医師臨床研修 「地 域保 健・ 医療 」研 修様 式集 福岡県研修医地域保健実習検討委員会作成 平成18年2月 目 はじめに 次 ・・・・・・・1 ○ 保健所研修のあり方 ○ 研修プログラムの 3 つの柱 ○ 用語の説明 1 評価指標 ・・・・・・・3 2 評価手順 ・・・・・・・7 3 評価様式 ・・・・・・・8 様式1−1 研修評価票(研修医用) 様式1−2 研修評価票(プログラム担当者用) 評価票の使用方法 4 様式2 研修記録 様式3 テーマ毎評価票 様式4 臨床研修報告書(総合評価表) 様式5 プログラム評価表 その他様式 ○ 臨床研修医受入契約書 ○ 研修医出勤簿 ○ 研修プログラム ○ 研修医の心得(参考例) ○ 研修医個人票 ○ 保健福祉環境事務所案内 ・・・・・・・16 は じ め に ★ 保健所研修のあり方 保健所は他の官公庁同様の「行政機関」であると同時に、医療法上 「診療所」という二つの機能を有しているため、研修期間中に健康危 機事件が生じたときには、さまざまな保健技術を発揮した行政権限の 発動行為をみることができる。しかしながら、このような突発的な事 件が研修期間中に生じるとは限らず、また限られた日数内で、すべて の分野の事業について理解・実践を行うことはできない。 そのため、研修の内容は、研修期間や各研修保健所の実情に応じて カリキュラムが構成され、いくつかの事業をピックアップしたものに なると考えられる。 保健所研修では、医師としての任務を全うするための公衆衛生活動 の実践ができ、そのための基本的技術を身につけることを目的とする ので、将来、臨床医の道を選んだ場合でも、この研修が医師の真の目 的である公衆衛生の向上及び増進に大きく寄与することが期待される。 なお、 「地域保健・医療」分野では、公衆衛生活動の主体である「地 域保健」とそれを支える「地域医療」の両者を研修する必要があるが、 後者は他の機関での研修に譲ることとし、保健所においては主として 「地域保健」分野の研修を行う。 (保健所研修ノートより抜粋) -1- ★ 1 研修プログラムの3つの柱 保健福祉環境事務所の機能に関する研修 対象者の違いをイメージする 病識あり 医療機関で係わるもの 主観軸 保健福祉環境事務所 で主に係わるもの 健康相談 結核 難病 感染症 客観軸 健康づくり ・ ・ ・ ・ 2 3 各種事業に参加 関係法令の理解 突発事例への対応 所内検討に参加 異常あり 精神措置診察 等 地域保健等において医師が係わる業務に関する研修 ・ 医学的助言 ・ 医療費公費負担制度や各種届出への理解 ・ 保健所長の役割 等 その他地域の実情等に応じた研修 ★用語の説明 ○研修医 ・・・・・・・研修を習得する者 ○ プログラム担当者・・・各事業の担当者(医師に限らない) ○ 研修担当医・・・・・・研修を主として担当する医師 ○ 研修指導医・・・・・・保健所長 ● 一般目標 研修医が分野ごとに、何のために、どのような能力を習得すべきか を明示するために示された目標のこと。 ●行動目標 研修医が一般目標を達成するために、必要とされる具体的な目標の こと。ただし、研修期間や事件、事故の発生頻度から、機会があった 場合に限られる項目には、先頭番号に*印を付している。 -2- 評 価 指 標 テーマ 母子保健対策 【一般目標】 研修医は、地域母子保健の持つ社会的意義と、関連事業について理解するために、保健所 (および市町村)母子保健事業を経験する。 【行動目標】 1 乳幼児検診ができる。 2 小児慢性特定疾患等医療給付の申請書の記載ができる。 *3 虐待防止のネットワークに参加できる。 *4 予防接種の適切な問診ができる。 5 女性が抱える健康問題(不妊∼更年期障害)について理解できる。 テーマ 成人、老人保健対策 【一般目標】 研修医は、地域における成人・老人保健システムを理解し、活用できる能力を身につける。 