高知県情報ハイウェイ 接続ガイドライン 高知県

高知県情報ハイウェイ
接続ガイドライン
第1.0版
高知県
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1
1.0
新規作成
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日付
H22.4.1
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1
目次
1. はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
1-1 高知県情報ハイウェイとは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
1-2 本ガイドラインの位置付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
1-3 用語の定義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
2. 情報ハイウェイ利用要件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
2-1 情報ハイウェイのネットワーク概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
2-2 情報ハイウェイの範囲について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
2-2-1 情報ハイウェイのネットワーク構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
2-2-2 情報ハイウェイの責任分界点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
2-3 情報ハイウェイ運用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
2-3-1 情報ハイウェイ運用体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
2-3-2 情報ハイウェイ運用時間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
2-3-3 情報ハイウェイ総合窓口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
2-4 利用者が負担する費用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
2-5 アクセスポイントについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
2-5-1 アクセスポイントの所在地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
2-5-2 アクセスポイントの施設利用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
2-5-3 アクセスポイントの入退室について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
2-6 主要拠点等について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2-6-1 主要拠点等の所在地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
2-6-2 主要拠点等の施設利用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
2-6-3 主要拠点等の入退室について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
3. ネットワーク接続要件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
3-1 接続形態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
3-1-1 イーサネット接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
3-1-2 必要機器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
3-2 VPN接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
3-2-1 VPN 接続とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
3-2-2 VPN の構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
