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平成26 年7月14 日
各位
五洋インテックス株式会社
問合せ先 管理部IR 担当
電話 0568-76-1050
可視光型光触媒(アークフラッシュ)の取り扱い開始について
当社は、カーテンを中心とした室内装飾品の販売を主な事業内容としており、
平成24 年7月より新規事業として環境商材の販売及びリモデリング(リフォーム)事業を実
施しております。また、平成26年4月からCASABLANCAブランドのベットリネン商品の販
売及びCASABLANCA社を通じて中国への販売事業を実施しておりますが、このたび、
カーテンを中心とした室内装飾品及びベットリネン商品に可視光型光触媒(アークフラッ
シュ)機能を追加することを開始いたします。
当社は、カーテン及びベットリネンに可視光型光触媒機能を追加し、生活必需品である
ファブリックスが太陽光はもちろん室内照明光で触媒し「空気感染の予防・シックハウスの
原因物質除去・タバコやペットのなどの臭気の低減など」の快適な住空間を提案いたしま
す。
CASABLANCA社を通じての中国への製品にも可視光型光触媒(アークフラッシュ)機能製
品を展開し、快適な住空間の創造を提案いたします。
今注目されていますPM2.5対策に効果が期待されます。
また、当社環境事業部において壁や天井などへの室内全体に可視光型光触媒機能を提
案し、快適な住空間の創造の新商材としても取り扱いを始めます。
以上
◎ 光触媒入門
◎アーククラッシュとは?
◎ 効果・効能
◎ 利用用途
◎ よくある質問
◎ 利用製品
◎ 実施施工風景・施工実績例
●ホテル・ ●病院・老人施設●バス・タクシー
●マンション住宅●オフィス
光触媒入門
光触媒って何だろう?
光触媒とは一言で言うと「光が照射されることにより、それ自身は変化をしないが化学反応を促進する物質」とい
うことになります。よく知られている例としては、植物の光合成がそれにあたりますが、植物の光合成は葉緑素(ク
ロロフィル)が、光触媒の正体であります。
光触媒は、近年では二酸化チタンが有名ですが、それ以外にもあります。二酸化チタンが脚光を浴びるように
なった経緯としては、1968年に、東京大学の大学院生であった、藤嶋昭氏が偶然にも酸化チタンの単結晶を手
に入れました。その酸化チタンの単結晶をダイヤモンドカッターでスライスし、電極に使ってみました。対電極に白
金電極を使い、閉鎖回路をつくり酸化チタンにキセノン燈の光を照射してみました。酸化チタンからは酸素、白金
からは水素が発生していました。結果的に、水が光照射によって酸素と水素に分解されていることが解かりまし
た。しかも、この水の分解によって酸化チタン自身は溶解せず、何日間も光照射を続けても、その表面特性は変
化が見られなかったのです。この発見は、植物の光合成によく似ていました。
「本多・藤嶋効果」と名付けられ、世界に発表されたことで、世界中の科学者の知る所となり、以来今日まで酸化
チタンを上回る半導体光触媒は報告されていません。
従って、半導体光触媒の発見者は藤嶋昭氏(現:東京大学大学院工学系研究科教授・工学博士)であり、我国発
信のもので、日本は光触媒先進国といえます
光触媒二酸化チタンの、もう一方の主役、光についてお話をしたいと思います。
二酸化チタンが光触媒としてはたらくには、紫外線が必要です。紫外線とは、太陽光や室内の蛍光灯に含まれている
光で、特別なエネルギーを必要とせず、一般的な生活空間に元々存在しているクリーンなエネルギーです。
アークフラッシュとは
光触媒アークフラッシュというのは、光というクリーンなエネルギーと、その輝き
をイメージして、開発者たちが名付けた製品名です。二酸化チタンを主成分とし、
速乾水性バインダーを要し、乾燥後は非水溶性になる液体塗料で温度にも反応
するという製品です。
光触媒というと最近では耳にするようになりましたが、「本多・藤嶋効果」が発表さ