【行動目標】 1 健康診査ができる。 2 健康相談ができる。 3 健康教育ができる。 4 健康診査・検診の結果説明会に参加する。 *5 健診受診者の集団としての特徴を述べることができる。 テーマ 精神保健福祉対策 【一般目標】 研修医は、精神障害者が住み慣れた地域で安心して暮らせるために、医師として精神保健福 祉法の主旨を理解するとともに、各種制度及び社会資源を活用して適正に対応ができる能力 を身につける。 【行動目標】 1 保健所等で行う地域精神保健福祉活動に参加する。 2 精神障害者及び家族の相談を行うことができる。 3 社会復帰対策を理解し、支援活動に参加する。 4 入院制度を理解し、精神障害者の人権に配慮した対応ができる。 -3- テーマ 感染症・エイズ対策 【一般目標】 研修医は、感染症の発生を予防し、感染拡大を防止するため、感染症対策における保健所の 役割を理解し、感染症発生時(診断時)及びその後の対応を身につける。 【行動目標】 1 感染症法に基づく届け出ができる。 2 感染症に関する情報を収集し、活用できる。 3 患者・感染者の人権に配慮した対応ができる。 *4 エイズ相談・カウンセリングができる。 *5 感染症の集団発生に対して適切に対応できる。 テーマ 結核対策 【一般目標】 研修医は、結核対策に関する制度と保健所の役割を理解し、説明できる。 【行動目標】 1 結核予防法に基づく届出をすることができる。 2 結核検診ができる。 3 症例のプレゼンテーションができる。 4 患者家族・接触者の感染不安に配慮することができる。 *5 地域の結核対策の課題について議論する。 *6 結核患者の長期服薬継続の困難性に配慮することができる。 *7 患者宅の家庭訪問に同行する。 *8 定期の予防接種(BCG)事業に参加する。 *9 結核関連の所内会議に参加する。 テーマ 難病対策 【一般目標】 研修医は、難病対策に関する制度を理解し、患者をサポートする体制を理解する。 【行動目標】 1 地域での難病対策事業に参加する。 2 公費負担申請診断書・意見書を作成できる。 *3 患者会等の意義を理解し、支援することができる。 *4 難病患者の在宅支援事業に参加する。 -4- テーマ 健康づくり 【一般目標】 研修医は、地域における健康づくり活動を経験し、地域と共に健康づくり活動を実践できる ようになるために、医師として、ヘルスプロモーションの理念に基づいた「健康日本21」およ び、「健康増進法」を理解し、実践する技術を習得する。 【行動目標】 1 地域に於ける健康づくり活動を理解し支援できる。 2 生活習慣病予防のための健康教育が出来る。 *3 喫煙対策を実践できる。 *4 保健統計を利用して、地域の健康課題を述べることが出来る。 テーマ 医療安全対策 【一般目標】 研修医は、地域で安全、安心な医療サービスが提供できるように、医療機関の適正な運営で きる能力を身につける。また、医薬品の適正な流通および管理を理解する。 【行動目標】 1 医療機関の立ち入り検査に同行する。 2 薬局等の立ち入り検査で、医薬品、麻薬等の管理状況を判断する。 3 医薬分業が理解できる 4 医療相談、苦情の対応に立ち会う。 5 地域全体の保健医療福祉の推進体制・推進計画を理解する。 6 医療施設の開設・管理および適切な医療提供について理解する。 7 薬物乱用の実態を理解できる。 8 健康危機管理および救急医療体制について演習を行い、医師の役割を理解できる。 テーマ 介護保険 【一般目標】 研修医は、介護保険に係る制度・サービスを理解し、関係機関・関係者との連携の中で、適正 な対応ができる能力を身につける。 【行動目標】 1 介護認定システムを理解し、介護認定審査会等に参加する。 2 適切な主治医意見書が作成できる。 