石炭文化遺産を 未来につなぐシンポジウム

旧伊藤伝右衛門邸開館記念
石炭文化遺産を
未来につなぐシンポジウム
筑豊の石炭・歴史博物館・記念館・資料館の連携で
石炭産業遺産を観光・教育・地域に活用する
日時:平成 19 年 2 月 24 日(土)13:00~16:40
会場:飯塚市柏の森 近畿大学産業理工学部
主催:住学協同機構 「筑豊地域づくりセンター」・筑豊ゼミ
共催:近畿大学産業理工学部
協力:田川市石炭・歴史博物館 直 方 市 石 炭 記 念 館
宮若市石炭記念館 飯塚市歴史資料館
ごあいさつ
住学協同機構「筑豊地域づくりセンター」会長
(近畿大学産業理工学部 学部長)
小野 正行
近畿大学では開学以来「地域に開かれた大學」を目指し、地域活性化を考える大学と地域住民との協同
組織である「筑豊地域づくりセンター」とまちづくり団体「筑豊ゼミ」に微力ながら係わりを持ち、昨年、創立40
周年を迎えたところです。
「筑豊ゼミ」は、地域住民の多くの方々の熱意とご努力によって、今年で20年目を迎えました。長い間「筑
豊ゼミ」の運営に当たってこられました多くの地域住民の方々に対して、近畿大学として改めて謝意を表する
次第です。
この度、「筑豊地域づくりセンター」と「筑豊ゼミ」は、筑豊の貴重な石炭文化遺産である旧伊藤伝右衛門
邸の今春開館を記念して、「石炭文化遺産を未来につなぐシンポジウム」を開催することとなりました。このシン
ポジウムは、地域の「観光」「教育」「まちおこし」を図ろうとするものであり、誠に時宜を得た企画として深く敬意
を表するものです。
シンポジウムでは産業考古学の立場から筑豊の近代化遺産・石炭文化遺産の重要性とその地域おこしへ
の活用など興味ある基調講演が行われます。特に、田川市石炭・歴史博物館、直方市石炭記念館、宮
若市石炭記念館、飯塚市歴史資料館の四館が初めて一堂に会し、各地域の石炭文化遺産を検証、再
認識し、各館の連携により、地域活性化策が話しあわれることは画期的なことです。
近時、産業遺産の活用が注目されつつあり、昨年 11 月には九州・山口の産業遺産を世界遺産への登録
提案が文化庁に提出されました。
筑豊でも、飯塚市で嘉穂劇場の再建、旧伊藤伝右衛門邸の開館などがあり、田川市で「伊田竪坑櫓と
2 本の大煙突」を世界遺産に追加登録の気運が高まるなど、石炭文化遺産を「観光」「まちおこし」に活用す
る期待が高まっています。
今回のシンポジウムは、筑豊各地の教育委員会、歴史民俗資料館、文化連盟、郷土研究会、商工会議
所、まちおこし団体の他、筑豊の銘菓社等80余団体から「ご後援」頂いた他、「展示会」にもご参加頂くこと
に意義があり、特徴でもあります。
このシンポジウムによって「筑豊はひとつ」の連帯感が生まれ、筑豊の再生、地域活性化に大きく進展する
きっかけになることを心から期待するものです。
シンポジウム参加の皆様におかれましては、実のある大会になるようご支援下さいますようお願い申し上げる
次第です。
シンポジウムのご成功を願い、お祝いの言葉と致します。
目
次
1.スケジュール…………………………………………………………1
2.報
告………………………………………………………………2
3.基調講演
…………………………………………………………5
4.パネルディスカッション ………………………………………1 0
5.参考資料……………………………………………………………21
6.関係新聞記事………………………………………………………34
7.後援・協賛団体一覧………………………………………………46
8.シンポジウム・交流会会場案内…………………………………49
スケジュール
1.受
付
2.はじめのことば
(司 会)
3.挨
12:00から
13:00
筑豊ゼミ運営委員長
拶
坂山 憲治
13:05
住学協同機構「筑豊地域づくりセンター」会長
(近畿大学産業理工学部 学部長)
小野 正行
4.来 賓 祝
辞
5.議 事 進 行 司 会
13:10
筑豊ゼミ第 1 分科会長
長弘 雄次
第 1 部 報告・基調講演
6.報
告
13:20~13:40
①「遊学アイランド九州」形成に向けた産業資源連携方策策定調査報告
九州地域産業活性化センター 開発部長
7.基 調 講
①
演
原田 泰宏 氏
13:40~14:40
産業考古学からみた筑豊の近代化遺産
九州産業考古学会会長 九州産業大学教授 木元 富夫 氏
②
筑豊石炭産業の盛衰と産業文化遺産による観光、まちおこし
旧伊藤邸の保存を願う会代表 元飯塚市歴史資料館館長
深町 純亮 氏
8.アトラクション
14:40~14:50
‥‥(炭 鉱 節)‥‥
第 2 部 パネルディスカッション
9.パネルディスカッション 1500~16:40
「筑豊石炭・歴史博物館、記念館、資料館のネットワーク」で筑豊の連携を図る
コーデイネーター
パネリス ト
近畿大学産業理工学部
教授
前学部長 菊川
田川石炭・歴史博物館館長
氏
直方市石炭記念館館長
坂田 耕作 氏
宮若市石炭記念館館長
榎田
崇 氏
飯塚市歴史資料館次長
嶋田
光一 氏
10.おわりのことば
筑豊ゼミ第 1 分科会 副会長 鹿田 則光
11.交
17:30~
流
会
展 示 会 場
12:00~17:00
1号館・3号館
― 1 ―
清
氏
報
告
(報
