34 ビタミン主薬製剤 1 ビタミンA主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること あ医師の治療を受けている人。 解 説 あ治療を受けている人は,医師から何らかの薬剤の投与又は 処置を受けており,素人判断で他の薬剤を服用することは, 同種薬剤の重複投与や相互作用等を引き起こすおそれがあ る。 い妊娠 3 ヵ月以内の妊婦,妊娠していると思われる い 1995 年米国において,2 万人以上の妊婦を対象とする疫 人又は妊娠を希望する人。(妊娠 3 ヵ月前から妊娠 学調査により,妊娠 3 ヵ月前から妊娠 3 ヵ月までの間に栄 3 ヵ月までの間にビタミン A を 1 日 10 , 000 国 養補助剤からビタミン A を 1 日 10 , 000 国際単位以上継続 際単位以上摂取した妊婦から生まれた児に先天異 的に摂取した妊婦から生まれた児に神経堤に由来する組織 常の割合が上昇したとの報告がある。) に先天異常(口裂,耳・鼻の異常ほか)の発生増加(5 , 000 国 際単位以下摂取群に対し 4. 8 倍)が認められたとする研究 結果が発表された。この結果を受けて,日本では,妊娠 3 ヵ 月以内の妊婦,妊娠していると思われる人又は妊娠を希望 する人に対するビタミン A の過剰摂取について注意を喚 起した。 う 1 歳未満の乳児。 1 歳未満の用法がある場合に記載。 う特に乳児の場合は,脂溶性ビタミンによる過剰症があらわ れやすいので注意が必要である。 2. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ服用後,次の症状があらわれた場合 関係部位 皮 ふ 消化器 かゆみ 悪心・嘔吐 症 状 あ配合されている成分により,あらわれることが予測される 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら せるため,添付文書等の持参を記載している。 使用上の注意と記載条件 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 解 説 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 2 ビタミンD主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること あ医師の治療を受けている人。 い 1 歳未満の乳児。 1 歳未満の用法がある場合に記載。 解 説 あ治療を受けている人は,医師から何らかの薬剤の投与又は 処置を受けており,素人判断で他の薬剤を服用することは, 同種薬剤の重複投与や相互作用等を引き起こすおそれがあ る。 い特に乳児の場合は,脂溶性ビタミンによる過剰症があらわ れやすいので注意が必要である。 2. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ服用後,次の症状があらわれた場合 あ配合されている成分により,あらわれることが予測される 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 関係部位 症 状 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた 消化器 悪心・嘔吐 め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら せるため,添付文書等の持参を記載している。 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 3. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 下痢 3.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 使用上の注意と記載条件 解 説 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 小児の用法がある場合,剤形により,次 に該当する場合には,そのいずれかを記載。 い ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 3 ビタミンE主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること あ医師の治療を受けている人。 解 説 あ治療を受けている人は,医師から何らかの薬剤の投与又は 処置を受けており,素人判断で他の薬剤を服用することは, 同種薬剤の重複投与や相互作用等を引き起こすおそれがあ る。 2. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ服用後,次の症状があらわれた場合 関係部位 皮 ふ 消化器 症 状 発疹・発赤,かゆみ 胃部不快感 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 あ配合されている成分により,あらわれることが予測される 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら せるため,添付文書等の持参を記載している。 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 3. 生理が予定より早くきたり,経血量がやや多くなっ 3.本剤の配合成分であるビタミン E は,下垂体や副腎系に作 たりすることがある。出血が長く続く場合は,医師 用してホルモンの分泌を調節する作用が知られている。こ 又は薬剤師に相談すること の作用のあらわれとして,ときに生理が早くきたり,経血 量が多くなったりすることがある。また,更年期の女性で は一度閉経したあとでも,卵巣の機能が完全に停止してい ない場合にはビタミンEの服用により,再び生理が始まる ケースもある。これらの現象は病的なものではなく,内分 泌のバランス調整による一時的なもので,本剤の服用を続 けても差し支えない。しかし,出血が長く続く場合は,他 の原因による性器出血も考えられるので,専門家に相談し その指示を受ける必要がある。 4. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 便秘,下痢 4.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 使用上の注意と記載条件 解 説 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 4 ビタミンB1主薬製剤 使用上の注意と記載条件 解 説 1. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ配合されている成分により,あらわれることが予測される あ服用後,次の症状があらわれた場合 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 関係部位 症 状 ア 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた 皮 ふ 発疹 イ ウ め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 消化器 悪心・嘔吐 ,口内炎 ア である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら は,シコチアミンを含有する製剤に記 せるため,添付文書等の持参を記載している。 載。 は,チアミンの塩類並びにチアミンジスルフィ ド及びその塩類を除くビタミン B 1 を含有する製 剤に記載。 ウ は,フルスルチアミン及びその塩類を含有する 製剤に記載。 