平成26年度 最終評価(目標

大阪市立粉浜幼稚園
平成26年度
評価基準
運営に関する計画・自己評価(目標別シート)
A:目標を上回って達成した
C:取り組んだが目標を達成できなかった
B:目標どおりに達成した
D:ほとんど取り組めず達成できなかった
年度目標
達成
状況
【視点 学力の基礎の向上】
①本年度の保護者評価アンケートにおいて「意欲的に遊びたくなる環境・指導の在り方を工夫し
ている」の「思う」以上の割合を90%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
②本年度の保護者評価アンケートにおいて「音や音楽に心を弾ませながら、表現することを楽し
んでいますか」の「思う」以上を80%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
A
年度目標の達成に向けた取組内容、取組の進捗状況を測る指標
達成状況
取組内容①【幼児の実態把握と共通理解】
個々の発達段階を把握し、ねらいや目的をしっかりと意識して保育を展開する。
(カリキュラム改革関連)
A
指標 ・個人記録や実践記録をとり、月1回職員間で保育の打ち合わせをする。
取組内容②【指導や環境の工夫】
音楽表現を楽しむための環境や援助を工夫し、多様な活動を取り入れたものを表に示す。
(カリキュラム改革関連)
B
指標 ・園内の環境を週1回見直し、毎月新しい体操やふれあい遊びを取り入れ、指導にいかす。
取組内容③【保護者への啓発】
音楽に親しむためのねらいや経過などを保護者にわかりやすく丁寧に伝える。
(カリキュラム改革関連)
(ガバナンス改革関連)
B
指標 ・月1回、保育室降園時に親子で歌やリズムに親しむ活動をしたり、学年だよりに歌や手
遊びを掲載したりする。
取組内容④【教材研究と指導力の向上】
園内研究保育や指導要請にて幼児理解、教育的働きかけなどを研究討議し、実践にいかす。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
A
指標 ・各担任が年間1回ずつ園内研究保育を実施するとともに、指導要請を年1回実施する。
年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析
【取組内容について】
①学年やクラス毎に子どもの実態に合わせて、子どもが興味をもっている遊びや普段から楽しんできた遊び
等を保育に取り入れて進めていくことができた。また、クラスで実践記録をとり職員間で話し合い、子ど
もの実態把握や教師の教育的働きかけについての評価反省を行い、今後の保育に対する課題も見つけるこ
とができた。
②集会や誕生会等の活動で音楽表現を楽しむための環境や援助を工夫として新しい体操やふれあい遊び等を
積極的に取り入れ、全クラスで共通理解をして一緒に楽しめるようにした。運動会では普段の遊びや子ど
も展覧会につなげたり、普段から歌っている歌を遊びの環境につなげたりして保育の広がりができた。生
活発表会では、異年齢で仲良し遊びをしたり歌を一緒に歌ったりして楽しむことができた。また、子ども
が興味をもてる視覚教材や楽器、親しみのある曲などを取り入れながら指導にいかすことができた。一年
間で取り入れた体操やふれあい遊びを表にまとめた。
③保護者参加の行事では、親子でふれ合って遊べるような体操や遊びなどを積極的に取り入れた。毎月の学
年だよりでは、学年ごとに歌っている歌や手遊びなどを掲載したり、子どもたちの遊びの様子や保育の活
動なども詳しく知らせたりしたことで、保護者へ丁寧に説明し教育理解につながった。また、子どもと保
護者が一緒に歌う機会をもち、歌を通じてふれあう楽しさも感じることができた。
④園内研究保育や指導要請では各クラスが保育を行い、しっかりとねらいや教育的働きかけ、育てたい力を
明確にして取り組んだ。研究討議では、保育のあり方や指導内容などについて話し合い、保育の評価反省
や次への課題を見つけることができ、教師としての資質向上につながった。
次年度への改善点
①個人記録や実践記録を定期的にとることを目標にし、引き続きねらいや目的、見通しをもった保育を心が
けるようにする。
②保育は総合的なもので、音楽表現も欠かせないものである。常に音や音楽に心を弾ませながら、表現でき
る環境や援助を工夫し、多様な活動を取り入れられように教材研究に取り組む。
③今後も子どもたちの様子から保護者に保育内容を伝える方法を工夫し、園と家庭が連携しながら子どもた
ちの生きる力の基礎を育てていけるように取り組んでいく。
④園内研究保育や指導要請などは教師の資質向上のためにも引き続き行う。ねらいや教育的働きかけ、育て
