制度改正の内容や申請書類についてのご案内

負担限度額認定申請についてのご案内
平成 28 年 8 月からの変更点について
介護保険負担限度額認定の対象者について、現在、食費・居住費の利用者負担段階の判定に用いる収入には、
課税年金(老齢年金など)収入のみが対象になっておりますが、負担の公平性を確保する観点から非課税年金(遺
族年金と障害年金)収入も含めて判定することになります。
このことにより、現在、利用者負担段階が第 2 段階である人のうち、非課税年金を一定額受給されている場合に
は、利用者負担段階が第 3 段階になる場合があります。
※非課税年金の収入により、負担軽減を受けられなくなるわけではありません。
*非課税年金(遺族年金・障害年金)の勘案(平成 28 年 8 月から)
利用者負担段階が、第 2 段階・第 3 段階である人の判定に、非課税年金(遺族年金・障害年金)が追加されます。
●現行
●平成 28 年 8 月以降(変更のみ記載)
利用者負担段階
第 1 段階
本人および世帯全員が住民税非課税で、
課税年金・非課税年金
(遺族年金・障害年金)の合計額
老齢福祉年金の受給者、生活保護の受給者
合計所得金額+課税年金
合計所得金額+年金収入額
第 2 段階
住民税
収入額が 80 万円以下の人
住民税
が 80 万円以下の人
世帯非課税
合計所得金額+課税年金
世帯非課税
合計所得金額+ 年金収入
第 3 段階
収入額が 80 万円超の人
額が 80 万円超の人
第 1~3 段階のいずれにも該当しない人
第 4 段階
(住民税世帯課税・本人課税)
 非課税年金の種類は、障害年金・遺族年金・遺児年金・寡婦年金・母子年金
等となります。
※弔慰金・給付金などは、判定の対象となりません。
 介護保険負担限度額認定申請書に、非課税年金の受給の有無及び年金保険者を記入する欄が追加されました。
前年に受給した非課税年金がある人は、
【遺族年金・障害年金】に○を付けてください。
 原則、年金保険者から市に非課税年金の受給額が通知されますが、正確に把握する必要があるため、申告を
お願いします。
※非課税年金の受給額が他市に通知されている場合や、年金保険者に登録している住所が住民票と異なる場合
は、照会や確認等が必要となるため、判定に時間を要することがあります。
(裏面につづく)
引き続き負担限度額認定証が必要な方は下記の書類を高齢者支援課に提出してください。
 同封の「介護保険負担限度額認定申請書(押印必要)」 ※平成 28 年 8 月利用分から様式を変更。
※申請者(及びその配偶者)について、マイナンバー(個人番号)の記載が必要となりました。
マイナンバー(個人番号)の記載が必要な申請書を提出する場合には、以下の書類の提示が必要です。
・
本人が申請する場合は、本人のマイナンバー通知カード+官公署発行の顔写真つき書類1点又は官公署
等発行の顔写真なしの書類(氏名、生年月日又は住所が記載されているもの)2点が必要となります。
・
ご家族が申請する場合は、本人の介護保険被保険者証 + 申請者(ご家族)の官公署発行の顔写真つき
書類1点又は官公署等発行の顔写真なしの書類(氏名、生年月日又は住所が記載されているもの)2点が
必要となります。
・
郵送の場合は、上記の必要書類の写しを郵送してください。
 同封の「同意書(押印必要)」
※記入に誤りがあった場合は、訂正印をお願いします。(金融機関へ提出するためです)
 預貯金等の額が確認できる書類(下表を参照してください。)
※被保険者本人及びその配偶者の方の分が必要です。
※生活保護受給中の人は預貯金通帳の写し等は不要です。
種類
必要書類
通帳の写し(口座を保有している銀行名・支店名が確認できるもの及び申請日から
預貯金
2 か月以内の口座残高が確認できるもの)
※ゆうちょ銀行の通帳をお持ちの場合は、表紙ページでは支店名・口座番号が確
認できかねますので、表紙をめくったページの写しが必要です。
有価証券(株式・国債・地方債・
社債など)
金・銀など、購入先の口座残高
によって時価評価額が容易に
把握できる貴金属
証券会社や銀行の口座残高の写し
購入先の銀行等の口座残高の写し
投資信託
銀行、信託銀行、証券会社等の口座残高の写し
現金
申請書への記載内容により確認します。
負債(借入金・住宅ローンなど)
借用証書など(上記の預貯金等の額から差し引きます。)
【注意点】
・軽減の有効期間は申請を受け付けた月の 1 日までしか遡れません。サービスを利用される人は、サービス利用
前もしくは、利用月中に申請をお願いします。(郵送の場合は、届いた日が申請日となります。
)
・本人、本人の配偶者または同一世帯の人で課税状況が不明の場合は、負担限度額認定を申請いただいても交
付できません。必ず申請前に申告していただきますようお願いします。
介護保険負担限度額認定証とは
申請により「介護保険負担限度額認定証」の交付を受けることで、下記の対象となる施設やサービスを利用す
るときの食費と居住費(滞在費)が減額されます。
【対象となる施設とサービス】
○介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
○地域密着型介護老人福祉施設
○介護老人保健施設
○介護療養型医療施設
○短期入所者生活介護・療養介護(ショートステイ)
【適用基準について】下表の要件に加え、以下の要件にも該当する必要があります。
*配偶者の所得の勘案(平成 27 年 8 月から)
世帯非課税に加え、配偶者(別世帯、別居を含む)が市民税非課税であることが条件となります。
※婚姻届を出していないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含みます。
※配偶者が行方不明となっている場合やDV防止法における配偶者からの暴力を受けた場合は配偶者の所得
を勘案しません。
*預貯金等の資産の勘案(平成 27 年 8 月から)
預貯金の資産額が 1000 万円以下(夫婦 2000 万円以下)であること。
※申請時に、資産額が 1000 万円以上(夫婦 2000 万円以上)であっても、今後資産額が変動し、対象にな
られる場合は、再度申請をしていただくことで、申請月から適用となる場合があります。
※生活保護受給中の人は預貯金通帳の写しは不要です。
●食費、居住費(滞在費)の利用者負担限度額の目安
食費限度
額(日額)
居住費(滞在費)の限度額(日額)
ユニット
型個室
従来型個室
など
多床室
第一段階
生活保護の受給者及び老齢福祉年金受給者で、世
帯全員が市民税非課税の方
300 円
820 円
490 円
(320 円)
0円
第二段階
世帯全員が市民税非課税で、本人の年金等収入額
と合計所得金額の合計が 80 万円以下の方
390 円
820 円
490 円
(420 円)
370 円
第三段階
世帯全員が市民税非課税で、第二段階以外の方
650 円
1,310 円
1,310 円
(820 円)
370 円
1,380 円
1,970 円
1,640 円
(1,150 円)
370 円
( 840 円)
標準費用額
食事の提供や居住などに要する平均的な費用を
勘案して厚生労働大臣が定めた金額
※第一・第二・第三段階のいずれにも該当しない方は施設と契約した金額を支払います。
※介護老人福祉施設と短期入所生活介護を利用した場合の従来型個室の限度額は、(
なります。
)内の金額と