あくしゅ６9 号 http://http://atopynet.la.coocan.jp/ 発行：２０１６．10．25 生活クラブアトピーネットワーク代表：杉山典子＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「続・EM 菌」・・・・・１＊「虫歯予防に蜂蜜を」・・・・・２＊「白髪染め奮闘記」・・・３～５＊お知らせ・・・・・・６＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊続・EM 菌あくしゅ 68 号で初めて EM 菌について記事を書きました。その続編です。田中佳先生のトークショーを聞いて「EM 菌にまみれる」という言葉に衝撃を受け私の生活にＥＭ菌を取り入れ始めて半年が経ちました。夜も眠りづらいかゆみを伴う手荒れを治したい一心で飲んだり、掃除、お風呂に入れたり試してきました。まだ意識して取り入れていかないといけない状態で、私の生活に馴染みきっていないのですが、手荒れは随分と改善し、乾燥状態はありますがかゆみがなくなり眠れています。そして、大きく体調を崩すこともなく元気に過ごせているのも EM 菌のおかげかもしれないなぁと思います。今年 8 月末にアランナ・コリンさんによる「あなたの体の 9 割が細菌」と言う本が出版されました。人体は常識外れの微生物の生態系によって支えられている。それが現在過剰な衛生意識による消毒や洗剤などの化学合成物質を使いすぎることによって健全な微生物の生態系が損なわれていると結論づけています。ＥＭ菌を生活に取り入れていくことで除菌に重きをおいた掃除や洗濯を、良い菌と共存していくように転換する人が多くなると良いのではないかと思います。藤井泰子 1 虫歯予防に蜂蜜を蜂蜜の講座で、歯磨きしてから蜂蜜をおすすめします。というと必ずびっくりされていました。「えっ蜂蜜を食べたら甘いから、歯磨きしないと虫歯になっちゃう？」いえいえ、蜂蜜で歯磨きしても良いんです。うがいしなくても良いので、旅行や災害時の歯磨きに重宝します。蜂蜜は、ミュータンス菌の活動を抑えるため、虫歯を作りません。化膿した酷い外傷にも効くというはちみつの名高い殺菌力は、口の中の悪玉菌をも退治してくれるのです。ということで歯槽膿漏や歯肉炎にも効果的なのです。古代エジプト人たちは、蜂蜜を医療や美容に使っていて、クレオパトラが美を磨くのに使っていたのは有名な話、戦場の負傷者は、傷に蜂蜜をつけて、治療していたこともわかっています。近年、予告なしに起こる災害に備えて、防災用品を最小限に抑えておきたいところですが、『歯磨きやうがいをしたい！』と声も聞かれました。常温でも腐らない栄養豊富で万能な蜂蜜を一つ加えることをおすすめします。住谷良子白髪染め奮闘記アレルギーライフを楽しんで（？）早 2 年。思えばちょうど 2 年前の 11 月頃、兆候は頭皮のふけ、湿疹から始まりました。「なんか、フケが出るのでみっともない」「あれ、頭の中に湿疹がある」染めるのがいけないと思いながらも、白髪は個人差のあるもの、 50 代で急に白くするにはかなりの勇気がいりますし、やはり年取って見られるような気がします。そこで、私の白髪染め選びの経験が、同じように悩まれる方のお役に立てばと思います。 2 30 代から白髪染め母も白髪染めを 30 代からしていたと記憶していますが、遺伝か苦労のせいなのか（？！）私も 30 代から白髪が多く悩んできました。とはいえ、古くからの生活クラブ員、娘がアトピーだったので染めずに頑張っていいましたが、小学校に行くころになって、娘から「ママ、染めてよ」と言われ、少なからずショックを受けました。早速ヘナを購入して染めましたが、うまくいかず、美容院に通うようになりました。それから 20 年、何の問題もなく、仕事柄、2 週間に 1 度のペースで白髪染めをしてきました。ところが、50 の後半になると、髪にボリュームがなくなり薄くなったような気がしてきました。そんな、矢先に昨年、更年期なのかアレルギー症になり、必死に白髪染め選びを行う羽目になりました。髪染めの種類髪染めには大きく 3 種類あります。案外知られていませんが、一般の染毛は脱色を伴います。１、永久染め普通、美容院で染めているのは永久染め、洗っても落ちません。パラフェ二レンジアミン等の酸化染料剤とアンモニアなどのアルカリ剤がキューティクルを破壊してアルカリ剤と酸化剤が化合することで酸素を発生、本来の髪の色のメラニン色素を漂白し、酸化染料が発色して色素を定着させ、今度はキューティクルを閉めます。だから、自分の毛色にかかわらずどんな色にも染まります。痛みますし、アレルギー症状を起こすことも知られています。２、半永久染めマニュキア、トリートメントタイプなど、髪の表面とやや内部にコーティングして染めます。洗っているうちに退色します。３、一時染めカラースプレー、白髪隠しなど、洗えばすぐ落ちます。最初は、髪に張りが亡くなった気がして、1 を止め、ジアミン酸フリーの染髪を模索しました。以下は、チャレンジ順に掲載します。利尻昆布（自然は club サスティ税込み 3240 円）新聞広告でおなじみのトリートメントタイプの白髪染め。なんといってもこのタイプはノンジアミン酸。夫が使っていたこともあって、ダークブラウンを取り寄せ、染めてみました。贅沢を言わなければ染まりも良く、髪も痛まず、最初は 1 週間に 1 回、2 週間に 1 回として、４カ月くらいは良かったのですが、頭皮に湿疹ができました。