PNF Level 5 course in The Netherlands

PNF Level 5 course in The Netherlands
齋藤
今回、国際PNF協会認定レベル5コースを受講するため、
11 月 19 日~28 日の 10 日間オランダへ行ってきました。
オランダでは空港のあるアムステルダムと、研修の行われた
ヘーレンに滞在していました。
日本からは、岩手PNF勉強会代表の高橋さん、茨城PNF
勉強会代表の立元さん、そして私の3名での旅でした。この
3人は当然PNFを通じての仲間なのですが、過去に日本で
のコースも共に参加した仲でもあります。研修会で知り合っ
た人とまさか海外まで一緒に行くなんて考えられないです
よね?そこがPNFコースの良いところなんです!
佳久
アムステルダム
ヘーレン
国際PNF協会認定コースは、最低5日間、ベーシッ
クコースは 10 日間も同じメンバーで、しかも少人数
で行われます。アドバンスコースになると試験も含ま
れますので、そこで共に過ごし闘った仲間は、そこに
参加した人にしか分からない一体感のようなものが生
まれます。5日間しか一緒にいないのに、ずっと仲間
かのような。(長くなるのでこの辺で・・)
スキポール空港までは約 12 時間の長旅で、時差は8
時間もあります。日本を昼の 12 時に出発してオラン
ダへ昼の 15 時に到着するという感じです。
オランダと言えば・・
こんなイメージかもしれませんが・・
オランダの 11 月は、平均最高気温 10 度程で、しかも
湿度が 80~90%程でイメージとは程遠く、暗い陰な印
象を受けました。
次にオランダで有名と言えば、サッカーでしょう。
この写真を見てピンとくる方もいるかもしれません。
アムステルダムは、現オランダ代表のスナイデルやフ
ンテラールなど数々の有名選手を輩出したアヤック
スの本拠地でもあります。オランダに到着した当日に
アヤックスとNACブレダとの試合があり、観戦する
事が出来ました。現地時間の 21 時キックオフでした
が、日本時間で言うと午前6時頃で、一睡もせずに観
戦した我々にとっては、寒さと睡魔との闘いでした。
しかし試合はやはりすごく、本場のサッカーを観れて
感動しました。
翌日は一日、時差ボケ対策のためオフにしておいたため、ア
ムステルダムを観光する事が出来ました。
この時期のアムステルダムはこんな感じです。この写真は朝
10 時頃だと思いますが、朝9時頃まで外は真っ暗です。
(コ
ース前にこの雰囲気、なんか気持ちが凹みますよね?)一日
中、霧に覆われていて観光にはいまいちな時期でした。
また、アムステルダムは運河の街としても有名で、多数の運
河が街の中を流れており、水上バスに乗って街を散策する事
が出来ます。(右下写真)
ホテルは、このメンバーでの共同生活がほとんどでしたが、30
過ぎのオッサン達が川の字になって何日も共同生活をすると
いう異様なものでした。
上の写真でもあるように、オランダはハイネケンビールの発祥
地でもあり、アムステルダムではハイネケンしか飲めないので
はないかという程、各地で売られています。また、水が 200
円の所ハイネケンが 250 円程なので・・、皆さんならどうし
ますか?