たい力を明確にし、見通しをもった保育が進めていけるようにする。
年度目標
【視点 道徳心・社会性の育成】
①本年度の保護者評価アンケートにおいて「動植物と触れあい、生命の大切さに気づく環境や活動
内容を行なっている」の「思う」以上の割合を80%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
②本年度の保護者評価アンケートにおいて「幼稚園生活の中で安全な生活習慣や態度が身について
きた」の「思う」以上の割合を90%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
③本年度の保護者評価アンケートにおいて「自国の文化・伝統を知る機会や他国の言語や文化にも
興味・関心をもっている」の「思う」以上の割合を70%以上にする。
(カリキュラム改革関連) (グローバル化改革関連)
年度目標の達成に向けた取組内容、取組の進捗状況を測る指標
取組内容①【道徳教育の推進】
年間を通して動植物と触れ合える経験をつくり、生命の大切さに気付くような指導を行う。
(カリキュラム改革関連)
指標 ・親子で夏、冬野菜を栽培する中で、毎日の生長を観察したり収穫したりする。
・年間を通して園庭などの草花や虫、小動物の飼育や観察を行う。
取組内容②【安全対策・環境整備】
安全に気持ち良く過ごせるように、毎日、安全点検や整理整頓を行うとともに、怪我予防指導を継
続的に行う。
(カリキュラム改革関連) (ガバナンス改革関連)
指標 ・安全な生活習慣についての指導を保護者に伝えたり、状況の経過を知らせたりする。
取組内容③ 【国際教育の推進】
日本の文化や伝統行事にふれるとともに、他国の文化や言語に親しむ機会を2回以上つくる。
(カリキュラム改革関連) (グローバル化改革関連) (マネジメント改革関連)
指標 ・年間を通して日本の文化や伝統行事を経験するとともに、他国の文化や言語については興
味や関心をもてるよう、誕生会や集会などで取り入れる。
取組内容④【特別支援教育の充実】
個々の実態に即した適切な援助や環境作りを行う。
(カリキュラム改革関連) (マネジメント改革関連)
指標 ・個別の教育支援計画や個別の指導計画を作成し、園内委員会を学期に1回開催する。
達成
状況
A
進捗
状況
A
B
B
A
取組内容⑤【保護者啓発】
それぞれの活動における意図やねらい、見通し又は、子どもの心の育ちをわかりやすく保護者に伝
える。
(カリキュラム改革関連) (ガバナンス改革関連)
指標
・月1回幼稚園だよりや学年だよりにて活動の様子や意図、ねらい、子どもの心の育ちなど
を記載し、発行する。
・毎日の登降園時や園庭開放を利用して保護者へ啓発をする。
・子どもたちの様子を写した記録写真にコメントを入れて掲示する。
A
年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析
①年間通して夏野菜、冬野菜を親子で栽培し生長を観察、収穫を楽しみ触れ合える機会を重ねることができ
た。草花の種蒔き・苗植えや稲刈り、大根の収穫、冬はブロッコリーやチューリップの球根、ヒヤシンス
の水栽培と年間を通して植物とふれあえる機会を設けた。また、カメやザリガニ、カブトムシなどの虫の
飼育を各クラス行い、虫や動物への興味関心が高まった。誕生会において、季節に合った植物や虫の紹介
を行った。特にザリガ二の誕生を紹介し、生命誕生の喜びや大切さに気付く機会にもなった。
②毎日の安全点検では、園庭裏の点検を行い、猫糞や危険物の除去に努めたことで大きな事故や怪我なく過
ごすことができた。保育室内は清潔に気持ち良く過ごせるように、週1回掃除機や雑巾がけを行った。保
育中に適時、遊具の使用法について指導や行事の際に、遊びの環境を見直し、一斉に掃除をして整理整頓
に心がけた。また、園庭開放のルールや約束について保護者にも綿密に伝えたことで、安全に遊ぶことが
でき、怪我もなくなった。
③子どもの日の集い・七夕の集い・夏祭り・運動会での盆踊り・田植え・住吉大社への園外保育・もちつき・
正月伝承遊び・ゴスペル体験・節分・ひなまつり・英語で遊ぼうなど一年を通して計画的に行い、日本な
らではの文化の由来をイラストや話、遊びなど活動内容を工夫して親しむことが出来た。また、在籍する
子どもからイランや中国で話す言葉を実際に教えてもらい、皆で発音したり挨拶したりして他国の言葉に
もふれることができた。運動会ではアロハ音楽を取り入れフラダンスの振りの意味やお楽しみ会ではクリ
スマスやサンタクロースに関する話等、まず教師自身が海外の文化に親しみをもつことが大切であること