3-2-3 VPN の種別 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
3-2-4 利用アドレス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
3-3 ルーティングプロトコル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
3-4 IP アドレスの割り当て ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
3-5 情報ハイウェイの帯域保証・優先制御について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
3-6 情報ハイウェイのセキュリティについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
3-7 情報ハイウェイを透過しないフレームについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
2
1.はじめに
1-1 高知県情報ハイウェイ
高知県情報ハイウェイとは
ハイウェイとは
高知県情報ハイウェイ(以下「情報ハイウェイ」といいます。)は、高知県及び教育機関、市町村等の行政機関で
の利用のほか、県民生活の向上、産業の活性化及び地域産業の情報化促進等を目的として民間利用者にも一部
開放された、高知県が運営管理する県内全域にわたる情報通信ネットワークです。
1-2 本ガイドラインの
ガイドラインの位置付け
位置付け
本ガイドラインは、情報ハイウェイへの接続方法に関して必要な事項を定めたものです。
1-3 用語の
用語の定義
用語
アクセスポイント
用語の定義
情報ハイウェイへの接続のため、高知県内に情報ハイウェイ運用代行者が設置する接続拠点。
室戸、安芸、田井、高知東、高知、須崎、梼原、窪川、中村の9箇所がある。
主要拠点
情報ハイウェイへの接続のため、高知県内に高知県が設置する接続拠点。高知県庁、南国オフ
ィスパーク(富士通テクノポート)の2箇所がある。
サブ拠点
情報ハイウェイへの接続のため、主要拠点の延長上に高知県が設けた接続拠点。南国オフィス
パークセンターの1箇所がある。
利用者
高知県情報ハイウェイに接続して利用する者。
VPN接続
情報ハイウェイにおいて、それぞれの目的に応じて利用される利用者グループ内の通信。
接続希望者
情報ハイウェイに接続を希望する者。
電気通信設備
電気通信を行うための機械、器具、線路その他の電気的設備であり、代表的なものは、利用者
回線収容装置、伝送装置である。
アクセス回線
利用者が自設回線又は電気通信事業者の回線サービス等により情報ハイウェイを利用するた
めに主要拠点、サブ拠点およびアクセスポイントに接続する回線。
利用者回線収容装置
アクセス回線を収容する装置。
伝送装置
主要拠点、サブ拠点およびアクセスポイントを結び、情報や信号などを他方に伝送するために用
いる装置。
回線終端装置
アクセス回線等の終端の場所に設置する装置(端末設備は除く)。
利用者機器
利用者が自らの用途のために設置する機器。
3
2.情報ハイウェイ
情報ハイウェイ利用要件
ハイウェイ利用要件
22-1 情報ハイウェイ
情報ハイウェイの
ハイウェイのネットワーク概要
ネットワーク概要
情報ハイウェイは、主要拠点、サブ拠点およびアクセスポイントに設置した電気通信設備とこれを結ぶ回線で構
成されます。電気通信設備間は最大600Mbpsの帯域を有する回線で接続されており、VPN接続により複数の利
用者が共有するネットワークです。
利用者は、自設回線又は電気通信事業者の回線サービス等によるアクセス回線をアクセスポイント等に設置し
た利用者回線収容装置に接続することで、情報ハイウェイの利用が可能となります。
2-2 情報ハイウェイ
情報ハイウェイの
ハイウェイの範囲について
範囲について
2-2-1 情報ハイウェイ
情報ハイウェイの
ハイウェイのネットワーク構成
ネットワーク構成
情報ハイウェイのネットワーク構成概要は、図1のとおりです
図1
アクセス回線
【利用者】
【利用者】
サービス提供範囲
アクセス回線
【利用者】
アクセス
ポイント
主要拠点
高知県情報ハイウェイ
ハイウェイ
高知県情報
アクセス
ポイント
【利用者】
サブ拠点
サブ拠点
4
2-2-2 情報ハイウェイ
情報ハイウェイの
ハイウェイの責任分界点
情報ハイウェイと利用者との責任範囲は、図2のとおりです。利用者が設置する機器又は回線に対して、利用者
回線収容装置の利用者側接続インタフェースから情報ハイウェイ側を情報ハイウェイの責任範囲とし、利用者側を
利用者の責任範囲とします。
図2
高知県情報ハイウェイ
利用者拠点
利用者拠点
主要拠点またはアクセスポイント等
冗長
利用者
接続機器
利用者ネットワーク
異経路冗長
利用者回線
収容装置
冗長
利用者
接続機器
利用者ネットワーク
利用者回線
収容装置
利用者責任範囲
伝送装置
情報ハイウェイ責任範囲
2-3 情報ハイウェイ
情報ハイウェイ運用
ハイウェイ運用について
運用について
2-3-1 情報ハイウェイ
情報ハイウェイ運用体制
