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安全な飛行のために - 芝本産業株式会社

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第1版
2016年3月26日
3DR Solo
安全な飛行のために
(1)
はじめに
(2)
飛行の際に
(3)
関連法規
(4)
取り扱いとメンテナンス
(5)
チェックリスト
芝本産業株式会社
〒104-0043
東京都中央区湊 1-1-12
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第1版
2016年3月26日
(1) はじめに
ドローンは便利で楽しいツールですが、取り扱いを誤ると大きな事故につな
がる危険性も併せ持っています。
本書の内容は、安全なフライトとドローンの有効活用について、とても重要な
内容が書かれています。
Solo は本書をお読み頂いた方、又はその方の指導の元で飛行されますよう、お
願いいたします。
Solo は GPS を用いて空中で正確なホバリングをします。それは裏を返すと GPS
が使えない状況では空中で静止することは出来ず、常に操縦者が微調整をし続
けなければ位置を保てないことを意味します。
風が吹いた際は、機体は風下に流されますので、パイロットは位置を修正する
ために風上側に移動する操作をしなければいけませんし、移動をやめる場合に
も自動でブレーキはかかりませんので、慣性を打ち消す方向に操作(当て舵)
をする必要があります。
GPS 技術の向上によってドローンは急速に発展をしていますが、その機能は展
途上であって万全でないため過信することは危険です。
気象状況や物理的要因により、飛行中に GPS 信号が途絶えた場合、状況によっ
ては Solo をマニュアル飛行モードで安全に離陸地点に帰還させる技術が必要と
されます。
Solo はボタン一つで離陸や着陸を行うことができ、手を離してもその場でホ
バリングすることが可能ですが、その機能はあくまでもパイロットを補助する
目的のもので、操作技術が不要な訳ではありません。
Solo の機能に頼り切るのではなく、常に操縦技術を磨き続けるようお願い致し
ます。
GPS を搭載しない屋内用の小型ドローンで操縦のコツをつかむことは非常に
有効です。屋内用ドローンは墜落や接触をしても故障しにくく、周囲への損害
も比較的軽微ですので、ぜひ技術向上にお役立てください。
ドローンは空を飛ぶものですので、常に墜落の可能性を秘めています。
万が一の事故に備え、当社で販売するドローンには、初年度のドローン保険が
セットになっています。次年度以降の更新は任意となっておりますが、万が一
の事故に備えて、必ず保険にご加入の上で飛行させてください。
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(2)離陸の際に
2-1 天候について
悪天候での飛行は避けてください。Solo は悪天候に対応した設計ではなく、
防水性能は備えていません。雨天・降雪・濃霧などの気象時は、不安定な飛行
の原因となり、機体の故障の原因にもなりますので飛行させないでください。
雷が鳴っている時はフライトを中止してください。雷は強力な放電現象で、
電子機器に悪影響を与えます。Wi-Fi 電波や GPS 信号、内蔵コンパスが影響を受
けると、操縦不能となり自動帰還も不可能になる可能性があります。
強風には注意が必要です。強風下では Solo は空中に静止しているように見え
ますが、実際は風速と同じ速度で風上に移動しているのと同じ状態です。
多くの場合、上空は地表よりも強い風が吹いています。Solo は毎秒 7.7m の風速
での飛行性能を有していますが、これは上空の風速が毎秒 7.7m以下で、なおか
つバッテリーが100%に近い状態の時に、風に流されない事を意味します。
バッテリーが減っていたり、上空でさらに強い風が吹いている状態では、風に
流されて操縦不能になる危険性があります。地上の体感風速ではなく、最寄り
の気象観測所や空港気象情報などの詳細な数値を参考にして、風速とバッテリ
ー残量には十分な余裕を持ったフライトを心がけてください。
2-2 GPS について
2-2-1. GPS の重要性
Solo の GPS システムはフライトを強力にサポートし、常に自分の現在位置を
GPS によって把握しています。風に流されていると判断すると、自動的に風上に
舵を取り、その場に静止することが出来ます。
GPS を用いない「マニュアルモード」の飛行では、Solo はちょっとした風に
も簡単に流され、操縦者が常に操作し続けなければ、その場でホバリングする
ことは出来ません。また、自動飛行でホームポイントに戻ったり、スマートシ
ョット機能を使うことも出来ません。
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2-2-2. GPS の準備が完了してから離陸する
GPS モードでの飛行には、十分なサ人工衛星の個数と高い品質の GPS 信号を必
要とします。Solo はコントローラーと本体の電源投入後、GPS 信号を捕捉する
までに、最大 5 分間を要します。常に十分な GPS 信号を取得するために、上空
に障害物のない、広く見渡しのきく場所で飛行させてください。
静止状態でスタンバイ中に、GPS センサーの状態が以下の状態になった時に、
GPS を用いた飛行が可能になります。




衛星の捕捉個数が 6 個以上
水平で 5 メートル以内に Solo が静止できる GPS 信号の精度
移動速度が 1m/秒未満
内部センサーとの垂直移動速度の差が 1 メートル/秒未満
※GPS センサーは通電後しばらく、感度が安定しない特性があります。
その日の最初のフライトは、GPS 信号の取得に、特に時間を要する事があ