告)
「遊学アイランド九州」形成に向けた産業資源連携策定調査報告
九州地域産業活性化センター
開発部長
原田 泰宏 氏
― 2 ―
報
告
「遊学アイランド九州」形成に向けた産業資源連携方策策定調査報告
九州地域産業活性化センター 開発部長 原田 泰宏
(メモ)
名
称 財団法人 九州地域産業活性化センター
目
的 ●九州における産業活性化に関する
略称 「KIAC」とする
○グランドデザインの調査・研究
○プロジェクトの発掘及び事業化可能性調査
●地球にやさしい風力発電・太陽光発電等自然エネルギーの普及及促進のための
助成を行うグリーン電力基金の運営
●九州の半導体分野の発展を図るための九州シリコンクラスターの形成
設立年月日 昭和 62 年 12 月 24 日
基 本 財 産 268百万
賛 助 会 員 25会員(25社)
― 3 ―
(http://www.kiac.or.jp/library/1yuugakuxxmappunozoki.pdf)
― 4 ―
基調講演
(基調講演)
① 産業考古学からみた筑豊の近代化遺産
九州産業考古学会会長 九州産業大学教授
木元
富夫
氏
② 筑豊石炭産業の盛衰と産業文化遺産による観光、まちおこし
旧伊藤伝右衛門邸の保存を願う会代表
― 5 ―
元飯塚市歴史資料館館長
深町 純亮 氏
基調講演①
産業考古学から見た筑豊の近代化遺産
九州産業考古学会会長
九州産業大学教授
木元富夫
■産業考古学とは
*産業考古学とは? ➜明治維新以来進展した産業革命の事跡の考古学のこと。特に戦後の高度
経済成長は、技術や産業の急速な陳腐化と廃棄を伴った(スクラップ・アンド・ビルド)。➜歴
史を顧みない風潮に異議を唱えモノ作りの精髄=産業文化を保存し、意義を伝え、精神を継承
しようということから、1977 年日本でも産業考古学会が設立された。
*九州産業考古学会(KIAS)設立は 1989 年。➔◎調査・研究・発表 ◎学会推薦産業遺産及び学会
功労者賞の推薦 ◎産業遺産保存要望書の提出等々の活動を行なっている。
■近代化遺産と産業遺産
*産業化(=機械化、工場化)➜資本主義社会=近代社会
∴産業化=近代化
*しかし、歴史の現実を見ると、産業化(industrialization)≠近代化(modernization)
∴近代化遺産≠産業遺産(industrial heritage) (但し「近代化産業遺産」の表現は可)
*産業遺産とは、産業すなわち人間の生産労働(industry、産業)の営みの結果として残された遺
物や遺構、遺跡で、産業の発展や社会の近代化に貢献した記念物として歴史的価値を持つ産業文
化財である。
■九州の産業遺産の特徴
*九州は古くから外国に先進的に開かれた窓
*特に石炭と鉄は、明治以降の工業化と戦後の経済復興に貢献した。ほかに特徴的な産業遺産は、
水車、運河、港湾、石橋、機械などの分野に多い。
■筑豊の産業遺産
*すでに消滅したものが多く、歴史的実績に比べると多いとはいえない。幾つかあげると、
飯塚地区 ☞旧伊藤邸、嘉穂劇場、筑豊富士、二坑本卸(穂波)等
田川地区
☞三井田川竪坑櫓、大煙突、平成筑豊鉄道三連橋梁、方城炭鉱事務所等
直鞍地区
☞直方駅、石炭記念館本館及び訓練坑道、遠賀川鉄橋、堀川、折尾駅舎等
― 6 ―
■旧伊藤伝右衛門邸の文化財的価値(➔06 年 5 月、産業考古学会「推薦産業遺産」認定)
①炭鉱隆盛時代の精華を今に伝える産業史的意義、建築史的にも貴重
②白蓮居所としての文化史的意義
③市民の運動によって保存が実現したという地域社会的意義
直方駅周辺整備計画の問題点
*木造の直方駅舎は町のランドマーク、町はここから発展していった
*駅から始まる「鴎外の道」は、市街地の建物群と一体で近代化の歴史を留める稀有な例
*建物が消えると記憶も消滅し、町の歴史が忘却されていく
■産業遺産の保存と活用
*活用なき保存はありえない
*産業遺産観光(ヘリテージ・ツーリズム)の可能性 ➔地域的連携:「点から線へ、線から面
へ」➔「白蓮のみち」「九州アイランド近代化世界遺産」
*産業遺産は「富の遺産」、産業遺産ファンをどう増やすか:➔2006 年、九州伝承遺産ネットワ
ークの発足
《参考文献》○砂田光紀『九州遺産』弦書房、2005 年、○北九州地域史研究会『北九州の近代
化遺産』弦書房、2006 年、○木元富夫『産業化の歴史と景観』晃洋書房、2004 年。
〔メモ〕
― 7 ―
基調講演②
筑豊石炭産業の盛衰と産業文化遺産による観光、まちおこし
旧伊藤伝右衛門邸の保存を願う会代表 元飯塚市歴史資料館館長 深町 純亮
1.「筑豊」の名のおこり
2.筑豊石炭産業の盛衰
(1)勃 興
(2)発 展
(3)衰 退
3.筑豊の石炭産業遺産
(1)飯塚地区
○ 嘉穂劇場
○ 旧伊藤右伝衛門邸
○
住友忠隈ボタ山
(2)田川地区
○ 三井田川伊田竪坑櫓と 2 本煙突
○ 三菱方城炭鉱事務所等
― 8 ―
(3)直方地区
○ 直方市石炭記念館、直方歳時館、直方駅を中心とした近代化遺産建物群
(4)筑豊の銘菓
○ 千鳥饅頭、ひよ子、すくのかめ、成金饅頭、黒ダイヤ羊羹、もち吉など
4.石炭産業遺産を観光、まちおこしに活用
[メモ]
― 9 ―
パネルディスカッション
「筑豊石炭・博物館、記念館、資料館のネットワーク」で筑豊の連携を図る!