3 地域における介護サービスに参加する。 4 介護予防事業について理解し、市町村の介護予防事業に参加する。 5 介護に係る諸問題を理解し、住民からの相談に対応する。 -5- テーマ 食中毒防止対策 【一般目標】 研修医は、食品に起因する疾病に対応するために、関連する法・制度に基づき、医師として適 正に対応できる能力を身につける。 【行動目標】 1 食中毒が疑われる場合に、医師として、適切な公衆衛生学的対応ができる。 2 食中毒発生時の対策会議に参加する。 3 食中毒予防のための管理ができる。 テーマ 生活環境衛生対策 【一般目標】 研修医は、環境課業務を通して地域の環境保全を理解し、医師として適正に対応できる能力 を身につける。 【行動目標】 1 生活衛生の相談・苦情の対応に立ち会う。 2 飲料水、温泉、浴場、プールなど環境に起因する健康危機管理に参加する。 3 医療廃棄物の処理について理解する。 4 アレルギーや化学物質過敏症の対策としての室内環境整備の方法を身につける。 テーマ 地域診断 【一般目標】 医師として死亡診断書等の正しい書き方を習得するとともに、人口動態統計(出生の動向、死 亡の動向とりわけ死産や周産期死亡など母子保健指標に関わるもの、婚姻と離婚の状況)を理解 し、地域診断による地域特性の把握が出来るようになる。 【行動目標】 1 死亡診断書を正しく書くことができる。 2 地域の人口動態統計、受療動向、健康作り計画策定時の調査など利用可能なデータを用い、 あるいは、自分で調査を実施し、疾病構造、生活環境、生活習慣などに関する地域特性を説 明できる。 (*)研修期間や事件、事故の発生頻度から、機会があった場合に限られる項目には、先頭番 号に*印を付した。 -6- 評 価 手 順 1 各プログラムの評価事項 ○ 様式 1 または様式 2 を用いてプログラム毎に評価を行う。 ○ 様式 1(研修評価票) 各プログラムにおいて、研修医及びプログラム担当者が研修態度や研修内 容について双方の立場から評価するもの。 ○ 様式 2(研修記録) 各プログラムにおいて、研修医が目標を設定し、目標達成度及び感想・意 見を記載し、プログラム担当者及び研修指導医が評価するもの。 2 ○ 各プログラムの評価のタイミング 様式 1 を用いる場合には、別紙「評価票の使用方法」を参考に評価時期を設定す る。 ○ 3 様式 2 を用いる場合には、プログラム終了後速やかに評価する。 総 括 ○ 研修担当医による口頭試問やレポート提出等を参考に様式 3(テーマ別評価表) を用いてテーマの評価を行う。 4 ○ 研修指導医まとめ 様式4(総合評価表)による最終評価を行い、評価内容を「臨床研修報告書」と して研修医出勤簿と併せて研修指定病院へ送付する。 -7- 3. 様式 1 評 価 様 式 研修評価票 ・・・・・・9 様式 1−1 研修評価票(研修医用) 様式1−2 研修評価票(プログラム担当者用) ・・・・・10 ・・・・・・11 評価票の使用方法 様式 2 研修記録 ・・・・・・ 12 様式 3 テーマ別評価表 ・・・・・・ 13 様式 4 臨床研修報告書(総合評価表) ・・・・・・ 14 様式 5 プログラム評価表 ・・・・・・ 15 -8- 様式1−1 研 修 評 価 票 Ⅰ 研修医用 研修医氏名 研修年月日 年 月 日 午前 ・ 午後 研修プログラム名(番号) プログラム担当者氏名(職種) 研修評価 (A そう思う Bどちらかといえばそう思う Cどちらかといえばそう思わない Dそう思わない) 1 研修医の自己評価 該当する記号を○で囲む 1 事前準備はできていたか。 A B C D 2 自発的に質問したり意見を述べたか。 A B C D 3 研修内容を理解できたか。 A B C D 4 居眠りなどをせず真摯な態度で研修に取り組めたか。 