6款に対する質疑を終結いたします。3時 25 分まで休憩いた
します。
午後 3時12分 休憩
午後 3時25分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き委員会を再開いたします。
次に、第7款土木費について、当局の説明を求めます。(予算説明書P98
○貴志参事:歳出
第7款
~P111
)
土木費の説明
○玉木委員長:以上で説明は終わりました。
次に質疑を認めます。ご質疑はございませんか。
○辻本委員:星越池を通る新道を計画していますね。星越池を3分の1、または2分の1を
とって道路にするという話は我々全く知りません。説明はありましたか。
○貴志参事:国土交通省の有田海南道路の新設に伴うアクセス道路ということで、現在も星
越池の横から鰈川地区へ上がっていく道がありますが、それを工事用道路も兼ねて国交省で
工事をしていく。その中で現道の線形も改良するということで星越池の西側を埋める。その
ことについては初島土地改良区にご説明をさせていただきました。初島土地改良区との協議
の中で、奥地区にも説明をしてほしいということで、奥地区にも説明をさせていただいてお
ります。
○辻本委員:説明は国から来たということでありますので、市に関係がないようなものです
95
が、市からもまず里地区の市民に知らせていただきたかった。というのは、一部の方は反対
しています。一地区に説明をするのではなく、初島町の里の人に対して説明をしてください。
○貴志参事:また国と相談をして説明の機会を設けたいと思います。
○辻本委員:よろしくお願いします。
○宇野委員:100 ページ、高山川樋門・排水ポンプ管理委託料。委託料で9万円しか計上さ
れていませんが、去年も大雨の時に、4基のポンプのうち3基しか動いてなかったと聞いて、
排水能力がどのようなものかと、山地の方は被害に遭われるので、委託しているところの現
状はどうですか。
○貴志参事:高山川のポンプにつきましては、現在4基ございます。この前の台風時に、今、
議員から3基というお話でしたけども、4基全て稼働させております。この委託につきまし
ては、地元に管理委託をしている状況でございます。
○宇野委員:4基完全に稼働していた。3基しかという話を聞いたが、これはデマであった
のですか。
○貴志参事:高山川は排水口が5つございます。その内ポンプが4基設置されていますので、
一つからは排水されていない状況です。4基分は排水されていますが、1基分が排水されな
いので、もしかすると、その方が、一つの排水口から排水されていないので、4基のうちの
1基が稼働していないと勘違いされたのだと思います。
○宇野委員:その当時の雨量総計は把握していませんが、排水能力はどれくらいですか。
○貴志参事:1基に対して毎秒1トンですので、4基で毎秒4トンの排水を行っております。
○宇野委員:能力として、あまり降らなかった時でもいっぱいになってしまった状況がある
ので、排水能力はまだ劣っていると思うので、もっと降ると、もっとひどいことになると思
うので、川を見るたびにこの話は聞かされるので、排水能力を拡大は出来ないのですか。
○貴志参事:ポンプ1基の排水能力分の毎秒1トンはどうにもできません。ただ、あと1基
設置の余地がございますので、これについては、今県とも協議をしているところでございま
す。
○宇野委員:もう1基増設の可能性があるということですね。
○貴志参事:増設につきましては、機会がある毎に県に要望しておりますので、結論はまだ
わからない状況でありますが、常に要望はしているという状況でございます。
○宇野委員:精一杯、その方面に力を注いであげていただきたい。1日でも早い設置ができ
るようにお骨おりをいただきたい。
○玉木委員長:今の関連で1点だけ。1基増やせば、改善できるかできないか、以前に一般
質問をさせていただいていますけど、答えとして、1基増設というのは当然働きかけてもら
わなければなりませんが、根本的に山地地区の浸水対策に対して、県と市と協議してどう対
応していくのか具体的にございますか。
○貴志参事:この前の雨の状況を見ましても1基増設すれば、毎秒1トンの排水能力が向上
しますので、現状より改善するのは間違いないです。増設することで問題が解決するかどう
かということは不明なところもありますし、他の対策も併せてする必要があると認識してお
りまして、県とも協議はしております。県もポンプを1基増設すればいいという認識ではあ
りませんので、総合的な対策について、今後、県と引続き協議を行ってまいりたいと思って
おります。
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○玉木委員長:根本的な解決に向けて、協議を誠意をもってやっていただきたいと思います。
○福永議長:常々思っていますが、山地に樋門があって海に流れるようにしていると思いま
すが、あの水は海に流れないのか。調べたことはありますか。
○貴志参事:具体的に調査というわけではありませんが、満潮時に、あの水が逆流している
のかというところの確認はしましたが、逆流の事実はありません。波が強い時に入ってきて
いる可能性はあります。ただ、満潮時に常に逆流している状況ではないと考えております。
○福永議長:山地が浸かるような水があの一帯にあるから、水路もかなり高い所まであがっ
ているはずである。樋門を開けたがために水が入ることはないと思いますが。管理者に確認
して、樋門を開けて解決するかもしれないし、一度調査してほしい。お願いしておきます。
結構です。
○浜口委員:高山川から山地地区に入る橋は3本ある。その中間の端から北側については有
田川へ流すためにポンプアップしている。南側は高田漁港の横へ流れている。高田側へいく
樋門が手動式でこれは改良区の管理になっています。閉じているところに水が来ると水圧で
あがらない。そのために中間の橋ではなく、全部の水をポンプアップして有田川に放流して
いるのが現状。改良区が管理している樋門について市は全く調査していない。
この前も管理を任されている改良区の人と私一緒に樋門を開けようとしたが、水圧で上ら
なかった。もう閉めたままの状態にしている。そうすると漁港には水は流れない。もう一つ
先ほど議長が言っていた津井の浜に抜ける素掘りのトンネルがある。この中に土砂が堆積し
ている等で詰まっている不安がある。ポンプの増設も大事。高田漁港にある手動式の水門を
電動式にすることで水門が開いて水が流れていく。これが基本的な山地地区の浸水対策にな
る。例えば、水門を開けた時に大雨が降る。閉めると上がらないから開けっ放し。潮位が上
がると逆流してくる。こうするとかなり海に放流できる。改良区とも一度協議をしてくださ
い。また素掘りトンネルの詰まっている原因の究明をすることが今後浸水の対策になると思
う。山地地区は大変な被害を受けているので、よろしくお願いしておきます。
○林 部長:千田西から高田に抜けているトンネルですが、千田西からで山地からは抜けて
いなくて、鳥居のまだ手前のほうから高田に抜けている。そのトンネルを改良工事した時に、
一応高田側の樋門も改修工事をしています。その時に高田側の要望として、千田西側に樋門
をつけてほしいということで、樋門を設置しています。
樋門は市の管理ですが、常に開けた状態です。開閉については高田側で改良区から委託さ
れて自治会が実施している状況です。山地のトンネルについては 10 年ほど前に職員が海側
からわたって、ある程度中までは入りまして、状況調査をして、その時はつながっているこ
とを確認しております。それ以降はしておりませんので、近いうちに確認はしたいと思って
おります。
○中谷委員:102 ページ、市道整備事業 6,940 万円の中で逢井隧道長寿命化工事費は去年と
同じ 1,000 万円の予算計上をされていますが、今後の予定は。
○貴志参事:これにつきましては、平成 27 年度も工事を行っております。単年で終われる
ボリュームではないので、28 年度も延長ということで続けていくことになります。
○中谷委員:29 年度までになるのかとかの長期的なことはわかりますか。
○貴志参事:予定では 28 年度で完成したいと思っておりますが、進めていく中で、防音対
策や仮設の必要性が出てきて、もしかすると 29 年度までということになるかもしれません
97
が、希望としては 28 年度で終わらせたいと思っております。
○中谷委員:結構です。
○一ノ瀬委員:交通安全施設整備で、防護柵はどこに設置されますか。
○貴志参事:具体的にここにつけるということではなく、例えば、事故などで、破損した場
合、カーブミラーであったり、ガードレールやガードパイプであったり、また地元からの要
望などもございますので、それに対応するためでございます。
○一ノ瀬委員:わかりました。
○池田委員:104 ページ、立地適正化計画策定業務委託料 650 万円。詳しく説明願います。
○貴志参事:立地適正化計画は、地域交流センターの建設とも絡んできますが、補助を受け
る条件的なものとして、立地適正化計画は作成しなければいけないということで、基本的に
はやっておりますが、その計画で居住誘導区域と都市機能誘導区域を定めなければならない
となっておりまして、一般の規制のようなものではありませんが、例えば、箕島駅前など都
市機能を誘導していくとか、今空き家が多くありますが、要は中心市街地が空洞化していか
ないように、この辺りに居住してくださいという区域を設定していくというような計画でご
ざいます。
○池田委員:説明はよくわかりました。これ 650 万円。業者は決まっていますか。
○貴志参事:これは、債務負担行為でお願いしておりまして、27 年度から行っております。
議員がおっしゃられるように結構いい金額ですが、調査項目も結構なボリュームであります
ので、2ヶ年にわたって調査させていただいております。
○池田委員:わかりました。
○万賀委員:その下、望月港線物件調査業務委託料の対象物件はどこですか。
○貴志参事:箕嶋神社の北側の調査でございます。
○万賀委員:あそこの道を広げるための前段の調査ですか。
○貴志参事:箕嶋神社の北側には、かなり大きなご神木がございます。その辺りの補償等の
調査も行っていく予定でございます。
○万賀委員:28 年度で解消できますか。
○貴志参事:交渉ごとでありますので、確実にできるというお返事はできませんが、解消は
したい考えでおりますので、可能な限り早期に解決していけるように交渉していきたいと考
えております。
○万賀委員:地域交流センターの完成は 29 年の夏頃と聞いております。バスで出入りする
時にあの場所がネックになると思うので、交渉して、バスの往来がスムーズになるように確
保して、可能な限り交流センターの完成とあわせられるようにできれば有難いですが、そこ
のところよろしくお願いします。
○林 部長:地域交流センターと同時が一番望ましいことですが、28 年度で物件補償の調査
をしまして、交渉等がスムーズに運んでも、用地買収、その後、詳細設計まで1年かかりま
す。その次の年に順調にいきましても、30 年くらいに工事とかになると思いますので、交流
センターと同時にというわけには、なるべく早急にはしますけれども、難しいかなと思われ
ます。
○辻本委員:箕嶋神社裏ですが、完成するまでにできるのか。もう一度聞かせてください。
○貴志参事:先ほどもお答えいたしましたが、まず交渉が成立することが前提になると思い
98
ます。あれだけの樹の移設になりますので、順調にいけば、予算につきましても補正をお願
いしてということにもなると思いますが、現状、議員さんからのご指摘のとおり、交流セン
ターとできればベストということは我々もわかっております。実際は交渉事ですので、確約
することは難しいですが、早急にということでご理解をいただければと思います。
○辻本委員:わかりました。
○浜口委員:ご神木の交渉相手は、宮司さんか、それとも宮の総代さんか。以前にも交渉を
やっている。しかし駄目であった。以前は総代さんに交渉したのか、宮司さんと交渉したの
か教えてください。
○貴志参事:前回は平成 21 年頃で、その時は宮司さんと総代さん両方と交渉してございま
す。
○浜口委員:以前からこの神社は宮司さんと総代さんの間でトラブルが多発していました。
あの神社は複雑で、怪文書まで出回り、宮司さんを辞めさせようということにまでなりまし
たが、辞めなかった。箕嶋神社だけが裁判で神社庁から外れてしまった。そういう事情も十
分加味されているのかと思います。一般的に交渉相手は総代さんになります。初島神社は同
対事業で道を拡幅する時の交渉の窓口は総代さんでした。箕嶋神社はどちらかが交渉の窓口
になってもらわないと、事情をよく収集しないとなかなかいきにくいと思います。その辺の
準備はどう思っている。金額は 150 万円計上していますが。
○貴志参事:通常であれば神社庁所管ということになりますが、神社庁から外れているとい
う議員のご指摘も把握はしておりますが、総代さんのほうも、当時からは代替わりされてい
るということもお聞きしておりますので、その辺りも注意しながら交渉していきたいと考え
ております。
○浜口委員:交渉相手を見極めて、実のある交渉をしないと、空回りでは仕方がないので、
予算を計上した以上はやることが前提であるので、神社からの了解を得るように努力してい
ただきたいとお願いしておきます。
○西口委員:予算計上しているので、できるという思いを持たないと駄目。お宮もいろいろ
なことがあったのも事実ですが、交渉も悪かったのであのようになってしまいました。きち
んと進めて入れはあの時で解決していました。総代さんも代替わりしていて、今回予算を計
上しておいて、相手のあることなのでという答弁は駄目。自信を持って計上してくるように。
遊び半分でやっているのと違う。
○林 部長:相手のあることでと言いましたのは、交流センターと同時期に開通といいます
か、その時期には難しいということで、交渉が長引けば遅くなるということで、そういう答
弁でありました。担当部署としましては、あそこは市のメイン道路でありますし、一番支障
になっているのはわかっていますので、早急にとりかかっていく気持ちで予算を計上してお
りますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
○西口委員:交流センターのまちづくりとの関連もあるので、しっかり頼んでおきます。
○浜口委員:神主さんに上手する必要は全くない。総代と交渉しなさい。
○宇野委員:立地適正化計画策定業務委託料。貴志参事の答弁を聞いていると、市街地の空
洞化を防ぐことを含んでいるという、去年は 1,000 万円あったが、今年は 650 万円になって
いる。14、15 年前に箕島の南北道路をつないでくれという話も、ある議員から一般質問され
ました。この空洞化を防ごうというのと、何故箕島がさびれていくかというと、南北道路が
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必要ではないかと思いますが、その辺のところの解釈はどうしたらいいのか。
○林 部長:立地適正化計画策定では居住区域を箕島のほうに持っていくという計画もあり
ますが、本町通りには空き家も多く空洞化している中で、南北道路は以前から地元の要望も
ありまして、必要性は十分に理解しておりまして、地籍の成果が今年秋から年明け頃に法務
局に設置されます。市としましてもその成果を利用して、もう一度現状の 11 メーターの幅
員が必要であるのか立地適正と絡めまして、考えていきたいと思っております。
○宇野委員:この委託料をかけてやろうと頑張ってくれているので、空洞化について十分承
知してくれているようであるし、いろんな反対もありかわかりませんが、そこら辺りは共に
考えていくというスタンスでいければいいと、これはお願いであります。
○上山委員:105 ページ、箕島下水路ポンプ設置工事費について、説明願います。
○貴志参事:背戸川の水位を下げることを目的に、箕島高校横に有田川につながっている水
路がありまして、そこに樋門がついているという状態です。有田川の水位が上昇すれば、樋
門を閉めるという状態になりますが、そうすると当然、水の逃げ場がない。
今は、箕島ポンプ場で排水している状態でありますので、主に新堂地区から流れてくる水
を途中で抜くという考えの下で、先ほどの樋門のところに排水ポンプを設置して水位を下げ
ていこうと考えております。
○上山委員:これは 27 年度にコンサルか何かでずっと調査していたと思いますが、これは
ポンプを何基設置して水位がどれだけ下がる計算になっていますか。
○貴志参事:ポンプは2基設置予定です。容量は毎分1トンです。
○上山委員:雨量にもよりますが、フル稼働することでどれくらい水位が下がりますか。
○貴志参事:具体的な計算に基づいてやっておりません。ポンプも高山川にあるような大き
なものではなくて、限られた場所に設置するものでありますので、新堂側の水を軽減させる
ということで、設置スペースも考えて2基設置するというもので、計算上何センチ下がると
いう話ではございません。
○上山委員:その限られた場所で最大でいくということですか。
○貴志参事:これも難しい話で、計算上出せますが、それをまたコンサルに委託すれば、ど
れだけ下がるという数値は出ますが、場所的にも3基設置すれば、逆にポンプが自然流下の
妨げになるという状況になりますので、とりあえず2基設置して状況を見極めたいと考えて
おります。
○上山委員:コンサルである程度の水位は出てなかったのですか。そういう予算はとってな
かったのかな。
○林 部長:上山議員が言われているのは、24 年か 25 年で箕島地区の内水対策の測量は行
ったと思います。それは背戸川の浸水対策で、新堂、山田原、山の上からも流れてくるとい
うことで、量的にはどうかということで調査をしました。あの調査では、山田原、新堂とい
う部分の量は箕島高校の東側に流して、一番最初に計画していたポンプ場につなげる。ポン
プ場の費用で約 10 億必要である。背戸川の浸水を解消するにはそれくらい必要になります。
そういう調査は出ています。
10 億は現実味はないので、箕島の中の方の地籍調査も行っていますが、現状で水路が切断
されているところも今後調査が終わりましたら図面上で分かりますので、そこの整備を実施
していきたいと考えております。それと内水対策として水位計を今年設置しております。ま
100
た参事から説明がありましたように、どれだけ水位が下がるかというのは難しいですが、で
きることからということで、ポンプは小さいですが、2基設置する費用を今回計上しており
ます。
○上山委員:コンサルを入れたのにそれに沿ったことになっていないのか不安になったので、
まず出来る事からやって、それで終わりではなく、様子を見ながら浸水対策については、前
向きに取組んでくれると思ったらいいですね。わかりました。
○万賀委員:2基設置で毎分1トン。2基で2トン。2基で今までの状況の改善が見られた
場合、もう何基か増設となった場合はあと最大何基くらい増設できますか。
○貴志参事:スペース的にはあと1基分はあると思いますが、ポンプの取水口が2つ増える
ことになりますので、そうなりますと自然排水の阻害になる可能性もありますので、ポンプ
で排水するよりも、自然流下による排水の方が能力は高いと思います。状況を見て、ポンプ
で排水するのがいいのかは今後の検討課題です。
○万賀委員:今回2基設置して結果が良ければそれでいいし、効果が見込めればもう1基と
なりますが、スペース的な問題がある。有田川が満潮になった時にはポンプで排水する、そ
こには最大2基しか設置できない。自然に流れるほうがいいのはわかっています。あと1基
は無理なのですか。
○脇村主幹:箕島高校の南側にある樋門は3門ついております。その内の2門につきまして
は、上流側へ水路がつながっていない状態で、1門のみ新堂の水を有田川へ出している状態
です。ポンプを増設となりますと、今使われていない2門ごと改修をすれば、使えないこと
はないと考えております。
○万賀委員:わかりました。1門であれば、今のところ2基が精一杯ということ。これにつ
いても、今期できるだけ早くと思いますが、29 年度にまたがりますか。
○貴志参事:製作からになりますが、28 年度中には設置できるようにと考えております。
○万賀委員:了解です。
○玉木委員長:107 ページ、宮原駅駐輪場照明灯設置工事費 150 万円。これは1年ごとに折
れて倒れているもののことだと思いますが、今2基倒れていますが、3基目はまだ立ってい
ますが、これは何基するのですか。
○御前課長:全体で6基ありますが、そのうちの4基の建替えとなります。
○玉木委員長:6基のうち4基で残り2基はそのままで大丈夫ということですか。
○御前課長:4基が古くて、2基は新しいタイプですので、駐輪場内の4基を更新するもの
でございます。
○玉木委員長:わかりました。
○一ノ瀬委員:砂浜児童館横の公園も都市公園ですか。
○貴志参事:都市公園でございます。
○一ノ瀬委員:106 ページの都市公園清掃等委託料ですが、あの公園は清掃が行き届いてい
ません。その声をよく聞きますし、実際に行かせてもらいましたが、トイレ等も汚いです。
そこもこの委託料に含まれていますか。
○貴志参事:委託料に含まれております。委託につきましては、各自治会へお願いしており
まして、委員ご指摘のように、行き届いていないところがあるということでございますので、
自治会と協議をして、しっかり管理をしていきたいと思います。
101
○一ノ瀬委員:公園内のトイレは汚いので使わずに、漁港内のトイレを使うという声をよく
聞きます。あとは隣の児童館。公園のトイレを開けてみるとすごく汚いので、開けたくもな
いという雰囲気が漂っていますので、よろしくお願いいたします。
○浜口委員:たまたまこの交流センターが、建設の予算に入っているということで、1点お
聞きします。107 ページの借地料 285 万 3,000 円を計上していますが、借地面積はどれくら
いありますか。
○大松課長:2,138 平米になります。
○浜口委員:今回借地しなければならないというのは理解します。購入した場合は、国から
の交付金があり、借地ではないと理解していますが間違いないですか。
○大松課長:借地料に対して、国の交付金は見込んでおりません。
○浜口委員:そうすれば、購入するほうが、有田市にとっては大きな得になると思う。借地
の 2,138 平米について、借地契約の期限はありますか。もし、4月以降に購入できれば、交
付対象になるのか。この3月までは対象になるのか。私はあるところから聞いていますが、
皆さん方の考え方を聞きたい。
○大松課長:土地の購入につきましては、購入して、国の交付金を活用できるうちに市の所
有にしたいという思うは以前からございます。これまでも交渉を重ねてきまして、今のとこ
ろ承諾を得られませんので借地となっております。
予算の持ち方もありますので、今年度は予算を確保してございますので、交渉している最
中ですが、承諾を得られておりません。翌年度の土地購入費の予算は計上しておりません。
これは、地権者の方と交渉するなかで、28 年度中に意思が変わるというのは難しいと判断
しまして、予算計上は見送っているところです。
○浜口委員:予算計上をしていなくても、285 万 3,000 円というのは、毎年必要になる。10
年では約 3,000 万円必要。今であれば坪 15 万円くらいで購入している。1反で約 4,500 万
円。長期スパンで考えると購入するほうが得である。来年度末までの1年間の地権者に対す
るアプローチというのは、大松課長のところでするのか、予算計上している建設課でするの
か、そこら辺りを1本化しておかないと話にならない。そこの調整はできていますか。
○嶋田理事:新しい市民会館の建設の計画を立てた段階で、用地の確保については、当時、
市長公室、その後経営企画課で交渉を進めてまいりました。今後につきましても、経営企画
課で対応することになると思います。
○浜口委員:予算は建設課で計上しているが、交渉は経営企画課ということでいいですね。
これで、1年間の借地料を払ったからもういいということにはせずに、売ってもらえるよう
に、この地権者は売りたいと思っている。都市計画道路に対する市の買い上げについては、
減税の措置がある。売っても税金は要らない。建物については、それがないから 4,500 万円
で売ると 800 万円の税金がかかってくる。ここがネックになっている。嶋田理事だいたいそ
ういうことではないですか。
○嶋田理事:おっしゃるとおりですが、単価的なところで、折り合いがついていない。こち
らは鑑定に基づいて交渉しておりますが、先方さんは相当高い金額を希望されています。そ
こで大きな開きがございます。税負担の問題については、1,500 万円という控除がございま
して、民民で売買するよりは有利であることを丁寧に説明をして交渉してまいりましたが、
今のところ、売る意思はないということで、交渉は終わっているというところです。引続き
102
状況を見て交渉をしていきたいと思っております。
○浜口委員:有田市はこれもそうやし、教育も全体的に借地が多すぎる。借地料は相当な額
になっていると思う。できるだけアプローチして、売ってくれれば、市にとってはいいこと
になるので、粘り強くアプローチして売ってくれるとなった場合、予算がなければ、補正を
組めばいい。交渉の継続をお願いしておきます。その点やるという答弁だけしておいておく
れよ。
○嶋田理事:引続き努力してまいりたいと思っております。
○浜口委員:はい、結構です。
○中谷委員:111 ページ、改良住宅附属施設管理事業の建物修繕料、昨年が 10 万円であった
のが、368 万円とかなりアップしていますが、中身について説明をお願いします。
○貴志参事:建物の修繕料といたしましては、8ヶ所の雨漏りの修繕と北原集会所の屋根の
飛散防止を予定しております。
○中谷委員:当初に計上するためには、要望があって集計して予算に計上するのは改良住宅
に説明して行っているのですか。
○貴志参事:管理委員会がございますので、そこからの要望に基づいて集計している状態で
す。
○中谷委員:了解です。
○辻本委員:会館の屋根の修繕はどこの会館ですか。
○貴志参事:北原会館の今は屋根材が風で飛んでいますので、完全修繕ということではなく、
飛散することで他に迷惑がかからないように、暫定的に、完全修繕となりますと 800 万円程
度必要になりますが、レベルをある程度下げて人に迷惑をかけない程度に修繕する計画にし
ております。
○辻本委員:金額は。
○貴志参事:北原につきましては、300 万円くらいになると思います。
○辻本委員:予算化すると1年の間に消化しないといけないのではないですか。
○貴志参事:地元から建替えの要望があることは聞いております。完全に修繕すれば、800
万円程度必要になる。建替えになればこの金額が無駄になることになりますが、そこも考慮
しまして、現状で、風により屋根材が飛散しておりますので、レベルを落としてということ
であります。
○辻本委員:わかった。この住宅新築資金は修理代に使うのですか。
○林 部長:この4万 2,000 円は、住宅新築資金の償還が滞っている方に督促状を送付した
りする事務的な手数料でありますとかの必要経費を、県、国で見ていただけるということで、
その費用になります。
○辻本委員:わかりました。
○万賀委員:111 ページ、不良空き家除去補助金 800 万円。
○貴志参事:具体的な場所ということではなく、補助金ですので、リフォーム補助金と同じ
で、募集をかけ申し込みをしていただいてということになります。
○生駒委員:補助率はどれくらい。
○貴志参事:補助としましては、5分の4が補助です。上限は1軒につき 80 万円となりま
す。
103
○生駒委員:申込みはありますか。
○貴志参事:国の交付金を活用しておりまして、予定では4月、5月あたりに交付申請をし
て、6月、7月くらいに交付決定が下りる。その頃に向けて広報などで周知して、いつから
申し込みということで設定したいと思っております。
○生駒委員:わかりました。
○浜口委員:建設の関係者に認識しておいてもらいたい。以前私は貴志参事の前任者であっ
たか、前々任者であったか忘れましたが、国の備蓄交付金については、港、初島地区が対象
地域であると言わせてもらいました。答弁をもらっています。今期備蓄交付金の中から建設
でどれくらいの金額をハード面にまわす予定であるのか聞いておきたい。
○大松課長:備蓄交付金の 28 年度の予定交付額としまして、見込み額は合計で 8,300 万円
を見込み計上させていただいております。そのうち、初島地区への工事に関しましては、
○浜口委員:違う。建設部にどれくらいの比率をとっているのかと。
○大松課長:建設課関連につきましては、充当額を 1,000 万円としております。
○浜口委員:この場ではいいので、後日 8,300 万円を充当したところ。各部に充当している
というのが現状。建設課に割り振りするくらいでなければ駄目。余ったものを他に充当する
という予算措置をして、特に申し上げたのが、東燃ゼネラルがあるからこの交付金が入って
くる。その危険地区である初島、港地区をまず重点的に考えて配分するのであればわかる。
その点予算作成するほうはよく認識しているのか。
○大松課長:備蓄交付金に関しましては、以前から、東燃ゼネラルの備蓄タンクがあるがた
めの災害等緊急避難のための交付金であるということをご指摘されておりまして、そのとお
りでございます。予算査定に中でも十分配慮しながら取組む気持ちは常に持っているつもり
です。
○玉木委員長:ほかにご質疑はございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第7款に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。会議の途中ですがこの程度に留め延会にしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
○委員一同:なし。
御異議なしと認め、延会いたします。次の予算委員会の開催日ですが、3月 16 日、水曜日、
午前 10 時より開催いたします。本日はこれにて延会いたします。
午後 5時00分 延会
104
平成28年3月16日
出
委
午前10時00分
全員協議会室
席 者
員
玉木久登委員長・岡田行弘副委員長
浜口元司委員・西口正助委員・宇野博治委員・生駒三雄委員
堀川 明委員・辻本意典委員・中谷桂三委員・万賀幸雄委員
児嶋清秋委員・上山寿示委員・池田敦城委員・一ノ瀬敦子委員
福永広次議長
経営管理部
市民福祉部
経済建設部
教育委員会
辻川和希経営管理部長・嶋田博之経営管理部理事
喜多俊充参事・大松満至経営企画課長
竹中春輝財政係長・石井滝称まちづくり係長
嶋田勇嗣市民福祉部長・大谷せつ子市民課長
馬倉三喜福祉課長・福永康一市民課主幹
林 慶造経済建設部長・貴志浩年参事
泉泰朗建築住宅係長
谷輪吉伸教育次長・伊藤正人教育総務課長
田中 聡生涯学習課長・北野幸太郎教育総務課主幹
筋原 章施設係長・田中康元総務係長
松村恵美社会教育係長・南村尚史社会体育係長
尾藤寿彦文化振興係長・森元統括教育指導主事
消防本部
山本 崇消防長・田邉隆義消防次長
梅本敦夫警防課長・嶋田富司総務課主幹
議会事務局
境
正吉局長・森川直子次長・大谷真也書記
午前10時00 開議
○玉木委員長:おはようございます。連日お疲れさまでございます。
それでは、本日の予算決算委員会を始めたいと思います。
第8款消防費について当局の説明を求めます。(予算説明書P112 ~P119
○田邉次長:
歳出
第8款
消防費の関係部分の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。それでは質疑に入りたいと思います。
○宇野委員:救急自動車について。これは増設ですか。増車。
○田邉次長:更新でございます。
○宇野委員:買い替えですか。
○田邉次長:はい、そのとおりでございます。
105
)
○宇野委員:今現在救急車輌は何台ありますか。
○田邉次長:現在有田市消防本部の所有につきましては、救急車3台でございます。2台に
つきましては出動車輌として、1台につきましては、車検時等の予備救急車として、所有し
てございます。これにつきまして、更新期間5年で約 14 万程度走行いたしますので、5年
を目途として更新を予定しております。それについて今回第一先発の車両について更新を要