コーディネーター
パ ネ リ ス ト
近 畿 大学 産 業 理 工 学 部
教授 前学部長
菊川
田川市石炭・歴史博物館
直 方 市石 炭 記 念 館 館 長 坂田
宮 若 市石 炭 記 念 館 館 長 榎田
飯 塚 市歴 史 資 料 館 館 長 嶋田
― 10 ―
清
氏
耕作
崇
光一
氏
氏
氏
氏
パネルディスカッション①
「筑豊石炭・博物館、記念館、資料館のネットワーク」で筑豊の連携を図る
コーディネーター
近畿大学産業理工学部 教授 前学部長 菊川
1. パネルディスカッションのスケジュール
(1)各記念館の説明(60 分)
(2)自由討論(20 分)
(3)ディスカッションの総括、取りまとめ(5 分)
(4)質疑応答(15 分)
2. 各記念館の説明
3. 自由討論
― 11 ―
清
4. 総括、取りまとめ
5.質疑応答
※菊川
清
近畿大学産業理工学部教授
前学部長 理学博士
韓国全羅南道生まれ。戦後引き揚げ、1960 年まで鹿児島。1969 年まで 9 年間、大阪で学生時代。
1969 年 九州大学工学部 助手、1979 年 助教授を経て、
1987 年 近畿大学九州工学部教授。
1992~2000 年、近畿大学大学院産業技術研究科長。
2000~2004 年、近畿大学産業理工学部長。
2004.6.20「飯塚(e-ZUKA)トライバレー構想」で「経済産業大臣賞」受賞
筑豊地域づくりセンター理事、筑豊ゼミ会員
専門:有機合成化学、有機金属化学。
― 12 ―
パネルディスカッション②
田川市石炭・歴史博物館
館長
1.田川市石炭・歴史博物館の概要
田川市石炭・歴史博物館は、田川市が筑豊炭田の中核都市として、その近代史を石炭産業と歩みをとも
にしたことから、歴史民俗資料館ながらもその名を、
「田川市石炭資料館」として、昭和 58 年 3 月 1 日に
旧三井田川鉱業所伊田坑跡地にオープンしました。
北に「青春の門」で有名な香春岳、南に霊峰英彦山、また炭坑節発祥の地としての景観を残す二本の大
煙突や竪坑櫓を望むことができる風光明媚な場所で、現在は石炭記念公園として市民の憩いの場となって
います。
2.当館の特色
消え行く「旧産炭地」の歴史を後世まで語り伝えていこうと、炭鉱関係の実物資料を系統的に収集、保
存、展示しています。また、歴史民俗博物館として田川地域における歴史民俗資料も収集しています。
平成 17 年 6 月、博物館法の規定に基づく博物館として登録されたのを機に、館の名称を同年 10 月 1
日より「田川市石炭・歴史博物館」と改称し、新たな一歩を踏み出しました。
21 世紀のエネルギー・地球資源の問題意識啓発の情報発信の場となるよう各種の博物館活動とともに、
生涯学習の場としての機能を果たすべく、なお一層の内容充実をはかっていく所存です。
3.展示品
当館は3つの展示室と屋外展示場、炭鉱住宅を模した産業ふれあい館からなっており、
第1展示室では石炭のなりたちや石炭がどのようにして採掘されたのか、炭鉱で働く人々生活の様子を
「石炭をつくった新生代のイラスト」
、
「三井田川伊田坑の模型」、
「手掘り道具」
、
「機械採炭具」
、
「坑道のジオラマ」
、
「川艜の模型」
、
「ミニSL」などによって学ぶことができるようにな
っています。
第2展示室では炭坑のなかから生まれた絵画や文学作品などを展示しており、山本作兵衛
翁が明
治・大正・昭和と三時代を炭坑一筋に生き抜いた自らの体験を、驚くべき確かな記憶力と繊細緻密な描写
力によって書き綴り描いた炭坑記録画や挿画家・斎藤五百枝氏が大正初期の田川の炭坑風俗を描いている
炭坑漫画、昭和7年に発売された炭坑節のレコードなどを展示しています。
第3展示室では『田川地方の歴史と民俗』をテーマに縄文時代から明治時代までを青銅製鋤先(下伊田
遺跡)
、短甲、鉄剣、小壺(セスドノ古墳)
、優美な文様をもつ新羅、百済、高句麗様式の軒瓦(天台寺跡)
、
馬形埴輪、甲冑形埴輪(猫迫1号墳)などの考古遺物や春日神宮帳(元亀2年)、福岡県無形民俗文化財
に指定されている伊加利人形などの歴史民俗資料を展示しています。屋外展示場には石炭の輸送に活躍し
たSL、採炭・掘進・運搬などに使用されたロードヘッダーなどの大型機械類を展示しています。また、
産業ふれあい館では炭鉱都市から新産業都市への転換をテーマにした展示を行っています。
― 13 ―
4.石炭産業遺産保存への取組み
昭和 53 年に、伊田竪坑櫓と二本煙突を石炭記念公園の中核・目玉として位置づけ、貴重な