りますのでご注意ください。※Solo のコントローラーに HDOP(Horizontal
Dilution of Precision)の値が表示されています。これは衛星の幾何学
的配置を指数化したもので、垂直成分の位置精度の劣化度と呼ばれます。
この値が小さければ位置精度が高く、大きければ位置精度が低いことを
意味します。Solo の場合、HDOP の値が2より下回る状態でより GPS 制度
の高いフライトができます。
2-2-3. ホームポジションについて
Solo のホームポジション(自動帰還の場所)は、離陸地点の緯度と経度の座
標を使用します。オートパイロット(自動飛行)でのゴーホーム(自動帰還)
はこの座標を目標にして着陸を試みます。
ホームポジションは、GPS 捕捉完了後にモーターが回り始めた地点の座標を記
録しますので、ユーザーが操作する必要はありません。GPS モードでも、ホーム
ポジションを記録できない程 GPS 信号が弱い場合は、Solo の離陸許可がでませ
ん。ホームポジションの位置精度は GPS 信号の強度により異なり、通常は 1~2m
の範囲内に収まります。Solo を飛行させる場合は、常にゴーホーム(自動帰還)
による不意の着陸を想定し、上空に障害物の無く、広い場所で離陸をしてくだ
さい。
ゴーホームの着陸地点は GPS 信号の受信感度によって誤差が生じ、離陸地点と
若干異なる場合もあります。Solo を中心とした半径 3 メートル以内に障害物が
なく、地面に凹凸も無い場所から Solo を近距離(10m~20m 程度)で飛ばしてゴ
ーホーム機能をテストし、どの程度の精度で着陸するか把握しておくことが非
常に重要です。
GPS 信号を受信出来ない状態で、コントローラーと Solo の通信が切断される
と、Solo はホームポイントへ帰還せずに、その場に着陸します。
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2-2-4. GPS 機能を過信しない
GPS 機能は万全ではありません。飛行中に突発的に GPS 機能が使用できなくな
った場合に備え、常に操縦技術の向上に努め、GPS 機能を用いない FLY:Manual (マ
ニュアル飛行モード) で安全に着陸させる技術の習得に努めてください。
通常の飛行モードは FLY (GPS 飛行モード) が有効になっており、FLY:Manual (マ
ニュアル飛行モード) は意図的に有効にしない限り、無効化されています。
操作マニュアルを良く読み、FLY (GPS 飛行モード)と FLY:Manual (マニュアル飛行モ
ード) の切り替え方を確認し、飛行中に一時的に FLY:Manual (マニュアル飛行モー
ド) を有効にして、GPS 機能を用いない飛行を体験してください。操縦技術の向
上に伴って徐々に FLY:Manual (マニュアル飛行モード) の操縦時間を伸ばしていき、
最終的には、万一の際にも GPS を用いずに安全に着陸させる技術を習得してく
ださい。
2-3. 安全な飛行のために
2-3-1. 飛行させる場所について
Solo は屋内で飛ばさないでください。飛行の際は屋外で常に自分や他人、電
線・動物・車・樹木・建物などの潜在的な危険から、安全な距離を保ち、広く
ひらけた場所で飛ばしてください。操縦者はスマートショット機能などの自動
飛行時を含め、ドローンを障害物との接触から回避操作する責任があります。
飛行の前には、安全にフライト可能なエリアを定め、そのエリアを超えない
ように注意します。水辺や建造物、樹木や電線などのあらゆるリスクに注意し、
危険な状況に陥りそうな時には、速やかに着陸できる場所を離陸地点以外にも、
事前にいくつか検討しておきます。フライトの間は、Solo がフライトエリアを
超えて飛行しそうになった際に、手動操作で回復するか、ポーズボタンなどの
緊急操作を行えるよう準備してください。
2-3-2. 人や物への接触の危険性
あなたがベテランか新人かを問わず、人のいる周辺では絶対に飛ばしてはい
けません。いかなる場合においても、人の上を避けて飛行してください。一定
の速度でドローンを移動させる場合は、人や車両、建造物との間に少なくとも
30 メートルの距離を確保してください。これらのルールは群衆・建造物・道路
の近辺で飛行する際に、やむを得ず予定外の着陸が必要となった際の、潜在的
な危険の回避に非常に重要です。予期しない危険な事態はいつでも起こる可能
性がありますが、例え外的要因であっても、自分や周りの人の安全を確保する
最終的な責任は、操縦者であるあなたにあります。
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2-3-3. Wi-Fi の通信品質を確保する
Wi-Fi(2.4GHz)電波の干渉を避けてください。電波が多く飛び交うエリアでは、
Solo の通信の信頼性は低下します。 Solo とコントローラーの通信が途切れる
と、Solo は自動的にゴーホームモードに入り、自動帰還しようとします。その
間に通信が回復した場合は、操縦権を取り戻すことが可能ですが、通信が回復
しない場合、外部からの操作は一切不能になります。
コントローラーと Solo の間に遮蔽物(背の高い建造物や木々)があると電波
を遮り、送電線や携帯電話の基地局アンテナ、変電設備などは電波干渉を引き
起こします。常に良好な通信状況を確保できるよう心掛けましょう。
2-3-4. 上空に遮蔽物のない、広い場所で飛ばしましょう
Solo が GPS を用いて正確に現在位置を把握するためには、上空に遮蔽物のな
い、広い場所が必要です。木や建物など背の高い遮蔽物は GPS 信号をさえぎり、
予想外の飛行をする原因となりますので、周りに人がいなくて、上空の遮蔽物
のない、広い場所で飛ばすことが非常に重要になります。