よく見ると無添加と言っても、合成染料 3 （HC 青、HC 黄 4、塩基性青 99、塩基性茶 16、塩基性赤 76、塩基性黄５７）がばっちり入っています。2 年くらい使い続けた夫も湿疹ができたといって最近は断念しています。くろめヘアカラートリートメント（株サラヴィオ化粧品 3250 円）低刺激というので購入。ところが染まりは悪く白髪の多い人にはこれだけでは無理のようです。合成着色料も（HC 赤３、HC 黄 4、塩基性青 99、塩基性茶 16、）と控えめで、そのせいで染まらないのかな。個人的には、聖マリアンヌ大学が開発した煌髪も試したかったのですが、アレルギーが強烈になったので怖くて試せなくなりました。ヘナ（マックヘナダークブラウン）「ヘナが良いのはわかるけど」と軽い気持ちで染めたのが大間違い。30 代で染めた時はなんでもなかったのですが、今回は、首筋にかけて湿疹が出ました。純粋なヘナは白髪をオレンジ色にするので、インディゴの配合や 2 度染めで調整します。が、インディゴはアレルギーを発症することが多いようです。美容院でもヘナが良いというので扱ったものの、きれいに染めるために合成染料を偽って添加し問題になったことやアレルギーの発症も多く使われなくなったそうです。この後、ハーブ染めを試して、花粉症の強い人はヘナも要注意だなと思うようになりました。植物だからかぶれないわけではありません。ハーブ染め（美容室）利尻昆布などを試して、やはり美容師と相談しようと、「絶対、薄毛は関係ない！」と言い張る美容師に「そうしたいのだから」と交渉したところ、こういうのがあると勧められたのがハーブ染め。最近、美容室でもはやりのようで普通のものより高め。ジアミン酸は使用せず、ハーブカラーに合成染料を混ぜたものが使用されているようです。以前、ヘナに添加されて使用されたのと同じようです。確かに刺激が少なく、よく染まり、髪も元気になりボリュームアップで気に入っていました。ところが、その後 4 月になって私はアナフィラキシーを起こしたため、残念ながら中止しました。染めてから 1 週間以上経過していましたので髪染めとの直接の因果関係はわかりませんが、それ以来、染料も、化粧品も全部、一旦止めて変えました。マロンマインドカラー（シュワルツコフヘンケル株 1300 円）アレルギーを起こしてから、カラーリングをストップ、４カ月もたつと帽 4 子をかぶらないと外出できないくらいのまだら模様になりみじめな気分でした。皮膚科医にようやく勧められたのがマインドカラーです。黒、ダークブラウン、ブラウンの 3 色でよく見るとドラックストアに安く置いてあります。ジアミン酸と過酸化水素で脱色するのではなく、天然植物性染料（ポリフェノール類等）と鉄塩の化学反応で生じる化合物によって染毛するそうです。これも色落ちのない永久染毛。古くから使われているロングランの商品です。1 液を塗ってから 2 液を塗ると面白いように紫色になります。何回か染めると黒くなってきますし、もみあげまでよく染まります。匂いが強く、工事現場の鉄のにおい。刺激も強く首に湿疹が出て断念。染まりはいいので、夫は、もみあげの染め残しに、時々使っています。結局、マニキュアマニキュアは、市販されていて、ジアミン酸も使われず比較的安心です。自分でも櫛を使って手軽に染められますが、美容院で染めた方が地肌につけないできちんと染まります。今のところアレルギーも起こさず、3 週間に一度美容院で染めています。本当は 2 週間に一度染めた方がきれいにしていられます。調子がよくなったらそうしようかな。念のために 1 本ゆずってもらいましたが、1 度、部分染めしたくらいで、気になる時は白髪かくしの刷毛と、カラースプレーを使って次の回まで我慢です。シャンプーについてアトピーネットの冊子をお読みの方は、石鹸シャンプーという方も多いと思います。しかし、石鹸シャンプーは洗浄力が強すぎて、マニキュアやトリートメントの染料は落ちてしまいます。薄めて使いますが、私は週に一度くらいしかシャンプーを使わず、お湯洗いです。また、アレルギーは、染めてすぐよりも、最初にお風呂でシャンプーした時に症状が出ることが多いです。敏感な首等にかかるからだと思います。育毛シャンプー育毛剤近年、育毛シャンプーや育毛剤も盛んに宣伝されています。シャンプーの害については知られていますが、育毛剤も防腐剤や化学物質入りなので、それを擦りこんでもどうなの？という気がします。ましてや有害な染料を塗った状況で、ビタミン剤といっしょに刷り込んでもどんなものでしょうか。杉山典子 5 ＜活動予定＞＊電話相談ＴＥＬ：045-471-1733 ＊毎月、第１、第３木曜日１0時～１３時出前講座実施中（各7000円材料費別）少人数でも結構です。お気軽にアトピーネットを呼んでください。化学物質とアレルギー食物とアレルギーアトピッ子の生活はエコ生活予防接種とアレルギーエッグポプリ作り虫よけスプレー、虫刺され軟膏づくりアロマスプレーづくりはちみつリップクリーム＊《会費》年間 1500 円 ※機関紙はメール便にて発送の為、退会や住所他変更のある場合は必ず連絡ください。〒２２２−００３３横浜市港北区新横浜２−２−１５パレアナビル５F 生活クラブ生協内たすけあい推進室アトピーネットワーク＜入会、問い合わせ先＞ＴＥＬ０９０－４８１０－１０７５ＦＡＸ０４５－４１３－５０２２編集 6 住谷、杉山、藤井、（杉山）片岡