産業歴史遺産として後世まで残そうと管理を始めました。
さらに、同 58 年の石炭資料館建設とともに炭鉱資料の収集を開始し、伊田竪坑櫓や二本の大煙突をは
じめ、博物館所蔵である炭鉱機械類の塗装・錆落としなど、保存のために修理、
修復を行ってきました。
5.地域の伝統文化遺産
県指定無形民俗文化財 …
川渡り神幸祭(上伊田西獅子楽)、
伊加利人形芝居
春日神社岩戸神楽
市指定無形民俗文化財 …
位登八幡神社獅子舞
(メモ)
※
参考資料
『田川市石炭・歴史博物館』しおり参照
〒825-0002
田川市大字伊田 2734-1
TEL・FAX:
(0947)44-5745
― 14 ―
パネルディスカッション③
直方市石炭記念館
館長 坂田 耕作
1.直方市石炭記念館の概要
筑豊の石炭は、江戸時代末期から昭和 51 年頃までの約100年間に、筑豊炭田から約10億トンの石炭
を産出し、日本の産業発展、近代化に貢献してきました。当記念館は、昭和46年7月20日に開館し35周
年を迎えました。
本館の建物は、明冶43年8月に炭鉱経営者で組織された筑豊石炭鉱業組合の直方会議所として建築され
たもので、本市の有形文化財に指定されています。
別館の図書閲覧室には、その当時からの庶務事績や議事録が保存されています。
2.当館の特色
記念館は、本館、別館、石炭化学館の3館からなり、夫々模型や写真等、貴重な資料を多数展示しています。
特に石炭化学館は、石炭と鉄との関連図やコールタール製造工場の模型、製品薬品の標本、などを展示し、石
炭が未来のエネルギーであることを発信しています。
また屋外には、蒸気機関車2台、採炭機械、救護隊の練習坑道、石炭の原木(メタセコイヤの木)明冶時代
の電気機関車等を展示しています。
3.展示品
①人車と救急車
②ロードヘッター
③採炭機械(削岩機、ホーベル、ドラムカッター、水力採炭機等)
④運搬用機械器具(蒸気機関車2台、電気機関車、炭車、背負い籠等)
⑤模擬坑道(救護隊の練習坑道)
⑥救命器(日本で一番古い)
⑦硅化木、貝の化石
⑧石炭塊(日本一大きい石炭)
⑨炭鉱に関する絵画、写真、古文書、図表
⑪石炭の原木
⑬コールタール製造工場の模型
⑫人力車
⑩安全灯
⑭石炭から採れる薬品製品
4.石炭産業遺産保存への取組み
本館の建物は、明治の建物で、市の有形文化財として保存しており、蒸気機関車や明冶の電気機関車等の貴
重な物品の保存管理について、今後十分協議検討していきたい。
― 15 ―
5.地域の伝統文化遺産
県指定文化財 空也上人像、建武の板碑、西徳寺の梵鐘、滑石の経筒入れ、
石柱梵字曼荼羅碑、水町遺跡公園
市指定文化財 西徳寺山門、八幡神社の洪鐘、感田、植木堰跡
永満寺宅間窯跡
(メモ)
※
参考資料
『直方市石炭記念館』しおり参照
〒822-0016
直方市大字直方 672-4
TEL:
(0949)25-2243
― 16 ―
パネルディスカッション④
宮若市石炭記念館
館長 榎田
1.宮若市石炭記念館の概要
(1) 昭和52年6月5日 開館
30 年目
(2) 旧大之浦小学校の校舎を活用
(3) 入館者 年間3,000名~4,000名
入館料 無料
2.当館の特色
(1)社会見学
(2)人権学習
(3)主な年間行事
① 写真展
② 作文
③ 体験学習
④ その他
3.展示品・・・貝島炭礦に係るもの
(展示場所)
(1) 館 外
(2) 館 内
① 1階
・ 玄関に入って
・1階
・ 1階廊下
・2階への階段
② 2階
・ 炭坑器材展示室
・写真展示室
・ 絵画展示室
・私学の教室
― 17 ―
崇
4.石炭産業遺産保存の取組み
(1)市(町)文化財に指定したもの
(2)市文化財に指定したいもの
(3)今後残したいもの
5.地域の伝統文化遺産
.「竹原古墳」は有名
6.今後の課題
・炭坑遺産を中心とした観光地化
・トヨタ自動車「産業観光」との連携
・脇田温泉との連携
(メモ)
※
参考資料
『宮若市石炭記念館』しおり参照
〒823-0005
宮若市上大隈 573
TEL:
(0949)32-0404
― 18 ―
パネルディスカッション⑤
飯塚市歴史資料館
次長 嶋田 光一
5. 飯塚市歴史資料館の概要
飯塚市柏の森のJR九州筑豊本線新飯塚駅東口から徒歩 5 分のところにある。建物は古代
の高床式を一部取り入れ、屋根は日本伝統の丸瓦風で古代神明造形式。
敷地面積7,042.4㎡、建築面積2,358㎡ 、展示室延面積959.27㎡、鉄筋
コンクリート2階一部3階建。1981年(昭和56)開館。
6. 当館の特色
