「税金の大切さ」 羅臼高校一年 平藤 真央 さん 税金とは何かと聞かれると正直私は答えることが出来ません。なぜかと言うと、税金は 様々な種類があるからです。私は、所得税や法人税、たばこ税、酒税などを知っています が、誰もが一番身近な税金といえばやはり「消費税」だと思います。例えば、100円の 商品を買うと105円となります。昔、私はなぜ100円なのに105円払わないといけ ないのか、払う意味はあるのかと思っていました。しかし、中学校から高校にかけて税金 の勉強をしていくうちに税金の大切さがとても分かりました。 まず、普段何気なく通う学校です。勉強するときに使っている教科書や机やイスなど全 て税金でまかなわれています。こう考えると教科書がなくて勉強が出来ない国もあるのに、 普通に学校に通って勉強することを当たり前と思ったらいけないと思いました。深く考え ると、学校に行くまでの道路なども税金によって出来ています。本当に税金がないと生活 が大変だし、今は普通にやっていることも出来ないということを改めて実感しました。 次に、誰もが一回は行ったことがある病院です。税金が無いと考えると大きな怪我や病 気にかかると、多額の治療費を払うことになります。しかし、税金があるおかげで、約9 0%は国が負担をしてくれています。他にも、今なら人が倒れたら救急車で病院まで運ん でもらえますが、税金が無かったら救急車さえ来てくれません。本当にたくさんの場面で 税金でまかなわれているということが分かります。 最後に、税金は災害の復旧事業にも使われています。今年の3月11日に発生した東日 本大震災では、たくさんの自衛隊が救助へかけつけました。観測史上最大ということで、 学校などの施設が倒壊、停電・断水などが起こりました。早期復旧に向け、関係経費約4 兆という予算を出したそうです。もし、自分がこのような地震に遭遇してしまい何もかも 無くなると考えると、とても辛いです。ですので、税金によって配られる物は本当にうれ しくなると思います。だから、私たちが収めた税金を困っている人たちのために使ってほ しいです。 このように、税金は様々な面で役立っています。今、平和に暮らせているのは税金のお かげとも言えます。皆が税金は大切という気持ちを持ち、これから少しずつでも税金とし てお金を払えば今困っている人も豊かな生活を送ったりすることが出来ると思います。私 は、周りの人の役に立てるよう、これからも税金をしっかり払っていきたいです。
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