第38回 日本整形外科スポーツ医学会学術集会参加報告

 参加者:江本院長、岩井副院長、池田リハビリ部長、中畑スポーツ部副部長、長谷 PT 今回、パシフィコ横浜で開催された第 38 回日本整形外科スポーツ医学会学術集会に
参加させて頂きました。
本学会は医師や PT やスポーツトレーナーの先生などにより多くの講演、ポスター発表
が行われていました。そこで、院長はパネリストとして半月損傷術後患者に対する反
重力トレッドミルの有用性についての発表を行い、
その他のスタッフは学会に参加し多くの意見を
聞くことができました。
また、ポスター発表では当院でも肩肘の診察を専門
に行っている緑川医師も座長として参加されていま
した。
展示会場
展示会場には様々な医療機
器が展示していました。医療
機器のメーカーが最新機器
を紹介しているのですが、そ
の中には当院で使用してい
る機器がいくつもありまし
た。その代表的な物は
「ALTER G」です。ALTER G は当院にもリハビリ室に
2 台設置しています。
その他には、同じリハビリ室に設置している「Power
Plate」や、前十字靱帯の手術で使用する機械などがあり
ました。
講演内容
○反重力トレッドミル(ALTER G)の効果
ALTER G は、体重の最大 80%の免荷が可能で、1%刻みで免荷量を調節して歩行が
可能となる機器ですが、当院でも昨年 10 月より導入した反重力トレッドミルについて
の紹介・報告がありました。このパネルディスカッションでは、当院の江本院長が 「 半 月 損 傷 後 患 者 に 対 す る 反 重 力 ト レ ッ ド ミ ル の 有 用 性 」 というタイトルで 発表を行いました。
内容(要約)・・・
(目的)術後リハビリテーションで ALTER G を使用することが疼痛軽減、筋力回復
に影響するかを使用群と非使用群で検討を行った。
(対象と方法)内側コンパートメントに軟骨損傷を有し、6 ヵ月連続で調査が可能であ
った 45 例とした。また、軟骨損傷は outerbridge 分類で分け、3 ヵ月時と6ヵ月時と
で筋力と疼痛を比較した。
(結果)術後 3 ヵ月時では grade1,2,3,4 の全ての群で使用群の筋力回復が良好であり、
術後 6 ヵ月時でも grade3,4 群で有意に使用群の筋力回復が良好であった。疼痛におい
ても、同様に使用群が良好な結果が得られた。
(考察)これらから、ALTER G の使用が半月損傷術後患者の筋力や疼痛に関して良好
な結果を与えることが示唆された。
その他の発表では Alter-G 使用時に下肢筋群の筋活動を調査すると、荷重免荷量が増
加するに従い、大殿筋、大腿直筋、内側腓腹筋、ヒラメ筋などの抗重力筋の筋活動が
減少し、大腿二頭筋、前脛骨筋の筋活動は増加するとの報告がありました。免荷をし
ながらでも正常に近い歩行が可能であり、術後早期よりの使用が可能であり、筋力回
復にも期待ができるとの報告もありました。しかしながら、どこまでリハビリを加速
して行うことができるのか、免荷・速度の正しい設定の仕方はどうすべきなのかとい
った問題点も上げられました。
○スポーツ選手に対する体幹(コア)トレーニング
ここでは、体幹トレーニングの必要性について報告がされました。
コアとは、
「物の中心部や中核」という意味です。近年、コアパフォーマンス、コアコ
ンディショニング、コアスタビリティなどといった言葉を使った書籍が多々販売され
ています。コアは、狭義では腹横筋、骨盤底筋、横隔膜、背筋群で囲まれたグローバ
ルユニットといわれるところを指します。中でも腹横筋を中心としたトレーニングは
よく話題に上がり、ドローインと呼ばれる腹式呼吸はよくやられる訓練になります。
今回はそこからさらに発展して、呼吸をしながら、動きながらも収縮を保つことの大
切さや腹横筋を上/中/下部に分けて考えていくことなどがあげられていました。コ
アが安定しなければ、腰部はもちろん、膝などの他の部位へも障害を引き起こす可能