国指定重要文化財の立岩遺跡出土品をはじめ、縄文・弥生・古墳時代の考古資料、中国西安市との深い
友好関係を示す兵馬俑や民俗・歴史・石炭資料など約1,500点を常設展示。
収蔵資料約20,000点。
地域の歴史を紹介した企画展、市民ギャラリー展を開催、歴史講座・古・文書講座・おもしろ体験歴史
館・史跡散策会を実施。解説ボランティア飯塚の歴史を語る会「日有喜」が活動。
古文書を読む会、女性文化サークルが自主活動している。
3.展示品
(1) 立岩遺跡出土品展示室
日本の弥生文化を代表する飯塚市立岩遺跡の堀田かめ棺群から発見された前漢鏡
10枚をはじめ、南海産貝の腕輪、鉄製武器など国指定重要文化財を常設展示。
(2) 2階企画展示室
嘉穂・飯塚地方の歴史のあけぼのから江戸時代までの考古資料を中心に常設展示。
年3回の企画展を実施。
(3) 2階常設展示室
嘉穂・飯塚地方の江戸時代から近代までの歴史を①農村の暮らし、②飯塚宿の時代、③石炭時
代のテーマで展示。市内の近代遺跡調査実施。
4.石炭産業遺産保存への取り組み
2階常設展示室の石炭の時代コーナーでは、石炭を輸送した川船模型、明治大正時代の石炭採掘模型、
炭鉱で使用された道具を展示。平成 17 年度から伊藤伝右衛門と柳原白蓮関係資料の特設コーナーを設
置。市内の近代遺跡調査実施。市独自の登録文化財制度がある。
― 19 ―
5.地域の伝統文化遺産
(1) 伊藤伝右衛門邸:明治30年頃建築。歌人柳原白蓮ゆかりの部屋が残されている。
石炭王の近代和風建築。4月からオープン予定。
(2) 巻き上げ機台座:大正期のレンガ造り、炭坑内の炭車・人車の巻き上げ機を設置し
た台座。
(3) 嘉穂劇場:大正期の古い芝居小屋様式を残す大衆劇場。民間経営の現役劇場。
(メモ)
※
参考資料
『飯塚市歴史資料館』しおり参照
〒820-0011
飯塚市柏の森 959-1
TEL・FAX:
(0948)25-2930
― 20 ―
参考資料
①旧伊藤伝右衛門邸の概要
(飯塚市教育委員会『飯塚市近代遺跡(建造物等)』調査報告書
平成 13 年 9 月より)
②筑豊炭田の近代化遺産について
(筑豊ゼミ 第 1 分科会報告 平成 16 年 3 月(一部訂正)より)
③世界文化遺産国内暫定一覧表への追加提案書(抜粋)
「九州・山口の近代化産業遺産群」(平成 18 年 11 月 27 日文化庁に提出)
― 21 ―
― 22 ―
― 23 ―
― 24 ―
― 25 ―
筑豊炭田の近代化遺産
筑豊ゼミ第 1 分科会長 長弘 雄次
1. はじめに
明治以来日本経済の進展に大きく貢献した筑豊炭田の、近代化遺産について調査結果を取りまとめ、その保
存を通じてわが国の近代化と地域の発展に寄与した歴史的な意義を再認識するものとする。
2. 筑豊炭田について
筑豊炭田は遠賀川流域全域の北九州市、中間市、直方市、飯塚市、田川市、嘉麻市、宮若市、遠賀郡、鞍手
郡、嘉穂郡、田川郡の 7 市 4 郡にまたがり、東西約 20km、南北約 47km、面積約 787km2 を占めたわが
国の主要な石炭の産地であった。
明治以降幾多の炭鉱の開坑、廃止が繰返され、最盛期の昭和 26 年には 265 の炭鉱が操業したが、昭和 30
年以後エネルギー革命による外国から大量の安い石油、石炭が供給され競争力を失って次々に閉山し、昭和
48 年貝島大之浦炭鉱の閉山、同 51 年貝島大之浦露天坑の終掘で筑豊炭田の使命が終って既に 30 年を経過し
た。
かつて全国出炭量の半数を生産した筑豊炭田の総出炭量は、明治 1 億屯、大正 1.6 億屯、昭和 5.9 億屯、合
計 8.5 億屯が産出されたが、戦後のエネルギー革命の前に地下になお 15 億屯の石炭が眠ったままになってい
る。
3. 筑豊炭田の近代化遺産
① 現在残っている近代化遺産は総ての坑内掘炭鉱が閉山になって既に 30 余年を経て殆ど残っておらず、
田川市石炭・歴史博物館、直方市石炭記念館、宮若市石炭記念館、飯塚市歴史資料館の石炭博物館、
記念館、資料館や各地の歴史・民俗・郷土資料館等でその遺産をわずかに知ることが出来るのみであ
る。
② 特に採掘に関係した遺産は炭鉱閉山と共に施設が撤去され、田川市石炭記念公園敷地内にある三井田
川伊田竪坑櫓、蒸気巻ボイラーの煙突、飯塚市三菱飯塚炭鉱の巻上機台座、住友忠隈炭鉱のボタ山な
どが残されているに過ぎない。
③ 今般石炭の水運輸送に活躍した堀川運河、水門、川ひらた、鉄道輸送に活躍した橋梁、トンネルや若
松港での石炭関連施設、文化遺産としての嘉穂劇場、旧伊藤伝右衛門邸等、モニュメントの福岡藩焚