望するものでございます。
○宇野委員:5年で大体 14 万キロ目途に更新しているということで、ありがとうございま
す。それと救急車輌に搭載されている医療機器の更新とかいろいろ国に対するマニュアルと
か、5年の中でみな収まっていく状況ですか。器具も新しく更新されていくと思うんで、そ
の目途も5年くらいでということ。
○山本消防長:救急車そのものは5年ですけど、3台で運用していきますので実質 15 年に
なります。救急車購入するときに備品を込みで購入しまして、そのまま 15 年使っていくと
いう形になります。備品だけ故障しない限りはそのまま使うという形をとっています。
○宇野委員:機器が古くなってそのような状態でも、思い切って買い換えるとかしないの、
中の器具だけですか。
○山本消防長:そのとおりでございます。
○生駒委員:関連で聞いておきたいのですが、前にこの予備の消防自動車、2台まわってい
るうちの1台途中故障して、予備の消防車呼んでそれも具合悪かったていう話を聞きました
が、その替える車の前の車が予備になっていくんよな、それ大丈夫かな。
○田邉次長:先程の故障した救急車につきましては、今現在予備救急車として、使用してい
るものでございまして、これは約 16 万 7,000 キロで、エンジンが載せ替えという形で取り
寄せていただきました。この車両につきまして今回廃車して、その代用するものについては、
今現在2台めとして出動しているものをそちらにもっていくとういう形で、新しいものをと
りあえず第一先発の救急として行くようになってございます。
○生駒委員:話はよくわかりましたが、予備の救急車故障するようなことがないように、整
備点検もきちっとしておかないと、さあっという時に間に合わないので、その辺だけ十分注
意しておいていただきたいと思います。
○田邉次長:生駒議員さんがおっしゃるとおり、私どもそのようなことがないように注意し
てまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○万賀委員:関連ですが、この 3,000 万、3,059 万 3,000 円、これ1台1台の値段ですか。
○梅本課長:1台の値段でございます。
○万賀委員:今聞いたら、中身は替えない、ただ単に救急車1台の値段、だいたいこんなも
のですか。
○田邉次長:新規で購入する車輌につきましては、中身を含んだものでございます。そして
中身を替えないというのは、2台目3台目の予備救急車にいくときに替えないという事でご
ざいます。
○万賀委員:中身を含んでこの値段ということやな。車だけの値段とちがって、そういう意
味。了解です。
○岡田副委員長:ドライブレコーダーの装着は、和歌山県の方は義務付けられているのです
か。
106
○田邉次長:現在義務付けられてはございませんけど、新規購入の救急車については、搭載
しようと考えております。
○浜口委員: 116 ページ。13 節の特定屋外タンク貯蔵所検査委託料ということで、662 万
6,000 円を計上しております。私は以前から委員会において、簡単なレベル測量であるので、
消防職員さんで少し研修してやれないかと、時の消防関係者は、やれると思います、という
答弁を頂いております。私はなぜこれを言うかというとね、業者まかせにして、その業者か
ら出てくるデータしかあなたがた見てないわけですよ。
先日もあったように、マンションのくい打ち工事で、改ざん偽装があるわけですよ。これ
は難しい技術のいるものなら、あなたがたに言わない。東燃ゼネラルのタンクとの接続部の
配管からの油漏れがちょいちょいある。こういうことがあるから皆さん方で、チェックでき
ないか、できるでしょ、3時間も機械の扱いを習えば。それすら一向に前向きな考え方がな
い。あの大きな会社でも、杭の改ざん、偽造というのがある。現実的にあなた方が自分で確
認する義務があると思う。それぐらいの考えを持たないといけないと思う。
消防は聖域というような考え方があるのではないか。皆さん方は希望して入っているので
しょ。市民の救急車による搬送もある。確かに勤務状態もいろいろある。それはいたしかた
ない職務ですよ。そんなこと消防長頭の中にあるんか。委員会さえ終われば終わり。そうい
うような考え方でやっているのか。私はあなた方に無理なことは言わない。2時間か3時間
あったらできる。
○田邉次長:屋外タンクの貯蔵層の委託につきましては、平成 15 年に発生した十勝沖地震
これによりましてタンクが火災となりまして、それにより基準が見直されたことによりまし
て、現在浮屋根式という大きなタンクの屋根部分ですけども、そこの変更する場合には技術
指摘支援ということで委託してくださいという指針が出ておりまして、その分をここ数年行
っているのが現状でございます。
○浜口委員:専門分野に出さなあかんとこは出したらいいです。私が言っているのは、不等
沈下の話。軟弱なところにタンク作っているのですよ。箕島漁港、いわゆる軟弱なところに
作ったんで、アニュラプレートの破損によって火災を起こした、北海道の室蘭にあった、タ
ンクの不等沈下的なね、そういった検査があると思います。高さの、水平であるか傾いてい
るんか、いうような検査もよ、皆さん方でできる範囲は一度やってみると、それが企業に対
するけん制となるわけよ、何もかも委託してしまったら上ってくるデータしか見ないんです
よ。それが今マンションなんかの大きな問題になっている。任したら任せきりじゃなしにね、
というのはタンクとのパイプのところで油が漏れるんよ、漏れるということは水平になって
いないから。
○山本消防長:そのとおりでございます。
○浜口委員:そういう小さな積み重ねが大きな事故になるから、皆さん方がよく企業に対し
て、指導していただきたい。市民に対するサービスも大事、企業に対しても大事、東燃ゼネ
ラルの人が言っています。以前の消防の人厳しかってね、という。そんな感覚ですよ、今。
東燃ゼネラルなんか、あなたがた遠慮しないで、言うべきことは言う、させることはさせる、
というようにあなた方が管理してやらないと、あちらこちらで石油精製工場の事故を見てつ
くづく思う。これは有田市消防に任せられるのかな、民間団体でチェックしないといけない
のかな、こういうことがあるから、以前から皆さん方できないのですか、不等沈下について
107
大丈夫ですかって、時の消防長は、ほとんどの方は、簡単なものですよ、できますよと。二
十数万くらいの測量機械は買ったらええんよ。それで抜き打ちにたまに不等沈下はあるのか、
西か東に傾いていないかと言うようなことをね、それでまた、フローリングタンクの難しい
技術的なことは専門の業者に任せたらええんやけどね。自分たちで納得できるくらいのこと
は、自分たちで今後考えていく方向に考え方を変えていただきたい。どう思う。
○田邉次長:浜口議員おっしゃるとおりでございます。
○浜口委員:おっしゃるとおりと違うんよ。そういうふうに前向きに考えていくというのか。
いる分があれば、そんな何百万もする物ではないんよ、建設課に行ったらいくらもあるんよ。
借りることもできるんよ。それも一つ勉強してね、時には企業に対する牽制、そうすれば企
業の方も皆さん方に対する考え方変わってくる。
そんなこと言ってしまって悪いけど、東燃ゼネラルで言うてるんやから。ここ数年多いか
ら言っている。タンクの油漏れ、小さな火災、この小さな火災によって大きな事故起こした
ら大変だからね、企業に対して消防としての義務を果たしていただきたい。
○中谷委員:113 ページ、消防事務事業の内で 19 の負担金補助及び交付金、先程もちょっと
説明ありましたが、各種専科教育受講負担金 287 万 6,000 円、これはほとんど救命士のこと
だと思いますが、昨年2名分ということで、158 万 4,000 円が計上されています。今年度 129
万 2,000 円アップということで、287 万 6,000 円の内訳の方お願いできますか。
○田邉次長:内訳についてご説明申し上げます。まず職員が活動するにあたっての技能を修
得するために、玉掛け技能講習の受講料1名ございます。それと小型移動式クレーン運転技
能講習ということで、1名ございます。
そのあと県消防学校の新規採用職員の初任科教育受講者負担金ということで、37 万 8,500
円酸欠硫化水素危険作業主任者講習1名となっております。それと初任科の卒業した後に救
急車に乗るための初任救急課程ということで1名、11 万 2,400 円計上しております。それと
救急救命士の研修受講者負担金ということで、1人 207 万 1,000 円必要となってございます。
あと中型運転免許 17 万円等でございます。
○中谷委員:このいろんな試験受けるときに、講習代金で貰える物と、国の試験を通らない
といけない場合とケースがいろいろありますが、これについての例えば1回だけ受かるまで
みれるのか、要するに例えば落ちた場合に、そのへんの今までの実績でいいのでどういう対
応されているのか教えてください。
○田邉次長:現在のところ1回で受かるというんですか、技能講習におきましても全て試験
がございます。それにつきましては現在落ちた職員はおらない状況でございます。過去に落
ちた職員はございません。
○中谷委員:過去にはないらしいのだけども、もしもね、この予算が計上されていて、例え
ば1回落ちたと、2回目いくときはその分もみる予算としてなっているのか、その辺どうで
すか。
○田邉次長:私どもの方は1回きりということで、落ちた場合については、実費なりなんな
りで、自分の責任の下で取ってもらうようにと思っております。
○中谷委員:それを聞いて安心しましたが、若干他の例えば漁業の振興の補助なんかは、船
舶免許なんかは1回落ちても2回目されているってお聞きしたんで、気になってお聞きした
んで、本人もね、2回目だったら自分が出さんなんなっていう思いで取ってもらわないとね。
108
そういう形で今後も対応よろしくお願いします。
○田邉次長:わかりました。
○中谷委員:115 ページの警防活動事業の中の 13 の委託料で消防緊急通信指令施設保守点検
委託料が 799 万 2,000 円計上されていますが、昨年度の予算が 583 万 2,000 円ということで、
消防の施設の去年から適応されていると思うんで、今年 210 万くらい増えているのがなぜな
のかご説明お願いします。
○田邉次長:26 年度におきまして、消防救急デジタル無線の設備が整備されました。それの
瑕疵期間が1年間で終了したということで、28 年度から保守費用が必要になってくるという
ことでございます。そしてこの無線設備につきましては、指令装置と一体化をなすものであ
り接続しているものでございますので、その分の保守費用を計上させていただいたとそうい
うことでございます。
○中谷委員:ということは平成 27 年度のこの 583 万の中には、今回の分は含まれてない分
があるので増えたていう理解でいいんですか。
○田邉次長:そのとおりでございます。
○児嶋委員:消防団費の説明欄の共済費、公務災害補償掛金 53 万 7,000 円、これは前年と
変わっていませんが、今度条例で消防団員さんの公務災害、若干引き上げるんですよね。
掛金は変わらないのですか。
○田邉次長:掛金につきましては変わりございません。
○児嶋委員:補償の内容が仮に上乗せされても変わらないということですか。
○田邉次長:はい。
○児嶋委員:はい了解しました。
○池田委員:消防団のことお聞きしますが、報酬のところのこの出動手当とか訓練出動手当。
これは出動した方だけに支払っているんですか、それともしない方にも消防隊員であれば支
給されるものですか。
○田邉次長:出動した方のみでございます。
○池田委員:恩給及び退職年金団員退職報償金、この支払っている方って、どういうふうな
方にお支払いするのですか。
○田邉次長:公務災害団員退職報償掛金についてでいいと思いますが、これにつきましては、
市町村は消防団員との公務災害補償とかいろいろな退職補償年金、これの支給について適格
に実施するために消防基金というものがございまして、そこに掛金をしてくださいというこ
とで総務条例で定められております。それに基づき私どもの方が掛金を行っております。そ
して支払うものにつきましては、消防団員さんということで、20 年 30 年勤められた方に対
する報償ということで、退団時に支払うということになってございます。
○池田委員:これ今回の予算額でいうと、何名にいくらぐらいずつ支払うんですか。
○田邉次長:これは消防団員さん階級がございまして、団員さんから始まって、班長クラス
部長、分団長という形で上っていくんですけど、班長クラスで 20 年から 25 年の方を基準と
いたしまして、9名予算化してございます。
○池田委員:単純にこの金額を9で割ったらいいのですか。
○嶋田主幹:先程総務課長が言われましたけど、1人当たり 43 万 8,000 円です。の9名で
見込んでます。
109
○池田委員:この報償金で消防団に何年以上いた方。
○田邉次長:5年以上となっております。
○池田委員:消防団ポンプ操法事業。これは多分 27 年度予算には載ってなくて、今年上っ
てきていますけど。
○田邉次長:これにつきましては2年に1回ということで、前回は 26 年度ということにな
っております。
○池田委員:ここの訓練、出金手当てというのはもちろん訓練出た人のみの支払いですか。
○田邉次長:そのとおりでございます。
○中谷委員:消防団員さんが 248 名ということですが、お正月のときに若い人が入ってるん
ですが、平均年齢をお願いしたいのと、高齢の人がおられるので他市に比べたらかなり高齢
化してきていると思いますが。
○山本消防長:年齢別にいいますと、まず 20 歳から 25 歳が4名、5年ごとに6名、24 名と
なってきまして、一番多いのは 40 歳から 45 歳 65 名となっております。
○中谷委員:平均年齢はでてないの。
○山本消防長:平均年齢はでてないです。
○中谷委員:結局他市との比較は難しいのかな。
○嶋田主幹:平均年齢ですが有田市では 45.1 歳です。ちなみに近隣の海南消防で 46.8 歳、
和歌山市ですと 48.4 歳です。もう一つ南の御坊市消防本部、ここですと 42.9 歳となってい
ます、以上です。
○中谷委員:心配していましたが和歌山県下では、45.1 歳ということで若い方であるという
ことですね。あと消防団員として年齢制限はないとお聞きしましたが、各地区のバランスあ
りますね、例えば箕島だったら何名ぐらいのところに何名いるとか、なにか枠みたいなのが
あるのか、各地区で定数割れというのになっている状況なのか教えていただければ。
○田邉次長:その人口による割り当てはございませんけども、以前機構改革ということで 200
人から 250 人に引き上げられた時に、定員数は決められました。それで初島分団さんについ
ては 40 名、港分団と糸我分団につきましては 28 名、箕島分団と宮崎分団につきましては 32
名、保田分団につきましては 41 名、それと宮原分団でございますが、ここは 45 名の定員で、
合計 250 名と決められております。
○中谷委員:中の団員の割り当ては先程お聞きした人口割りということと、今 250 人に対し
て登録というのか、実際の団員が 248 人で2人だけの欠員ということでよろしいんですか。
○田邉次長:そうでございます。
○玉木委員長:関連で、毎年 248 人ですけど、いつも出初式のときに、新団員ですってご紹
介いただくんですけど、それに伴い退職されている方と、丁度、数といえばそれは各分団で
バランスを取りながら、例えば4人辞めたら4人補充するとか、そういう形をとっているん
ですか。それを教えてください。
○田邉次長:通常はバランスとって1名退団するときは1名の新入団員さんという形をとる
んですが、どうしても辞めなければならないと、でも代わりがないという状況がございます。
それで宮崎分団さん1名と箕島分団1名がここ数年欠員状態になっております。その中で宮
崎さんも箕島さんも入れ替わりは行われております。以上でございます。
○堀川委員:消防団員の話やけどね、出初式やったら婦人防火クラブって出てくるんだけど、
110
ああいう方への手当てというのは、この予算には全く上ってないけど、全く別個のものです
か。
○田邉次長:婦人防火クラブにつきましては任意団体ということで、手当てはございません。
ただし委託契約という形で、年間いくらか支払っております。
○堀川委員:それはどこに。
○嶋田主幹:防火意識啓発推進委託料としまして、116 ページをご覧ください。下の方の8
防火啓発推進事業、その中で婦人防火クラブに 15 万、委託料として支給しております。
○万賀委員:先程の池田委員が聞いたところで、共済費の団員退職報償掛金これは毎年これ
くらい掛けているわけですよね。これは消防団員 248 人の方の全ての掛け金をしているので
すか。
○田邉次長:そうでございます。全てです。
○万賀委員:共済費の6の、団員退職報償金というところで 394 万 2,000 円じゃないですか。
これは掛けている中から下りるのではないですか。下りないのですか。二重に上っているよ
うで気になるのですが。
○嶋田主幹:今議員さんがおっしゃられた 480 万報償、これ掛け金です。職員、団員さん 250
人掛ける1人単価1万 9,200 円の掛け金としまして、480 万計上しています。それに対しま
して補償金いわゆる退職金みたいなものです。それは9人を見込でまして、1人単価 43 万
8,000 円先程言いました計 394 万 2,000 円を計上してます。これは去年と同じ金額です。
○万賀委員:聞いているのはね、退職のための掛け金をしているわけでしょ毎年、今年9名
分上げていると、それは掛け金から下りてくるのではないのかなと、そこを聞きたい。そう
でないのなら、そうでない理由、そのへんを聞きたい。
○田邉次長:退職報償掛け金は掛け金として基金の方に掛ける分でございますが、この恩給
退職報償年金としているのは、見込みという形で一旦市の方で支払うことになっております。
そして基金のほうからその支払った分については、戻ってくる。
○万賀委員:今年何名ありましたって届けているわけ、届けたら下りてくるわけやなそうい
うしくみか。これは消防費で出して下りてきたらどこへ入ってくるの。
○嶋田主幹:117 ページをご覧ください。消防団費の中の特定財源があります、今年度の財
源内訳の中のその他としまして、394 万 3,000 円、これは退職報償金として入る予定です、
もし退職されれば、そういう形になります、歳入で。
○万賀委員:団員退職報償金は一旦出すけれどもまた、その他でそこから入ってくるという
ことですね。わかりました。
○玉木委員長:ここで 11 時 25 分まで休憩します。
午前 11時10分 休憩
午前 11時25分 再開
○玉木委員長:休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
○上山委員:消防団員の報酬っていうのは例年同じですけども、これは有田市独自で決まっ
ているものなのか、それか国からの指針で団員に対しての報酬はいくら、手当てはいくらっ
てもう決まっているのですか。
○田邉次長:報酬の金額につきましては、国の方からの方針で、団員さん出動についてはい
111
くら、訓練についてはいくらっていうことで、決まってございます。そして一応予算の方に
つきましては、災害、非常災害の出動等についてどれだけあるかわからないし、またないか
もしれない、ということで一応見込みとして、団員さん1人につき約3回だったと思うんで
すが、3回を出動という見込みで計上させていただいております。
○上山委員:はい、わかりました。
○岡田副委員長:水防団の方は年間 9 万円程度で、自治会に下りているような予算ですけど、
その方の保険ていうか命がけで雨の中一番大変なときに、ポンプを閉めに行ったりとかされ
て消防団の方だったら失礼ですけど、亡くなったら何千万とかありますが、この方たちの身
分保障が無いんですよ、水防団の方が消防団の中のメンバーに入れてもらえるとかそんなの
は、難しいかわからないですけど。
○田邉次長:消防団員の中に加入というのは、ちょっと難しいかと思いますけど、一応、後
の4目の方にございますけど、水防費の方で公務災害補償掛金というのを掛けさせていただ
いております。これは有田市にお住まいの方が水防に出動していった場合に、全て補償され
るという形で、人口かける 1.5 円なんですけど、掛けさせていただいております。そちらの
方の補償しかございませんが、一応出るようになってございます。
○岡田副委員長:その件は了解しました。あと大体年間、消防団の方の出動、実績というか、
何回ぐらいありますか。
○田邉次長:実績ということでございますが、消防団の出動は火災におきましては、3件ご
ざいます、風水害の災害については2件、あと訓練という形で年末警戒等で 10 件ございま
す。その他の出動という形で待機出動とかございます。先程申し上げました風水害の災害に
つきましての2件は実際に活動したということです。待機等を含めまして9件ございます。
合計で 24 回の出動となってございます。
○岡田副委員長:了解しました。
○万賀委員:需要費の中の修繕料、それから建物修繕料、前年度修繕料は 90 万、建物修繕
料は 40 万、今年修繕料で 114 万、建物で 29 万 2,000 円、こう上っているんですけど、消防
団の人から聞くと、各地区にある消防の詰め所、そこがかなり傷んできているということを
よく聞くんよ。毎年少しずつ、こういうふうにして上っていますが、今詰め所が有田市内で
何箇所あるのかな。
○田邉次長:現在詰め所につきましては、7箇所ございます。それに付属するものとして、
器具庫という形で小型ポンプを置いているところも7箇所ございます。
○万賀委員:その中でね、今のところ緊急を要さない新しくなったのは何箇所で、雨漏りす
るとか雨が降ったらそこで徹夜しなければならない場合もある訳ですよね、そういうことも
含めてですね、建物自体を何とかして欲しいという要望も多いんですよ。これから先どのよ
うにしていくか、例えば一つずつでもやっていくのか、中期、長期になるのか、その辺を教
えて欲しいのですが。
○田邉次長:現在建物の修繕とか必要な部分につきましては、早急に必要な分については予
算の方で計上して、行っているのが現状でございます。ただ今後、有田市の動きというんで
すか、統合等そこらの検討も入ってございますので、消防団の建物についても検討していか
なければならないものであるということで、その辺を視野に入れて計画的に修繕等をして行
きたいなと思っております。
112
○万賀委員:今、統合という言葉が聞こえましたが、消防団もそういう対象になって行くと
いうふうに考えていいかね。市はどのように。
○田邉次長:例えば港分団の詰め所は水害とかあった場合に、危険な地域にございますので、
そこらも私どもとしては考えていかなければならないのかなというところでございます。
○万賀委員:中学校の統合とかさ、そういうのは子供の人数が減ってきてというのは、話の
題にのっていくんやけど、この先消防の詰め所のあるいは最終的な建て替え、この修繕料で
急を要するところはやっていると言うのはわかるんだけど、最終的にはその方向になるので
はないかな、その時に市民の人の安全安心そういうことを含めた中で、消防団の統合という
言葉が聞こえたので言わせてもらうけど、統合って初めて聞くのでね。
○田邉次長:統合を考えているということではございませんでして、建物につきましても考
えていかなければならないのではないかなと移転とかも含めまして、ということで全体的に
考えていく。その中で消防団員の人数等につきましては、減らすとかそういうことは考えて
ございません。ただそういう可能性も出てくるかな、今後あるかなということで、すみませ
ん統合って言いまして。
○万賀委員:港について、もしあの場所で建て替えるのは、津波等危険やから、例えばの話
よ、箕島と港のそこに建て替える、そういう可能性はあるということやな。各地域の統合し
て、今7つあるけど3つにする4つにするていう話ではないんやな。
○田邉次長:そうでございます。
○万賀委員:できるだけこれは財政、お金の伴うことなので、消防だけでこの各詰め所の建
て替えそういうことも考えて、予算としては抽象的なビジョンを持って、方向性として、も
うなおった所はいいんですよ、まだやっていかなならんとこもあると思うので、財政のほう
と予算について話し合っていったらと思います。
○田邉次長:万賀議員のおっしゃることわかりました。今後協議していきたいと思います。
○万賀委員:わかりましたというより、気持ちを持って当局とも話していくか。
○大松課長:今財政というお言葉をいただきましたので、先日、公共施設等総合計画という
お話をさせていただいた中で、消防団の建物だけではなくて、市の所有する全ての公共施設
をその計画の中で考えていくということで、団の施設だけを統合するこういう解釈ではあり
ません。全ての建物を見て有効利用を図っていかないとだめなので、
例えば、他で不用になった建物がその地域で出てきたりしたならば、それを団の施設とし
て利用することも考えられます。また団の施設なら詰め所と器具庫が7箇所という形で 14
箇所の建物があると、そういう所を総合的に勘案して財政負担を出来るだけ減らして、今後
必要な経費や扶助費、そういったとこに対応するために、全ての施設をもう一度再点検して、
総合的に勘案していくという意味でのお話です。
○万賀委員:全体的に調べていろいろやっていく中で、この消防の庁だけでなくてよ、団の
詰め所、器具庫なんかも抽象的なビジョンの中で取り入れてやっていただきたい。
○万賀委員:毎年毎年消火栓ということで、今期7基って言ったのかな、毎年何基か上って
きている、これかなり進んできたと思うけど地域からの要望が毎年多いのかな。
○梅本課長:地域からの要望もございますし、有田市の水利の整備計画というのを立てさせ
てもらっています。有田市で消火栓がどれくらい必要なのか、消防水利の基準というものが
ございまして、全ての建物、防火対象物から 120 メーター以内に消火栓を作りなさいという
113
ような規定もございまして、それにのっとって有田市には大体どれくらい、もちろん山の上
とかに作るわけではございませんで、民家の多いところ人の住んでいるところを中心に、考
えてございますが、確認させていただいて現在はどれくらいの距離があるかというものを計
算させてもらって、必要なところに必要な分だけ作らせていただいているのが、現状でござ
います。現在の有田市の充足率ですが、93 パーセントとなってございます。
これは去年の4月1日現在の数字でございますが、また4月に入りましたら計画をもう一
回見つめなおすということで毎年見つめなおしてやっておりますが、現在は 93 パーセント
くらいが充足しているように私どもはみております。以上でございます。
○万賀委員:水利 120 メーター以内に1箇所作らないといかんという、今現在 93 パーセン
ト、かなり 100 パーセントに近づいていると思いますが、この 93 パーセントっていうのは
さし当たって何基くらいが、93 パーセントに当たってるの。今何基くらい消火栓が。
○梅本課長:消火栓の基数でよかったですかね。現在で4月1日時点、平成27年去年の値
ですが、1,091 の消火栓がございます。防火水槽が 76、その他の水利で 14 ということで、
全体で 1,181、有効な水利があるというふうに私ども計画しております。
○万賀委員:93 パーセントで 1,100 って言ったのか、これっていうのは 100 パーセントにな
って終わる時期っていうのは来るのかな。半永遠的に毎年毎年、まだ 120 メートル以内とい
うことなら7パーセント残っている今の現状ではやれ、それだったら何年後に埋まるでしょ
うと、毎年見直していく中で、この 93 パーセントが今年 95 パーセントになりました、とは
いかないのかな、その最終年度ってないんかな。
○山本消防長:一応畑なんかで民家建っていないところは予定していないんですよ。ところ
が新しくそこに住宅できました、新しくいるっていうことでどんどん増えていくという現状
になっております。
○万賀委員:有田市全体では人口も減ってきている、しかしながら戸数としては、件数とし
ては横ばいか少し増えてきているということかと思いますが、毎年毎年何基かずつやってる
んやいしょな。地域の要望と言うよりか、有田市の消防の中で、この 120 メーター以内は戸
数何軒あったらやるって取決めあるの。
○梅本課長:そういう取決めとかはございませんでして、ただ我々が現状を確認に行って、
この辺民家が増えて必ず必要だっとか、畑の中にまた民家が1件建ったよとか、そういうの
を見てきまして、また建築確認とかで確認しまして、そういうのを見て、来年もうすぐこの
辺に家が建つんだな、家が建つということは、水道管も引かれることもございますし、そう
なったときに一緒に消火栓も作っていこうとか、そういうふうに考えてございまして、理想
的には 120 メーターの円が有田市民が住んでいるところ全てカバーできれば、いいんかなと
いうふうに考えて計画は立てております。
○万賀委員:ある程度半永久的にやっていくような感じていうこと、と取っておいていいか
な。件数も増えるかもしれない、水道管引くときにはそれと一緒にやったほうが、後々やる
よりはコストも安くなるとかそういうことも考えて、やってくれているというふうに取って
おいていいんですね。以上です。
○中谷委員:119 ページのところの今の 19 の続きですが、初島地区の消火栓ホース等の整備
事業費補助金で 50 万、昨年も 50 万出てるんですが、これは他の地区に無くて初島地区だけ
がされているのか、要するにこの補助金の財源内訳も一般財源使っているのかその辺お願い
114
します。
○田邉次長:この 50 万円につきましては初島の財産区から市への繰入金として 144 万円、
繰入れられた金額の内 50 万円を消防施設の整備ということで、繰入れてこられた金額でご
ざいます。地区的には初島地区だけでございます。
○中谷委員:財産区のお金であって、一般財源からの繰出しはしていないっていう考え方で
いいのか。
○田邉次長:そのとおりでございます。
○玉木委員長:ほかございませんか。なければ第8款に対する質疑は終結いたします。
会議の途中ではありますが昼食のため休憩をいれます。
午後 0時05分 休憩
午後
1時00分
再開
○玉木委員長:休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
第 9 款教育費について当局の説明を求めます。(予算説明書P119
○伊藤課長:
○田中課長:
歳出
歳出
第9款
第9款
~P150
)
教育費の関係部分の説明
教育費の関係部分の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。第1項、教育総務費、第1目教
育委員会費からを議題といたします。
○中谷委員:119 ページの特別職給与費のところの説明で、たぶん教育長の変更の分だと思
うのですけども、給料のところで特別職1人が去年 295 万円だったのが、今回は 708 万円に
なっているのと、3番目の職員手当等というところも昨年度は 140 万 8,000 円が今回 278 万
2,000 円になっているのですが、このあたりの変更理由をもうちょっと詳しくお願いできま
すか。
○伊藤課長:現教育長が去年の 10 月 18 日に再任いたしまして、新教育委員会制度というこ
とで、特別職となってございます。前回は、平成 27 年度は特別職の給与費は 11 月、12 月、
1月、2月、3月と5ヶ月分を計上してございます。28 年度につきましては丸々一年間の特
別職給与費を計上させていただいております。
○中谷委員:了解しました。
○池田委員:120 ページの学校規模適正化検討委員会委員 15 人はどのような方がなられてい
るのですか。
○伊藤課長:これから策定いたしまして委員会をつくっていくのですけれども、構想といた
しましては、現教育委員さんでありますとか自治会の代表さん、保護者の代表、学校の代表、
あとは学識経験のある方を思ってございます。
○池田委員:検討委員会、どのような検討をされるのですか。
○伊藤課長:児童生徒数が減少してございますので、将来的に学校の統廃合を視野に入れた
年次計画というのを策定するにあたっての委員会を思ってございます。