A B C D 5 研修目標の達成はできたか。 A B C D *コメント 2 研修医による研修内容及びプログラム担当者への評価 1 研修目標に沿った内容であったか。 A B C D 2 研修を受けやすいような配慮がなされていたか。 A B C D 3 担当者の説明等はわかりやすかったか。 A B C D 4 担当者は研修医の質問等に適切に対応していたか。 A B C D 5 今後の自分の就く業務に活用できる内容だったか。 A B C D *コメント -9- 様式1−2 研 修 評 価 票 Ⅱ プログラム担当者用 研修医氏名 研修年月日 年 月 日 午前 ・ 午後 研修プログラム名(番号) プログラム担当者氏名(職種) 研修評価 (A そう思う Bどちらかといえばそう思う Cどちらかといえばそう思わない Dそう思わない) 1 研修医への評価 該当する記号を○で囲む 1 事前準備はできていたか。 A B C D 2 自発的に質問したり意見を述べていたか。 A B C D 3 研修内容を理解できていたか。 A B C D 4 居眠りなどをせず真摯な態度で研修に取り組んでいたか。 A B C D 5 研修目標の達成はできていたか。 A B C D 6 記録物や報告書などを適切に提出できたか。 A B C D *コメント 2 プログラム担当者の自己評価 1 研修目標に沿った内容の研修ができたか。 A B C D 2 研修を受けやすいような配慮*1をしていたか。 A B C D 3 研修医が理解できるような説明や情報提供ができたか。 A B C D 4 研修医の質問等に適切に対応したか。 A B C D 5 研修医が今後の業務の参考になる内容だったか。 A B C D *コメント *1 時間、場所、人員、事前の説明・情報提供などを含む。 - 10 - *評価票の使用方法 【案1】 研修の各プログラム終了後なるべく早めに研修記録とともに研修医及び研修 指導担当者から提出してもらう。 注 研修指導担当者とは研修の各プログラムの担当者のこと <利点> その後の研修内容を充実するために利用できる。たとえば研修医に事前準備 をさせたり、居眠りをしないように指導医が注意したりするなど。また、研修 内容で理解や習得が不十分な点は研修期間中に補足説明やプログラムの変更な ども可能。 <欠点> 研修医の中には、研修指導医に対してよくない評価はしづらいと思う者がでる 可能性が少なくない。 【案2】 研修指導担当者の評価は各プログラム終了後なるべく早めに指導医に提出し てもらうが、研修医の作成する評価票は研修全体が終了してから提出してもら う。 <利点> 指導側の一方的な立場から案1の利点のような対応は可能。研修医は研修終了 後なので比較的よくない評価も書きやすいと思われる。 <欠点> 最終評価は指導医が行うので、指導医に対してよくない評価はしづらい状況は あまり改善されない可能性があり。 - 11 - 様式2 研修記録 (臨床研修医の保健所研修用) 研修期間 保健福祉環境事務所 年 月 日 ∼ 年 月 日研修医氏名 日時・場所 年 月 日(午前・午後) 研修名 目 標 内 容 研 修 医 記 載 欄 目標達成度 (①設定した目 標ごとに下記* の1∼4のいず れかを記載。 ②3,4の場合 は理由も記載す ること。) 