性があるということでした。
体幹深部筋に着目したエクササイズであるピラティスもここ数年で急速に浸透してき
ています。ピラティスは、体幹強化、柔軟性の向上、身体の気付きの向上による姿勢・
動きの改善を目的として人工関節の方の回復からハイレベルのアスリートのパフォー
マンスアップまで活用できるコントロールに重点をおいた運動であるとの意見を報告
されました。
○スポーツ選手に対する徒手医学の実際
キネシオテーピング、PNF、関節運動学的アプローチ(AKA)‒博田法、などについ
て発表がありました。
スポーツ選手においてキネシオテーピングの受容は増えつつあります。キネシオテ
ーピングとは、皮膚に残った緊張や張りがある部分にキネシオデーピングを貼付する
ことで、表皮と真皮の間に隙間ができ、張りなどの違和感がなくなり、復帰に早く近
づけることができるものです。表皮から脳に刺激を与え、リラックスさせることので
きる方法であることが脳波より裏付けられたとのことです。
PNF(固有受容性神経筋促通法)とは、生体組織を動かすことで人体に存在する様々
な感覚受容器を刺激し、神経・筋などの働きを高め、身体機能を向上させようとする
方法です。全体の筋バランス、柔軟性、敏捷性、持久力、反応時間、運動能力の低下
など運動機能の改善と向上に応用でき、高度なスポーツ技術の獲得、向上のための Skill
(巧緻性)にも応用できることからスポーツの分野でも幅広く導入されている。スポ
ーツ選手の障害予防、治療、パフォーマンスの向上につながるとのことです。
非特異的スポーツ痛に対して、関節運動学的アプローチ(AKA)‒博田法を用いるこ
とで、良好な結果を得ることができたとのことです。仙腸関節機能異常が起こると同
側の様々な関節に機能異常が連鎖し、非特異的スポーツ痛を生じるとされています。
仙腸関節の機能異常を改善させることで、症状が消失し、スポーツ復帰が可能となる
そうです。
○スポーツ選手における軟骨損傷、半月板損傷に対する治療
半月板損傷において、半月板切除が関節症を進行させることは明らかとなっており、
出来るだけ縫合し温存する方法が望ましい。前十字靱帯再建時の半月板縫合と切除例
を比較すると切除例はスポーツや生活の質において優意な低下を認めたとの報告がさ
れました。
軟骨損傷は自己修復能に著しく乏しく、その治療として、骨髄細胞を損傷部へ誘導
する方法、骨軟骨柱移植、培養軟骨細胞移植などの治療があります。
培養軟骨細胞移植は、組織工学的手法を用いて生体外で作成した軟骨様組織を軟骨欠
損部に移植する方法です。広範囲な軟骨損傷に対応可能であるが、軟骨採取と移植の 2
段階手術であること、手術侵襲が大きいこと、コストの問題などが存在します。軟骨
損傷の治療法を比較するとスポーツ復帰までの期間、復帰率からみると骨髄細胞を損
傷部へ誘導する方法が優れているとの報告がされました。
○女子バレーボールナショナルチームのメディカルサポート
主に女子バレーボール日本代表のオリンピック帯同記で、オリンピック銅メダルま
でのメディカルサポートの報告がありました。その中で、オリンピックの選手村の中
に当院にも設置してあるオアシス O2 があり、オアシス O2 の疲労回復作用は世界的に
認められていると感じました。V リーグ終了後から海外遠征やワールドカップ等ハー
ドスケジュールとなり、その中、メディカルチェックで内科的疾患、整形外科疾患を
多く認めたということでした。近年、ストレングスとコンディショニングの強化が計
画的に行われ、腰部を中心とした障害の頻度や程度が軽減している傾向があり、更な
る改善が期待されています。
○ナショナルチーム男子バレーボール選手肩棘下筋萎縮−いわゆるペッコリ病
について−
トップバレーボール選手はスパイクを打つ方の肩の筋肉(棘下筋)が逆の肩の筋肉
よりも劣っているという報告でした。私は、毎日、何本もスパイクを打っているのだ
