東海畜産学会報 原稿作成要領 1. 書式設定について 原稿はマイクロソフトワードで作成して下さい。用紙サイズはA4で、 「文書のレイアウト」で 余白を上 35 mm、下 30 mm、右 25 mm、左 25 mm に設定して下さい。文字は明朝系のフォントで 9 ポイントを使用して下さい。本文は二段組みとし、行間は 13 ポイント(約 4.6 mm)に設定して 下さい。図表や写真は本文中に挿入して下さい。 2. 表題、著者名、所属機関名、所在地、略表題、連絡先について 別紙「参考資料」にならって、表題は 16 ポイント太字、著者名は 14 ポイント平打ち、所属機 関名および所在地は 9 ポイント平打ちで記載して下さい。略表題(15 字以内)と連絡者の氏名、 電話番号、メールアドレスは原稿の末尾に記入して下さい。 3. 本文について 一般講演要旨の場合、本文は、緒論、材料および方法、結果、考察、謝辞、引用文献等の項目 に分けて記載して下さい。結果および考察はまとめて記載しても構いません。A4 用紙一枚以内に まとめてください。 シンポジウム等の講演要旨の場合、項目立てについては著者に一任します。 引用文献は、別紙「参考資料」のように本文の引用箇所に引用順に上付きで番号をつけ、原稿の 最後に引用文献としてまとめて記載して下さい。引用文献の体裁は日本畜産学会報の論文投稿の 手引き<http://www.jsas-org.jp/rules/n_tebiki20120128.pdf>に従って下さい。 4. 原稿送付先 原稿は可能な限り E メールで下記宛てにお送り願います。 送付先 :[email protected] 送付物 :WORD ファイルと PDF ファイルを両方添付して下さい。ファイル名には必ず氏名を入 れてください。 郵送の場合は下記要領でお送り願います。 宛先 :〒514-8507 三重県津市栗真町屋町 1577 三重大学生物資源学部 近藤 誠 送付物 :印刷した原稿。図表等がある場合には、鮮明な図表(番号、タイトル、説明文を含 む)をA4用紙に印刷し、折らずに郵送して下さい。組写真は組んだ状態でお送り 下さい。 5. 締め切り 原稿提出期限は 12 月 1 日(火)とします。なお,学会報の発行は来年3月頃を予定しています。 参考資料 ニホンウズラ卵胞における血中抗体の移行特性 北口公司 1)・村井篤嗣 1) ・佐藤精 2) 1) 名古屋大学 2) 大学院生命農学研究科 愛知県農業総合試験場 〒464-8601 名古屋市千種区不老町 畜産研究部 緒論 家禽卵黄には免疫グロブリン Y(IgY)が豊富に存 在する。この IgY は卵黄が形成される卵胞において血 液から移行したものである 1)。しかしながら、 ・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そこで本研究では、家禽卵胞における抗体移行機構を 解明するため、ニワトリ抗体及びその構成断片を産卵 ウズラへ投与し、卵黄への移行特性を調査した。 材料および方法 動物:産卵期に入り、連産している 12〜18 週齢の ニホンウズラ(中部科学資材、名古屋)を実験に供し た。 実験 1:Digoxigenin(DIG)でニワトリ IgY(Inter-cell Technology、USA)および IgM(Rockland、USA)を標 識した(DIG protein labeling kit、Roche Diagnostics、 Germany) 。DIG 標識した抗体をそれぞれ 10mg ずつ翼下 静脈より投与した。対照区には・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 抽 出 サ ン プ ル の DIG 濃 度 を 抗 DIG 抗 体 (Roche Diagnostics、Germany)を使って測定した。 結果 抗体投与 2 日後における IgY 構成断片の卵黄への移 行量を図 1 に示した。各構成断片は全て卵黄へ移行し、 その移行量には有意な差がみられた。移行量は Fc、 F(ab’)2、Fab の順に減少した。 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 考察 家禽には IgY、IgM、IgA の三種類の抗体が同定がさ れているが、その血中濃度は IgY が最も高い。卵胞に おける抗体の取り込み機構には、血中抗体濃度が反映 している可能性が考えられた。そこで、実験 1 で、抗 体のサブクラスによる選択性が存在するのかを調べ た・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〒480-1193 愛知郡長久手町 Antibody (ng/yolk) 300 d 200 c b 100 a 0 Co W F( Fa ab b nt m hol ’) ro ol e 2 l ec ul e 1 1 1 1 Fc 1 図 1.抗体投与 2 日後に産卵された卵黄への IgY 断片の移行量. 平均値±標準誤差. 異符号間 で有意差有り(p<0.05). 結果、 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 卵胞膜で分子量による選別が行われている可能性も考 えられる。 実験 2 では、移行の際に必要な IgY の構造領域が存 在 す るの かを 検討 した 。 実験 1 か ら移 行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ではないかと考えられた。 引用文献 1) Patterson R, Younger JS, Weigle WO, Dixon FJ. 2) 3) 1962. Antibody production and transfer to egg yolk in chickens. Journal of Immunology 89, 272-278. Johnson AL. 1986. Reproduction in the female. In: Sturkie PD (ed) Avian Physiology, pp. 403-431. Springer-Verlag, New York. 北口広司,村松達夫,村井篤嗣. 2004. ニホンウズ ラ卵胞における血中抗体の移行特性. 東海畜産 学会報 15, 42-44. 略表題:ウズラ卵胞への抗体移行 連絡先:□□□□, Tel: ●●●-●●●-●●●●, E-mail: ■■■@■■■■■
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