「飲酒運転撲滅」に関する宣言決議 交通事故のない安全で安心して

「飲酒運転撲滅」に関する宣言決議
交通事故のない安全で安心して暮らせる社会を実現することは、市民共通の
願いであるとともに、大きな課題となっている。今年に入ってから飲酒運転に
よる交通事故は、福岡県で発生した幼児三名が犠牲となった衝撃的な事故をは
じめとして、全国各地で連続して事故が発生しており、危機感を募らせている。
県内においても平成18年9月24日現在で交通事故死者は51人で前年と比
較しても3人の増で、危険運転致死傷罪の新設や飲酒運転の厳罰化等を背景に、
全国的に減少傾向にあるものの、依然として悪質な飲酒運転による人身事故は
後を絶たない状況にある。
これら交通事故の原因は、飲酒絡みによるものが約3割を占めるほか、沖縄
県の飲酒運転による交通事故の致死率は、全国の約2.7倍、九州管内でも約
2.4倍と高い比率を占めているのが現状である。
この現状をかんがみると、誠にゆゆしき事態であり、市街地を飲酒運転の車
が徘徊し、市民に危険を及ぼしている現状を容認することはできない。
飲酒運転撲滅のためには、交通安全の意識高揚はもとより、家庭や職場並び
に地域が一体となって「飲酒運転は絶対にしない・させない」という強い意思
を示すとともに、市民一人ひとりが強い自覚を持たなければならない。このよ
うな交通事故に直結する飲酒運転を排除し、市民を交通事故から守ることは
我々市民の重大な責務である。
よって、ここに重大事故に直結する飲酒運転を撲滅し、安全で安心して暮ら
せる交通社会を確立するために、関係機関・団体をはじめ家庭、職場、地域に
おいての次の諸施策を強力に実践することを誓い宣言する。
記
1
飲酒運転四(し)ない運動を徹底する。
〔運転手は〕
○運転するなら酒を飲まない
○酒を飲んだら運転しない
〔家庭・地域では〕
○運転する人には酒をすすめない
○酒を飲んだ人には運転させない
以上、決議する。
平成18年10月13日
沖縄県名護市議会