Solo は自身で障害物を回避することは出来ませんので、樹木や建物、電線な
どの障害物より高い高度を維持して、衝突の危険を減らしてください。
2-3-5. 有視界内での飛行
必ず機体を肉眼で捉えられる範囲内で飛行させてください。肉眼で機体の位
置や姿勢が分からなくなるほど遠方や、遮蔽物によって機体を肉眼で捉えられ
なくなる場所には、飛行させてはいけません。コントローラーと機体の間の障
害物は通信電波を遮り、ゴーホームを引き起こしやすくなります、更にゴーホ
ーム中の機体に障害物が接触する危険性も高まります。
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(3) 関連法規
法令・条例、その他ドローンの飛行、並びに撮影に関して規制された行為は
行わないでください。本規約は2015年12月に施工された改正航空法を元
に作成しています。本規約は今後の法改正に合わせて、随時変更される可能性
があります。
3-1. 空港の周辺は飛行禁止
空港の周辺 6km は飛行禁止とされており、一部の空港では 9km 圏内で通常よ
り低く飛行高度が制限されています。ドローンと航空機との干渉を防ぐため、
飛行予定地域の制限空域をよく調べておき、空港や航空基地より少なくとも 6km
(一部空港は 9km)以上離れた場所で飛行させてください。Solo アプリの起動
画面の右上からも、空港からの 6kmのエリアを確認出来ますので、ご活用くだ
さい。
飛行高度が通常より低く設定されている、一部の空港は次のことが該当しま
すので、以下の夫々の空港から6km以上、9Km未満のエリアでは、最大高
度を45メートル未満に抑えてください。
東京・成田・中部・関西国際空港、釧路、函館、仙台、大阪国際、松山、福岡、
長崎、熊本、大分、 宮崎、鹿児島、那覇の各空港
上述した空港であっても、Solo アプリでは 6km のエリアしか表示されません
ので、詳しくは管轄の航空事務所等にお問合せください。
空港以外の場所でも、ヘリコプターなどの離着陸が行われる可能性があります。
飛行中の航空機に衝突する可能性のあるようなところでは、ドローンを飛行さ
せないでください
3-2. 150 メートル以上の高度は飛行禁止
上空 150 メートル以上の高度は、飛行が禁止されていますので、150 メートル
未満の高度で飛行させてください。
Solo の最大高度設定は、初期状態で 45m に設定されています。Solo は設定高度
に達すると上昇を停止し、スロットルスティックを入力し続けても、それ以上
の高度に上昇することはありません。
3-3. 人口集中地区では飛行禁止
人口集中地区(1 平方キロメートルあたり 4 千人以上)のエリアでは飛行が禁
止されています。人口集中地区は、5年毎に実施される国勢調査の結果から一
定の基準により設定される地域です。
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私有地内における飛行であっても、強風等により予期せぬ場所に飛ばされる
ことも想定されるため、人口集中地区内である限り、飛行の禁止空域に該当し
ますので、国土交通大臣の許可、又は承認が必要となります
飛行させたい地域が人工集中地区に該当するかは、総務省統計局と統計セン
ターにより運営される、下記ウェブサイトよりご確認いただけます。
https://jstatmap.e-stat.go.jp/gis/nstac/
3-4.飛行可能な時間帯
ドローンの飛行は日中(日の出から日没の間)に定められています。早朝や
夜間の飛行には国土交通大臣の許可、又は承認が必要となりますのでご注意く
ださい。
3-5. 目視の範囲外は飛行禁止
ドローンの飛行は目視によって機体の位置や姿勢、周辺の人や障害物の確認
が出来る範囲での飛行が義務付けられています。目視とは肉眼(メガネは使用
可)で視認する事に限定され、双眼鏡やカメラなどを用いて見ることは目視に
当たりません。
3-6. 障害物より十分な距離を確保する
地上や水上の「人」や「物件」との衝突を避けるため、30 メートル以上の距
離を確保することが義務付けられています。
「人」
「物件」
ドローンを飛行させる者やその関係者(飛行に直接的、又は間接的
に関与している者)以外の人たちが該当します。
次に掲げるもののうち、無人航空機を飛行させる者及びその関係者
(無人航空機の飛行に直接的又は間接的に関与している者)が所有
又は管理する物件以外のものをいう。
車両等 (中に人がいることが想定される機器)
例:自動車、鉄道車両、軌道車両、船舶、航空機、建設機械。港湾のクレー
ン等
工作物 (建築物、その他相当の大きさを有するもの)
例:ビル、住居、工場、倉庫、橋梁、高架、水門、変電所、鉄塔、電柱、電
線、信号機、街灯等
以下の物件は本規定に該当しない
・ 土地(田畑用地及び舗装された土地(道路の路面等)、堤防、鉄道の線
路等であって土地と一体となっているものを含む。)
・ 自然物(樹木、雑草 等) 等
3-7. 多数の人が集まる催し物の周辺での飛行
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多数の者の集合する催しが行われている場所の上空の飛行は、故障等により
落下した際に、人に危害を及ぼす可能性が高いため禁止されています。
該当する催しは、集合する者の人数や密度だけでなく、特定の場所や日時に
開催されるものかどうか、また、主催者の意図等も勘案して総合的に判断され
ます。
○該当する例:
航空法第132条の2第4号に明示されている祭礼、縁日、展示会のほか、プ
ロスポーツの試合、スポーツ大会、運動会、屋外で開催されるコンサート、町
内会の盆踊り大会、デモ(示威行為) 等
○該当しない例:
自然発生的なもの(例えば、混雑による人混み、信号待ち 等)
なお、上記に該当しない場合であっても、特定の時間、特定の場所に数十人が