○池田委員:これは法律などで委員会を立ち上げ設置しなさい、というような決まりになっ
ているのですか。
115
○伊藤課長:法律上の決まりというのはないのですが、教育委員会内でまずは統合に向けて
検討するということで、委員会を設置しようと思っております。
○池田委員:必要なのですかね。
○谷輪次長:広く意見を求めまして、最善の方法を探っていきたいというふうに考えており
ます。
○池田委員:たぶん現場、学校におられる先生方、校長先生であったり教頭先生、教職員の
方々が一番その学校の実情を把握していると思うのですよ。それに加えてわざわざこの委員
会を立ち上げなければいけないという目的は…今もおっしゃったのが答えだと思うのです
けど、あえてこういう委員会は必要でないと思うのですが、いかかですか。
○谷輪次長:おっしゃる意見もあると思いますけれども、やはり地元の方々の学校に対して
の思いというのはかなりあると思います。そういった意見もくみ上げて、よりよい学校をつ
くっていきたいというふうに思っております。
○池田委員:よりよい学校をつくっていきたい…学校をつくるのにこの委員会が必要という
ことですね。
○谷輪次長:ひとつの手段だと思います。すべてがこればかりではないというふうに考えて
おりますが、ひとつのツールといいますか、手段のひとつだというふうに考えております。
○池田委員:結構です。
○児嶋委員:120 ページの先ほど池田委員から指摘された学校規模適正、この中に学校の教
員を経験された方や自治会の代表の方などが確か出席したと思いますけど、小学校、中学校
に思い入れがあるということで、自治会さんあたりが入ってくると、いろんなものが出てく
ると思うので、実際は難しいという気を私はもっているのですが、やっぱり地域に残してほ
しいという気持ちがあると思うので、そのあたりお聞かせ願えますか。
○谷輪次長:議員がおっしゃるようなところはたぶんあると思います。ただ、子どもたち、
教員のことを考えて、広い目で見ていただいて、何が地域のためになるのか、有田市のため
になるのかというところを一緒になって議論していただけたらと考えております。
○児嶋委員:以前にも初島の方で云々ということがあったので、なかなか思うように続かな
かったという事情があり、本当に地域の人にとればやはり、私であれば田鶴小学校を卒業し
たから絶対残してほしいという気持ちがつい出てしまうので、自治会さんあたりが入ってく
れば余計にそういうふうな思いが強くなる気もするので質問させていただきました。答えは
結構です。
○玉木委員長:関連でひとつ、今池田委員、児嶋委員からもあった学校規模適正化検討委員
会、このあいだ教育総合会議を傍聴させていただいて、その問題を教育委員の方も取り上げ
られていて、市長の答弁等も聞かせていただいているのですけれども、さっき池田委員が言
われたように、委員会をつくって協議しても実際こうやります、と言ったときにこの委員会
がどれだけの力をもつのかというのが、やはりちょっと不透明な気がするのですよ。地域の
方の声も聞くということは物凄く大事だし、それを進めていくことによって逆に委員会の中
から話がまとまらないということも起きてくるのではないかと思うので、本当に意味のある
委員会にするのであれば、力をもつようなものにしていかないと、教育委員もおられること
だし、そこへ地域の方が入ってこられて、これから行おうという統廃合について真逆のこと
になってしまうとまたそこで頓挫してしまうような委員会になるのではないかという気も
116
するので、そこはしっかりとこの方々に意味というものを説明していていただいて、取り組
んでいかなければ駄目なのではないかと思うので、そのあたりはしっかり教育総合会議でも
揉んでいただいてやっていただきたいと私は思います。
○谷輪次長:要綱等をこれから作成するということでございますので、そういった委員会の
位置づけ、市長はその委員会が出した結論に対して、どのように臨むのかというような位置
づけについてもあわせて検討してしていきたいというふうに考えております。
○西口委員:なぜつくったのかというのは、議論、意見をいろいろ聞いて、答申を受けて、
それを参考にし有田市のものとしてやっていく。だからここの地域で決まったら、権限でこ
うだという運用の仕方をしていたら大変なことになります。教育委員が入れてこうだとかい
ったら、うちの審議会をするのと同じよ。会の本当につくるあり方を、目的をきちっともっ
てつくらないと、その中へ教育委員会を入れてこうだと言ったら主導でしょう。そしたらそ
こで決まって、教育委員会でこれは選定するのかどうかと有田市の方針を決めるときに、会
へ参加したら、賛成なら賛成反対なら反対となってしまいます。
今言うような位置づけ、説明をきちっとしないと駄目。権限をもたせとかこういう意見が
出たときにそこに権限をもたせてこうしろというような意見は意見として聞いてそれを位
置づけで、そこで決まったものを教育委員会が丸呑みで受けるようなものであれば、つくら
なかったら曲がった方向にいってしまう。今言うようにまさしく真逆の答えが出たときにど
うもこうもならない。きちっとしたつくる方針をもって、つくったときの説明を参考意見に
するのですよ。検討委員会などというのは。審議会なんかでもそう。そこで決まったらみん
な聞かないでしょう。
教育委員なり教育委員会がつくるメンバーなどと言っているのはメンバーやそういうの
にできるだけ教育委員会のそういうのを入れていくと、そこの意見が力関係で押されてしま
ったら違う方向にいくことになってしまう。だから、もう一回そういう今初めてつくるので
はないけど、やはり何でもつくったらいいというものではないのです。それをつくって今度
意見を答申にきたら議会と同じです。いろいろ提言してもひとつも改まらないのと同じです。
だけど議会に言っておかなければうるさいから言うのとひとつも変わらない。きちっとした
委員会をつくる目的として、十分議論してもらって、メンバーも重要であります。議員もメ
ンバーの位置づけを聞くのはそんなものなど聞いていません。やはり教育ならばできれば精
通した人、いろんな意見の立場の人、充て職だけではなしにこうだというのを言いたいだけ
です。そういうような運営をしてやっていってください。いろんな意見、委員会なりそうい
うのを参考にして、十分意見を聞き入れられるような、万機公論に決すべきでいってくださ
い。
○堀川委員:学校規模適正化について、私はもう 11 年か 12 年前に一般質問で、中学校1校
制を提言しました。ところがその当時の市長、玉置市長の時代だったのですが、それを2校、
箕島中学校、初島中学校の統合、保田中学校、文成中学校の統合で検討しろということで、
関係部署へおろしました。初島は箕島へ統合というのは問題なかったのですが、保田、宮原
についてはどっちがなくなっても嫌だ、自分の母校の名前がなくなるのは嫌だと、同じよう
な規模ですのでそれがうまくいかなくて、うまくいきませんでした。
私は一校で全く違う場所、全部の母校がなくなるような、同じ条件で違う場所に建ってく
れたらいいのだという提言をしたのですが、当時の市長は2校で、結局話はまとまらず、そ
117
のままになりました。結局、中学校を一校にしても、我々が箕中を卒業した当時の生徒数ほ
ども、今、4校あわせてもないのです。一校で十分運営できる人数しかもうないのです。と
いうことで、小学校の統合ということになったら、子どもさんから地域性というのがあって
なかなか統合というのは難しいと思います。まだ、中学校であったら十分統合できると思い
ますので、推進委員とかよく言いますけれども、やはりこのあたりの人選というのは一番難
しい。ある程度の知識というのか、前向きな人を推進委員に選定しないと全く反対だと言っ
ている人を推進委員にしたら絶対に前に向いて進みません。私は規模を検討して一校にする
とかというのは大いに賛成です。答弁はいりません。
○浜口委員:堀川委員が言われたので、これは聞いておいてもらわないと。当時、初島中学
校と箕島中学校の統合、文成と保田の統合という話になりまして、初島中学校が統合につい
ては、初島町内でいろいろな議論をされたのです。そして初島中学校が箕島中学校に来ると
いうことはそんな簡単ではなかったのだけれど、市の説明によって2校にしたいと、文成も
保田も統合するのだという説明を受けて、それなら初島中学校も箕島中学校の方に統合に賛
成しますと初島はもうはっきり宣言したのです。
しかし文成と保田がなかなか、有田川の中に新しく学校でもつくらない限り綱引きになっ
てしまったのです。初島は決して簡単に統合は賛成ではないのです。市の方針であったもの
を理解したとこう思っておいてください。
○西口委員:今の問題ですけど、その統廃合で話を進めているときに、やはり政策です。有
田川の真ん中に建てないといけないのではないかというのは、統廃合の問題で動きます。そ
の最中に文成中学を新築し、建て替えたらそんな話は経済的になどで飛んでしまいます。初
島にしてもそうです。統廃合は人口だけの問題ではなくて、やはり学校を経営していくため
のひとつの手段として、いろんなことを含めた、子どもの規模の学力の競争力とか検討し、
やっているわけです。
もちろん経費の問題もあります。単なる経費の問題だけいくと初島小学校耐震などの議論
が答えをしない間に、何億もかけて完成してものの二月ほどして箕島中学校へ行き、小学校
が初島の校舎が新しいから行くというような政策を打ったら何にもならない。でも現実はそ
ういう流れになっているので、教育だけの問題でもないわけです。そんなのも含めてやはり
ひとつ議題が出たら、ひとつずつきちっと詰めていかないと、統廃合云々だとか進んでない
でしょう。今度は統廃合を進めて、浜口議員が言うように、場所的に言って真ん中にしよう
と思えば、悪いとか良いとかは別の話で、文成中学校があんなに立派にしたらここに移るの
かな、と意地になって保田の人たちはうん、と言わない。だから何でも建てたらいい、やっ
たらいいとか、そういうのも含めた考え方をもった人を選んでいただいて、大局的にたって
しなければ、港小学校は今あるけれど、できてから何十年もたってがらがらになってきてい
るわけですよ。財政の問題で、夕張は今あったものをひとつにしていると言います。税金は、
入ってくる経費は先細りしている。教育委員会といえば頭のいい人たちであるのだから一度
考えてください。
○玉木委員長:ここで2時 15 分まで休憩します。
午後2時00分 休憩
午後2時15分
118
再開
○玉木委員長:それでは休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
○上山委員:124 ページの上段で、特色ある学校づくり推進事業委託料、前年比より 200 万
円アップになっていますけれども、去年より今年は 200 万円分の違う特色をつくるという意
味で上がっているのですか。詳しい内容説明をお願いします。
○伊藤課長:この委託料につきましては、各学校の裁量予算と言いますか、たとえば地域学
習の講師代であったり、教員の資質向上のためのお金でありますとか、野外の活動費であり
ますとか各学校それぞれ特色をもって、各学校の裁量にて行っている予算でございまして、
こういうふうなところに教育委員会としても、もっと学校において特色がある活動をしてい
ただきたいということで予算をつけております。実際にこんなことをするというのは各学校
から、これから出てくるメニューでございます。
○上山委員:一校あたりいくらと出して、そのまま配分すると。では、去年の 150 万円予算
がついていたのに対しての事業報告などというのを検証して、今回要望があったから 200 万
円上乗せというようなことではないのですか。
○伊藤課長:各学校にてそういった予算をもったら独特の活動ができるということで、もっ
と予算を増額していただきたいという要望はもう学校長からあります。それに応じてつけた
予算でありまして、これから各学校とも考えていただいて、出てくると思っております。
○上山委員:要望に応じた額で出すのか、それとも一校あたりいくらか、最初であれば一校
あたりいくらと聞いたのですが、今の答弁ならその要望に応じた額で、というような分配の
仕方で、そこはどちらですか。
○伊藤課長:学校から出てくる希望予算も増減額をうちは設定しないと、いくらあってもお
金は足らないというか、予算がありますのでそのあたりも、児童生徒数も勘案して、各学校
の出てきた要望も勘案して予算配分をやっていきたいと思っております。
○上山委員:そうしたら一校いくらではなく、その各学校からあがってくる事業に対しての
補助を、ということですか。その活動を支援するための、補助金ではないですけれども、お
金をつけるという意味の委託料ととったらいいですか。
○伊藤課長:原則そうでございますけれども、ただ、大きい学校も小さい学校もありますの
で、学校の規模も考慮はしたいと思っております。
○上山委員:ちなみに昨年は各学校からまんべんなく要望というのはあがっていたのですか。
それかこの学校はあるけれども、この学校はないとか。
○伊藤課長:小学校7校、中学校4校、全校でございます。
○上山委員:その中で要望があがってきて、これは必要ないだろうとかこれは是非ともとい
うような精査はなされているのですか。
○伊藤課長:ある程度見ますけれども、各学校とも特色があるといいますか、こんなことや
りたいというのに使っていただいたらいい予算だと思っております。
○上山委員:この 200 万円増えた予算の出所はどこですか。
○谷輪次長:自由裁量のお金を増やして、今まで行けなかった研修に行けたりだとか、隣の
有田川町なんかもあると聞いておりますし、自由に使えるお金はとにかく増やして、学習、
学校の運営に生かしていこうという趣旨のものでございまして、特にこれがやりたいからと
いうことで…財源ということですが財源はふるさと応援寄付金を充当しております。
○上山委員:プラスされた要因というのは、ふるさと応援寄付金の分で、ということですか。
119
そしてもっと学校で考えろというような意味で出しているものと考えていいですか。
○谷輪次長:それまででももっとこんなことに使えないのか、もっと財源がないのかという
お話もいっぱいいただいておりまして、その部分では各学校いろいろ特色があるので、学校
サイドの自由に使えるお金というのはあまりなかったものですから、増やしたらいろいろ研
修に行けたり、教材で必要なものを買ったりだとか、そんなことで自由に学校の考えで使え
るお金ができるといったことをもうちょっと増やしてほしいというふうな要望もありまし
た。
○上山委員:昨年度の計画の中でこれはよかったというものをひとつ何か、特色、これは違
うな、よかったなというのだけでも教えて下さい。
○伊藤課長:これはよかった、というのは申し上げにくいのですけれども、やはり生徒のた
めの課外活動費でありますとか…たとえば民泊体験、これは他の学校にはないことをしてお
りますので、そういう体験の補助とか教師のための資質向上に対するお金というふうに各学
校でつかっております。
○上山委員:今度の決算の時にはこれはよかった、という結果をできるようにきっちり学校
に成果を見せられるように投げかけてください。
○一ノ瀬委員:ふるさと納税で 2,600 万円が教育指導費に入っていますよね。それの内訳を
…さっき 200 万円は特色ある、というところだったのですが、残り 2,400 万円は。
○伊藤課長:ふるさと納税充当分のところですけれども、中学生の海外派遣、あと Q-U のテ
スト委託料と…
○田中係長:その他なのですけれども、学校生活支援員 1,600 万円、学校司書 350 万、特色
ある学校づくり 350 万円ということです。
○一ノ瀬委員:ありがとうございます。続いて、Q-U テスト検査委託料、毎年されているみ
たいですけれども、結果はどうなのでしょうか。改善されていっているのでしょうか。
○伊藤課長:Q-U テスト、楽しい学校生活を送るためのアンケートということで、年2回、
小学校2年から中学校3年生まで実施しております。このテストを受けることによりまして、
子どもたちの不登校であったりいじめの防止であったり、そういう早期発見に役立てており
ます。非常に役に立っていると思います。あまりやっている市町村がないので、有田市独自
の特色ある事業だと思ってございます。
○一ノ瀬委員:特色ある独自のものというのはわかったのですけれども、数値的にはこれを
する前とされてからだんだん実績が出てきているとか、たとえば以前は不登校、いじめあわ
せて 100 人であったのが、今 50 人になっているとか。
○森指導主事:不登校なのですが、不登校に関しては平成 19 年、20 年、21 年、これくらい
が不登校のピークになっています。市内あわせて不登校や病欠その他の理由も含めると約 50
名から 60 名くらいいました。今現在は、不登校については市内の中学校で昨年度 10 人、そ
れから小学校で1名、今年度はまだ終わっていませんので、何人かまだ集計できてないので
すけれども、そういうようなかたちで減少傾向になっております。ただ、Q-U テストについ
ては平成 25 年度からということになっておりますので、平成 25 年の時点ではすでに学校の
取り組みによって不登校の数はかなり減った状態になっておりまして、今現在はどちらかと
いうと横ばいの状態になっております。全国の不登校率に比べれば、有田市の不登校率とい
うのは低い状態になりますので、そういう意味からいえば、効果はあるかと思っております。
120
そして Q-U テストについては、子どもたちを見る際に学校の教師というのは勘でこの子はこ
んな子だという大体の見取りはあるのですが、Q-U テストをすることによって客観的な見取
りができるということになりまして、学校現場の中でも非常に活用できるという声は聞いて
おります。
○一ノ瀬委員:この Q-U テストに絡んでの子ども育成支援事業で支援センターを設立、開設
となっているのですか。それとも全く別物で開設されるのですか。
○伊藤課長:Q-U テスト云々ではなくて、やはり不登校の子のための適応指導教室をつくり
たい、そういう思いからつくっております。
○一ノ瀬委員:適応指導教室というのは不登校の子、親御さんでも、そこの教室に呼んで支
援していくということですか。
○伊藤課長:基本は不登校の子どもたち、親御さんも含めてなのですけど、そこへ来ていた
だいて授業をするとか相談するとかそんな業務です。
○一ノ瀬委員:場所はどこで開設されるのですか。
○伊藤課長:先ほど田中課長からも説明がありましたけれども、須谷に教育集会所がござい
ます。一応そこを予定しております。
○一ノ瀬委員:ありがとうございます。
○中谷委員:123 ページの紀の国緑育推進事業 502 万 8,000 円、これは去年が 371 万 7,000
円で一応全額県の負担とお聞きしております。今年の委託料のところでかなり、昨年と 142
万円ほど増えているのですが、この内訳をお願いします。
○伊藤課長:増額となった内容でございますけれども、体験学習の指導員が昨年度までは各
校4人から5人でありましたのが、やはり子どもたちにいろんな体験を、のこぎりやチェー
ンソーも持たせてあげたりしますので、各校生徒4、5人につき、1人つけていただくとい
うことで、指導員 35 人から 140 人になりましたので、その増額がほとんどでございます。
○中谷委員:対象となる子どもというのは、何名くらい予定していますか。
○伊藤課長:希望のあった学校、小学校は6校、中学校は2校で計 440 名くらいを予定して
ございます。
○中谷委員:全額県の予算だし、森林体験するにはすごくいい内容だと思っています。だか
らここでお願いしたいのは、森林体験はあくまでも 100 パーセント県のですけれども、有田
市から森林というと場所的に、地場産業の観点から、みかん課とか水産とか農業、漁業の後
継者の育成からいくと、やっぱり学校で職場体験をすることによってすごく後継者にも役立
つところもあるのかなと思うし、たとえば漁業であれば、田鶴小学校の生徒なんかはそうい
う体験をしながら親の後を継ごうかというような、文化祭などでもあるのですけれども、で
きたら農業と漁業でそういった県の予算の中で、後継者的にそういう取り組みはしていると
思うので、できたら教育の面でそういったおいしいところがないか、漁業のそういう体験が
できる補助金がないか、手探りでも聞けるのであればこれから、来年度、もう 28 年度はも
う間に合わないので 29 年度などに向けて学校での体験学習ができるようなものがないか、
そのあたりも調べてもらい、できたら来年度予算に取り組んでほしいのでお願いします。そ
れについて意見があればお願いします。
○伊藤課長:これは県の森林体験学習ということで、議員さんがご提言の有田市独特の体験
というのは非常に大事なことですので、例えば市の関係部署の産業振興課でありますとか、
121
県でありますとかそういう事業も一度研究して参りたいと思っております。
○浜口委員:説明欄の 14、文教施設の借地料の件で、3,150 万円何がしを計上しています。
箕島中学校が一番多いですかね。金額的には。長い年月借りています。これを 10 年借りた
ら3億以上、20 年借りたら6億以上です。これは学校の関係の話だけです。まだ他にもある
のですけれども。
昔は資産家であるから売ってくれにくいというような話を聞きましたが、地権者に対して、
そろそろ売ってくれないかというアプローチはしていますか。というのも、フロック的に3
億いくらのふるさと納税が入ってきたのです。なぜ地権者に対して打診しないのかと思うの
です。もう借りることを前提に予算計上をしているのですか。
もう買った方が得だという計算にはならないのですか。1年か3年に1回くらいもう売っ
てくれないかと、得な方向にものを動かさないとただ毎年、去年の借地料を今年に計上する。
坪単価は上がっているか下がっているか知らないけれど、そういう考え方を教育委員会は、
少しはしているのですか。もう売る単価の何十倍のお金を向こうに入っている。二桁多くな
っていますよ。20 年で6億だから。そういったような考え方というのは全然ないのですか。
また、契約年数はどうなっているのですか。
○谷輪次長:契約的には双方申し入れがない限り、こういった自動継続というかたちになっ
ております。購入については議員がおっしゃるように、我々としては少し前までは予算計上
をしたこともあったのですけれども、その価格の面でどうも折り合わなくて流したという経
緯もあってそれ以降、財政状況が大変厳しくなっておりまして、そういったこともありまし
て俎上に上がらなかったというところであります。
ただ、昨年末くらいからある地権者から購入の交渉をしておりました。しかし残念ながら、
地権者の方がお亡くなりになりまして、相続等の関係で今はちょっとストップしているよう
な状況でございまして、我々としてもできる限り、財政状況が許す限り、購入に向けて努力
していきたいと思います。今のそこの部分にお話がいきかけたところがあるのですけれど、
価格面でもいろんなことで、安いじゃないかというお話もあって、我々としては鑑定士さん
に見ていただいて、これは適正な価格ですよと説明をしたのですけど、その最中にお亡くな
りになったという経緯でございまして、引き続きそこのお宅にはアプローチをしていきたい
というふうに考えております。
○浜口委員:今の話を聞くと、お亡くなりになったということは、この金額のほとんどの面
積を占めている人の相続問題と取るのです。あなたが言っているのは、ほんの一部の人の話
でしょう。借りている 3,100 万円の大きなところの人が相続に関係ないでしょう。何人かの
地権者のうちの1人ですよ。そういうことを言うと、議員さんのとらえ方が違ってくる。相
続が関係あるのかと。これはほとんどの面積を持っている人は相続が関係ないのです。そう
いうことでしょう。
○谷輪次長:私が先ほど申し上げたのは一部の地権者の方でございまして、委員がおっしゃ
るとおり、まだたくさんの地権者がございます。
○浜口委員:全体的な話をしているのですよ。全部の地権者6人あるのか、その人たちに対
して、事情が変わってくるから中には回収していいと言う人もあると思います。また、少し
の面積だけど売るよ、と言う人もいるかもしれない。そういうふうなことが起こってくると
後の人も後追いで売ってくれる可能性が、そういうアプローチをこの土地全体の地権者に対
122
してしているのか、していないのか聞いているのです。
○谷輪次長:今のところ正式なそういったアプローチはしておりません。
○浜口委員:これは実際ここ何年としていません。ただ市民会館を建つために、交流センタ
ーの方で借りるのか、よしんば今まで通りの箕島中学校で借りるのかということだけでしょ
う。今のテニスコートのところですよ。交流センターの西側、そういうことでしょう。
○谷輪次長:テニスコートの部分は1人の地権者でございまして、分割して、交流センター
は交流センター分の面積の部分を契約しております。テニスコートで引き続き利用する部分
については、教育委員会で契約しております。
○浜口委員:あまり細かいことはよきにして、谷輪次長、経済の状況も変わっているのです。
できるだけ有田市の財政をあまり減らさない考え方で、15 年のスパンが早いから、ずっと借
り切れる年数をかけると半端な金ではないですよ。当時はえらかったとは思います。
しかしやはり交渉というのはやってみることも必要だと思います。行きにくいことはない
でしょう。
○谷輪次長:我々としてもアプローチはしていきたいというふうに考えております。
○中谷委員:125 ページの 19 の負担金、補助及び交付金の中で、日本スポーツ振興センター
納付金が 211 万 9,000 円で計上されているのですが、これは昨年と比較して5万 4,000 円減
少しているので、日本スポーツ振興センターへの負担金がどういう理由で発生しているのか
と、その負担金のこんな金額になっているという説明をできればお願いしたいのですけれど
も…割当金であれば割当でいいし、お願いします。
○伊藤課長:これは児童生徒の学校でのけがをしたとか傷害にあったときの給付金への納付
ということで、増減につきましては、生徒数の増減によるものでございます。
○中谷委員:ということは、傷害保険のような、スポーツ保険のことですか。
○伊藤課長:そういう関係の予算でございます。
○中谷委員:了解です。
○一ノ瀬委員:13 節の委託料、外国人英語指導助手なのですけれども、いずれもどこの国の
方ですか。
○伊藤課長:現在ALTは3名ございまして、1人はニュージーランド、あとの2人はアメ
リカでございます。
○一ノ瀬委員:前回は英語指導助手の方で 1,100 万円ほど、今回 668 万 6,000 円、13 節の
583 万 2,000 円で、前の分がこっちに振り分けられている感じですか。
○伊藤課長:2人のアメリカ人につきましては、今年の7月で任期満了となります。引き続
いて、ということで英語指導助手でなく、その方たちを民間の会社から雇うことを考えてお
ります。残り1名についてはまだ期間がございますので、引き続き英語指導助手というかた
ちで雇用して参りたいと思っております。そういう予算の分け方でございます。
○玉木委員長:他ありませんかなければ、第2項、小学校費、第1目、学校管理費を議題と
いたします。ご質疑を認めます。
○一ノ瀬委員:先ほどに引き続いて、ふるさと納税 2,246 万 9,000 円の内訳でお願いします。
○伊藤課長:まずは、箕島小学校のプールの改修工事費に 400 万円と、初島小学校の改修工
事費に 360 万円と情報教育のパソコンの借り上げ料に 1,000 万円、学校図書購入費に 504 万
9,000 円が小学校費でございます。
123
○中谷委員:127 ページの工事請負費で今のふるさと納税のことと引っかかったのですが、
箕島小学校の小プールの改修で 431 万円、初島小学校の小プールで 399 万 6,000 円、昨年度
は保田小学校の大プールの改修で 900 万円ということで、プールの補修を年次的にされてい
るのですが、結局今の段階では遅いのかわからないですけど、小学校のプールというのが建
築して長いので、補修も物凄く規模が大きいしお金もかかると思うのですが、ある方からも
言われたのですけれども、有田のスイミングプール、あのあたりをお借りしたりして、一年
中使うプールではないから、こういった補修費を、あとの小学校を予定して直すのであった
ら、そういった試みはしないのですかと言われて、なるほど良い案だなと思いながらずっと、
今日に至ってしまったのですけど、そのあたりは今後の予定として他の残っているプールも
改修予定になっているのか、そういった見直しはするつもりはないのか、今の段階での予定
がわかればお願いしたいのですが。
○伊藤課長:小学校につきましては、まず授業も多く、水泳の時間も多い、そして夏休みの
水泳というのもかなりありますので、これはまず、直さなければいけないのかなという認識
を持っております。ということで、小プールは底の方がだいぶ傷んできていますので、今回
計上させていただきました。中学校につきましては、議員ご提言のことも視野に含めながら
考えていきたいと思っております。以上です。
○中谷委員:小学校の場合はまだかなり予定して残っているのですか。もしわかれば。
○伊藤課長:現在予定しているところはございません。また点検等をやり始めます。それで
壊れているところや危険箇所があれば、随時直したいと思っております。
○中谷委員:一応、今年度の箕島小学校と初島小学校が済めば、今のところは計画なしで点
検してからまた後日修理と入っていくのと、中学校の場合は改修するのかというのを検討し
てくれるという、今の答弁でいいですか。
○谷輪次長:補足で、これは非公式なのですけれども、箕島中学校がそこのプールを使わせ
てくれという打診をしたように聞いております。そのとき向こうに断られたというようなこ
ともちらっと聞いておりまして、その点も含めて検討していかなければいけないのかなとい
うふうに考えております。
○岡田副委員長:126 ページの7項の学習支援員 226 万円というものと 122 ページの学習支
援員 183 万 3,000 円とあるのですけれども、これの違いは。
○伊藤課長:122 ページの学習支援員につきましては、先ほどの須谷教育集会所で予定して
いる適応指導教室の学習支援員の予算でございます。126 ページ、糸我小学校におきまして
複式学級になりますことから小学校の免許を有する者の配置ということでの学習支援員を
予定してございます。
○岡田副委員長:これは各1人で、時間が違うという感じですか。
○伊藤課長:糸我につきましては、フルタイムで1人と考えております。須谷につきまして
は一応、週3日で2人ということを予定しております。
○岡田副委員長:小学校管理運営事業ということなのですけれども、学校のトイレがどこも
かなり老朽化していると思います。臭いがくさいという話も聞いております。そういうトイ
レの修繕や洋式に替えていくというような計画はないのですか。
○伊藤課長:小学校のトイレにつきましては、随時修理をしているところでございます。ま
た洋式化につきましても、児童生徒が学ぶ、学び舎以外にも住民の方が逃げる避難所として
124
の役割もございますので、今後そういった方向も考えております。
○岡田副委員長:ふるさと納税が活用されている、こういうときでないとできないと思うの
で、よろしくお願いしておきます。
○西口委員:関係あるのかどうかわからないけど、小学校のプールで、僕のところは港なの
で、港小学校はもう済んだのですか。
○筋原係長:港小学校につきましては、大プールと小プールが一体になったプールだと思い
ます。小プールについては、大プールもそうなのですけれども、けが等をして今すぐ緊急的
に直してほしいという話は聞いておりません。
○西口委員:今のところは予定がないということですよね。
○筋原係長:予定はないですけれども、もしそういう声が大きいとか、我々が見に行って点
検した場合にこれは非常に危ないということがわかり次第、考えていきたいというふうに思
っております。
○西口委員:それと、僕もあまり知らなかったけれど、たとえば箕島小学校の例で言ってい
たけれども、揚げ足をとって言うわけではなく、夏休みの時には解放をしているのですか。
箕島小学校なり初島小学校と二つ出ていますけど。
○伊藤課長:各小学校とも夏休みはそこの児童用に解放してございます。