れた30年程前は、誰も知りませんでした。その後も研究者や大学の工学部位に
しか、光触媒と言う言葉は知られていませんでした。
世界に注目を浴びた「本多・藤嶋効果」も製品化に結び付けるには、時間が掛か
りました。その一つ要因として、二酸化チタンを被物に付着させる技術の開発が
難しいと言われています。光に反応させるには、表面に二酸化チタンを露出させ
なければなりません。バインダーの中に潜ってしまえば、空気中の有機物と反応
できません。また、バインダーを間違えれば、バインダー自体が分解されてしまい
ます。
アークフラッシュも1990年頃から開発が始まり、1998年末に初期型が完成。以来、
改良を加えて現在のアークフラッシュになりました。
光触媒アークフラッシュは、「アークフラッシュ施工者免許」を取得した施工者に
よってのみ施工されます。従って、製品のみ流通することはありせん。
(1)製品 (2)専用エアーガン
三要素で安定した効果を生み出します。
(3)施工技術者
アークフラッシュの効果・効能
光触媒アークフラッシュには、殺菌・脱臭・防汚という三つの大き
アークフラッシュ
な働きがあります。殺菌や脱臭は強力な酸化分解能力によるも
のです。又、防汚は酸化分解と超親水性の二つが作用して起り
ます。
左図のような、光触媒の働きを生活空
間に実行するためには、二酸化チタン
光触媒を効力よく安定して、被物に定
着させることが大切です。二酸化チタ
ンは本来、被物に付けることが難しい
性質を持っています。
アークフラッシュは難しいバインドを可
能にしました。
可視光でも
OK
可視光でも
OK
左図のように、アークフラッシュの加工
面に紫外線が照射されると、二酸化チ
カ
ー
タンに光励起が起り、接触した有機物
アークフラッシュ
テ
は全て低分子に分解されてしまいます。
ン
従って、殺菌されても菌自体の死骸も
や
壁
残りません。同じ原理で汚れの原因物
面
質も分解されますし、超親水性により
な
水滴の付着が見られません。野外の
ど
場合、雨などによって常に洗い流され
の
て綺麗な状態を持続できます。
被
物
カ
ー
テ
ン
や
壁
面
な
ど
の
被
物
左図は上図に、タバコ臭の原因物質
であるアセトアルデヒドをあてはめた
図です。炭酸ガスと水蒸気に分解され
てしまい、消臭されてしまいます。空
気の循環が良いほど、消臭の効率は
高くなります。
同じように、細菌やウイルスも空気の
循環により、空中の浮遊菌も減少して
しまいます。紫外線が照射されている
限り、左図のような状態が持続します。
病院・老人施設等
公共施設全般・ホテル旅館・公衆浴場・レ
ストラン・社交場・カラオケBOX・エステ
ティックサロン・美容室・職場スペース・事務
所・工場・倉庫・住宅各室・トイレ・浴室
▶
▶
院内感染(MRSA)予防・加齢臭の緩和
医療スタッフの健康管理・患者同士の感染予防
防汚
細菌感染予防・環境衛生サービス
タバコ臭や残り香の脱臭・不快臭の緩和
防汚・シックハウスの解消・ペット臭の除去
アレルギー物質の分解・生活臭の除去
化学物質過敏症の方の環境改善・カビの予防
NOx SOx等の浄化・排気ガスなどに対する防汚
セルフクリーニング効果
防カビ効果
住宅やビルの外壁等・トンネルやガード
レール・標識・信号機
鉄道・バス・タクシー等の公共の乗物
消毒が義務付けられている車輌の消毒と脱臭
(消毒義務の免除)乗務員の健康管理・防汚
自家用車・社用車・救急車
爽やかに過したい空間の脱臭と消毒と防汚
病院・医療施設関連
ホテル・宿泊施設関連
飲食・食品加工関連
日常生活関連
▶
マットレス・ベッドパット・カーテン・シーツ・おしめ・病
衣・ユニフォーム・手術着・ピロケース・布団カバー
▶
カーテン・シーツ・布団カバー・ユニフォーム浴衣・
枕カバー・タオル・バスローブ・布巾・テーブルクロ
ス
▶
布巾・タオル・テーブルクロス・ユニフォーム・カーテ
ン
▶
カーテン・シーツ・布団カバー・枕カバー・タオル・パ
ジャマ・肌着・靴下・便座カバー
Q:光触媒アークフラッシュって、何ですか?