集合している場合には「多数の者の集合する催し」に該当する可能性がありま
す。
3-8. 危険物の輸送の禁止
火薬類、高圧ガス、引火性液体等の危険物の輸送は禁止されています。
輸送を禁止する危険物について詳しくは、航空法施行規則第236条の5及び
「無人航空機による輸送を禁止する物件等を定める告示」をご確認ください。
下記のように、飛行中は常に機体と一体となって輸送される等の物件は、輸
送が禁止される物件に含まれません
・ 飛行のために必要な燃料や電池
・ 業務用機器(カメラ等)に用いられる電池
・ 安全装備としてのパラシュートを開くために必要な火薬類や高圧ガス等
3-9. 物件投下の禁止
飛行中に物件を投下した場合には、地上の人等に危害をもたらすおそれがあ
るとともに、機体のバランスを崩すなど、適切な制御に支障をきたすおそれも
あるため、航空法第132条の2第6号により禁止されています。
水や農薬等の液体を散布する行為は物件投下に該当し、輸送した物件を地表
に置く行為は、物件投下には該当しません。
物件投下する飛行は、国土交通大臣の許可、又は承認が必要となりますのでご
留意ください。
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(4) 取り扱いとメンテナンス
4-1. 取り扱い
Solo は空飛ぶスマートフォンと言えます。非常に高性能ですが、機械的な特
性を正しく理解した上で使用しないと、本来の性能を発揮できません。下記の
項目をよくご理解いただいた上でご使用ください。
4-1-1. 電源の投入方法
コントローラーの電源を入れてから、Solo の機体電源をいれます。この順番
は Solo とコントローラーが正しく接続するために重要です。
コントローラーが起動完了して Wait for Solo の表示が出てから Solo の電源
を入れましょう。
Solo は起動時に各センサー類をキャリブレーション(較正)します。
電源投入時は機体を安定した地面の上に置き、揺らさないよう注意してくださ
い。カメラジンバルの動きを阻害するものが無い状態で、電源を投入してくだ
さい。起動時にカメラジンバルに接触するものがあると、ジンバルが正しく機
能せず、飛行中にカメラが傾く原因になります。又、接触物によってカメラが
傾いた状態では、モーターが作動し続け、加熱や故障の原因となります。
4-1-2. 離陸時の安全確保
離陸の時は機体から 3~5m 離れて、Solo の周囲に安全な空間を、十分に確保
しましょう。あなたや周囲の人とドローンの間に、十分に安全な距離を確保す
ることは非常に大事です。
離着陸はドローンと自分が、同じ方向を向くように地面に置きます。Solo が
自分の方向を向いたまま、離陸や着陸を行ってはいけません(コントローラー
のスティックの方向と Solo の動きが一致すること)。これは突発的な事態の発
生時に、非常に重要なことです。Solo と自分の向きが異なっていると、非常時
の操作で誤った方向に操縦してしまう可能性が非常に高くなります。
4-1-3.飛行中の安全確保
周辺に障害物のない、十分な空間を確保して飛行させるよう心がけましょう。
一定以上の速度で移動する際は、法令で定められている、人や建物から30m
以上離れた安全な距離を確保しましょう。
トラブルの発生時は、上空の安全と思われる場所でポーズボタンを押すと、
Solo はその場で停止してホバリングしますので、あわてずに体勢を立て直して
ください。補助者に周囲の監視等してもらいながら飛行させることは、安全確
保の上でとても有効です。
4-1-4. 回転中のプロペラに注意する
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回転中のプロペラは、重大な怪我を引き起こす可能性があります。Solo のプ
ロペラが回転している時は絶対に手を近づけず、物を近くに置かないでくださ
い。プロペラを取り扱う際は、常にモーターを止めてから行ってください。
Solo が地面にある状態で、強制的にモーターを停止させる必要がある場合は、
機体に近づかずに「A + B + ポーズ」ボタンを押して、モーターを停止させて
ください。
4-1-5. バッテリー残量警告に注意する
バッテリー残量25%になった時に、アプリとコントローラーは 1 回目の警
告を発します。残量10%以下の過度なバッテリーの使用は、バッテリーの寿
命を縮める原因となります。又、低残量のバッテリーは、出力低下によって本
来のモーター出力を得られず、コントロール不能な状態を招きかねません。そ
のような事態を避けるために、残量25%の 1 回目の警告が出た時点で、速や
かに着陸の準備を始めるのが好ましいでしょう。
そのまま飛行を続けてバッテリー残量が 10%になると、もう一度警告が発生す
るとともに、ゴーホームモードに移行して、ホームポイントへ帰還しようとし
ます。ホームポイントに自動帰還している途中に、バッテリー残量が4%にな
ると、Solo は帰還を中止し、自動でその場で下降して緊急着陸をおこないます。
ゴーホームや自動着陸は「FLY」ボタンを押すことで、キャンセルすることが
可能です。しかし、このような低残量での飛行は、本来のモーター出力を発揮
出来ず、安全なフライトは保証できません。
強風下では、残量がなくなる前に出力不足によって墜落してしまう可能性も
あります。又、バッテリーの特性上、低温下では極端に性能が低下し、バッテ
リーの消費が普段よりとても早くなりますので、より一層の注意が必要です。
4-1-6. ゴーホーム機能を正しく理解する
ゴーホームボタンを押すと、Solo を離陸した地点に呼び戻すことが出来ます。
帰還地点の精度は、離陸した時の GPS 信号の強度や安定性によって異なります。
機体が遠く離れた場所に行く前に、離陸地点から 10 メートル程離れた場所で、