○西口委員:港小学校も開放していますか。
○伊藤課長:港小学校も開放しています。
○西口委員:それならば、その点をきちっと説明して、港の場合はご存じの通りもう一つプ
ールがあります。そこは大変老朽化していろいろ出てきています。僕から見たらもうあんな
ところで泳げないと、しかし現実はやっているわけです。地域、自治会なりが掃除し、夏休
みの期間には警備員を置いて運営してくれるわけでしょう。
昔のは埋め立てのときに建てたものであって、もしも本当に小学校が解放しているのであ
れば、あそこの方が経費の問題…なかなか言いにくいことだけれども、やはりこれは地域な
どで話して説明し、しているのであれば二重に使っているので、元々の経過からしたら閉鎖
云々と言いにくいことがあるのだけれど、そのあたりも一度機会があったら考えて…閉める
と言われれば、閉めないで置いておいてあげてくれと地元の声があるので、つい言ってしま
う方だけれど、全体のことを考えて解放しているのであったら、今の状況、そして置かれて
いる分がある。これをもう一つ大きな目で見て、こっち側で 3,500 万円、別のところでのっ
ているのかしらないけど、プールの建設などは基金で積んでいる。有田市の初島にある市民
プールも老朽化し、あれが現実のメインプールだとしたら非常に貧弱なものだと思います。
しかしながら初島もこっち側のところにプールがある。港にもあります。あれは埋め立ての
時の一つの条件として砂浜がなくなるので、とつくって、もう 50 年以上前からの継続した
ものであるので、そのあたりを少子高齢化の問題等々含めてやはりプールというのは学校に
は授業としての一環だからなくてはならないと思うけれど、全体のものを考えて、基金は
3,500 万円、そうして積んで、目的をきちっとして、有田市全体の動きの中で一度考えるよ
うな話し合いをやっていかないと、海の近くが埋め立てによってなくなったので、プールと
いうのだけど、その当時は各学校になかったので、それはそれであったけれど、今みたいに
夏休みも開放していたら、一度そういうことで、計画なり進めていってください。そうでな
ければ、何重にもなってくるし、港もご存知のようにガタガタです。あんなところで泳がせ
125
ておいてけがをしたら、行政の責任だと言われても仕方ないと思います。委員会で言ってい
たということだけ言っておいてください。
○浜口委員:127 ページの説明欄の 12 節のところには、ごみ収集手数料と書いています。27
万 7,000 円、市民会館もあった、保育所もあった、この後出てくる文化福祉センターもある、
給食センターもある。各公的なところに 20 何万とか 18 万円、14 万円と計上しています。全
部集めれば、100 万円になるのか 100 万円以上になるのか合計してないけども、もう審議が
終わった保育所なんかでも 18 万円、隣保館9万円、有田市役所 14 万円と出ています。一般
家庭のごみはタダです。なのに学校であれ、保育所であれ文化福祉センターであれ、公的機
関のものについてどこに金を払っているのですか。
有田市の各家庭のごみは一切お金を払っていません。なのに有田市の公共機関には全部こ
うやって、わずかな金と言われているけれど計上されているのです。各部にあるのでおかし
いなと常々思っています。あなた方はごみの収集にお金は払ってないでしょう。私も払って
いません。どこへ払っているのかわかりますか。
○谷輪次長:これは生活環境課にちゃんと確認しないといけないと思うのですけど、やはり
事業所というのは各それぞれで処理する義務があるのではないかと思います。家庭は公的な
機関が収集してくれますが、事業所であるとか、仮にレストランだとかそういったところに
関しては、それぞれ責任をもってごみを処理するという義務がおそらくあるのではないかと
認識しております。
○浜口委員:私はレストランとか事業所を言っていません。有田市の公的機関ですよ。これ
は事業所と違います。営利を目的としたものであれば別です。よその市町村ではどうしてい
るのか知りません。たぶんそんなことはしていないと思います。
○谷輪次長:生活環境課に一度確認をさせていただきたいと思います。
○浜口委員:今年は有田市個人の家のごみの収集を 8,100 万円か何かで、3年目の契約の年
です。もしその収集業者に払っているとすれば、市の公共機関、保育所、小学校、中学校、
ここも含めて、それくらい個人の分と同じようにこの中で集めてと。業者の人も駄目と言い
ません。たとえば業者に払っていると仮定した場合ですよ。そこにこの金を使っているのか
なと思ったから質問させてもらいました。そしてこれは今言わせてもらったように教育委員
会だけではなく、他にもあります。保育所もあります。その公的な機関を事業所ではないと
いう観点からいけば、個人のものと一緒に収集してもらえるなら収集してもらう、その点を
よく一度考えておいてください。
○万賀委員:128 ページの説明 20 扶助費の今年の予算、前年度の予算、それから 26 年度の
決算を見ても大体同じ額があがっているのですけれども、学用品扶助費から始まって、人数
的には一緒なのですか。人数的にはどんなものですか。
○伊藤課長:正確な人数はわかりませんが、児童生徒は減っておりますけれども、受給割合
というか、それはほぼここ数年は同じ割合でございます。
○万賀委員:受給割合はわかっています。たとえば学用品扶助費、これを 10 人でこれだけ
の値段とするじゃないですか。そしたら修学旅行費扶助費も 10 人でこの値段ですか、給食
費扶助費も 10 人でこの値段ですか、ということを聞きたいのです。同じ人が…多分そうだ
と思うのですけれども、そのあたりを聞きたいのです。
○伊藤課長:これは要保護や準要保護に認定された児童の保護者が、受けることになってお
126
りまして、修学旅行が6年生の児童に対してでございますので 34 人とか、学用品費は一応
163 名プラス中途の認定分というのを予定してございます。小学校での受給の認定数、現在
163 人にプラスアルファーということで考えております。
○万賀委員:給食費はどうですか。
○伊藤課長:給食費も同じで 163 名プラス中途の人数も数人みております。
○万賀委員:修学旅行だけ6年生で、あとはみんな今言った 163 名を対象に予算計上をして
きているということでいいのですね。
○伊藤課長:そうでございます。ただ、新入児童学用品費については新1年生ということで。
○万賀委員:今はちなみに給食費は1日いくらですか。
○北野教育総務課主幹:小学校は1日 240 円です。
○万賀委員:240 円掛けるこの 163 と考えたらこの金額になるのですね。
○伊藤課長:多少、その年度といったこともございますので…
○万賀委員:もう一つ聞いておきたいのは、中学校もこういうふうに出てきますが、これは
こうやって扶助している方ですよね。他のことはちょっとわかりませんが、この給食費につ
いては、あとの人は 100 パーセント納付ということでいいのですか。
○北野教育総務課主幹:一部未納の世帯もあります。
○万賀委員:一部の分というのは本当に少ない割合ですか。そこだけ聞かせておいてくれま
すか。
○北野教育総務課主幹:99.8 パーセントくらいの納付なので、そのほんの一部です。
○万賀委員:そうしたら 0.2 パーセントということでいいですね。
○玉木委員長:委員会の途中ですが、時間を3時 25 分まで休憩します。
午後3時14分 休憩
午後3時25分 再開
○玉木委員長:それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
○伊藤課長:先ほど不登校の人数のところで、長期欠席者の人数を入れていましたので、指
導主事より訂正させていただきます。
○森指導主事:先ほど人数の方を申し上げたのですけれども、長期欠席まで、風邪や病気で
休んでしまっている子も少し数に入れてしまっていたので、訂正させていただきます。ピー
クにしたら 50 人から 60 人あたりでと言わせてもらったのですが、実際、風邪や入院等で休
んでいる子どもさんがいますので、不登校という意味では 50 人弱で 45、6 人というかたち
になります。それからその後なのですけれども、平成 26 年度の不登校生は 18 名、それから
今年度についてはまだ終わっていないのですが、2学期の末現在で 11 名、ただこの 11 名に
ついては、風邪等で休んでいる生徒さんも入っておりますので、11 人以下になるということ
で、不登校については減っているということになっております。申し訳ございませんでした。
○玉木委員長:それでは、継続いたします。第3項、中学校費、第1目、学校管理費につい
てを議題といたしします。ご質疑を認めます。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第4項、社会教育費、第1目、社会教育総務費についてを議題と
いたします。ご質疑を認めます。ご質疑ありませんか。
127
○一ノ瀬委員:子どもの居場所づくり事業なのですけれども、これは学童保育などとかぶっ
てはこないのですか。
○田中課長:これは、去年までは土曜日等子ども教室推進事業という名前で実施していまし
たもので、夏休み中 10 日間、主に勉強を教える事業になります。
○一ノ瀬委員:形式は全く別物ですか。
○田中課長:公民館でされている、ふれあいルームとは別物になります。
○万賀委員:今の関連で、学校でするのですか。
○田中課長:各学校で、新年度は田鶴小学校、港小学校を予定してございます。
○万賀委員:今まで各公民館で月に何回か土曜日していたものは、なくなるのですか。それ
もするということですか。
○田中課長:それはまた、ふれあいルームということで、今まで通り継続してやらせていた
だいております。
○万賀委員:居場所づくりとはまた違うのですか。どこかに載っているのですか。公民館の
ところですか。
○田中課長:青少年のところ、ページで言いますと 141 ページです。
○万賀委員:田鶴と港でやるということだけども、この 10 日間、先生というか講師の人に
なるのですかね、報償費を払うから。教員免許をもった人が教えるのですか。
○田中課長:教師のOBを予定しております。
○堀川委員:公民館費説明欄、公民館管理運営事業の中の8報償費で講師謝礼、46 万 9,000
円はどなたに謝礼するものですか。
○田中課長:公民館が独自で実施しております自主事業の講師に1人 3,000 円から 5,000 円
の間で支払うものでございます。
○堀川委員:自主事業というのは、たとえば、生け花とか体操とかいろいろ公民館事業でし
ていますよね。ああいう人の講師の謝礼ですか。
○田中課長:公民館が自主的に事業をやっている分で、8公民館で 47 のプログラムがござ
います。それに対する講師の謝礼になっております。
○堀川委員:私がなぜ聞くかと言えば、隣保館費の中で講師謝礼というのがあります。それ
が 246 万 4,000 円と桁が違うので、片一方は3館で 246 万 4,000 円、公民館は8館で 46 万
9,000 円とこの差は何かと思ったので聞かせてもらっています。予算は少ないことに越した
ことはないですが、何百万単位というのと何十万というのと、この差は何かなと思ったので。
この予算書の 61 ページに隣保館の講師謝礼というのが 246 万 4,000 円と出てきます。
○谷輪次長:隣保館の件についてはちょっと私どもで把握できておりませんので、改めてお
知らせするということで…
○堀川委員:公民館費の 46 万 9,000 円が正解であったらいいです。また隣保館の方も確認
してください。
○浜口委員:この公民館管理運営事業の中で、館長さんの任期というのはどういう決めごと
になっているのですか。
○田中課長:これは内規ですけれども、10 年で交代となっております。
○浜口委員:各公民館長さんは 10 年ということが頭に入っているということですね。彼ら
はみんな知っているわけですか。以前、公民館長のことで、富山教育長当時であったか、い
128
ろいろ問題があったときがありました。結局はその方が 10 年ところにしがみついていたわ
けです。これはきちっとしたものを見て、10 年という内規があるわけですね。そして、説明
欄の 14 に中央地区公民館の借地料が 88 万 2,000 円と出ています。これは面積がどのくらい
ありますか。
○田中課長:661.15 ㎡です。
○浜口委員:ざっと計算したら 200 坪、660 だから 200 坪あまりの面積だと思います。そし
て中央公民館の借地というのはいつから始まっているのですか。
○田中課長:これは、元々は法務局だったのですけれども、公民館にかえたときから始まっ
ておりますので、たぶん法務局の時からずっと続いているのではないかと考えております。
○浜口委員:法務局はいいです。これは国ですから。中央公民館として市の方から借地料を
払っているのは、いつからかと聞いています。
○田中課長:中央公民館ができたときからになります。ずっとです。
○浜口委員:それはそうですけど、どれくらいの年数になりますか。
○田中課長:平成 11 年に改修ですので、平成 11 年からだと思います。
○浜口委員:そうしたら、この土地を借りてから何年になりますか。
○田中課長:今年は 27 年になりますので、16 年になります。
○浜口委員:年間 88 万 2,000 円として、10 年で 880 万円、プラス6年という計算になるの
ですよ。200 坪の土地でもうすでに 1,400 万円を有田市から払っています。この地主さんが
どなたか知らないけれど、前は法務局であって、国が借りたと。それはそれでいいですよ。
今度は有田市が平成 11 年から借りています。
計算したらざっと 1,400 万円、これもやはり公民館の 200 坪くらい売っておくれと…よそ
の財産はあまり言えませんけど、一般的な分譲からしたら、10 万内外と思うのです。10 年
借りて 1,400 万円払っているのですよ。もう買うほど払っています。これからもこれは借り
続けるのですか。いい話になって売りますよとなるかもしれません。買っておいた方がいい
と思うのですが、どうでしょう。
○田中課長:学校用地と同じことだと思いますので、私もまだここ1年で、全然そういうア
プローチはしてございません。またそういうアプローチもしていきたいと思います。
○浜口委員:一度アプローチをして…案ずるより産むが易しでうまくいくかもしれません。
これからまた 10 年借りたら年 80 万円だから 800 万円かかります。やはりそういうようにあ
る程度、片付けていかないと借り地、借り地と借り地ばかりですよ。努力してください。
○西口委員:公民館費の費用云々と一緒にはいかないのですけど、各公民館で統廃合につい
てどうなのかというような話をよく言われるので、ここで答えにくいかもしれませんけども
…このあいだ別の予算で、調査し、こうだということで 1,000 万、2,000 万、2年にかけて
公立の建物をしているというのがあると思います。その中で、公民館の統廃合は考えている
のですか、いないのですか。
○谷輪次長:我々としては8館とも特色ある、有田市として誇れるような公民館であると考
えておりまして、統合というのは我々としては考えておりません。できたらこのままの状態
で生涯学習と言う観点…少子高齢化がずっと進んでまいります。公民館を中心にして、地域
のコミュニティーの位置づけとして、できたら8館を維持していきたいというふうに考えて
おります。
129
○西口委員:公民館の設置の要件とか意義とかを考えたときに、やはり地域活動の拠点とい
うことからいくと、できたら、というような言い方をしたら悪いけれども、8館を置いてお
いていただきたいです。一番大事なのが何かというと、こういうような噂がなぜ流れたか、
この中の議員さんも、僕だけではなしに、もし港と初島がなるのであったり、箕島となるの
であったら港へ置いておくようにしておいてくださいと地域であれば言われるわけです。こ
ないだ保育所が合併したときに、初島と港へ置いたと。今度はそんな話を言われたら箕島と
しろ、となれば、箕島があそこで、港に土地があるからこうだというような…これはここだ
けではありません。
この前の、公民館の話題になったけれど、あそこの統廃合におびえていますよ。だから、
なぜこんなものが出てきたかが一番です。きちっとした政策を謳わないからこんなことにな
ると思います。公民館独自の事業をいろいろしています。港は港で特色があると思うので、
今各集会所ができているけれど、やはり地域で寄れる場所といえば公民館が…昔は青年会場
とかこういう部分があったけれど、今はないわけでしょう。今また、老人憩いの家など集会
所がないからつくっているけれども、きちんと運営できて、人も配置しているものなら公民
館が中心になって…港地区だけを見たら動いていると思うので、そのあたりをきちんと…そ
して公民館の館長はそういうのがあったときに、私どもとしては、今のところ考えておりま
せんので安心して一生懸命活動してください、というのを伝えておいてあげて頂きたいと思
います。そして、噂が出ないようにしておいてください。
○谷輪次長:いろんなご意見があると思います。私たちの立場で申し上げると、そういうい
った意見というか考え方です。今の8館を維持したとしても、人の配置だとかいろんな考え
方があると思います。中央に人を集めて、そこから派遣するとかいろんな考え方があると思
うのですけれども、教育委員会としては、今の8館というのは維持していきたいという考え
です。
○西口委員:ついでに言っておきますが、さっきの謝礼 200 何万と、ここにはこうだという
ことで、約3倍の差がある。各公民館の自主活動の運営でいくと謝礼が、経費がないのでこ
のくらいしか出ない。これは自主的な活動でいくので、これくらいですよ。隣保館にしては、
政策で事業をしているので、差があるということをわかっているなら答えてください。そう
いうことだと思うのですが、合っているか間違っているかだけ答えてください。
○谷輪次長:存じ上げておりません。
○田中課長:私も、向こうの隣保館については詳しく存じ上げておりません。
○西口委員:しっかり、縦割りの仕事だけをしないで、横にも目を光らせた仕事をしてくだ
さい。頼んでおきます。
○中谷委員:予算には関係ないのですが、公民館ということで、皆さんもご存じのように防
災の放送で、たとえばうちの宮崎公民館であれば、環境ごみの収集も月1回の時に放送して
いるのですけれども、他の公民館でも防災のものに乗っからないといけないのと、そして独
自の放送施設をもっているところもあります。
だから、独自の放送設備が壊れたりして、補修で 100 万円くらいかかるということで宮崎
の公民館も今補修できていないのですよ。だからそのへんが当局に全然あがっていないのか、
もしあげた場合に県や国の補助事業があるのかとか、そのあたりは何か意見としてあがって
きていませんか。
130
○田中課長:放送につきましては、防災行政無線であったり、地区の放送など、公民館の業
務ではないので、公民館費にはあがってきません。
○中谷委員:公民館でもっている放送設備は、公民館費になっているけれども、当局とのや
りとりの請求はすべき項目ではないという判断になっているのですか。
○田中課長:防災安全課の方で、たとえば地区の場合、自治会が手を上げたらそれに対する
補助が出ます。公民館費としてすべきものではございません。
○中谷委員:地区の防災放送施設でも、担当が防災安全課の方になるということでいいです
か。
○田中課長:はい。そうです。
○生駒委員:一つだけ教えてほしいのですけど、138 ページこの説明の 19、湯浅氏関連城郭
群…これは何ですか。
○田中課長:これは中世城郭遺跡ということで、有田市にある須谷の岩室城、それと有田川
町に藤並城と鳥屋城跡、それから湯浅城の跡、この4箇所が中世において湯浅氏という中世
にこのあたりで勢力を誇っていた方だと思いますが、それに関連する城郭がございまして、
これを糸我峠のように国の史跡にもっていこうではないかという動きがございまして、その
協議会を立ち上げるための負担金でございます。
○生駒委員:誰が発起人でどこが発起になっているのですか。
○田中課長:有田川町が鳥屋城と藤並城と2箇所ございますので、有田川町の方でその事務
局をもつ予定になっております。
○生駒委員:先ほど、須谷の教育集会所で不登校の数名の子が週3回すると聞いたのですけ
ど、それはそれでどんどんしてくれたらありがたいのですが、大勢の方が来られるというこ
とになると、あのあたりは自動車が混雑するので、そのあたりの対応だけ一度きちっとして
もらわないと、須谷公園が近くにあります。桜の季節が大勢の人が来て、すごく車が混雑す
るので、そこを考えてまわりの人に注意しておいてもらわなかったら大変危ないところであ
るので、特に筋原さん、よろしくお願いしておきます。
○玉木委員長:一つだけ、この内容ですけど、何時から何時というのを考えるのはこれから
ですか。
○伊藤課長:一応、これからの予定にしております。来ていただく支援員さんは1日6時間
をみております。そこでいるのと、あとは各学校に出向いたり、そういう時間も取っており
ます。
○玉木委員長:関連で、これは不登校とかいじめとか、心のケアが必要な子どもさんだと思
うので、やはり十分な配慮というか、プライバシーというものもありますので、あそこに行
っているらしいよ、とかそういうことの風評みたいなもので行きにくくなってしまったり、
そういうことのないようにしっかり配慮していただきたいと思います。
○池田委員:青少年指導員 80 人、これもおかなければならないということになっているの
ですか。
○田中課長:80 人というのは実は報酬の発生する指導員が厳密にいうと 76 名でございます。
それ以外に報酬の発生しない学校の先生方が 24 名、合計 100 人ございます。この人数とい
うのは各地区 10 名以内で、必要な人数を示してくださいということで、現在この人数にな
ってございます。
131
○池田委員:国の法律でおきなさい、必要だ、というふうになっているのですか。
○田中課長:法律関係までは確認できていませんが、青少年指導員という役職はどこにでも
おいているものだと考えております。
○池田委員:私も充て職で、中学校の育友会の会長の時に1年間させていただきましたが、
活動内容的には確か、紀文まつりの見回りだったか、それくらいなのですよ。名ばかりであ
って青少年の指導なんて全くしません。僕的にやらせていただいて感じたことは、果たして
こんなのは本当に必要なのかと思います。だから、これだけではないですが…。
やはり教育行政に限っては委員とか、指導員とか物凄くあるわけです。利権の宝庫と言っ
ていいほどに。なぜさっきから黙っているかというと、根本的に教育行政に関しては、考え
ていかなければならないと僕は感じています。
今ここでどうのこうのと言ったところで、なかなかそれもやりにくいと思うのです。本来
教育行政の目的とは何か、ということを考えていただいて、利権の宝庫をなんとか改善して
いかなかったら、全く、お金の無駄遣いだと思うところを多々感じます。たとえば、青少年
教育指導員、251 万円…これはどういったことをし、何名くらいいるのですか。
○田中課長:これは青少年センターで現在センター長と青少年教育指導員2名、3名で青少
年活動、パトロール等に取り組んでいただいております。
○池田委員:パトロールをしている姿は何回か拝見するのですけど、回っているだけですよ
ね。確かに啓発というか抑止力につながると思います。でも、目的は何なのか、学校とかこ
の教育行政に関してはまさしく聖職で聖域であって、市民の方というのも子どものためにと
か、教育のためにとなるとなかなか全てを信用してしまって、もう全てが正しいと。まさし
くそれを我々議員が、実はこうです、と訴えていくのが僕らの仕事だと思うのですけど、明
らかにおかしな点が僕には多々感じられるので、是非ともこのあたりのことも真剣に取り組
んでいって、よその自治体から有田市は違うぞ、と有田市の教育委員会だけ違うぞ、と言わ
れるような、本当に立派な教育委員会にしていただきたいと思います。これについていかが
でしょうか。
○谷輪次長:議員がおっしゃるように、我々としても最大限、努力して参りたいと思います。
○池田委員:素晴らしい答弁ありがとうございます。
○谷輪次長:先ほど青少年指導員さんについて、紀文まつりだけということをご指摘いただ
いたのですが、それ以外にもいろんな活動をしていただいておりまして、青少年指導員の方
の名誉というか、一つ例を挙げさせていただいていいですか。
○池田委員:どうぞ。
○谷輪次長:課長の方から申し上げます。
○田中課長:まつりの時のパトロールはもちろんなのですけども、総会、夜間パトロール、
土日のパトロール、研修、地区での懇談会、それから今、防犯メールというのがございまし
て、不審者などの情報がございましたら、各委員さんにメールが届くようになっております。
そうしたら、市内でおられる方、配達をしていたりしている方は、それに目を光らせるとい
うふうな活動もしていただいておりまして、数年前に比べたら、活動の方はかなり活発にな
ってございます。
○池田委員:大変僕がしているときとは違い、そうなると確かに名誉を侵害する発言だった
ことは、許していただきたいと思うのですけど。それと、地域ふれあいネットワーク実行委
132
員謝礼とか、コーディネーター謝礼、教育活動サポーター謝礼、教育活動推進員謝礼、これ
は一体何なのですか。
○田中課長:これは、いわゆるふれあいルーム、各公民館で、土曜もしくは水曜日に行って
いるふれあいルームに関係するものでございまして、ネットワーク実行委員というのは、ふ
れあいルームをどういうかたちで進めていくかというもので、11 名ございます。コーディネ
ーター、サポーター、推進員というのは、コーディネーターは名の通り調整をする方で推進
員というのが、実際ものを教えたりする方、そしてサポーターはそれをサポートする方、と
いうことで、それぞれ単価などがございまして、金額が決まっております。
○池田委員:今の説明でよく理解できました。先ほどの青少年指導員とか青少年教育指導員、
字のごとく指導員ですから、パトロールをするのであればパトロール隊とかに名前を変えて
いただいた方がはっきりと明確になるし、名前を変えられるであればそうしていただく方が
もっとわかりやすくていいと思います。
それと、やはり地域ふれあいネットワーク実行委員謝礼などもそうなのですけど、実行委
員さん、なられる方が大事だと思います。子どもの教育に対していつも僕が思うことは、子
ども目線に立つのと、子どもの目線をあげるのは全く違うわけで、たとえばこういうことも、
子どもたちが考えて、子どもたちがどんなことをしたいか、というふうなことを聞き出し、
それをサポートする。こういうことをしたら駄目だというのではなしに、子どもたちを主体
とした考えをもって、導いていってあげるというのが教育の原点であると僕は思っています。
だから、よく先生は、私は子どもの目線に立って物事を考えていますと言うけれど、そんな
のは先生の本当の役目ではありません。
教育行政に関してはきちっとした教育体制をとっていただいて、有田市の教育委員会は違う
ぞ、と言っていただけるようにぜひ頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いしま
す。
○西口委員:わかりやすくいえば、今の池田議員が言いたいのは、私の取り方としたら、頭
からいらないとかいるとか言っているのではなく、この中身を見て、政策は金であらわして、
謝礼とか出てきているけれど、根本的なことはやはりあれです。これで同じような青少年指
導員が 80 名でしょう。これはいいのですけど、その後で 19 節、負担及び交付金、合計で 300
万円とあがっているでしょう。地域子ども活動と青少年育成…この二つの活動内容はどうで
すか。
○田中課長:地域子ども会活動事業費補助金につきましては、地域の子どもクラブに対する
育成の補助金でございます。青少年の健全育成を目的として、地域でいろんな活動、たとえ
ば先日行われた糸我では、芝を刈ってきて芋茶がゆを炊いたり、餅をついたりと地区をあげ
てそういう活動をしてございます。あとは遠足に行ったり、そういう活動を各地区でやって
ございます。それに対する補助金です。
○西口委員:活動の目的は、地域の子どものということでしょう。そうしたらなっている人
の名簿に名前をついたら、何人か重複してきます。謝礼などとしたら、コーディネーターは
こうで、推進する人はこうだという説明はそうだけど、金額をもらっている、活動してサポ
ートする人と目的はさっき言う通りです。紀文まつりや夏休みにパトロールしたり、それで
も同じような目的のものが重複していたら、金のことを言うのではありませんが、こうだと
あがってきたときに疑問をもちます。単純にこういう目的で、その中でいろんな活動がある
133
のは、回数を分けたらいい。何回かしてくれて、3回してくれた人と1回しか来なかった人
とを同じ金額でばらまかないで、そうしていったらみんな同じ一つの目的で処理できると思
います。もともとこんなにいろいろつくって、青少年員ということになって、青少年の健全
育成を図るというのは一番大きな柱だと思うのですよ。だけど、青年というのと子どもと違
うと分けずに、全体になってやってもらったらいいのです。そうしたら横の連携もできて、
やっていくと思います。でないと費用でも…。同じ人は同じようにもしかしたら三つからも
らっている人が出てきたらと思います。そういう部分の目的として、きちっと見直してでき
るような組織に徐々に…池田議員が言うように、最後は有田市の教育委員会は今まで国や県
の言う通りにしてきたけれども、明確に組織図がわかり、一丸となって活動しているのだと
いうようなことをしようと思ったら、統廃合ですよ。やっていくような組織をつくらなけれ
ば、いつまで経っても改善しません。金額を今度は減らしてこうだと言われても、なぜ減ら
したのか、なぜ増やしたのかとなってきます。
こういったことは金で計りにくいところがあるのですが、同じ人が同じところに、重複し
ていったら、できるのではないかというようなところと、報酬の理解をしないで、充て職に
なってしまうから…単なるパトロールだけでしょう。そうしたら指導も教育も育成も何もあ
りません。糸我で茶がゆか何かしていて、港で、夏休みに公民館で2泊3日くらいの合宿み
たいなそういう事業をしています。教育委員会がするのであれば、やはり統一したものの考
え方の中で、レクリエーションの一環という取り方があり、そんなので動かすのであったら
いいのですけれど、どうですか。
○谷輪次長:こちらは事業費に対する補助金でございまして、報酬とかそういった部分は一
切、ボランティアですので、発生しないと思います。いろんな活動の内容について、教育委
員会主導で統一した、というお話だったかと思います。あくまでも我々は自主的な活動に対
して、補助するものでありまして、各地区の特徴を生かした活動、そういった部分は進めて
いっていただきたいというふうな立場でございます。
○西口委員:19 のところは、ボランティアで発生しないというのであれば、そうだと思いま
す。そしたら下の報償費は金ではないのですか。ボランティアであったら払わなくていいの
ではないですか。事業費であれば。そうなってきます。報償といったら金でしょう。対価で
はないのですか。
○田中課長:この報償費については、市が実施している事業ということで、報償費を払って
おります。先ほど谷輪次長が申しましたように青少年教育活動事業については、各地区でし
ている事業に補助金を出すということなので、少しこのあたり主体がどこであるかという違
いになると思います。
○西口委員:19 のところはどこにいくら払っていますか。事業内容をあとで教えてください。
それで認めて出るのであれば、港で夏に泊まり込みでしたり、餅つきをしたり、何かして港
がもらっているかいないかは知りません。もらっていたらいいけど、もらっていなかったら
教育、これのバランス的なもので、ここまで込みでみてくれるのかどうかということです。
そしてこの金額は二つとも大きいです。あとで書類だけ頼んでおきます。
○池田委員:青少年費というものは有田市の教育委員会の皆さんの考え一つで動かせるもの
だと思うのです。教育現場で教師の先生方というのは、やはり県費負担ですから、お金も握
