日本語教師になるための参考レポート □ 日本語教師とは? □ 日本語教師になるための資格とは? □ 日本語教師の需要とは? □ 日本語教師の給料について □ 日本語教師の将来 ◇免責事項◇ ■ このレポートの内容についてはその成果を保障するものではありません。 ■ このレポートの情報をご利用頂く場合、自己責任でご利用頂きますようお願いします。 ■ いかなる損害についても一切の責任を負いかねます。 【はじめに】 この度は無料レポート 『日本語教師になるための参考レポート』 をダウンロードしていただき、ありがとうございます。 このレポートでは日本語教師に なるために役立つ情報を紹介します。 興味を持っていただいた方は、ぜひ日本語教師を目指してください。 現在、某日本語学校に勤めております。 学生募集、学生管理、講師管理が主な業務です。 立場上、日本語学校の現状と課題、また今後の将来性を肌で感じさせて頂いています。 講師管理の業務では、日本語教師の教育、面接を担当しており、今までにいろいろな 教師を目にしてきました。 人気のある教師、授業をボイコットされる教師、転職する教師 遣り甲斐のある仕事ですが、同時に過酷な仕事でもあります。 1.日本語教師とは? 日本人にとって日本語は生まれつき触れている言語でありますが、その 日本語を教える職業、『日本語教師』は一般的にはあまり馴染みのない職業だ と言えるかもしれません。 仕事内容は簡単に言うと、日本語を教えることなのですが、 □誰でもなれる仕事なのか。 □資格は必要なのか。 □どのぐらい需要があるのか。 □給料はいくらもらえるのか。 □将来性はあるのだろうか。 と、まだまだ広く知られていない部分が多い職業とも言えるかもしれません。 このレポートでは日本語教師という仕事の大枠から、気になるポイントまで紹介し ていきます。 ぜひ参考にしていただき、日本語教師への第一歩を踏み出すきっかけにしてい ただければ光栄です。 2.誰でもなれる仕事なのか 日本語教師は誰にでもなれる仕事なのか? 答えは『はい』です。 まず日本語教師は大きく3つのグループに分けることができます。 ①ボランティアで教える ②日本で日本語教師をする。 ③海外で日本語教師をする。 全て誰にでもなれる仕事です。 ①番は給料をもらわないスタイルですので、当然誰にでもなれます。ここについて はこれ以上広げる話がありませんので、ここまでにしておきます。 ②番も誰にでもなれます。但し、資格が必要です。詳しくは次の資格は必要なの かを参考にしてください。 ③番も誰にでもなれます。 但し一定の条件があります。海外の勤務する機関に よって違いますが、基本的に必要な条件は日本語教師の資格ではなく、4年生 大学を卒業しているかどうかがポイントになります。 これは就労ビザの取得と関連があります。大学を卒業していない方、短期大学ま でしか勉強していない方については、海外での仕事ビザが取得できない、または 難しいということです。 とりあえずここまでにしておきます。より詳しく聞きたい方は連絡をお待ちしており ます。 ここからは②番の『日本で日本語教師をする』を中心に話を進めていきます。 3.資格は必要なのか 上記で述べているように、日本で日本語教師をするためには資格が必要です。 例外的な話をすると資格がなくても日本語教師をすることが可能な場合もありま すが、ここでは一般的なケースを紹介します。 例外を聞きたいと思う方もいらっしゃると思いますが、その方はいつでも連絡を お待ちしております。 必要な資格は下記のいずれかを満たしているということです ①日本語教育能力検定に合格している方 ②大学で日本語を主専攻、もしくは副専攻している方 ③420時間コースを修了している方 ①番は1年に1回しか実施されていない試験です。合格率が低く、狭き門かもし れませんが、この試験に合格していた場合、他の資格が一切必要ないので、 個人の努力によっては費用も時間も最も節約できる資格だといえます。 ②番はそのままです。大学で専攻、もしくは副専攻で一定以上の単位を取得して いることです。 ③番は民間の日本語学校で実施してる 420 時間コースを受講することです。 期間は 6 ヶ月~1 年となっています。 実践的な模擬授業を経験することがで きることと、コースカリキュラムがすぐに実践できる実用的な内容になっています ので、一番実践向きの資格だと言えます。 それぞれに特徴がありますが、多くの日本語教師を見てきた経験から話をさせて いただくと資格はあくまでも日本語教師になるための免許であって、一流の日本 語教師を目指す上で必要なものは実践経験と対応力、人間としての魅力です。 