一度試しておくと良いでしょう。
狭いスペースから離陸した場合、着陸時にポイントがずれて、思わぬ場所に着
陸する可能性があります。半径3メートルの平らな地面で Solo を離陸させて、
ゴーホーム機能を試してください。
GPS アンテナは一般的に、通電後しばらくは受信感度が安定しない特性があり
ます。Solo は受信感度が安定しない状況では、離陸準備が完了せず離陸を許可
しません。安定した GPS 信号を捉えるまで、最大 5 分程度の時間がかかる場合
があります。5 分以上経過しても離陸可能にならない場合は、上空に障害物があ
る可能性があります。離陸場所を再検討して、広く開けた場所から離陸を試み
てください。
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ゴーホーム(自動帰還)の状態でも「FLY」ボタンを押すと、動作をキャンセ
ルすることが可能ですので、手動で着陸させることも出来ます。又、ゴーホー
ム中にもポーズボタンを押すことにより、その場で静止することが出来ます。
この状態で再度ポーズボタンを押すと、ゴーホームモードに戻ります。
ゴーホームによる自動着陸中でも、コントローラーによる機体位置の微調整が
可能です。離陸場所が狭く、望まない場所に着陸しそうだと感じた場合は、手
動で微調整してください。又、Solo が自動帰還している最中に、気付かずにコ
ントローラーを操作してしまわないようご注意ください。
4-1-7. 操縦時の体調について
アルコールや薬物を摂取した状態では、飛行させてはいけません。飲酒や薬
物を摂取した状態で飛行させ、事故が起きた場合には保険の適用外となります。
睡眠不足や発熱など、体調不良の際は飛行されないようにしてください。
ドローンの操縦は空を見上げる事が多いため、太陽が視界に入りやすくなり、
機体を見失う可能性が高まります。晴天時の操縦の際は、サングラスを使用す
るなど、日差しの対策をしてください。
4-1-8. 電波障害に注意する
高圧線、変電所、電波塔、及び無線施設等の付近では、電波障害の可能性が
あります。Solo の通信電波は、距離と共に減衰していきます。また電波障害を
引き起こす可能性のある施設に Solo が近づくほど、影響を受けやすくなります。
危険性のある施設からは、十分安全な距離を確保するとともに、Solo を自分か
らあまり遠くまで飛ばさないよう、ご注意ください。
4-1-9. プライバシーに配慮してください
ドローンは通常は容易に辿り着けない場所にも、簡単にたどり着く事が可能
です。他人の敷地や家屋はもちろん、公共の場であっても他人のプライバシー
を侵害してしまう事のないよう、十分にご配慮の上、飛行させてください。
土地の所有者等が、上空でのドローンの飛行を禁止する表示等を行っている
場合には、飛行させないでください。映像を撮影し、インターネット上で公開
する場合は、「ドローンによる撮影映像等のインターネット上での取扱いに係
るガイドライン」(総務省)に従って、第三者のプライバシー等に注意してく
ださい。
4-1-10. 保険には必ずご加入ください
不足の事故やトラブルに備えるため、保険には必ずご加入ください。当社で
取り扱うドローンには、初年度のドローン保険がセットになっています。次年
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度以降は任意継続となりますで、ドローンを飛行させる際は、必ず保険を更新
してください。
4-2. メンテナンス
定期的に機体の点検・整備を実施し、必要に応じて清掃・交換をおこなって
ください。特にバッテリーの不適切な取り扱いは寿命を著しく低下させ、最悪
の場合、発火などの事故を引き起こしますのでご注意ください。
4-2-1. キャリブレーション
Solo には各種センサー類が搭載されていますが、ジャイロ(水平)センサー
とコンパス(方位計)については、必要に応じてキャリブレーション(較正)
が必要となります。キャリブレーション(較正)が必要な時は、Solo アプリよ
りお知らせされますので、画面の指示にしたがって操作してください。
水平のキャリブレーション
Solo アプリの指示に従って、Solo の置く向きを順次変えてください。キャリ
ブレーション(較正)の際は、必ずプロペラを取り外した状態で、水平な面の
上で行ってください、傾いた面でキャリブレーション(較正)を行うと、キャ
リブレーション(較正)エラーになります。
Solo アプリより水平キャリブレーション(較正)の指示が何度も出る場合は、
Solo が安定した地面の上にあり、電源投入時に機体が揺れていない事を確認し
てください。電源投入時に各センサー類が初期化されますので、機体が揺れて
いると正しく動作しない事があります。
Solo に強い衝撃(乱暴な着陸や落下、輸送中の衝撃)が加わった際は、Solo
アプリより指示が出ていなくても、手動でキャリブレーション(較正)をおこ
ない、正常にキャリブレーション(較正)が完了する事を確認してください。
センサー類が故障している場合、キャリブレーション(較正)エラーとなり正
常に完了しません。
コンパス(方位計)のキャリブレーション
Solo アプリの指示に従って、Solo を北に向けてから、画面の指示に従って
Solo を回転させてください。画面の指示通りの方向に Solo を回転させないとエ
ラーとなり、キャリブレーション(較正)が完了しません。
コンパス(方位計)のキャリブレーション(較正)は近くに金属物や強い磁
場の無い場所で行ってください。地面に大量に金属片があったり、変電設備の
近くや、マンホールや排水管などの地下設備があると、正常にキャリブレーシ
ョン(較正)が完了しない場合があります。
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コンパス(方位計)は飛行中にも補正されますので、通常は Solo アプリより