っている、人事権も握られているということで、なかなか難しいところもあるかと思うので
134
すが、この部分に関しては、有田市の教育委員会がある程度の方向性を決められると思うの
ですよ。だからそのあたりのことをぜひ考えていただきたいと思います。強く要望しておき
ます。
○玉木委員長:会議の途中ですが、16 時 30 分まで休憩いたします。
午後4時20分 休憩
午後4時30分 再開
○玉木委員長:それでは休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
最初に私の方から皆さんにお伝えいたします。本日の委員会は歳入までを目処に終わりた
いと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは委員会を再開いたします。
第8目、資料館費の方です。質疑を認めます。
○辻本委員:資料館の1年間の入場者は何人くらいですか。
○田中課長:平成 26 年度は 2,678 名、27 年度は本年度 2 月末までに 3,988 名の入館があり
ます。
○辻本委員:1日平均何人ですか。
○田中課長:今年の実績でいうと 12 名くらいになると思います。
○辻本委員:1日平均 12 名の入場者数について、大体1年間 800 万円ほど予算をつかって
いるわけです。一番僕が気になるのは、展示品です。あれは借り物が多いのでしょう。
○田中課長:借り物もかなりのパーセンテージを占めています。
○辻本委員:もし地震がきて借り物が割れたり、あるいは盗まれたりしたら補償はどこです
か。
○尾藤係長:特別展に関しましては、保険に入っているかと思います。
○辻本委員:特別展というのは、こないだしたような特別な日だけですね。
○尾藤係長:はい。そうです。
○辻本委員:それ以外は、保険は一銭も掛けていないということですね。それ以外、保険は
掛けていませんか。
○田中課長:掛けておりません。
○辻本委員:そうすると気になるのは、個人の本当に貴重な財産を借りて展示しているわけ
で、これがもし地震でも揺って割れたり破損したりしたら、市が補償する気ですか。
○谷輪次長:お借りするときにどういった契約とか、どういったお話になっているかという
のは、確認をさせていただきたいと思います。この場ではちょっとわかりかねますので…
○辻本委員:そこはわかりかねてもいいとして、こんなに勘定があわない会館はないのです
よ。それを一つもわかっていません。わざわざ学芸員を1人雇用して、日に 12 人しか見に
来ないと。この 12 人はすべて無料で、そこにガードマンまでつけているのでしょう。
○田中課長:はい。1名ガードマンがおります。
○辻本委員:ガードマンをつけて、学芸員を1名つけて、何を考えているのかと思います。
これより不意な、もったいない金はないです。これが本当にもったいないということを一つ
も思わないのですか。
○谷輪次長:特にここで儲けようとかいう意味でここを開いているわけではございません。
やはり文化を育成するという中心的な役割を果たす会館だと思います。それと学芸員さんは
135
ここばかりの仕事ではなく、埋蔵文化財と言って家を建つときに遺跡がないかとかそういっ
た分も担っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○辻本委員:それはわかっています。歴史を市民にアピールしたい、見ていただきたいとい
うことで、新しく建ったときあれをつくったのです。有田市民の方はこの 12 人にあります
か。
○田中課長:今年特別展を開催しましたので、多くの市民の方にもご来場いただいていると
思います。先ほど 12 名と申しましたけれども、閉館日を除いておりませんでしたので、閉
館日を除くと1日約 14 名の来館者になります。
○辻本委員:各地区の重要文化財を展示して、誰でもあんなところなら行きますよ。そんな
ことは聞いていません。こういうことしょっちゅうしていないでしょう。始まって以来では
ないですか。私も見させてもらいました。なるほど立派で、これならお客さんは毎日来るな
と思いましたよ。でも現在の状態では、展示している品は借り物ばかりで、本当に市の財産
として、展示しているものはひとつもありませんね。ありますか。
○尾藤係長:普段の常設展につきましては、主に館蔵品を展示しております。
○辻本委員:今年は本当によっぽど経済的にあれを維持するのは難しい話です。警備員1人
をおいて、朝から誰も来ないのに警備員がボーっと見ていてびっくりします。みかん資料館
というのですか、それはできた当時はびっくりするほど立派でした。
でもこうなってきたらやはり、やめるべきではないですか。返品することにしておいたら。
これは絶対に地震で…。有田焼ですか、紀州焼ではない、なんとか焼というのがあったでし
ょう。立派なのがいくつも。物凄く莫大なお金が要るのではないですか。あんなにたくさん
あれば、必ず割れますよ。3万人を切る有田市に本当にあんな展示場が必要であるかないか
一度市長にも相談して考えてください。
こんなことを言っては悪いですけども、本当に無駄をしていますよ。それから清掃費とか
いろいろかかっています。市だからもつのであって、普通の会社や個人であれば絶対にもち
ません。市も財政が豊かな市ではないのにいかにももったいないですよ。展示物はなるべき
個人に返すという運動をできませんか。
○谷輪次長:他の博物館やそういった資料館の借り物の率というのを我々は把握していない
ので、特別に当館で借り物が多いか、というのは今お答えできませんが、少なくとも自前で
展示しているところはかなり少ないと思います。絶対全然ないと思います。
だからそういった意味では、お借りしている部分を皆さまに広く見ていただくというのは、
反対にいい機会というか、いろんな種類のものを見ていただく一つの特色であるかもしれま
せん。先ほども申し上げましたように芸術や文化の中心的な役割を果たす部分になる資料館
であると考えておりますので、継続して施設としては維持していきたいというふうに考えて
おります。
○辻本委員:今そんな発言をしていいのですか。もし地震がきて、割れたら補償ができるの
ですか。大変なことになりますよ。
○谷輪次長:お借りするときの条件がわかりませんので、今お答えしかねます。申し訳あり
ません。
○辻本委員:展示している品は長期にわたっていますよ。2年3年ではありません。市の文
化展をしていましたけど、また誰かが展示物を貸してもいいです、と言ったら貸して、順番
136
にしていったらいい。自分で倉庫代わりにしている人もいます。もっと真剣に考えていかな
ければ、金はいくらでも出すからそれでいいというわけにはいきません。1日平均 14 名と
いうけれども、もっと少ないと思います。誰も来ない日が物凄く多いですよ。私もちょこち
ょこ人数だけを見に行きます。これは皆さんの責任として真剣に取り組んでいただきたいと
思います。
○谷輪次長:ご意見として承っておきます。
○辻本委員:承ってもらったらいいけど、いざというときの責任はそんなことで取れるので
すか。本当に真剣に、渡すものは渡していくという姿勢をもっていなかったら…そればかり
心配しています。もし地震がきて割れてしまったらどうするのだと。数千万、数億のお金を
渡さなければなりませんよ。
○池田委員:これは資料館なので、いろんな文化、歴史、伝統とか大事にしていただきたい
のですけど、辻本議員がおっしゃるように有田市は金がないと言っている、財政的にしんど
い中で見ると、考えた方がいいのかなと僕も感じます。
ただ、大事なことなので、こういったところにお金を掛けずとも、違うかたちで、そうい
った歴史、伝統、文化を教える方法はいくらでもあるので、やめるところは勇気を持って辞
めて、違う方向でそういったものを教えていくようにしていただきたいと思います。
○辻本委員:初島には、このあいだ浜口議員がいったように、本当に重要な文化財が眠って
いるし、そういうことに集中してくれた方が、よっぽど私たちはうれしいです。文化財に据
えているから、これで有田市のすべての財産だと思われて…あれを見て何も思わない職員が
不思議で仕方ないです。展示時に契約しているのですか。
○尾藤係長:先ほどの保険の件で申し上げます。確かに資料館の方では保険はかけておりま
せんけれども、総務の方で市有物件の保険で、館蔵品の保険を掛けておりました。
○辻本委員:それは大体金額がいくらくらいのものですか。
○尾藤係長:項目ごとにわかれておりまして、すぐに合計はできませんけれども、それぞれ
の項目ごとに保険を掛けております。絵画とかの項目ごとに掛けております。
○辻本委員:貸してくれた人との契約は結ばれているのですね。
○尾藤係長:資料館にある美術品、文化財は、寄付をいただいたもの、これは資料館のもの
になりますけれども、お預かりしたものは寄託といいまして、2年に1回確認の案内をさせ
ていただいて、引き続きお借りしてもよろしいかと確認はさせてもらっております。
○辻本委員:貴重なものを預かって展示している限りは、誰かが中に入っていって、盗品の
一つもあるかもしれませんし、あるいは意識的に割られるかもしれません。壊されるかもし
れない、そういう1日に 14 人入ってくるような場所にああいう宝物を置いていて、有田市
として大変なことをしていると私は思います。もっと真剣にこの展示品を考えてください。
○西口委員:辻本議員の言うのも一理ありますが、しかしながら有田市の資料館ですよ。有
田市を宣伝するためにある意味では、広く、内外から知ってもらうために。だから金額の例
で判断するのは云々として、やはり運営する限りは常に創意工夫をして、今お聞きしたら1
日 14 名だと。しかしながら他の各事業からいくと、こんな文化とは金ではかれるものでは
ないので、中身を実質すると、本当にその部分をしていって金額としたら全部で使っている
のが 1,300 万円です。学芸員は中身を分析していって、人を置いて、展示物の保険等々をい
れて、年間でこれくらいの金額で、有田市を宣伝できるのであったら、効率があると思いま
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す。また、逆に市だからこのくらいのものを展示できなければ、情けない話よ。
しかしながら市が展示してやった限りは、今の 14 人を来年は 20 人を目標にし、30 名にし
て、人だけ集まって、来館を活発にすれば有効だと思うので、そういうような、来館を余計
にしてもらえるような努力を今後、今以上に例えば、作品を変えるとかして、努力してやっ
ていただきたいと思います。辻本議員は運営について心配していますが、私は一つも心配な
んて考えたことがありません。最終的には辻本議員のおっしゃるとおりです。休みの日を除
いて 14 人と聞いてびっくりしました。そんなにして、運営を考えてください。それでも伸
びなかったら、辻本議員の意見に賛同します。
○谷輪次長:お言葉の通り頑張って参りたいと思います。
○池田委員:スポーツ推進委員について教えてください。
○田中課長:スポーツ推進委員の業務ということでよろしいでしょうか。スポーツ推進委員
というのは、全国にある組織でございまして、地域のスポーツの振興やあるべき姿というの
を研究する委員さんで、あとは、うちでするスポーツイベントにボランティアとして数多く
参加していただいてございます。
○池田委員:これは全部有田市の人ですか。
○田中課長:はい。もちろん有田市在住の方でございます。
○池田委員:推進委員ということで、推進するのですか。あまりみえないのですけど…
○田中課長:具体的な活動内容なのですけども、先ほども申しましたように、市民スポーツ
大会やマラソン、駅伝大会での準備や運営に携わっていただいたり、スポーツ教室に携わっ
ていただいたり、そういう面で協力をしていただいてございます。
○池田委員:そこでその方々が、スポーツに対しての助言をしたり、指導をしたりされてい
るのですか。
○田中課長:推進委員さんは各競技を母体として選ばれておりまして、例えば、バレーボー
ルをしている人などで選ばれているわけなのですけども、活動推進という意味では、それ以
外にも健康維持といった面でも…スポーツ全体の振興というか、そういうかたちで携わって
いただいております。
○池田委員:なかなか答えにくいのですね、このスポーツ推進委員に関しては。
○南村係長:スポーツ推進委員ですけれども、こちらの方は昨年度で言いますと、高齢者を
対象としました体力測定も行っております。競技に限らず、日常の体力向上、たとえば、歩
こう会なんかもスポーツ推進委員などでもスタッフとしてご参加いただいておりまして、日
常生活の体力の維持、向上に努めているような活動もしていただいているところです。
○池田委員:22 人いるわけですが、常にこの 22 名が参加してそういうことに尽力していた
だいているわけですか。
○南村係長:22 名は条例で定めている定数でありまして、28 年度がちょうど改選時期にあ
たりますので、予算上は、定数 22 名ということで計上させていただいております。27 年度
に関しましては 22 名に対しまして 18 名、任期が2年ですので 26、27 年度は 18 名で活動し
てきております。
○池田委員:条例で定めているのですか。
○南村係長:条例の方で委員の上限を定めております。
○池田委員:さっき田中課長もおっしゃっていましたけど、全国的な組織、全国スポーツ推
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進委員というのが自治体に置かれているわけですよね。
○南村係長:こちらはスポーツ基本法という法律の中で各市町村に置くというふうに決めら
れておりますので、本市におきましては 22 名の定数を設けております。
○池田委員:もうひとつ納得できないというか、何かおもしろい委員の内容ですね。僕個人
の意見ですけど、まさしくGHQですよ。3S政策の根本ですよ。スポーツ推進、こんなの
本当に利権だと僕は思います。先ほどおっしゃったように老人の方々に健康のそういったこ
とをしているのでしょう。全くスポーツ推進に関係ないじゃないですか。スポーツ推進とい
う、こういう名称に騙されすぎるというのが僕の個人的な意見です。これは施策ですよ。ス
ポーツをやりなさいよ、スクリーンみなさいよと。そのあたりのことをきっちりと理解して
もらわなかったら、お金がどんどんそういった団体などに使われるようになっています。こ
れは有田市に対してどうのこうのしろというのは難しい問題なのですけれども、やはりその
あたりをきっちりと考えていただいて、今後の取扱いに十分配慮して頂きたいと思います。
○辻本委員:今、有田市ほど高齢者に対するスポーツとか、そんなのを一つも考えてないの
です。若い人たちのことを考えているのでしょう。スポーツを対象にしているのは。このあ
いだテレビを見ていたら、こんな町だったら僕も住みたいなと思ったところがありました。
高齢者が生き生きしています。元気になってくれる高齢者のために、それの方がよっぽど上
です。ひとつよろしくお願いします。それも忘れないでください。
○児嶋委員:146 ページの 13 節、パン等加工委託料、1,506 万円で、ごはんの給食はどこか
に出ているのですか。
○北野センター長:米飯の加工については、宮崎町のおけや屋さんでお願いしております。
○児嶋委員:どこですか。見当たりません。
○北野センター長:市内の全小中学校です。
○玉木委員長:センター長、どの項目でご飯の委託料というか、それは何処の項目に載って
いますか、ということです。
○伊藤課長:このパン等の等にございますので、米飯加工とパンも含めての委託料でござい
ます。
○児嶋委員:ご飯は週3回ですか。振り分けはどんなものですか。
○北野センター長:ご飯の方が月水金、パンは火木です。
○児嶋委員:金額的にはどうですか。
○北野センター長:米の方は1食あたり 27 円 70 銭です。パンの方は 28 円 63 銭です。
○児嶋委員:年間というか、1,500 万のうちのパンいくらでというのは大体年間のはすぐに
は出ませんか。
○北野センター長:ちょっとすぐには出ません。
○児嶋委員:そうしたら後ほどでもいいです。
○玉木委員長:後ほどよろしくお願いします。他ありませんか。
○池田委員:全国大会の奨励金、これはどのような配分というか、詳しい内容を教えてくだ
さい。
○田中課長:これは小・中・高校生で全国大会へ出場した選手1名につき、1万円を支給す
るものでございます。
○浜口委員:150 ページの水泳場整備、先ほど西口議員からも提言があったけど、今現在、
139
基金として、今回も 3,500 万円ですが、今いくらくらい基金が貯まっていますか。
○田中課長:今年度で2年目ですので、約 7,000 万円貯まっております。
○浜口委員:私は以前、砂浜プールのことで、本会議場でも質問させていただいて、将来的
に港の若者広場と初島の西の浜とを一つにしたいというような答弁をもらっております。そ
のために、新しいものをつくるのは金が要るということで、基金の積立と。今年の分を入れ
て 7,000 万円、プールの規模にもよるけれど、これくらいの金額を積み立てていったら何年
契約、何年くらいを目処に新しいものをつくる計画であるのか、行き当たりばったりで、ふ
るさと応援寄付金が入ったら、こっちへ持ってこようかという具合にしているのか、3,500
万円を貼り付けにして考えているのか、そのあたりはどうですか。完成年度はどれくらいを
目標としていますか。
○田中課長:有田市水泳場整備基金条例を制定し、平成 26 年度から 30 年度まで5年間積み
立てまして、31 年度分の 3,500 万円で合計2億 1,000 万円、備蓄交付金を活用しまして、足
らずを市のお金で。ですからプールは 31 年度末までにつくりたいと考えてございます。
○浜口委員:26、27、28、29、30 で 5 年間ですよね。それと 31 年と。足らずは備蓄交付金
ですか。
○田中課長:はい。積み立ての原資は備蓄交付金で 31 年度も備蓄交付金を活用させていた
だいて、3,500 万円の6年分、約2億 1,000 万円を原資に足らずは市の単費になろうかと考
えてございます。
○浜口委員:市役所の方は6年後ということで、考えてくれていると思うのですけど、もの
はやはり計画とそのときの資材の高騰等々もあって、なかなか思うようにいくのかと心配す
るのですけど、この 3,500 万円というのは、金額に限定しているのですか。多く、6,000 万
円でも 7,000 万円でも削るところは削って、こちらの方の基金に積めるということであるの
か、3,500 万円を限定してしまっているのか、その点は基金の条例はどうなっていますか。
○谷輪次長:条例ではどうでしたか。ただ、経済産業省の方には、こういったかたちで5年
間積み立てますという予定というか、計画は提出しておりまして、それを了承していただい
ているというふうに思います。
○浜口委員:それでは、ほぼ 3,500 万円を限度額というようなかたちでしているのでしょう
ね。そのへんはわかりませんが。
○谷輪次長:他にも備蓄交付金の使い道というのはそこらじゅうにありますので…他にもや
はり使いたいと財政当局も考えているかと思いますので、今のところ最低限 3,500 万円とい
うふうに考えております。
○浜口委員:先ほど西口議員から話がありましたけど、西の浜は完全に使用不能でもうほっ
たらかしています。今は木が折れてお化け屋敷みたいです。港の若者広場はかろうじて使用
しています。もう老朽化していてじゃじゃ漏れですよ。
私も行ったけれど、プールサイドなんか靴を履いていかなければ、素足ならけがをするく
らいのところですよ。若者広場のプールを今の状態で放っておくわけにはいかない。新しい
ものができるのは 31 年です。初島の西の浜は使えないということで、諦めています。その
へんも十分に考えていかないと、平成 31 年には新しいものをつくるのだ、と言っていて今
使っているところが老朽化しているという問題があります。その点はどう考えていますか。
もう今年の6月、7月になったら、プールの開場時期になってきます。今までのままでいく
140
のか、それともリフォームするのか、初島の人は使えないから港のプールへ行きます。そう
いう心配をしているから聞いています。
○田中課長:今年につきましては、この予算書を見ていただければおわかりになるかと思い
ますが、男浦水泳場のプール濾過器の修繕を予定してございます。これはプールの業者さん
からのご指摘によりまして、耐用年数を大きく過ぎていて、換えなければならないというこ
とで、港のプールも確かに老朽化はしているのですけども、使用に耐えられないというよう
な指摘はなかったので、来年度は今年度と同じような状況で使用する予定になってございま
す。
○浜口委員:私がなぜ言うかというと、男浦のプールは女ノ浦まで行ったら海があります。
港、初島には海がありません。東燃の埋め立てによって泳ぐところもありません。そういう
ことがあるので、業者の人がなんと言ったか知りませんが、つくった時期は、初島のプール、
西の浜と男浦のプールは、時間的に差はないですよね。
○田中課長:できた年代までは覚えていないのですけども、順番から言えば、港の若者広場
が一番古くて、それから砂浜のプール、そして男浦が一番新しいと思います。
○浜口委員:あれもこれもというわけにはいかないと思うけれども、その点は金がないので
申し訳ないというくらいの気持ちを持っていただきたいと思っております。
○西口委員:浜口議員も言ってくれましたが、港のところについては今のところこうだと言
いますけど、けがしたら責任とか、もう普通に歩いていてもむき出しですりむきます。その
くらい傷んで、監視員とかの方もこんなのでけがしたらプールの監視員は雇われているわけ
で、何も言えませんよ、というくらいに言われています。
今、田中課長が言うように見解の相違というのがあると思いますが、主に子どもが泳いだ
りいろいろするわけでしょう。それを一度本当に見に行ってきて、大丈夫だという判断は感
覚の相違がありますが、耐用年数でしたらもうセメントがむき出しですよ。タイルとかそん
なものと違います。セメントそのものです。アスファルトのところです。そして更衣室とか
は気持ち悪いですよ。だから1回見て感覚の相違があるから、子どもが中心で使用している
と思ったら、もうちょっと他のところに建て替えて明日から新しくしろとは言わないけど、
平然と危なくないと言うのは、辛抱しているわけですから、初歩的なものに金を出してあん
なことをするのであればと市民は言っています。最終的には何をするのでも市民の税金を使
っています。だから私でも浜口議員でも昔の経過があるから、言っているだけであって無理
はひとつも言っていません。老朽化で一番古いというのだから。
これは田中課長や担当の責任ではないですけども。そういうのも、ここで言われたから一
度そういうことで本当にやっていこうじゃないかと。福祉やそういう部門にも教育と金の使
い方ですよ。3,500 万円を積むのは構いません。やはり5年も6年もするのであれば、あそ
こへ 500 万円でも使ってとりあえず早急にしていく方が効率がいいと思います。初島みたい
に閉めたらまわりの環境がえらいことになっています。ということで、一度見に行ってきて
ください。
○玉木委員長:他ありませんか。なければ第9款に対する質疑を終結いたします。それでは
説明員の交代を…
○伊藤課長:一つだけよろしいですか。
○玉木委員長:はい。どうぞ。
141
○伊藤課長:先ほどのご飯の金額が出ましたので、ご報告させていただきます。
○北野センター長:28 年度で、米飯の加工が 859 万 5,000 円になります。
○児嶋委員:パンはそれを引いた値段ですか。
○北野センター長:差し引きで 646 万 5,000 円です。
○児嶋委員:わかりました。
○玉木委員長:説明員の交代をよろしくお願いします。10 分休憩します。45 分から再開し
ます。
午後5時35分 休憩
午後5時45分 再開
○玉木委員長:それでは、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
次に第 10 款、災害復旧費、第 11 款、公債費、第 12 款、予備費について当局の説明を求
めます。
○大松課長:
歳出
歳出
歳出
第 10 款
第 11 款
第 12 款
災害復旧費の説明
公債費の説明
予備費の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。質疑を認めます。ご質疑ありませんか。
○浜口委員:この元金と利子ですけど、利子のパーセントはどれだけですか。13 億 8,700
万円と 152 ページの1億 1,300 万円はどれだけの利子ですか。
○大松課長:公債費の 150 億円にしめる長期債の利子の比率ですが、約7パーセントになる
と思います。
○浜口委員:借金していなかったら、減らないということでしょう。端的に言えば。
○大松課長:元金に対する利息です。
○浜口委員:7パーセントといえばかなりの高い金利のときのが残っているということだろ
うと思います。最近借りているのは 2.5 とか限度額がなっているでしょう。2.5 とか3とか
いう利率ではないのですか。
○大松課長:借り入れの利率でみれば、平成 26 年度決算の中でみますと、一般会計の起債
の残高で年利2パーセント以下の起債の残高は 101 億 1,989 万 1,000 円、それから2パーセ
ントから3パーセント以下の起債残高は、10 億 7,935 万 3,000 円、3パーセント超4パーセ
ント以下につきましては、2,067 万 7,000 円、4パーセント超5パーセント以下につきまし
ては、2,160 万 1,000 円、こういった利率別の構成になっております。
○玉木委員長:他ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、第 11 款、第 12 款に対する質疑を終結いたします。
次に歳入部分、債務負担行為、地方債、一時借入金、歳出予算の流用について当局の説明
を求めます。
142
○喜多参事:
○大松課長:
歳入
歳入
第1款
第2款
市税の説明
地方譲与税の説明
歳入
歳入
歳入
歳入
歳入
歳入
歳入
歳入
歳入
歳入
第3款
第4款
第5款
第6款
第7款
第8款
第9款
第 10 款
第 15 款
第 17 款
利子割交付金の説明
配当割交付金の説明
株式等譲渡所得割交付金の説明
地方消費税交付金の説明
自動車取得税交付金の説明
地方特別交付金の説明
地方交付税の説明
交通安全対策特別交付金の説明
財産収入の説明
繰入金の説明
歳入 第 18 款 繰越金の説明
歳入 第 19 款 諸収入の説明
歳入 第 20 款 市債の説明
債務負担行為の関係部分の説明
地方債の説明
一時借入金の説明
歳出予算の流用についての説明
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。ご質疑ありませんか。
○浜口委員:歳入のところで思惑とは違うと不安視するところはありますか。たとえば固定
資産税とかそんなものは大体固定しているのです。しかし、国の交付金とか特交とかという
のは、ほぼこの金額はうちに入るというのか、多少変わるかもしれません。国が今やってい
るのですから。その歳入の中で金額を計上しているけど、少し心配だというところは今説明
した中でありますか。
○大松課長:予算を作成する際には歳入部分の見込み収入額については十分精査をしている
つもりです。特に、今委員がおっしゃった地方交付税、普通地方交付税、それから特別地方
交付税、このあたりにつきましても、1月中旬に地方財政計画ということで、国が翌年度の
地方の歳入歳出の見積もりについて、大まかな検討を各市町村がわかるように示してくれて
おります。その中で地方交付税はこういうかたちで、総額で大体いくらを確保するというこ
とが公表されてきます。それに基づいて人口でありますとか、あるいは基準財政需要額とい
うものを検討しまして、収入額との差額というのを大まかに見込みまして、計上していると
ころでありまして、基本的に大きく外れると、財政係は何をしているのだということになり
ますのでそのあたりは検討して、予算計上させていただいているところです。
○浜口委員:一般のサラリーマンの家であれば、その月の給料が入って、現物をみてからス
タートするわけでしょう。市の場合はきちっとした金額というのは不確定な場合が多いわけ
です。各項目は前年度並みだとはあげていますけど、ここで現金を掴んでいないわけです。
一般のサラリーマンなら家にお金を持ってきて、そのお金、現金をみてからスターとするか
らわかりやすい。その点、心配するところがないかなと聞いたのです。あなたの説明はよく
143
精査したということであるので。
○大松課長:今のお話の中で言えば、特別交付税は地方財政計画の中で、いくら確保すると
いうようなところの計画は示されておりますが、いわゆる特交の性質上、災害が起こった場
合、たとえば、東北で大きな災害が起これば、そちらに大きく支給しなければならないので、
全国的にみたら東北の方に多く資金が流れ、それ以外の地域は細るというような要因があっ
たり、これは国の方も計画ですので、想定外の事態が起これば、確保できない財源もあろう
かと思いますが、あくまで計画の中で、来年度の国内の税収がどのように推移にするのかと
いうところも含めて、試算された上で、出される数字ですので、それを信用して、計上させ
ていただいております。
○万賀議員:市税の延滞金で、ここへ 400 万円あがっているのですけど、これは固定資産税
とかは入っていなくて、市税だけの問題ですか。
○喜多参事:市税だけの計上でございます。
○万賀議員:これは前年度実績ですか。
○喜多参事:26 年度実績で約 1,000 万円、27 年度は3月末までありますが、800 万円程度で
ございます。
○万賀議員:今年度も発生する、今年度請求するという意味で 400 万円とあげてるのですか。
○喜多参事:そのとおりでございます。
○万賀議員:累積したら 1,200 万円ということで、27 年度で 800 万円上げたりと、これは全
部回収できていますか。これはあくまでも 28 年度のだけの 400 万円で、今までの累積はな
いのですね。
○喜多参事:これは、歳入見込額ですので、当該年度の収入見込額でございます。
○堀川委員:これで質問がなければ一般会計が終わるけど、僕は予算を見ていて、26 年度の
決算を次の予算に生かしてくださいと決算委員会の委員長の報告通り、どこで生かされてい
るのかと。決算とこの予算は一つも比較してないのでしょう。去年の予算に対してどうだと
いう話ばかりなのですよ。どこも決算が生かされているなと全く感じませんでした。それと、
予算を上げるときに、たとえば借地料、借上料、委託料であるとか、手数料であるとか補助
金や謝礼であるとか、こういうものは、有田市の財政が苦しいので、予算を組むときに借地
料をちょっと下げてもらえないのかとか年に一度は相手に接触して、交渉するべきだと思い
ます。前年度とほとんど変わりはありませんという説明が非常に多いです。ということで、
決算を生かすのと、予算をするときには1回は、いろんな借地料にしても借り上げにしても
一度は市の財政が厳しいのでもうちょっとなんとかなりませんかとか、そういう折衝をして
いただきたいです。僕はこの予算を通じてそう感じました。
○辻川部長:全体的なお話であったので、私の方から、予算決算ということで、決算を生か
しているのかという点ですけれども、説明の中で前年度の予算ベースということも多々あっ
たかと思います。やはり決算を見て実際の利用者数ですとか給付の対象人数ですとか、そう
いったものを見て、より正確な数字に近づけるというところで今年度予算に反映していると
いうところもあります。
予算という性格上、歳出についてはやや大きめに、歳入についてはやや小さめにというこ
とで、見込んでいるというところがありまして、決算ベースをそのまま反映するのがつらい
かなという部分もあり、前年度の考え方というのを踏襲している部分というのも多々ござい
144
ます。そういうところで、決算を生かしているのかというところが見えづらくなっている部
分もあろうかと思いますが、決算委員会でご指摘いただいている事項というのは、各担当の
方でそれぞれ把握していると思いますので、財政担当の方でも引き続き査定の中でそういう
ところというのは、常に意識しながら編成というのは取り組んでいく、そういう方針でやっ