感想・意見 指 導 者 記 載 欄 プログラム 担当者の評 価及びコメ ント 研修指導医 のコメント *目標達成度 1達成できた 2 おおむね達成できた 3 あまり達成できなかった 4 達成できなかった - 12 - 様式3 「地域保健・医療」テーマ別評価表 平成 年 月 日 保健福祉環境事務所 研修医氏名 研修期間 平成 年 月 日∼平成 年 月 日 評 価 テーマ 備考 母子保健対策 A B C D 成人・老人保健対策 A B C D 精神保健福祉対策 A B C D 感染症・エイズ対策 A B C D 結核対策 A B C D 難病対策 A B C D 健康づくり A B C D 医療安全対策 A B C D 介護保険 A B C D 食中毒防止対策 A B C D 生活環境衛生対策 A B C D 地域診断 A B C D その他( ) A B C D A:達成 B:おおむね達成 C:あまり達成できなかった D:達成できなかった - 13 - 様式4 臨床研修報告書(総合評価表) 年 月 日 ○○病院臨床研修委員会 委員長 様 福岡県○○保健福祉環境事務所 指導責任者 ○○保健所長 ○○ ○○ 印 下記により、臨床研修医の評価表を提出いたします。 記 1.研修医氏名 2.研修期間 3.総合評価 項目 基本的知識・技能 年 月 日 年 月 日 ∼ 優 良 可 不可 非常に よい 評価項目 No. 1 説明能力 2 理解能力 3 問題把握・解析・解決能力 1 住民への応対姿勢 2 職員との協調性 1 積極性 2 話を聞く態度 人間関係 研修姿勢 コメント: - 14 - よい あまり よくない 非常に 悪い 様式5 プ ログラム評 価 表 今 後 の 地 域 保 健 研 修 プログ ラムの 改 善 の た め に 、ご意 見 を伺 い ます 。テ ー マ 別 に 当 て は まる番 号 を記 入 して 下 さい 。 な お 、 こ れ は あ な た の 評 価 とは 関 連 が あ りま せ ん 。 資 料 の わ か りや す さ テーマ 1 非 常 に わ か りや す い 2 わ か りや す い 3わ か りに く い 4非 常 に わ か りに く い テーマは参考になったか 1非 常 に 参 考 に な った 2参 考 に な った 3参 考 に な ら な か っ た 4全 く 参 考 に な ら な か っ た 時間配分 1長 す ぎる 2 ど ち ら か とうい うと長 い 3ど ち ら か とい うと短 い 4短 す ぎ る 指導方法 1 非 常 に わ か りや す い 2 わ か りや す い 3わ か りに く い 4非 常 に わ か りに く い 母子保健対策 成 人 、老 人 保 健 対 策 精神保健福祉対策 感 染 症 ・エ イ ズ 対 策 結核対策 難病対策 健 康 づ くり 医療安全対策 介護保険 食中毒防止対策 生活環境衛生対策 地域診断 そ の 他 ( ) 今 回 提 示 され た 研 修 テ ー マ の 他 に 研 修 して み た い テ ー マ が あ った らお 書 き下 さい 。また 、ご自 由 に ご意 見 をお 書 き下 さい 。 - 15 - その他自由記載欄 4. そ の 他 様 式 1 臨床研修医受入契約書 ・・・・・・・17 2 研修医出勤簿 ・・・・・・・19 3 研修プログラム 4 研修医の心得 5 研修医個人票 ・・・・・・・23 6 保健福祉環境事務所案内 ・・・・・・・24 (様式、記入例) (参考例) ・・・・・・・20 ・・・・・・・22 - 16 - 臨 床 研 修 医 受 入 契 約 書 (以下「甲」という。)と 保健福祉環境事務所長 (以下「乙」という。)とは、医師臨床研修(地域保健研修)について、下記のとおり契約を締 結する。 (委託内容) 第1条 甲は、乙に、次の研修医を派遣し、乙はこれを受け入れるものとする。 研修医の氏名 研 修 期 間 研修の日数 自 平成 年 月 日 至 平成 年 月 日 自 平成 年 月 日 至 平成 年 月 日 自 平成 年 月 日 至 平成 年 月 日 自 平成 年 月 日 至 平成 年 月 日 日 日 日 日 (研修内容) 第2条 上記のものが行う研修のカリキュラム、研修内容等の研修計画は、甲乙協議の上別に定 める。 (研修委託料) 第3条 前条に規定する研修に要する経費は研修医一人一日当たりに500円に研修日数を乗じ た額とする。ただし、次の経費に関してはこの研修委託料とは別に臨床研修病院において、別途 支弁するものとする。 (1) 研修医の通勤に要する経費 (2) 研修医の宿泊に要する経費 (3) 研修医の手当に要する経費 (4) 研修医の社会保険(医療保険、年金保険、労災保険、雇用保険)に要する経費 (5) 研修医の健康診断に要する経費 (6) 研修医が研修期間中に研修のため移動に要する経費 (研修委託料の請求及び支払い) 第4条 研修委託料は研修終了後1ヶ月以内に、乙が甲に対し、乙が発行する納入通知書によっ て請求するものとする。 第5条 甲は、乙から前条の請求を受けた場合は、納入期限までにこれを支払うものとする。 - 17 - (研修医の処遇) 第6条 研修医の処遇は、次のとおりとする。 (1) 研修期間中の研修手当、社会保険(公的医療保険、公的年金保険、労災保険、雇用保険) 料、は臨床研修病院において支払うものとする。 (2) 研修期間中の研修時間は、原則として8時30分から17時15分とし、この時間を超え て研修は行わない。 (3) 研修期間中の休暇は、臨床研修病院の定めるところによるが、未取得となった研修プログ ラムは、研修実施責任者が別途定める日に取得することとする。 (4) 研修期間中の宿舎の確保は、臨床研修病院において確保する。 (5) 研修医に対する健康診断は実施しない。 (6) 研修期間中の学会、研究会等外部の研修活動は原則として認めない。ただし、研修実施責 任者がやむを得ないと判断するときは、(3)項と同様の扱いとする。 (守秘義務) 第7条 研修医は研修期間中知り得た秘密を漏らしてはならない。研修期間終了後も、また、同 様とする。 (研修医の負傷又は疾病) 第8条 研修医が研修中に負傷又は疾病になった場合は、甲が責任を持って処遇するものとする。 ただし、その負傷又は疾病が乙の責に帰すべき理由により生じたものについては、この限りでな い。 (損害賠償) 第9条 研修医の故意又は過失により乙に損害を与えた場合、甲が責任を負うものとする。ただ し、その損害が乙の責に帰すべき理由により生じたものについては、この限りではない。 (協議事項) 第 10 条 この契約に定める事項の変更及びこの契約に規定しない事項が生じた場合は、甲、乙協 議のうえこれを処理するものとする。 この契約を証するため、本書2通を作成し、甲、乙それぞれ記名捺印のうえ、各自1通を保管 する。 平成 年 月 日 甲 乙 - 18 - 研修医出勤簿 ・ 平成 年 月 <研修医名: > 月 日 火 日 水 日 木 日 金 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 研 修 医 指 導 者 確 認 研 修 医 指 導 者 確 認 研 修 医 指 導 者 確 認 研 修 医 指 導 者 確 認 研 修 医 出勤すべき日数 ( 日) 出勤した日数 ( 日) 欠勤した日数 ( 日) 早退した日数 ( 日) 遅刻した日数 ( 日) 年次休暇等 ( 日) 指 導 者 確 認 - 19 - 年 月の保健所臨床研修プログラム ( 年 月 日・現在) 月 火 水 木 金 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 <補足>健康危機管理事例(感染症、食中毒など)や相談事例(医療事故や精神保健相談)などは事前 に予定できないので、発生した際には、スケジュールの調整を行う。 - 20 - 保健所臨床研修プログラム (記入例) 月 火 水 木 金 1日 2日 3日 4日 5日 <演習> <演習> 特定感染症相談と 午前 オリエンテーション ロールプレイ(演習) 結核に関する届出 医療事故発生の 申請演習 ケースメソッド <講義> 午後 特定疾患継続申 医療機関に対する 請手続 調査/薬事業務 8日 午前 <演習> 地域診断 午後 15日 9日 <講義> 保健所業務につ いて 医師会訪問 肝炎対策事業説 明のため 有床診療所立入 調査への同行 結核医療診査会 病院立入調査へ の同行 10日 11日 12日 <演習> <講義> 転倒予防教室で 健康増進・難病対策 食中毒患者届出 の講話(○○市) 事業について 票等の作成 保健所運営協議 会 医療機関との DOTS会議 飲食店・旅館・公 衆浴場等立入調 査への同行 難病患者家庭訪 問 16日 17日 18日 19日 <講話> <演習> <演習> ○○市食進会への 特定感染症相談 感染症集団発生事 感染症患者発生 講話(喫煙対策につ 例のケースメソッド 届等の作成 いて) 午前 <講義> 地域保健の変遷 午後 BCG接種見学 (○○市) 結核患者面接 環境課業務説明 及び関連施設見 学 思春期相談 <演習> 児童虐待等の事 例検討 22日 23日 24日 25日 26日 精神障害者社会 午前 復帰施設見学(作 特定感染症相談 業所) <演習> 機能訓練教室へ 集団給食施設立 精神障害者措置診 入調査への同行 察のロールプレイ の参加(○○町) 精神障害者家庭 訪問 結核定期外 健康診断 心の健康相談 29日 30日 31日 午前 <講義> 生活保護業務 特定感染症相談 糖尿病教室での 講話(○○市) 午後 救急蘇生法講習 会 乳幼児健診見学 (○○町) まとめ 午後 管内市町村予防 精神障害者社会 接種・保健事業 復帰施設見学(職 担当者会議参加 親) <補足>健康危機管理事例(感染症、食中毒など)や相談事例(医療事故や精神保健相談)などは事前 に予定できないので、発生した際には、スケジュールの調整を行う。 - 21 - 保健所における臨床研修 研修医の心得(参考例) 保健所研修の間は、住民からは研修生も公務員として見られるので、以下の事項を 遵守し、真摯な態度で研修に臨むこと。 1 挨拶 ○ 来客者や職員などに対して、明るい声で、相手に聞こえるように、はっきりと挨 拶をすること。 2 服 装 ○ 研修中の服装は基本的には、スーツ(色は紺、黒、グレー、茶色、ベージュな ど、男性の場合はネクタイ着用)。清潔、上品、控えめを心がけること。 ○ 研修中は、イヤリングやピアス、派手な髪どめ、指輪の着用、マキニュア、強 い香水、派手な化粧などは避けること。 ○ 靴は、サンダルや高いヒール、スニーカーなどは避けること。 ○ 研修内容により白衣やジャンパーなどが必要となる場合は事前に説明あり。 ○ 名札は現在研修病院で使用中のものを持参すること。 3 時間厳守 ○ 研修始時と終了時は、必ず研修担当者のところに行き、確認を取ること。 ○ 研修開始時には出席簿に押印が必要なので、印鑑を持参すること。 ○ 欠席、遅刻、早退をする場合は、ただちに研修担当者(またはその代理)に連 絡すること。(研修時間 平日午前8時30分∼午後5時15分) ○ 無断の欠席・遅刻・早退の場合は、当所と研修病院が対応を協議する。 4 交通手段 ○ 保健所に通う際は、公共交通機関を利用のこと。駐車場が狭いので自家用車使 用は認めない。(事情がある場合は事前に研修担当者に相談のこと) 5 その他 ○ 研修中の居眠りをはじめ研修医に不真面目な態度や不適切な行動が継続して 見られる場合、研修受け入れ中断を含めて研修病院と協議を行う。 ○ 保健所(総合庁舎を含め)は、施設内全面禁煙であり、施設外に設置された所 定の場所以外では喫煙しないこと。喫煙する場合は、歩きタバコは慎むなど喫 煙マナーを守ること。 ○ 研修中に得られた各種情報については、研修後も守秘義務を厳守すること。 ○ 保健所の緊急の業務等により、プログラム等を若干変更する場合がある。 