指示がない場合は行う必要はありませんが、以下の状態になった場合は、アプ
リより指示がなくとも手動でキャリブレーション(較正)を行ってください。


直進操作をした際に、Solo が真っ直ぐに飛行しない。
海外など、前回の使用地より遠く離れた場所で飛行する。
4-2-2. バッテリーのメンテナンス
バッテリーの取り扱いについて
Solo のスマートバッテリーはリチウムポリマー(Li-Po)バッテリーを使用し
ており、事故防止と安定動作のために適切な取り扱いが必要です。乱暴な取り
扱いや改造により、発火する可能性もあります。
運搬時には緩衝材などで衝撃が加わらないよう注意し、穴をあける、放り投
げる、変形などにご注意ください。液体、火気、電子レンジ、可燃性物質やそ
の他の危険物から遠ざけてください。輸送や充電、使用中にバッテリーが損傷
している可能性がありますので、フライトの前後に点検をしてください。
バッテリーを点検して外装の損傷や変形、内部の膨張、異臭、液漏れ、誤動
作などが確認された場合には、使用しないでください。これらの状態は火災や
爆発など、深刻な被害をもたらす故障の予兆です。一度これらの症状がみられ
たバッテリーは、症状がおさまっても再使用しないでください。このようなバ
ッテリーを Solo より取り外す際は、屋外や車外へ移動して火気や可燃物から遠
ざけてください。
バッテリーは水に濡らさないでください、水分を含むとバッテリーに深刻な
ダメージを与えます。同様に結露にも注意してください。
極端な高温や低温にさらさないでください。氷点下の気温でのバッテリー使用
は、性能が極端に低下し、普段よりも飛行時間が短くなります。冷間地で使用
する際は、バッテリーが冷えないように保温性のある容器で保管してください。
バッテリーは夏の車中などの高温の場所や、直射日光下で放置しないでくだ
さい。過度な高温はバッテリーの寿命や性能に、深刻なダメージを与える可能
性があります。充電直後や高温の場所に保管するなど、バッテリーを触って熱
く感じる場合(40°C 以上)は、使用する前に十分冷ましてください。
バッテリーを安全に使用する環境温度の限界は温度0°C~40°C の間です。
この温度の限界を超えて運用する場合は、性能や寿命にダメージを与えます。
バッテリーの充電について
バッテリーを使用した直後や高温の場所に保管するなど、バッテリーに触っ
て熱く感じる場合(40°C 以上)は、使用する前に十分に冷ましてください。
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充電中は、アダプター・バッテリー共に加熱しますので、物を載せたり重ねた
りせず、放熱には十分注意してください。
充電の際は周囲に可燃物のない、安全な場所で行ってください。自動車内な
ど密閉空間では充電を行わないでください。
バッテリーの保管について
バッテリーを保管する際は、充電量50%程度が最も望ましく、満充電や残量
が少ない状態での保管は寿命を著しく縮めます。長期保管(3日以上)する際
は、しばらく通電させて残量を減らしたり、補充電するなどして、少なくとも
30%~70%の間に収まる状態で保管するよう配慮してください。上記の範
囲を超えて保管すると、バッテリーの性能は極端に低下します。
低温や高温、多湿の環境での保管も寿命を縮めます。温度18°C~28°C、
湿度45~85%で直射日光の当たらない環境が、保管に適しています。温度
変化の激しい場所での保管は、結露の恐れがありますのでご注意ください。
4-2-3. シェル(外装)とレッグのメンテナンス
Solo の飛行後は乾いたウェスで本体表面の汚れを落としてください。その際
に亀裂や変形が無いことを確認してください。汚れたままでのご使用は、亀裂
や変形を見落としやすくなります。また、収納ケース内に汚れが溜まっている
と、モーターなどの可動部にダメージを与える可能性があります。
シェル(外装)に強い衝撃を与えた場合には、特に念入りに点検してくださ
い。亀裂や変形が発生した場合には、速やかに交換してください。
レッグには Wi-Fi の受信アンテナやコンパス(方位計)が内蔵されています。
清掃の際はケーブル類に引っ掛からないよう注意してください。コンパス(方
位計)は強い磁気を近づけると狂う恐れがあります。磁石やスピーカー、マグ
ネットドライバーなどは近づけないでください。
4-2-4. プロペラのメンテナンス
飛行後は乾いたウェスで表面の汚れを落としてください。その際に傷や変形
が無いことを確認してください。傷や変形の生じたプロペラは使用せずに、速
やかに交換してください。
4-2-5. モーターのメンテナンス
モーターは飛行の前後に手で回転させ、異物が噛みこんでいない事を確認し
てください。異物の混入したモーターは使用しないでください。点検の際は、
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機体の電源が入っていない状態でおこなってください。土砂の上で墜落や転倒
すると、モーターの内部がむき出しになっているため、砂利が入り込みます。
また、モーターには磁石が使われている為、地面の鉄粉や砂鉄が入り易くな
っており、一度混入すると清掃することは出来ませんので、異物の混入には十
分注意してください。
飛行後のモーターは手で触って温度を確認してください。高温(50°C 以上)
になっている場合は、損傷を受けている可能性がありますので注意してくださ
い。飛行後のモーターから異臭(焼ける様な臭い)がしている場合は、使用を
中止してください。
モーターの耐用時間は 150 時間です。耐用時間を過ぎたモーターや損傷を受
けたモーターは、速やかに交換してください。
4-2-6. ジンバルのメンテナンス
飛行の前後に手で動かし、異物が噛みこんでいない事を確認してください。