小学、中学、高校の教師も民間企業での社会経験が必要ではないだろうかと言 われていますが、それ以上に日本語教師には様々な知識、対応力、魅力が必 要です。 どうしてか? 答えは簡単です。 学生が日本人の学生よりはっきりしているからです。 授業がおもしろくなければ、聞きません。 自分で学費を払っている学生が多い ので自分にプラスにならない授業、教師に対してはボイコット、教師変更希望の 意思表示を強く出してきます。 逆に素晴らしい授業をすれば、学生はしっかりと聞きます。 やりがいは間違いなくあります。 4.どのぐらい需要があるのか 2009 年 9 月時点での話をすると日本語教師は不足しています。 理由は 2 つあります。 1つは入国管理局の審査基準の変更です。海外から日本語学校に入学するた めには、日本に入国するためのビザが必要です。 そのビザを許可するのは日本語学校ではなく、入国管理局なのです。 日本語学校の収入源は学生からの授業料です。つまり、入国管理局が多く許可 すれば、それだけ多くの学生が入国し、入学する。 それだけ学校の収入が増え、日本語教師の給料に繋がります。 これが今まで日本語学校を悩ましてきたポイントです。 外国人による犯罪、不法滞在者が増え、その数を減らすことが急務となっていた 入国管理局は学生の入国審査を非常に非常に厳しく、また審査基準が曖昧なた め、入国管理局からの許可率が低く、自然と学生の人数が減り、自然と日本語教 師も少なくなってきました。 しかし、国政である留学生 30 万人計画実施のため、入国管理局の審査基準が はっきりとし、許可率が非常に高くなってきました。 その結果、学生が増え、現在、日本語教師の数がその学生数に追いついていな い状況なのです。 またこれは日本語教師の給料と関係があります。 5.給料はいくらもらえるのか ここが皆さんが一番知りたいポイントではないでしょうか。 端的に言うと、高くありません。学校によっては大学生のアルバイト塾講師より ★時給が低いことがあります。 これが上記で述べている、日本語教師が不足している理由の 1 つです。 □やりがいはある。 □仕事は大変だ。 □しかしそれに見合った手当てがもらえない。 その結果、日本語教師をしたいけど、生活できないという理由で他の業種に変 更する、という人が増えたということです。 上記で述べているように日本語教師は減りました。裏を返すと、減る前はいたわ けです。 それが入国管理局の審査の厳しさのために、日本語教師を辞め、他の業種に 転職したのです。 それならその方達が日本語教師に復職しないのかとの疑問が出ると思いますが、 ここが給料との関連なのです。 他の業種に比べると間違いなく安い。これが日本語教師の給料です。 それでは日本語教師の将来は? 6.将来性はあるのだろうか 上記で述べているように、留学生 30 万人計画の実施により、学生数は増え、日本 語学校の学生在籍数が安定することが予想されます。 大学では、海外から直接大学に入学する留学生の日本語力が高くなく、授業にな らないとの声が増えており、大学と日本語学校の提携がこれから増えることが予想 されます。 曖昧な表現ですが、日本語教師には追い風が吹き始めていることは間違いありま せん。 日本語教師業界の環境は前進していると思いますが、ポイントはどれだけ多くの 魅力ある、能力ある日本語教師が誕生するかどうか。 これが全てのポイントだと思います。 魅力ある、能力のある日本語教師がこの業界を盛り上げていけば、待遇面も良く なり、社会的評価も高くなっていくと思います。 ぜひ皆さんの能力で日本語教師の将来を明るいものにしていってください。 【最後に】 以上で 『日本語教師になるための参考レポート』の紹介は終わりです。 如何だったでしょうか。 興味を持っていただけたでしょうか。 このレポートの中で具体的に記載しなかった箇所があります(★印の箇所) この箇所の具体的な内容を知りたい方はぜひ下記サイトの問い合わせからご連絡ください。 下記サイトには『日本語を教えるポイント』についても紹介しています。 ラーニングキャッチボール http://www.learning-catchball.com 最後までこのレポートを読んでいただきましてありがとうございました。 このレポートが少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。 ラーニングキャッチボール代表 小 柳
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