ピエゾドライブコーン(PDC) ∼液状化ポテンシャルサウンディング調査∼ 新技術情報提供システム NETIS.No.TH-100032-A どんな調査技術なの? 従来から活用されているミニラムサウンディング装置(写真 1)に対して、先端コーン部で 間隙水圧を測定する機能を追加し(写真 2)自動収録されたデータを処理することにより、動 的貫入抵抗値 Nd に加え①地下水位、②細粒分含有率(土質判定)が可能となりました。 全地連新マーケット創出・提案型事業『間隙水圧を測定する動的貫入試験の実証と普及に 係るコンソーシアム』参加企業 26社が使用できる調査技術です。 <調査実績>国土交通省発注のレベル2河川堤防耐震点検、地方公共団体発注の造成地液 状化判定などの調査実績があります。 新規性は? 従来は、ボーリング、標準貫入試験、室内土質試験、地下水位測定結果から液状化判定を 行っていましたが、原位置試験のみで液状化判定が可能となりました。 ⇒現地調査・室内試験時間の短縮、調査費のコスト縮減が可能となりました。 期待できる効果は? 原位置試験のみで液状化判定、土質判定ができ、従来のボーリング調査よりコスト縮減が 可能となったことから、膨大な調査データが必要となる河川堤防、空港、埋立地などの液状 化判定調査、ボーリング補完土質調査に有効です。 写真 1:装置全景 写真 2:先端コーン 液状化判定フロー START 単位体積重量 γtの仮定 最大過剰間隙水圧比 (URma x/σv) 全上載圧(σv) 貫入抵抗 Nd値 過剰間隙水圧(UR) 貫入量 残留過剰間隙水圧比 (U R/σv') 地下水位 有効上載圧(σv') 仮定したγtと 評価されるγt が概ね一致 単位体積重量 γtの評価 土質判定 凡例 N値 液状化強度(R) 地震時せん断応力比(L) :計測される値 液状化抵抗率(FL) :計算する値 :評価する値 END 液状化判定結果例 細粒分含有率 FC の推定 100 'v ) 80 地盤材料の工学的分類 ( / 60 uR =1 8・ 室内試験から求めた細粒分含有率 FC lab 細粒分含有率 40 0礫 0 土 砂 2 G S Fs ML MH CL CH Pt 礫 砂 シ ル ト 粘 シルト FC 20 粘土 4 6 8 10 残留間隙水圧比 (uR / 'v ) ボーリング・土質試験とのキャリブレーションを 行い、フィールドに応じたFc 換算係数を決定 復建調査設計株式会社 問合わせ先 〒732-0052 広島市東区光町二丁目 10 番 11 号 地盤環境部 (西田、菅野) TEL (082)506-1833(直通) FAX (082) 286-5215 URL http://www.fukken.co.jp/
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