も実感しつつ、子どもとともに親しむことが出来た。
④各クラス個別指導計画と支援計画を作成した。保育内容ごとに、配慮を要する幼児の参加の仕方や援助に
ついて機会がある度に設けた。1月28日の幼稚園特別支援研修会において、配慮を要する幼児への手立
ての工夫について発表した。教職員の共通理解の大切さを改めて感じ、現在も継続して幼児の実態や支援
の方法について話し合っている。
⑤学年便りを、月1回作成した。各学年やクラスで行っている活動や遊びのねらいを明確に伝え、子どもの
様子の写真を載せたり、子どもの心の育ちやねらいに下線を引いたりして分かりやすくした。また園庭開
放や降園時に子どもの様子や活動のねらいを口頭で伝えた。子どもたちの活動の様子を写した記録写真に
コメントを入れて通用門の掲示板に貼った。
次年度への改善点
①次年度も引き続き、動植物に関心がもてるように環境の工夫を行う。ザリガニ、カメ、ウサギ等の生き物
を継続的に育てたり、活動に活かせる植物の種類を工夫したりする。また、教師自身が動植物を好きにな
り関心を寄せ、世話をする姿を見せたり日々の生活の中で話をしたりする。
②安全点検簿に忘れず記入するようにする。怪我が起こった際には、原因を追究し教職員と共通理解できる
ようにする。また、園庭での遊具の表示を作り替えや木材が朽ちてきている箇所をすぐに修理したりする
ことも大切である。遊具の個数や種類の話し合いも時期ごとに行う。
③引き続き、各国のニュースや音楽を保育の中に取り入れ他国の文化に関心を高めるようにする。教師自身
も国際的な活動や情報について意識し、保育の中に取り入れようと心がける。
④引き続き園内委員会を学期に1回開くようにする。職員会議で園内委員会を設け、職員全員で共通理解で
きるようにする。
⑤今後も学年便り、登降園時、園庭開放等で子どもの姿や育ちについて伝えるように努める。写真取り扱い
にも注意する。
年度目標
達成
状況
【視点 健康・体力の保持増進】
①本年度の保護者評価アンケートにおいて「お子さんは健康な生活習慣が身についてきたと感じ
る」の「思う」以上の割合を90%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
A
年度目標の達成に向けた取組内容、取組の進捗状況を測る指標
達成
状況
取組内容①【実態把握】
教職員による日々の観察、保護者による生活健康調査、及び、休業中の約束表を通して、幼児一
人一人の実態を把握し、指導にいかす。
(カリキュラム改革関連)
指標
・毎日の観察、生活健康調査の実施、黄金週間、夏季、冬季の休業期間に約束表を配付・
回収する。
A
取組内容②【指導の工夫、教材研究】
学校保健計画に基づき、課題に応じた指導を、視覚教材を活用し計画的に工夫実施する。
各クラスで担任による継続的な取り組みを実施する。
(カリキュラム改革関連) (マネジメント改革関連)
指標 ・毎月 1 回の測定時にクラス別保健指導を実施する。各クラスにおいて学期に 1 回以上、
週間目標を設定し、継続的に取り組む。
A
取組内容③【保護者啓発】
子どもたちの様子や指導内容を保護者に伝え、家庭啓発とする。
約束表にコメントを記入して個別に対応し、全体としての結果をまとめ、手紙で知らせる。
(カリキュラム改革関連)
(ガバナンス改革関連)
指標
・保健指導内容や指導を受けた子どもたちの様子を手紙や掲示物で知らせるとともに、終
業式や始業式に保護者へパワーポイントを活用して、具体的に知らせる。
・黄金週間、夏季、冬季の休業期間に配付した約束表を基に、個別対応及び全体への啓発
を行う。
A
年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析
① 担任と養護教諭が連携しながら日々の観察、情報交換を行い、実態把握をした。5月に生活健康調査を
実施し、9月に食生活に関するアンケートを実施した。具体的に実態を把握することができ、課題も見
出せた。休業中の約束表は計画通りに配付し回収することができた。約束表があることで長期の休みで
も各家庭で楽しみや励みにしながら取り組めたようだ。複数の約束を目標にして取り組んでいた家庭も
多かった。約束表を提出させることで家での過ごし方や様子がわかり、生活リズムや手洗い、うがい等
の生活習慣の状況を知ることができた。
② 毎月 1 回の測定時にクラス別に保健指導を実施した。視覚教材を活用しながら実態に応じた指導を実施
したことで、子どもたちに興味・関心をもたせることができた。各クラスでの取り組みは、学期 1 回以
上の定期的な週間目標があることで実態把握しやすく、シール貼りや終了後のごほうびがあることで子
