平成24年4月13日 宮城県住宅供給公社の特定調停の申立てについて 宮城県住宅供給公社は、本日、仙台簡易裁判所に対し、特定債務等の調整の促進のため の特定調停に関する法律(平成11年12月17日法律第158号)に基づく特定調停の 申し立てを行いました。 1 申立ての趣旨 (1) 債務額を確定した上、債務の支払方法を協定したい。 (2) 特定調停の方法により調停を行うことを求める。 2 債権者及び債務額 (1) 債権者 4金融機関 (2) 債務額 12、226、000千円 3 申立理由及び経緯 (1) 平成23年度の決算見込みでは、資産総額が負債総額を上回り資産超過となってい ますが、公社保有資産について過去に行った不動産鑑定評価を反映させると、反対に 負債総額が資産総額を上回る75億円余の債務超過状態であることが明らかとなり ました。 なお、公社では、現在、再度不動産鑑定評価を依頼し最新のデータによる数値の精 査をしているところです。 (2) この122億円余の債務については宮城県と4金融機関との間に損失補償契約が結 ばれており、公社が債務を完済できないなどの理由で各金融機関に損失が発生した場 合には宮城県が損失補償を実行することになっています。 (3) 以上のように、公社は、この債務について自力での完済ができないことから債権者 と宮城県に参加を求め、経営の再建と債務の整理について協議を行うため特定調停の 申立を行いました。 4 公社の業務 今回、前記のような事情から公社は、特定調停の申立てを行いましたが、宅地分譲や 賃貸住宅の管理業務及び各種取引については、これまでと同様に行ってまいります。
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