アムステルダム滞在後、電車で3時間かけてコースの行われ
るヘーレンへと移動しました。
この写真は電車から見えたスタジアムです。アイントフォー
ヘンという所にPSVというクラブチームがありますが、そ
のホームスタジアムです。(元韓国代表で現マンチェスター
Uで活躍するパク・チソンが在籍していたチームです。)
ヘーレンは、オランダ南部でベルギーとドイツに挟まれた国
境近くの町です。
オランダ人のほとんどはオランダ語と英語を話す事が出来ますが、ヘーレ
ンではそれにドイツ語も加わる感じでした。買い物やホテルなどは基本的
に英語が少し話せれば生活は出来ます。
写真は、ホテルから少し歩いた場所ですが、見てお分かりのように何もな
く自然豊かな町です。勉強をするのには最適な場所でした。
こちらは、アムステルダムよりも南部のため、霧で無い日もあり久しぶり
の太陽にオッサン3人で興奮してしまいました。
観光気分はここまでといった感じです。
以下、コースについて触れていきたいと思います。
会場はヘーレンにある‘アデランテ’というリハビリセン
ターで行われました。センター内はリハビリ施設にも充実
しており、リハビリ室が5部屋程あり大きなプールもあり
ました。この施設の方に‘hospital’という言葉を使うと
‘No, rehabilitation center!’と言い返されるほど、日
本のイメージとは異なるものがありました。食堂にもアル
コールが売られていました。さすがに購入はしませんでし
たが、食事もおいしく日本食が恋しくなるという事もあり
ませんでした。
コースは、2名のシニアインストラクター(PNF in
Practice の著者である、Math さんと Dominiek さん
です)と 14 名のアジアとヨーロッパからの受講者で
行われました。今回のコースは‚国際 PNF 協会認定
PNF セラピスト‛になるためのコースで、国際的な資
格になるため PNF の技術以外にも語学力もある程度
必要になります。そのため、講義やコミュニケーショ
ンも英語を共通語として使用します。自分も英語が得
意ではありませんが、伝えようという気持ちがあれば
以外に伝わるんだなと思いました。
現在の療法士の講習会は、ほとんどが日本で受講できるものばかりで、わざわざ海外まで行って受講
する研修などあまりないかもしれません。しかし、この様な機会がなければ英語を勉強しようとも思
いませんし、海外の文化に触れたり、日本で外国人講師と触れる機会はあっても同世代の外国人療法
士と接する機会などないと思います。今回、勉強した英会話を試す事が出来たり、ヨーロッパの同世
代療法士がどの様な治療を行っているのか、どの様な勉強をしているのかなど、PNF 以外にも得る
ものが多かったです。
日本でのコースでも参加者でペアを組み患者治療を行い
ますが、今回も同じで自分は写真の右に写るトーマスと
いうポーランド人とペアを組みました。英語が苦手な自
分を外国人のトーマスがサポートするという良く分から
ない状況になっていました。どうしても伝えなくてはな
らないという状況になると意外と何とかするものです。
英語という壁でつまずいているあなた、毛嫌いせずにぶ
つかってみる気持ちが大切かもしれません。なんて、自
分が英語を語る資格はありませんが・・。
レベル5コースもそれまでのアドバンスコースと同様、コース終了時には筆記試験・実技試験・治療
デモンストレーションなどがあります。その他に課題プレゼンテーションなどもあります。無事、試
験も合格し‚国際 PNF 協会認定 PNF セラピスト‛になる事が出来ました。
正直、今まで長かったな~!!って感じです。
ここまでこれたのも、ここまで育ててくれた市川先生、励ましあった立元さんや高橋さん、レベル5
まで導いてくれた日本 PNF 協会の皆様など様々な方々に支えられての結果と思います。
それ以外にも、静岡 PNF 勉強会の杉浦先生にはかなりサポートやアドバイスを頂いたり、勉強会ス
タッフにも仕事のサポートをして頂き、良い準備が出来たことも結果に繋がったと思います。
今まで PNF で関わった皆様に感謝したいと思
います。ありがとうございました!
これからは、自分自身の成長はもちろん、静岡
での PNF の普及と発展に努めていきたいと思
います。これから静岡 PNF 勉強会は私と杉浦
先生の2名の認定セラピストが中心となって活
動して行きます。しかし、勉強会自体まだまだ
発展途上でありますので、これからも多くの
方々からの御支援と御協力が必要となります。
これからもよろしくお願い申し上げます。
少しでも PNF に興味を持って頂いた方が、会に参加していていただき静岡全体を盛り上げて頂け
ればと思います。
共に勉強し、共に成長しましょう!
以上、簡単ではございますがご報告させていただきます。
まだまだ書き足りないですが、興味のある方は直接聞いて下さい。
他にも、コースについての相談など些細なことでも構いません。
出来る限りのサポートやアドバイスが出来ればと思いますので、遠慮なくお聞きください。
コース終了時の私と Dominiek さん(左)と Math さん(右)