から、スパイクを打つ方の肩の筋肉が発達していると思っていました。予想外でびっ
くりしました。この現象は、バレーボールのスパイクは、野球の投球動作に類似して
いるが、実際は大きく異なり、スパイク動作はネット付近で振った腕を減速する非日
常的な動きであるため起こるとのことでした。
○ナショナルチーム男子バレーボール選手の腰椎椎間板変性−MRI による分析
を主として−
次に、男子トップバレーボール選手の腰部(腰椎椎間板
変性)に対する発表です。バレーボールは他の競技に比べ
腰痛の症状を訴える人が多いことは、想像できるかと思い
ます。その原因を MRI の解析から報告されていました。
その結果は、90.4%の男子トップバレーボール選手に椎間
板の変性が見られたということです。ほぼ全員と言ってい
いくらいの確率でびっくりしました。1日に 200 回のジ
ャンプ、着地を繰り返すと 1 年間で約 6 万回、トップバレーボール選手になるとバレ
ー歴が 15 年位になるので、15 年間で約 100 万回行っている計算になります。また、
空中でのひねりやフライングレシーブ時のえび反り等が腰椎椎間板変性に関係してい
ると考えられるとのことでした。
○スポーツ・バイオメカニクスを用いた動作解析から分かること
同志社大学の中村康雄先生よりご講演がありました。この中では、動作解析の基礎
的な方法論や歴史などの話を聞くことができました。
過去の歴史では、まず 1878 年に Edward がフィルムカメラを用いて、馬が走ってい
る時の連続写真の撮影に成功し、走っている時に両足が浮いている瞬間があることを
証明しました。その後、カメラも進化し、現在では光学式のモーションキャプチャ装
置によってあらゆる動きを解析するに至っております。
この装置は骨特徴点上の皮膚面に貼付けた反射マーカの 3 次元座標を連続記録する
のですが、問題点として皮膚の変形によるマーカの移動があげられるとのことでした。
また、計測の標準化として 1.データのフィルタリング 2.関節座標の定義 3.関節角
度の算出 4.モーメントの解析 5.筋力推定が必要となり、各関節の自由度を 3 でみる
ためには、最低 3 つ以上のマーカが必要になります。また、もとめられたモーメント
は関節に加わるモーメントの総和として推定されるので、任意の筋が発生するモーメ
ントまでは推定することができないということでした。
○スポーツ医療とその現場で−幾多の復活を経験して−
昼間に行われるランチョンセミナーでは元バレーボー
ル日本代表で現在全日本男子バレーボールの中垣内祐一
コーチによる講演がありました。講演の内容は「スポーツ
医療とその現場で」というタイトルで、自分の現役時代の
経験やコーチになってからの選手のけが等について話さ
れました。選手やコーチの立場からすると、多少のけがで
あれば、そのまま練習や試合に出場する。しかし、医師か
らすると、無理すると将来変形してくるから、安静といわれる。その違いが難しいと
のことでした。スポーツ選手は毎日がライバルとの争いで、ここで安静にして休んで
しまうと活躍のタイミングを逃し、引退にまでなってしまうことがある。この現役時
代がその選手の一生分を注いでいるのであれば、将来の変形よりも今の方が大切かも
しれません。その境目が本当に難しいと私自身も考えさせられました。
○トップレベルバレーボール選手の下肢疲労性障害
下腿遠位 1/3 に圧痛を認める選手が最も多いと発表がありました。
トップレベルのバレーボール選手では下肢疲労性障害、特に下肢疲労骨折の発生が多
いとのことでした。
○ハムストリングスの柔軟性を向上させるアクティブストレッチ
スポーツドクターが知っておくべき最新の知見としてストレッチの重要性について
話しがありました。現在の学生アマチュアスポーツ選手の身体の柔軟性は低いことか
らこの発表された医師は、診察時にアクティブストレッチを自ら指導している。
ハムストリングスの柔軟性が低下していると骨盤の動きが制動され、腰椎の運動の比