点検の際は、機体の電源が入っていない状態でおこなってください。ジンバル
の中にはモーターが入っている為、鉄粉や砂鉄が混入すると、清掃することは
出来ません。離着陸の際は、地面の状態に気を配り、異物の混入には十分注意
してください。
ジンバルは非常に繊細な製品です。電源投入時に初期化しますので、何かに
引っかかると、飛行中に動作が狂う原因となります。電源投入時は、ジンバル
の動きを阻害するものがないように注意してください。
起動中のジンバルは常に水平を保とうとしています。カメラが取り付けられ
ていなかったり、何か障害物に接触した状態ではモーターに過負荷がかかり続
け、故障の原因となります。カメラを取り外す際は、機体の電源を落としてか
らおこなってください。
4-2-7. コントローラーのメンテナンス
コントローラーの使用後には、乾いたウェスで表面を清掃してください。ス
ティック部分に砂埃などが付着している場合は、スティックが下側になるよう
にコントローラーを持って、柔らかいブラシなどで払い落としてください。エ
アダスターやブロアーを使用すると、内部に入り込む可能性がありますので、
ご使用を控えてください。
コントローラーを保管する際は、バッテリーの充電量50%程度が最も望まし
く、満充電や残量が少ない状態での保管は性能を低下させます。30%~70%
の間に収まる状態で保管するよう配慮してください。低温や高温、多湿の環境
での保管も寿命を縮めます。温度18°C~28°C、湿度45~85%で直射
日光の当たらない環境が保管に適しています。温度変化の激しい場所での保管
は、結露の恐れがありますのでご注意ください。
コントローラーを使用せず 3 ヶ月以上保管する場合には、コントローラーか
らバッテリーのケーブルを取り外し、バッテリー本体はコントローラー内部に
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入れたまま保管してください。バッテリーケーブルを取り付けたまま長期保管
をすると、微細な電流が流れ続け、過放電によりバッテリーが使用不可能とな
る可能性があります。
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(5)チェックリスト
フライトの前日とフライト直前にこのチェックリストを使用してください。
出発前にご自宅でトラブルシューティングをしておくことは、野外でおこなう
のとは対照的にとても簡単ですので、まずはご自宅で一通りチェックしておく
ことをお勧めします。
最終頁の「フライトチェックシート」はフライト前の準備に必要になる、重
要な準備項目を網羅しています。これらを全て暗記するのは大変ですので、チ
ェックリストは複数コピーしておき、常に携帯して活用しましょう。
5.-1. 出発前のチェック項目
5-1-1. バッテリー充電の確認
フライトバッテリー、コントローラーバッテリー、GoPro カメラ、およびモバ
イルデバイス(スマホやタブレット)がフルに充電され、使用する準備が整っ
ているか確認してください。
5-1-2. 飛行部品の確認
Solo 本体、プロペラ、コントローラー、フライトバッテリーの破損や各部の
緩み、亀裂や変形が無いことを確認してください。前回の使用時に正常であっ
たとしても、運搬中に破損している可能性もあります。
プロペラは特に入念に点検し、歪みや欠けたものは破棄して、新品に交換し
てください
5-1-3. カメラ映像とアップデート
Solo に GoPro® を取り付けて全ての機器の電源を入れ、接続が正常に完了し
て、Solo アプリにストリーミング映像が表示されるか確認しましょう。
マイクロ SD カードの残量も、撮影予定時間を収録するのに十分足りるか確認し
ましょう。モバイルデバイス(スマホやタブレット)で Solo アプリを起動した
状態でインターネット回線に接続し、Solo の新しいアップデートがないか確認
してください。アップデート通知がある場合は、Solo やコントローラー、Solo
アプリを全て最新にしてください。
5-1-4. 梱包
全て正常に動作することが確認出来たら、丁寧にキャリングケースにしまい
ましょう。輸送中に破損した部品を、現地で見つけるのはとても残念です。全
ての用品がぴったりと安定するように確実に収納しましょう。
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5.-2. フライト前のチェック項目
5-2-1. 天候
現地の天候と風速には、十分気をつけてください。特に風速は重要な項目で、
地上では樹木や建造物などで風を感じなくても、上空では強い風が吹いている
場合があります。天気予報や気象観測所などの情報を活用して、安全な気象条
件で飛行させてください。
上空や崖、高い建造物の近くでは、思わぬ強風になっていることもあります
ので、十分に注意してください。
風下に向かって飛行させる時は早く進み、風上に向かって飛行させるとスピ
ードは遅くなります。風の強い日に、風下に向かって遠くまで飛ばしてしまう
と、戻る際は風上に向かって飛行することになり、帰還時間が長くかかり、最
悪の場合はバッテリー切れを起こす恐れがあります。風の強い日は風上と風下
への移動速度を確認して、安全に帰還できるフライトエリアを判断してくださ
い。
5-2-2. 空港から十分に離れる
空港の周辺 6km は飛行禁止とされており、一部の空港では 9km 圏内で飛行高
度に制限が設定されています。Solo アプリの起動画面の右上からも、空港から
6kmのエリアを確認出来ますので、ご活用ください。
飛行高度に制限のある、一部の空港は下記が該当しますので、これら空港の
6km以上、9Km未満のエリアでは、最大高度を45メートル未満に抑えて
ください。
東京・成田・中部・関西国際空港、釧路、函館、仙台、大阪国際、松山、福岡、