ていきたいというふうには引き続き思ってございます。
財政が厳しい、たとえば借地料とか、継続的なところなのですけれども、相手方との契約
を結んでいるというところもありますので、見直しのスパンというのは、毎年毎年やってい
くというのは、場合によってはつらいものもあるかと思っています。ただ、更新するときに
は財政的な負担を考えて、安くできないのか、またこちらが貰う分については、情勢を鑑み
て、多くできないのか、地価が下がる中でも一定の前年度ベースを保ったらいいのか、そう
いった努力というのは財政担当からもプレッシャーと言いますか、各担当にはよく言うよう
にしておりますし、また、各担当からもそういった相談を受けておりますので、今堀川委員
にご指摘いただいたような姿勢というのは念頭に置いて対応していきたいと考えておりま
す。
○堀川委員:借地料だけではなしに、補助金にしたって今までに補助金効果といって数字あ
わせみたいな報告書が上がってきたり、たとえば補助金にしたらゼロベースで一度見直そう
じゃないかというときもあったので、やはりすべての予算を組むときには、去年これだけの
委託料でしていたから、今年もそのままだというのではなしに、やはり相手と折衝をして、
たとえ 1 円でも安くなるような折衝をこのあと見せていただきたいということで、その決算
を活用しろというのは、どこで PDCA が活用されているのかと疑問に思うのと、決算をチェ
ックするということは次のプランに生かしていかなければ意味がないので、説明の中でそう
いう言葉が一つもでてこなかったため、申し上げました。
○西口委員:これは、あなた方だけが悪いのではなく、議会も悪いです。質疑をするとき、
予算審議をするときに、ここに 150 万円あがっていると。これについて何ですかと言ったら、
こうですと言い、わかりましたと言うからです。これはやはり去年やったときに、こうなっ
たが、なぜ増えたのか、なぜ減ったのかとか、こういうものの予算の中身を、やはり質疑し
たら答えるわけでしょう。それについては反省していないものとかいろいろあると思います。
項目によって。そのあたりがお互いに、予算のこういう説明をするときに、聞かれなかった
から答えなかった、というのではなしに、私たちも気がつかないところもあるのだけれど、
自分たちはこうして努力をして、こういう予算に今回は絞りましたとあるところがあったら
堂々と言えるようにしておいたらいいと思います。それの方がよほどわかりやすいです。味
方をしているのではなく、あなた方は頭がいいです。わけのわからない質問をされても答え
ていくでしょう。今でもそうで、揚げ足を取るのではなく、合っているか間違っているか自
信がないので言わないけれども、先ほどの浜口議員の質疑に対して、私はどうも数字がおか
しいと思います。全体の預金の、借入金に対して 13 億なにがし払っていて、それに対して 1
億なにがしの金利を払ったわけですよね。元金と金利とものでしょう。
それと債務負担行為の説明をしても、やはり都合の悪いところは飛ばしていると僕は思い
ます。一概に言えないのですけど、なぜ予算決算をするかというと予算決算のことを反省し、
市長の予算編成方針を世襲し、そうしたらこうだといっぱい書いているでしょう。予算編成
方針に対して、きちっとした編成方針に則って予算をつくっているかと言いたいところもあ
145
るわけです。それであったら議員に対する質疑をしたら明確に答えられるわけです。今回の
予算審議の中でいろいろ、一番出たのは、費用対効果等々考えたときに、果たしてこれは有
効であるのか、今年も去年と同じように並べてしてきているけども…とかいろんな意見が出
たと思うので、それに対して、きちっと答えられるはずなのです。その方向でしても、世襲
をして前もそうだからと言うのは、そういうわけにもいかないけれども、もう少しみんなで
勉強して、もう一度挑戦しますよ。
だからきちっとこのあたりがどうも質疑に対して理解しにくいので、議員にもう1回聞い
てもらっても構わないと思います。だけど、それでいかれてしまったら…やはりきちっとし
た答弁をしてもらわないといけません。答えられないなら答えられない、答えられるなら答
えられると。たとえば、予算の組み方が悪いと最後は市長の経営方針でしょう。だからそこ
のあたりは市長に来てもらってきちっと説明を聞くくらいの議会にしないといつまで経っ
てもこういうのはぬぐい去れないと思います。
○玉木委員長:他ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、議案に対する質疑を終結いたします。これより採決をいたします。
議案第 19 号については、原案のとおり、可決することにご異議ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:ご異議なしと認め、議案第 19 号は原案のとおり可決するものと決しました。
次にお諮りいたします。会議の途中ですが、この程度に留め、延会をしたいと思います、こ
れにご異議ありませんか。
なし。
○玉木委員長:ご異議なしと認め、延会いたしします。次の予算決算委員会の開催日は明日
10 時から行いたいと思いますので、よろしくお願いします。議案については議案第 21 号、
平成 28 年度有田市初島財産区特別会計予算についてを審査いたしたいと思いますので、よ
ろしくお願いいたします。本日はこれにて終わります。お疲れ様でした。
午後6時 16 分 延会
146
平成28年3月17日
出
委
午前10時00分
全員協議会室
席 者
員
玉木久登委員長・岡田行弘副委員長
浜口元司委員・西口正助委員・宇野博治委員・生駒三雄委員
堀川 明委員・辻本意典委員・中谷桂三委員・万賀幸雄委員
児嶋清秋委員・上山寿示委員・池田敦城委員・一ノ瀬敦子委員
福永広次議長
経営管理部
市民福祉部
経済建設部
水道事務所
市立病院
辻川和希経営管理部長・嶋田博之経営管理部理事
大松満至経営企画課長・宮﨑三穂子総務課長
西川明伸管財係副主任
嶋田勇嗣市民福祉部長・岩田吉広高齢介護課長
山﨑希恵健康課長・桑原伸浩介護保険係長
上野山慎二高齢者支援係長・嶋田 聡国保年金係長
福田典久高齢者医療係長
林 慶造経済建設部長・貴志浩年参事
松村尚彦産業振興課長・井本恵介水産係長
河野孝司所長・城 紀夫工務課長
桑原幸男業務課長
田代利彦病院事務長・神保佳紀医務課長
福永晃久庶務係長・石井久司企画管理係長
山下 剛医事係長
議会事務局
境
正吉局長・森川直子次長・大谷真也書記
午前10時00 開議
○玉木委員長:おはようございます。本日の予算決算委員会を始めたいと思います。
議事進行の都合で、議案第 21 号、平成 28 年度有田市初島財産区特別会計予算についての
議題から入りたいと思います。
当局の説明を求めます。
○宮﨑課長:平成 28 年度有田市初島財産区特別会計予算の説明
○玉木委員長: 説明は終わりました。
次に、質疑を認めます。御質疑ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:御質疑ありませんか。なければ、議案に対する質疑を終結いたします。
147
これより、採決をいたします。
議案第 21 号、平成 28 年度有田市初島財産区特別会計予算については、原案のとおり可決
することに御異議ありませんか。
○委員一同: なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 21 号については、原案のとおり可決すべきも
のと決しました。
次に、議案第 20 号、平成 28 年度有田市国民健康保険特別会計予算についてを議題とい
たします。
当局の説明を求めます。
○山﨑課長:平成 28 年度有田市国民健康保険特別会計予算の説明
○玉木委員長:説明は終わりました。
次に、質疑を認めます。まず歳入の部分を議題といたします。御質疑ございませんか。
○辻本委員:繰越金が非常に多いのですが、未回収ということですか。169 ページに滞納繰
越金が多い。これは収納していないということですね。その年度分は。
○山﨑課長:滞納繰越分といいますのは、平成 28 年度より前の国保税が未収となっている
部分でございます。平成 27 年度以前です。
○辻本委員:前の前の繰越金ばかりしていると、例えば回収機構がありますね。そこを利用
はしないのですか。前の前ということになりますと、もう収めないということになりますよ。
○山﨑課長:回収機構に回している部分もございますし、滞納分として毎年回収できている
部分もございまして、それに加えて 27 年度の分が新たに滞納となった分がこの 28 年度の滞
納ということでのってきていますので、金額としてはそう減っていないかも知れませんが、
一応滞納分として回収の実績はございます。
○辻本委員:長らく滞納しており、病院に行きたいがどうすればいいのかとよく尋ねられる
ことがあります。少しでも納めればどうかと助言していますが、国保税の滞納者は非常に多
いと思います。次々繰越していくのはある程度でケリをつけることが非常に大事だと思いま
す。
○堀川委員:170 ページ、療養給付金等交付金、本年度 1,510 万 9,000 円。これは退職被保
険者数の減少という説明ですが、前年度は1億 5,000 万円で退職被保険者の減少でこんなに
極端に減るものですか。
○嶋田係長:退職被保険者の制度ですが、平成 26 年度において終わっておりまして、27 年
度以降新規加入者は全くなくなっています。結果として、退職被保険者の数が年々減少して、
5年経過すればほぼゼロになりますが、それまでは、新規加入者がおりましたので、それに
対しての医療給付費が多いということで、その分の交付金はいただいておりましたが、年々
減少しておりまして、26 年度末において 400 人以上いた被保険者が 28 年度末にはおそらく
200 人前後まで下がるであろうと。この交付金は退職被保険者の方からいただいた保険税で、
なお医療費の負担するべき分の不足分について基金からいただいているものでございまし
て、去年の予算と比較しますと1億以上の減額になりますが、今年度の見込み等も含めまし
て、予算計上させていただいております。
148
○堀川委員:予算書を見ると極端に減っているので、これでいいのかなと思って。それと 169
ページ、一般被保険者国民健康保険税。これも被保険者の減少によるものと説明していまし
たが、どれくらいの減になりますか。
○山﨑課長:国保税の算定としましては、27 年度は1万 200 人のところが、28 年度は 9,949
人になる見込みで試算しております。
○堀川委員:了解。
○玉木委員長:歳入部分について他に質疑はありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ歳出に移ります。御質疑ございませんか。
○宇野委員:国民健康保険証について聞きたいのですが、今は紙のような薄いものです。す
ぐに紛失したり、折り曲げたりするので、何とかプラスチックのカードにならないのですか。
という話をよく聞かされます。毎年更新して新しい保険証を被保険者に送るのはわかってい
ます。毎年カードを作ることはコスト的に高くなるのも理解しています。毎年更新時にカー
ドは変えないで、うまく更新していく方法はないのですか。
○嶋田係長:確かに経費の加減もありまして、立派なカードは作りにくいのが現状です。厚
生労働省等を通じて、今のサイズにしなさいということがありまして、平成 23 年度に現行
のサイズで発行をさせていただきまして、現在は基幹システムの2市4町の共同クラウド化
を通じて、経費節減についてはこれまでも進めているところでございます。
今後につきましては、マイナンバーのカードが保険証の代わりになる、これも厚生労働省
が試案として出している段階ではありますが、それが出来れば、個人情報カード自体が、あ
る程度しっかりしたものでありますので、それに置き換えることは将来的には可能になるか
もしれないというところです。
○宇野委員:個人カードがもしかすると、将来的に保険証と兼用できるカードになるという
希望的な観測があるわけですね。前は保険証が世帯に1枚でありましたが、今は1人1枚ず
つになっている。それについて、紛失したりという話があるので提案させていただきました。
○嶋田係長:今のところ、国の協議会の中で審議されている話ですので、いつからそうなる
というお話は出来ないですが、そういったことを検討中でありますということで、よろしく
お願いします。
○宇野委員:はい、ありがとう。
○池田委員:175 ページ、海外療養費不正請求対策委託料はどういうことをされていますか。
○嶋田係長:国保の被保険者の方が、海外旅行中不測の事故等で海外で、医療を受けられた
際に療養費として支給するものでございます。医療の内容につきましては、現地語で来るこ
とが大半でして、担当でそれを読んで療養費を決定することが非常に困難であります。昨今、
不正請求ということも言われておりまして、それに対応する対策を講じるために国保連合会
に委任しまして、その内容の審査を求めているところでございます。
国保連合会は、また中央会を通じて、各言語に応じた専門業者に再委託したところで内容
を審査することを組織上考えておりまして、連合会に対しまして、事案が発生した場合の委
託料です。
○池田委員:これは、有田市でも結構ありますか。
○嶋田係長:少なくともここ4年間はございません。
149
○一ノ瀬委員:174 ページ、第三者行為求償事務手数料の説明をお願いします。
○嶋田係長:第三者行為のうち、国保被保険者が交通事故により治療を受けた場合、国保で
立替払いをして、その分について、相手の車の保険に請求するということで、求償を行って
おります。それにつきましては、国保連合会に求償事務を委託しておりまして、実際の求償
額に応じて、事務手数料を連合会に支払っております。その費用を計上させていただいてお
ります。
○一ノ瀬委員:ありがとうございます。
○中谷委員:176 ページ、第2款保険給付費、第1項療養諸費で財源内訳のその他について
の説明をお願いします。
○嶋田係長:歳入のうち、5款の前期高齢者交付金。これは 65 歳から 74 歳までの医療費に
ついて、保険者間で過不足なく負担するというところで、基金からいただいている交付金に
なりますが、交付金について一般被保険者の療養給付費に充てさせていただいております。
○中谷委員:歳入でいえば、どこを見ればいいですか。
○嶋田係長:歳入5款の前期高齢者交付金になります。予算説明書の 170 ページの一番下の
交付金になります。
○中谷委員:前期高齢者の分は、9億 8,429 万 6,000 円の分が今の療養諸費の1から5で合
計8億 8,000 万円になるけども、残りの分は他にも計上されているのですか。
○嶋田係長:療養給付費として、8億 4,603 万 7,000 円。その後に続きます一般の療養費、
高額療養費等に充てさせていただいております。
○中谷委員:了解です。
○浜口委員:178 ページの出産育児一時金で、出産される方の人数を予測して計上されてい
ると思います。これは今どれくらい給付しているのか。
○嶋田係長:1出産につき 42 万円でございます。
○浜口委員:前年度より 400 万円減になっている。出産が減っているということで理解しま
すが、この金額は、国の指導はなく自由に市町村で決められるのですか。
○嶋田係長:金額は市の条例で定めることになりますので、変えることは不可能ではありま
せんが、和歌山県で申しますと、30 市町村全てで金額は同じでございます。
○浜口委員:和歌山県の各市町村は横並びということやね。有田市だけが少し多いというこ
とはない。
○嶋田係長:全て同じでございます。
○浜口委員:有田市が突出した考え方で、出産1件につき 50 万円とか 60 万円とかにもって
いけると考えているのか、いけないと考えているのか。
○嶋田係長:有田市の国保施策の中で、増額というのは不可能ではないと思いますが、有田
市で国保に加入されている方は若年者の割合は3割弱くらいだと思います。有田市の中で出
産される方は、国保の方もおられれば、社会保険の方もおられますので、国保だけ上げると
いうのは、国保での事業としては適切ではないと考えます。
○浜口委員:よく理解できました。国保もあるし、社保もあるしな。同じベースであれば考
えられるけども。例えば、少子化で人口が減っている。有田市へ来たら出産したら 100 万円
くれるよ、というようなメリハリのあることができればいいと思ったので申し上げました。
国保の中の話であるので了解しておきます。
150
○児嶋委員:関連で、これは約 10 名程度減という予測で予算計上していますね。まち・ひ
と・しごとの中では、減少していくであろうということですが、減らすということはネガテ
ィブな感じがするので、最低でも前年と同額でよかったという気持ちで提言をしておきます。
○嶋田部長:考え方の中での形としてそのような考え方は出来ると思いますが、数字できっ
ちりとしたものになりますので、それを根拠もなしに計上していくのはよろしくないと思い
ます。
○児嶋委員:了解しました。
○堀川委員:179 ページ、後期高齢者支援金等。26 年度決算、27 年度予算、28 年度予算を
見ていくと年間に 2,000 万円ずつ減っているが、後期高齢者連合への負担金だと思いますが、
これはやはり高齢者数の減少ですか。
○嶋田係長:75 歳以降の後期高齢者医療に対して、75 歳までの人が等しく負担するもので
ございます。これにつきましては、被保険者数に応じての負担になりますので、被保険者が
減少している現状の中、額としては減少しているということになります。
○堀川委員:了解。
○中谷委員:予算とはずれますが、27 年度の特定健診を2月に受けさせてもらいましたが、
事前にも説明がありましたが、結果通知が遅い。癌検診は1ヶ月後、血液検査その他の診察
は1ヶ月半で、やっとこの前3月の中旬に来ました。癌検診で引っかかった人は、血液検査
の結果が来ていないので、再度血液検査をされます。その分は有料になる。特定健診の目的
は、病気を発見して国保としてかからないようにすることだと思うので、先になぜ結果が出
るのに1ヶ月半もかかるのか教えて。
○嶋田係長:受けられる機関にもよりますが、年に 10 回集団健診でさせていただいている
場合と、個別に医療機関等で健診を受けられている場合がございます。それぞれ医療機関か
ら請求が上がってくる際に、健診結果の通知もあります。集団健診についても現在の委託先
の健診センターから1ヶ月後くらいに結果の通知がありまして、それを各受診者方に通知を
発送することになっておりまして、通知がありましたら、速やかに発送すべく努力はしてお
りますが、期間が一定程度かかっているというのが現状でございます。
○中谷委員:集団健診と、個人病院にかかったときの結果はどちらが早いのか、同じくらい
であるのか教えてください。
○嶋田係長:医療機関によりますが、受けられた翌月にまとめて来る場合が多く、その都度
いただければいいのですが、事務として煩雑になるということで月締めにしているところが
多いです。集団健診の結果はその都度来ますが、期間としましては1ヶ月程度かかっており
まして、あまり大差はないと認識しております。
○中谷委員:最低限今の期間はかかるということで、どうしようもないですが、受診者のこ
とを考えると、なるべく早期に結果を通知できるようにお願いします。
○浜口委員:特定健康診査等事業費で 4,400 万円計上していますが、国保をかけている人が
全員いくとしてこの金額が必要ですか。ある程度は予測しているのですか。
○嶋田係長:国保の対象者が全員受診するということでは計上しておりません。実績で申し
ますと、26 年度は 27.6 パーセントで約3割の方が受診されております。受診率の向上を日々
努力しているところではございますが、それにある増加を見込んだ上での予算計上になって
おります。
151
○浜口委員:約 27 パーセントで3割弱ということ。今年もこの数字くらいを目安にしてい
るのか。
○嶋田係長:額的には、同額を見込んでおります。対象の被保険者数というのが、減少して
いますので、特定健診を受診できる対象者が年々減少傾向です。同額を計上するということ
は、去年よりは受診率を上げるという目標をもとに計上させてもらっているつもりです。電
話勧奨などを通じて少しでも受診率を上げようと努力しているところです。
○上山委員:今のところで、保健事業支援業務委託料 279 万 6,000 円。前年度は、600 万円
だったと思いますが、職員さんが動いているということで減額になったのですか。
○嶋田係長:同じ支援業務委託料ということで計上させていただいていますが、27 年度の数
字と 28 年度の数字とは中身が変わりまして、今年度においては、レセプトの分析業務を通
じた上で、未受診者対策事業であったり、受診の結果、異常値が出ていますが、病院を受診
されていない方もおられまして、重症化する前に受診を促す事業を、今年度これは国の調整
交付金対象の事業でありますが、それをいただいた上で実施しております。これにつきまし
ては 28 年度以降は委託せずに自ら行おうということで、委託料では計上しておりません。
28 年度事業の中身で申しますと、全国的にレセプトでありますとか、特定健診のデータを分
析した上でより効率的な保健指導などを進めるようにと、国からの指導があります。
当市では、データヘルス計画をこれまでは立てていませんでしたが、分析を通じた上で、
今後の保健事業の進め方について、計画を立てる予定です。分析業務は、データの中身につ
いて専門的な部分もございますので、職員では難しいので、その部分は外部に委託させてい
ただきたく計上させていただいております。
○上山委員:業務委託の内容は変わり、職員さん自ら出来ることは行い減額したということ
ですので、今後そういう努力を頑張ってください。
○万賀委員:182 ページ、人間ドック等委託料。今年度の人数的なことを教えていただけま
すか。
○山﨑課長:人間ドックは平成 26 年度で 116 人、脳ドックは 183 人の申し込みをいただい
ております。27 年度で脳ドックは 205 人の申し込みをいただいております。28 年度人間ド
ックで 170 件、脳ドックが 230 件で見込んでございます。
○万賀委員:この予算で計上しているのは、人間ドックが 170 件で、脳ドックが 230 件とい
うこと。特定健診を受けるとこれは受けられないですね。この二つは重複しないということ。
○嶋田係長:人間ドック、脳ドック、特定健診の内いずれか1つしか受けられないことにな
っております。ドックの健診の項目の中に、特定健診の基本健診部分の検査項目が全て含ん
まれておりますので、受診する必要がないことを前提に考えております。
○万賀委員:特定健診は無料で、人間ドック、脳ドックは今までどおり有料ですね。
○嶋田係長:人間ドックについては助成額が、1人当たり2万 5,000 円で脳ドックについて
は、3万 5,000 円が上限になっておりまして、医療機関にその差額をお支払いいただくこと
になっております。
○万賀委員:これを受けても国の報告、27.6 パーセントには含まれているのですか。
○嶋田係長:含めております。
○万賀委員:特定健診で 27.6 パーセントと聞きましたが、人間ドック、脳ドックで今年 170
件、230 件を含んでの 27.6 パーセントでいいのですか。
152
○嶋田係長:委員のおっしゃるとおりです。
○万賀委員:27.6 パーセントの内、自ら人間ドック、脳ドックを受けたいということで、今
年受けたとして、どれくらいの確率で入っているのですか。
○嶋田係長:特定健診の対象者数は概数で 7,500 人程度でございます。分母が 7,500 という
ことになりますので、ドックの受診者が合計で 400 人であればそれを分母で割りますと、6
から7パーセント弱くらいが、特定健診の受診率の内のドックの受診者になると思います。
○万賀委員:よくわかりました。
○西口委員:市民病院の患者がものすごく減少している。経営状態も十分認識されていると
思います。この部分を全部、特定健診も含めて市民病院で、全部有田市民は受けてもらうよ
うな方策を立てて、受診する目的は、健康であれば保険料も安くなるしというのが最終の目
的。そういうことも考えて、よい制度であるのに 27.6 パーセント。予算もみんな受診した
ら補正をしないといけない。全員がこの制度を利用していけば、市民病院でするのであれば、
順番に特定健診は学校の健診みたいに、今日は港地区の人というように、これは実際愛知県
の病院でやってる。そうできれば経営も楽になるし、患者もいくし、一度相談してやってみ
てくれよ。
助成金は、もっと市民の幸せになることを考えて市から持ち出して、市長と話をして、せっ
かくいい制度を作って7パーセントというより、今年は7パーセントであれば 10 パーセン
トに持っていく、15 パーセントに持っていく目標を立てて、もっと喜んで参加してくれるよ
うなことを考えてくれよ。27 パーセントを 35 パーセントに上げる目標を持って、もし予算
が不足すれば、補正するのは反対やけども、いくらでも賛成するよ。ということで頑張って
受診率をもっと上げてくれよ。
○宇野委員:人間ドックで上限2万 5,000 円、脳ドックで3万 5,000 円。人間ドックの費用
はいくらになる。
○山﨑課長:市立病院の場合ですと、3万 2,400 円となってございます。桜ヶ丘病院と契約
していますが、3万 1,370 円となってございます。
○宇野委員:脳ドックは。
○山﨑課長:日赤が5万 9,400 円。成人病センターが5万 4,000 円。国保日高総合病院が4
万 2,120 円。検診センター・キタデが3万 9,900 円。市立病院が4万 5,000 円となってござ
います。
○宇野委員:自己負担の比率も高いし、どうしても足が遠のくわな。人間ドックでも 7,000
円ほど払っていかんなんしよ。財政状況もわかるけども、みなさんがもっと受診しやすい料
金体系でもそれでしてあげたらいいと思いますので、一度頑張ってみてよ。お願いしておき
ます。
○嶋田係長:自己負担につきましては、人間ドック2万 5,000 円、脳ドック3万 5,000 円と
なっておりまして、医療機関によって、自己負担の差が出るというのは、医療機関で検査内
容が異なるためでして、それについては医療機関の裁量の範囲内でありますので、検査項目
を指定するのは、難しい状況であります。
検査項目の内容を見ていただいた中で、被保険者の方には申し込んでいただいている状況
でございます。上限については引上げるのも1つの方策でございますし、同じ額を増やせる
のであれば、受診できる人数を増やすほうにいくかなどその辺も踏まえて今後検討できれば
153
と考えております。
○宇野委員:受ける側の立場から言わせてもらうと、居酒屋へ行くとお品書きがある。病院
にはそれが全くない。ここで、これを見てもらおうと思っても、高ければ二の足踏んで帰っ
てくるかも知れないし、その辺のことを言いたい。
○西口委員:これは委員会であるので、揚げ足を取るわけではないけども、言葉は大事であ
る。費用で健康を限定するのは、今そういうような答弁であったけども、予算がなくなって
きたら断るのか。差額があったとしても、出来るだけ差額の負担を少なくしていくような制
度に財政と話をして、詰めていって、それやさけに受診のパーセントが低いのかも知れない。
自己負担を思い切って下げて 1,000 円に下げるとまだまだいくかも知れない。
介護保険でもそうで、給付を受けたくても全部使わない人もいる。これが福祉の難しいと
ころで、予算があるとか人数がどうやとか言ったらあかん。来てくれる人は全員受けてくれ
よ。助成が 170 人の 230 人やさけ満杯ですよっていってたら、対象者が 7,500 人ある。全員
来られても仕方がない。市民病院がまわるかまわらないかは別として。
○一ノ瀬委員:優良家庭褒賞記念品ですが、優良家庭とは何でしょうか。
○嶋田係長:同一世帯の中で1年間国保税について全て納期内納付が出来ておりまして、か
つ1年間医療機関を受診しなかった世帯と定義しております。
○一ノ瀬委員:ありがとうございます。
○中谷委員:先ほどの受診率の件で、有田市はがん検診の無料化が2、3年前からなってい
るので、それを知らない方がいるので、もっとPRしていただければと思います。人間ドッ
クと脳ドックに関しては、僕も 26 年度に初めて受けました。そこでわかったのは、有田川
町は健康診断の個人負担は少ないです。8万円程度の費用が1万 9,000 円くらいで済みます。
有田市の場合は5万、6万円の分が2万 5,000 円と3万 5,000 円で約半分くらいかかります。
脳ドックについて有田市は、隔年でしか受診できません。
何故かと聞くと予算の都合でと言われます。でもそれはおかしいです。脳ドックを受けた
先生に相談すると、脳ドックは1年間しか診断は有効ではないということでした。だから1
年毎に受けるようにと言っています。有田市はそういう体制ではありません。その辺のこと
を行政はどう思っているのかわからないので、やはり受診率を上げるためには、脳ドック、
人間ドックの個人負担を安くしないとできません。それは、有田川町を参考にしてください。
それが出来れば、27.6 パーセント以上にはなると思います。精査をお願いしたいと思います。
どう考えていますか。
○嶋田係長:近隣市町村各保険者のドックの制度を今一度精査いたしまして、今後改善すべ
き点がございましたら、対応すべく検討してまいりたいと思います。
○浜口委員:利用率が低いというのが、あまりたいしたものではないということ。ちょっと
メリハリがあれば行くと思います。自己負担額は、2万 5,000 円、3万 5,000 円で差額は 7,000
円とか 8,000 円とかと聞いたが、今一つ市民の間には浸透していないのか。もっと利用度が
あると思うけど、パーセントからいくと低い。まあ全体像は見えました。よくわかりました。
ただ自己負担について、隣町と格差の比較をされるので、隣接市町村と肩を並べるくらいの
ものにしないとね。申し添えておきます。以上です。
○堀川委員:脳ドック、去年一昨年は、100 人ほどかな。200 人ほどかな予算は。
○山﨑課長:26 年度予算は、200 件、25 年度は 150 件で計上してございました。
154
○堀川委員:230 人になったのは有難いが、有田川町と比較して有田川町の方が補助率が高
い。ただ金額だけでいえばそうですが、有田市が 230 人を対象としているのと、有田川町が
100 人しか対象にしていないというのとではかわってくる。人数が少なければ補助金は上げ
られる。一概に有田市が補助金が少ないとは言えないと思います。そこら辺り比較してくだ
さい。
○西口委員:一つだけ釘を刺しておきます。国保の事業費は全部で幾らよ。
○山﨑課長:約 53 億円でございます。
○西口委員:53 億円。一般会計の事業費は幾らよ。
○大松課長:131 億 8,700 万円です。
○西口委員:一般会計で一借りの限度額は幾らよ。10 億円よ。国保は幾らよ。7億円か。
○山﨑課長:8億円です。
○西口委員:8億円か。26 年度の決算の数字は幾らであった。
○山﨑課長:ございません。ゼロです。
○西口委員:使えと言っているのではない。以前は 10 億円であった。一般会計と同額をと
る感覚がわからないということで、減らせと言うと2億円減らした。毎年ゼロであるのに、
やっぱり資金手配していく中で、いろんなことが起こるので、確かに運転資金として一借り
を使って、運用しないといけないところがあるのをなしにしろとは言わない。あったら、体
質的に市民病院と違って、やっていけるけども、収入は賦課方式やさけに、前年度のあれを
もってやっていくので、税金と同じやこれ。回収率は別として、収入は確保できるので、資
金繰りはやりやすい。そうした観点からいくと、そんなおおきな一借りの数字は要らない。
8億円も一借りを使わなければならない時は、天地がひっくり返るようなことがなければ使
うことはないので、その辺も含めて予算を計上するくらいでなければいけないと思う。
幾らにしろとかは別として、今言われたことを予算をたてるとか、そういうような感覚で、
予算を組んでいただきたいと思います。国保は言葉は悪いけども、ある意味商売。単なる市
の事業でやってるのとは違う。民間であれば責任問題に発展する要素があるということを思