石会所跡碑、坑夫の像、小鳥塚などの筑豊石炭産業に関連した 28 件を調査し位置図、遺産一覧を作
成し、現況写真を添付した。今後調査により貴重な
遺産があれば追加したい。
④ この中で歴史的な価値のあるものは是非保存、活用し、筑豊炭田の石炭産業が日本の近代化に果たし
た役割を是非後世に伝えたい。
【筑豊ゼミ 第 1 分科会報告 平成 16 年 3 月(一部訂正)より】
― 26 ―
⑩川ひらた
⑰港銭収入所廃屋
25 福岡藩焚石会所跡
⑱旧古河鉱業建物
26 堀川運河疏水碑
⑯ごんぞう小屋
⑪川ひらた
⑥舫石
⑦堀川運河鑿の跡
⑧中間水門
⑫遠賀川橋梁橋脚
⑨寿命水門
27 坑夫の像
22 直方石炭記念館本館
⑬嘉麻川橋梁
21 三菱方城工作室
⑳伊藤伝衛門旧宅
⑲嘉穂劇場
①②伊田竪坑櫓煙突
⑤舫石
⑭石坂トンネル
23 旧日鉄二瀬正門
28 小鳥塚
④住友忠隈硬山
⑮三連橋梁
③三菱飯塚巻上機台座
― 27 ―
筑豊石炭産業の近代化遺産一覧(1)
番号 種別
1
採掘
名 称
三井田川炭鉱
伊田竪坑櫓
位 置
内 容
田川市石炭記念公 炭坑節で名高い三井田川三坑八尺竪坑櫓(深さ361.8m)、1910(明
園敷地内
治43)年完成、蒸気巻用2本の煙突と共に永久保存されている。
2
三井田川炭鉱三坑蒸気巻用の2本の煙突。高さ45.45m、耐火煉
三井田川炭鉱
田川市石炭記念公
〃 伊田の2本大煙
瓦は213,000枚使用され、s39閉山後竪坑櫓とともに永 久保
園敷地内
突
存。
3
三菱飯塚炭鉱
〃
飯塚市平恒
巻上機台座
1915(大正4)年中島徳松開発し拡大した飯塚炭鉱が1929(昭
和4)年三菱鉱業に譲渡、1961(昭和36)年閉山。大正時代建
設。(H11.3.3市指定文化財)
4
住友忠隈炭鉱
捨石
飯塚市忠隈
ボタ山
1894(明治27)年麻生から譲渡を受けた住友の主力鉱、1961
(昭和36)年閉山まで1807万トン生産。筑豊富士として親しまれ
ている。
5
水運
舫石(もやい
いし)
飯塚緑道公園、飯 川ひらたを繋ぐ石柱として飯塚市緑道公園に保存(レプリ
塚市歴史資料館 カ)、本物は飯塚市歴史資料館に2003(昭和15)年に移設。
6
〃
舫石(もやい
いし)
北九州市八幡西区 堀川運河畔に3本の舫石が保存されている。川ひらたを係留した
折尾
往時を偲ぶ貴重な遺産である。
7
〃
堀川運河吉田
切貫鑿の跡
1621(元和7)年黒田長政の家老栗山大膳により堀川運河着
北九州市八幡西区
手、工事中断127年後完成、川ひらた運航。人力掘削鑿の跡現地
折尾
に保存。
8
堀川運河
〃
中間水門
中間市
9
堀川運河
〃
寿命水門
取入口改良、洪水防止のため1.8km上流に移設1804(文化
北九州市八幡西区
元)年完成、石炭輸送の川ひらた運航に活躍。現在復元保存。
折尾楠橋寿命
(s46.4.21市指定)
10
〃 川ひらた
明治、大正にかけて遠賀川の水運石炭輸送に活躍した川船、県
遠賀郡芦屋町歴史 文化財として保存、長さ13.3m、幅2.7m、深さ0.6m。
民俗資料館内
(s.38.1.16 県民俗文化財)
11
〃 川ひらた
折尾高校に保存されているのは、平べったくずんぐりした形の
北九州市八幡西区 もので、長さ13m、幅3.42m、深さ0.57mのものである。
折尾高等学校内
(s.37.4.19 県民俗文化財)
12
遠賀川橋梁
陸運 中 間 駅 ~ 筑 前 中間市
垣生間
遠賀川の取入れ口不良のため、一田久作が岡山県吉井川倉安水
門視察、1762(宝暦12)年完成、石炭輸送に活躍、現在復元保
存。(s58.319県指定)
明治24年8月若松~直方間開通した筑豊興業鉄道遠賀川橋梁380
mの煉瓦作りの橋脚で難工事であった。複線化は明治40年代。
13
嘉麻川橋梁
直方市山部~小竹 明治26年2月直方~金田間開通したときの221mの橋梁で、現在
〃 直方駅~赤地
町赤地間
も橋脚はそのまま平成筑豊鉄道で使用されている。
駅間
14
〃
石坂トンネル
田川郡赤村
(第1、第2)
田川地方の石炭輸送の豊州鉄道のトンネルとして1895(明治
28)年建設、第一33.2m、第二74.2m。現在平成筑豊鉄道で使
用。
― 28 ―
筑豊石炭産業の近代化遺産一覧(2)
番号
15
16
17
18
19
種別
名 称
位 置
陸運 内田三連橋梁 田川郡赤村
輸送 ごんぞう小屋
〃
港銭収入所
廃屋
内 容
豊州鉄道建設のため作られた三連溝渠で、複線を予定した噛
