教員への就職 - 新潟大学キャリアセンター

■教員への就職
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教員への就職について
教員採用試験は近年、小学校教員については低倍率となっています。しかし各県によって事情は異なり、相変
わらず採用が少ない県もあります。また中学・高校教員の競争率も厳しいものがあります。しっかりとした試験
対策を行わずに合格することは難しいでしょう。
教員採用試験に合格すると、合格者名簿に登載され、1年間採用資格を得ることになりますが、この登載方法
も成績順という県もあり、人によっては合格していても4月からの採用ではなく、年度の途中からの採用という
こともあります。
また各都道府県とも、人物重視の方針を打ち出しており、人格・学力・体力のバランスが取れた人材が強く求
められています。
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教員免許状を取得するために
公立、私立を問わず教員になるためには、教員免許状を取得していることが前提となります。教員免許状は教
職に関する科目の単位を取得することが条件であることはもちろん、大学を卒業することも条件となります。ま
れに教員採用試験に受かりながら、卒業単位が足りずに卒業できず、採用を辞退するというケースがあります。
また教職に関する単位を計算ミスして、卒業までに全ての単位が取得できないという人もいます。その場合科
目等履修生になる等の方法で不足単位を取ることになりますが、やはりその年の採用は辞退することになります。
ミスがないよう重々注意してください。
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教員を目指す方々への支援
キャリアセンターでは、教員志望の学生対象に、「教員採用学内模試」や「教員採用試験対策講座」を生協と
共催で開催しています。学内にいながら、予備校よりも安価で受講することができます。希望する方はぜひ申し
込んでください。
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公立学校教員
公立学校の教員採用試験は全国都道府県(政令指定都市)ごとに実施されます。そのため採用後、採用された
県以外の教師になるためには、もう一度希望の県の採用試験を受けることになります。一生働くことを考え、教
員採用試験を受ける県を決めてください。
試験は筆記(一般教養・教職教養・教科専門)、論作文、面接、適性検査、体力測定、実技試験(英語、ピアノ、
体育実技等)、模擬授業などを1次、2次に分けて実施するのが一般的です。試験内容は県によって違いますの
で、早めに実施要項を入手して確認するようにしましょう。
試験の結果は総合的に判断され、合格となった者は採用候補者名簿に登載されますが、名簿登載者の全てが採
用されるとは限りません。欠員状態に応じて順次採用されていきます。
■教員への就職
【公立学校の出願から採用までのスケジュール】
4月末~5月下旬
教育委員会願書配布
5月初旬~6月中旬
出願受付
6月末
受験票交付
7月
第1次試験 → 筆記(教養・専門・論作文)、面接、実技(模擬授業など)
7月末~9月初旬
第1次試験合否通知
8月~10月
第2次試験
10月初旬~11月
合否通知(名簿登載)
11月初旬~翌3月
都道府県・市町村教育委員会面接
11月初旬~翌3月
学校長面接
11月初旬~翌3月
採用・配属決定
筆記、論作文、実技(模擬授業)、面接、健康診断
※3月以降採用のケースもある
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私立学校教員
私立学校教員になりたい場合、基本的には希望する私立学校独自の採用試験を受けることになります。ほとん
どの学校で、公立校同様、筆記試験と面接が行われます。
また それぞれの都道府県にある私学協会が、「私立学校教員適性検査」を行い、一定の成績以上を修めた者
を、各私立学校に斡旋するということを行っている県もあります。私立教員を希望する方は、それぞれの私学協
会へ問い合わせて下さい。
私立学校には公立学校とは異なり、独自の教育理念と建学の精神がありますので、その点についてあらかじめ
理解して受験して下さい。
なお、キャリアセンターにも年間50校以上の私立学校から求人票が届いています。求人票はキャリアセンター
HPの求人票閲覧で検索してください。
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