長崎、熊本、大分、 宮崎、鹿児島、那覇の各空港
これらの空港であっても、Solo アプリでは 6km のエリアしか表示されません
ので、詳しくは管轄の航空事務所等にお問合せください。
空港以外の場所でも、ヘリコプターなどの離着陸が行われる可能性がありま
す。飛行中の航空機に衝突する可能性のあるようなところでは、ドローンを飛
行させないでください
5-2-3. 人口集中地区に該当しない
人口集中地区(1 平方キロメートルあたり 4 千人以上)のエリアでは飛行が禁
止されています。飛行させたい地域が人工集中地区に該当するかは、総務省統
計局と統計センターにより運営される下記ウェブサイトよりご確認いただけま
す。
https://jstatmap.e-stat.go.jp/gis/nstac/
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5-2-4. Wi-fi の通信品質の確保
携帯電話の基地局アンテナや変電設備、高圧送電線などは電波干渉を引き起
こす可能性がありますので、近くにそれらが無いことを確認します。
また、コントローラーと Solo の間に遮蔽物(背の高い建造物や樹木)がある
と電波を遮り、極端に電波到達距離が短くなりますので、飛行中の Solo とコン
トローラーの間に遮蔽物が無いことを確認し、常に良好な通信状況が確保でき
るよう心掛けましょう。
5-2-5. 安全な離着陸スペースを確保
上空に障害物のない、周囲6メートル範囲で離着陸に支障のない場所を選び
ましょう。上空の見通しの悪い場所からは、離陸時に GPS を捕捉出来ない可能
性があります。
離着陸場所の GPS 信号の強さに応じて、Solo がゴーホームして着陸する時に、
誤差が生じる可能性があります。また、GPS 信号が弱い場所での離陸は、飛行中
に GPS がロックできずに、不意にマニュアル飛行モードを強いられる可能性が
あります。安全な飛行の為に、十分に広い場所から離陸させてください。
ゴーホームの着陸地点は GPS 信号の受信感度によって誤差が生じ、離陸地点
と若干異なる場合もあります。Solo を中心とした半径 3 メートル以内に障害物
がなく、水平で凹凸のない、平らな地面から離陸させる必要があります。
5-2-6. 設定高度の確認
フライト場所とフライト内容に応じて、最大飛行高度とゴーホーム高度の設
定を確認してください。特にゴーホーム高度は周囲の電柱や建造物、樹木より
高い数値に設定しておかないと、ゴーホームモードで自動帰還中に障害物に接
触して墜落の原因となります。ゴーホームモードになると Solo は最短距離で離
陸地点に戻ってきます。
5-2-7. プロペラとモーターの確認
プロペラを目視で確認し、輸送中に変形や欠けた部分がないか、もう一度確
認しましょう。問題がなければプロペラを取り付け、正しく固定されているか、
確認してください。モーターを手で回転させ、異物が混入しておらずスムーズ
に回転するか確認しましょう。
5-2-8. アンテナの設定
コントローラーのアンテナの角度は、先端を下に向け、飛行中の Solo とほぼ
垂直になるようにします。 2 本のアンテナは平行から約 20 度ほど開いた角度
になるように調整します。
5-2-9. GoPro®の確認
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Solo に GoPro®を取り付ける前に、マイクロ SD カードが入っており、設定が
推奨設定になっているか確認しましょう。それからカメラを取り付け、Solo ア
プリが GoPro®と正しく接続して、ストリーミング映像が正常に映る事を確認し
ましょう。また GoPro が最新のファームウェア―にアップデートされているこ
とを確認してください。
5-2-10. 周囲の人間に注意する
あなたがベテランか新人かは問わず、人のいる周辺では絶対に飛ばしてはい
けません。予期しない危険な事態はいつでも起こる可能性がありますが、例え
外的要因であっても、自分や周りの人の安全を確保する最終的な責任は操縦者
であるあなたにあります。
安全なフライトを行うために、あなたの周囲に潜んでいる、フライトに危険
を及ぼす可能性のあるものが無いか、再度よく見て確認し、常識と良識を忘れ
ないでいてください。
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5.-3. チェックリスト
出発前のチェック
1
バッテリー充電の確認
2
飛行部品の確認
3
カメラ映像と
アップデートの確認
フライトバッテリー・コントローラー
GoPro カメラ
モバイルデバイス(スマホやタブレット)
Solo 本体
プロペラ
コントローラー
フライトバッテリー
映像の表示
アップデートの確認
4
梱包
正しく梱包されている
現地でのチェック
1
天候
2
空港からの距離
最寄りの空港より6km以上離れる
一部の空港より9km離れている
3
人口集中地区に該当しない
該当していない
4
Wi-Fi の通信品質の確保
5
安全な離着陸スペースを
確保
6
設定高度の確認
7
プロペラとモーターの確認
8
GoPro®の確認
9
アンテナの設定
10 周囲の人間に注意する
降雨・降雪・風速
携帯電話の基地局
変電設備や高圧送電線
背の高い建造物や樹木
周囲 6m に障害物がない
周囲6メートルがおおむね水平
上空に遮蔽物がない
最大高度が適切に設定されている
ゴーホーム高度が適切に設定されている
プロペラがしっかりと固定されている
モーターに異物の混入がない
SD カードが挿入されている
カメラが推奨設定になっている
コントローラーより正常に操作できる
推奨角度になっている
周囲に人がいない
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