【研修担当者】 ○○保健福祉環境事務所 電話 、FAX 番号 ○○課 ○○ ○○(医師) 、E-mail - 22 - @pref.fukuoka.lg.jp 研修医個人票 平成 年 月 日現在 フリガナ ( 男 ・ 女 ) 氏名 (性別) 生年月日 昭和 年 月 日生 ・ ( 歳) 現在の住所 電話番号(自宅) 電話番号(携帯) メールアドレス 所属する研修指 定病院 出身大学 (医学部) 通勤方法 (乗降する駅名・ 自家用車の車種 ナンバー等参考と なる事項) ( 年卒) 自家用車 ・ JR ・ バス ・ 徒歩 ・ その他( ) 勤務にあたって特 に配慮して欲しい こと(自分の健康 や家族のことな ど) その他の特記事 項(特技や特に希 望することがあれ ば) - 23 - 保健福祉環境事務所案内 ●相 談 ・ 検 査 ☆日時が決まっている相 談 ○飼い犬・飼い猫の引き取り ○乳幼児発達相談 ○精神保健福祉相談 ・精神障害者社会復帰事業(デイケア) ・精神科医による精神保健福祉相談 ○健康相談 ・エイズ及び特定感染症相談・検査 ・栄養相談 ○骨髄バンク登録〔嘉穂〕 ○産婦人科医による女性の健康相談 〔宗像・鞍手・久留米〕 ○弁護士による法律相談〔嘉穂・久留米・京築〕 ○総合相談窓口 ○女性の健康相談 (不妊・更年期他) ○婦人保護相談 ☆いつでも受け付けている ○母子・寡婦福祉資金貸付相談 相談 ○家庭児童に関する相談 ○心の健康相談 ○難病相談 ○エイズ・特定感染症相談 ○生活保護に関する相談 ○地域保健福祉ライブラリー ● 各 種 免 ☆企画指導係 許 申 衛生課 保健福祉課 保健福祉課 健康対策課 健康対策課 保健福祉課 総務企画課 企画指導係 高齢者・児童家庭係 〃 〃 家庭児童相談室 障害者福祉係 健康対策課 〃 保護課 企画指導係 請 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、 衛生検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、管理栄養士、歯科技工士、 准看護師、栄養士、毒物劇物取扱責任者 ☆衛生課 クリーニング師、製菓衛生師、ふぐ処理師 ☆健康対策課 調理師 - 24 - ●取り扱っている許可・届出・登録等は以下のとおりです。 許 称 名称 の名 等の 録等 登録 出・・登 届出 可・・届 許可 担 係 当係 担当 病院・診療所開設許可、無床診療所開設届出、 有床診療所使用許可、 企画指導係 薬局・医薬品販売業許可、配置販売業許可、 薬局医薬品製造業許可、毒物劇物販売業登録 食品営業許可、旅館業営業許可、公衆浴場業営業許可、 興行場営業許可、理容所・美容所開設届出、 衛 生 課 クリーニング所営業届出、遊泳用プール設置届出、 特定建築物届出、建築物清掃業者等登録、 特定動物飼養許可、動物取扱業届出 産業廃棄物処理業許可、温泉に関する許可、 ばい煙発生施設設置届出、特定施設設置届出、 環 境 課 浄化槽設置届出、自然公園に関する届出、 ダイオキシン特措法関係届出、水道に関する届出、 PRTR届出、浄化槽保守点検業登録、 フロン引取回収業者登録 ●取り扱っている保険関係の指定申請は以下のとおりです。 指 け 付け け付 受け 請・・受 申請 の申 関の 機関 定機 指定 担 係 当係 担当 生活保護法に関する指定医療機関、指定介護機関 総務係 介護保険に関する居宅介護支援事業者、居宅介護サービス事業者 高齢者・児童家庭係 障害者支援費制度に関する指定居宅支援事業者 障害者福祉係 結核予防法指定医療機関、被爆者一般疾病医療機関の指定申請 健康対策課 ●連絡先 ●地図 - 25 -
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