って、日々運営に頑張っていただきたいと思います。委員長。こんなことをやっていく委員
会にしてくれよ。こういうのが基本やで。
○玉木委員長:ほかございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、議案に対する質疑を終結いたします。これより採決いたします。
議案第 20 号、平成 28 年度有田市後国民健康保険特別会計予算については、原案のとおり可
決することに御異議ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 20 号については原案のとおり可決すべきものと
決しました。
委員会の途中ですが、昼食を挟みたいと思います。午後1時に再開いたします。
午前11時38分 休憩
155
午後13時00分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き委員会を再開いたします。
各委員に申し上げます。本日、企業会計まで終わってしまいたいと私自身思っております
ので、皆様のご協力をよろしくお願いしたいと思います。
それでは議案第 24 号、平成 28 年度有田市後期高齢者医療特別会計予算についてを議題と
いたします。
当局の説明を求めます。
○山﨑課長:議案第 24 号、平成 28 年度有田市後期高齢者医療特別会計予算の説明。
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。歳入部分からの質疑を認めます。
ご質疑ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ歳出に移ります。ご質疑ございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、質疑を終結いたします。これより採決いたします。議案第 24 号、
平成 28 年度有田市後期高齢者医療特別会計予算については、原案のとおり可決することに
御異議ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 24 号については原案のとおり可決すべきものと
決しました。
次に、議案第 23 号、平成 28 年度有田市介護保険特別会計予算についてを題といたします。
当局の説明を求めます。
○岩田課長:議案第 23 号、平成 28 年度有田市介護保険特別会計予算の説明。
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。歳入部分からの質疑を認めます。
ご質疑ありませんか。
○万賀委員:202 ページの第1号被保険者保険料のことで、現年度分特別徴収と、現年度分
普通徴収とありますが、特別と普通の違いは何か教えてもらいたい。
○岩田課長:特別徴収というのは、年金からの天引きの部分です。普通徴収は、年金から天
引きできない方で、直接納付していただくことになります。
○万賀委員:特別徴収は何パーセントくらいですか。
○岩田課長:手元の計算で 91 パーセントになります。
○万賀委員:わかりました。あと、滞納繰越分 100 万円ほど上がっていますが、どこの課を
見ても滞納繰越分が上がっていますが、これは致し方ないものですか。
○岩田課長:滞納で実際払っていただける方は、金額としましてはもっとございますが、上
限が読めませんのでこの程度の金額で計上しております。
○万賀委員:今年度これくらい発生するであろうということでこの金額を計上していると思
いますが、前年度までにどれくらいの滞納がありますか。
156
○桑原係長:26 年度の実績ですが、調定額が、1,174 万 3,100 円となってございます。
○万賀委員:これは 26 年度だけではなく、今までの分として認識すればいいですか。
○桑原係長:介護保険の場合、基本的に時効は2年となってございます。そのため 26 年度
の実績といいますのは、時効にかかっていない滞納分となっております。
○万賀委員:介護保険の場合は時効が2年だったのか。2年以前の分は、要するに消してい
っているわけか。
○桑原係長:法律上、時効は2年となってございますので、2年を過ぎたものについては徴
収できないので、不能欠損させていただいております。
○万賀委員:介護保険は2年なんか。初めて知った。他のは5年とかね。それでは、2年間
しか溜まっていかない。2年経てば不能欠損で落としていっている。
○岩田課長:介護保険の制度上、不能欠損になってしまいますと、本人にかなり重いペナル
ティがかかります。
○万賀委員:ペナルティとは。
○桑原係長:2年を経過して納められなくなった方につきましては、滞納額として記録され
ていきます。その結果、一定の額を滞納された方につきましては、介護サービスを利用する
時にペナルティとして、通常1割、または2割で利用できる自己負担が、3割となるペナル
ティがございます。
○万賀委員:ペナルティがあると3割負担になるということ。年間 1,000 万円ほど発生する
可能性があるわけ。ここでは 100 万円と計上しているけども、先ほどの 1,174 万円というの
は2年間分ですか。
○桑原係長:納付誓約をしていただいた方につきましては、2年を越える場合がありますが、
主に2年間ということになると思います。
○万賀委員:年間 500 万円くらいはあると思っておかなければならない。了解です。
○堀川委員:今2年と言いましたが、不能欠損で上がってくる部分よな。だいたい 400 万円
くらい毎年上がっているのですか。
○桑原係長:400 万円から 500 万円程度の不能欠損をさせていただいております。
○堀川委員:了解。
○玉木委員長:ほかご質疑ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ歳出に移ります。ご質疑ございませんか。
○浜口委員:認定調査費の意見書作成手数料 1,000 万円程度計上されていますが、これはケ
アマネジャーさんが、対象者の家庭を訪問して、チェックシートを作って、それを専門医か
お医者さんか何か審査委員会があるのかな。先生方に支払う意見書作成費でいいのですか。
○岩田課長:認定調査員が調査対象者宅を訪問いたしまして、それと同時に調査対象者の主
治医の方に意見書を作成していただきますので、その手数料になります。
○浜口委員:ケアマネジャーが作成した調査票とは関係ないわけ。
○岩田課長:認定調査員が調査した調査票と、その方の主治医の意見書の2つをセットにし
て認定審査会に提出しまして、認定を受けることになっております。
○浜口委員:認定調査員は、ケアマネジャーとは別の人ですか。
○岩田課長:認定調査員は一次判定用の調査を専門に行う調査員でございます。
157
○浜口委員:認定調査員に調査してもらってから、専門医か主治医。
○岩田課長:日頃からなんらかのかたちで診てもらっているその方の主治医でございます。
○浜口委員:認知症も介護認定の対象になりますね。
○岩田課長:認知症といわれる方も認定調査の項目にはございます。
○浜口委員:そういう方は主治医はいるのかな。自宅で痴呆速度がすすんできて、その方を
認定調査員が調査する。そして主治医というけど、これは、そのような流れで進むのですか。
○岩田課長:認定調査員は、訪問して調査票を作成します。特に認知症とかに限った主治医
ではなく、日頃、内科、外科など何らかのかたちでかかわっているお医者さんであれば作成
していただけるものでございます。その意見書と調査票をセットで認定審査会で判断してい
ただくことになります。
○浜口委員:ケアマネジャーとは別の話ですね。
○岩田課長:ケアマネジャーは介護度が認定された後、介護度を基にサービスを組み立てて
いただく職種でございます。
○浜口委員:私の勘違いかな。よくケアマネジャーさんが来てくれて、チェックリストをチ
ェックして、介護度はどれくらいであるというようなアドバイスをしてくれる。その後、お
医者さんが審査して介護度を認定するという流れに思っていましたが、今聞くと、ケアマネ
ジャーさんというより、そんな流れになっているの。例えば、親が認知症で、介護保険の認
定の申請をすると、ケアマネジャーではなく別の人が来るのですか。
○岩田課長:私が今説明した以前の段階で、ケアマネジャーさんが認定を受けたほうがいい
ですよと、介護のサービスを使ったほうがいいですよとアドバイスをしてくれる場合はあり
ますが、介護保険の認定調査からスタートすることになります。
○浜口委員:その方がどこかの開業医にかかっていた場合は、医療機関の意見書が要るとい
うことですね。
○岩田課長:認定調査員の調査と、主治医の意見書の2つが必ず必要です。
○浜口委員:わかった。了解。
○万賀委員:認定調査員は有田市で何名くらいいますか。どういう方がなっていますか。
○岩田課長:認定調査員は現在3名でございます。認定調査員ということで募集をいたしま
して、研修等を重ねて調査員の業務に就いております。
○万賀委員:特別な資格は必要なことはないんやな。
○岩田課長:募集段階では特別な資格がなければならないということはありませんが、ケア
マネジャーの資格を持っていれば、待遇面で少し良いということで持っている方もおります。
○万賀委員:3人で十分対応できていますか。
○岩田課長:認定期間は人それぞれで、その状態によって6ヶ月、1年とありますが、今の
ところ3人で十分対応できております。
○万賀委員:わかりました。介護予防の福祉用具購入費 210 万円上がっていますが、購入す
るとすれば、これはどのくらいの割合で補助してくれるのですか。
○桑原係長:こちらは、他の介護サービスと同様に自己負担が1割ないし2割となっており
ます。
○万賀委員:金額の上限はないのですか。高値のものでも対象になりますか。
○桑原係長:福祉用具購入費というものは、例えば、ポータブルトイレや、入浴用の補助具
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等が対象になりますが、年間 10 万円という制限がございます。
○万賀委員:1人上限 10 万円。
○桑原係長:そのとおりでございますが、同じ品目は原則2度購入できないとなっておりま
す。
○万賀委員:介護用ベッドを購入した場合、30 万円であれば 10 万円補助してもらえるので
すか。
○桑原係長:介護サービスには福祉用具の貸与という制度もございまして、福祉用具につき
ましては、貸与できる項目と購入できる項目に分かれております。購入できる品目は、ポー
タブルトイレが最もの事例となると思いますが、汚れて他の方がお使いできないものについ
ては購入費で対応する。逆に介護用ベッドのようなものにつきましては、再度利用いただけ
るということで、そのような品目につきましては貸与で対応することになっております。
○万賀委員:貸与も1割、2割で対応できるということ。
○桑原係長:そのとおりです。
○万賀委員:はい、わかりました。
○宇野委員:213 ページの一番下。介護予防運動教室指導委託料 807 万 6,000 円。これはど
のような団体がやっておられるのかと、何ヶ所でやっておられるのか。
○岩田課長:県柔道整復師会有田市支部さんに委託しております。12 ヶ所で行っております。
○宇野委員:県柔道…
○岩田課長:県柔道整復師会です。いわゆる、整骨院さんになります。
○宇野委員:どのような内容で、年間何回くらい開催していますか。
○上野山係長:年間1ヶ所で 36 回実施しております。内容は、ストレッチ、筋トレ、脳ト
レ、バランスボールによるトレーニング等となっております。
○宇野委員:そういうことをするようにと指導している。手取り足取りということ。
○上野山係長:1ヶ所につき2名の柔道整復師会の方に来ていただいておりまして、1ヶ所
20 から 30 名の方を対象に実施しております。
○宇野委員:了解。
○西口委員:この関連で、12 ヶ所やけども、場所はどこで、何回で、どんな内容で、いつ行
っていますか。。
○上野山係長:4月号の広報にも掲載予定ですが、初島公民館でありますとか、千田西公民
館、宮崎公民館等地区の公民館、集会所等で実施しております。
○西口委員:わかった。ありがとう。
○玉木委員長:詳しい資料があれば後日で結構ですので、提出をお願いいたします。
○万賀委員:214 ページ、介護予防ケアマネージメント事業で、これは要支援者が受ける。
どのような事業を行なっているのですか。
○上野山係長:要支援や要介護状態になることを予防するために行う事業に対して、支援を
行う事業になっております。
○万賀委員:要支援、要介護にならないようにということで、支援する事業というけども、
どんなことをやっていますか。
○上野山係長:日常生活の状況でありますとか、生活機能の低下や背景や課題を明らかにす
ることや、その方にとって最も適切と考えられる目標の設定でありますとか、介護予防事業
159
が実施される間に、各支援事業者との関係の調整をはかったりする事業になっております。
○万賀委員:その方の体がどうなっているかを把握するための事業でいいと思いますが、要
支援というのは国から外されて、単独で自分達でやっていかなければなりませんね。国から
の補助金もなくなって、その一環としてとらえればいいのですか。
○上野山係長:予防になる前の段階で食い止めるということで実施している事業になります
ので、介護予防はまた別の項目にございます。
○万賀委員:まあ了解です。
○浜口委員:216 ページの緊急通報サービス事業委託とありますが、これは、一人暮らしの
方にベルのようなものを貸し出すというものですか。
○岩田課長:警備会社に委託しておりまして、ベルを押せば警備会社につながって確認して
もらえるサービスでございます。
○浜口委員:この貸し出せる台数は当初から増加しているのか、条件が以前は一人暮らしで
80 歳以上というものであったように記憶していますが、その条件面は今どうなっているのか
説明をお願いします。
○上野山係長:平成 28 年3月1日現在で、243 軒に設置してございます。28 年度予算とし
まして、300 軒まで設置できるように予算計上しております。対象者は扶養義務者による安
否確認ができない一人暮らしで 65 歳以上の方を対象としております。
○浜口委員:今 243 軒で 300 軒までという説明を聞きましたが、今の利用度としてはどれく
らいですか。余っているのか、不足しているのか。
○岩田課長:予算的には 300 軒までですので、予算内で納まっております。
○浜口委員:予算内で収まってというのは数字の話であって、余裕があるということ、新た
に申請しても 50 から 60 くらいは使えるということですね。
○岩田課長:はい、そのとおりでございます。
○浜口委員:これね。知らない人が多いんよ。以前は 65 歳ではなく年齢的に高かったと思
う。65 歳ということで結構ですよ。次のページに高齢者見守り事業委託というのは、同じよ
うな形で、ベルを持ってもらっている人、地域で見守る人、セーフティネット的な考え方で
いいのですか。
○岩田課長:正式名称は、認知症等高齢者見守り事業で、社会福祉協議会に委託している事
業でありまして、認知症家族の集いの開催でありますとか、認知症サポーターの養成講座、
連絡会の構築、見守り訪問体制の構築及び連絡調整、民生児童委員認知症サポーター、関係
行政との機関連携、在宅高齢者への福祉関係の啓発及び研修会の開催というような事業を行
っているものでございます。
○浜口委員:委託しているが、小字であれば 70 くらいの自治会がある。大きな字であれば
8つの自治会があるけれど、どれくらいの人数が見守り隊に参加していますか。小字ごとに
11、2名置いているのか。8行政区に2、3名置いているのですか。
○岩田課長:見守りという名前ですが、いきいきサロンという別の事業がありまして、そこ
の社協の人が出張をして相談を受けたり、職域でのサポーターの養成でありますとか、今年
度につきましては、市議会の皆さんに受講していただいた分も含まれております。小中学校
で見守りのためのサポーターを養成する事業でありますとかを年間 30 数回行っている事業
でございます。
160
○浜口委員:一人暮らしで 65 歳の人については、ベルのようなものを貸してくれて、尚且
つ地域に見守り隊という方がおられると、まあこれはセーフティネットですね。有田市の高
齢者に対する厚遇というのか、進んでいるのかな。どこともこのようなことをやっているの
か。
○岩田課長:どの自治体も行っていると思います。
○浜口委員:結構です。
○西口委員:見回り隊という福祉で出てきたのと、民生委員と次に見守り隊か何かでてきた
が、あれとは全くの別物。なかなか答えにくいと思います。委託であるので趣旨は十分説明
していると思うが、経営実態を詰めだすと、答えにくいと思います。
○玉木委員長:ほかご質疑ありませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、質疑を終結いたします。これより採決いたします。議案第 23 号、
平成 28 年度有田市介護保険特別会計予算については、原案のとおり可決することに御異議
ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 23 号については原案のとおり可決すべきものと
決しました。会議の途中ですが、2時 20 分まで休憩いたします。次は、議案第 22 号漁業集
落排水事業に入りますのでよろしくお願いいたします。
午後 2時07分 休憩
午後 2時20分 再開
○玉木委員長:休憩前に引続き委員会を再開いたします。
次に議案第 22 号、平成 28 年度有田市漁業集落排水事業特別会計予算についてを議題とい
たします。
当局の説明を求めます。
○松村課長:議案第 22 号、平成 28 年度有田市漁業集落排水事業特別会計予算の説明。
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。歳入部分からの質疑を認めます。
ご質疑ございませんか。
○西口委員:財政の大松課長。この部分の全ては一般会計から支出している。今、借入金、
公債費の残高5億 5,600 万円。これは事業としては、もう前が霞んで見えない。これはどう
な。借換えなり、今金利は安い。市中銀行で借りて、有田市にお金がないのであれば、そう
すると金利のこうこうやとか軽減できる。事業自体努力して、改善するようにいっても、い
くら考えてもでてこない。一番改善するのはこの公債費の残っているのを認めて、なんとか
失敗は失敗として、やれないのですか。
○大松課長:この会計の収支改善を図る意味で、できることがないか検討を重ねた場合、借
入金の利率の低減を図るのが一つの方策であることは承知しているところです。しかしなが
ら、この資金は財務省、地方公共団体金融機構から資金調達をして借り入れたものでありま
して、この部分を、今現在金利で言いますと2パーセント以下の部分で、2億 2,900 万円の
161
残高があります。2から3パーセントの金利の部分で、3億 8,300 万円あります。これらの
融資を受けたものについては、借換えができないものになっております。
以前特例で、一定期間平成5年までの融資の部分については、借換え制度を特例で認める
ということで、違約金を払わなくても借換えはできる制度がありましたが、その制度にのれ
るものではなくて、これを借換えようと思えば、その利息に相当する分を補償料という名目
で支払う必要がある、要はこの金利で借りて最終までいったのと同じような解約料のような
ものが請求されることがあります。ですので今これを他の市中銀行から、金利の安いものに
借換えることができない性質のものになっておりまして、ご提言いただいたことはもっとも
だと思いますが、できないのが現状でございます。
○西口委員:そういうことで、できないというよりも、国との暗黙のルールよ。できないと
いうのであれば、答弁はもっともだと思うけども、そうすれば、議会ももっとしっかりして、
起債を起こすときに、今 3.5 以内のと書いている。できると書いているやろ。議会もおとな
しすぎる。わかるで国との、それやから郵便局がもっていたんや。郵便局というか国が。金
融機関が今のようにマイナス金利になった時に、国は借換えをさせないので、利益を確保で
きるのでこうしているだけよ。どこかにいい例はないか。
○大松課長:今いわれてるのは、予算書の6ページを見たいただければ、地方債ということ
で、起債の方法等に第3条に表されていることだと思います。
○西口委員:「融資先の融資条件による。ただし、市財政の都合により据え置き期間及び償
還期限を短縮し、また繰上償還、若しくは低利に借換えることができる。」と書いている。
ここの利率にしても、3.5 パーセント以内と。これを信じて手を挙げている。これをするよ
うにと言って、できないと言われれば、資金調達だけできるというのが原則論やで。駄目な
のはわかっている。これをすると向こうは資金繰りが砕けてしまう。利率のところに 3.5 以
内と書いているが、今日日 3.5 で借りてくれればおいしくて全部借りてほしいと言ってくる。
今の借っているのは 0.5 か1パーセントくらいか。
○大松課長:国の金利は1パーセントです。
○西口委員:3.5 以内であればいいと書いているので、1パーセントのものを 3.2 で借りら
れても文句は言えない。1パーセントで借りられるなら、1.5 ですよと、現状はこうである
とわかるようなね。ここは書いているので理屈で言うのは悪いけども、こういうのも含めて、
1.5 パーセントで借りると言えば、今であれば銀行は幾らでも貸してくれる。財政の金利だ
けでも年間何億と違う。
国会議員に頼んで有田市だけでも特区でやるくらいの交渉をして来いよ。病院の経営もし
んどいので、補助金をもらえるようにとか、大きなことで動いてほしい。漁業集落について
意見を言えというと、答弁に困るだけよ。聞くに聞けない。事業自体は完全に破産。繰出し
をどれだけしているんよ。これは別として、それをやろうと思えば、そういうのも含めて検
討して、これは政治決着以外にないと思う。あんたとこでいくらやっても経営改善はできな
い。住宅の借入金も消してしまった。それと同じように消してしまえよ。特別会計で置いて
いるのでいつまでもしないといけない。検討していただきたいと思います。
○浜口委員:グローバルな意見がありましたが、矢櫃と逢井、業者に維持管理を委託してい
る。この委託料について、矢櫃は 632 万 9,000 円、逢井については 532 万 4,000 円計上され
て、この委託料は徐々に上がっているのか。値上げは言ってきいてるのか。
162
○松村課長:平成 26 年度以降のデータしかございませんが、26 年度以降は据え置きという
ことできております。
○浜口委員:26 年度から据え置きと。これは今期の予算は済んでいないけど、これから契約
すると思うが、思い切って2割ほど下げてやれ。業者さんも大変だと思うが、逢井は車で行
ける、矢櫃は船で行かなければならない。いろんなハンディがあるけども、この事業にかか
ったお金、これは一般財源から繰出ししないとやっていけない。逢井、矢櫃の人口は減って
いる。1軒に3つ引くようには言えない。加入者は限定され、増えることはない。後はもう
歳出で業者さんに発注段階で少しでも頑張っておくれよと言う程度が、我々から予算に対し
て言えることです。発注段階でよく説明をして、金額を抑えるということしか申し上げるこ
とはございません。
○松村課長:今いただいたご意見を踏まえながら、業務量が減るわけでもなく非常に難しい
所があると思いますが、そういった中で今回交渉してまいりたいと思います。
○浜口委員:了解。
○玉木委員長:ほかございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、質疑を終結いたします。これより採決いたします。議案第 22 号、
平成 28 年度有田市漁業集落排水事業特別会計予算については、原案のとおり可決すること
に御異議ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 22 号については原案のとおり可決すべきものと
決しました。
次に、議案第 25 号、平成 28 年度有田市上水道事業会計予算についてを題といたします。
当局の説明を求めます。
○桑原課長:議案第 25 号、平成 28 年度有田市上水道事業会計予算の説明。
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。ご質疑はありませんか。
○万賀委員:252 ページの原水及び浄水費の中の動力費が減ったと。27 年度の予算では 6,215
万円で今回 5,890 万 8,000 円。この減った要因は電気料と考えていいのですか。電力料とい
うのは電気料とまた違うのですか。
○桑原課長:電気料です。昨年 14 パーセントくらい上がるとかということが、予算編成時
期にありまして、かなり予算を見ていたのですが、実質 10 パーセント程度で済んだという
ことで、昨年の予算が多めであるということと、今年電気料が下がる可能性もありますので、
そこらで今かかっている電気料で計上しております。
○万賀委員:有田市は全て関電と考えていい。
○桑原課長:関電です。
○万賀委員:関電自体は今値下げにならないように聞いておりますが、各家庭では選択肢が
広がっていくが、公共団体は、そういう可能性はありますか。
○桑原課長:同じようにできる可能性もあって、一時はどこか安くならないかと考えており
ましたが、水道事務所が使うだけの電力すべてをまかなえるかどうかという問題もあったの
163
と、昼も夜も同じように使っているところは、割引が低いということですので、いろいろ検
討した結果ですけど、今年1年は様子を見ようかということで、関電で考えております。
○万賀委員:これから電力の配電の選択肢も広がるので、水道は止まったら具合が悪いけど
も、これからの課題として、そのところもよろしく。人口減少で使用量も減って収入のダウ
ンとこれからなってくると思うので、そういうところで、考えていっていただきたいと思い
ますので。
○河野所長:動力費の件につきましては、予算要求をする前に、近隣市町村に、どういうふ
うな考えをもっているのか、海南市、有田川町、湯浅町だけですが、聞き取りをさせていた
だいたところ、様子を見ていくということでありましたので、有田市も、まだどうなるか危
ない部分もありますので、様子見をする決断をしました。今後状況を見て、近隣事業所と連
絡を取りながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○万賀委員:了解です。
○堀川委員:水道に関したことではないですが、有形固定資産購入費、検針用機器2台で上
がっていますが、1台にすると約 26 万円。固定資産で購入していますが、大松君。消防で
購入する消防車。これは備品で購入しますね。
○大松課長:そうですね。
○堀川委員:備品、固定資産の区分けというのは、何で区分けしているのですか。
○大松課長:市の会計で、備品購入費で購入するものの中には、固定資産というものに値す
るものもあります。大半が固定資産になると思います。先ほど言われた消防車。いわゆる複
数年にわたって使えるもの、資産価値があるものは備品の項目で購入させていただいて、備
品台帳で管理していくということになっております。
○河野所長:水道は企業会計を使用しておりまして、固定資産、確かに備品みたいな感じで
すけど、固定資産は減価償却されていくという会計をとっておりますので、一般会計と少し
違うシステムになっています。そのために減価償却の部分に現れてくるので、固定資産とい
うかたちで、資産の中にも固定資産というのが出てきますので、そういう絡みは差で、この
有形固定資産購入費という差は若干出てきます。
○堀川委員:企業であれば、10 万円以上は固定資産で、以下は備品、紙類は消耗品など金額
的なことで区分けしているのに、消防車の 3,000 万円からするものが備品というのがおかし
いなと思ったので。
○大松課長:備品ですが、いわゆる固定資産と同じ扱いです。企業会計の中で固定資産とい
う表現を使ってます。一般会計の予算の中には文言は出てきませんが、扱いは同じと思って
いただいていいと思います。
○堀川委員:了解。
○浜口委員:市内をまち・ひと・しごとということで、まちづくり懇談会の中で有田市をい
ろいろ説明していましたが、本体だけの起債を 120 億円とパンフレットに書かれていました
ね。水道も病院も出ていない。ここの負債を 120 億円と確か書いていました。水道の方で企
業債としての金額、建設的な投資したものの金額はザックリいくらあるのですか。
○河野所長:企業債の残高は 27 年度末予定で約 19 億 4,000 万円です。
○浜口委員:建設的投資も含んで。
○河野所長:これは浄水場とかタンクとか管を含んだ全部の企業債残高です。
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○浜口委員:これが 19 億 4,000 万円以外にないの。
○河野所長:19 億 4,000 万円が 27 年度末の企業債残高です。
○浜口委員:これで1年間に売った水の金額とそれにかかる費用との、その単年度の収支よ。
これからまだまだ投資的経費というのが、老朽管のやり替えとかがあります。今何もそうい
うものにはかからないと、そして水を売ってそのお金が入ってくる。これからは古い老朽管
の入れ替えが必要になってくる。今後それはどんな見通しですか。
○河野所長:管延長で言いますと 220 キロ余り。老朽管はその1割以上で約 12 パーセント
くらいあります。水道管の耐用年数は 40 年ですので、1年経過するごとに老朽管ができて
くるわけですが、これはずっと永遠に続いていきます。なので、減価償却費がそれを資産維
持するための減価償却費を置いていって充てていくという形の会計になっています。これは
どこまで行ってもイタチごっこで、100 年先でも老朽管はできてきますので、今のままの投
資の状態ですと、老朽化する管が若干増えていく見込みです。
○浜口委員:説明は分かりやすいけど、とりあえず管路延長は 200 キロくらいある。有田市
の市道が約 200 キロと言われている。白浜往復できるだけある。ほぼその市道には管が入っ
ている。10 パーセントは更新が必要で、耐用年数は 40 年か。
○河野所長:今 220 キロの 20 何キロが老朽化してるのですが、入れた年数によって、耐用
年数を迎える管が違いますので、拡張事業で大幅に工事した時は、一気に距離数が伸びてい
ますが、今後そういう管が若干増えてきます。耐用年数を 40 年と考えると、平均5キロを
やらなくてはいけませんが、
○浜口委員:端的に言えば、イタチごっこやな。またこの起債の返済はどうなるのですか。
○河野所長:水道の起債は 28 年から 30 年の償還期限で借りておりまして、ここから先9年、
10 年間は約1億 3,000 万円前後の元利償還金が必要となってきます。
○浜口委員:これは減らしていけるのですか。
○河野所長:減らしていけるというより、事業をする時に起債の償還等を考えて、ある程度
財政収支の見通しを立てて、起債計画を立てていくということで進んで行かないと、ただ単
に事業をする、お金がないので借りるということになれば、償還が難しくなってくると思い
ます。毎年事業計画を立てて、この位であれば借りて減っていくというシミュレーションは
必要であると思います。
○浜口委員:山の上の減災防災予算については当初から賛成させてもらいました。そこへい
く水道については、あそこから広浦の方に、今はトンネルの中にしか配管がいっていないの
で、みかん海道からルーブルしたいと、また山地側にしたいという説明を受けました。これ
は水道でやらないといけない。これを見ていると4キロほど山地に下りるのと、広浦へ下す
のと見通しが長くなりそうに思う。短期間でできるものではないな。この程度にしておきま
す。
○玉木委員長:収益的収支、収入と支出の部分で、252 ページですが、当然収入が減れば支
出も合わさないといけないと思いますが、同じページの修繕費 1,927 万 3,000 円で 27 年度
が 2,728 万 4,000 円でしたが、ここの本管給水管修繕費は、突発的に破裂した時用の修繕費
ですか。
○桑原課長:本管の修繕費等も含んでおります。28 年度減額になっている要因としまして、