率が低下するとも言われ、結果として腰痛になる恐れがあるため、ハムストリングス
の柔軟性大事であることを報告していました。
○サッカーにおける筋腱損傷の治療から復帰の実際
スポーツ復帰までのリハビリテーションと再発予防(肉離れ)という題目では、サ
ッカーにおいて肉離れは高頻度に発生しており再発が多いのも現状ということで、受
傷後のリハビリテーションの目的は柔軟性と筋力と全身機能の改善に加え、ハムスト
リングスの肉離れをビデオ解析した結果として、矢状面上では股関節屈曲位での損傷
が多く、股関節伸展トルクが大きく発生してお
術後 4 日
免荷ギプス固定
り、またそれだけでなく少なからず回旋(内旋)
の影響もあるということで、股関節伸展筋や回
術後 5 日
ヒール付きギプスにて全荷重開始
旋筋を中心とした筋力向上も重要ではないか
術後 12 日
背屈制限装具(内山式装具)
と述べていました。
可動域訓練開始(active より)
アキレス腱断裂術後のスポーツ復帰までのリ
筋トレは短縮位で行う
ハビリテーションと再発防止という題目では、
術後のプロトコール(右表)を挙げ、さらに再
術後 5 週
両脚カーフレイズ
断裂予防として無理な(遠心性の)背屈をしな
術後 8 週
片脚カーフレイズ
いようにすることが大事と述べていました。予
防トレーニングの例として、前へ脚を踏み出す
術後 10 週
ジョギング
際(前方ランジ時)の後脚の膝屈曲を促すこと、
後方ステップ後の前への切り返し時の体幹の
術後 12 週
サイドステップ
傾斜をさせることを挙げ、それらを反復練習さ
術後 16 週
片脚ジャンプ
せることが大事であると述べていました。
術後 20 週
スポーツ復帰へ
(感想)
今回、学会に参加させて頂き多くの知見を聞くことができました。学会を通して、
コア(体幹)トレーニングの必要性についてのセッションが多かったように感じまし
た。この分野は、最近雑誌等でも取り上げられることの多い話題の一つです。これま
でも体幹トレーニングは患者さんに対して行っているトレーニングの一つではありま
したが、コアトレーニングのシンポジウムを聞いて、より一層取り組んでいく必要性
を感じました。どのように評価し、実施していくかを検討していきたいと考えます。
また、スポーツ分野との関わり方について気づいた点が多くありました。スポーツを
行う上で何らかの故障をする方が大半だと思います。その中で、スポーツ復帰におい
てどのような関わり方ができるのか、すべきなのか、そういったヒントを得ることが
できたように思います。様々な治療法がある中で、患者さんにとってベストな治療法
は何なのかを判断し、提供していければと思います。また、外傷をしないためにすべ
きことが何なのかといったことも、情報発信していければと考えます。そのためにも、
様々なことに目を向け情報を取り入れていきたいと思います。
当院でも 2 台体制で使用している Alter-G は、徐々に導入する施設が増えてきていま
す。しかし、どのように使用していくことがベストなのかはまだ分かっていません。
使用方法についてさらに検討し、データとしてアップデートしていきたいと思います。
今回、学会に参加させて頂きありがとうございました。
池田
今回、日本整形外科スポーツ医学会に参加し、すごく刺激になり、すごく勉強にな
りました。まず、再確認できたことが、当院の医療が決して遅れていないこと。それ
は、当院が使用している機器が全国の学会会場で新製品として紹介されているという
ことや、この全国学会で、当院でも診療している緑川医師や、当院と交流のある先生
方が座長として参加されているということです。これは当院が以前から海外研修や、
様々な学会への参加がつながっていると思います。私たちは今後も海外研修や、様々
な学会への参加を継続していかなければならないと認識させられました。
私は今回の学会で主にバレーボール選手についての発表を多く聴かせて頂いたので