イ い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 2. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 軟便,下痢 2.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 チアミンの塩類並びにチアミンジスル フィド及びその塩類を除くビタミン B 1 を含有す る製剤に記載。 使用上の注意と記載条件 解 説 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 小児の用法がある場合,剤形により,次 い に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 5 ビタミンB2主薬製剤 使用上の注意と記載条件 解 説 1. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ配合されている成分により,あらわれることが予測される あ服用後,次の症状があらわれた場合 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 関係部位 症 状 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた 胃部不快感,胃部膨満感,食欲不 消化器 め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 振,悪心・嘔吐 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら 酪酸リボフラビンを含有する製剤に記 せるため,添付文書等の持参を記載している。 載。 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 2. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 下痢 2.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 酪酸リボフラビンを含有する製剤に記 載。 使用上の注意と記載条件 解 説 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 6 ビタミンB6主薬製剤 使用上の注意と記載条件 解 説 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ配合されている成分により,あらわれることが予測される あ服用後,次の症状があらわれた場合 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 関係部位 症 状 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた 悪心・嘔吐,食欲不振,腹部膨満 消化器 め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 感 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら リン酸ピリドキサールを含有する製剤に せるため,添付文書等の持参を記載している。 記載。 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 使用上の注意と記載条件 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 解 説 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 7 ビタミンC主薬製剤 使用上の注意と記載条件 解 説 1. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ服用後,次の症状があらわれた場合 あ配合されている成分により,あらわれることが予測される 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 関係部位 症 状 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた 消化器 悪心・嘔吐 め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら せるため,添付文書等の持参を記載している。 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 2. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 下痢 2.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 使用上の注意と記載条件 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 解 説 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 8 ビタミンAD主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること あ医師の治療を受けている人。 解 説 あ治療を受けている人は,医師から何らかの薬剤の投与又は 処置を受けており,素人判断で他の薬剤を服用することは, 同種薬剤の重複投与や相互作用等を引き起こすおそれがあ る。 い妊娠 3 ヵ月以内の妊婦,妊娠していると思われる い 1995 年米国において,2 万人以上の妊婦を対象とする疫 人又は妊娠を希望する人。(妊娠 3 ヵ月前から妊娠 学調査により,妊娠 3 ヵ月前から妊娠 3 ヵ月までの間に栄 3 ヵ月までの間にビタミン A を 1 日 10 , 000 国 養補助剤からビタミン A を 1 日 10 , 000 国際単位以上継続 際単位以上摂取した妊婦から生まれた児に先天異 的に摂取した妊婦から生まれた児に神経堤に由来する組織 常の割合が上昇したとの報告がある。) に先天異常(口裂,耳・鼻の異常ほか)の発生増加(5 , 000 国 際単位以下摂取群に対し 4. 8 倍)が認められたとする研究 結果が発表された。この結果を受けて,日本では,妊娠 3 ヵ 月以内の妊婦,妊娠していると思われる人又は妊娠を希望 する人に対するビタミン A の過剰摂取について注意を喚 起した。 う 1 歳未満の乳児。 う特に乳児の場合は,脂溶性ビタミンによる過剰症があらわれ 1 歳未満の用法がある場合に記載。 やすいので注意が必要である。 2. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ服用後,次の症状があらわれた場合 関係部位 皮 ふ 消化器 かゆみ 悪心・嘔吐 症 状 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 あ配合されている成分により,あらわれることが予測される 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら せるため,添付文書等の持参を記載している。 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 使用上の注意と記載条件 解 説 3. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 下痢 3.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 9 ビタミンB2B6主薬製剤 使用上の注意と記載条件 解 説 1. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ配合されている成分により,あらわれることが予測される あ服用後,次の症状があらわれた場合 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 関係部位 症 状 アイ アイ 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた 悪心・嘔吐 ,食欲不振 ,胃部 ア ア め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 不快感 ,胃部膨満感 ,腹部膨満 消化器 イ である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら 感 ア せるため,添付文書等の持参を記載している。 は,酪酸リボフラビンを含有する製剤 に記載。 は,リン酸ピリドキサールを含有する製剤に記 載。 イ い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 2. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 下痢 2.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 酪酸リボフラビンを含有する製剤に記 載。 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 使用上の注意と記載条件 解 説 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 10 ビタミンEC主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること あ医師の治療を受けている人。 解 説 あ治療を受けている人は,医師から何らかの薬剤の投与又は 処置を受けており,素人判断で他の薬剤を服用することは, 同種薬剤の重複投与や相互作用等を引き起こすおそれがあ る。 2. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師,歯科医師又は薬剤師に相談すること あ服用後,次の症状があらわれた場合 関係部位 皮 ふ 消化器 症 状 発疹・発赤,かゆみ 悪心・嘔吐,胃部不快感 い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 あ配合されている成分により,あらわれることが予測される 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら せるため,添付文書等の持参を記載している。 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 3. 生理が予定より早くきたり,経血量がやや多くなっ 3.本剤の配合成分であるビタミン E は,下垂体や副腎系に作 用してホルモンの分泌を調節する作用が知られている。こ たりすることがある。出血が長く続く場合は,医師 の作用のあらわれとして,ときに生理が早くきたり,経血 又は薬剤師に相談すること 量が多くなったりすることがある。また,更年期の女性で は一度閉経したあとでも,卵巣の機能が完全に停止してい ない場合にはビタミン E の服用により,再び生理が始まる ケースもある。これらの現象は病的なものではなく,内分 泌のバランス調整による一時的なもので,本剤の服用を続 けても差し支えない。しかし,出血が長く続く場合は,他 の原因による性器出血も考えられるので,専門家に相談し その指示を受ける必要がある。 4. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 便秘,下痢 4.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 使用上の注意と記載条件 解 説 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。 11 ビタミンB1B6B12主薬製剤 使用上の注意と記載条件 解 説 1. 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持っ て医師又は薬剤師に相談すること あ配合されている成分により,あらわれることが予測される あ服用後,次の症状があらわれた場合 副作用症状を記載している。このような症状があらわれた 関係部位 症 状 ア 場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた 皮 ふ 発疹 イエ ウ め,服用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切 悪心・嘔吐 ,口内炎 ,食欲不 消化器 エ エ である。なお,服用している薬剤の成分等を専門家に知ら 振 ,腹部膨満感 ア せるため,添付文書等の持参を記載している。 は,シコチアミンを含有する製剤に記 載。 は,チアミンの塩類並びにチアミンジスルフィ ド及びその塩類を除くビタミン B 1 を含有する製 剤に記載。 ウ は,フルスルチアミン及びその塩類を含有する 製剤に記載。 エ は,リン酸ピリドキサールを含有する製剤に記 載。 イ い 1 ヵ月位服用しても症状がよくならない場合 い本剤は,比較的作用が穏やかで,ある程度長期間服用する ことによって,本来の効果が得られる性質の薬剤である。 また,効果のあらわれ方は,症状や服用する人の体質・体 の状態等により異なるので,これらも考慮して服用期間を 「1 ヵ月位」とした。効果がみられないのに漫然と長期間服 用することは好ましくないこと,また,効果がみられない のは他に原因があることも考えられるので,服用を中止し, 専門家に相談する必要がある。 2. 次の症状があらわれることがあるので,このよう な症状の継続又は増強が見られた場合には,服用を 中止し,医師又は薬剤師に相談すること 軟便,下痢 2.一過性の軽い副作用については,直ちに服用を中止する必 要はないが,症状の継続又は増強がみられた場合には,服 用を中止し,専門家に相談する必要がある。 チアミンの塩類並びにチアミンジスル フィド及びその塩類を除くビタミン B 1 を含有す る製剤に記載。 使用上の注意と記載条件 解 説 〔用法及び用量に関連する注意〕 あ小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のも とに服用させること。 小児の用法及び用量がある場合に記載。 い 小児の用法がある場合,剤形により, 次に該当する場合には,そのいずれかを記載。 ア 3 歳以上の幼児に服用させる場合には,薬剤が のどにつかえることのないよう,よく注意するこ と。 5 歳未満の幼児の用法がある錠剤(発泡 錠を除く)・丸剤・軟カプセル剤の場合に記載。 イ乳幼児に服用させる場合には,薬剤がのどにつか えることのないよう,よく注意すること。 3 歳未満の乳幼児の用法があるチュアブ ル錠又はゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 う必ずかんで服用すること。 ゼリー状ドロップ剤の場合に記載。 え内服にのみ使用すること。 アンプル剤の場合に記載。 うかんで服用することにより効果を発揮させるように製剤設 計されているためである。 え定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副 作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった 使用方法を守る必要がある。
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