ここには水道メーターの交換費用が入っておりまして、8年満期ですが、来年度満期を迎え
165
るメーターが少なかったので、その部分で、修繕料や委託料が減っている原因であります。
収入が減ってきますと、大きい修繕費とかのところにしわ寄せが来るので、大きな本管漏れ
があると不足する可能性もあります。
○玉木委員長:だいたい修繕費の予算としては 1,900 万円ベースですか。
○桑原課長:28 年度については、少し少ないです。
○玉木委員長:はい、わかりました。ほかございませんか。
○浜口委員:253 ページにも賃借料ということで水道事務所の前の駐車場の借地。この駐車
場の面積はどれだけ。
○河野所長:約 300 平米です。
○浜口委員:約 90 坪。90 坪の土地を 213 万円で借りている年数は。
○河野所長:前の借地だけであれば、96 万円で借りています。埋設管等の借地部分も含んで
ございます。
駐車場だけやで。
○河野所長:駐車場であれば 96 万円です。
○浜口委員:年間 100 万円としようよ。何年借りているのですか。
○河野所長:平成 12 年からですので、約 15 年です。
○浜口委員:1,500 万円ほどよ。これもこの際購入しようよ。
○河野所長:これは相手のあることですので、向こうの意向が大きい部分があると思います。
少し難しい部分があると思いますが、契約が切れる時に、意向を聞いて交渉できるのであれ
ば進めていきたいと思います。
○浜口委員:総額で 19 億円あるのだから、始末できるところは始末するようにして、この
際交渉によって手に入れた水道事務所の駐車場だと、これもまた頭の中に入れておいてよ。
○玉木委員長:ほかございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、議案に対する質疑を終結いたします。これより採決いたします。
議案第 25 号、平成 28 年度有田市上水道事業会計予算については、原案のとおり可決するこ
とに御異議ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 25 号については原案のとおり可決すべきものと
決しました。会議の途中ですが、3時 30 分まで休憩いたします。
午後 3時20分 休憩
午後
3時30分
再開
○玉木委員長:休憩前に引続き委員会を再開いたします。
最後の議案となります。議案第 26 号、平成 28 年度有田市立病院事業会計予算についてを
議題といたします。
当局の説明を求めます。
○神保課長:議案第 26 号、平成 28 年度有田市立病院事業会計予算の説明。
166
○玉木委員長:説明は終わりました。次に質疑を認めます。ご質疑はありませんか。
○堀川委員:医師官舎は全て撤去するのですか。
○神保課長:6棟ありますが、全て撤去を考えております。
○堀川委員:土地はどこの所有ですか。
○神保課長:病院管理の土地でございます。
○堀川委員:どれくらいの坪数ですか。
わからなければ後でいいです。
○玉木委員長:質疑を継続いたします。
○万賀委員:撤去した後の利用は決まっていますか。
○石井係長:撤去後の利用については、現在予定はございません。今後検討していきたいと
考えております。
○万賀委員:まだ、今のところは考えていないと。撤去後に考えるということ。
○石井係長:神保課長の説明にありましたとおり、老朽化しているということがありまして、
まず、撤去を早急に行うということで、更地利用については未定で、今後検討してまいりま
す。
○万賀委員:またそこに医師の官舎は必要であるのか、ないのかどちらですか。
○田代事務長:今実際に官舎を利用しているドクターはおります。4月からも招聘をかけた
ドクターも入ってもらうということですが、新たに建てる考えはございません。管理も含め
て、費用もかかってくるということで、ドクターには条件を付けさせてもらっておりますが、
官舎の代わりに 15 分以内でこれる場所に、上限を付けて借上げをしていく予定です。跡地
につきましては、先ほど来申しておりますように、今のところ特に予定はしておりませんで、
選択肢の一つとしては、売却をしていくということも視野に入れながら、今後検討していき
たいと思います。
○万賀委員:了解です。282 ページで、入院収益は1億 3,394 万円去年より伸ばしてきてい
る。しかし、外来収益が、6,435 万 1,000 円の減と見込んでいるのですが、ここらを説明し
てもらえますか。
○神保課長:入院、外来収益とも医師数の増や実績等を勘案して見込んで計上しております
が、収益について分析していく中で、外来については現在も常勤医師に加えて、和医大、和
歌山労災病院、日赤和歌山医療センターからの非常勤医師の応援、医師派遣をしていただい
ており診療していただいております。固定した医師が毎回来てくれるわけではありませんが、
ある程度の外来については診療体制が図られているのではないかなということであります。
平成 28 年度の予算については、内科常勤医師数の増加を見込んでおりまし、実績も勘案し
た結果、前年度の予算と比較すれば、収益、患者数も減になるということを見込んだ上で、
予算を計上させていただいております。
○万賀委員:入院収益は上がっているけども、外来がたくさんあって、その中で入院患者さ
んが増えていくようなことが頭の中にあるのですが、外来が少なめに見込んで、しかしなが
ら入院収益、これは保険点数で上がるのか。それで増えると見込んでいるのか。
○神保課長:外来患者数が増えて入院患者につないでいくというのはそのとおりでございま
して、入院診療については、常勤医師しか担当医になれないということがございます。平成
28 年度は常勤医師数の増を見込んでおりますし、内科医師数を増にすることで担当医を増や
167
していけるということで、それと診療報酬の単価につきましても、1人当たりの入院単価も
ずっと強化をしてる中で上げていく努力を今現在しておりますし、28 年度に診療報酬の改定
もございます。そこら辺も加味した上で、分析をして、それぞれの診療科ごとに目標を設定
して、今回計上させていただいておりますので、入院については増ということでございます。
○万賀委員:専門的なことはわかりにくいので、計算方法があるみたいですが、病院につい
てはいろいろ問題が多い。財政的にはもちろんやけども、この前からいろんなことがあって、
やっぱり、市民の人に来てもらえる病院づくりを目指さないと仕方がないと思うので、頑張
ってもらわないと仕方がない。
○玉木委員長:よろしいですか。
○中谷委員:入院、外来収益で本年度の予算を算出するのに算定した数字を公表できるので
あれば、途中の経過がわかれば参考にできるので。
○神保課長:予算第2条では、患者数や収益の見込みを掲げていますが、それぞれの診療科
ごとに特性がございまして、そこを診療科ごとに積み上げてきた平均になりますが、入院診
療の単価につきましては、1人1日あたり4万 2,700 円で見込んでおります。入院患者数は
平均 108 人を見込み入院収益に計上しております。外来収益につきましては、1人あたりの
外来収益単価を 7,900 円を設定してございます。1日あたりの平均患者数につきましては、
282 名ということで見込んでおります。
○中谷委員:患者と看護師の比率は7対1ではなくて 10 対1のままですか。
○神保課長:おととしの 10 月からは 10 対1の看護基準を適用しております。それに変更は
ございません。
○中谷委員:了解です。
○岡田副委員長:外来収益がマイナスで予想しているということですが、紹介したり、して
もらったりがあると思いますが、その数はわかりますか。
○田代事務長:今のご質問は紹介率、逆紹介率のことだと思います。今年度途中ですが、率
で申し上げますと、紹介しているのは 27 パーセントくらい、逆紹介につきましては 22 パー
セント程度となっております。
○岡田副委員長:紹介するほうが多いということでよろしいですか。
○田代事務長:失礼しました。紹介していただく、当院にきていただく 27 パーセントのほ
うが多いということです。逆に当院で安定して他の病院さんへ紹介する逆紹介が 22 パーセ
ントですので、紹介を受けて当院へ来てくれるほうが多いということです。
○岡田副委員長:紹介してもらう率を上げる方法はまだありそうでしょうか。
○田代事務長:今 27 パーセントと申し上げましたが、まだまだこれは目標としては低いと
ころでございます。当院には地域連携室というところがございまして、開業医さんとの間の
やり取り、あるいは他病院、例えば和医大や日赤といったところとつながりを持ちながら紹
介をしていただくということで取組んでおりますけれども、まだ少し弱いのかなというとこ
ろが1点。それと紹介をしていただけますが、例えば、心臓の関係でありますとか、胸痛と
かは当院の施設では診きれないので、紹介をいただくのですが、直接当院で受け入れられず
に、大学のほうに紹介をしてもらう。少しこちらとしても難しい部分がありますが、まだま
だここは延ばしていきたいと思っておりまして、紹介していただいたところから入院にもつ
なげていくたいと思っております。
168
○岡田副委員長:計算すればいいのですが、入院患者が1日平均 108 人と言われていたと思
いますが、ベットの占有率は何パーセントくらいになりますか。
○神保課長:72、73 パーセントくらいです。
○岡田副委員長:ありがとうございます。
○玉木委員長:今の外来収益ですが、本年度 6,400 万円程度下がっていますが、昨年と今年
の医師数はわかりますか。
○神保課長:前年度は医師数 15 名で見込んでおりました。今年度は 17 名見込んでおります。
○玉木委員長:素人考えで悪いですが、医師数が増えていて、本年度の外来の売上げが昨年
度よりも下げている。これは精度を上げたというべきなのか、昨年度の見込みが甘かったと
いうことなのか、企業会計としては理解しがたいです。下のほうにある一般会計負担金で不
採算診療科分もあるので、そこで補っているのかどうかわかりませんが、なんとか説明でき
ますか。
○田代事務長:例えば、常勤医が1人2人増えたとしても、入院の主治医として入院患者は
持ってもらえますが、外来へ立っていただく二診制を採っておりますが、そこはこれまでど
おりの体制でしますので、外来患者につきましては、今年度の見込みベースですが、282 名
くらいはいけるであろうと予測しております。
ここで減になっているというのは、分析をしまして、ただ患者さんが増えたからといって、
すぐに収益に結び付けばいいのですが、これが、例えば、内科診療の単価と整形あるいは皮
膚科の単価は全く違います。それぞれのところは検証もしながらとりにいっていますが、内
科であったり外科の患者さんが増えるということは、当然単価が高いものですから、収益に
つながっていくという分析結果になっております。
当院の傾向としまして、これまでもご報告させていただいておりますけれども、トップは
整形です。1日 100 人強来ております。整形、皮膚科、眼科ここがトップ3になっておりま
す。悲しいかなここの1人単価は少ない。ここを精査して、実態に合わせた中で、組むとこ
うなったということであります。
○玉木委員長:今年2名増やすというのは内科医ですよね。
○田代事務長:内科系です。
○玉木委員長:収益を上げるために補強という内科医を増員して、目標を達成したいという
傾向であるとは思います。それはよろしくお願いしたいと思いますけど、企業会計として増
員であるのに、昨年度よりも、今の診療科の説明でよくわかりましたが、やはり採算の採れ
る部門にしっかりと置いてやっていくというのが大事ではないかと思うので、そこら辺りを
重点的によろしくお願いしたいと思います。それとずっと気になっていますが、不採算診療
科というのは、事務長の中でどこの科になるのですか。
○田代事務長:今ご質問をいただいたのは、繰入のところでの不採算部門で課長が説明させ
てもらったところ…
○玉木委員長:一般会計負担金のなかで。
○田代事務長:ここにつきましては小児科であったり産科というところを見ております。
○玉木委員長:この 282 ページのところ、一般会計からの負担金として、どれだけの金額が
不採算分として入っているかの説明を聞き漏らしているので、申し訳ないですが、あると思
いますが、正直小児科にしても産科にしても、市立病院では十分機能していないことは市民
169
も感じているところなので、そこの部分に関して、一般会計から負担金を入れる限りは、今
医師がいませんと説明で納得するかというと納得しがたいところがあるので、そこの部分は
企業会計として、独立採算ということからいけば、ここの負担金に見合うようなかたちの診
療をしてもらわないとなかなか難しいのではないかと思いますので、その点についてよろし
くお願いしたいと思います。見解があればよろしくお願いします。
○田代事務長:当院の医療で言えば大きく解釈として分けた時に、一般医療と政策医療に分
かれると思います。一般医療分につきましては、独立採算の原則にのっとってしっかりやっ
ていかなければいけないと思っております。
一方で政策医療、いわゆる不採算部門は政策的な部分で、取組むのですが、常勤医もいな
い、毎日診療もできないといったところがございまして、採算が取れない。しかし、地域住
民のニーズといたしまして、これは不十分ですけども、必要であろうと。いわゆる政策的な
ところで取組んでおりまして、ここにつきましては経費負担の原則をもって、市と協議をさ
せていただきながら繰入をいただいているという意味合いがございますので、とはいえ赤字
で当たり前という考えではなく、できるだけそこを少なくしていけるように努めなくてはい
けないと思っております。
○玉木委員長:事務長がおっしゃるのはよくわかります。病院側の立場の話であって、市民
側とすれば、貴重な税金を使って市立病院を運営している中で、不採算という部門の産科で
あったり、小児科が十分機能しているというのであれば、市民の理解を充分得られて、これ
だけの税金を投入しているという理論になると思いますが、そこも機能していなくて、税金
も投入する。そこの部分は市民感情と病院側の関係と変わってくるところもあるので、そこ
ら辺りは一生懸命やっていただいているのはわかっていますし、現状も十分理解しているつ
もりなので、市民に理解を得られるように、その部分にしっかり力を注いでいただきたいと
思います。よろしくお願いします。私は以上です。
○堀川委員:285 ページ、賃借料。CTスキャナー、白衣寝具、借地料他、これら一括にな
っていますが内訳を教えてください。
○石井係長:借地料でございますが、573 万 3,837 円を計上しております。CTスキャナー
1,301,696 円…
○山下係長:CTスキャナーのリース料につきましては、約 230 万円。白衣寝具等につきま
しては、約 1,600 万円。他に内視鏡システムにかかるシステム料等がございます。それを合
わせて 6,827 万 2,000 円となっております。
○田代事務長:今ご説明をさせていただいたのが、説明欄のCTスキャナー、白衣寝具、借
地料の大きな3つの部分を言わせていただきました。これの合計が 6,800 万円に合わないと
いうご指摘であったと思いますが、主な3つは以上でありまして、あとは細かいですが、人
工呼吸器のリース料ですとかいろんな諸々の細かい機器等のリース料もございまして、それ
を合わせますと、6,827 万 2,000 円になるというものでございます。
○堀川委員:わかりました。その内の借地料ですが、どれくらい借りて 573 万円になるので
すか。
○神保課長:7ヶ所ございまして、約 4,080 平米。年額としましては先ほどの予算額になり
ます。それと、先ほどの官舎の土地の平米数ですが、約 900 平米でございます。
○堀川委員:7ヶ所も借りているのか。病院の敷地内にも借地はありますか。
170
○石井係長:7ヶ所の内2ヶ所は敷地内の一部借上げでございます。残りの5ヶ所に関しま
しては、近隣の土地をお借りして、職員の駐車場として利用させていただいております。
○堀川委員:了解。
○一ノ瀬委員:駐車場として借りているということですが、職員さんからの駐車場代を差し
引きした金額になっているのですか。
○神保課長:賃借料は賃借料としてお支払しておりますが、職員は正規職員と臨時職員に分
けまして、月額使用料として徴収しております。
○一ノ瀬委員:それは土地の賃借料に充ててらっしゃるのですか。
○神保課長:総枠の中になりますが、その他医業外収益で収入しております。
○一ノ瀬委員:幾らですか。
○福永係長:年間で 500 万円になります。
○一ノ瀬委員:500 万円でこの7ヶ所の分は全て駐車場で借りている分ですか。
○石井係長:7ヶ所の内2ヶ所は病院の敷地内の土地になります。5ヶ所が近隣の駐車場の
土地になります。
○田代事務長:ややこしくなったので、もう一度整理して御答弁させていただきます。7ヶ
所の内訳的なものを石井のほうから答弁させます。
○石井係長:借地の場所で説明させていただきますが、病院の敷地内とご説明いたしました
2ヶ所につきましては、病院の南側の駐車場にあたるところが、借上げている2ヶ所になり
ます。そこに関しては一般の患者さん、病院利用者さんが利用されている駐車場になってお
ります。借地している駐車場に関して、病院の建物の一部の区域にもなっております。残り
の5ヶ所ですが、近隣のおおち眼科さんのお隣の駐車場を2ヶ所からお借りしております。
あと東側の近隣の駐車場で、病院の裏になりますが、そこから3ヶ所お借りしています。
○一ノ瀬委員:もういいです。大丈夫です。
○堀川委員:職員から駐車場代 500 万円いただいているということは、それ以外の 73 万 3,000
円だけが不意に払っていることになるけども、職員の駐車場代金というのは、本庁の人も統
一した駐車場代金で集めているのですか。1人 3,000 円と聞いていますけども、それは統一
されていますか。
○神保課長:市職員に関しましては、民間の土地をお借りして支払いをしております。病院
で借りている土地は定額 3,000 円。臨時職員であれば半額の 1,500 円。その状況に応じてと
いうことで設定しておりまして、その額を徴収しております。
○堀川委員:職員は 3,000 円で、臨時職員は 1,500 円。聞いた話では職員と同じ皆 3,000 円
と聞いたので… わかりました。
○中谷委員:医業収益を上げるための外来収益を上げる施策として、国保の方で特定健診の
受診率が平成 26 年で 27.6 パーセントでかなり低いと聞いていますし、市立病院でも人間ド
ック、脳ドックもできると聞いているので、PRしたりとか、何人くらいなら受けられるの
かと、以前聞いた時に市職員の健康診断の一部でも受けられないのかと、市職員でなく企業
の健康診断も対応しますということをアピールしているのかを聞きたいです。
○山下係長:健診の件数ですが、胃カメラを伴う健診は件数が限られてしまう、常時の外来
診療と共通して行っている部分がありますので、そこに関しましては8名分が上限。脳ドッ
クにつきましては外勤で来ていただいているドクターは週1回ですので、2名程度と決まっ
171
ております。PRにつきましては、病院だより、市の広報を交えながら周知しているところ
でございます。
○中谷委員:あと市職員の分は全く駄目なのか、他企業の健康診断の受け入れも今言った特
定健診を込みで、これだけしか受けられないとなっているのか。健康診断の方は首から名札
みたいなものをかけてきていますが、受け入れは先ほどの人数しかできないという答弁でい
いのですか。
○山下係長:健診内容にもよりますが、1日あたり8名が上限となっております。
○田代事務長:1日の上限数はございまして、それには企業さんの定期的な健診も含んでお
りますし、人間ドックでありますとかも含んでございます。上限の人数ということで。ただ
軽微な健診は別枠で、始めておりまして、健診を強化していくということで、負担の少ない
「ちょこっと健診」と言いまして、採血をして血液のみで検診するとかというのも広めてい
っております。これは特にドクターが必要でないところでありますので、PRをしていって
おりますが、一般的なカメラを用いたりとかの検診につきましては、当院には健診センター
がございませんので、一定の制限があるということになっております。
○中谷委員:了解です。
○一ノ瀬委員:以前補正で何億か上がってきた時に、「何故はじめからこれに組み込んでい
ないのか」と聞かせてもらいました。当院の規模であればこれだけの補正が必要であるから、
これは致し方ありませんと聞いた記憶があるのですが、だったら何故はじめからそれを組み
込んだ予算でやらないのか。何故当初から計上していないのでしょうか。
○田代事務長:去年の4億円のお話だと思います。当初4億円も年度末に入れてもらうので
あれば、見込みが甘かったのではという話にもなってこようかと思います。そこは、当初と
実績が大きくかけ離れていたということで、見込みの部分もございますし、いろいろな関係
もございまして、26 年度については、このままの状態でいけば資金ショートしてしまうので
緊急避難的に入れていただきました。28 年度につきましては、27 年度も基準外と言われて
いる補正ではお願いをしておりませんし、28 年度につきましても、当然この当初予算に基づ
いて取組んでいきたいと思っておりまして、確か4億円を入れていただいた際に、これを入
れていただくということは、来年度につながる4億円にしていかなければならないとお話も
させていただいたと思います。27、28 年度で一定の回復基調にもっていくという意味合いも
込めてお願いをしたいと議員各位にはお願いをさせていただいたと思います。予測がつかな
かった事態になってしまったので緊急避難的に基準外で入れていただいたということでご
理解いただければと思います。
○一ノ瀬委員:予算委員会で初めてであったので、今までのいろんなところを見た中で、前
年度の実績を見込んでこの金額というのがよく出てきています。今回も前年度の実績を見込
んでというのもここの中にも入ってきていると思いますが、金額が小さくないじゃないです
か。もし前回4億円なら今回は2億円プラスしておこうとか。特別で上げてくるときにまた
4億、5億円必要ですというのではなく1億、2億円必要なんですとするほうがダメージが
少なくなるのではと思ったのですが如何でしょうか。
○田代事務長:今回 28 年度も体制を整えながら、これくらいはいけるであろうと見込んで
おりますので、今のところ 28 年度も基準外の特別繰入をしていただかなくても大丈夫と認
識をしてございます。収益的収支で 1,300 万円くらいの黒字になってございまして、当然目
172
標達成に向け頑張っていかなくてはなりませんが、少なくとも特別の基準外で繰入をしても
らう事態を招かないというところの思いで組んでおります。
○一ノ瀬委員:わかりました。今回 28 年度はかなり少ない額のものしか上げてこないであ
ろういうことで捉えておきます。
○玉木委員長:284 ページの医療材料費、医療消耗備品費とかありますが、以前大中事務長
のときに、まとめて買えば安くなる。議場で質疑させていただいて、私も商売を営んでいる
関係上、いろんなメーカーのものを一括で買うというのが果たしてできるのかということで、
議論をさせていただいて、10 パーセントは必ず安くなると言われたと思います。材料費とか
は患者数とかで変わってくるかとは思いますが、相対的に1個あたりの単価 10 パーセント
安く買えてるかどうかということを答弁できますか。
○石井係長:当院では、物品管理に関して、SPD委託、予算書で言いますと、物品物流管
理委託料がそれにあたりますが、アウトソーシングさせていただいております。材料費に関
して一括購入したときに、単価が 10 パーセント下がるというお話であったと思います。
○玉木委員長:違う。医療機器だった。全国のどこの病院がこの機器をいくらで買ってると
かと言って、全国からデータを取り寄せて、この単価で買うと 10 パーセント安くなるとい
う話をされました。間違いなく。
○石井係長:ベンチマークシステムを契約させていただいて、使わせていただいております
が、機器を購入したということではなく、ベンチマーク、全国市場の価格を基準額として交
渉していくということで、かなり単価を下げたかたちで納入できる今の仕組みになっている
と思います。
○玉木委員長:10 パーセント安くなったのですか。
○石井係長:実際のところ 10 パーセントではありません。平均的に 15 パーセントは安いと
思います。
○玉木委員長:10 パーセントより安くなっているのでいいんですけど、はいわかりました。
○浜口委員:地域連携、開業医さんと連携しながらということであったが、開業医さんと連
携とはどのような連携。今開業医さんでCT、MRIを設置しているところはありますか。
○神保課長:ほとんどの診療所さんはCT、MRIはお持ちではないと思います。
○浜口委員:開業医さんが市立病院に患者を紹介するのはCT、MRIなんよ。内科の開業
医さんが市立病院の内科を紹介してくれたんよ。CT、MRIといえば遠くまで行かなけれ
ばならないから。写真を撮るだけ。開業医は診療で紹介するのではなく、機器がないから市
立病院を紹介する。これが地域連携。それ以外の連携は何がありますか。
○田代事務長:今おっしゃられました精密検査的な紹介。ほかの検査もございますが、検査
以外では入院の紹介。患者さんのご希望で当院ではなく、和医大へ行きたいとかあろうかと
思いますが、当院で全ての診療科を見れるわけではございませんが、特に当院は消化器系に
強い病院ですので、それについては積極的に受け入れをさせていただいている。
あと整形外科も強いところでありますので、その2点はポイントになってこようかと思い
ます。循環器内科でありますとか、糖尿病については、以前ドクターを派遣していただいて
おりましたが、そういったところは当院では受け入れられませんので、大学へ行ったりとか
という紹介はございますが、当院が強い診療科については積極的に紹介をしていただくとこ
ろが主なところでございます。
173
○浜口委員:市立病院の基本的なことは、外来と入院患者を含め、人数が増えることしかな
い。1人でも多くきてもらう。市立病院でMRIを撮るのは大きな金額であるの。私は市立
病院は高価な機器だけを利用されているだけと感じられるところがありますが、皆さん方ど
う思いますか。
○田代事務長:どれだけ紹介を開業医の先生からしていただいてるかというところですが、
先だって医師会のとある会合に私も出席させていただいて、開業医さんとも意見交換させて
いただきました。平成 26 年度の時は、内科医の常勤医は1名しかおりませんでしたので、
なかなか受け入れは出来なかった。今年度からは3名体制になっておりますので、その当時
と比べるとかなり受け入れてくれるようになったと開業医の先生からそのようなお話を伺
っております。全て受け入れできているかといいますとこの率のとおりでして、まだまだ低
い水準であると思います。CTはコスト的にもいいので、可能な限りCTの検査とかは受け
入れていきたいと思っております。
○浜口委員:私が例えば開業医。私の医院にはCT、MRIがない。精密検査は近くの市立
病院を紹介する。写真を持って開業医のところに来る。逆にこれが、有田市立病院に紹介し
ないと言われたら、CT、MRIを撮ってもらいたいために患者は自ら市立病院へ行かない
と仕方がない。という逆の発想もある。
地域医療と連携医というきれいな言葉を使っているが、開業医と市立病院は、これだけ少
ない人数の中で、取り合いをする時代が来る。開業医で辞めた病院はない。このまま独立採
算制の考えでいくのかな。和歌山市内の人が有田市立病院がいいからと言って来てくれるこ
とはほとんどないと思う。そうなると考え方も変えていかないとね。先々人口は減っていく。
逆に高齢者が増えていくという考えもある。外来、入院患者を増やすためには、かなり大き
な仕掛けをしないと、市立病院の業績の向上というのは、どうなるかと心配します。
○田代事務長:確かにその人口減少の中で、今後どのように展開していくかということは非
常に重要なところでございまして、今年度県が地域医療ビジョン 2025 年に向けて医療圏ご
との病院のどうしていくかということを今策定中です。これも今分析、研究はしております
が、当院の患者さんベースの住所地で言いますと7割が有田市、3割が市外というデータも
○浜口委員:郡部や。
○田代事務長:ほとんど郡部です。というのが出ております。なかなか郡部のほうからも、
やはりお隣の湯浅町さんには済生会さんもございますし、なかなかそこでこちらに来ていた
だくのも少ないと思いますが、先ほど私説明が少し不足していて申し訳ないのですが、連携
という中で言いますと、開業医さんとの連携は当然ですが、当院は急性期病棟ではなく、回
復期いわゆる地域包括ケア病棟を1病棟持っております。
今後の医療を考える時にキーとなってくる、診療報酬の改定ですが、国の誘導施策的なと
ころもありますが、ここを増やしていこうという施策になってくると私は思っております。
例えば和医大へ高度急性期、あるいは急性期でオペをされ、入院されました。あそこはそう
いう病院ですので、オペ後1週間から 10 日くらいで退院してくださいとなります。その受
け皿として当院が、包括ケア病棟を利用しまして、紹介いただいて、受け入れていくという
部分も担っていく必要があろうかと私ども思っておりまして、当院で全て急性期をというの
ではなく、回復期も取り込んでいきたいと思っております。ここの需要はまだまだあると思
っております。
174
○浜口委員:病院事務長経験を積んでの答弁であるので、否定はしませんが、要は頑張って
もらわないといけない。市立病院で起業債としての金額と建設的に投資した金額はどれくら
いですか。
○福永係長:27 年度末の起業債の残高につきましては、15 億 2,460 万円になります。
○浜口委員:それで全部。15 億 2,460 万円で全部。
○福永係長:今現在の残高につきましては 15 億 2,460 万円になります。
○浜口委員:それだけか。
○西口委員:一借りは。
○福永係長:現在は3億円になっております。
○浜口委員:3億円の一時借入があるということ。
繰入して単年度で消してしまえば話は別やで。今聞きたいのは数字として残っているのを聞
きたい。15 億 2,000 万円と3億円とこれは一時借入を入れてこれだけですか。
○田代事務長:そうでございます。27 年度の起債の残高と一借の3億円を足した数字でござ
います。
○浜口委員:18 億円余りということ。あったら言っておいてよ。
○西口委員:病院経営の改善ということで、やはり努力してやっていっていただきたいとい
うことで、今回 28 年度の予算でやりたいということで提出しているわけよ。この予算どお
りに必ず執行し、やりきるということをここで約束してよ。いろいろ意見をお聞きし、答弁
をいただいている中で、約束してもらわないと、来年の今日は、また補正でああでもないこ
うでもないということが起こらないように。約束してくれたら私はこの予算に両手を上げて
賛成させてもらうよ。反対する者にはやらしてあげてくれと言うよ。
○神保課長:当然この 28 年度予算は、様々な分析をして計上したものでありますので、当
然、これをやりきるという決意を持って 28 年度に臨んでいきたいと考えております。
○西口委員:よし、わかった。間違いないな。
○神保課長:はい。
○西口委員: 27 年度はかたが悪かろがよ。補正も何も言ってきていないので、予定通り執
行していることだと思いますので、この程度で終わります。
○玉木委員長:ほかございませんか。
○委
員:なし。
○玉木委員長:なければ、議案に対する質疑を終結いたします。これより採決に入ります。
議案第 26 号、平成 28 年度有田市立病院事業会計予算については、原案のとおり可決するこ
とに御異議ありませんか。
○委員一同:なし。
○玉木委員長:御異議なしと認め、議案第 26 号については原案のとおり可決すべきものと
決しました。
以上で、当委員会に付託されました、案件の審議は終了いたしました。
皆さん方から何かありませんか。
ないようですので、予算決算委員会を閉じさせていただきたいと思います。
どうも、お疲れ様でございました。
175
午後
4時59分
176
閉会