A:光触媒というのは、一般の触媒が熱によって化学反応を促進させるのに対して、光を吸収する
ことで化学反応を促進させます。自然界では、皆さんご存知の植物の光合成も光触媒です。
光触媒になる物質は、主に半導体と有機金属錯体(色素)で、ともに内部の電子が光で励起さ
れることにより、光触媒として作用します。中でも、二酸化チタンが特に有名で、アークフラッ
シュは、この光触媒二酸化チタンを汎用的に生活の中で利用できるよう開発された、バインド
能力をもつ製品で様々に利用できます。
Q:光触媒アークフラッシュって、どんな効果があるのですか?
A:アークフラッシュの表面では、紫外線を吸収し内部の電子が励起されることにより、活性酸素種
のスーパーオキシドとヒドロキシラジカルが生成され、アークフラッシュ表面に接触した有機
物(黴菌や臭いの原因物質)を酸化・分解して除去します。これにより、殺菌・脱臭・防汚・公害
物質の除去などが可能です。また、紫外線は太陽光や蛍光灯などに含まれている光ですの
で、特別なランニングコストは掛からず、その反応は半永久的に持続します。
Q:光触媒アークフラッシュって、なぜ半永久的なのですか?
A:アークフラッシュは、速乾性です。原液は水溶性ですが、施工後速乾して非水溶性になります。
更に、施工後10日~2週間で鉛筆の4Hの硬度に硬化します。研磨しないかぎりとれません。
施工直後から浴室なども普通に使用できます。酸化チタン自体は、触媒ですからそれ自身が
変化する訳ではありません。したがって、壁や天井の塗り替え・張り替え以外は永久性があり
ます。
Q:光触媒アークフラッシュって、人体に安全なのですか?
A:アークフラッシュの成分は、二酸化チタンと水性バインダーで構成されています。二酸化チタン
は非水溶性で、厚生労働省令で定められた食品添加物に指定されています(平成元年11月
28日付け、厚生省生活衛生局長通知として、都道府県、政令指定都市都市市長、特別区区
長宛に発令)。
水性バインダーは乾燥後、非水溶性となり問題はありません。念の為、溶出試験データを厚
生省が定める器具・容器・包装の規格に基づき検査した結果を第三者の試験データに掲載し
てありますので、ご参照ください。
また、活性酸素種の人体への影響というご質問もいただきますが、光触媒表面に生成される
活性酸素種は、表面を遊離して空気中へは移動しません。従って、呼吸器へ入る心配はあり
ません。逆に言えば、光触媒表面に有機物側が接触する必要があります。この場合、空気の
循環が効果に大きく寄与します。また、分解されて更に有害な物質になることもありません。
被物側へのチョーキング現象も、アークフラッシュには起りません。
アークフラッシュの布製品への加工は、
病院の基準寝具やホテルリネンを中心
に全国数カ所の専門工場で加工され
ています。
また、写真に示したような製品は、利用
者のリクエストから生まれました。様々
な理由で利用される方が、増加してき
ております。
まとまった量の場合、加工も受け付け
ております。
アークフラッシュ加工をするには、最初しっかりと被物
の掃除をします。これには、専用洗浄剤Uクリーンが使
われます。
清掃後養生をし、アークフラッシュ施工免許保持者によ
り施工が行われます。
施工免許保持者により施工
アークフラッシュの施工実績例
ホテル関係
病院・老人福祉施設関係
バス・タクシー関係
マンション・住宅関係
オフィス関係