ハイウェイ運用体制
情報ハイウェイは、県が別途契約した電気通信事業者(以下「情報ハイウェイ運用代行者」といいます。)が運用
を行います。
2-3-2 情報ハイウェイ
情報ハイウェイ運用時間
ハイウェイ運用時間
情報ハイウェイの運用時間は、24時間365日の運用体制を実現しております。
■ 故障受付連絡窓口 (受付時間:24時間365日)
電話:0800-500-4351 (フリーコール)
2-3-3 情報ハイウェイ
情報ハイウェイ総合窓口
ハイウェイ総合窓口
高知県情報ハイウェイサービスでは、高知県情報ハイウェイ総合窓口を開設し、このガイドラインの内容に関す
るお問い合わせ等に対応します。情報ハイウェイ総合窓口の連絡先については、次のとおりです。
■ 情報ハイウェイ総合窓口(受付時間:平日8:30~17:30)
電話:0800-500-4351 (フリーコール)
〒780-0085 高知市札場9番25号
株式会社STNet 高知支店内
5
2-4 利用者が
利用者が負担する
負担する費用
する費用について
費用について
情報ハイウェイの使用料は無料ですが、情報ハイウェイとの接続に要する費用は利用者負担となっています。
利用者が負担する費用については利用形態により異なりますが、利用者が負担する費用項目を図3及び表1に一
例としてあげます。
図3
利用者拠点
アクセスポイント
ハウジングスペース
利用者
LAN
サーバ
等
イーサネット
①
ルータ
等
③
ルータ
等
⑧
⑨
回線
終端
装置
屋内
配線盤
⑦
屋外
配線盤
④
屋外
配線盤
⑥
屋内
配線盤
⑩
⑤
①
②
③
回線
終端
装置
⑤
①
②
イーサネット
利用者準備範囲
利用者回線
収容装置
情報ハイウェイ
提供範囲
表1
費用項目
①初期接続・設定工事
内容
VPN設定等、情報ハイウェイに接続するための情報ハイウェイ側接続お
よび設定工事費用
②アクセスポイント屋内配線
利用者機器と情報ハイウェイ利用者回線収容装置を接続する配線費用
③利用者機器費用
アクセスポイントに設置する利用者側機器費用
④アクセス回線使用料
利用者側LANとアクセスポイントの専用回線費用
⑤回線終端装置使用料
専用線等アクセス回線の回線終端装置費用
⑥アクセスポイント回線引込工事
アクセスポイント側回線引込費用
⑦利用者拠点回線引込工事
利用者拠点側回線引込費用
⑧利用者拠点屋内配線
LAN等の利用者側屋内配線費用
⑨利用者拠点機器費用
利用者側の設置機器の費用
⑩屋内配線利用料
屋内配線盤と回線終端装置間の配線費用
6
2-5 アクセスポイントについて
アクセスポイントについて
2-5-1 アクセスポイントの
アクセスポイントの所在地
アクセスポイントは県内9ヵ所に設置されています。所在地は、表2のとおりです。
表2
アクセスポイント名称
所在地
室戸AP
室戸市
安芸AP
安芸市
田井AP
土佐郡土佐町
高知東AP
高知市
高知AP
高知市
須崎AP
須崎市
梼原AP
高岡郡梼原町
窪川AP
高岡郡四万十町
中村AP
四万十市
2-5-2 アクセスポイントの
アクセスポイントの施設利用について
施設利用について
各アクセスポイントは、株式会社STNetの施設内に設置しています。利用者がルータ等の機器を設置する場合
や、自営光ファイバーケーブルにて接続を希望される場合等については、事前に施設管理者の承諾を得る必要が
あります。また、施設を利用する場合は、その費用は利用者が負担することになります。
詳しくは、情報ハイウェイ総合窓口にお問い合わせください。
2-5-3 アクセスポイントの
アクセスポイントの入退室について
入退室について
利用者は、機器を設置する等のためにアクセスポイントに入室しようとする場合は、情報ハイウェイ運用代行者あ
るいは情報ハイウェイ運用代行者が指定した者が、立会いを行いますので、入室希望日の1週間前までに情報ハ
イウェイ総合窓口にご相談ください。ただし、回線障害時等の緊急の場合は、この限りではありません。
なお、立会いに要する費用は、情報ハイウェイ運用代行者の定めるところによります。
詳しくは、情報ハイウェイ総合窓口にお問い合わせください。
2-6 主要拠点等について
主要拠点等について
2-6-1 主要拠点等の
主要拠点等の所在地
高知県内には、主要拠点が2箇所、サブ拠点が1箇所あります。利用者は主要拠点等においてアクセスポイント
と同様に情報ハイウェイに接続することができますが、高知県庁については民間の方は接続することはできません。
所在地は、表3のとおりです。
表3
主要拠点等名称
高知県庁
主要拠点
所在地
高知市
南国オフィスパーク
南国市
(富士通テクノポート)
サブ拠点
南国オフィスパークセンター
南国市
7
2-6-2 主要拠点等の
主要拠点等の施設利用について
施設利用について
情報ハイウェイの利用者回線収容装置は、主要拠点等の各施設内に設置しています。利用者がルータ等の機器
を設置する場合や、自営光ファイバーケーブルにて接続を希望される場合等については、事前に施設管理者の承
諾を得る必要があります。また、利用する場合は、その費用は利用者が負担することになります。
詳しくは、情報ハイウェイ総合窓口にお問い合わせください。
2-6-3 主要拠点等の