み合わせを良くする煉瓦作りの「ゲタ歯構造」で、現平成筑豊
鉄道で使用中。(H11.11 国登録文化財)
若松港で沖に停泊する汽船に石炭を荷役する沖仲士の休
北九州市若松
憩小屋で1996(平成8)年復元、市民の憩いの場として
区南海岸通り
開放されている。
若松港を整備する若松築港(株)の運営費の一助 とし
北九州市若松
て、入出港船舶から入港料徴収する収入所の廃屋で、昭
区南海岸通り
和13年まで続いた。
筑豊の石炭を取扱う旧古河鉱業若松営業所のルネッサン
文化遺 旧古河鉱業若 北九州市若松
ス風赤レンガの建物で、北九州市が買収、平成16年9月コ
産 松
区南海岸通り
ミュニティホールとなる。
嘉穂劇場
20
〃
旧伊藤伝右衛
飯塚市幸袋
門邸
21
〃
1907(明治37)年頃建てられた旧三菱方城炭礦坑務工作
旧三菱方城炭
田川郡福智町 室で国登録文化財指定、現九州日立マクセル(株)使用
礦坑務工作室
中である。(H9.916国指定)
22
〃
直方市石炭記
直方市
念館本館
23
〃
明治32年製鉄二瀬出張所設置された二瀬炭鉱は中央竪坑
旧日鉄二瀬炭 飯塚市ジャス
完成とともに明治43年本部を枝国に移転、当時の正門が
鉱正門
コ敷地内
保存されている。(s15日鉄鉱業、s38閉山)
24
〃
太宰府市天満 太宰府宝満竈門神社修復のため1928(昭和3)年11月完
太 宰 府ト ンネ
宮横お石茶屋 成、筑豊石炭王の一人麻生太吉が寄進、現在でも地域に
ル
奥
役立っている。(長さ40m、幅2m、煉瓦作り)
25
モニュ
メント
1838(天保8)年福岡藩は筑豊の石炭販売統制のため芦
福岡藩焚石会 遠賀郡芦屋町
屋焚石(石炭)会所設置、その跡地に碑が建立されてい
所跡碑
西浜通り
る。
26
〃
北九州市八幡 遠賀川洪水防止、利水、物資の輸送のため 1804( 文化
遠賀川(堀
西区金光教前 元)年完成した堀川の功績を称え1890(明治 30) 年建
川)疏水碑
庭
立。
27
〃
坑夫の像
直 方 市 遠 賀 1954(昭和29)年直方駅前に炭都を象徴して建てられた
川、彦山川合 坑夫の像が1996(平成8)年遠賀川河川公園に移設され
流点
た。
小鳥塚
1981(昭和56)年5月10日、炭鉱坑内ガス検知に活躍し
飯塚市上三緒
た小鳥の霊を慰めるため、筑豊炭鉱遺跡研究会が建立し
小鳥塚
た。(高さ1.8m、幅0.87m、奥行1.08m)
28
〃
飯塚市
1922(大正11)年建設、1931(昭和6)年再建、木造2階建、
国内有数の桝席殿堂が平成15年7/19水害、16年9月再建
こけら落としをする。(H18.11.29国登録文化財指定)
〃
1897(明治30)年頃建てられ伊藤伝右衛門と柳原白蓮が
結婚後立て替えられた華麗な建物で、平成17年11月飯塚
市取得、同19年春開館。(H18.9.26市指定文化財)
本館は明治43年8月石炭鉱業組合が直方会議所として建
設、昭和43年まで九州炭鉱救護連盟練習所に使用後、記
念館本館となる。(s63.3.15市指定文化財)
― 29 ―
1 三井田川炭鉱第一竪坑櫓
2 三井田川炭鉱 2 本大煙突
3 三菱飯塚炭鉱巻上機台座
4
5
舫石(モヤイイシ)飯塚市
6
舫石(モヤイイシ)折尾
7 堀川吉田切貫 鑿の跡
8
堀川 中間水門
9
堀川 寿命水門
10 ひらた船(芦屋町)
11
13 嘉麻川橋梁
14 第 2 石坂トンネル
住友忠隈炭鉱ボタ山
ひらた船(折尾高校)
12 遠賀川橋梁
15 内田三連橋梁
筑豊石炭産業の近代化遺産(1)~(15)
― 30 ―
16 ごんぞう小屋
17 港銭収入所廃屋
18 旧古河鉱業若松ビル
19 嘉穂劇場
20 旧伊藤伝右衛門邸
21 旧三菱方城坑務工作室
22 直方市石炭記念館本館
23 日鉄二瀬鉱業所正門
24 太宰府トンネル
25 福岡藩焚石会所跡碑
26 遠賀川(堀川)疏水碑
27 坑夫の像
28 小鳥塚
筑豊石炭産業の近代化遺産(16)~(28)
― 31 ―
世界文化遺産国内暫定一覧表への追加提案書「九州・山口の近代化産業遺産群」(抜粋)①
(提案者 6 県 8 市
平成 18 年 11 月 27 日文化庁に提出
― 32 ―
鹿児島県ホームページより)
世界文化遺産国内暫定一覧表への追加提案書「九州・山口の近代化産業遺産群」(抜粋)②
(提案者 6 県 8 市
平成 18 年 11 月 27 日文化庁に提出
― 33 ―
鹿児島県ホームページより)
関係新聞記事
①旧忠隈炭鉱のボタ山 筑豊炭田の記念碑
(2006. 7.