どもたちの意欲につながり、頑張って取り組んだ満足感が得られ、継続しようと思えるきっかけになっ
た。
③ 各自の約束表に担任・養護教諭よりコメントを記入して返却した。保健指導当日に指導の手紙を保護者
に内容を伝えながら配付したり、家庭で取り組める手紙を配付したりして啓発した。保護者の協力があ
り、各家庭で目標にしながら取り組んでいたようだ。特に、早寝習慣啓発のために行った色ぬりプリン
トでは、保護者も子どもと一緒になって早寝を心がけようとする等と好評だった。1学期、2学期終業
式にはパワーポイントを活用し、幼稚園での取り組みを具体的に保護者に知らせたり、アンケート結果
を知らせたりすることができた。
次年度への改善点
① アンケートや約束表等の提出率が上がるよう工夫する。
② 課題に応じた指導を工夫し実施する。週間目標については、わかりやすく、取り組みやすいものを工夫
し、取り組みの様子を把握する。
③ 指導内容や休業中の約束表の結果を手紙や掲示物を活用しながら知らせていく。
達成
年度目標
状況
【視点 異校種・家庭・地域の連携】
①本年度の保護者評価アンケートにおいて「子どもの成長が嬉しく、子育てを楽しいと思える」の
「思う」以上の割合を90%以上にする。
(ガバナンス改革関連)
②本年度の保護者評価アンケートにおいて「幼稚園は地域の方々、小学校、中学校と連携し、交流
活動を工夫している」の「思う」以上の割合を90%以上にする。
(カリキュラム改革関連) (ガバナンス改革関連)
③本年度の保護者評価アンケートにおいて「幼稚園は未就園児活動が充実している」の「思う」以
上の割合を90%以上にする。
(ガバナンス改革関連)
年度目標の達成に向けた取組内容、取組の進捗状況を測る指標
B
進捗
状況
取組内容①【家庭との連携】
園内の取り組みを具体的に知らせるとともに、子どもたちの成長を喜び支える。
(ガバナンス改革関連)
指標 ・登降園での懇談の機会や、月一回の園だより・学年だよりを通して子どもの成長や園の取
り組み内容を具体的に知らせる。
A
取組内容②【近隣の保育所・小学校・中学校との連携の推進】
教職員間の連携をさらに深め、学びの連続性を意識した交流行事を年間5回以上行う。
(カリキュラム改革関連) (ガバナンス改革関連)
指標 ・年間5回以上の交流行事の際、事前に互いの指導案を持ち寄っての打ち合わせを行い、ね
らいを明確化する。活動事後の子どもの姿を保護者に伝え、学びの連続性理解につなげる。
B
取組内容③【未就園児・異年齢交流】
地域に愛され、子育ての中核を担う開かれた園づくりを行う。
指標
(ガバナンス改革関連)
B
・学期に2回以上のホームページ更新や通用門前の掲示板を利用して、園の保育内容や取り
組みを、園内外に広く公表する。
取組内容④【未就園児・地域との交流】
年間を通して、様々な人とのかかわりを行い、子どもたちの経験を積み重ねる。
(ガバナンス改革関連)
指標 ・月1回以上の未就園児交流活動や地域の方とのふれあいを大切に取り組めるよう、毎回、
教職員で打ち合わせや反省会を行い、次の活動にいかす。
A
年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析
①行事ごとのアンケートにより、保護者の思いを知ることができ、保護者ニーズに沿った伝達方法を工夫
した。また、意見交換できる機会をもったことで、教職員は他クラスの現状がわかり、担任だけでなく多
角的に子どもの成長に気付くことができた。
②(住吉第一中学校)体育大会、
(粉浜小学校)粉浜まつり、保育所と一緒に粉浜小学校で1年生と交流、
(北
粉浜小学校)6年生とふれあいプール、北粉浜小学校1年生と交流できた。
③ホームページを見たという保護者確認が増えているので正しい最新情報が必要である。園庭開放は、在園
児のきょうだい関係が多く参加している。園内での伝達は充実している。
④未就園乳幼児に対して、各クラスが積極的にかかわり、子ども同士のかかわりをもつことができた。
次年度への改善点
①保護者にわかりやすい伝達方法を工夫すると共に、保護者のニーズを把握し、園が伝えたいことが実際に
伝わっているか確認する必要がある。
②年間計画作成時に、保育所や小学校との連携内容とおおよその日程調整をしておく。
③子育ての現状とニーズを踏まえたうえで、実情にあった開かれた園づくりを考える。園外への周知方法を
工夫する。
④幼稚園の教育内容を理解してもらえるよう、活動内容を工夫し、年間計画でねらいを明確にしておく。ま
た、実際に来園する子どもの年齢層に応じた活動内容の工夫と周知の広がりの実態把握をする。