すが、スポーツは健康や体づくりの為には必要なものだと思いますが、トップ選手と
なると、逆に相当体に負担をかけていると再認識させられました。今後、これら学ん
だことを踏まえ、スポーツ選手の診療では、一般の患者との違いを考えて行っていこ
うと思います。
岩井
私は以前に日本臨床スポーツ医学会に何度か参加したことはありましたが、日本整
形外科スポーツ医学会には今回初めて参加させて頂きました。
本会も医師のみでなく、PT やスポーツトレーナーの方々により多くの発表がされてい
ました。今回、聞いたセッションの中で私がおもしろく感じたのは体幹・コアについ
てのセッションと肉離れ・アキレス腱断裂のセッションでした。
体幹については少し前から一般の人の中でもよく話に上がっており、中高生のスポー
ツ選手達も部活の中で行っているということもよく耳に入るようになりました。今回
も何人かの先生が発表をされていましたが、中でも蒲田先生の話はとても勉強になり
ました。蒲田先生の書かれた著書などは読んだことはあったのですが、実際に聞くと
自分の思っていたことと違う意見もありました。例えば、腹横筋を上部/中部/下部
に分けて胸郭の動きから骨盤の動きまで考えてトレーニングを行うことや腹腔内圧と
腹筋群の強さは相関せず、背筋群と相関関係に近いということなどです。コアは、ス
ポーツ障害を代表とした膝疾患においても大事な部分になりますので、今後も新しい
情報などを随時アップデートしていきたいと思います。
肉離れのセッションでも初めて聞く意見がありました。松田先生の発表の中で、ハム
ストリングスの損傷に股関節の伸展トルクを大きく働くということはイメージがあり
ましたが、回旋の影響も少なからずあるということでした。当院においても少なから
ず肉離れの患者も来院されるので、そのような面からも考えていけたらと思います。
今回の経験を臨床に活かしていき、また 11 月、12 月には自分も発表があるのでそこ
でリスナーに面白くきいてもらえるよう頑張りたいと思います。
中畑
今回の学会に参加して、現在の日本医学のトレンドを学ぶ事が出来ました。この学会
には、医師、理学療法士、トレーナー等様々な職種の治療や研究した内容のセッショ
ンがありました。
私は、国立スポーツ科学センター(JISS)に一度見学に行ったことがありますがその
時お会い出来た理学療法士の方がセッションで発表していました。私が理想とする理
学療法士の先生です。治療している姿も何度か拝見させて頂いた事もあります。
この先生は、水泳競技における体幹トレーニングについて発表していました。水泳で
は、腰部に掛かるストレスが他のスポーツと比較して強いことがわかっています。そ
の中で、競泳選手に対する体幹トレーニングの取り組みとして、腰痛予防と対策、全
身アライメントを調整し、パフォーマンス向上に繋げる事が目的とするという報告し
ていました。水中動作の中で固定性に働く体幹が不安定になると四肢の可動性に低下
を認め、泳ぐ動作が不安定となり、パフォーマンスの低下を助長するため、体幹トレ
ーニングは必要であると再認識しました。
また、体幹トレーニングの別のセッションでは、情報が多岐にわたり活用方法をうま
く調整できていない場面を散見するという発表もありました。体幹トレーニングを指
導していく中で、一人一人にあったトレーニングを提供していかなければなりません。
こういった先生の発表を聞く事で、自分に足りない物を気付くことも出来ました。ま
た、私は学会発表に向けて前十字靭帯の研究を行っています。研究の中で医学雑誌や
論文を読んでいるのですが、今回の学会でその先生のセッションを実際聞く事もでき、
貴重な経験をさせて頂きました。
こういった学会に参加させて頂くことで、仕事に対するモチベーションが上がる事に
も気付きました。
今後、様々な学会に参加し、そこで学んだ事を患者さんにフィードバックしていこう
と思います。
今回、このような貴重な経験をさせて頂き感謝致します。
長谷