8)
②国の登録有形文化財 嘉穂劇場など 23 件
(2006. 9. 16)
③修復前に 2300 人見学 旧伊藤邸を特別公開
(2006. 7. 23)
④旧伊藤伝右衛門邸 産業遺産認定証を授与
(2006. 6. 20)
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(2006. 6.
⑦九州の 7NPOなど連携
(2006. 1. 26)
産業遺産で地域おこし
⑧世界遺産登録 13 カ所提案へ 九州知事会
9)
(2006. 11. 15)
(追加)
⑨炭坑遺産を街づくりに 伊藤邸公開前にシンポ
(2007. 1. 23)
⑩未来へつなげ石炭文化遺産 飯塚でシンポ
(2007. 1. 24)
⑪炭坑遺産を地域おこしに
(2007. 1. 26)
進歩で活用探る
― 34 ―
― 35 ―
― 36 ―
― 37 ―
― 38 ―
― 39 ―
― 40 ―
― 41 ―
― 42 ―
(追加1)
― 43 ―
(追加2)
― 44 ―
(追加3)
― 45 ―
後援・協賛団体一覧
― 46 ―
後援・協賛団体名簿一覧(1)
団
体
名
団
体
名
(後援)
(後援)
九州工業大学
香春町教育委員会
福岡県立大学
糸田町教育委員会
九州大学記録資料館
川崎町教育委員会
九州経済産業局
添田町教育委員会
国土交通省遠賀川河川事務所
大任町教育委員会
九州産業考古学会
赤村教育委員会
九州観光推進機構
飯塚市穂波郷土資料館
九州地域産業活性化センター
嘉麻市稲築ふるさと資料室
福岡県産業観光推進協議会
中間市歴史民俗資料館
福岡県観光連盟
王塚装飾古墳館
地域づくりネットワーク福岡県協議会
直方歳時館
福岡県
鞍手町歴史民俗資料館
飯塚市
水巻町歴史資料館
直方市
芦屋町歴史の里
田川市
わかちく史料館(若築建設㈱)
宮若市
東峰村山村文化交流の郷 いぶき館
福岡県教育委員会
飯塚文化連盟
飯塚市教育委員会
直方文化連盟
直方市教育委員会
田川文化連盟
田川市教育委員会
嘉飯山郷土研究会
宮若市教育委員会
直方郷土研究会
嘉麻市教育委員会
田川郷土研究会
中間市教育委員会
香春町郷土史会
桂川町教育委員会
㈱プランニングエン「嘉麻の里」
鞍手町教育委員会
飯塚商工会議所
水巻町教育委員会
直方商工会議所
芦屋町教育委員会
田川商工会議所
岡垣町教育委員会
筑豊地区観光協議会
遠賀町教育委員会
飯塚観光協会
小竹町教育委員会
宮若市観光協会
福智町教育委員会
直方を語る会「とおれんじ」
― 47 ―
後援・協賛団体名簿一覧(2)
団
体
名
団
体
名
(後援)
(協賛出品)
NPO法人遠賀川流域住民の会
旧伊藤伝右衛門邸の保存を願う会
NPO法人直方川づくりの会
NPO法人ふるさと幸袋町づくり支援センター
九州伝承遺産ネットワーク
NPO法人嘉穂劇場
NPO法人軍艦島を世界遺産にする会
筑前いいづか雛のまつり実行委員会
NPO法人大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ
㈱千鳥屋本家(千鳥饅頭)
NPO法人北九州COSMOSクラブ
㈱ひよ子
朝日新聞社
㈱さかえ屋
西日本新聞社
㈲亀屋延永(黒ダイヤ羊羹)
毎日新聞社
成金饅頭
読売新聞西部本社
㈱もち吉
NHK北九州放送局
ふたせ饅頭本舗
※順不同で掲載していますのでご了承下さい
― 48 ―
シンポジウム・交流会場案内図
1 号館 (シンポジウム会場)
シンポジウム会場
受付
入口
3 号館(展示会場)
展示会場
交流会場 (筑豊ハイツ)
庄内温泉 筑豊ハイツ
公共の宿(筑豊勤労者福祉協会)
〒820-0115 飯塚市仁保 8-30
TEL 0948-82-0240
FAX 0948-82-3807
(近畿大学から送迎バスで 5 分)
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