主要拠点等の入退室について
入退室について
利用者は、機器を設置する等のために主要拠点等に入室しようとする場合は、各施設管理者が定めた方法により
入室手続きをとる必要があります。入室目的が情報ハイウェイの機器との接続などの場合、情報ハイウェイ運用代行
者あるいは情報ハイウェイ運用代行者が指定した者が、立会いを行いますので、入室希望日の1週間前までに情報
ハイウェイ総合窓口にご相談ください。
また、設備障害等の緊急時の入室手続きについては、まずは故障受付連絡窓口までお問い合わせください。
なお、立会いに要する費用は、情報ハイウェイ運用代行者の定めるところによります。
詳しくは、情報ハイウェイ総合窓口にお問い合わせください。
3.ネットワーク接続要件
ネットワーク接続要件
3-1 接続形態
情報ハイウェイへの基本的な接続形態は、「イーサネット接続」です。 (表4参照) そのほかの接続形態については、
情報ハイウェイ総合窓口にお問い合わせください。
表4
接続方法
回線速度
利用条件
イーサネット接続
10Mbps,100Mbps,1Gbps
アクセスポイントに設置されている利用者回線収容
装置までイーサネットケーブルが引けること
3-1-1 イーサネット接続
イーサネット接続
イーサネット接続の詳細は、図4及び図5のとおりです。
図4
アクセスポイント
イーサネット接続サービス
イーサネットケーブル
利用者回線
収容装置
利用者の責任範囲
伝送装置
伝送装置
情報ハイウェイの責任範囲
なお、利用者回線収容装置に接続する場合に、アクセスポイントへルータ等の利用者機器を設置する必要があると
きや、自営光ファイバーケーブルにて接続を希望される場合等については、下記窓口へご相談ください。(図5参照)
■ 高知県文化生活部情報政策課
電話:088-823-9650 (内)2238
E-mail:[email protected]
〒780-0870 高知市本町4丁目1番16号
8
図5
イーサネット接続サービス
アクセスポイント
イーサネットケーブル
自営光ファイバーケーブル
伝送装置
MC等
利用者回線
サーバ等
ルータ等
利用者の責任範囲
収容装置
伝送装置
情報ハイウェイの責任範囲
表5
インタフェ
通信方式
物理的条件
準拠規格
8端子コネクタ MDI-X
IEEE 802.3
(ISO 標準 8877 準拠)
10BASE-T 準拠
8端子コネクタ MDI-X
IEEE 802.3u
(ISO 標準 8877 準拠)
100BASE-TX 準拠
8端子コネクタ MDI-X
IEEE 802.3ab
(ISO 標準 8877 準拠)
1000BASE-T 準拠
LC 形 光ファイバーコネクタ
IEEE802.3z
(IEC 規格 61754-20 準拠)
1000BASE-SX 準拠
備考
ース種別
10Mbps
全二重/半二重
100Mbps
全二重/半二重
サブ拠点を
全二重
除く
1Gbps
サブ拠点を
全二重
除く
3-1-2 必要機器
情報ハイウェイに接続する際に利用者が準備する物品の一例を表6に示します。
表6
接続形態
アクセスポイント内の必要物品
利用者拠点側設備の必要物品
UTP ケーブル、
イーサネット接続
ルータ等のネットワーク機器
ルータ等のネットワーク機器
9
3-2 VPN接続
VPN接続
3-2-1 VPN接続
VPN接続とは
接続とは
複数の利用者が同一ネットワークを共有しつつ、仮想的に専用ネットワークを実現するサービスです。また、高度
なセキュリティを確保でき、1対1の対地間通信や複数拠点間での通信を可能とします。
3-2-2 VPNの
VPNの構成
情報ハイウェイのVPN構成は、表7のとおりです。
表7
VPN名
利用内容
個別VPNの名称
・
利用者ごとにVPNを構成することができます
・
1利用者において、複数の VPN*2 が使用できます
・
VPN内通信は、各 VPN 単位に表8「VPNの種別」,表9「利用アドレス」,表10「ル
*1
ーティングプロトコル」,表11「IPアドレスの割り当て」の設定ができます
*1:お申し込み時に、利用者間で名称が重複しないよう調整させて頂きます。
*2:VPN 数は、接続形態により制約があります。情報ハイウェイ総合窓口にご相談ください。
3-2-3 VPNの
VPNの種別
情報ハイウェイのVPN種別は、表8のとおりです。
表8
VPNの種別
レイヤ2
レイヤ3
内容
ポイントツーポイント通信
レイヤ2の1対1接続
マルチポイント通信
レイヤ2の多拠点間接続
ポイントツーポイント通信
レイヤ3の1対1接続
ポイントツーマルチポイント通信
レイヤ3の1対多拠点間接続
マルチポイント通信
レイヤ3の多拠点間接続
10
3-2-4 利用アドレス
利用アドレス
情報ハイウェイで利用可能なアドレスは、表9のとおりです。
表9
利用可能
IP種別
対応VPN
備考
IPアドレス
グローバルIPアドレス
IPv4ユニキャスト
レイヤ2、またはレイヤ3
プライベートIPアドレス
ご利用については情報ハイウェ
イ総合窓口にご相談ください
標準
レイヤ2
レイヤ3でのご利用については
情報ハイウェイ総合窓口にご相
談ください
レイヤ2
レイヤ3でのご利用については
情報ハイウェイ総合窓口にご相
