第2次「成功の鍵作戦21(KFS)」 の成功に向かって

第2次「成功の鍵作戦21
(KFS)
」
の成功に向かって
TKC 中部会 副会長
岡山 和生
早いもので、この 9 月の総会をもって小林幸男会長が任期満了で勇退さ
れます。『開かれた中部会を』ということで、小林会長の陣頭指揮の下に会
務運営が行われ、全国役員大会をはじめとする諸行事も無事終えることが出来ました。
今年は、第2次「成功の鍵作戦21(KFS)」総仕上げの年です。前にも書きましたが、名
古屋気質というか、中部会会員は石橋をたたいても渡らないほどの慎重さで月々の巡回監査を
行い、その結果の大成である書面添付を数多く行う事で他の地域会の模範になってきました。し
かし、先日の全国役員大会で、書面添付の実践の推進状況の途中結果が発表された際、中
部会は進捗割合が低いことがわかりました。実績を伸ばすのは難しい事ですし、書面添付に慎
重になるのも当然ですがやはり数は必要です。
このままの成績で終わるのかと危惧していましたが、先日の書面添付の認定申請で中部会は
他の地域会を大幅に上回る申請があり、前年より40パーセント増の会員からの認定申請があっ
たと聞いています。7月の生涯研修や10月から11月に行われる経営革新セミナーの事前説明会
では、座る席がないくらいの参加があった事もこの現われであると思います。このように参加会員
が大幅に増加したことは、他の地域会に遅れることなくKFSを実践していく気持ちが中部会会員
一同の方向性として出てきたということではないでしょうか。巡回監査・書面添付推進委員会をは
じめとして、実践に向けた研修を中部会や支部例会を通じて行なっていきますのでぜひ参加して
実績につなげていくようお願いします。
また、電子申告は是非とも行なって頂きたく、中部会会報に於いてもこれまで継続して掲載して
きました。税務代理同様、税理士にしか書面添付や電子申告は与えられていない現在の状況
を理解し、巡回監査の断固たる実践の延長で書面添付や電子申告等を行っていただきたい!
昨年、名古屋国税局管内でスタートした時に比べ、随分改良され使いやすくなっていますから
ぜひ実践をお願いします。
私の事務所では、仕事としてやるからには平準化と合理化の為、新しい事柄があれば、関与
先の50パーセントを目標に関与先の了解を得て実践しています。書面添付では、月次巡回監査
を行っている信頼度上位10%から始めました。何事にもチャレンジする事が大事です。電子申
告に関して言えば、確定申告が済んでいない関与先にも、給与所得の源泉徴収票等の法定調
書合計表の電子申告を薦めることで次回の電子による確定申告準備をかねる事ができ、その後
の作業もスムーズに行えました。
結果を考えずにKFSの実践を行い続けることにより、目標達成とお客様への真のサービスがで
き、事務所の信頼度もアップします。一歩一歩成功に向けて前進をお願いします。
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