談ください
IPv4
マルチキャストIPアドレス
マルチキャスト
グローバル
ユニキャストアドレス
IPv6ユニキャスト
ユニークローカル
ユニキャストアドレス
3-3 ルーティングプロトコル
情報ハイウェイで利用可能なルーティングプロトコルは、表10のとおりです。
表10
ルーティングプロトコル
スタティック
利用ケース
特記事項
静的な経路学習を望む場合
標準
動的な経路学習を望む場合
ご利用については 情報ハイウェイ総合窓
口にご相談ください
RIPv1/v2
OSPF
BGP4
3-4 IP アドレスの
アドレスの割当
情報ハイウェイ利用者のIPアドレスについては、表11のとおりです。
表11
利用者
特に指定のIPアドレスを希望する利用者
対応
利用者独自のVPNを設定した場合、利用者が指定する(利用者用意)IP
アドレスを用いて、接続可能
インターネット接続用のIPアドレスを希望
利用者が利用するISP(Internet Service Provider)から払い出されたIP
する利用者
アドレスを用いて、接続可能*3
その他
情報ハイウェイ側で提供するIPアドレスを用いて、接続可能
(高知県指定の特定の VPN 利用者等)
*3
情報ハイウェイに接続しているISPを利用される場合に限ります。詳細はISPにお問い合わせください。
11
3-5 情報ハイウェイ
情報ハイウェイの
ハイウェイの帯域保証・
帯域保証・優先制御について
優先制御について
情報ハイウェイでは、個別の利用者ごとに帯域を保証するものではありませんが、基幹回線は600Mbpsの帯
域を確保しておりますので、利用者には充分安定した品質の通信を提供してまいります。
また、優先制御をお申し込みいただいた通信のうち高知県が許可した通信について情報ハイウェイで優先制御を
実施いたします。優先制御のご利用にあたっては、表12のとおり高知県が指定した TOS(*4)または COS(*5)値
を利用者側にて設定いただく必要があります。
表12
VPN 種別
レイヤ2
ポイントツーポイント通信
優先制御対象
設定値
COS 値
高知県より指定
ポイントツーポイント通信
TOS 値または COS 値
高知県より指定
ポイントツーマルチポイント通信
(利用者にて選択)
マルチポイント通信
レイヤ3
マルチポイント通信
詳しくは、情報ハイウェイ総合窓口にお問い合わせください。
*4
TOS :IP ヘッダー内の TOS フィールドの IP Precedence(先頭 3 ビット)の情報
*5
COS :MAC フレームの VLAN タグ内「ユーザ・プライオリティ」フィールドに格納される 3 ビットの情報
3-6 情報ハイウェイ
情報ハイウェイの
ハイウェイのセキュリティ
セキュリティについて
ュリティについて
情報ハイウェイでは、VPN技術により利用者ごとの閉域性を確保しておりますが、利用者がインターネットなど外
部のネットワークに接続する際の利用者個々のセキュリティに関しては責任を負うことができません。そのため、必
要に応じて、利用者ご自身でファイアウォール等を設置していただく必要があります。
3-7 情報ハイウェイ
情報ハイウェイを
ハイウェイを透過しない
透過しないフレーム
しないフレームについて
フレームについて
以下に示すフレームについては、高知県情報ハイウェイを透過しませんのでご注意願います。
なお、その他の特殊フレームをご利用される場合は、情報ハイウェイ総合窓口にお問い合わせください。
・64byte(ユーザ VLAN Tag: IEEE802.1Q 含)より小さい Ether フレーム
・1504byte を超える Ether フレーム
・MAC アドレスの宛先と送信元が同じフレーム
・MAC アドレスの宛先と送信元が全て「0」のフレーム
・送信元 MAC アドレスがマルチキャストアドレスのフレーム
・隣接データリンク間で作用する特殊な意味を持つパケット
→リンクアグリゲーション(LAG):IEEE802.3ad
→認証: IEEE802.1x
→フロー制御: IEEE802.3x
→BMI(Bridge Management Information)フレーム
(宛先 MAC アドレスが 01-80-C2-00-00-00~0F の制御フレーム)
12
→BPDU(Bridge Protocol Data Unit)フレーム *6
(宛先 MAC アドレスが、01-80-C2-00-00-00 のフレーム)
→PVST+ BPDU(Per VLAN Spanning Tree + BPDU)フレーム *6
(宛先 MAC アドレスが、01-00-0C-CC-CC-CD のフレーム)
・宛先 MAC アドレスに ESRP(Extreme Standby Router Protocol)の仮想 MAC アドレス(00-E0-2B-00-00-80~
9F)を含むもの
・VLAN Tag(IEEE802.1Q) の CFI(Canonical Format Indicator)値が 1(RIF :Routing Information Field 有)のフ
レーム
*6
スパニングツリープロトコル(STP)を利用される場合は、ご相談願います。
13